東京教区ニュース第90号

1992年03月01日

教区総会に積極的な参加を

白柳誠一大司教は、東京教区総会にむけて、教区総会に積極的な参加をうながす教書を発表した。

1993年の秋に開催予定の第2回福音宣教推進全国会議の課題は「家庭」と決まりました。第1回全国会議の直後「ともに喜びをもって生きよう」というメッセージを出した司教団は、次の全国会議の最も相応しいテーマとして「家庭」を選びました。

「人が1人で生きていくのはよくない。彼にふさわしいパートナーを与えよう」という神のみ心によって人間は、夫と妻、親と子という絆で結び合わされたものであり、人生の終わりまで共に支え合い、助け合い、励まし合って生きていくよう召命を与えられているのです。

この召命を育てるために教会は何ができるでしょうか。今回の総会も第2回全国会議に向けて、現代の家庭が抱えている問題をご一緒に考えてみようということになりました。皆様の積極的なご参加をお願い致します。東京教区長大司教 白柳誠一

3月20日
これからの東京教区を考える
92’教区総会テーマ「家族」
<プログラム>
9:00 受付
9:45 諸説明
10:00 開会・聖歌・祈り・森司教挨拶
10:15 趣旨説明
11:00 グループワーキング
12:30 昼食
13:30 グループワーキング
15:10 全体会
16:00 予算・決算報告
16:15 白柳大司教挨拶・新司祭紹介
16:30 閉会・聖歌・祈り

C-TIC基金目標額に達する(カトリック東京国際センター)

東京大司教区創立百周年記念事業として行われたC-TIC(カトリック東京国際センター)維持運営のための基金募集は、昨年末でほぼ目標額の1億円に近づいた。以下はC-TICからの報告と御礼である。

この1年は、何かとご支援頂きまして心から、御礼申しあげます。

この1年間(1991年)は、東京教区創立百周年記念事業として、C-TIC(カトリック東京国際センター)維持運営のための基金募集を行い、多大なるご協力をいただきました。お陰さまで、目標の1億円に達することができました。ご協力を心から感謝いたします。

インターナショナル・デー

9月22日(1991年)には、同じく教区創立百周年記念行事として「インターナショナル・デー」に協力させて頂き、多くの方々の参加を得て盛大に開催することができました。その日のミサの説教の中で、白柳大司教は、「現在、急速に進んでいる国際化社会にあって、東京教区として、腰をすえて事態に取り組んでいきたい」と宣言されました。その日に集まった外国人は28か国2 500人におよび、「国境を越えて、皆兄弟姉妹」というテーマにふさわしい盛況ぶりで、これからの教会の姿を感じさせるものでした。センターの目標センターの目標としては、カトリック教会が本来持っているネットワーク的要素を生かして、単なる情報センターとしてではなく、暖かい血のかよった情報を伝えるセンターでありたいと思っています。更に、相談窓口として、結婚上のこと、出入国についてのこと、育児教育に関すること、あるいは、人権・労働問題についてもできる範囲で相談に応じ、一緒に考え、いろいろな方々と協力して解決にあたっていきたいと願っています。

センターの立場

センターの立場は、既に滞日・在日外国人のために活動している団体や小教区、それに個人的にこつこつと動いておられる方々に東京教区の窓口として、少しでもお手伝いをさせて頂くというところにあります。できるかぎり、活動している方々と連絡を取り合って、そのつど、そのとき何が教区のセンターに求められているかをつかんでいくことが大きな課題です。また、最近のケースをみていてわかることは、1つの団体で解決できることが少なく、連帯と協力が欠かせません。もし、センターがその仲介の労をとれるようになればと願っています。

専任職員

この4月から、センターに専任職員が入ります。シスター河瀬須恵(ノートルダム教育修道女会)がその人です。昨年7月にセンターが開所して間もないころからボランティアとして通っていました。専任の職員として約半年余りたちました。なにしろ、初めてづくしのことばかりで、慣れるまでに毎日が苦労の連続でした。今でもその苦労は続いています。毎日の仕事に追われながらセンターの基礎作りに心血を注いでいます。

通常の業務通常の業務は、職員のシスター河瀬とボランティアの方があたっています。それに事務局のスタッフとして余語久則神父と西川哲弥神父(事務局長)がおり、業務をカバーしています。(今のところ、職員がやっと慣れてきたところですし、ボランティアも少ないので、充分なことはできておりませんが、徐々に充実して行きたいと思っております。)

センターの運営

センターの運営は、森一弘司教を委員長とした運営委員会が1〜2か月に1回開催され、重要事項がそこで審議され事務局を中心にして実行に移されています。

運営委員は寺西英夫、粕谷甲一、一藤甫、小宇佐敬二、稲川保明、余語久則、西川哲弥、河瀬須恵(順不同、敬称略)受付時間は週日(月〜土)9時〜5時で、主に電話での問い合わせと相談に応じています。

電話による相談の内容は、仕事や結婚などで日本に生活するようになった外国人からの相談と、その方々にかかわっておられる日本人の方々からの問い合わせがほとんどです。特に多いのは、結婚に伴なうこと、仕事や宿泊に関することです。労働上のトラブルや医療関係、出入国に関することも少なくありません。相談を受けたら、関係専門機関や団体を紹介したり、できるかぎり解決に向かうように計ったりしております。

インターナショナル・デーの後で、かなりの方々からこのようなお祭りを教区の行事として、1年に1回位はやってもらいたいという希望が出されました。更にこの行事を外国人だけのものではなく、日本人にもなるべく多くの方に加わって頂き、それに教区の司祭の方々にも呼びかけて、本当の意味でのインターナショナル・デーにしていく事が課題として指摘されました。

第2回インターナショナル・デー

そこで、多くの方々の要望に応えるために、教区として第2回目のインターナショナル・デーを開催することにしました。日時は1992年5月24日で、場所は前回と同じくカテドラルを中心とした関口構内です。主催は東京教区です。国際センターとしては、前回に得た教訓を生かし、東京及び首都圏に在住している外国人の方々、及びその方々にかかわっておられる日本人の方々に呼びかけて交流の場にしたいと思っています。(第2回インターナショナル・デーの開催スタッフの募集については○面参照)

センターからのお願い

基金募集にご協力して頂き、更にお願いすることはとても心苦しいのですが、更なるご協力をお願いいたします。お願いしたいことは2つです。

1つは、賛助会員になって頂くこと。もう1つは、ボランティアとして働いて頂くことです。
賛助会員 A年額  6000円
B年額 12000円
C年額 24000円
振込先:郵便振替―東京5-120640C-TIC賛助会
銀行振込―富士銀行江戸川橋支店 普 1325774

ボランティア
事務所の小さな仕事から、センターとしての業務の手足となる仕事まで。外国語ができなくてもいいですか、という問い合わせがありますが、できなくても充分に働けます。とにかく、事務所に問い合わせて下さい。
C-TIC(カトリック東京国際センター
TEL 03-3943-4894 FAX 03-3943-1186
東京都文京区関口3-16-15
百周年記念基金募集実績
(’91.1.1〜’92.1.10現在)
103,078,097円

■新年度に組込まれる新しい予算項目について

かねて報道されている通り、東京教区の財政事情は今年度から稍々緩和されて来たので、それに伴う新しい予算が目下検討されているが、その中で、既に決定されたものは以下の通りである。

1.司祭給与の昇給を例年の倍額1000円とし、本年1月より135、000円とする。

2.若手司祭に対する研修費の加算。(教区司祭の中で、叙階後年以内で助任で居る者、又はこれに準じて大司教が必要と認める者に対し、月額30,000円を加給する)大体これに該当する者を15名として年額5400,000円を計上する。

