東京教区ニュース第37号

1981年04月01日

教皇の期待に応えよう 障害者年 まず除け心の段差
-’81代議員会-

教区は3月21日、カテドラルで1981年度の代議員会を開いた。プログラムは、ほぼ例年通り。白柳大司教の基調講演の内容では、とくに教皇が来日でもたらした課題の実践!が目立った。ついで昨年度の方針「4つの柱」を中心に活動報告。本年は「国際障害者年」であることから、障害者問題をとりあげ、午前はそれについての講演、午後は話をもとに互いに意見を交換した。終りに決算の承認、予算の審議を行なったが、教皇歓迎の疲れのためか、今一つ盛り上がりの足りない代議員会だったとは大方の印象。

会議は午前10時15分、仮議長の登壇ではじまった。白柳大司教は挨拶で「教皇を迎え画期的の時期に来ている。公会議の精神を今こそ発揮すべきだ」と述べた。

議長は村岡昌和(城東)福島達夫(城西)米津真吉(城南)の3氏。事務局長・徳川泰国師が総括的な活動報告、とくにブロックの活動では「布司協から何かをいわれなければやらぬ」という姿勢より脱皮しているのが共通であると指摘した。ついで昨年度の方針のおもなものである「4つの柱」についてそれぞれの担当者が報告。

白柳大司教の基調講演はまず訪日の教皇像(1)衝撃的な印象は日本への聖霊降臨(2)日本の人と文化を愛し日本語で話した(3)警護官を泣かせた優しいしかも勇気ある方(4)障害者の中にキリストの姿を見出す-など。ついで宣教の重大さ、召命の温床となる家庭の尊厳性と青年への期待、平和への努力等、今後の話し合いの材料と実現すべき課題は多い-と述べた。

そのあと障害者問題について、相馬靖雄(カリタスの家)穂坂由喜男(国立リハビリテーション・センター)の両氏が講演。自身も脊髄損傷・両肢離断という相馬氏の話には体験者としての説得力があり、その中にも明るさを失わない姿は聴く者に大きな感銘を与えた。ついで穂坂氏は、本紙36号にも掲載した国際年の行動計画の一部を引用「能力不全」を「不利」にならしめている社会条件を見つめることが先決であると力説、しかも物理的環境の改善のみが、社会的不利を解消するものではなく障害者を一個の人間として尊重することこそ肝要であると述べた。

意見交換のあと、決算承認と予算案の審議がなされたが、特別の意義もなく了承された。しかし教区財政の自立は相かわらずの課題である。これを自覚してか、終りには城西ブロック運営委より「東京教区の財政を自立させ、宣教活動の基盤を築こう」という呼びかけ提案が出された。また「宣教」をうけては城南ブロック宣教小委から「信徒の手による宣教活動の方法を工夫し推進しよう」という同じく呼びかけ提案があり、それぞれ関係機関に付託された。

