お知らせ
東京教区ニュース第234号
2006年07月01日
目次
日中韓の青年たち 体験学習の旅へ
平和旬間 (毎年8月6日から15日まで) の取り組みの一環として、 日中韓の青年たちによる沖縄への平和体験学習の旅が行なわれた。 6月9日から12日までの4日間、 青年たちは沖縄の戦跡や基地を巡り、 平和について、 戦争について共に学び・考え・祈る時間を共有した (次号で参加者のリポートを掲載予定)。
昨年の平和旬間では日中韓の青年たちによるシンポジウムが行なわれ、 「先の戦争をどのように教えられて育ってきたか」を分かち合った。 昨年からのテーマを継続する形で今回、 沖縄への平和体験学習の旅が実現した。
参加者は18名。 旅先案内人を引き受けてくれたのは地元沖縄の牧師、 平良夏芽さん。 彼の案内と説明を受けながら2日間をかけて青年たちは基地と沖縄南部の戦跡を巡った。
沖縄は太平洋戦争中、 日本で唯一地上戦が行なわれた場所である。 戦闘によって兵士だけではなく多くの民間人が犠牲となった。 また、 人口120万人の沖縄に日本の4分の3の米軍基地が集中し、 その面積は沖縄県の約1割を占めている。 そして、 新たに普天間基地の移転で新基地計画が持ち上がっている。 名護市辺野古の海上基地計画はさらに沖縄県民への基地の重圧を背負わせることになる。
今回の旅に参加した青年たちが何を感じ、 どのようなことを考えたのか報告が楽しみである (編集部)。
平和旬間 プログラム決まる
前号でもお知らせしたように、 実行委員会では 「平和を実現する人々は幸い (マタイ5・9)」 をテーマに平和旬間 (8月6日~15日) を迎える準備を進めている。 このほどプログラムが正式に決定した。 主な内容は次のとおり。
8月6日 (日) には東京カテドラル聖マリア大聖堂において、 午後5時より平和を願うミサが行なわれる。 「東アジアの兄弟姉妹と共に平和を祈る」 という意向でミサは捧げられる。
また同日のミサに先立つ午後3時半より、 韓国の歴史教育学者、 李元淳氏による講演会が予定されている。 演題は 「東アジアの平和のために、 カトリック信者として何ができるか」。
12日 (土) の午後1時半より正義と平和委員会の主催で 「世界から見た憲法9条を考える集い」 が行なわれる。
13日 (日) には千葉北東部宣教協力体の習志野教会 (幸田和生補佐司教司式 午前10時) と多摩北宣教協力体の立川教会 (岡田武夫大司教司式 午前10時) の主日のミサでも平和のために祈りを捧げることになっている。
今年も祈りのリレー
昨年の平和旬間に実施され好評だった 「祈りのリレー」 が今年も行なわれる。 平和旬間中の10日間を30分ごとに区切り、 参加者の祈りで途切れることなくつないでいこうというもの。
「祈りのリレー」 には個人でも、 グループでも、 また教会や修道会単位でも自由に参加できる。 郵送、 ファックス、 電子メールを使って事務局に申し込むと登録される。 申し込んだ人は自分が申し込んだ時間を責任をもって祈ることになる。
祈りの形は本人に任せられる。 ロザリオの祈りでも、 十字架の道行きでも、 教会の祈りでもよい。 また、 聖堂で祈ってもよいし、 歩きながらでも、 料理を作りながらでも構わない。 実行委員会としては多くの人たちの参加を期待している。
今後、 教区のホームページに 「祈りのリレー」 の申し込み状況が掲載される予定。 それを参考にして申し込みを。
>>> 「祈りのリレー」
列福運動大詰めに188人の殉教者
キリシタン時代、 多くの殉教者はすべてローマ聖座に報告されていた。 それが幕府の迫害によって調査・報告は不可能になってしまった。 そこで幕末期に日本の教会を復活させたパリ外国宣教会では、 あらゆる調査をしたが、 日本人の史料が乏しく、 一部の日本人が慶応3年6月6日 (1867年7月7日) 205福者に列せられたに過ぎなかった。
昭和55年 (1980) 前教皇ヨハネ・パウロ二世の来日によって日本のカトリック教会ではキリシタン時代の殉教者の列福の動きが始まった。
昭和60年 (1985) ローマ聖座は日本殉教者の調査を許可した。 その結果昭和61年 (1986) 列福調査が開始され、 平成8年 (1996) 1月24日、 188人の殉教者の調査が完了した。 そこで2月14日ローマ列聖省長官アンジェロ・フェリーチェ枢機卿に列福申請書を提出した。
どうぞ信者の方々も一層列福・列聖に関心をもって信仰の尊さを再認識し、 一日も早く188人の殉教者が列福されますことをお祈り下さい。
(高木一雄 キリスト教史研究家 関連記事)
本紙に「ペトロ・カスイ岐部神父の生涯」を連載中だが、 先ごろ、 188殉教者の列福請願書に日本の司教団が正式に署名をし、 白柳誠一枢機卿から教皇ベネディクト16世に手渡された。 承認されれば列福式が行なわれることになる。
仙台教区のホームページにペトロ・カスイ岐部神父と187殉教者の詳しい資料が掲載されている。
http://www.sendai.catholic.jp/188junnkyou.htm
福岡教区 松永司教が帰天
福岡教区長のヨセフ松永久次郎 (まつなが ひさじろう) 司教が、 6月2日に脳出血のため帰天した。 享年76歳。
松永司教は、 1930年長崎県生まれ。 1956年に司祭叙階。 1977年に長崎教区の補佐司教に任命され、 翌年司教に叙階された。 1990年に福岡教区司教に任命され、 以来、 福岡教区の第5代教区長として教区の神の民を司牧し、 日本司教協議会においてはいくつもの委員長を歴任した。
エッファタ