3.千葉県下等遠隔地より公務のため東京に出張する者に対して、交通費の実費を請求に応じてその都度支給する。

4.昨年百年祭の時に催したインターナショナル・デーを本年度からは教区主催として、その経費100万円を計上する。なお、以上の外に、教会の新・増・改築への支援も行われる見込みであるが、その条件、金額、手続等については目下検討中である。

(財政評議委員会 福川正三)

ズーム・アップ相馬信夫司教

相馬信夫司教(名古屋教区長)

東京教区司祭として1960年叙階し、洗足教会、荻窪教会の助任をつとめた後、高円寺教会の主任司祭として活躍した相馬信夫司教が、1月29日、朝日社会福祉賞を受賞した。受賞理由は、「障害者および国内、国外の抑圧・疎外された者に対する社会福祉活動の実践」。相馬司教は、「受賞の知らせに驚きましたが、この賞は私がいただいたものではなくAJU自立の家の皆さん、名古屋マックの皆さんなど、数えきれないほどの多くの皆さんが受賞したものですよ」とあくまでも謙虚である。「しかし」といたずらっぽい顔をして、「副賞の200万円は魅力的だよ。いつもカンパに頼っているのでね」と笑った。

第2回福音宣教推進全国会議に向けて-司教団のまとめ-

昨年12月9日から日にかけて、各教区の第2回全国会議担当司祭を交えた司教の研修会が行われた。その後に続いて開催された臨時司教総会において全国会議そのものについての確認とその意図・目標について話し合いが行われ、討議の末、最終日、司教団は次のようなまとめを発表した。

1、福音宣教推進全国会議そのものについての確認

福音宣教推進全国会議は全国の神の民が福音宣教推進のために、ともに考え、ともに歩む方向を探り、その結果を司教団に答申する会議です。

2、第2回福音宣教推進全国会議についての決定

第2回福音宣教推進全国会議は、小教区や各共同体を中心に、日本の現代社会構造の中にある『家庭』の光と陰の両面を分析し、把握し、そこに福音的価値を見いだし、福音の光のもとに『家庭』のあり方を探ろうとするものです。

このまとめに基づいて、第2回全国会議準備事務局は、具体的にどのような角度あるいは切り口から家庭について触れていったらよいのか、『課題案』を各教区あるいは種々の活動グループから募集することに決定し、左記の依頼文を各教区に送付した。

第2回全国会議についての共通理解のために

第2回全国会議の基本的な趣旨について、次のような項目で話し合っていただければ幸いです。これは、課題案提出にあたってある程度、皆が共通の場に立つためです。

1「日本の現代社会構造の中にある『家庭』今の日本の社会のあらゆる面は家庭と深く関わっているのではないでしょうか。このことについての意見交換をしてみる。
2「『家庭』の光と陰の両面」この文を読んで、何を感じますか、何でも浮かんでくるものを出し合う。
3『家庭』の中に「福音的価値を見いだす」福音的価値ということばを聴いて浮かんでくるものを出し合う。このことばをかみ砕いて、現実の体験の中からもっと分かりやすいことばで理解してる。
4「福音の光のもとに『家庭』のあり方を探る」福音の光のもとで『家庭』とは何だろうか、意見交換する。

第2回全国会議・テーマ『家庭』の課題案提出について

以上のことを念頭においていただいた上で、各教区において、課題案を以下の要領でまとめ、ご提出くださるようお願いいたします。

提出内容:各教区3つ〜4つの課題案に提案理由をつけて提出。

提出までの手順:1、具体的に、公聴会を開催したり、アンケートを実施するなど、信徒、修道者、司祭
の声を聴く方法は、各教区の実状に合わせて自由に工夫していただく。
2、一人でも多くの方の声が、各教区から提出される課題案に反映されることを配慮
していただく。同時に一人でも多くの方が、福音宣教の推進のためにともに考える
機会となるよう図っていただく。

提出期限:1992年5月15日(金)

なお、東京教区としては、これにどのように対応していくか、教区の準備委員会(責任者塚本師)に委ねることになった。

アンケート実施

ナイス2東京教区準備委員会は、1月27日以下のようなアンケートを実施することになった。

ナイス2に向かってのアンケートにご協力を

ご存じのように、来年(1993)秋、第2回福音宣教推進全国会議(ナイス2)が開かれます。このナイス2は、『家庭』をテーマとしておりますが、会議は福音宣教推進のために開かれるものです。ナイス2は、第1回ナイスで歩み始めた『開かれた教会づくり』を『家庭』問題を取り上げながら、進めようとするものです。

この度、司教団は来る6月の定例司教会議で、ナイス2の課題設定をするべく、各教区から3つないし4つの『課題案』を5月15日までに提出するよう求めてまいりました。

東京教区としては、第2回福音宣教推進全国会議東京教区準備委員会(略称ナイス2東京準備会)が中心となり、アンケートを実施し、また教区総会その他の場を使い、広く教区民の意見を集め、東京教区としての『課題案』をまとめることといたしました。

このアンケートは、東京教区としての『課題案』づくりに役立たせて頂くとともに、これからの教区内での『家庭』についての話し合いの資料集づくりに使わせて頂きます。

ご面倒でも、是非アンケートにご協力くださいますよう、お願いいたします。

1992年1月27日
第2回福音宣教推進全国会議東京教区準備委員会
東京教区長東京大司教 白柳誠一


1.アンケート実施期間:1992年1月27日〜3月15日
2.アンケートの回収提出期限:1992年3月15日
3.アンケートの提出先および問い合わせ先:東京ナイス事務局
TEL03-3943-2277FAX03-3944-6677
〒112 東京都文京区関口3-16-15

第2回福音宣教推進全国会議の課題設定のためのアンケート

ナイス2東京準備会

A.来年秋、『家庭』をテーマに開催される第2回福音宣教推進全国会議(ナイス2)であなたはどんな課題を取り上げてほしいとお考えですか。あなたのもっとも関心のある項目を3つ選び、数字に○をつけてください。

1.社会とともに歩む家庭 2.家庭で育てられる信仰 3.家庭を支える教会共同体 4.学校教育と近所づきあい 5.家庭でのしつけと教育 6.家族思いやりと愛の実践 7.単身赴任者とその家族 8.病人とその家族 9.家族の交わりと祈り 10.障害者とともに歩む人々 11.家庭での性教育 12.子どもの信仰教育 13.ひとり暮しの老人 14.テレビの視聴指導 15.子どもの初聖体準備 16.ねたきり老人と介護 17.読書指導 18.堅信を受ける準備 19.離郷青少年と家族 20.家族の余暇利用 21.教会学校と信徒の協力 22.登校拒否児(生徒) 23.家族の健康 24.週休2日制と教会の対応 25.非行青少年と家族 26.家族のスポーツ  27.高齢化社会と教会の対応 28.アルコール依存者と家族
29.育児ノイローゼ 30.信仰の危機と信徒の交わり 31.薬物依存者と家族 32.受胎調節と罪意識 33.ターミナルケアと信仰 34.残業(働き過ぎ) 35.家計と家族の経済観念 36.悩み・相談窓口と教会 37.過労死と労災認定 38.住宅と心のゆとり 40.出生率低下と聖職者不足 41.滞日外国人労働者 42.難民定住者との交わり 43.司祭の高齢化と信徒の役割

