東京教区ニュース第29号

1979年06月01日

非行!家庭のひずみから 交流の欠如は教会にも
“参加してよかった広報大会”

教区広報委員会は5月30日、カトリック・センターで「第5回広報大会」を開いた。テーマは「家庭と社会で子どもを守り、子どもに利益をもたらすマスコミ」内容は利益よりも、まずとりのぞかねばならない弊害を指摘する点に力が注がれた。「青少年の活動の活発化に協力」は、ここ数年、教区活動方針の一つであり、とくに本年は「国際児童年」でもあることから、子どもの非行、家庭内暴力、自殺などの原因の一つとみられる家庭のあり方、その家庭のひずみを生むマスコミについて、筑波大助教授・稲村博氏(いのちの電話理事)の講演「青少年の自殺と家庭教育」、ユニセフ国際児童年企画作品のスライド「きいてよねみんな」(女子パウロ会制作)を材料にグループ別で話し合った。全体のまとめのあと「広報の日」のミサで幕をとじた。参加者150人。

共感の150名

集会は10時30分、広報委・酒井新二氏(共同通信)の司会ではじまった。まず青木静男神父(広報部)が開会の挨拶、「本年は国際児童年であり、児童の問題ととりくむことは教区活動の一焦点ともなっている。教皇庁広報委から出されたテーマともにらみあわせてプログラムにあるような内容にした。とくに青少年の自殺は、現在大きな社会問題になっているのでこれをマスコミとの関連において考えることも時宜を得ていると思う。講演やスライドの内容について、話し合いの機会も用意されている。活発に論議して有意義な催しにするよう協力を願いたい。」と述べた。

つづいて三浦平三神父(カトリック新聞社専務理事)が「子どもに対するマスコミの責任」という題で講話、教皇庁からのテーマの解説をもとに、とくにマスコミの功用をも強調した。

11時から、稲村博氏が講演、内容が現在社会的な関心の深まっている問題だけに参列者は熱心に耳をかたむけていた。とくに年頃の子供をもつ親たちには、懸命にメモをとる姿も目立った。講演のあと質疑応答があったが、身近で切実なことがらであるためか、質問者が後をたたず時間の都合で割愛する一幕も見られた。

スライド「きいてよねみんな」は疎外されている現代っ子が、大人に何を訴えているかをよくあらわしたもの、実際に目で見ると、話できくよりは身につまされるという声もあった。小教区の婦人会の集まりで利用したいなどという希望もでているので、せいぜい活用されることを広報委でも歓迎している。申込みは女子パウロ会。

予定の時間よりかなり遅れたがこのあと8班にわかれ、昼食の弁当をともにしながら、講演やスライドの内容を中心に話し合った。各グループは、あらかじめ決められたリーダーの口切りや方向づけなどで熱心に討議した。なかには非行、自殺などの問題解決の具体的方法をただちに求めるむきもあったが、広報委では集会の主旨や力量などから、そのようなことがらはしかるべきところに紹介の労をとるなどして処理した。全体のまとめでは、各グループの責任者が一人3分ぐらいの割りあてで話し合いの要点をのべた。それをさらに総合して見ると(1)社会問題をマスコミに関連して考えるのもよいが、まず教会内部のコミュニケーションの悪さを反省するのが先決だ。今日の集会にしても果たして全教区民が知っているのか疑わしい。内での交流も満足にできず、外との交流ができるか(2)自殺にせよ、そのほかの非行にせよその原因が親子関係の不自然さにあるというなら、つまるところは親の責任だ。マスコミとの関係でいうなら、たとえばテレビのチャンネル選別にしろ親はもっと毅然とした態度であってよいはず、また視聴内容の功罪を直接情報機関に訴えるなど道はいくらでもあるだろう。要はやる気と信者としての自覚だ(3)マスコミにも勿論かかわりがあり、せっかく主催した広報委やその基体の広報部の労は別として、集会の内容から見て、国際児童年であり、青少年の問題ととりくむというのなら教区はもっと他の催しをも考えるべきではないか。教学部や福祉部や社会部などがあるときいたが、これらの部では、国際児童年にちなんだ教区規模での催しをひらく企画はあるのか-など。