▲神様がこの世界のありさまを見て、 悲しみの涙を流しておられる夢を見た ▲米国が主導となった多国籍軍が使用した劣化ウラン兵器に触れて、 癌や白血病を発病し、 満足な治療も与えられずに病床に横たわっている子どもたち ▲親たちからエイズをうつされ、 親たちが死んだ後、 身寄りのないままにエイズと向き合いながら生きなければならない子どもたち ▲埋蔵する石油の利権争いから民族同士が対立し、 住み慣れた祖国から、 食べ物も水も乏しい荒野に逃げなければならなくなってしまった難民たち ▲せっかく尊い命を与えられながら、 過酷な人生の現実に傷つけられ、 踏みつぶされて、 生きることをあきらめてしまう人々。 日本では年間3万2千人、 世界では100万を超える ▲国家・民族間の対立に巻き込まれ、 見境のない武力やテロ攻撃によって、 家を破壊され、 家族を奪われ、 人生を狂わされていく人々 ▲一つ一つていねいに見ていくと切りがない。 そのどれもが痛ましく、 神は心を痛めているに違いない。 すべての人間はご自分が命を与えた子どもたちなのだから ▲創世記のノアの箇所で、 神は 「人の悪が増し、 常に悪いことばかりを思い計っているのをご覧になって、 地上に人を造ったことを後悔し、 心を痛められた」 とある (6・5)。 そのときと比べると、 人間の悪は遥かに規模が拡大し、 残酷になっている。 こんな状態が続くならば、 神は世の終わりまで涙を流し続けるに違いない。(MK)
北文京宣教協力体
3年目の「学びの会」
赤羽・本郷・関口・韓人の4教会が一つの宣教協力体として歩み始めて5ケ月が過ぎた頃、 何かを始めようという雰囲気になりました。
2003年9月に岡田武夫大司教を講師に迎え 「女性とこれからの教会」 というテーマで講演会を開催しました。 教会活動の多くの部分を支えている女性たちの働きを意識しての講演会開催でした。
折しも新しいカトリック要理 『カトリック教会のカテキズム』 『カトリック教会の教え』 が発刊になったばかりでした。 わたしたちは原点に立ち返って、 これらを学ぶことをとおして、 共に歩んで行くための共通理解を深めたいという思いを強くしました。
しかし、 指導者がいなければ学べません。 やがて岡田大司教というこの上ない導き手をいただき、 2004年2月より協力体の活動の一環として 「学びの会」 が発足しました。
今、 日本の社会において、 わたしたちキリスト者の生き方が問われています。 「カトリック教会の教え」 を学ぶことは、 福音の証人として生きていくための力の基になるに違いありません。
「学びの会」 は3年目を迎えました。 参加者は常時6、 70名ほどです。 今年は6月、 10月、 11月、 12月の第1土曜日午後2時から4時まで、 カテドラル・ケルンホール (関口教会信徒会館地下1階) で開催されます。 来年も含めあと12回の開催が予定されています。
来年度については教区ニュースのVIVID欄に掲載されます。 多くの方のご参加をお待ちしております。(南部征枝 関口教会)
港品川宣教協力体
共通のパンフレット作成
このほど港品川宣教協力体 (麻布・高輪・目黒・フランシスカンチャペルセンター) では、 四聖堂共同体共通のパンフレットを作成した (写真)。
共通のパンフレットはクリスマスやイースター、 バザーや結婚式などで配布される。 カトリック教会への関心を深めてもらったり、 地域内に神とのふれあいの場があることを知らせたりなど、 宣教の一助になることを願って作られた。
パンフレットは「はじめて教会へいらしたあなたに」 (ドン・ボスコ社刊) をベースに4聖堂共同体の紹介、 ミサの時間などさまざまな情報、 修道会や教育施設の住所・連絡先などが掲載されている。 表紙は各共同体の聖堂の写真が飾っている。 興味のある方は目黒教会まで。 (小野多美子 目黒教会)
支援してください! カ障連全国大会
日本カトリック障害者連絡協議会(カ障連) 第9回東京大会
2006年7月29日(土) ~ 30日(日)
於 東京カテドラル
テーマ 「人権と信仰~暮らしの中で受け止める」
主 催 日本カトリック障害者連絡協議会
会 長 中原えみ子
実行委員長 橋本 宗明
当会は1981年、 前教皇ヨハネ・パウロ2世が来日されたのをきっかけに、 全国のカトリック障害者の有志が集まり、 1982年7月に京都で発足しました。 カトリック精神に基づく、 障害者・病者の団体が手を携え、 協力し合って、 社会の福音化を目指していくことを目的に活動しています。 2001年7月には日本カトリック司教協議会の第14番目の公認団体として承認されました。 3年に一度の全国大会などをとおし、 多くの障害者・病者の声を聞きました。 先天的な障害、 事故や病気により途中で障害になった人など、 障害をもった経緯や生きてきた歴史はさまざまですが、 自分の障害を受け入れ、 自分の居場所を社会の中に見つけ、 障害をマイナスではなく、 プラスとしてとらえていくまでの過程には長い時間がかかります。 それは一般の価値観が、 能力があることや仕事ができることに重点を置くからです。 人が生きていくうえで、 何を大切にして何を支えに生きていくのか、 障害や病気をもったときに試されるのです。
病気や障害をもったとき、 多くの人は自分には社会の中で役割や使命はないと思い込んでしまいます。 でも本当にそうでしょうか。 病気や障害をもつことによって気が付くことが沢山あります。 今後も病者や障害者の権利が守られていくよう働きかけていくと同時に、 自分たちの周辺の問題にも視野を広げ、 他者との関わりの中で、 宣教者としての役割を果たしていきたいと願っています。 豊かに生きるとはどういうことか、 一緒に考えてみませんか。
