東京教区ニュース第44号

1983年02月01日

83’ 代議員会 あらためて組織見直しを 「難民」では定住を対策に

3・21審議テーマ
Ⅰ.小教区と布司教との結びつきを、より強めるには?
(1)小教区委員会を付し京都の関連。
(2)教区司祭団と布司教との関連。
(3)小教区活動と布司教活動との関連-など。
Ⅱ.難民定住のために、私たちは何ができるか?

教区は3月21日(春分の日)午前10時から、カテドラルで1983年度の代議員会をひらく。今年のおもな議題は、教区の組織・運営の再検討と難民の定住対策。分科会をつくり、テーマⅠ「小教区と布司協との結びつきを、より強めるには?」では(1)小教区教会委員会と布司協との関連(2)教区司祭団と布司協との関連(3)小教区活動と布司協活動との関連-などについて討議する。また司教団が、わが国に滞留する難民の定住への協力を日本の教会の使命とみとめたことから、今年の活動の一つになりうるものとしてテーマⅡ「難民定住のために、私たちは何ができるか?」でその方向を探る。その他、決算の承認、予算の審議などいつもの通り。
教区布教司牧協議会は、1月16日にひらかれた会議で、本年度代議員会のテーマを決めた。教区運営委員会から出された叩き台をもとにしたもの。例年の代議員会では、おもにその年の教区活動方針案が審議され、実践のためのいくつかの柱が立てられるが、今年は少し異なり、何かを決めるというよりも、身の廻りをみなおすといった色合いが1つぐらいはあってもよいということと、教区長・白柳大司教が「難民定住カトリック対策特別委員会」の委員長に選出されたことから、テーマの1つに「難民」を入れた。

Ⅰ、小教区と布司協との結びつきを、より強めるには?

運営委から提案されたテーマの表現は「結びつきば、これでよいのか?」であったが、詰問の感があることからこのように改めた。教区に布司協が置かれてからちようど10年になる。その間、代議員会への教区活動方針案の提出をはじめ、方針に基づく事項の審議・決定など、教区の運営に重要な役割りを果してきた。しかし、決った事柄をブロックや母体に伝えるという機能はともかく、反対に母体とくに小教区からの声の吸い上げは必ずしも充分でなく、昨今はとみに現場から浮き上った感があるといわれる。
布司協もこれを自らの課題とし「教区組織検討小委員会」を設けてとりくんでいるが、これは単に教区中央機関に何らかの形でかかわっている者たちだけの課題ではない。布司協では、テーマの内容からこれは他の場で論ずべきで、教会内の交流のなさを代議員会でさらすのは恥ずべきだ-との意見も出たが、教区民が公に論じてこそ意味があると、あえて今回の代議員会の主要テーマとした。またその時出る意見や要望は、検討小委の材料となる。ここでいう布司協とは、中央機関を代表させる意味で使われ、ブロック会議、代議員会、運営委員会、そしてとくに執行機関としての事務局のあり方などをも含む。
討議は分科会形式で行なわれる予定であるが、テーマの内容が広範囲のため(1)小教区教会委員会と布司協との関連(2)教区司祭団と布司協との関連(3)小教区活動と布司協活動との関連-などが焦点としてあげられる。
小教区教会委員会というとき、教会委員連合会全体を考えているわけではない。これとの関連については組織検討小委、司祭評などをも交じえた別の場で審議する必要があるとされる。ブロック会議員などある程度母体を代表する者は、なるべく教会委員であることが望ましいとの声はかなりしばしば聞かれる。教会委員は小教区の財務を扱っているものであり、実務を通しての発言は、その母体内で特別の力をもつ。 教区司祭団との関連については組織検討小委でも一番重要な事として捉えている。小教区母体における信徒の直接の指導者は何んと言っても主任司祭であり、たとえ代議員会で決められた教区活動方針といえども、主任司祭の理解が得られなければ小教区内には浸透しにくい。ちかく組織検討小委では、司祭たちが(1)教区の組織・運営について(2)小教区活動と対比させて教区活動について-どのように考えているのかを司祭評を通して教区司祭団に問いかける。司祭評もこれをうけ、泊り込みで検討するといっている。小教区と布司協との結びっきを考えるとき、組織・運用論だけでは抽象的になるという恐れから、現になされている教区の幾つかの活動を通して、つまっている点を見ようとの考えもあったがどの活動について問うのか?無責任の発言のために現に動いている者の意欲を損ねる心配はないか?などでもめ、個々の活動は今回はあらためてとりあげないことにした。

Ⅱ、難民定住のために、私たちは何ができるか?