最後のしめくくりとして、参加者のほとんどが「広報の日」のミサにあづかった。集会がひるまえから行われたため各自の小教区でミサにあづかれなかったぜいもあってか、いままで大会で行われたもののなかでは一番参列者が多かった。5時散会。大会には女子パウロ会の協力が大きい。

こころの絆こそ妙薬

青少年の自殺が大きな社会問題になっている。たとえ一例であっても重視すべきであるのに都会でも地方でも、ひんぱんに起こっているのは大人に対する警鐘である。

自殺を考えるときは、これだけきりはなして考えても駄目で、非行、家出、登校拒否、家庭内暴力などのいわゆる問題行動についても考察してみる必要がある。これらのことで共通しているのは、問題を起こすものと起こさぬものとの差が減っていることである。現代の青少年の特徴としては(1)忍耐力のないこと(2)敏感であること(3)孤独であることがあげられる。とくに孤独の悩みは深刻である。自殺する青少年は、どちらかというと気持ちの純粋な、きまじめなもの、逆にいえば融通性に乏しく、世の中を修正してもらいたいと考えているものが多い。一昔前までは、自殺はおしなべて不遇からの失意によるものだと考えられていた。いまではそういうことに余り関係がない。むしろ両親そろい、何不自由なく育った子にも見られる。過保護、過干渉という言葉があるように、精神的な糧ではなく物質的なものが秩序なく与えられる。親の方ではベストをつくしていると思っても、こういうことで満足するだろうと考えている親に対して感謝の心どころかむしろ軽べつしている。さりとて親をうらむのは申し訳ないとも思う。その結果攻撃性は自己に向かうことになる。親子関係の不自然さに対する子供側からの抗議である。防止できる対策は、無言のうちに生きる力を与えるような、親と子の間に心の絆をつくることである。(稲村博氏の講演要旨)

教区の組織(2)

日本のどの司教区を見回してみても、「総務部」という名称は見当たらない。これは1972年の東京教区大会の産物なのである。同大会で「教区の新運営機関の設置について」の議案が可決されたため、それまでの教区事務(司教秘書、典礼、会計、広報、福祉、宗教裁判関係など)が新しく事務局の各部として再編成された。現在の事務局に(1)総務(2)財政(3)広報(4)福祉(5)社会(6)典礼(7)教学の各部門があり、それぞれに責任者がきまっていることは本紙27号に掲載したとおりである。

教会法によれば、各司教はその教区事務所に司祭であるカンチェラリウスを任命し、書類の保管等に当たらせることになっている。現在、徳川泰国師がこの任についている。また、司教はカンチェラリウスのほかにノタリウスを任命することが出来、このノタリウスの記述や署名は、公信力を有する。いま岡野利男、田中康晴、M・デフレンの三師がこれをつとめている。

さて、カンチェラリアートゥスの仕事は大別して(1)教区長の出す公文書(主任、助任の任命、各種の申請の処理、図書出版の認可など)の作成と副書、各小教区から送られてくる洗礼、堅信、結婚、死亡の写しの保管(2)教区行事の世話一般と、司教の公ではない秘書の仕事。

このように見てくると、カンチェラリアートゥスは布司協との関連においては「総務部」ということもできるわけで、事務局の代表となっている。「在籍不在者」問題もここで扱っているが、独自の仕事もある。

平和祈願祭に集まろう

すべての戦没者の慰霊と平和への祈りをこめて、次のように平和祈願祭を行う。多数の参加が望まれている。なお当日は晴雨にかかわらず挙行の予定。

日時 8月12日(日) 午後4時から
場所 千鳥ヶ淵戦没者墓苑(地下鉄九段下下車徒歩10分)
内容 共同司式ミサを中心とした祈り、献花など
主催 布教司牧協議会

信仰のふところ ~宣教の基地・福生~

秋川渓谷の畔にあって、教区の中でもユニークな活動をしていた五日市教会が諸般の事情で巡回教会となってからもう2年あまりになる。ただでさえ少ない信者の分布状況からみても、もう少し立川市のほうに寄っていたらという声は大分前から出ていた。事実、教会のミサとは別に、離れた地域に住む熱心な信者によって、数年前から家庭集会が行われ、入信するものも次第に増えてきた。機は熟したというべきだ。古い家屋を借りて教会ぐるみ移転した。これが福生教会である。

