お知らせ
東京教区ニュース第258号
2008年12月01日
目次
厳かに列福式を挙行 三司教がメッセージ
「ペトロ岐部と187殉教者」の列福式が、 11月24日の正午よりビッグNスタジアム (長崎) で厳かに行なわれた。 列福式にあたり岡田武夫東京大司教、 高見三明長崎大司教、 溝部脩高松司教の3司教がメッセージを出した。 列福式の詳細については本紙1・2月合併号にて報告する。
列福式は慶事です。 神の恵みです。 しかし、 列福される殉教者たちは、 公に祝われることのない何千何万という無名の殉教者たちの代表であると考えたいと思います。
一方、 日本の為政者たちがキリスト教を禁じた理由の中には、 キリスト者自身に猛省を迫る点がいくつかあったと思われます。 たとえば、 当時、 宣教方法に関する見解の違いなどによる宣教師たち同志の争い、 神社仏閣を破壊したり焼き払ったりするという暴力的な行為などが、 為政者や他の宗教の人々にキリスト教に対する偏見や誤解を生じさせる要因ともなりました。
現代を生きるわたしたちキリスト者は、 信教の自由が完全に保証され、 すべての人の尊厳と人権が大切にされる平和な人類社会の実現を目ざすだけでなく、 キリストの福音を深く理解し、 真に証しする生き方をもっと徹底して追及していく必要があります。
殉教者の生き方に学ぶことが、 キリストの福音の真髄を悟り生きることへとつながるようさらに祈り努めて参りましょう。
(列福式実行委員会委員長 高見三明 長崎大司教)
この列福運動に当初からかかわり、 最後の段階でその実現にまでこぎつけた当事者として、 今回の列福はとても嬉しく、 光栄に思っています。 何よりも、 日本教会を意識させる大きな運動になったことがとても嬉しいことです。
実を申しますと、 この運動にかかわっていても、 ごく最近まで本当に実現するとは思っていませんでした。 漸ようやく最後の数年間に至ってこぎつけるという実感に至ったに過ぎません。
しかし、 考えてみるとこれが実現するにはそれなりの時間が必要だったということです。 式があればよいというものではなく、 式に至るまでの時間に日本教会全体の意識の変革が必要だったのです。
わたしたちはこれを準備しながら、 自分が変えられていったのを実感しています。 同様に殉教者のことを語ることをとおしながら、 日本教会の活性化を切に願ってきたのでした。 今お願いしたいことは、 今回の列福式を単なる儀式に終わらせないで、 祭典を出発点として日本教会の刷新に向けて歩みだすことです。
(列聖列福特別司教委員会委員長 溝部 脩 高松司教)
この度、 長崎で史上初めて、 ペトロ岐部と187殉教者の列福式が行なわれます。 これは極めて意義深いことであり、 この機会に日本に新しい神の息吹が吹き、 日本の福音化が進展することを切に望み、 神の恵みを切に祈ります。
日本は殉教者の国であり、 日本26聖人殉教者を始めとする多くの殉教者の聖人・福者が与えられました。 しかし、 今回は日本の教会の主導による、 日本の教会のための列福運動による実りです。 しかも188人全員が日本人で、 そのなかの183人が信徒です。 ここに今回の列福の特色があります。
わたしたちは400年前の188人の殉教者の生き方から今日の教会として学ぶべき点が多々あると思います。
現代は価値の多元化と相対主義の時代と言って良いのではないでしょうか。 人々は信ずべき明確な軸足を失っています。 課題は、 いかに他者を否定せず、 排撃せずに自分の信仰と信念を貫くか、 ということです。 この点、 殉教者の信仰告白は明瞭明確であります。
現代は人間の絆が弱く、 そして薄い時代です。 課題は、 いかに互いの自由と意思を尊重しながら、 他者を自分より優れたもの、 かけがえのないものと考えて大切にかかわっていくのか、 ということです。 殉教者は非暴力を貫きました。
現代は個の存在が薄く、 自分の存在の意味に疑問を持つ人が少なくはありません。 現代の 「荒れ野」 において、 人生の孤独と意味の喪失に苦しむ人々に、 癒しと励まし、 光と力となるネットワークを築くことこそが教会の重要な課題であると思います。 400年前、 日本には司祭不在の共同体が立派に存在していました。