司教団は、わが国に滞留するベトナム及びラオス、カンボジアの難民の定住への協力を日本の教会の使命と認め、難民在住カトリック対策特別委員会(委員長・白柳大司教)を設けた。同委員会は各教区に担当者の選任(東京教区では内山賢次郎師)と教区対策委員会の設置を要請、積極的な協力を依頼している。この活動を始めるには先づ難民の状況等についてよく知ることが必要だ。詳しい資料がいづれ作製される。これまで日本に入国した難民の数は6,616名。第三国への出国者4,242名。国内定住者266名。滞留者は2,099名で33のキャンプ(内17はカトリック関係で687名)に生活している。出国の可能性ある名は400名。約1,070名を定住させるべく計らねばならない。同委員会でば、カトリック・キャンプの人びとの定住実現をまず目標にしたいとしている。定住に必要な事項のおもなものは(1)日本語の習得(2)職業・住居のあっせん(3)日本の社会に生活するための教育・訓練など。これらを具体的に実現させてゆくことが、この活動の中心的課題である。代議員会ではこれを分科会形式でとりあげ、教区民に具体的に何ができるかの方向を探る。

「司祭の家」落成

「東京教区司祭の家」は、昨年4月下旬から建築を始めていたがめでたく完成、各教会から司祭・信徒代表、ケルン教区からディック補佐司教を迎えるなどして、12月4日、白柳大司教の司式で祝別・落成式を行なった。
教区高齢司祭のための施設「司祭の家」建設運動は、1966年1月、高円寺教会壮年全の新年会で発足した。「修道会・宣教会の神父様方の老後問題については、それぞれの会がお考えになっていると伺っているが、教区の神父様方の場合はどうなのか」こんな素朴な心配から、この運動の趣旨に賛同する人びとの寄付も増え、地道な努力が続けられてきた。白柳大司教は一昨年11月、諸般の事情を検討した結異、ついに建設を決め、ケルン教区からの援助もさることながら、できるだけ教区の手で、しかも永年信仰生活を導かれた司祭のため、ひろく信徒一般の努力によって実現されることを望んだ。具体的には建設募金への一層の協力である。布教司牧協議会は、早速昨年度の代議員会へ「司祭の家の建設募金にいっそうの協力を」という呼びかけ提案を行なった。募金は順調、信徒の積極的な協力が感謝される。信徒に声をかけるとき、特別の事情がない限り折角存在するルートを活用すべきである。代議員会を通して、募金をはっきり教区活動とした布司協の運びが評価される。

募金ありがとう

○正式名称・東京教区司祭館。
高齢司祭のためのものだが、地下に教区の重要書類の保存庫が併設されている。
○建設地・カテドラルの構内-司教館とルルド洞窟の間。
○建築面積・363,17平方㍍
○延床面積・1,934,73平方㍍(一階・340,46平方㍍、二階・349,71 平方㍍、地階・344,57平方㍍)。
○建物・鉄筋コンクリート造りで地下一階(102坪)地上二階(204坪)。
○内部・居室(8)、小聖堂、応接室、食堂、浴室等。
○補助熱源・太陽熱ソーラ方式。
○冷暖房・ヒートポンプ方式。
○給湯・ガスボイラー。
○工事着工・1982年4月20日。
○工事竣工・同年11月20日。
○設計施工・㈲親建会工務所。
○建設費・1億5300万円○募金・目境の一億町ほぼ達成。
○募金・目標の1億円ほぼ達成。

これが中央機関の活動 〜目立つ平和への取り組み〜

布司協

今年度の布司協は、平和旬間の教区境模の行事を除けば、主として活動をも含めた教区の組織・運営の再検討に力を入れた。

▽代議員全損討小委員会-4月の会議で代議員会の見直しが提案されて生まれた。同小委員会の答申  は、従来の代議員会と大きな遠いはなく、ただその活発化と教区の他の組織との関連性が叫ばれた。

▽教区組織検討小委員会-代議員会検討小委からバトン・タッチされ、教区の今後の組織・運営について継続的に審議する会。昨年12月30日に第1回の会合を開き、組織についての教区民のアンケートなどをもとに話し合った。代議員でもこの問題が扱われる。