福生といえば、基地ときりはなして考えることはできない。横田基地は沖縄の嘉手納とともに、米軍の極東における最大の空軍基地で、立川・昭島・福生・武蔵村山4市と羽村・瑞穂2町にまたがり4,000m滑走路には各種の軍用機がたえず離着陸している。近くには団地や工場の寮なども思ったより少なく、福生の町自体も経済的に豊かではない。周辺地区では爆音をはじめさまざまな被害が発生している。これらの状況は多かれ少なかれ教会の活動にさしひびくだろう。それならさぞかし基地反対闘争の拠点にでもなるというのだろうか?否である。

このような殺伐とした環境にあるからこそ教会は平和の灯をたかくかかげねばならない。その原動力としてのミサの意義を徹底させることを信者教育の主眼としている。それをもとにして真の兄弟愛にもえた仲間づくりをすることが当面の目標だ。青梅・五日市・立川のちょうど中間だ。教会は駅から近いし、庭も広い。家屋は古いが新しい生命にもえている。

ひろば

貧しい漁夫は1本の釣竿をその生活の唯一の手段とする。細々とした生業。

この8月、毎月1回、それも業務の事情から8月、12月は忙しいので休み。だから1年間に10回、銀行に閉店後出かけて行って指定された室にひとり坐って待っている。誰も来ない日もある。カトリック研究会という重々しい名称の集まりで、その会員が集まってくるのを待つのである。何しろ仕事が激しいので会議や残業があると誰ひとり来れない。しかし私はただ一途に待っている。釣りをする人のようだ。

それでもたいてい5人ぐらいの出席はある。要するにクラブのような会なので出欠は自由だから、強制がない。全然出席者のない日のあるのも当然なのだ。

そんな状況でも、未知の人が来ることがある。初めての人を機を逸することなく掴まえるは至難の業に近い。ちょうど釣りに似ている。

そのためには何しろ全魂を傾けなければ折角のチャンスを失ってしまう。人の心を捉える。それも唯一回に賭ける。正に勝負なのである。

聞く処によると、この銀行の会は信者の親睦会だったそうだが、私が招かれるまでは何年か空白になっていた。それが私が行ってみると、信者でない人が沢山来た。そこで布教を第一目標にする事となった。それで10人ぐらいは入信した。

貧しい漁夫の収穫に似ているが、ないよりはよい。1人でもかまわない。そう思った。

年に何回か会食してみると、20人以上集まった例外もあるが、12、3人どまりである。支店から来る人は少ない。どうしても本店が中心だから仕方なかろう。

今日、企業内に外部から入りこむ事は非常に困難である。細心が要請される。外来者証番号は007である。

(センター・高井幸一)

三木図書館案内

上智大構内にある三木図書館は単にキリスト教図書館であるだけでなく人間に関するあらゆる分野の本を集めた総合図書館である。館員が利用者の質問に応じ、レファレンス・サービスもしている。

*公共図書館で一般年間700円。

*貸出冊数に制限がない。

*長期貸出しが可能である。

*平日10時から6時、日曜9時から1時半。

*上智大学内・上智会館2階。

電話 (238)3545

あした葉

右傾化といわれる一連の動きの中で、日本の軍備は自衛隊の名のもとに年を追って増強されてゆく。「元号」のつぎは「有事立法」(国家総動員)である。法といっても1つの法律ではなく軍事徴用、強制疎開、言論の自由の統制、徴兵制などをひっくるめていうのである/何故それほどまでにするのか?見落としてはならないことはアメリカの世界戦略との関わりあいである。日本はアメリカのアジアにおける軍事体制に、韓国、中国とともに否応なしにわくづけされ、具体的には「極東の重要事態に対処して日米共同行動をとる」という防衛協議にこづかれているからだ/アメリカは82年までにミクロネシアに大基地軍を建設しようとなどしている。協力という以上片手おちではみっともない。「自衛隊が不充分で軍隊として弱くてもいいのか、国全体がそういう態勢になっていなくてもいいのか。」という発想が要求されるのだ。日本の防衛力はあくまでアメリカの戦略と協調した形で進められてゆく/「日本国はおだやかで平和と秩序を愛するが、不法な暴力と武力行使に対しては、起って正義のため防衛にあたる勇気のある国であってもらいたい」などという憂国?の士が、純粋?に考えるようなことではない。日本の右傾化は、純粋のそれではない。ひっきょう征服者アメリカにコントロールされ、利用される防衛力増強なのだ。この限界を出れば、憂国士には気の毒だがまた忽ち頭を打たれるであろう/毅然とするということはそれを見越してそんなことに利用されないことだ。征服者にバレないようにひそかに限界を超えて見せ、夢よもう一度と、機あらばこちらからけしかけてやろうなどとたくらんでいる者がいるとすれば、また何をかいわんやだ。武力で国を守り、繁栄させる時代は過ぎたのだ。他の国の真似をしなくてもよい。 (S・A)