今回の大会には北は北海道、 南は鹿児島まで多くの障害や病気をもつ仲間、 そして家族、 支援者等が集まります。 基調講演講師には菊地功司教様 (新潟教区長・カリタスジャパン担当司教) を、 分科会の助言者には宮澤秀一氏 (東京都精神障害者団体連合会事務局長)、 田畑邦治氏 (白百合女子大学教授/NPO法人 「生と死を考える会」 理事長)、 佐藤仁彦氏 (ラルシュ・かなの家)、 中西由起子氏 (ADI 「アジア・ディスアビリティ・インスティテート」 代表)、 藤井克徳氏 (日本障害者協議会常務理事) 他をお招きします。
大会成功のためのお祈りと共に、 一人でも多くの障害者が、 無理なく参加できるように、 寄付をお願いしています。 寄付金は郵便振替でお願いします。
■ 加入者名 第9回カ障連 東京大会実行委員会
■ 口座番号00140-2-482898
どうぞわたしたちの動きを支援してください。 そして仲間の輪を広げてください。
問合せ先:カ障連事務局 (中原 えみ子)
TEL/FAX 042-656-1548 E-mail SGL01275@nifty.com
慈恵(GK) JAPANが発足
東京教区内で活動するフィリピン人グループの一つに、 CFC (Couple for Chr-ist) があります。 CFCは、 1981年にフィリピンで始った共同体ですが、 個人・夫婦の霊的刷新を目的に活動してきました。 その後、 個人や夫婦の内的成長といったところにとどまらず、 貧困にあえぐ地域を変貌させ、 生活の質を高めるための社会刷新へと活動を発展させてきました。
社会や国を改革していくというチャレンジは、 キリスト者として当然引き受けるべき責務であるというビジョンのもとに、 その具体的な活動としてGK (Gawad Karinga) が発足されました。 現在では、 「スラムのないフィリピン」 を目指し、 さまざまな分野で活動展開しています。
CFCでは、 GK活動の輪を日本でも広げるために、 GK JAPANを発足させることとし、 その発足会が5月26日、 目黒雅叙園を会場に行なわれました。 当日は、 フィリピン人信徒だけでなく、 日本人信徒、 シスターなど、 120名の出席がありました。 また、 幸田補佐司教も出席くださり、 ごあいさつをいただきました。
CFCでは、 教会だけでなく、 広く日本社会にGKへの協力を呼びかけることとしています。
GKについて詳細を知りたい方は、 〒263-0022 千葉市稲毛区弥生町1-170-2-106 DR. MA CARMELITA ZULUETA-KASUYAまでお問い合わせください。 またはホームページ http://www.gawadkalinga.org をご覧になってください。
(川口 薫 CTIC事務局長)
CTIC カトリック東京国際センター通信 第103号
夫と一緒に家族みんなで帰国
5月×日 成田空港コンコース。
マリア(中)、ルイス(左)、テレサ(区役所の食堂にて) 大きな荷物を引きずるようにして運ぶ7歳のルイスの背中が 「ヨイショ、 ヨイショ」 と言っているようだ。 すぐ後について進む母のマリアも、 生後3ケ月の赤ちゃんを抱き、 両肩からは大きな袋を下げ、 空いた片手にも重そうな荷物を持っている。
いっぱいの荷物の中には、 帰国後、 すぐに必要になるという炊飯器まで入っている。 「故国のペルーでは、 炊飯器は貴重品で・・・」 とマリアが言う。
神の愛の宣教者会東京修道院 (以下、 神の愛の家) のシスターたちが、 母と子を朝一番の自動車で送ってきてくれたのだ。 空港でCTICのシスター・テレシタと合流して、 搭乗の手続きをする。
この日、 マリアの夫のエンリケも帰国する。1月末に、 入管の面会所でテレシタが 「あなたは先に帰国して、 妻子を迎える準備をしたらどうか」 と勧めたが、 「いろいろと心配だから、 妻子と一緒に帰る」 と言って、 3ケ月半も入管で頑張った。
その間、 彼は故郷の家族たちにSOSを連発して、 ついに家族4人の帰国旅費の調達を果たしたのである。
入管も出発の日取りや飛行機、 さらには座席にまで、 できるだけ本人たちの希望にそうように配慮をしてくれた。
こうして、 マリア母子には、 不法滞在で逮捕され、 強制送還されるエンリケと同じ飛行機での帰国がかなったのである。
臨月、 金無し、 宿無し
このドラマの始まりは1月下旬のある日。
いつものように電話を受けたテレシタ 「出産予定日まであと2週間なのですが、 出産費用がない、 という相談です。 」
スタッフの渡辺 「夫はどうしているの?赤ちゃんが生まれるまでには 『十月十日』 あるのでしょ。 誰でもみんな、 夫婦共稼ぎで 『出産に備える』 ものなのだが・・・」
テレシタ 「でも、 故郷の母が病気になり、 お金を送ってしまった、 と言っています」
渡辺 「・・・。 では、 都合のよい日に、 夫と一緒に来てもらって、 家族みんなの人生にかかわる生活プランを一緒に考えよう」
そして翌々日。
マリアからの電話 「昨日、 夫のエンリケが逮捕された。 家賃が払えないので、 すぐにアパートを明け渡さなければならない。 ルイスと私は行くところがない」。
渡辺 「ムムム・・・。 」 「今度もお願いします」
アパートは無いわ、 お金は無いわ、 そしてお腹は大きいわでは、 どうにもなりません!
出産間近では帰国の飛行機に乗ることもかなわず、 何はともあれ無事に出産をしなければならない。
「困ったときの 『神の愛の家』 頼み!」
無理を承知で、 この母子の引き受けをお願いする。 「赤ちゃんが無事に生まれたら、 できるだけ早く帰ってね」 と言いながら、 二つ返事でオーケーして下さる。
毎度のことではありますが、 心から感謝!感謝!