▽平和祈願祭実行委員会-昨年度からはじまった日本カトリック平和旬間の、教区規模の催しとして8月7日、千鳥ケ渕戦没者墓苑で「平和祈願祭」、13日、上智大学講堂で、「映画と講話の夕べ」をひらいた。

▽障害者間額小委員会-国際障害者年を機に発足した同小委員会は昨年に続き7月11日、秋津教会で第2回「障害者とともに考える会」を開いた。この日を選んだのは、同小委が、病者の聖人カミロの日(7月14日)に最も近い日曜日を「福祉の日」と定めては‐と布司協に提案したことによる。
今回は第1回の折の宣伝不足を反省し、ポスター、チラシを大量に準備したが、開催場所が都心から離れているため、どの程度まで参加者があるかと心配された。しかし第1回と同様80人以上が集まり、今後この会を進めてゆく上であかるい希望をもたらした。83年度の第3回は城西ブロック・麻布教会で開く予定である。

▽「ピジョンの会」小委員会-会合は8回。情勢分析の一助にとアンケートを実施。簡単なものの割りに多様な反応があったが現状への危機感はなく無関心が全体をしめていた。しかし個々の意見の大半ば要望と建設的な意見にあふれていた。

▽靖国問題実行委員会-7月17日、カトリック・センターで、日本カトリック正義と平和協議会と共催のもとに「信者の自由を考える」会を開いた。「自衛官合祀違憲判決」と「戦没者を追悼し平和を祈念する日」につき、政教分離の会・西川垂則氏が話し、質疑応答。正平協担当・相馬司教も「信仰の純潔さを見なおせ」と挨拶。その他(1)靖国国営化阻止2・11東京集会(2)同8・15集会(3)「戦没者‐」反対参院内集会(3月18日)(4)政府に同反対申し入れ(同26日)(5)同市民集会(4月2日)(6)中谷裁判高裁勝訴報告集会(6月11日)(7)同裁判全国活動者連絡会議(7月27日他)。

事務局

【総務部】
布司協という教区新中央機関が出来た頃は、事務局・総務部の働きがかなり必要とされた。部・委員会が充実し、自力で計画、実行して成果を挙げるようになった昨今、総務部の仕事は減少したように思われる。教区にはこれとは別に教会法第363条で定められたクリア(教区事務所)があり、布司協だけでは処理できない問題を扱っているが、教会法関係や結婚問題の法的手つづきなどを含む仕事は、事務局・司教秘書部が担当するなどともなっており、一教区事務局(中央機関)と教区事務所(教会法上)との関係がスッキリしない。代議員会なども検討の要がある。

【典礼部】
▽典礼委員会-5月30日、聖霊降臨の日に「合同堅信式」。受堅者は300人。83年も聖霊降臨の日に行 なう。10月3日、吉祥寺教会で「生きた典礼をめざす集い」。テーマは「典礼における共同体意識」で、佐久間師の講話と4教会からの報告、討議があり、終りに聖体賛美式が行なわれた。また諸式文作成の仕事は5つの部類にわけ2名づつ分担して案を作ることになった。
なお、6月13日には「平和を祈る」をテーマに教会音楽祭が、2月28日、11月14日には典礼聖歌をうたう集いがひらかれた。典礼シリーズ叙階も計画中。

【財政部】
▽財政委員会-会議を9回ひらいた。長年の懸案であった社会保険への加入がみとめられ、第1段階として6月、教区本部から給与が支払われている司祭33名が手続きを完了した。司祭の家の建設も順調に進み、12月に落成、1億円の募金もほぼ目標が適せられた。
資産運用相互協力制度には3教会が新規に加わり、加入数全数は41となった。預託金も5,600余万円増加して7億9,100余万円となる、運用利息配当は年8%とした。本年度中に新規融資が2件あり、完済も1件あったため、年度末融資残高は前年同様の4件となる。なお教会財務研究会を教会財務連絡会と改め、全小数区の参加を得やすいようにした。

【社会部】
▽ビルマ委員会-ビルマ・デーは例年どおり11月第3日曜(82年度は11月21日)に行われた。同委員会は、ケルンの心をわれわれも持とう‐という願いに始まったこの日についての意識を、教区の中に深めてゆくことを目的としたスライドを作り、司祭集会、ブロック会議などで公開した。
各小教区等から寄せられた献金は、1月末日までで225万4,607円であった。 さらにアジアの教会のために-で行なわれた、小沢征爾カテドラル・シリーズのチャリティ・コンサートの利益150万円が寄せられ、献金の総額は375万4,607円となった。