方針かかげて牛歩 援助活動には螢明
“代議員から3ヶ月”

今年度の教区の姿勢は、憲章・ケルン・児童の3つに焦点をあてることであるが、これに関連し、先の代議員会で(1)共同体の信仰の深化(2)共同体の社会的活動(3)共同体の各分野の役割-についてグループ別で討議した結果、(1)対社会活動として、いくつかの先例にならい、対外援助活動を促進しよう(2)カリタスの家のPR(3)聖体行列・マリア祭に類した全教区的集会を、少なくとも2年に1回催す(4)信仰の深化のための勉強・再教育(5)共同体とは何かの再検討(6)両親が信仰に生きるべき(7)聖書・公文書を日常の場で-という具体的な提案が出された。呼びかけなのか、要望なのか、はっきりしないものもあるとはいえ、母体やブロックから出されたものとして、布教司牧協議会のこれらへの対処が急がれていたが、同協議会では2回の会合をかさね、このほどとりあつかいのあらましをきめた。

果たしていくつ実現か

1.対社会活動として、いくつかの先例にならい、対外援助活動を促進しよう。

すでにいくつかの小教区や団体が、ここに対外援助活動をしているが、第1段階としてこれらの活動を知り、理解をふかめ、協力者をふやしてゆく。そのためまずブロックレベルで、すでに行われている活動についてくわしく調べる。

先方との社会・政治的かかわりをも考えた教区規模でのとりくみにも目をつけねばならないとの声もあったが、このような場合は国際機関と情報交換をしなければならないこともでてくる。正義と平和協議会やカリタス・ジャパンの運動との調整も問題となる。結局これが実現したとしても、個々の活動は並行すべきものであるとの見方から、現に行われている活動に協力することを第一歩ときめた。そのためにも、どこの何を対象として、どのような方法で援助が行われているかを互いに知ることが先決であるとして、当事者からできるだけくわしい状況を報告してもらうよう依頼した。

2.カリタスの家のPR。

布司協自体がその実情をよく知り、各母体、ブロックに周知させる。カリタスの家からスタッフが出むいて説明する用意もある。カリタスの家の支援は、教区活動方針の一つ。今ごろPRとはまことにのどかとの声もきかれた。

3.聖体行列・マリア祭に類した全教区的集会を、少なくとも2年に1回催す。

教区規模の行事として今年はとりあえず「ケルン週間」が予定されているが、提案内容の要望それ自体についてはもう一度検討するということで落着いた。明年以降のことが「ケルン週間」でかきけされないようにとの声がつよい。

4.信仰の深化のための勉強・再教育。

5.共同体とは何かの再検討。

6.両親が信仰に生きるべき。

7.聖書・公文書を日常の場で。

以上は一つのものとして考えられる。これらの問題について指針作成を教学部に要請するという声もあったが、一方的に作ることも問題であるし、大仕事で、そのような態勢になっていない。しかし、たとえば公会議の文書一つとっても難解であるため、勉強会のための手引きのようなものを求める望みも強い。できる範囲で助けはするが、先ずブロックでこれらの問題ととりくむようにというところでとどまった。

討議録から

1.共同体の信仰の深化

A-1 (1)人間の日常生活およびつき合いの中から信仰を深めてゆこう。

*司祭が社会の現状をよく知らなければろくな説教もできない。

*信仰と日常の両生活の接点のむずかしさが、とくに壮年会で問題になる。

*親のうしろ姿で子供は育つ。

A-2 共同体の信仰の深化には聖書、憲章を通し、あらゆる機会と手段をもって、福音の精神を知る必要がある。そのことによって毎日の生活の中に福音に生きる行動もできる。行動のない信仰は意味がない。また教会の厳しい現状を率直に見るようにしたい。