B.上記の項目以外のもので、ナイス2で取り上げてほしいとお考えのことなど、ご自由にお書きください。

東京教区・修女連年頭の集い

1992年1月4日、『東京教区・修女連研修会』は聖心女子大学聖堂で、白柳大司教、森司教とともに、年頭のミサを祝うことから始められた。

ミサの説教において白柳大司教は、次のように修道女を促した。

今日、国の内外において世情が定まらず、不安の多い時代を迎えているが、希望を与えてくれるものは、神が私たちを愛してくださっているという変わらない事実である。神のことばであるイエスが、ともにいてくださることに信頼し、勇気を持って歩いて行こう。

また、ナイスに向かって歩む日本の教会の動きに、修道女の積極的な協力をお願いしたい。

教区創立百周年を昨年祝ったが、東京の神の民が示した偉大なエネルギーは、まだ完全に燃焼し切っていないと思うので、決意を新たにともに歩んで行きたい。

11時から、1時間20分にわたり、舞台女優であり、鳥取大学英文科の教授、そして1男一女の母でもある村松英子氏による「愛はわが家から」と題する講演が行われた。

敗戦をはさんだ直前、直後の体験。価値観の激変する中で、どんなことがあっても決して変わらない真理を求めつづけての受洗。禅を志し、精神科医で学者であられたお父様から教えられた実体験の数々が、成長過程で大きな影響を与えたこと。不治の病に倒れたご主人を、8カ月の間看病しながら、幼い2人のこどもを育てる中で、人間はいつどこでも必要とされることが最良の励ましとなることを学んだこと。

そして最後に、「愛は家庭から」といつも話しておられるマザー・テレサについて触れ、真の愛は痛みを伴うものであり、その痛む愛を知るためには、創造力が豊かでなければならないが、家族・家庭の中でこそ、それが育まれていくことを強調し、講演を終わった。

今回、日本の教会が準備を進めている『第2回・福音宣教推進全国会議』のテーマに沿って、東京教区・修女連研修会も『家庭』をテーマとしたが、1993年も同じテーマで内容を深めていくことになっている。

今子どもたちはどこに? 青木悦氏―教会委員連合会で講演―

1月5日(日)午後1時半より、カテドラル構内において東京大司教区教会委員連合会「1992 新年の集い」が開催された。当番教会は西千葉教会。白柳大司教の「東京教区の財政の現状と展望」を中心としたあいさつにつづいて、青木悦氏の講演に移った。

青木悦氏講演

「子供からみた家庭」

青木さんは、早稲田大学卒業後、朝日中学生ウィークリー記者を経て、現在婦人民主新聞記者。著書に「人間をさがす旅」「やっと見えてきた子供たち」ほか。カメラマンのご主人と中2の息子さんがいる。

日本全国を子どもの問題を取材・講演した経験をとおして、「今子どもたちがどんな所にいるのか、また私たちがそれをどんな風にうけとめたらいいのか」を事例をあげながら次のように講演した。

幻の子ども像

取材・講演をとおして日本全国で知り合いになった人々が、子どもが新聞で大きく報道されるような事件を起こすと、「どおしてこんな事件が起ったのでしょう」と電話をしてくる。

電話をかけてくる親たちに共通の表現がある。それは「わが子がわからない」-今何を考えているのか、悲しいのか、喜んでいるのか、つらいのか、おこっているのかそれすらわからない。-「私はわが子が信じられない、どうしたらよいでしょう」というのだ。

皆「わが子がわからない」といいながら、心の中である1つの子供像をつくりあげている事に気がついた。これを「幻の子ども像」と名付けた。あるべき子ども像、スーパースターのような子ども像を描いている親は実に多い。現に生きている子どもはわからないが、実体のない子ども像は描いてしまう。

いい子を演るとくたびれる

こういうスーパー・スターのようないい子は10才位でくたびれてしまう。

くたびれ方はいろいろな現象としてあらわれる-ごはんを食べなくなる、下痢が毎日続く、両手のふるえがとまらない、視力が突然低下する、毛がぼろぼろ抜ける………。

親は、わが子にこういう子どもに育ってほしいという願いは昔から抱いていたが、具体的な子ども像を創りあげて、「こういう子どもであれ」と強要していく時代は最近のことである。

私たちはいつから「幻の子ども像」をつくりあげてきたのか?子どもにとって最後の逃げ道であるはずの家庭ですら、自分を否定するという子どもがいかにふえてきたことか。

どんな子どもであれ、自分の目の前にいるわが子から親は出発するしかない、最初に「幻の子ども像」のフィルターを通してみるとかんじんのわが子はいつまでたっても見えないという親子関係が増えてきているのではないかと思う。

横浜浮浪者連続殺傷事件

1983年に横浜で起きた中学生を含む14才〜16才の子供に、野宿をしている人達が次々と集団でおそわれ、ある人は殺されある人は重傷を負った事件が4か月位続いた。

この事件をはじめは、おそわれた人たちの側から書いた。この事件に深くこだわっていくきっかけとなった言葉がある。いわく「俺たちはきたない姿で歩いた。だけど子どもに殺されるほど悪いことをしたのか?」この言葉の後には、子どもに対する強い信頼を感じた。そして何もするはずのない子どもにさせてしまった自分がわるいと、自分をせめてしまう。その言葉を聞いた時本当に子どもはおかしくなってしまったのだろうか。子どもはそんなことをするはずがないというのが正しいのか、今の子どもたちはどんなことをしてもおかしくないのか、それを確認したくて取材を続けた。野宿をせざるを得ない人達の背景に常盤炭坑の閉山、出かせぎ等大きな社会の変化、政治があったことの一端だけでも中学生たちに届けられないものかと思い「人間をさがす旅」を書いた。

ある少年の家庭

時間から1年後、しゅうげきした少年の1人が「人間をさがす旅」を読んで、著者に会いたいといってきたので始めて本人に取材できた。

事件当時中学2年。母親は少年の父親と別れた後、ある男と同棲。その人は元プロボクサーで酒を飲むとすざましい暴力を少年と弟と母親に、ふるう。母親は男のもとに行ってしまい、2ヶ月間小学生の少年は弟と2人で残された。彼らはその間万引きによって生きていた。学校の教師も近所の人も誰も声をかけなかった。2人は万引きの罪で教護院に入れられた。大人が子どもをさばくざんこくさを少年の話を聞いて感じた。少年は中学に入ってツっぱった。中学の体育系の教師が校門の前で、少年が登校すると「お前来たのか」と足ばらいをする。(学校側は取材拒否)

この少年は、大人の男性からはなぐられて育ったわけである。

「事件を起した少年達の家庭に共通点は?とよく聞かれたが、経済的な面では共通点はなかった。強いてあげるとすれば、非常に貧しい人間関係であろう-経済的に豊かであろうと、貧しかろうと、親の学歴が高かろうと低かろうと、そういうことは全く関係なく、夫と妻、親と子の間の冷たい人間関係があった。」と自身中2の息子さんの母である体験をまじえながらの講演は参加者の胸をうつものがあった。

センターホールへ場所を移し新年祝賀パーティーが行われ、午後4時半散会した。次回当番教会は千葉寺教会

東京教区の新しい神学生紹介

■本年度新入生です。

4月2日(木)から栃木県那須のガリラヤの家で司祭をめざして神学院に入った方々の生活がスタートします。東京教区のお2人を紹介します。

これはすごい仕事だ 池田薫さん(本所教会)