意見交換
<金沢>(心の灯) 赤羽教会の中にも、本日の代議員会の中にも障害者は私一人である。完全参加できないのは、教会が悪いのか、障害者が悪いのか。障害者に対する見方に問題がある。障害者とつき合うためには特別の愛が必要だなどというのはすでに差別である。
特別の愛などなくても普通の人間としてみとめることだけで障害者とともに歩むことができる。障害者の苦しみを「お恵みです」「お捧げしなさい」などというのは馬鹿にするのも程がある。
<後藤>(成城) 養護学校を増設し、すべての障害者を収容しようとする政策は、世界の流れに逆行するものである。教育もはじめから普通の人間と同じ環境でうけさせるべきである。全世界にネットワークをもつという教会なら、世界中の法律を調べ、少しでも差別をなくすよう政府などに警告すべきである。
<C・ベルムイ>(聖マリア修道女会) 自閉症などの障害児が幼稚園にあずけられたとしても、もう少しのばして教育すればよい結果が出るものを、法律でうちきられて学校へやらされてしまう。法律よりも個人差によって子供を扱うことを考えるべきだ。
<阿部>(下井草) 私は医者だが医師の診断書があれば、1年や2年は延期してくれる。
<近藤>(喜多見) 教会の一人一人が、体の不自由の人に出合ったら手助けをするなど、快適な生活ができるよう小さな愛の実践運動をおこしたらどうか?
<村田>(千葉寺) 根本的な問題を解決せぬことには駄目。つまりカトリック者が結束して、法律を改正するよう働きかけるべきだ。
<シモンチェリー>(下井草) 根本的な問題解決も必要だが、やはり福音の精神にもとづいた身近な行為も必要だ。教会外の人も誘ってやるべきだ。
<水野>(三軒茶屋) イタリアには特殊学校はない。カトリック学校で、もっと障害者をうけ入れる姿勢を示すべきである。
<金沢>(心の灯) 小児マヒの子供を、ある有名なカトリック学校に入れようとしたが駄目だった。根本的な事なしに愛の募金などふざけたまねをするなといいたい。
<穂坂>(講師) 学校の問題については全くその通りだ。障害者と健常者は互いに他を必要としつつ生活している。障害者に人間として対しょすることが肝要である。
<相馬>(講師) 障害者が結婚するのはおかしいなどという人が多い。一個の人間として当然のことだ。このような人をなくすのは、障害者が他に求めるばかりでなく自分自身もまた共に考えねばならぬことだ。もっと明るく町の中へ出てゆくべきだ。
<新垣>(本所) 障害者を雇用しようとする小企業のなやみについて一言。慈善事業をやっているわけではないというところもある。やはり法律で改善の要があるのではないか。障害者にも仕事ができる生き甲斐のある社会組織をほしい。カトリックの力を利用して何とか改善できぬものか?
<穂坂>(講師) 法律・制度の改善もさることながら、まず心の壁をとりのぞく構えこそ大切だと考える。
<船越>(本郷) 雇用を義務づけられている企業は、安定所に報告するようになっているが、不謹慎な表現だが「面倒くさい」というのが正直の気持ちである。しかし工夫すれば障害者を雇用するいろいろな途が出るのではないか?総論は結構だ。各論で具体的なやり方を啓蒙していただきたい。
<福川>(カナの会) カナの会では、障害者のために特別な世話をする事務所をもっている。また福祉会館でも毎月集会をひらいている。詳しくは各小教区のカナの会員にきいてほしい。
<金沢>(心の灯) 先ほどからきいていると、障害者を「彼ら、彼ら」とよぶ。代議員は差別のかたまりか?

4つの柱 -その後-

(1)ビルマの教会-11月16日、祈りと献金に重点をおいた第1回ビルマデーを実施。カテドラルでの共同司式ミサを中心に、各小教区でも祈祷会や資料展示会などを行なった、献金は約7,900,000円で、現地視察費を除き、とりあえず3,000,000円を送金した。恒久的な推進期間として、事務局社会部に属するビルマ委員会も設立された。
(2)一粒会-教区長のもとに召命問題を統轄推進する「召命委員会」が設けられ、一粒会は「召命を考える会」「召命促進のための会」などと共にこの傘下にあり「一粒会役員会」も開かれている。全教区民がその会員であり、司祭・修道者養成のための祈りと献金は信者の当然の務めとされる。役員会の構成員には各ブロックから2名の代表も加わっており、一粒会の主旨を各母体に説明、祈り・献金等の具体的方法を検討している。
(3)正平協-期限を切って教区内に正平協を設立することには必ずしもとらわれない。全国正平協の例会には毎回教区民から新メンバーが参加。靖国神社問題、障害者問題、金大中氏救命運動、部落解放運動に積極的にかかわっている。より多くの教区民がこれらの活動に参画することによって、教区にも正平協が作られてゆくのではなかろうか。広島での平和アピールを、東京教区でも社会に対し組織的にできるよう努力を続けたい。
(4)離郷青年-城東ブロック10小教区の移動信徒係り29名を集め会合。担当司祭が同ブロックに多かったり、対社会及び青少年委からの推進もある関係で、ほとんどの小教区に係が決められ盛会であったが、同地区の活動としてでなく、教区規模で行なおうとしている活動としてうけとめることが肝要。目黒、五井などの実績も古く、他のブロックの関心も高まりつつある。教区移動信徒と連絡事務所は大司教館内にあり、拡大を期待。