*大人の要理教育の場と時間をできるだけふやせ。研究会をも。

*政治活動も信仰に入るはずである。観念的祈りではダメ。

*老年司祭の増加により、教会に司祭がいなくなることもありうる。安閑としてはいられない。

2.共同体の対社会的活動

B-1 (1)対外援助活動とそのあり方(2)教会学校やボーイスカウトなどの活動。

*小教区の活動として麻布(インド)下井草(南米)徳田(ブラジル)があげられる。

*援助の方法は衣料や薬品を送るなど。現金よりも品物がよい。

*援助にあたって現状を正しく見ることが大切。まず友人に。

*教会独自の情報網と援助で。

*地域の少年への奉仕活動と福音宣教との係わりの問題は、実践活動を通じて考えてゆくべきだ。

B-2 (1)カリタスの家(2)シオン会(3)留学生問題で討議する。

*カリタスの家の活動内容を周知、徹底させてほしい。制度的にも再考慮の必要があるのでは。

*シオン会もその継続が曲り角にきている。バザーなどで地域の人との結びつきを考えたい。

*国際性をもった教会は、とくに言葉の障害で悩んでいる留学生にもっと関心をもつべきである。

3.共同体の各分野の役割

C-1 共同体のそれぞれの役割が、信徒側にとくに不明確、認識不足で、いぜん司祭に依存している。福音・宣教に精神的に加担するよう祈るとともに、学習の上、実践を必要とする。

*積極的に対策をたてるまえに、不参信者の増加や活動のマンネリ化などの現実に痛みをおぼえよ。

*とくに信徒は使徒職への熱意をもつべきであるが、これには祈りの裏づけが必要である。

*具体的には小教区内に趣味を同じにする者の会、職業別の会、共同組合など、魅力ある面白いグループや現実的なメリットもあるグループを作ることも一方法。

C-2 (1)機能別にグループをつくれ(2)役員の公選と定期的半数交替(3)共同体を見なおせ。

東京教区組織一覧

ブロック会議

[任務]

1.(A)ブロック会議は、ブロックと母体とをつなぐ場となり、全議員は布教司牧に関する母体の意見を会議に反映させ、会議の決定を母体に連絡し、その実行を推進する。(B)会議は、各ブロック独自の布教司牧活動の推進にあたる。

2.(A)ブロック会議は布教司牧協議会(以下「布司協」と略す)と母体とをつなぐ場となり、布司協への課題を提出する。(B)会議員は、母体に布司協の決定事項を連絡し、その実施の推進にあたる。

[選出]

1.小教区より、司祭1名及び信徒1~2名を選出する。ただしブロック会議が適当と認めるなら増員することができる。

2.修道院・学校・施設などからは1~2名を選出する。ただしブロック会議が適当と認めるなら増員することができる。小教区あるいは修道院から選出されたブロック会議員が兼任することもありうる。

3.使徒職団体より1から2名を選出する。ただしブロック会議が適当と認めるなら増員することができる。どのブロック会議(数カ所でも)に属するかは、団体自身が決定する。(なお、教区レベル・全国レベルの性格が強い使徒職団体の場合、布司協の承認を経て直接布司協に委員を送る道もある)

4.選出の方法は各母体に任す。

[任期]

1月1日より2年間とする。再任を妨げない。転出等やむをえない事情で欠員となる場合は、新委員を選出する。後任の委員の任期は、前任者の残存期間とする。

[会議]

原則として2ヶ月に1回を定例とする。

[運営]

代理を認める。運営委の設置、会費の徴収等、運用の方法に関してはブロックで自主的に行なう。

[布司協メンバーの選出]

ブロック会議員は、布司協メンバーの選挙権と被選挙権を持つ。各ブロック会議は、3月20日までに、それぞれ4名のメンバーを選出して、教区事務局に提出する。

布教司牧協議会

[任務]

1.代議員会で決定された基本方針に基づく布教司牧に関する教区運営事項の審議決定。

2.ブロック会議の活動を推進し教区レベルでの調整を行なう。

3.代議員会への提案。

[構成]

1.各ブロック選出の4名ずつ。

2.教区レベル・全国レベルの性格の強い使徒職団体から選出され布司協の承認を得た者。(事務局に提出され、運営委を経て布司協にはかり決定する)