1956年生まれ、洗礼は19才の時、アーノルド・ヤンセン。出身地は東京。現在、ミッションスクールの教職に就いている。

神学院生活を目前にして現在の心境は、「今年同級生になる人達は、他教区を含め6名、今まで好き勝手なことばかりやってきたので、うまくやっていけるかと「不安とがんばろうという気持ちが半ば相反するところ」とぐっと落ちついて話される。

司祭になろうとする動機は、一番身近かに接している本所教会の下山神父様に侍者とかで接するうちに「これはすごい仕事だな」というふうに思ったのが最初のきっかけ。下山神父様、イエズス会(宣教師)の神父様から影響を受けたと語られた。

神様に呼びもどされて 早川努さん(立川教会)

1963年生まれ。幼児洗礼でヨゼフ。出身地は名古屋、大学からは東京。この頃から教会を離れるようになったが、地域の人達との関わりのなかで「自分の教会」に呼びもどされていった。こんなエピソードもある。

よく行く居酒屋で、スーパーマーケットの店長さんと話すうちに、ある日「努君、クリスチャンなら、クリスチャンネームってのがあるんだろう」「ヨゼフです」と答えて以来、「おいヨゼフ」と呼ばれ、それに「はい」と答えながら、教会の外で信仰宣言をしている自分を発見。

「いろいろな人との係わりを通して『自分が神様に愛されている』と感じ、どういうふうに生きていくのがそれに答えられるかと模索した結果が、こういうことになりました」と司祭をめざすきっかけを大いに照れながら実にさわやかに語って下さった。ガリラヤの家の生活は「結構楽しみにしています」と。

◎現在の日本の教会の司祭に望むことがありましたら、お聞かせ下さい。

早川:いろんなタイプの方がいらっしゃると思うのですが、それを最後は、お互いに認めあうことが根本的に大切なことであると思います。

池田:これは、神学校の試験よりも難しい。自分が必要とされているところがあれば、そこにいけるような感受性がいつまでもあれば、いいなと思っている。

◎めざす司祭像とは

早川:これから多くの人と係わりあうと思うが、カトリック教会の中だけでなくて、世界全体とか社会のいろんなところと、1人1人が常につながって見えているようなそういうものの見方のできる人になりたい。

池田:司祭は確かに俗世間から離れてなければいけない部分というのはあると思うのですけど私達一般信徒がちょっとたてまつってるところがあるかも知れない。そうなると教会の中っていうのは、どうなってしまうのかと不安に思うことがある。そういう意味で、常に生活に密着した感覚を失いたくない。

■上智大学神学講座

(1992年4月〜1993年3月)
社会人の生涯学習のために
宗教科教員免許状取得のために

 

曜日 時間 前期 (4/13~7/24) 単位数 後期 (10/2~1/20) 単位数
第1講義
17:30
~18:15
マルコ福音書
(宗教学) 
泉安宏
原始の教会の形成と発展
(宗教史) 
百瀬文晃
第2講義
18:25
~20:00
パウロの書簡 
(宗教学) 
石川康輔
聖体の秘跡
 (教理学) 
P.Nemeshegyi
宗教科教育法
 (教科教育法)
 高祖敏明 
 1
第1講義
17:30
~18:15
知恵文学入門 
(宗教学) 
中村健三
モーゼ五書 
(宗教学) 
K. H. Walkenho
第2講義
18:25
~20:00
 キリスト教会史 I 
(宗教史) 
J. Vierhaus
キリスト教社会論 
(哲学) 
吉山登
第1講義
17:30
~18:15
諸宗教の神学 
(哲学) 
門脇佳吉
ルカ福音書 
(宗教学) 
J. Sole
第2講義
18:25
~20:00
日本教会史 
(宗教史) 
尾原悟
教会の構造
 (教理学) 
岩島忠彦
罪と恵み 
(教理学) 
山木義治

 

前期 1992年4月3日〜7月24日
後期 1992年10月2日〜1993年1月20日
登録料…………2,000円(初回登録時のみ)
聴講料…………45分授業1科目(1単位)につき 3,000円
90分授業1科目(2単位)につき 6,000円

シリ-ズ外国人共同体を訪ねる 第1回 東京カトリック韓人教会

日曜日の昼下がり、カテドラルに韓国語の聖歌が響き渡る。在日あるいは仕事などで1時的に滞在する韓国人で構成している韓人教会のミサだ。

「韓人教会」は、正式には東京カトリック韓人教会という。日本に4か所ある韓国人共同体の1つである。ちなみに、他は大阪、京都、名古屋にある。東京の韓人教会は、カテドラル構内に事務所を構え、今や信徒1200名を擁する大共同体に成長した。ところで、東京のあちこちの教会で、さまざまな外国語のミサが行われ、それぞれにその国の人々が共同体を形成していると思うが、それらの共同体と韓人教会では大きく異なる点がある。それは、韓人教会が東京教区から一小教区として認められた独立した教会であるということだ。だから、カテドラルには、関口教会と韓人教会という2つの小教区が共存していることになる。

韓人教会の歴史

韓人教会は、1969年9月に6本木のフランシスカン・チャペルセンターで韓国語のミサを行なったのが最初である。1983年8月に韓国の移住司牧担当の朴司教が白柳大司教に韓人共同体の設立を要望、その願いが聞き入れられ、早くも翌9月に麹町教会で初ミサが行われている。こうして4谷と六本木に2つの共同体が併存することになるが、815年に六本木に一本化。しかし信徒の増大につれて、活動に支障をきたすようになり、また、センターとしても、外国人司牧という使命が十分に果たせなくなるので、白柳大司教の決断で、カテドラルに新天地を求めることとなった。90年4月のことである。

韓人教会の素顔

韓人教会はきわめて明るく、その活動はエネルギッシュだ。日曜日ともなると、たくさんの韓国人がカテドラルを埋めつくし、ミサにあずかった後、活発な活動を繰り広げる。信徒の構成を見ると、日本に長く住んでいる方よりも、駐在員や留学生として一時的に東京に来ている20代から40代の信徒が大半を占めているが、それがパワ-の源泉なのだろう。

教会の活動としては、他の教会と同じように司牧委員会、壮年会、婦人会、日曜学校、聖歌隊などがあるが、レジオマリエがこの教会だけで5つもあって規模の大きさと信仰の篤さを物語っている。ユニ-クなものとしては、韓国語講座や関口の信徒が講師を務める日本語講座、また神学院の学生による日本語の要理教室がある。六本木時代は、場所が手狭で活動も思うにまかせず、ミサの後はまっすぐ帰るだけだったが、今は場所にゆとりができ、あちらこちらにグル-プの輪ができている。本当に午後のカテドラル構内は、活気に満ち溢れている。

また、信徒の親睦をより深めるために、地区ごとの家庭集会がある。東京全域を14地区に分けて、月1回、家庭にご婦人方が集まるもので、シスタ-2人と神父が手分けして必ず参加するという。

このような韓人教会をひっぱるのは、ソウル教区から派遣されている李基憲神父だ。ピョンヤン生まれの45才、テニスと卓球が得意で、カラオケが大好きという自慢ののどは、ミサで聞くことができる。

これからの韓人教会

李神父は、今後の司牧方針として、「シンボル的な面」を大事にしていきたいと語る。カテドラルに移ってまもなく2年、新天地にもようやく慣れて、これからは、もっと地域にとけこんでいきたいと願う。「関口と韓人が兄弟的雰囲気をもって教会生活ができるとすれば美しいことだ」と語る。これまでも、盆踊りやバザ-で関口と活動を共にしてきたが、やはりお客さまという雰囲気があった。これからは同じ兄弟として、活動を通して親睦をより深めていきたい。手始めに、関口と共催でイ-スタ-パ-ティ-が計画されているという。

また、さまざまな社会で働き生活する韓国人に対して、霊的な面で支えていきたいと願う。そして、できればアジアの人々の共同体と連絡を取り合っていければという。日本と韓国の橋渡しの「シンボル」として、また、同じ敷地に2つの民族の小教区が共存して東京教区が真の国際化をめざしていくモデルケ-スとしての「シンボル」として、韓人教会に寄せられる期待は大きい。

東京カトリック韓人教会
文京区関口3-16-15ミサ時間午前12時20分

(次回は5月号に掲載します)

ちょっとおたずねしましす

Q、プロテスタントにとって聖母マリアはどんな存在なのですか?