さあ、 それでは早速アパートの引き払いと整理、 そして神の愛の家への移動だ。
テレシタと渡辺が千葉県船橋市のアパートへ向かう。
アパートでは2人の友人女性が整理・片付けにおおわらわ。
1人は見たことがある女性だ。 笑顔で 「この前は、 お世話になりました。 ありがとうございました」
2年ほど前に彼女自身のビザと生活問題でCTICに相談に来ていたロブレスだ。
早速、 テレシタとのスペイン語の懐かしい会話が飛び交う。 このロブレスがマリアに 「CTICへ電話すれば何とか・・・」 と伝えたとのこと。 「CTICへ電話、 口コミの輪!」 が広がっているようだ。 バタバタと片付けて、 母子を車に乗せて神の愛の家へ。 ひとまず安心・笑顔のマリアとルイス。
愛に包まれ女児誕生
神の愛の家の皆さんに、 出産準備を手伝っていただき、 2月8日にめでたく女児誕生。 名前はテレサ。
誕生の朗報を受け取った次は、 帰国の準備だ。
テレサの出生登録と外国人登録。 大使館でのパスポート作り。 そして入管に出頭しての出国手続きだ。
区役所の外国人登録の窓口対応は、 ひと昔前とは違って、 とても優しく親切である。 それでも役所の書類の書きづらさはあまり変わらず、 マリアはお手上げだ。 そこで渡辺が代書屋に早変わり。
大使館も入管も随分 「利用」 しやすくなった。 あまり 「利用」 したい所ではないけれど・・・。 こうして、 これは、 難しいけれども、 比較的に 「順調」 にいったケースの報告です。 (渡辺哲郎 かめいど事務所)
ペトロ・カスイ岐部神父の生涯(最終回) 高木一雄
■ 吊し殺され候
寛永16年 (1639) 7月頃、 ペトロ・カスイ岐部神父は殉教した。 52歳のときである。 憧れのイエズス会にあること19年であった。 『契利斯督記(きりすとき)』 によると 「キベキベイトロハコロビ不申候 ツルシコロサレ候」 とある。 その方法は 『宗門穿鑿式(しゅうもんせんさくしき)』 によると 「ツルシモノ参候得バ□□ニ申付ツルサセ候事」 とあり、 「町奉行所与力同心ハカマイ申サズ候」 とある。 いわゆる牢屋奉行の配下の者たちが行なっていたようである。 それもキリシタンの処刑は今まで斬首か火焙りであったが、 吊し殺しの刑の発案者は長崎奉行今村伝四郎正長(いまむらでんしろうまさなが)と曽我又左衛門古祐(そがまたざえもんたかすけ)であった。
また、 正しい場所は江戸の旧刑罰場は浅草元旅籠町の鳥越橋と甚内橋の間の明地であったが、 元和8年 (1622) 以来、 浅草新鳥越村の南木戸の周辺に移されている。 その跡地には文政10年 (1827) 頃、 三河島村の待乳山から浅草寺の末寺が移ってきている。
■ 謎の死因
寛永16年10月7日 (1639年11月2日) 付、 オランダ商館長フランソワ・カロンの日記によると 「彼は行なわれたすべての拷問の後、 彼の裸の腹の上に小さな乾いた薪でゆっくり火がつけられた。 そこで彼が未だ死ぬ前に彼の腸は殆ど身体から飛び出した」 とある。 それを伝えたのは寛永16年 (1639) 7月19日長崎を出立し、 10月7日平戸に帰ったオランダ通詞貞方利右衛門(さだかたとしうえもん)であった。
また、 寛永15年 (1638) 4月27日マカオに上陸し、 寛永19年 (1642) 5月までマカオに滞在していたアントニオ・ルビノ神父が、 友人で長崎に入港したポルトガル船長ヴァスコ・パルヤ・デ・アルメイダから聞いた話として10月7日付でローマの総会長あて報告している。 それによると 「ペトロ・カスイ神父はこのとき絶大な苦しみを受け焼けた鉄を全身に当てられることによってキリストの偉大な騎士として死んだ。 しかも彼は生きながら焼かれたと言われている」 とある。
■ 土壇場での様し斬り(ためしぎり)
『宗門穿鑿式』 によると 「ツルシモノ相果候屍ハ様シ捨申候」 とある。 すなわち日本では古くから刀剣の価値を証明するために二体、 三体と屍を重ねて切れ味を試す制度があった。 それには侍、 僧侶、 女、 子供、 病人の屍には行なわないのが原則であった。 それも様し斬りの都度二尺の土盛をして土壇場を造り、 その後始末は浅草、 品川、 深川、 代々木などに住む□□たちが行なっていたようである。
また、 御様し御用は谷中初音町の御切手同心組屋敷(おきりてどうしんくみやしき)に住む山田朝右衛門(やまだあさうえもん)が代々襲名して弟子を使い行なっていた。 その場所は代官野村彦太夫支配地の浅草田原町の胴切長屋 (台東区雷門一丁目田原公園の地) の周辺で行なっていたようである。
■ 埋葬された寺
『宗門穿鑿式』 によると 「只今迄ハ吉利支丹ハ死骸火葬スルコト無之候」 とある。 いわゆる荼毘にしないで 「屍ハ□□共ニ申付□□□□□ニ埋サセ申伝事」 とある。 すなわち定められた寺々の墓地に埋葬されていたわけであった。
おそらく天正18年 (1590) に浜町河岸に創建され廃寺となった古寺を慶長9年 (1604) 第二代弾左衛門(だんざえもん)が浅草鳥越村に中興開基させたが、 その林泉山本立寺(りんせんざんほんりうじ)ではなかったろうか。 正保2年 (1645) 5月第三代弾左衛門が新寺町 (台東区元浅草四丁目9番地) へ移したが、 幕末期には新鳥越村へと移されている。
あるいは元和8年 (1622) 浅草刑罰場が元旅籠町から新鳥越村へ移されたとき、 その処刑人を埋葬するため玄斎和尚(げんさいおしょう)が山谷橋際に西方寺 (台東区浅草六丁目36番地) を開基した。 その玄斎和尚も万治3年 (1660) に亡くなっているので、 キリシタン宣教師はどう扱っていたかはわからない。 (キリスト教史研究家)
私にとっての教会(40)
石井 達 (本郷教会)
神と共に
私は、 自称 「キセル信者」 と言っています。
1941年東京で生まれ、 生後間もなく幼児洗礼を受けました。
明治生まれの両親は、 共に東京生まれだったので田舎がありません。 そのためか戦争中は 「死ぬときは一家で」 という父の考えで疎開もしないで東京で生活しました。 両親にとって戦後は生きていくことだけで精いっぱいで、 教会から遠のいてしまったと言います。
77年に父を、 89年に母を亡くしたときに自分が洗礼を受けていたことを痛切に感じ、 教会の扉を叩きました。