呼びかけ

<城西>各小教区の教区費の負担率、現在の15%一律を、15-20%の幅を持たせ、各小教区は段階的に負担率の向上を目指す。そのための方策とし、東京教区の事業計画、財政内容の理解と自覚を深める広報を、強力に各ブロックで展開する。
また、各小教区の維持費負担力の増大方法を研究し、信仰心の涵養にもとづく負担力の増強をはかろう。(財務研究会へ付託)
<城南>城南ブロックで、7年前から続けてきた文書伝道活動-「心のともしび」、「聖書のことば」等のリーフレットを毎月、教会外の未信者の人々へ手渡し、投函、郵送等適宜な方法で配布し、教会への呼びかけのきっかけをつくる運動-を東京教区の各ブロックでも始め、各母体に活動のネットワークを広げよう。
とくに教会外の未信者の人びとへの教皇さまの呼びかけのお言葉を、リーフレットにして配布しよう。
また、国際障害者年にあたり、とりわけ困難な、重度障害者への宣教活動の方法を研究し、推進しよう。
(布司協へ付託)

プログラム

9:30 受付開始。//10:00 仮議長登壇。代議員定数報告。開会の辞。祈り。//10:15 大司教挨拶。//10:20 議長団・書記団・議事運営委員団選出。議長団挨拶。//10:30 基調講演(大司教)。//11:00 活動報告-特に4柱で。//11:30 障害者問題につき講演。//12:30 昼食。//13:30 障害者問題で意見交換。//15:30 決算・予算審議。//16:00 おわりの挨拶。聖歌。祈り。閉会の辞。

東京教区の皆さまへ

この度の教皇様ご来日に当っては、心からのお祈りと共に「ヨハネ・パウロ2世ようこそ日本へ」のパンフレットの販売を皮切りに、各母体からの多額の献金等、見えるもの見えないもののご協力を頂けましたことを心から感謝しております。

然しながら、東京での最大の式典であった「後楽園での教皇ミサ」には色々な事情が重なり、皆様に大変な犠牲を強いることになり本当に心苦しく思っております。心からおわび申し上げます。又、それぞれの集いの担当者と、集いを素晴らしいものにして下さった数知れない関係者の皆様のご苦労を考えます時、十分にお報いすることができないことを甚だ残念に思います。

東京に冷雨を、広島に粉雪を、そして長崎に吹雪をもたらされた教皇様も、無事にバチカンに戻られ、早速、感謝の電報をお寄せ下さいました。今後、皆様お一人お一人が、それぞれの思い出を心に深く秘め、教皇様の「平和の巡礼」のご意志を継いで、日本の中に神の国樹立のため益々あらゆる分野で、ご活躍なさることを祈って、感謝のことばにしたいと思います。

1981年3月 東京大司教 白柳誠一

さかんな委員会づくり

<布司協>
1980年度活動方針、4つの柱(ビルマの教会・一粒会・正平協・離郷青年)については別途記載の通り。

これらの方針を実践にうつすため、ビルマ委員会・召命委員会などができたが、それに準ずるものとして平和祈願祭実行委員会、ビジョン会なども生まれ、恒久的な推進期間として取り組もうとする姿勢が出た。障害者問題をうけとめる委員会(仮称)設置の計画も同じである。

平和祈願祭にあたってのユニークな企画、教皇来日にあたってはイグナチオ教会での合同祈祷会、後楽園でのミサの組織的奉仕などが目立った。

*靖国神社問題実行委員会-司教団の「法案反対声明」で画期的な年となった。教区ニュース、カトリック新聞などに、同会委員長、事務局長、委員などが関係記事を寄せた。

そのほか(1)2・11集会に参加(2)6月1日、倫理会議の副議長とされていた白柳大司教に、同会議への参加を見合わせるよう要望(3)6月13日、靖国公式参拝に反対する声明に大司教と連署(4)6月23日、「私たちは天皇の靖国公式参拝に反対します」というチラシを教区民に配布(5)8月15日、第7回靖国国営化阻止8・15東京集会に参加(6)11月26日、中谷裁判控訴審第4回公判を傍聴、ついで麹町教会ホールの報告会で説明(9)12月8日、戦争と靖国を考える市民集会に参加、司教団の法案反対声明について解説した。

<事務局>
(総務部)とくに報告することはない。4つの柱の実践にあたっては、独自の委員会をもうける部門も出てそれぞれ十分な活躍をし、着実に作業をすすめているので、それらの結果の報告書を成文化する程度であった。