A、『ルーテル・アワープレスサービス』の1991年12月2日号は、「マリアはカトリック信徒だけでなく、プロテスタント者の証しと生活の重要な実例であると考えられている。ルターは、マグニフィカート釈義の中で、マリアの中に何が神によって正しいとされるかを見出した。このようなマリアに対する大きな敬意にもかかわらず、ルター及びルーテル教会の信仰告白は、マリアへの祈りと救い主への仲介者としてマリアに願うことの理由を見出さなかった」と法事、マリアがエキュメニカルな動きの中でプロテスタント教会でも再評価される傾向にあることを示唆している。
(カトリック中央協議会広報部6番地の窓)

青年ネットワーク事務局パンフレット作成中!

いま、青年ネットワーク事務局では、より多くの方々に、この東京教区青年ネットワーク事務局とは何なのかを、理解していただくために『事務局パフレット』を作成中です。より多くの誠意ある協力者、理解者とのつながりを切実に求めている私達の思いを、何とかそこに現わせたら…と願っています。

何より大切にしたいこと

「教会に来て、本当に生かされた」と誰もが言え、開かれた心を持てること。特にこれからを担う青年層にとって教会が魅力ある場(むろん福音的な意味で)であることが大切だと思います。つまり私達はネットワークという手段で、青年層を中心としたつながりを作り助け合っていけたらと望んでいます。

専従者について

希望はあっても様々な現実的問題は避けて通れません。事務局員は社会人を中心に構成されているため、時間的な余裕に充分恵まれず、事務的な作業が滞りそうになったり、イベントなどでの細かい気配りが足りなかったり反省することばかりでした。こういった問題に対処できるように、森司教と相談の上で、暫定的に、今年に1月から週に3日、事務局に専従者が置かれるようになりました。

なぜ事務局か?問われる霊性

ネットワーク事務局とは「教区内を中心に教区外も含め、小教区での役割を優先的に考慮した上で青年層を中心とする様々なグループ間のつながり、バックアップのために事務的作業を行う機関」ということが発足当初からの方向づけであったようでした。目的は素晴らしいにせよ、ミーティングと事務作業を中心とした集まりでは事務局員や協力者たちが、どれ程意義を理解できたでしょうか。やはり大切な仕事を行うためには何より聖霊の働きと祈りを大事にし、み言葉を分かち合う事を中心にすえて、事務局員ひとりひとりが、信仰を深めていく姿勢が不可欠だということに気づき始めました。そこで去年の11月から第1土曜日に事務局で分かち合いを始めるようになりました。

この方向性を生かしていくために、これまでの、とくかく多くの青年に出会いの場をという側面が支配的だった企画から、キリスト者として生きることに取り組める企画を準備中です。
(藤田薫)

取材しながら成長-連載を終わって横川和夫氏は語る-

家庭をかえりみない企業戦士

連載を終わった今、いちばん感じていることは、「自分は何もしない父親だったなあ、妻にさんざん苦労をかけたが、よく子どもたちが、あの『かげろうの家』の4人の子どもたちのようにならなかったものだ」ということを痛感したということです。

私も新聞記者として、他の企業戦士とかわらない生活をしていました。企業戦士としての私の生活も、家庭をかえりみる余裕、家庭について考えるゆとりもないものでした。ある人は、「自分が家庭のことを考えなくても、妻にまかせているのだから大丈夫。子どもは自然に育つものだ」と思って、仕事に没頭しているのかもしれません。そういう人がほとんどかもしれません。

大切な父親の存在

この連載を始めた意図は、私がこの取材をとおして、父親が家庭の中でいかに大切な存在なのかを感じ、回心したように-妻に言わせると、まだ十分ではないと言うのかもしれませんが-このような企業戦士たちに、父親不在の家庭がどんな状態を招く危険性のあるものかを訴えたいと思ったからです。

『がげろうの家』を連載するに当たって、私たちは考えました。この事件は、女子高校生が41日間、4人の少年によって監禁され、リンチを受け、コンクリート詰めにされ殺害されるという暗い事件です。新聞を読んだ人たちは、女子高校生に同情心をもっています。そのような人々に罪をおかした4人の少年の家庭、父母との関係、学校との関係など、また追いつめられていく少年たちの問題をクローズアップすることは、嫌悪感をもたれこの記事が読まれないのではないかと心配しました。

ですから、30回の連載では重すぎるのではないかと考え、1週間連載して休み、また1週間連載して休むという連載方法をとりました。このような方法は、今までとったことがありませんでした。

どの家庭も関係ある

まず、最初にC少年を取り上げました。最初の連載が終わった時、次はいつ始まるのかという問い合わせが殺到しました。これは、私たちが考えている以上に、母親たちは自分たちの状況、自分が抱えている問題と似ていると感じたからだと思います。

連載が終わり、140通の手紙が全国から届きました。そのほとんどは母親からで、父親からは2通しかきませんでした。父親は新聞も読めないほど会社のことを考えているのか、あまり深刻なので手がだせないいるのか、どちらだろうと考えました。私は、どちらだろうと考えました。私は、父親たちは仕事しか考えられない状況に追いやられているのだと思っています。そして、『がげろうの家』のような事件の話を聞いても、「うちには関係ない」と思っているのです。

C少年の家庭の父親はアルコール依存症です。「家族病理は循環する」といわれていますが、その輪をどこで、いかに断ち切るかが問題です。私はC少年の問題を取材するまで、アルコール依存症のことを知りませんでした。そこで、ある専門家の先生に、アルコール依存症について話を聞いたりして勉強しました。

昔と違う家庭環境の認識を

その先生が、私のことを働き過ぎだと指摘してくださったのです。考えて見ますと、私の父もそのように働く姿を私に見せてくれました。父親とは働くだけでいいのだ、と自然に思っていたのです。しかし、父親の時代と、今では状況が違ってきたのです。

父親の働いている社会の状況の変化、家庭状況の変化…そのしわよせが女性にきているのです。しかし、そのことを男性はわかっていません。家庭で問題が出てこないと男性は気づかない、問題が出てくる時では遅いのです。このことをぜひ父親に伝えたいと思いました。

しかし、この意図は成功したとは言えません。私はいろいろなところに講演に招かれましたが、話を聞くために集まる人は、いつも女性たちです。モーレツ社員によって支えられていたバブル経済が崩壊したことは、1つの象徴のように私には思えます。

最近、大阪の豊中の中学校で、学生たちが1人の生徒を殴る、けるで殺したという事件が起こりましたが、あの事件は『がげろうの家』の事件と状況が酷似しています。家の家庭が置かれている、状況、抱えている問題をよく示しています。