そのとき快く受け入れてくださったのが、 今は亡き関戸順一神父様。 神父様のお導きと教会の方々の後押しで翌年堅信を授かりました。 洗礼から長い空白がありましたが、 これも神のおはからいと信じています。
好きな言葉に 「どんな不幸を吸っても、 吐く息は感謝でありますように。 すべては恵みの呼吸ですから・・・」 がありますが、 この言葉を常に心におき、 平安な生活を送ることができるよう心がけています。
また、 日常生活の中でいろいろと決めなければならないことがありますが、 決めるときはよく考え、 決めた後は一切を神にお任せしています。 結果がどのように進もうと、 いつも一緒にいてくださる神にすべてをお任せすれば、 心が平安になりますから。
3年前、 心臓手術を受けたとき、 間もなく手術を受ける多くの方が不安を訴え、 安定剤などを服用していましたが、 神に一切をお任せした私は不安を感ずることもなく、 疲れた体が憩わされたことを感じました。
教会は祈りの場であり、 神様と対話する場でもあります。 その神聖な教会が少しでも居心地がよくなるよう祈りながら、 自分ができることに心を込め参加しています。 「いつも神様が共にいてくださる」 ことが私にとっての教会なのです。
教会・修道院巡り(126)
愛徳カルメル修道会 松戸養成の家
生活が使命となることを願う
★ 創立者
(愛徳カルメル会の創立者である) ホアキナはイエスの熱烈な弟子であり、 信頼に満ちた信仰の女性でした。 家族的な精神、 観想的なあり方、 簡素で喜びにあふれた生き方という特徴を持つ、 階級のない、 当時としては新しい様式の修道生活を、 数人の若い女性と共に始めました。 1826年スペイン、 バルセロナ地方にあるビックという町で、 しかも先立たれた夫と共に結婚生活を過ごした、 自宅での創立でした。
★ 聖女ホアキナのことばから
「娘よ、 恐れてはいけません。 よいイエスさまは、 自分に欠点があると思われることを恥ずかしく思わない、 謙虚で単純な人びとの心にいつもいらしてくださいます。」
「わたしたちが何者であり、 神さまがどういう方かをよく悟るために、 神さまが上からの知識を与えてくださるように祈っています。 わたしたちはみじめな者です。 でも同時に、 主はわたしたちに多くのことを望んでおられます。」
ホアキナは自分の弱さ、 貧しさを自覚しながら、 そこにこそ現存し働く神の力と、 苦しむ人びとへの主の派遣をはっきり意識していました。 それ故おもに、 当時社会から省みられなかった女児、 女性たちのために、 教育と心身のいやしに愛を込めて献身し、 姉妹たちと共に疲れることなく働きました。
★ 日本で
中国に派遣され、 語学習得をすでに始めていたスペインの6人の姉妹たちは、 政治・社会的な危機に出合い、 中国からフィリピンを経て、 1949年、 み摂理によって日本に到着しました。 この6人のメンバーのうち、 2人は高齢ながら今も健在で、 わたしたちの誇りです。
「仕事の中でも、 出会いの中でも、 限界の中でも、 病気の中でも、 祈りの中でも使命を生きる。 こうしてわたしたちの生活が使命となることを願う。」 とわたしたちの総会文書にありますが、 一同実に共感しています。
この養成の家は、 松戸教会から歩いて数分、 いきいきした信仰と奉仕の姿勢が感じられるこの松戸教会に所属していることは、 大きな喜びです。(和田徳子)
今月の投稿エッセイ
彼は背負いきれないほどの重荷を与えられて
だいぶ前のことだけど、 忘れられないこと。 私のカトリック教徒の友人 (77歳) は東武東上線の電車に飛び込んで自殺しました。 妻を交通事故で亡くし、 次には結婚式を数日後に控えた最愛の長女を続けざまに亡くしました。 長女 (23歳) は当時大学を出て一流企業に勤める会社員でした。 社内旅行で北海道へ行き、 バスの窓側に座っていた長女の席に車が突っ込んで、 大勢が乗っていたのに彼女だけが死にました。
大変かわいがっていた長女の死後、 私の友人はぴたりと教会に来なくなり、 飲めない酒を飲むようになり、 心を閉ざしました。
聖書には 「神はその人が耐えられないような重荷を与えない」 というような意味のことが書いてあります。 教会に休まずに来ていた友人が来なくなり、 飲めない酒を飲んで、 深夜の電車に飛び込みました。
「これ以上神さまに私の苦悩をお目にかけたくはない」 と叫んで自殺していった男 (カトリック教徒) の話を思い出すことがあります。 フランスの作家アルフレッド・ヴィニィの
『エレヴァージョン』 か何かの作品で読んだ記憶があります。
私と仲のよかった長女を亡くして自殺した彼。 重荷を背負いきれず、 心を閉ざして教会にも来ず、 人と会うのも避けていた彼。
私は無力で、 どうしてあげることもできませんでしたので、 悔やまれます。
現在、 千葉県の豊四季教会を担当しておられる小川拓郎神父さまが、 志村教会におられたころの出来事でした。(H・K 志村教会)
投稿募集
東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。 福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。 「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。 文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、 あらかじめご了承ください。
〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京大司教館
東京教区ニュース
FAX (03-3944-8511)、
電子メールinfo@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。
VIVID
黙想会・祈りの集い等
いやしのためのミサ
7/9 (第 2日曜) 14:00~
聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾 4-3-1)
