日本政府の緊急事態宣言再発出を受けて

2021年01月07日

カトリック東京大司教区の皆様

カトリック東京大司教区 大司教
菊地功

日本政府の緊急事態宣言再発出を受けて

新型コロナウイルス感染症の新たな拡大を受けて、1月7日、政府から二回目となる緊急事態宣言が、地域を限定して発出されました。東京都と千葉県は、その対象地域の中に入っており、期限は一ヶ月と報道されています。

昨年の1月30日以降、東京大司教区では「感染しない、感染させない」ことを念頭に、自分の身を守るだけではなく他の方々への十分な配慮をもってお互いのいのちを守るために、感染症の拡大に対応しながらさまざまな感染対策を実施してまいりました。現時点においては、信徒の方々に感染されたり亡くなられた方が少なからずおられるとの報告は受けていますが、教会活動を起源とした感染は報告されていません。

とはいえ、どのような形で感染が拡大するのかは、未だに解明されてはいませんので、細心の注意を持って行動することは当然です。今回の緊急事態宣言では、集会などの禁止は盛り込まれていませんが、感染対策の徹底が求められていますので、小教区におけるこれまでの感染対策をあらためて見直し、徹底するようにお願いいたします。

基本的には昨年12月1日付で発表した文書「新型コロナウイルス感染拡大下の待降節」における対応から大きく変更はいたしませんが、以下に記すように若干の確認と変更をさせていただきます。

1:聖堂内で、前後左右に最低でも1メートルの距離を保つことが出来ない場合、公開ミサを行うことは出来ません。また、ミサ中に充分な換気が出来ない場合も、公開ミサを行うことは出来ません。

2:ミサ後などに聖堂から退出する際、「密」とならないように、順序よく退堂したり、あいさつや立ち話を避けるなどの対応をお願いします。

3:ミサに参加されている際には、聖歌の歌唱など声を出すことを極力自粛されてください。また会衆や奉仕者、司式者、聖歌隊にあっても、マスクの着用を徹底してください。加えて聖歌隊奉仕がある場合はマイクを活用するなどして、できる限り少人数で、離れて歌唱するように工夫されてください。

4:聖体拝領の直前に、拝領する方々の手指を、必ず消毒してください。

5:年齢制限には困難があるため、あらためての年齢制限はいたしませんが、75歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方にあっては、できる限りご自宅でお祈りください。主日のミサの義務については、東京教区のすべての方を対象に、当分の間免除いたします。

6:それぞれの小教区の実状には大きな相違がありますので判断は主任司祭に委任しますが、ミサにおける受付や登録、消毒作業などで、多くの信徒の方が奉仕してくださっています。中には大きな不安を抱えておられたり、またご家族に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方があるなど、困難を感じながら奉仕してくださる方もおいでだと思います。そういった信徒の方々の事情を勘案して、感染対策に対応するための奉仕者を充分に確保できない場合は、公開ミサを中止にしてください。

再びこのような緊急事態宣言という状況になり、集まることがさらに難しくなりつつあります。聖体祭儀において共に集い、歌い、祈ることがわたしたちの信仰生活においては重要なのはいうまでもありません。同時に、自分だけではなく、神から与えられた命を生きるすべての人を守ることも、わたしたちにとって重要な責務です。

困難のさなかにあっても、主イエスの「世の終わりまで共にいる」との約束に信頼し、主を中心とした一つの体における霊的な絆を再確認いたしましょう。

なお、「霊的聖体拝領」の一助として、毎土曜18時に、大司教の主日メッセージを「週刊大司教」と題して、インターネット配信しております。ご活用ください。また麹町教会をはじめいくつかの教会で、主日ミサをネット配信されていますから、これもまたご活用ください。

以上

現在の東京教区における感染症への対応の詳細はこちらのページをご覧ください。