【教学部】
▽要理教育講座-第8回の講座を開き「現代人の信仰教育を問う」という総合テーマのもと、4月23日から12月10日まで、23回にわたって人間学的研究考察を行なった。各講師より専門的な立場からの講義がなされ、信仰教育の問題点と解決の方法について、受講者80名全員の理解と共感が得られた。
また、人間を如何にして救うかというキリストの福音の力とメッセージが、神の限りない慈愛と宣教・司牧者の深い人間愛に裏打ちされて、温かな雰囲気で信仰の賜物を分かち合った。信仰が人間をほんとうに生かし、救う知恵と愛と行動力の源泉であることを再確認するとともに、希望と意欲に燃えて巣立っていった。修了証を受けた者は51名であった。

▽力卜高生活動指導者会-春休みの「東京教区高校生春の練成会」は、A・Bの二つを実施した。従来の「高校生の自主的活動を社会参加に結びつけてゆく」方向とともに、新しく「小教区高校生会活動の活発化と連帯を求める」方向をはっきりさせた。練成会後、.高校生は今までどおりいくつかのグループにわかれ、指導者とともに活動した。
「教育を偏して社会を変えるキリスト者の共同体」のメンバーという自覚で活動している指導者たちと、各小教区の高校生会の指導者との対話の場が毎月もたれ、高校生が福音宣教できるよう成長してゆくことを願っているのだと、互いに信頼しあえる段階にまで来た。組織の整合が83年の課題。

▽教会学校部-子供の信仰教育をめぐっていろいろな課題にとりまかれているが、腰かけて休む暇もあらばこそ、教区レベル、ブロックでの行事計画、「教えの手帖」誌の発刊、リーダー養成のための研修会等々、手一杯の1年であった。スタッフも忙しきをぬって献身、83年度のエネルギーが心配なほどである。リーダーの連合体である「みんな友だち」が、若い力を結集しながら、子供たちの信仰的成長に一役買っているのも頼もしく、徐々にではあるが、教会の希望的存在として自らも成長している。最後に、教会学校活動の指標があいまいな点もあり、.教会共同体が全力をあげて、未来社会の中で生きる子供について考えてほしい。

▽使徒職研修コース‐昨年に引続き第8回としてコースを開催。12のグループで1年間を通し行なった。場所としては吉祥寺、西千葉、関口、浅草、麹町、洗足、板橋の各教会と石神井・黙想の家、日野・メルセス黙想の家、葉山・祈りの家。進め方としては、毎週或いは隔週約2時間集まって、計画したテーマに沿って問題提起と話し合い、そして講話という流れで、年間約10ぐらいを扱うグループが9つ。月に1度、土曜夕刻まで1泊で、みことばの黙想と体験の分ち合いという進め方のグループが3つ。人数は平均約15名で出席率は約70%であった。

【広報部】
▽広報委員会-例会は奇数月の第1木曜日。5月16日、カトリック・センターで第8回教区「広報大会」を開 く。講演と質疑応答がおもな内容で、「豊かな第3の人生への道」-その道案内としてのマスメディアの役割(A・デーケン肺)、「ソーンヤルワーカーから見た老いの現実」(奥川幸子)の二つ。
本年度の世界広報の日のテーマが「高齢化社会とマスメディア」ということから、演題と講師を選んだものだが、わが国も西欧なみの高齢化社会に向かってまっしぐらという状況のため、重大な関心を呼ぶものとして多数が参加、真けんに詰を聞き、質問した。
12月5日、センター・ホールにおいて第6回「小数区報担当者の集い」を開く。講話「小数区報のあり方」(カトリック新聞編集長・森山勝文師)、お話と質疑応答「小数区報の作り方-レイアウトを中心に」(コルベ出版・山内継祐氏)。つづくフリートーキングでは、小数区報をつくる上で出合った困難や問題点だついて、意見交換や相互助言をした。なお今年から16㍉映写機の貸出し開始。

