第十六回通常シノドスに向けた「歩み」について

2021年08月30日

東京大司教区のシノドスへの取り組み方

教区シノドス担当者
小西広志神父

東京教区のシノドスの歩みはすでに始まっています。これは2023年に開催されるシノドス(世界代表司教会議)第16通常総会の本会議へと向けた歩みではありません。教会がすでに備えているシノドス的特性を発見し、再確認し、豊かにしていく歩みなのです。

いわば、フランシスコ教皇さまが教会全体に呼びかけている新たな教会の姿への旅路なのです。

具体的取り組み

すでにお知らせいたしましたように、東京教区ではシノドスの歩みにあわせて特別なイベントなどは開催する予定はありません。その代わりに関連する動画を公開して、皆さまの教会についての理解を深める、体験を深める機会を提供したいと考えています。

シノドスへの歩みで必要なもの

シノドスへの歩みに関する教皇さまの発言に耳を傾けていますと大切にしなければならない態度、あり方に気づかされます。

識別する

今までの歩み、今の歩み、これからの歩みを静かに黙想し、聖霊はわたしたちをどのように導き、どのように力づけ、どちらの方へと向かわせているのかに気づくことが求められます。

聞く

教会に集う人々が教会をどのように受けとめているのかについてお互いに耳を傾けなければなりません。

参加する

参加するとは、わたしたちキリスト信者の基本的な姿です。ミサに、祈りに、ボランティアグループに、ひいては地域の活動に、社会に積極的に参加することが求められます。コロナ禍で参加の形は変わりつつあります。参加の仕方の工夫が求められています。

柔軟な取り組み

シノドスの歩みを通じて教会がどのように変わっていくのかは誰にも分かりません。父なる神さまの想いの中で、イエスさまのおことばに従って、聖霊の働きにわたしたちは身を委ねていくのです。ですから、2023年までの具体的なプログラムを計画書のように取りあげるのは難しいです。

宣教司牧方針を大切に

しかし、歩みの道しるべとなるのは2020年に発表した教区宣教司牧方針です。ここで取りあげている三つの柱(宣教する共同体、交わりの共同体、すべてのいのちを大切にする共同体)を実現させることを目指します。

2022年12月までの取り組み予定

2021年10月−11月 教会とは何でしょう?:共通理解を求めて

2021年12月−2022年6月 識別する:これまでの歩み、今の歩み、これからの歩み

2022年7月−12月 分かち合う:日本の教会とともに、アジアの教会とともに

教会ってすばらしい

2023年の取り組みについては未定です。皆さんの「識別する」、「聞く」、「参加する」に応じて取り組みを計画し、実施します。

2023年11月に本会議が開催されますが、その頃にわたしたち一人ひとりが、司教も司祭も奉献生活者も信徒も、そして教会に集うすべての人が、「教会っていいな。教会ってすばらしいな」と感じていただけたら、東京教区の取り組みは成果があったと言えるでしょう。

社会の状況が困難を極めているのと同じように、教会が直面する様々な課題もまた厳しいものです。それでも、「教会とは神の家なのだ」、「教会をよりよくしていくのはわたしたち一人ひとりなのだ」という実感を得たいものです。そのためにも日々の祈りは欠かせないと思います。

シノドス解説動画シリーズ「シノドスへの歩み」

小西神父によるシノドス解説動画シリーズです。こちらのページからご覧ください。

  • 第一回
  • 第二回 シノドスって何でしょう
  • 第三回 道を歩む、ともに歩む 2021年10月24日 年間第30主日B
  • 第四回 シノドス的教会をよりよく理解するために(その一)
  • 第五回 みことばと共に 2021年10月31日 年間第31主日B
  • 第六回 みことばと共に 2021年11月7日 年間第32主日B
  • 第七回 シノドス的教会をよりよく理解するために(その二)
  • 第八回 みことばと共に 2021年11月14日 年間第33主日B
  • 第九回 みことばと共に 2021年11月21日 王であるキリストB

第十六回通常シノドスに向けた「歩み」について

カトリック東京大司教区の皆様

東京大司教区 大司教
菊地功

主の平和

教皇様は、2023年秋に第16回目となる通常シノドス(世界代表司教会議)開催を発表されており、そのテーマを、「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」と定められています。教皇様は2023年秋の本会議に向けた準備の過程自体をシノドスの一部と考え、今年10月以降、まずそれぞれの教区で意見聴取をするようにと求められ、それに基づいて聖座のシノドス事務局が、9月中に各教区への質問状を作成し配布するとのことです。

この質問状への回答をとりまとめるために、各教区では担当者を任命するようにと同事務局から指示をされております。東京教区では、小西広志神父様(フランシスコ会)をシノドス準備に向けた教区担当者として任命いたします。任期は、2021年9月1日から第十六回通常シノドス閉幕までとし、質問状への回答のとりまとめと、同時に任命期間の間、シノドスの意義や今回のシノドスの主要課題について啓発も担当していただきます。

なお今回の通常シノドスは、準備期間それ自体がともに歩む期間と考えられています。シノドス事務局長のグレック枢機卿の書簡によれば、「このシノドスの歩みが、分かち合われる旅であることを強調するため」、教皇様は来る10月9日と10日にシノドス開幕を宣言する典礼行事を行い、同時に世界中の各教区でも、10月17日の日曜日に、同様にシノドスの開幕を祝う典礼を行うように求められています。それ以外のこの「ともに歩む期間」の日程については、添付資料をご覧ください。

東京教区では、感染症の状況の先行きが見通せないことから、10月17日に特別な典礼行事は行いませんが、それぞれの小教区の主日ミサで、シノドス成功のために聖霊の導きがあるよう祈りをささげてください。この詳細については、後日お知らせします。

質問状と回答方法などについては、シノドス事務局から届き次第、教区担当者の小西神父様から皆様にお知らせします。ともにこの旅路を歩もうと呼びかける教皇様に応えて、教区の多くの方が、シノドスの歩みに参加してくださることを、期待しております。


※PDF版のダウンロードはこちら

世界代表司教会議・第16回通常総会:教皇による開会ミサ

教皇フランシスコは、10月10日(日)、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、「世界代表司教会議(シノドス)・第16回通常総会」の開会ミサを捧げられました。
教皇様は、シノドスにおいて、「出会う」「耳を傾ける」「識別する」という3つの態度が重要であると語られました。詳細はバチカンニュースの記事をご覧ください。

2023年世界代表司教会議(シノドス)に向けた歩みの開始について

シノドスに向けた歩みの開始に関する菊地大司教の公示文です。本文はこちら

シノドスへの招き

東京教区シノドス担当者の小西広志神父(瀬田教会主任司祭、フランシスコ会)によるシノドスについての解説です。本文はこちら