現代、 これらの課題を乗り切るために、 188殉教者の生き方は大きな力、 支え、 導きになると信じます。
(日本カトリック司教協議会会長 岡田武夫 東京大司教)
原主水の列福を記念
千葉地区の集いで
長崎での列福式に先立ち、 11月3日に習志野教会 (主任 江部純一神父) で 「原主水列福記念 千葉地区の集い」 が行なわれました。 これは今回列福される原主水が習志野教会に近い臼井城 (現佐倉市) で生まれたことから実現したことです。 午後1時半から幸田和生司教の講演、 2時半から岡田武夫大司教司式の記念ミサの予定でしたが、 肌寒い天候のもと、 12時過ぎから続々と大勢の方が集まりました。
講演の中で、 幸田司教は今回列福される殉教者らがわたしたちに遺してくれた 「神に対する確固とした信仰・どんな境遇においても神に希望をおくこと・愛をもって愛を貫くこと」 を熱く語り、 予定時間が瞬く間に過ぎていきました。 キリスト教の伝来以来、 わずかな間に日本全国に広まり、 殉教に至るほど人々の心を捉えた信仰の確かさを再認識し、 彼らに 「力強く生きていきなさい」 と問いかけられているような気がします。
続く岡田大司教司式のミサは、 総勢12人の司祭団で執り行なわれました。
ミサ後はティーパーティーが行なわれ、 普段は会うことのない他教会の司祭と歓談したり、 旧知の人との再会を喜び合ったりと、 楽しいひと時を過ごすことができました。 この催しは千葉県内3宣教協力体の主催で行なわれましたが、 小教区や宣教協力体の枠を超え、 大変意義あるものとなりました。
キリシタン巡礼ガイドを作成
このたび、 『江戸キリシタン巡礼ガイド』 を、 長崎での列福式に合わせて東京教区で作成しました。 ふだんは気付かずに歩いている町のあちらこちらの片隅にキリシタンの記念碑が残されていることに、 はっと気付かされると思います。 きっとこれらの跡地に立てば、 数百年の年月を越えた殉教者の信仰と、 現代を生きるわたしたちのそれとが響き合うことでしょう。 困難な時代に信仰と向かい合い、 人の思いを越えた神と出会った殉教者たちゆかりの地をぜひ訪れてください。
『ガイド』 では、 列福されるヨハネ原主水とペトロ岐部の江戸での関わり、 江戸の殉教者が記念されている殉教地、 そして実踏調査による地図データなどを収録してあります。 また徒歩あるいは交通機関を使ったモデルコースも掲載してあるので、 とても便利です。 ぜひこの 『ガイド』 を手に散策してみてください。 (荒川博行)
関連:教区からのお知らせ『江戸キリシタン巡礼ガイド-ヨハネ原主水とペトロ岐部ゆかりの地を訪ねる-』配布の件11/17
各協力体で合同堅信式
ミサと講演会 千葉中央協力体
10月19日午後2時より、 西千葉教会 (主任 小林敬三神父) において、 千葉中央宣教協力体 (千葉寺・東金・茂原・西千葉) の合同堅信式ミサが執り行なわれました。 ミサは岡田武夫大司教の主司式、 4教会の主任司祭の共同司式で行なわれました。 今回の堅信式では、 48名の信徒が堅信の恵みに与りました。
岡田大司教は「イザヤの預言」で繰り返し強調されている 「わたしが主、 他にはいない。 わたしをおいて神はない」 という信仰を守った人々こそ日本の殉教者たちです。 殉教者に学びながら信仰の証しを立てていくようにと説教の中で呼びかけました。
午前中に行なわれた岡田大司教による 「殉教者7週間講話」 において、 ヨハネ原主水の処刑前の言葉が取り上げられました。 岡田大司教は「イエス・キリストの贖いによって救われるというのがわたしたちの信仰です。 殉教者は、 時の権力者の言うことを聞かず、 教えを捨てることなく毅然として命をかけてイエスの愛を証ししました。 今を生きるわたしたちは 『死は、 神の愛から、 わたしたちを引き離すことはできない』 と信仰宣言した殉教者の生き方から学ぶことができます。」と話しました。
