ケルン大司教ヴェルキ枢機卿からの弔文

2021年01月05日

岡田武夫名誉大司教の帰天にあたり、東京大司教区と姉妹教区であるケルン大司教区のライナー・マリア・ヴェルキ枢機卿様より、菊地大司教宛に弔文が届きましたのでご紹介いたします。

タルチシオ 菊地功大司教様

先日、深い悲しみのうちに、あなたの前任者であるペトロ岡田武夫大司教様の帰天の知らせを受けました。2014年の私のケルン大司教着座式と、2016年の東京訪問の際に岡田大司教様と出会ったことをよく覚えています。東京訪問の機会に、私は東方の三博士の聖遺物を贈呈することによって両教区の友好関係に特別な敬意を表しました。彼は大聖堂の聖フランシスコ・ザビエル像の横に聖遺物の入った顕示台を安置しました。岡田大司教様は、私たちの二つの教区が、類似点と相違点を持ちながら互いに歩み寄っていくことに大きな関心を持っていました。

岡田大司教様は、浦和司教を9年間務めた後、17年間東京大司教区を導きました。私はまた、彼がどれだけ被造物への責任のために立ち上がり、日本の核廃絶を訴えていたかを覚えています。岡田大司教様は世界的に知られた司教としても活動し、国家主義的傾向に反対していました。岡田大司教様の帰天は、確かに東京大司教区にとって大きな損失を意味します。

親愛なる菊地大司教様、パンデミックのため、残念ながらケルンから葬儀に参列することはできません。しかし、2020年12月23日と2021年1月19日に、霊的な一致のうちにお祈りすることを約束いたします。

悲しみのうちではありますが、クリスマスに豊かなお恵みがありますように、そして、来る2021年が平和な年になりますようにお祈りいたします。

ケルン大司教
枢機卿 ライナー・マリア・ヴェルキ