こわいたてまえの社会

本音ではなく、形だけの会話、本音ではなくたてまえが先行していく社会は、本当に危険だと思います。夫婦、子ども同士でも、本音が話すことがおろそかにされています。本音で話し合うことができる家庭では、「助けてくれ」と声をあげることもできますし、助けを求めることもできます。このように何でも言いたいことが言える状況にあることが必要です。

しかし、たてまえが先行すると、形だけ、うわべだけのものになりがちです。表面的には何もないようですが、一皮むくと家庭が砂漠のような状況になっているのではないでしょうか。アル中の夫ももった妻は、夫の飲んでいる姿を見ているのですが、何も言えなくなり、次第に何も感じなくなります。この感情のどんまがこわいのです。

信仰以前に、今の日本社会の中で、家庭はいろいろな影響を受けています。これは信仰だけで解決できる問題ではありません。私の家庭はうまくいっていると思っていると、年をとってから問題が突出したりすることもあります。

大切な共に歩く姿勢

先日、フィリピンに行き、キリスト教基礎共同体を見てきました。そこのリーダーであるシスター・クリスティン・タンの話で印象的だったのは、このスラムの人々のことを考えていろいろなことをしたが、「いつも共にある」ということに行き着いたということでした。喜びも共に、苦しみも共に、共に歩むことが原点だということです。

社会の現実から出発して

第2回福音宣教推進全国会議の準備を教会が進めていますが、家庭の問題でいろいろ悩みを抱えている人々と共に歩むことが、まず大切な姿勢ではないかと感じています。この問題ならこの人に相談する、というふうなことができるようなネットワークを、教会がいかに幅広くもつことができるかということが問われていくと思います。

高みからたてまえ論を出すのでは通用しない社会です。悲しみ、苦しんている人々に共感することにより、両者が力を得るのではないでしょうか。

投稿

日本カトリック研修センター体験記

教会が参加費を補助して下さるというので、昨年9月21日から23日、日本カトリック研修センターの「宣教者となるために」の講座に参加しました。

センターは小高い山を切り開いた静かな自然に恵まれた木々の中に、こじんまりとモダンに建てられていました。受付兼事務所の横を通って中に入ると、空間を上手に生かして採光に工夫が凝らしてあり、エレベーターで3階まで上がると廊下の外れにラウンジがありました。下の公園を借景にしてシックで落ち着いた雰囲気をかもし出していました。個室はゆったりとした空間と落ち着いた色調、デラックスな洗面台、と無言の内にここへ来た人々を労ってくださっているような配慮が感じられました。この日集まったのは、北は仙台、南は奄美大島からの28人でした。

この研修は、1つのテーマの基に、自分はそのことについてどう感じているのか、1人になって自分自身に問い掛け、その場で感じとったことをグループで分かち合い、グループでまとめたものを全体に持ち寄り、全体としてのまとめを皆でしていく。そして次の段階へ、この繰り返しをしながら徐々に無理なく、自分の中にあるものを掘りさげていくといった方法で実り多いものでした。また黒板に書かれたものが、ボタン1つで縮小されプリントされてポトンと出てきたのには驚きました(娘いわく、オクレテルですって)。また、共同作業の図式の細かい文字を、休憩時間に4台のワープロを使って、神父様と有志とで、打ちこみ、それをコピーして全員に配る即行性には目を見張るものがありました。

何と言っても心を開いての分かち合いは、私を目覚めさせ、力づけ活性化させてくれました。心を開いて兄弟姉妹の様に語り合えて喜び、連帯の輪の中の一員である実感と心強さ、ひろがりが今も生きています。
(赤羽教会 金井町枝)

教会・修道院巡り(14)『関口教会』

『関口教会』

オズーフ大司教は、東京の発展と司教座教会の将来を考慮し、東京の中心地に土地を探した。1886年常陸国茨城郡宍所の藩主、松平大炊頭頼徳の屋敷跡4,800坪を見つけ、そこを購入した。これが関口の現東京カテドラルの敷地である。

1882年に来日し、浅草や本所の教会で働いたのち、築地の神学校の教授となっていたレイ神父は、学校教育に大きな関心を寄せていた。彼は1887年、関口台に購入されていた土地に、聖母仏語学校と呼ばれる工芸学校を創立した。1888年に食パン製造部、1889年に裁縫部、1892年に左官部も加えられた。

1893年、聖母仏語学校に付属していた聖堂は、小石川聖マリア教会として独立し、小教区としての性格を持つようになった。

1896年レイ神父は、聖母仏語学校で養成した教え子たちの協力を得て、当時の東京で最も大きな関口天主堂の建堂に着手した。聖堂は優雅な、ゴチック式のもので、レイ神父自ら設計し、監督もして、1899年に完成した。9月10日、オズーフ大司教は1点の雲もない秋空の元、盛大に建堂式を行った。

東京6教会の基盤が整うと、各小教区がもっと密接に協力しあうことによって、教勢を発展させようとする憧れが強まり、まず、東京教区の伝道士黙想会が、1900年6月12日から5日間、築地教会で開催された。又、1903年6月14日、聖体の大祝日後の日曜日には、午後4時から、東京6教会の信者による、初めての聖体行列が関口教会の構内で挙行された。参集した信者の総数は800名を越え、門前や構内の警備のため、巡査が派遣され、氷屋、菓子屋の出店や、門前に露店を出す者も見られたという。

1912年、小石川聖マリア教会(関口天主堂)に於いて、東京教区長レイ大司教の着座式が行われた。彼は以後、大司教座のある築地には住まわず、関口教会内で執務した。

1920年、大司教座は築地から関口に移転した。新しい時代に向け、大きく発展していく東京大司教区の新たな出発であった。

1964年12月8日には、現在の関口カテドラル聖マリア大聖堂が完成。教区の式典行事は全てこの大聖堂で行うことが出来るようになり、関口教会がこれを担当することになった。現在関口教会は、東京教区の中心教会としてばかりでなく、国際化が進日本の中で、国際教会としての役割も担っている。在日・滞在外国人にとって、憩いと安らぎ、交わりの教会として、ますます開かれていくことが求められるであろう。

〒112 文京区関口3-16-15
℡ 03-3945-0126
7:00 9:30 11:00 12:20 19:00

ナイスⅡのテーマはなぜ家族なのか?(後編)

1993年秋に開催される第二回福音宣教推進全国大会会議のテーマは「家族」に決まっているが、東京教区では、去年の教区総会のテーマを「皆で考えよう家族について」としてのを始めとし、東京教区ナイスⅡ準備委員会の発足、宣教司牧評議委員会に諮問グループを設置するなど、着々と準備を始めてる。89号の本欄に、東京教区ナイス準備委員会で作成した「家庭」についてのQ&Aの半分を掲載したが、今号ではその後半を掲載する。

これからどのように準備していったらよいのでしょう?