司祭の研修会、黙想会などについても司祭評の担当神父が検討し例年通り十分の成果をあげているので、これまた総務部の干渉するところでもなかった。

公判は教皇訪日に振り回されたが、布司協、ブロック会議の絶大な協力を得て、一応の態勢を整え、短期間に教皇訪日、とくに東京委員会の使命をはたすことができ、総務部として感謝している。

総務部が手を出さないですむことが総務部のあるべき姿である。

(広報部)5月18日(日)に、第6回教区広報大会。六甲カウンセリング研究所長・井上敏明氏の講演「家庭に及ぼすマスコミの功罪」を中心に、テーマ「家庭の役割とマスコミの使命」につき、7グループにわかれて話し合った。

また7月13日、12月7日はそれぞれ第3・4回「小教区報担当者のつどい」。とくに第4回は学習的なものとして、杉浦強氏による「広報機関に関する教令」の勉強会。

教皇来日の際には広報委全員が広報部門での臨時歓迎実行委となりI・Dカードを申請、各行事現場でのとくに報道陣の整理にあたった。また一部のものはプレス対策の中枢に参画、広報委の名をあげた。

(教学部)*要理教育講座-「人間形成と宗教教育」をテーマに、92名の司祭・修道女・信徒の受講者が参加して4月中旬から12月中旬までの半年間開かれた。とくに心理学の立場から宗教と人間の問題を掘り下げることができ興味深かった。81年度は、信仰教育の内容とくに整理と倫理の見直しを中心に開講の予定。

要理学会大会は2回開かれ、第8回大会は「福音と文化」をテーマに、1月19日・20日、四谷かつらぎ会館で65名の学会員が参加。第9回大会は「聖書とカテケージス」をテーマに、7月19日・20日大船で合宿、35名が参加、それぞれ問題を深め合った。

「要理教育学報」4号を発行、教区の司祭と学会員に配布した。

*使徒職研修コース-通いのグループは毎週1回約2~3時間、教会で、宿泊のグループは月1回土曜夕刻~日曜、黙想の家で、司祭と信徒スタッフを交えて祈り、聖書を読み、講話をきき、話し合いをするなどして研修をかさね、生き方が変わってゆく体験をもった。
参加者実数は、通い昼3夜4で7グループ合計92名。宿泊3グループで合計33名。スタッフ57名を除き総計125名だった。参加者は教区の南、西、北にまたがっているが、北部に少ないこと、グループの数が年々ふえ、進め方も多様になってきたので、方針を再確立する必要性があることなどで、81年度中には運営委員会を作り、よりよい研修の道を探りたい。

*教会学校部-例年通り(1)リーダーと父母のための月刊信仰教育雑誌「教えの手帖」刊行(2)教区内リーダー対象の講習会(3)全国リーダー対象の夏期研修会(4)スタッフ研修会(5)他教区への講師紹介と出向などの実施を主な活動とした。
特記すべきことは、夏期研修会が10回目を迎えたこともあり、全教区の小教区教会の実情を、こども、リーダー、父母会、教育委員会、主任司祭という5者の関係力学的な分野からアンケートをとったことである。解析を有効にすれば、かなり面白い結果も期待できるが、人材的、経済的条件が満たされず、今後にもちこされた。
(財政部)財政委員会を6回ひらき、教区財政のおもな点について協議した。とくに本年度、教区の一般従業員に対する年金制度ができ、解散したカトリック年金に代わることになったのは喜びである。その財源はケルン教区よりの職員待遇改善基金が割り当てられた。また11月の委員会では教皇来日に伴う諸経費について協議した。

*資産運用相互協力制度-預託金に対する配当は7%、加入教会は4件加わって38教会となった。新規融資はなく、既融資も順調な返済をうけている。

*教会財務研究会-年間3回ひらく。小教区と教区の連帯のなかで財務諸問題を協議した。2月例会には白柳大司教の出席を得て、各教会財務担当者と率直に質疑応答ができた。また9月例会では神学生育成献金の不調について、各教会に強い呼びかけを行なった。
(典礼部)典礼委員会は臨月開催されたが、主な行事としては「生きた典礼をめざす集い」が例年とは異なった形で行なわれた。
9、10、11月に1回づつ、3回連続、1回は全体会とし、他はブロックで・・・、などの形で行なわれてきたが、今年度は11月30日、聖パウロ女子修道会の視聴覚室と聖堂とを用い、松原教会主任、バン・ガンスベルグ師の指導のもとにミサを体験的に捧げた。
ことばの典礼の部では、自由に反省させ、共同祈願の作製、聖書朗読とその「生きた体験談」などをきき、聖堂に行列して感謝の典礼を行なった。参加者110名。