ミサ終了後に、 受堅者一同を代表して東金教会の伊藤由佳さんが岡田大司教に感謝の言葉を述べました。 各教会ごとの記念撮影が済むと、 信徒会館ホールで懇親会が催され、 大司教を囲んで歓談しましたが、 聖歌やアカペラ (千葉寺ハッピーデイズ) などが披露され和やかな興奮の中でひと時を過ごしました。 (手塚一朗 西千葉教会)
世田谷南協力体
世田谷南宣教協力体の合同堅信式が、 10月19日 (日) 午後2時から幸田和生補佐司教を迎え碑文谷教会 (主任 小坂正一郎神父) で行なわれた。 碑文谷52名、 田園調布23名、 上野毛12名が堅信の秘跡を受けた。
侍者の子どもたちは自分たちの教会の侍者服を着て参加。 聖歌隊も碑文谷を中心に田園調布教会、 上野毛教会の聖歌隊有志も参加した。
幸田司教はミサのはじめに、 わたしたちはキリストの証人にならなくてはならないと語った。 説教では1552年に日本に来た、 貿易商で医師のルイス・デ・アルメイダ (後にイエズス会の司祭) の偉業について話し、 どんなに小さな生命でも神から見れば一人ひとり大切な存在であると説明。 小さな事をとおして神の愛の証人になることができるよう、 今日堅信を受けた人も神の眼差しを忘れないで欲しいと話した。 (間島道子)
港品川協力体
小雨模様の10月26日 (日)、 港・品川宣教協力体の合同堅信式が岡田武夫大司教主司式のもと、 麻布教会 (主任 藤井泰定神父) にて行なわれた。 宣教協力体の合同堅信式は昨年から2巡目となり、 麻布教会では2回目となる。 堅信の恵みに与った信徒は、 麻布教会25名、 高輪教会5名、 目黒教会23名。 目黒教会では今年からインターナショナル共同体からも堅信式に参加することになった。
麻布教会の聖堂は受堅者、 代父母、 多数の信徒で満席となったため、 敷地内に準備されたホールで、 ビデオによる中継をとおして堅信の秘跡を共に喜ぶ信徒もいた。
岡田大司教より聖香油の塗油を受け、 平和のあいさつを交わした受堅者と代父母は、 堅信の恵みを受けた喜びのうちに両形態による聖体拝領を行なった。
ミサ後には心配していた雨も上がり、 聖堂前に設けられた屋外のパーティー会場では岡田大司教をはじめとした司祭団と受堅者、 信徒が堅信の恵みを喜び合い、 親睦を深めた。
受堅者の代表は、 「新たなスタートを切ったわたしたちが、 聖霊の導きによって信仰を共に歩むことができますようにご指導ください。」 とあいさつした。 (郡司 誠)
豊多摩北協力体
10月12日、 午前9時半より北町教会 (主任 パスカーレ神父) において、 豊多摩北宣教協力体の合同堅信式ミサが、 幸田和生司教の司式によって執り行なわれた。 豊島・板橋・志村・北町の4教会の主任司祭たちも聖霊を表す赤のストラを身に着けて司教の脇に立ち、 ミサを盛大なものにしていた。
豊多摩北宣教協力体での合同堅信式は、 4年前にこの北町教会を挙式教会として始まり、 この度2巡目に入ったことになる。 今回の合同堅信式では28名の信徒が幸田司教によって堅信の秘跡を授けられた。
ミサ後は聖堂内での写真撮影に続いて、 ホールに場を移して祝賀会が行なわれた。 幸田司教に続いて四名の主任司祭からも祝辞があり、 各教会代表の受堅者からは感謝の言葉が述べられた。
その後は聖歌隊 「コール・シャローム」 による歌の披露などがあり、 立食パーティー式の手作りの食事をつまみながら皆で喜びを分かち合った。 (山口 隆 北町教会)
三河島教会 創立75周年を祝う
使徒聖ヨハネを守護の聖人にいただく三河島教会 (主任 西本裕二神父) では、 10月12日に創立75周年を記念し、 岡田武夫大司教の司式により感謝のミサが捧げられました。 歴代の主任司祭や荒川足立宣教協力体、 サレジオ会の司祭団22名が共同司式で参加し、 荘厳なミサとなりました。
祭壇を飾る新しい燭台の祝別が岡田大司教によって行なわれ、 「この燭台があなたを賛美する感謝の祭儀をより豊かなものとし、 ミサに集う人々が、 あなたの愛のうちに生き、 またこの燭台の上に置かれるロウソクの炎がキリスト者にとって、 ご聖体への熱意を強め、 信仰を育むものとなりますように」 と祝福の祈りが唱えられました。