司式:小平正寿神父 (フランシスコ会)、 パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html
癒しのためのミサ 「おかえりミサ」
7/15 (毎月第 3土曜) 16:00~
援助修道会聖堂で
(新宿区市谷田町 2-22 Tel/03-3269-2405 地下鉄南北線・有楽町線 市ヶ谷駅下車徒歩3分)
司式:晴佐久昌英神父 (東京教区)
※ 8月は休み
カルメル・ユース・クラブ (神を探す若者たちの集い)
-慈しみ深い神様を探しに集まろう-
7/9 (日) 14:00~16:30 (受付開始13:30)
聖テレジア修道院 (黙想) で
内容: 「カルメル・ユース・クラブ」 の紹介とテーマに沿っての話合い
対象:18~30歳の青年男女
スタッフ:カルメル会士
申込み不要 (当日受付)
問合せ:カルメル修道会 カルメル・ユース・クラブ (C.Y.C) 係
〒158-0093 世田谷区上野毛 2-14-25
Tel/03-3704-2171 Fax/03-3704-1764 e-mail:tokyo@carmel-monastery.jp
メンディサバル神父と共に祈る会
7/27 (木) 15:00~17:00
麹町 (聖イグナチオ) 教会 ザビエル聖堂で
内容:話と祈り、ミサ
対象:静かに祈りたい方どなたでも
申込み不要
問合せ:Tel/03-3263-4584
※ 8~11月は休み
若い女性のための蓼科高原 夏の黙想会-神様と遊ぶ-
8/18 (金) 17:00~8/21 (月) 朝食まで
聖マリア修道女会
蓼科黙想の家で (〒391-0301長野県茅野市北山蓼科3-135 Tel/0266-67-4383)
指導:小山英之神父 (イエズス会)
対象:18~35歳の独身女性信徒 または求道者
定員:15名
会費:¥10,000
持ち物:旧・新約聖書、 筆記用具、 洗面具、 寝巻き、 セーター、 厚手の靴下 (朝夕冷えます)、
その他各自必要なもの
申込み:8/3までに申込書に会費を添えて下記へ送付
〒162-0852 新宿区南榎町54-1
榎修道院 聖マリア修道女会 「蓼科高原 夏の黙想会」 係
Tel/03-3268-2673
※ 定員になり次第締め切り
黙想会への招き-ともに喜ぶ世界を求めて-
7/21 (金) 18:30~7/23 (日) 15:30
メルセス会日野修道院別館で (日野市程久保 4-7-2 Tel/042-591-0342)
対象:祈りたい方どなたでも
指導:シスター渡辺多賀子 (メルセス会員)
費用:¥7,000
申込み締切り:7/14 (金)
問合せ・申込み:〒166-0003 杉並区高円寺南 5-11-35 メルセス会第四修道院 Tel/03-3315-1550 シスター松田延代
e-mail: mmb-mokusou@hotmail.co.jp
ベタニアで祈る 「教会のミッションと私」
7/16 (日) 11:00受付 11:30~7/17 (月) 15:00 (ミサ有)
ベタニア修道女会 聖ヨゼフ黙想の家で (栃木県那須郡那須町豊原乙 3101-2)
指導:松浦信行神父
対象:独身の女性信徒 (18~40歳)
参加費:¥5,000 (1泊 2日 食事代含)
新幹線新白河駅から送迎可
申込み・問合せ:ベタニア修道女会シスター間野
Tel/03-3228-1133 (18:00まで)
Tel/03-3991-3403 (18:00~21:00)
Tel/03-3387-7580 (18:00~21:00 シスター坂井・国定)
Fax/03-3228-1134
マリアの御心会から祈りの案内
下記いずれも マリアの御心会で (〒160-0012 新宿区南元町 6-2 JR信濃町駅下車徒歩2分)
問合せ・申込み:Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089
e-mail: kiteminasai@yahoo.co.jp
http://www.meisen.org/maria
「来て、 見なさい」 -人々の中におられるイエス-
7/23 (日) 15:00~18:00 (ミサ有)
指導:松井紀直神父 (イエズス会)
対象:結婚・修道生活・独身を選定したい 20~30代の独身女性
参加費:¥500
締切り:7/20 (木)
聖書で祈る (聖書通読)
毎金曜日 18:00~19:30 旧約聖書-詩篇
対象:どなたでも
紫苑の会
7/16 (日) 14:00~16:30 (ミサ有)
講師:ヴァリアト神父 (イエズス会)
内容:講話および祈り
対象:40歳以上どなたでも
参加費:¥500
一日黙想会の案内
下記いずれも 礼拝会喜多見修道院 (小田急線喜多見駅下車 1分)
対象:40歳ぐらいまでの独身女性
参加費:¥2,000
問合せ・申込み:Faxまたはe-mailで下記へ
担当シスター荻原 Fax/03-3489-9094
e-mail: aascpjv@hotmail.co.jp
8/24 (木)~8/25 (金)
「礼拝の夕べとエンクエントロ」
指導:ボブ・ザラテ神父 (サレジオ会)
9/22 (金)~9/23 (土)
「イエスの価値観とイエスが大切にされた人たちⅠ」
指導:松田浩一神父 (カルメル会)
11/22 (水)~11/23 (木)
「イエスの価値観とイエスが大切にされた人たちⅡ」
指導:松田浩一神父(カルメル会)
2007/1/20 (土)~1/21 (日)
「イエスへの情熱(パッション) と人類への情熱 (パッション)」
指導:ルイジ神父 (成城教会助任)
2007/3/17 (土)~3/18 (日)
「 『キリストの過ぎ越し』 に結ばれた新たな出発」
指導:植栗彌神父(イエズス会)
祈りと学び マリア-知り、 愛し、 倣う-
7/8 9/9 10/14 11/11 12/9 2007/1/13 2/10 (第 2土曜) 10:00~12:00
8月は休み
汚れなきマリア修道会 町田修道院で
(〒194-0032 町田市本町田 3050-1 http://marianist.netty.ne.jp/)
内容:教会の伝統と教皇パウロ6世、 ヨハネ・パウロ2世の教えにみるマリア
担当:シスター小林幾久子