Q、今後、第2回全国会議に向けて、どのように準備していったらよいのでしょう。

A、司教団は、「家庭」をどのような切り口で取り上げるのか、まだ決定しておりません。それは1992年6月の司教総会まで待たなければなりませんが、決定する前に司教団は必ず各教区に諮問すると思います。それに応えることができるためにも、教区としてできる範囲で態勢を整えておかなければならないと思います。東京教区としては、今のこの段階で第1回全国会議が「聴き、吸い上げ、活かす」という姿勢で始まったと同じように、さまざまな「家庭の姿、あり方」について、お互いに聴き合うことから準備を始めたいと思います。

実際の姿を知り合うことによって、現代日本社会における家庭の現実の姿を全体に知るようなり、分かち合いから互いに支えと励ましを得ることになると思いますし、またなぜ今、日本の教会が家庭を取り上げていくのか、真の必要性を理解する道も開かれていくことと思います。また、そうすることによって、切り口について決定しなければならない司教団に、教区としての貴重な提言もできるのではないかと思います。

教区としては、皆様ご存じのようにすでにこの春、第2回福音宣教に向けての準備委員会を設置致しました。(注)

この委員会は、信徒、修道者、教区司祭、司教をメンバーとして、すでに何回か会合を重ねております。今後、第2回全国会議の司教団の実行委員会と教区との間の窓口となり、第2回全国会議に向けた教区の準備において中心的な働きをしてくれることと思います。また、教区の皆様がさまざまなグループで話し合い、研修していく上でのお手伝いをしてくださると思います。

各小教区、各母体、各グループ、各ブロック等々で、自由に話し合い、できればそれを宣教司牧評議会、あるいは準備委員会の方に報告してくだされば有り難いと思います。

(注)責任者塚本伊和男師を中心に、教区司祭3名、修道会司祭1名、修道者1名、信徒8名で構成されている。

具体的にどんな成果を予測しながら、かかわっていったらよいのでしょう。

Q、「開かれた教会づくり」を課題とした第1回全国会議の場合は、その最終的なまとめの形をある程度予測できたのですが、「家庭」を課題とした第2回全国会議の場合は、最終的にどのように決着していくのか、予想をつけることが難しく、これから具体的に準備を進めて行く上で、どうしたらよいか途方にくれているのですが…。

A、成果に関して先の全国会議には2つの面があったと思います。1つは、ムーブメントとしての成果であります。信徒、司祭、修道者、司祭が一緒になって日本のカトリック教会の現実を直視し、福音宣教推進のために真剣に祈り、考え、話し合ったという事実は、他のどんなことよりも、日本の教会の将来に無形の影響を与えたと思います。第1回全国会議を導いた精神が、日本の教会全体に少しづつ浸透していることは、何よりも心強いことです。それと同じように、第2回全国会議が、たとえ形の上でまとまらないとしても、現代日本社会に生きる人々がもっとも関心の深いテーマ「家庭」について、日本の教会全体が1つになって、祈り、真剣に考え、話し合っていこうということが、1つのムーブメントとして育つならば、それだけでも素晴らしいことであります。

また、具体的な成果については、今の時点では何1つ予測できませんが、例えば、第1回の全国会議のテーマが、3つの柱(注)に分かれて検討されたように、「社会と共に歩む家庭」「家族の関わりを通して育てられる信仰」「家庭を支える教会共同体」というような形で検討することはできると思います。この点については、今後の全国の流れを見、司教団の決定を待たなければならないと思いますが、先の全国会議の形を参考にするならば、それほど悲観的になることもないと思います。きっと具体的な何か意味のあるまとめが生まれてくると信じたいと思います。

(注)第1回福音宣教推進全国会議課題「開かれた教会づくり」柱
1、日本の社会とともに歩む教会柱
2、生活をとおして育てられる信仰柱
3、福音宣教する小教区

お知らせ

生涯養成に関する企画

黙想会テーマ:イエスとの出会いを深める

指導:中村建三師(イエズス会)
とき:3月14日(土)午前10時〜3月15日(日)午後5時
ところ:石神井イエズス会黙想の家
会費:4,000円
問い合わせ:礼拝会喜多見修道院シスター塩満
〒157世田谷区喜多見9-7-10
TEL(03)3489-1974

礼拝会練馬修道院 Sr.たにがいち
〒177練馬区南田中2-2-4
TEL(03)5393-5530

一日黙想会(復活祭の準備)

とき:4月9日(木)9:30〜16:30
ところ:聖イグナチオ教会
地下ホール指導:バレンタイン神父
定員:60名
参加費:1,000円(お弁当と雑貨)
申込み先:〒162新宿区市ヶ谷田町2-24
TEL(03)3269-3295 援助修道会Sr.藤本保子

聖書深読黙想会

とき:4月25(土)〜26日(日)5月30(土)〜31日(日)
ところ:カルメル会黙想の家(上野毛)
指導:奥村一郎神父星野
神学生連絡先:吉田敦子 TEL3721-2472

聖書深読入門(半日)

連絡先:Sr. 今村(マリアの御心会)
TEL3351-0297FAX3353-8089
〒160新宿区南元町6-2

生涯養成コース

テーマ:第2の人生を豊かに生きる

第1回:4月25日(土)14時〜16時
「老いる喜び」-人生の転換期について-
講師:亀井康一郎(亀井クリニック院長)

第2回:5月9日(土)14時〜16時
「老後は人生の仕上げ」
講師:フィリップ・グロード神父 特別養護老人ホーム「旭ケ丘の家」施設長

第3回:6月13日(土)14時〜16時
「明るく生きがいを持って」ビデオ鑑賞とグループの話し合い

第4回:7月11日(土)14時〜16時
「明日から始まるわたしのプログラム」グループの話し合いまとめ
森一弘司教

ところ:マリア会シャミナード修道院
千代田区富士見1-2-43
TEL (03)3261-2965
参加費:2,000円(全4回)
定員:30名
締切り:3月31日(火)
申込み:東京ナイス事務局 生涯養成コース係
〒112 文京区関口3-16-15
TEL 3943-2277 FAX 3944-6677
申込み用紙か葉書でお申込みください

四旬節の黙想

とき:4月3日(金)〜5日(日)16時
ところ:上野毛教会の家  TEL5706-7355
指導:チプリアノ神父
参加費:9,000円

第2回教会委員会研修会

とき:3月28日(土)14時〜29日(日) 正午
ところ:東興ホテル 〒141品川区西5反田2-6-8(JR山手線五反田駅前)
テーマ:「教会委員の意識改革を求めて」
参加費:15000円募集人員51名(年令、性別をとわず)
締め切り:3月5日
申込先:東京ナイス事務局生涯養成委員会
〒112文京区関口3-16-15
TEL 3943-2277  FAX 3944-6677

特別企画 聖書活用のためのコンピューター講座

対象:コンピューター初歩の経験者以上、又はワープロ経験者、
コンピューターによる聖書活用に興味のある人。
とき・内容:▼基本コース-MSDOSの基本知識・簡単な検索
92年3月23日(月)14時〜24日(火)13時
▼応用コース-高度な検索・ハイパーバイブル活用
92年3月24日(火)14時〜25日(水)13時
講師:Z・イエル神父(サン・スルピス大神学院聖書学教授)
近藤司朗氏(名古屋電子文書センター代表)
小林龍生氏(ジャストシステム所属)
ところ:日本カトリック研修センター
費用:基礎コース 20,000円 (1泊3食、参加費を含む、消費税は別)
応用コース 21,000円 (1泊2食、参加費を含む、消費税は別)
登録金(内金)3,000円をそえて申込みください。なお、申込み取り消しとなった場合でも、登録金は返金いたしません。
申込み・問合せ先:日本カトリック研修センター研究企画部
〒466名古屋市昭和区広路町隼人30
TEL 052-831-5037  FAX 052-831-5317