3.その他布司協により補充され得る5名以下の者。

4.司祭評議会メンバーは被選挙権がない。

[任期]

布司協の年度を1月1日から12月31日とする。ただしメンバーの任期は4月1日から翌々年の3月31日とする。再任は許されるが、再々任は認められない。メンバーのブロック変更にあたっては、メンバーの任期を終了したものとし、欠員の出たブロックから新メンバーを選出する。

[会議]

2ヶ月1回を定例として開催。

[小委員会他]

小委員会、諮問委員会を設置することができる。

教区運営委員会

[任務]

1.布司協の議題整理及び提出。

2.布司協決定の実施責任。

3.教区通常運営の審議、決定。(緊急なこと、または布司協にかけるまでもないようなことの決定。なお、布司協に報告の義務をもつ)

4.ブロック会議、小教区などの連絡をはかる。

[構成]

1.布司協メンバーで各ブロックごとに1名ずつ推薦された者、合計8名。(布司協で承認、決定)

2.事務局の各部長。

[任期]

2年。再任を防げない。メンバーのブロック変更にあたっては、任期を終了したものとし、欠員の出たブロックから新メンバーを。

[会議]

布司協開催の約10日前が定例。

小委員会

[任務]

代議員会の決定事項およびこれに関連する項について、その具体案を作成し、布司協に提出する。

[構成]

1.布司協委員の志願によって、メンバー3名以上でつくる。

2.布司協委員以外からも参加することができる。その場合、原則として1人1小委とし、布司協の承認を得る。

[任期]

布司協委はその任期中、他は布司協の承認を得て継続しうる。

[会議]

各小委員会でこれを定める。

教区代議員会

[任務]

1.教区民の意思の集約。

2.布教司牧に関する教区運営の基本方針の決定。

3.教区予算・決算の承認。

[構成]

現在までのところ、代議員会の形態に応じて毎年変更がある。

[会議]

定例は年1回(通常3月21日)臨時に開催することもできる。

[召集]

司教が召集する。

教区事務局

[任務]

1.教区運営業務の執行。

2.教区運営の窓口。

3.日本司教協議会各委員会との連絡。

[任期]

定められていない。

[会議]

各担当において定める。

[各部]

<教区大会代議員会議案集に列挙された部> (1)総務部(庶務をふくむ)(2)財務部(3)渉外部(4)広報部(5)教区民部(6)教学部(7)社会部(8)福祉部(9)司教秘書部(教会法関係の仕事、結婚問題の法的手つづきなどをふくむ)

<現存する部> (1)総務部(2)司教秘書部(3)財政部(4)広報部(5)教学部(6)社会部(7)典礼部(8)福祉部

・「教会学校部」は教学部に属し独立した部ではない。

委員会

[任務]

事務局の部に属し、各部を助けてその活動を円滑ならしめる。

[任期]

各委員会により異なる。

[会議]

各委員会で別途これを定める。

実行委員会

[任務]

布司協が承認した全教区的活動の実行。(問題の消滅にともない実行委員会は解散する)

[任期]

定められていない。

[会議]

各実行委員会が別途にこれを定める。

・小委員会では現在「布教小委員会」だけが残っている。

・実行委員会では「靖国問題実行委員会」が唯一のものである。

ヤル気は充分 現場フル回転

教学部

*使徒職研修コース-5回目が開かれている。信徒使徒職の重大さを今一度考えるよい機会であるとされる。パウロ6世教皇の使徒的勧告「福音宣教」の中に、「信徒の任務は、キリスト者を宣教へと駆りたて、まだかくされている福音宣教へのさまざまな可能性を見いだし、行動に移すこと」とある。この任務遂行の基礎として、まず生活の見直しがなされなければならないという。対象はすべての信徒で、できるだけ大勢参加できるように8グループが設けられている。会場は吉祥寺、浅草、麹町、松戸各教会や、(瀬田教会)、イエズス会黙想の家など。

なお、教学部ではこの使徒職研修の一環として、とくに社会人壮年の錬成会を秋に企画している。研修コースや要理講座の参加者の比率がややもすれば女子に傾きがちであることから、社会の中堅で現に活躍している男子にこそ、聖書や、公会議その他の教会公文書の精神を知ってもらいたいというのがねらいである。9月下旬に。