申込み:初めての方はシスター小林へ Tel/0424-83-3525 Fax/0424-80-3881
e-mail:fmi-kk@netty.ne.jp
W・キッペス神父黙想会-自分、 からはじめよう、 イエス-
7/7 (金) 18:00~7/9 (日) 16:00 (7/8 (土) 9:00~7/9 (日) 16:00参加も可)
東村山・三位一体会で
(〒189-0003 東村山市久米川町1-17-5 三位一体の聖体宣教女会 東京修道院
Tel/042-393-3181Fax/042-393-2407 JR武蔵野線新秋津駅下車タクシー)
指導:W・キッペス
(レデンプトール会司祭・臨床パストラルケア教育研修センター所長
Tel/0942-31-4884 Fax/0942-31-4835 e-mail: info@jesus-online.jp)
参加費:要問合せ
申込み:Faxで下記へ
〒253-0006 茅ヶ崎市堤 61-7 上坂
Tel・Fax/0467-53-4466
定員になり次第締切
講座・研修会等
子どもたちの夏期練成会
8/25 (金) 昼~8/27 (日) 昼
聖パウロ修道会・箱根修業所で
対象:小学4年生~中学生の男子
申込み締切り:8/10
申込み・問合せ:聖パウロ修道会
召命担当 ブラザー高木進 Tel/092-721-2031 Fax/092-739-3930
東京・ブラザー阿部真理 Tel/03-3357-8642 e-mail: takagi@sanpaolo.or.jp
第43回 カトリック 社研 夏季セミナー
「格差社会」 に福音の光を -暮らしからみた日本経済-
7/22 (土)・7/23 (日) 真生会館で (JR信濃町駅 徒歩2分)
講師:中矢俊博氏 (南山大学教授・社研全国委員)
北沢栄氏 (ジャーナリスト・東北公益文科大学大学院教授)
暉峻淑子氏 (埼玉大学名誉教授)
相澤満芳氏 (社研幹事)
オリビエ・シェガレ神父
参加費:2日間¥4,000 (1日¥2,500 学生1日¥1,000)
7/22 (土) 9:00 受付~16:30
(講演1 中矢俊博氏 13:00講演2 北沢栄氏 15:00 分科会)
7/23 (日) 9:00~16:30
(ミサ 講演1 暉峻淑子氏 13:00証言 相澤満芳氏 13:30分科会 14:50分科会報告 15:00 「福音の視点から」 オリビエ・シェガレ神父 15:30 懇親会)
問合せ:カトリック社会問題研究所
〒169-0074新宿区北新宿1-33-20
Tel/03-3362-4659 Fax/03-3362-4647)
e-mail: cath.shaken@violin.ocn.ne.jp
スピリチュアルケア1日研修会
7/30 (日) 9:30~16:30
ニコラ・バレで (JR四ツ谷駅麹町口より徒歩1分)
テーマ:No.15 「見ること、 Feeling」
講師:W・キッペス神父
対象:医療、 福祉、 介護従事者、 ボランティア、 スピリチュアルケアに関心を持たれる方、 学びたい方
テキスト: 「スピリチュアルケア」 「ともに生きる」 (サンパウロ発行 W・キッペス著) 当日購入
受講料:¥5,000 (会員¥4,500)
連絡:Tel/03-3480-0313 (担当:山田)
申込み締切り:7/23
NCK (日本カテキスタ会) 信仰養成講座案内
「福音宣教:あなたの役割・私の役割」
-現代社会に必要とされる要理教育-
8/2 (水) 13:00~8/3 (木) 13:00
幼きイエス会 (ニコラ・バレ) で
講師と発題:
1.高見三明長崎教区大司教 「啓示憲章発布40周年に思う」
2.シスター片岡瑠美子 (長崎純心大学教授) 「キリシタン時代に学ぶ要理教育」
受講料:¥3,000
懇親会:希望者 2日 (水) 夕食 ¥4,000
申込み・問合せ:〒377-0008 渋川市渋川 190-9 青木正 方
Tel・Fax/0279-23-8325
申込み締切り:7/19 (水)
ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等
下記の申込み・問合せ:
〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所
Tel・Fax/03-3806-9877
執務時間:火・木・土 14:00~16:00
4会場での勉強会
全会場同一条件
時間:13:30~15:00
会費:¥500程度
申込み不要
7/4 (火) 立川教会で
7/18 (火) 三軒茶屋教会で
7/19 (水) 成城教会で
7/21 (金) 高輪教会で
聖書通読講話会
7/1 (土) 13:30~15:00
サンパウロ東京宣教センターで
(JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車 Tel/03-3357-7651)
テーマ:コーランにおけるイスラーム、 ユダヤ教とキリスト教との関係
指導:泉富士男神父(東京教区)
対象:会員外もふるってご参加を
世話人:浜端 Tel/042-623-1469
※8月休み
パッチワーク・キルト同好会
7/13 (木) 11:00~15:00
ビ・モンタント事務所でホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます。
会員外もふるってご参加を
世話人:宮木 Tel/042-575-2335
気軽に聖書を読む会
7/28 (金) 13:30~15:30
幼きイエス会修道院で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
会費:¥1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読み信仰を深めたい人、
時代背景を含め旧約聖書をさらに理解したい人
世話人:納 (おさめ) Tel/03-3445-6180
シニアは語る
7/5 8/2 (水) 13:30~15:00
初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅下車Tel/03-3466-0361)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