【福祉部】
▽福祉委員会-国際障害者の事業として前年11月に実施した障害者問題についての小教区における関心や、受け入れ状況に関するアンケートの回答が19通と、極めて低率であったため、本年度にはいって第2次調査を実施した結果、さらに27通の回答を得、あわせて60%の回収率となった。この回答に基づく分析の報告書は目下印刷中で、近く小教区に配る予定である。
その他、教会用語について標準的な手話を定める研究会、全国カトリック・ボランティア連絡協議会、全  国カトリック障害者連絡協議会に対する協力、四旬節「愛の募金」についての呼びかけ、配分申請の募  集、対象者の選定、配分金の伝達などの業務を実施した。

【召命部】
▽召命委員会-1981年の代議員会で誕生した新しい部。とくに司祭・修道者の召命を促進する目的と、その召命に応えて現に養成されている教区神学生への経済的、精神的支援を目的とした一粒会活動という2本立の部である。新生のものであるため試行錯誤の域を出ていない。
1粒会の献金は、教区民の絶大なる協力の結果、初期目標は達成したと評価できるが、地道な長い道程ゆえ、あせらず継続してゆくために、各小教区で一層の工夫と努力が望まれる。小教区が、神学生の真の意味での母胎となるよう進んでゆきたい。
▽東京教区一粒会-一粒会だよりを2回発行  した6月発行の第2号で、神学生の紹介、教区司祭の紹  介、1981年度の献金報告、1982年度の献金報告、1982年度の献金目標額を発した。11月発行の  第3号は、子ども編で、シスターや神学生、修学院の子ども達の、召命に関する作文を掲載した。献金の  目標額は1,550万円であったが、皆の協力で突破しそう。しかし1982年は神学生増加のため、目標  額は2,200万円になり、教区民の一層の協力が望まれる。一粒会委員の会議は6回ひらかれ、そのう  ちの1つは白柳大司教を迎えての総会であった。

ブロック

【中央】
10年を一昔とか一区切りとかいうが、教区が今日のようにブロックや布司協などという組織を作ったのが約10年前である。その間をふり返り、この組織が当初もくろまれた期待どおりに、果して神の国の建設のため十分な機能を発揮したかを考えるとき、決して満足できるものでなかったということが、しばしば反省された。
それは組織そのものについてというよりは、カトリックという体質によるものなのか?或いは、絵に画いた餅のように実行がともなわなかったのは、意識において欠ける点が大きすぎたからなのか?いろいろと反省の点も多いのであるが、第2バチカン公会議後20年経た今日、開かれた教会としての期待に応える働きを果すためにも、各人が各所を再点検し、燃ゆる想いを湧き立たせる必要があるのではないだろうか。
中央ブロック会議も、今までの中庸ブロックから脱皮し、蟻の町マザーテレサのシスター、大島教会への援助など、ブロック内の援け合いから始めること、つまり身近な、出来ることから行動を起すことを決議した。ブロック内で実施されたことは平和祈願祭。それにちなみ「核兵器反対署名運動」に協力した。

【城東】
今年度は活動の柱として教皇ならびに日本カトリック司教団の呼びかけと、国連軍縮特別総全開催に応えるなどを目的とする「平和を願う集い」の実施を選んだ。8月6日、都立水元公園に白柳大司教、大島NCC常議員をむかえ、ブロック内教区民をはじめボーイ、ガールスカウトら約1000人の参加を得て成功裡に終った。とくにブロックへの関心の高まりは収穫であった。
7月、今田健美神父の葬儀にはブロックをあげて浅草教会をバックアップ。8月、教区行事「平和祈願祭」にも積極的に参加。初めての公的施設の利用と、続く諸行事に、機関の精力を使い果たし、一般活動に停滞があったことは反省される。しかし、布教・青少年両小委の活動には若干の前進があった。

【城西】
10の小教区と、約20の修道会と、その他の約7つの母体からなり、会議は年6回、その他にA・B・C・Dの4地区に分かれ、地区集会をもっている。そこでは、全体会議への提案、意見交換、親睦交流を行なっている。会場は、初台、成城、クララ会、赤堤、カノッサ会、無原罪聖母会、麻布のもち廻わり。
活動内容としては(1)各母体の宣教活動、布教などについての情報交換をもとに、よき信仰共同体のための理解と研究を行なった(2)布司協との連けい、教区規模での活動推進につき話し合った(3)その他平和旬間の行事への参加。講演会や研究会の開催など。