*要理教育講座-こちらも5回目である。要理教育者の研修と養成に大きく貢献するもの。今年は特に「日本人としてのキリスト信仰のあり方」という最も根本的で重要な問題の一つに意欲的にとりくんでいる。

*教会学校部-おもにリーダーの講習会。教会学校教師の要件は子どもに対する心からの想いと熱意であるが、初めてリーダーになるものの不安の解消、予備知識をもつことの効用性などから行なわれているもの。

典礼部

恒例の「生きた典礼をめざす集い」では、今秋「生活と祈り」をテーマにパネルディスカッションを計画。共同回心式も随時。「ゆるしの秘跡」の徹底では、信徒の便宜のため告解場にはりつける式文の印刷など。典礼シリーズの発行もつづける。これに関連したものとして「オルガニストの集い」「オルガニストのための典礼と音楽基礎講座」「教会音楽祭」も。

社会部

国際児童年にあたって、なしうることをさぐっている。たとえば発展途上国において普通の人間生活の基本を欠く子どもたちのために祈りや物資・金銭援助など。このことだけに関していえば、代議員会提案の「対外援助活動の促進」や福祉部の仕事にも関連するので、検討中の段階である。

福祉部

代議員会の提案でもある「カリタスの家」のPRに力を入れている。あらゆる機会を利用するというゆきかたから本紙にもつぎのようなガイドをよせた。沿革-1969年、東京大司教区により、教区内に住むすべての人びとを対象として、一般市民生活の中で出会う様ざまな困難に対する相談・援助活動を目的として設立された。仕事の内容-(1)家族福祉の相談。たとえば親子・夫婦・老人・心身障害など。また子ども相談室では自閉症、情緒障害、知恵おくれ、夜尿症、登校拒否、その他の異常行動など子どもの心配。必要な場合は専門の病院や適当な施設をも紹介する。(2)ボランティア活動。体の不自由の人の介助、病人のための家事奉仕、話し相手、老人の世話、盲人のためのテープ吹き込み、里親・施設面会各ボランティア。奉仕篤志者や依頼希望者の受付。(3)青少年福祉部。養護施設をでた青年たちを中心とし、就職、結婚、人間関係など、一般生活の相談。申し込み方法-電話連絡して出むく。電話943-1726。ただし受付は休日を除き、午前9時30分から5時30分まで。

広報部

今年は「小教区報担当者のつどい」を充実させるのが基本方針。教区広報委と小教区報担当者の間の交流、協力をはかることがねらいだ。6月24日(日)復活第1回の会合をひらくが、教区広報委から具体的な案として(1)小教区報担当者の交流では互いの小教区報を完全に交換しあうなど(2)小教区報担当者と広報委との協力では、広報部が教区レベルでの行事を小教区報担当者宛に定期的に通告するなどを考えている。小教区側からの意見もきき具体策につめる。

靖国委

自衛官護国神社合祀拒否訴訟が山口地裁で全面勝訴したことで、教区民に報告のチラシを配り、相手方が控訴したためにさらに努力をつづけたいと訴えた。問題点をはっきり理解し、今後のたたかいの理論武装のためにも、共闘団体などでひらかれる学習会にはふるって参加するよう呼びかけている。

第4期布司協委員

(**は運営委、*は議長)

<中央>**藤田燿也(関口)、*浅井得二(アクション同志会)、大柳博士(麹町)、斎藤 浩(かつらぎ会)

<城東>**深堀 貫(赤羽)、*小林章雄(船橋)、加藤英一(町屋)、青山和美(竹の塚)

<城西>**初田正平(赤堤)、高橋ふみ(聖ドミニコ女子修道会)、I・ルメー(初台)、堀尾卓司(成城)

<城南>**関口真一(田園調布)、塚本伊和男(洗足)、大木治子(聖心侍女修道会)、渡部 真(上野毛)

<城北>**木島誠二(志村)、J・シュバリエ(秋津)、市川嘉男(北町)、阿部賢晤(下井草)

<武蔵野>**西川哲弥(高円寺)、村上新一(荻窪)、伊東清寛(吉祥寺)、山田春子(メルセス修道女会)

<多摩>**川村_司(豊田)、森本敬三(コンベツアル会)、新垣壬敏(立川)

<千葉>**D・カラン、沼倉研史(千葉寺)、山下正訓(五井)