この日は多数の小教区、 修道会をはじめ大勢の人たちがお祝いに駆けつけ、 聖堂に入りきれない人たちは映像をとおして集会室でミサに与りました。 教会全体があふれんばかりの喜びに包まれました。
祝賀会では、 ベトナム琴や和太鼓による演奏など楽しいアトラクションが披露される中、 会場のあちこちで、 久しぶりの再会を喜び合う光景が見られました。
主任司祭の呼びかけで、 信徒の一人ひとりが教会を助け、 共に力を合わせて取り組んで迎えたこの日、 三河島教会は感謝と喜びのうちに、 創立百周年に向かって歩みはじめました。
(佐藤しづ代三河島教会)
今年も合同追悼ミサ
11月2日午後2時より東京カテドラル、 五日市霊園、 府中墓地にて東京教区合同追悼ミサが行なわれた。
府中墓地では晴天の中、 330名程の参列があり、 府中墓地の小さな聖堂は満席となり、 外でミサに与かる人もいた。 主司式の幸田和生司教は説教で次のように話した。
「目に見える、 科学的に理解できる世界だけではなく、 そのすべてを包み込む大きな何かがあるというのが信仰の世界であり、 それをキリスト教では 『神』 と呼ぶ。 『神の愛』 と言ってもよい。 神によって 『良し』 とされてわたしたち人間が存在する。 わたしたちが神の大きな愛に生かされていると信じるとき、 死はその神のもとへ帰っていく事だと信じることができる。 それは時間の制約を超えた永遠のいのちの世界であり、 空間の制約を越えた天の国である。」 また、 福音のことばから 「亡くなった人も、 生きているわたしたちも、 一人も失わないで、 生かしてくださるのが神の御心である。 この御心に信頼して、 亡くなった方々も、 生きているわたしたち自身も神の御手にゆだねて歩んでいきましょう」 と語り、 墓地に眠る人々のため共に祈りを捧げた。
ミサの最後には墓地中央に新しく建立された大きな十字架の前で祝福が行なわれた。
管区研修会を開催
10月20日~22日、 伊豆高原のホテル・エクシブで東京教会管区の司祭研修大会が行なわれた。 札幌から横浜までの6教区を含む東京教会管区では、 司祭の交流を目的に4年に1回研修大会を行なうようになってから3回目の開催。 テーマは 「過去を振り返りながら、 これからの日本の社会の福音化を考え、 祈る」。
最初の日、 高松教区の溝部脩司教の講演。 殉教者の話と禁教令に至るまでの問題について興味深い話をした。 2日目は韓国チェジュ教区のカン司教の講演。 韓国の教会の歴史と実状、 そして活性化のためにチェジュで行なっている小共同体育成について話し、 日本の教会の活性化のためにもヒントが与えられた。 3日目は横浜教区の梅村昌弘司教の講演。 東京と福岡の神学院の合併と典礼の諸問題について話した。 また、 溝部司教は高松教区内の神学院のローマへの移動までのいきさつについても報告した。
112名の司教、 司祭 (東京教区から38名が参加) が参加し、 教区を越えた司祭の交流ができ、 他の教区の実状、 問題や宣教の試みを知ることができた。 また散歩、 ドライブ、 テニスなどで普段の疲れを癒すこともできた。 (チェレスティーノ・カヴァニャ 教区本部事務局長)
カリタスの家だより 第9回
■ 自然体のクリスマス
「東京カリタスの家」 が主催するある学習会で、 ボランティアが障がい者に関わるときに、 「対等性」 ということを心がけることが大切だという話がありました。 これについていろいろな意見が出ました。 アンダースタンド (下に立つ) という言葉もあるし、 「奉仕」 や 「へりくだる」 「謙遜」 などによってボランティアがより下に立つのではないかという意見もありました。
いろいろな考えがあると思いますが、 きっと 「上」 や 「下」 そして 「対等」 などを意識しない関係が望ましいに違いないのです。 また別の学習会では、 カリタスの家が大切にしている 「寄り添う」 ということについて、 「添え木となって」 ではなく 「添え木になって」 が良いという話がありました。