「受身」の姿勢から脱皮

<ブロック>
(中央)例年の如く代議員会で決議採択された問題について、それぞれ検討を重ね実行に移してきた。またそれ以外の教区行事、例えば「平和祈願祭」などにも積極的に協力した。しかし、それはブロックの現況として出来得る限りということであり、他のブロックのように、各項目に対して専門委員会を設けて取り組むというまでには至らなかった。

そこで、ここ数年来、似たような状態で推移しているブロックの活動を見なおす必要を痛感し、4ヶ月にわたり2回、貴重な時間をさいて基本的な問題から掘り起こして話し合いがなされた。メンバー構成上の特殊性から、他のブロックのような活動が実施されにくいという反省が有効であった。
(城東)代議員会へ向けては召命に総意を傾け、一粒会などの育成には信徒をリーダーに・・・を提案、さらに小神学校問題などを掘り下げた。前年採択の教区規模年中行事にはいまだに大きな期待をかけている。

対社会小委は移動信徒に力を入れ、10月には小教区における係りの初会合を先んじて実現。典礼小委はさらに典礼総則を研鑽、10月「司祭不在でミサがない場合の集会の祭儀」を体験し、意見具申をまとめつつある。財務小委は、ビルマ・デー募金を啓発。青少年小委は教会学校問題を討論。布教小委は宣教用リーフに意欲をもやした。また8月、全国青年大会を支援、平和祈願祭にも積極的に参与した。12月には教会学校事故に対応する損害保険の調査がまとまった。

(城西)連絡の迅速化をはかるためブロックを次のような小グループに分割した。(A)麻布、初台、渋谷、(B)松原、世田谷、赤堤、(C)町田、成城、喜多見、(D)瀬田、三軒茶屋。

初台、成城、麻布、渋谷、世田谷、三軒茶屋、赤堤各小教区および聖ドミニコなどから委員を選出し、元カトリック新聞編集長・塚原氏を製作委員長として、79年度より懸案のガイド・ブックを完成した。発行部数3,000冊。

ビルマ援助運動も継続中。平和祈願祭にも積極的に参加。小教区間の連絡を密にするため、渋谷、三軒茶屋で具体的説明会を開く。なお「家庭と宗教教育」(沢田信夫氏)「靖国神社問題」(森田宗一氏)の講演会を開催し、多くの人に問題意識を起こさせた。

(城南)第4期終了前の半年、ブロック会議のあり方について検討し、最終回の会合で、声明文を発表、次回期に申し送った。布司協に真の代表を送れるように、会議員の交替期を7月にすることとした。従って第5期の会議員の任期は6月末まで。

従来の世話人会を、ブロック運営委員会と改称、城南地区内のカトリック施設長や全司祭方と連絡を密にし、城南カトリック連合会としての動きを充実してゆくこととした。活動としては、宣教小委員会が、文書伝道と宣教のあり方についての講演会、社会福祉小委員会が、従来通り、福祉施設への援助と、教会入口をスロープにする運動を展開した。国際障害者年である今年、運動の強化を予定。

(城北)召命問題について・・・各母体が、召命推進についてどのようにとり組んでいるか、その紹介を行なった。一粒会活動による教区司祭の召命推進と修道会司祭・修道女の召命推進の問題について、基本的には一つであるが、司祭養成資金の寄付など具体的活動に相違が出てくる。この問題については布司協の召命委員会に一任し、活動の具体案を待つことになった。

移動信徒問題について・・・各小教区では移動信徒担当者をおいているかどうか、またどのように移動信徒に対応しているかについて報告しあった。各小教区の窓口担当者氏名を事務局に報告、移動の実態と対応について調査をおこなった。

(武蔵野)年間目標は、教区行事に積極的に参加するということ。平和祈願祭は、実行委員会の計画性もさる事ながら、ブロック会議を通じて何回も呼びかけた結果、前年よりも参加者が多かったのは何よりの成果。

各母体間では、吉祥寺教会の呼びかけで、山谷の「神の愛の宣教者会」の活動を援助、米や毛布などを集め同教会の司祭や信徒が持参した。なお修道者とともに街を巡回、アルコール中毒患者に握り飯を配るなど、愛の活動をおこなった。