対象:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、 主体的な生き方とは何かを語る勉強会
(テキスト:「老いは恵み」)
世話人:吉井 Tel/03-3352-4055
月例散策会
7/12 (水) 11:00
集合場所および行先:浅草演芸ホール ほか
会費:¥3,000 (昼食付き)
申込み:前日まで世話人へ
世話人:田垣 Tel/03-3999-1209
CWC (キリスト者婦人の集い) 主催の講座
7/4 (火) 10:30~12:00
真生会館1階 第1会議室で
テーマ:「聖書と祈り」
講師:九里彰神父 (カルメル会)
会費:¥500/回
問合せ:神藤 Tel/03-3642-5629
「カトリック教会の教え」 を学ぶ会
10/7 11/4 12/2 (土) 14:00~16:00
ケルンホールで (東京カテドラル敷地内関口会館 B1F)
指導:岡田武夫大司教
テキスト:「カトリック教会の教え」 (カトリック中央協議会刊 2003)、 聖書
参加費:¥500/回 (資料、 会場費等 当日支払)
対象:どなたでも
申込み不要
問合せ:北文京宣教協力体 「学びの会」 実行委員会
赤羽 (飯野) Tel/03-3901-2902 本郷 (中本) Tel/03-3941-5916
関口 (久守) Tel/03-3619-9488 (南部) Tel/03-3984-4063
<友達力> を高めるセカンドステップ
親子での学び 新規募集
8/26~2007/3/31 (毎週土曜日) 10:00~11:00 (全28回)
幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院で (JR四ツ谷駅麹町口1分)
対象:保育園・幼稚園年中組・年長組・小学1年の子どもとその保護者
※継続して参加できる親子、 グループ行動に適応できる子ども
募集人数:親子12組 (先着順、 定員になり次第締切り)
費用:実費 1 回 (1時間) ¥750
(保護者クラスと子どもクラスの両方の費用、 資料代含む、 保険代別途要)
申込み締切り:8/12 (土) 必着
申込み方法:郵便番号、 住所、 氏名、 電話番号 (あればFax番号、 メールアドレス) を記入し、
はがきまたはFaxで下記へ
問合せ・申込み:〒102-0085 千代田区六番町 14-4 幼きイエス会 (ニコラ・バレ)
Tel/03-3261-0825 Fax/03-3262-3396 シスター古賀勢子
主催:幼きイエス会 (ニコラ・バレ)
第6回心の教育実践交流会のお知らせ
「子どもとよりよい関係を築くための関わり方 Part2」
8/27 (日) 9:00~17:00
ニコラ・バレで (四ツ谷駅前)
内容:学校関係者及び子どもを持つ親、 医療、 介護、 警察、 宗教者など
様々な立場からの視点から子どもとのかかわり合いを考える
問合せ:事務局 傍島聖雄
Tel/045-241-7944 e-mail: masao105@hotmail.com
主催:心の教育実践交流研究会 代表 車谷俊明
イタリア語で聖書を読む会
毎週火曜日 18:30~ (原則)
ニコラ・バレで
講師:ディベーロ・アルベルト神父 (ミラノ外国宣教会)
会費:¥3,000/月
問合せ:持村 Tel・Fax/03-3429-4881
心のことば 祈りのことば
-西欧の手書き文字による松田圭子作品展-
6/30 (金) ~7/6 (木) 10:00~20:00 (日曜日13:00~20:00 最終日10:00~17:00)
銀座教文館4F エインカレム ギャラリーで
(中央区銀座4-5-1 Tel/03-5250-5052
地下鉄銀座駅下車 銀座線・日比谷線A9出口 丸の内線C8出口)
問合せ:Tel・Fax/042-586-7243 松田
♪ 音楽会等♪
チャリティ コンサート案内
10/5 (木) 19:30開演 (19:00開場)
サントリー小ホールで
(港区赤坂1丁目13-1 Tel/03-3505-1001
地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」 下車13番出口 徒歩7分)
ソプラノ:蒲池悦子 ピアノ:名取典子
http://www.cisj.co.jp/M.cecilia/index.html
曲:モーツァルト-モテット 踊れ・悦べ・幸いなる魂よ
ドボルザーク-聖書の歌 (詩編より)
ベートーヴェン-ゲレルトの詩による六つの歌
シューベルト他
入場料:¥3,000 全自由席
チケットの問合せ・申込み:Tel/03-5759-1061 Fax/03-5759-1063
CTIC 目黒事務所
チケット発売所:
1.スペースセントポール (東京カテドラル内)
2.麹町 (聖イグナチオ) 教会案内所
3.サンパウロ 四ツ谷店
4.ドン・ボスコ社 四ツ谷店
献金先:難民・移民の活動を支援しているカトリック東京国際センター (CTIC)
ペルーの日系老人ホーム 手話訳聖書の作成
主催:カーノソフィア
後援:財団法人 日本聖書協会
「VIVID」
★ 8月号(No.235)は、7月24日(月)発行、7月30日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 6月25日(日)
★ 9・10月号(No.236)は、9月25日(月)発行、10月1日(日)に各教会で配布の予定。情報掲載希望原稿の〆切: 8月20日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。 ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。
〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
カトリック東京大司教館 立花昌和神父
Tel: 03-3943-2301 Fax: 03-3944-8511
E-mail: tachi@tokyo.catholic.jp