この2つは一見同じようではありますが、 前者はすでにしっかりした添え木ができ上がっているイメージで、 後者は共に歩んでいく中で添え木になっていく、 ということでしょうか。 ― これらのエピソードに共通しているのは、 ありのままの自然体で気になる隣人の側にいる、 ということだと思います。
今 「東京カリタスの家・みんなの部屋作業室」 では 「まっ、 いいか」 という言葉が話題になっています。 なげやりでいい加減という印象もありますが、 自分の基準だけで決めない、 委ねる気持ちがあります。 心に関することは、 柔軟に対応することが大切です。 人には人の数だけ感情があり、 気持ちがあり、 心に幅もあるのです。 人の心はそれだけ複雑、 いえ豊かとも言えるのです。 だからこそ解釈も多種多様。 何事も、 「まっ、 いいか」 と考えることができれば選択の範囲は広がり、 気持ちも楽になります。
このように、 ゆったりとありのままの自分で参加できるクリスマスパーティーがあります。 カリタスを知らない人も、 知っている人も、 「仲間」 を感じることができるでしょう。 寒い都会の暮れのひととき 「カリタスパーティー」 に是非ご参加ください。 きっと暖炉のような暖かさやぬくもりを感じることができるようにお迎えしたいと思っています。 (岩田鐵夫)
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カリタスパーティー
日時 2008年12月13日 (土) 12時から15時。 受付開始11時30分。
場所 関口会館地下一階ケルンホール (カテドラル構内)。
会費 1,000円 (昼食つき)。
演目 二胡・ピアノ・コーラス・リトビックス。
申込方法 FAXもしくは電話でお願いします。
FAX 03-3946-9156 TEL 03-3943-1726
CTIC カトリック東京国際センター通信 第127号
未来へ ~「無年金外国人」を増やさないために~ 社会保険は永住の 「支え」
不足する情報
南米出身の日系人男性Mさん(29歳) が、 CTIC亀戸事務所を訪れた。 「国民健康保険 (国保) と国民年金の仕組みを知りたい」 という。
Mさんは、 日系二世で、 2003年に来日して働いている。 一人住まいで、 年収は300万円以上だ。
地方税の納付手続きを、 きちんとしていなかったことに気づき、 追納をしているうちに、 「社会保険の手続きもしてほしい」 と、 市役所から指摘を受けた。 しかし、 Mさんには、 請求額がどのように決められるのかが分からず、 国保料の請求が月額2万円を超えたことが納得できなかったようだ。
亀戸事務所では、 スタッフ個人の給与明細まで持ち出し、 Mさんが病気やケガで病院に行った場合に、 原則として7割は保険がカバーし、 重い病気にはさらにケアがあること、 Mさんの場合、 年収の8%程度の国保料支払いが義務であることを納得してもらった。
権利と義務のセット
Mさんが理解しにくかったのが、 国民年金だ。 法的には、 外国人でも、 日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の人は加入し、 保険料を払う義務を負っている。 納付条件を満たせば、 国籍に関係なく給付を受ける権利を持つことに対応しており、 まさに 「権利と義務のセット」 だ。
しかし、 相談者の出身国の国情によっては、 この 「権利と義務のセット」 は、 相談員にとって、 最も説明が難しい。 権利と義務がきちんとセットにならない環境で育った人は、 特に 「10年後、 20年後の権利」 のイメージが持ちにくい。
ましてや、 最近は、 日本人の間でも社会保険制度に不信感が広がっている。 このような中で、 情報が限られている外国人の定住者に、 年金について納得してもらうのは、 難しい。
また、 保険料を払い込んでいた外国人が途中帰国する場合、 国同士の協定がないと、 最大で約25万円の脱退金が払い戻されるだけの 「掛け捨て」 になってしまう。 外国人への配慮がまだ不足している点もあり、 相談員としては説明がつらい。