★日本カトリック研修センターコース(予定)ご案内
期日 コース名

費用

3月20日 (金) ~22日 (日) 社会問題コース
定員30名
15, 000
4月25日 (土) ~26日 (日) シンポジウム 
定員20名
7, 500
4月30日 (木) ~5月6日 (水)   信仰のよろこびをめざしてのコース 
定員25名 
42, 000
6月12日 (金) ~14日 (日) 教会役員を対象にしたコース 
定員30名
15, 000
8月1日 (土) ~10日 (月)  EAPIスタッフ招聘コース 
定員40名
63, 000
8月19日 (水) ~29日 (土) 体験学習コース 150,000
9月12日 (土) ~15日 (火)  共同体リーダーの為コース 
定員40名
21,000
9月23日 (水) イベント  3, 500
10月9日 (金) ~16日 (金) シルバーコース 
定員25名
55, 000
11月9日 (月) ~12日 (木) 外国から宣教に来た人を対象にしたコース 
定員25名
21, 000
11月21日 (土) ~23日 (月)  福音宣教者となるためのコース 
定員25名
15, 000

 

◎テレフォンサービスのお知らせ(日曜日の福音のテーマが3分で聴けます。)
TEL 052-831-5037

◎その他詳しいことは、日本カトリックセンター研修センター研究企画部へどうぞ。TEL 052-831-5037FAX 052-831-5317〒177 名古屋市昭和区広路町隼人30

東京大司教区司祭人事異動

1992年1月27日付で、東京大司教区司祭人事異動が発表された。なお、異動は復活祭以後実施される。

大森教会  主任司祭  内山賢次郎師(徳田教会主任)
徳田教会  主任司祭  西川哲弥師(館山・鴨川教会主任)
新潟教区  出向吉池好高師(関口教会主任)
関口教会  主任司祭  門馬邦男師(神学院モデラトール)
館山・鴨川教会  主任司祭  安次嶺晴実師(新潟教区出向)
多摩教会  主任司祭  満留功次師(名古屋研修センター出向)
中央協議会  出向山本量太郎師(喜多見教会主任)
喜多見教会  主任司祭  久富達雄師(関口教会助任)
本郷教会  主任司祭  本多清次師(本郷教会主任代行)
関口教会  助任司祭  加藤英雄師(西千葉教会助任)
研修期留学  秋保真理夫師(松戸教会助任)
高円寺教会  助任  ペトロ・ヒエン師

病気静養  徳川泰国師(大森教会主任)

病気静養  小宇佐敬二師(多摩教会主任)

潮見教会  主任司祭  大原猛師(潮見教会主任代行)

永代働く人の家  ハリー師司祭

評議会の新メンバー(1992年1月〜1993年12月まで)

職務上
白柳誠一大司教
森一弘補佐司教
深水正勝教区事務局長
塚本伊和男ナイス事務局長
稲川保明師
古賀正典師

選出評議員
佐久間彪師
粕谷甲一師
酒井俊夫師
古川正弘師
門馬邦男師
辻茂師シリル・スメット師
ジョフロアー・マルシャン師
三戸繁師

高田三郎氏受章

典礼聖歌の作曲家として著名な高田三郎氏は、1月16日駐日ローマ教皇庁大使館において「聖シルベストロ騎士勲章」を受章した。

ピエタ移転

典礼に奉仕している師イエズス会の「ピエタ」が2月から下記に移転した。新宿区4谷1-21-22電話、FAX番号は従来通り。

師イエズス会本部移転

八王子を本部としていた師イエズス会は、昨年10月10日から本部修道院を下記に移転した。
〒156 世田谷区赤堤1-23-9TEL3322-4661FAX3322-7187

訃報

福島禎一神父(東京教区)

1991年12月10日午後3時25分、東京・町田市の町田胃腸病院で心不全のため帰天。62歳。1929年3月16日生まれ。61年司祭叙階。63年5月〜65年3月、高円寺教会助任。65年4月〜91年3月、東京カトリック神学院。長年、神学院、上智大神学部で教べんを執り、神学生養成協力者として活躍した。63年3月上智大学で神学博士号を取得。91年4月から町田汚れなきマリア会黙想の家で司牧の第一線に戻る準備をしていた。

東京教区インターナショナルデーの開催と実行委員会のお知らせ

百周年記念行事のひとつとして、昨年催されたインターナショナルデー(在日・滞日外国人の集い)は、皆様のご協力のおかげで成功をおさめることができました。

『真の国際化』を目指す東京大司教区は、参加者の要望に応えて同様の集いを毎年行うことに決めました。その目的は、東京および東京近郊の在日・在日外国人の要望に応え、在日・滞在外国人同士の交流と親睦および在日・滞日外国人と日本人との交流と親睦を深めることにあります。また、教会内外の団体との連帯の良い機会としても位置付けられます。

これからの教会は、在日・滞日外国人と共に歩むことが強く求められています。この集いは、祝いが中心となりますが、在日・滞日外国人が置かれている状況を考慮し、現実に起きている多くの問題にも取り組んでいくことを意識しながらこの集いを企画していく必要もあります。

今年度は以下のように、インターナショナルデーを実施致します。日本人を含む多くの方々の参加を期待しております。(この催しは外国人だけの集いではありません。日本人を含む世界中の人々のインターナショナルな集いです。)

インターナショナルデー
日時:1992年5月24日(日)午後
場所:東京カテドラス聖マリア大聖堂

つきましては、実行委員会がすでに準備を開始しておりますので、ご協力できる方がおられましたら是非ともご出席下さるようお願い申し上げます。また、皆様からも、関心をお持ちの方々にご協力を呼びかけていただければ幸いに存じます。

問い合わせは、カトリック東京国際センター(03-3943-4894)または余語久則神父(豊四季教会0471-45-9933)までお願い致します。

Notice concerning the Tokyo Diocese International Day and the Preparatory Committee.

Last year we celebrated an “International Day” – a gathering for foreigners resident in Japan – as one of the events for the 100th anniversary of the Tokyo Diocese. Due to everyone’s cooperation and effort, it was a great success.

In response to the wishes expressed by many of the participants, the diocese has decided to hold such a gathering every year. The chief purpose being to create an opportunity for friendship and exchange between the foreigners living in the Tokyo area, both among themselves and with Japanese.

The Japanese church is increasingly seeking to grow closer to the foreigners resident here. This gathering is one way by which we can achieve this. Though centerd on celebration, it will also contribute to an increased awareness of the conditions under which the foreigners live and the problems they wrestle with.

The International Day will take place as follows. We wish that as many people as possible of all nationalities, Japanese of course included, will be able to joyfully participate.

INTERNATIONAL DAY
Date: Sunday, 24th May 1992
Afternoon. Place: St. Mary’s Cathedral

In preparation for this, the meetings of the Preparatory Committee have already begun. If you are able to assist us in any way, your presence at these meetings would be greatly appreciated. For any questions, please contact Catholic Tokyo International Center (03-3943-4894) or Fr. Mario Yogo (0471-45-9933) at Toyoshiki Church.

編集部から

C-TIC(カトリック東京国際センター)基金が皆様のご協力で目標が国達したとのこと、本当によかったと思いましす。昨年9月22日のインターナショナル・デーは天候にも恵まれて、大盛況でした。今年は教区行事として5月24日に開催されることになりました。英文の案内とこのページに載せてありますので、滞日、在日外国人の方々にどうぞお見せください。(教区ニュースもちょっぴり国際化?をはかりました)

今月から臨月で『外国人共同体を訪ねる』と『小教区報うらばなし』をシリーズでお送りすることになりました。どうぞこんな集まりがある、私たちの小教区にはこんな試みをしている等編集部までご一報ください。カメラをかついで出かけます。

編集部へご親切に誤植をご指摘くださるお手紙やお電話についても励まされております。また目の不自由な方々のために、録音テープをふきこんでくださる方々から、読み方のお問い合わせにいつも感謝しております。なるべくルビをふるよう努力をいたしますが、お声を聞けることも楽しみですので、どうぞご遠慮なく。