(多摩)次代を担う青少年の育成においた活動目標は、そこで育った青年たちが、よきリーダーとして活動する姿がみられるようになり、さらに2人の神学生を出すなど、一応の方向性が確立された現在、この運動は継承しつつ、今後は壮年を対象とするアクションをおこすことが採用された。

ブロック会議がいたづらに議事の討議に終始することをさけ、議題がすくない時期には会議を短縮し、会議員の自己研修をかねて3回の講演会が行なわれた。

中学生・高校生練成会、リーダー研修会は例年通り。第3回青年のための研修会は竹山神父を講師に50人の参加者あり盛会。第2回目の講義録「聖書を読むこつ」(吉池神父)を出版。全国青年大会にはキャラバン隊を編成して参加した。

(千葉)これまでブロックの全教会はコロンバン会の司祭の世話になっていたが、新たに教区司祭として、館山と木更津とに2名の法人司祭を迎えることになった。

中学生の夏期学校は、7月末、館山において約30名が参加して開かれた。小学生は人数が増えすぎ全体が一緒になるのが困難になったため各小教区ごとに行なった。なお夏期学校をブロック全体の行事として実施するために特別献金をおこなった。

第6回ブロック合同運動会は、9月、聖マリア幼稚園でおこなわれ、新たに参加した西千葉が優勝した。一昨年からはじめたカンボジア難民のための募金は、各小教区ごとに運動が続けられ、街頭募金等で1,000,000円を越え、カリタス・ジャパンを通じて送金された。

[おわび・訂正](心の灯)〒115北区赤羽北2-34-2-105

高校生春練宣言

3月30から4日間「東京教区高校生、春の練成会」が90名の参加を得て御岳山荘で行なわれた。中野養護学校・杉並区育成会から知恵遅れの子供20名を迎えての登山、体験をふりかえる聖書研究、福音の問いかけに皆で答えた「春練宣言」が参加者に強い印象を残した。この練成会をきっかけに、高校生の自主的活動が望まれる。

ひびく 物の値上り 教区財政

<解説>(決算)小教区負担-率は通常献金・維持費合計の15%//団体・個人-含大口個人//神学生育成-献金(9,780,350円)一粒会(2,672,223円)//通常-聖座から//信徒養成-聖座から中止//広報部-教区ニュース(890,500円)司祭通信(105,000円)広報大会など(203,726円)からニュース等誌代133,750円差引//教学部-研修コース(150,000円)教会学校(1,950,000円)高校生指導(1,750,000円)聖書週間(198,177円)//福祉部-集会等の費用で活動費は含まず//その他-いのちの電話(120,000円)//神学生育成-3新司祭叙階式、助祭時の経費//館山、五日市、葛飾、竹の塚-新たに引き受けた活動費//移動信徒-支出は予算を超えたが長崎教区から援助//アル中対策委-特項目に。活動は前から//小教区等-7施設//センター貸室等の献金2,850,000円のため//枝川-地代の価上り//修繕-センター、五日市//司祭・職員給与-人数減少のため//福利厚生-本部職員の社会保険加入手続未了のため//その他-消耗品・図書費、来客・慶弔費等。
(予算)小教区負担-実収50,000,000円を超えた故//団体・個人-支出面からの要請も//神学生育成-支出に見合わせ//利子-基金の10,000,000円余増額で//靖国問題-増額要望承認//教学部-高校生指導(1,850,000円)聖書週間(3,000,000円)教会学校(2,100,000円)研修コース(150,000円)イエズス探究会(100,000円)//福祉部-障害者年活動費は別途考慮//中央協-信徒一人50円60,000人//その他-心のともしび(180,000円)//熱海師(30,000円)いのちの電話(120,000円)神学生育成-2人減だが物価上りを考え//館山-維持費(240,000円)交通費(240,000円)火災保険(93,300円)//永代-光熱費増加//司祭給与-75,000円29名分ほか//小教区等-五日市(600,000円)竹の塚(720,000円)館山(600,000円)他4施設//五日市-活動助成中に//竹の塚-伝道所借料//アル中対策委-部屋料//センター維持-光熱・電話//司祭給与-75,000円6名分//租税公課-印紙税、青山墓地料。
<教皇来日の経費>この計算書にはふくまれておらず、別途通知。