【城南】
定例会議の出席率は割りあいと高く、報告はできるだけ切りつめて、全員参加の討議に十分な時間をあてるよう心がけた。今年度の前半は、主として「代議員会の反省とそのあり方」、「ブロックとしての平和祈願のあり方」などを話し合った。その結果、平和旬間の行事の1つとして8月14日、洗足教会と共催で「平和ミサと反核映画の夕べ」を開いた。
6月、布司協メンバーとブロック運営委員の選出に半年さき立って、各母体のブロック全議員の改選を行ない、約3分の1のメンバーが交代した。後半は、各種役員の選出方法とブロック会議運営規定を整理検討し、1部の改訂をはかった。

【城北】
国際障害者年を、障害者に対しての理解と協力の契機の年として捉え、7月、布司協主催、障害者問題小委員会の企画のもとに第2回「障害者とともに考える会」を開く。場所は秋津教会で、多数の参加者に多大の感銘をあたえ、前進の一歩を明らかにした。
8月の平和祈願祭では、他のブロックとともに準備。献花、共同祈願などで平和えの誓いを新たにした。またこれにちなんで各母体は核廃絶、平和運動の署名に全力を傾けた。 特記すべきは、代議員会に於いて、ブロック会議の総意として、中央協土地売却問題に関して議長が発言を求め、信徒への相談、誠意と潜在する力えの信頼を強調し大きな賛同を得たことである。

【武蔵野】
教区基本方針の教皇平和アピールに答えて、署名運動については各母体で教会内だけでなく、街頭まで出かけて行なった。平和旬間の行事では、平和祈願祭への積極的参加だけでなく、平和に関する映画会を開催した母体もあった。
司祭の家建設募金でば、各母体で大いにPRし、ブロック委員、司祭、教会委員が一体となって募金の増加のため努力した。吉祥寺教会などは、目標額の1000万円を突破した。
ブロック会議の活性化のため、教区典礼委員・河崎氏を中心として、各母体での聖歌、典礼への参加などについて活発に討論した。

【多摩】
活動の中心は青少任の育成である。ブロックの誕生以来つづけられている中・高生練成会も10回を数えるようになっている。8月3日から6日まで中学、9日から13日まで高校の日程により御岳の民宿で開かれた。この練成会をきっかけにした中・高生ならびにリーダーの大学生・社会人たちの日常括動の交流も行なわれている。
もう1つの大きな活動として10月17日、八王子・純心女子学園で行なったブロック合同ミサがある。1975年以来2回目で、ブロック壮年層の横のつながりなども、これをきっかけに生まれようとしている。その他には、夏のスポーツ大会、秋の大学生・社会人のための研修会、中・高生のクリスマス会などが行なわれた。

【千葉】
今年から、城東ブロックに属していた西千葉教会が当ブロック所属となり、今までにない盛り上りとなった。昨年発足した召命問題小委員会の活動として、小冊子「炎の人・聖ブランシスコザピエル」シリーズがすでに第4号まで出来上り各母体に配った。また春には、女子中学生の召命を考える合宿がマリアセンターで開かれ、司祭・修道女との交流を通して将来について語りあった。
青少年活動の柱として毎年行なわれている中学生の夏期学校は、会場を館山教会から神学院にうつし、リーダーの養成をも兼ねて開催した。今後の抱負として新しい若い指導者を育成するために、高校生以上のリーダー会を検討中である。第8回ブロック合同ミサと運動会は聖母マリア幼稚園で行なわれ、折からの台風にもかかわらず約90人が参加、ブロック共同体としての親睦を深めることができた。
問題点としては、ブロックの範囲が広く、全議員の出席が半数であること。今年度は各母体間の連絡を密にし、有意義なブロック会

布司協議事要旨

第12回(1月16日)

代議員会についてのつめ
一、テーマの決定。(記事参照)
二、代議員は必ずしもブロック委員でなくても可。傍聴者歓迎。
小教区 司祭一名 信徒二〜三名 その他の母体一名
名簿、修正提案締切5月8日

映写機貸し出し

○貸出機材・映写機(16㍉)等。
○操作・簡単!使用書通りに。
○使用料・1式1回で3000円
○フィルム・教区の手持ちなし。
○問合わせ、申込み・大司教館。

病床からの祈り

実際に病床にある人びとが体験的に使ってみて、作られた新しい祈りの本。訳者の沢田和夫師は、闘病しながら精一杯に生きる人、検査や治療のわずらわしさに耐えぬく人の座右の名として利用していただればうれしいと述べている。(中央出版社刊・800円)