受給年齢に達する外国人
従来の相談ケースでは、 年金受給までをイメージした相談は、 比較的少なかった。 出稼ぎで帰国予定の外国人や、 三十歳代半ばを過ぎて来日した外国人にとっては、 老齢基礎年金の給付要件である25年の納付期間を満たすこと自体が難しかったからだ。 任意脱退や、 事実上の 「放置」 となってしまうことも多い。
しかし、 これからは違う。 「高齢で働けなくなるまで、 日本に住む」 「若いうちに定着し、 最後まで日本で暮らす」 という外国人が増えてきている。
この人々は、 年金保険料を払わなければ、 日本で老いたときに 「無年金者」 の苦しさが待っている。 病気やけがで重い障害を負った場合も、 年金保険料を払っていなければ、 障害基礎年金を受けられない 「無年金の障害者」 となってしまう。
「いざとなれば生活保護」 という話を持ち出す人もいる。 しかし、 生活保護は、 無から有を生み出す魔術ではない。 税金が財源であり、 厳しい審査がある。 生存権を守る 「最後の手段」 であり、 その前に、 拠出制の社会保険が、 できる限り活用されるべきことを忘れてはならない。
生活プランの必要性
Mさんは 「永住ビザの手続きを準備している。 次は日本国籍を取得し、 家族を持ちたい」 と、 希望を語ってくれた。
相談員は、 「それなら帰国脱退の問題は生じない。 年金保険料も、 きちんと払うことを勧める。 年金は老齢年金だけでなく、 障害年金もあるし、 家族を持てば、 万が一の場合の遺族年金もある。 日本の家族、 特に子どものことを考えれば、 年金は必要だ」 と答えた。
29歳のMさんならば、 老齢基礎年金の受給要件である25年を満たすことは十分可能だ。
理解は不安を減らす
最初 「毎月いくら取られてしまうのか」 と不安そうだったMさんは、 「仕組みがよく分かった」 と言って、 笑顔でCTICを後にした。
社会の仕組みが分かれば、 Mさんのように不安は減る。 そして、 何よりも、 生活に自信が持てる。
Mさんのような未来へ向けての相談が増え、 相談員がそれに応えることができれば、 最近 「未来が見えにくい」 と言われがちな日本の社会を支えていく、 ささやかな貢献となるのではないだろうか。
(宮本信也 亀戸事務所)
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【写真説明】両親の相談中、 亀戸事務所でビデオを見る子どもたち。 この子たちのためにこそ、 社会保険加入は必要だ (写真は本文とは関係ありません)。
私にとっての教会 (63)
小林 剛 (小岩教会)
幼い頃の憧れ
私が生まれた家のすぐ近くに小さな教会がありました。 私の両親は、 キリスト教とは何のつながりもありませんでしたが、 日曜日の朝、 教会の鐘が鳴ると幼い私に 「ほら、 教会に行っておいで」 と言いました。 教会には近所の子どもたちが集まっていて、 お兄さんがギター片手に歌をうたってくれ、 帰りにはイエス様が描かれたカードをくれました。
ある日、 私は帰りがけに、 教会の中で大人の人たちが聖書を片手に祈っている姿を見ました。 家に帰ってから母に 「僕もあの本がほしい」 と言いました。 すると母は 「子どもにはいらないのよ」 と言いました。 小学校に入学した後、 私がその教会に行くことはなくなりました。
それから十数年、 私はキリスト教とほぼ何の関係もない生活を送りました。 浪人生のとき、 受験勉強があまり手に付かず、 たくさんの本を読みあさっていた頃、 遠藤周作の 『死海のほとり』 という小説に心を激しく揺さぶられました。 イエスの生涯と主人公の生涯とが交錯する形で進んでいく小説なのですが、 初めは自分が一体何に心惹かれているのかまったく分かりませんでした。
受験シーズンが近づき、 受験したいと思っていた大学のパンフレットを見ていたら、 そこに、 大学隣接の教会に関する簡単な紹介が書かれていました。 私はいてもたってもいられず、 受験勉強もそっちのけでその教会を訪ねました。 そしてそのままその教会の聖書講座に通い続け、 大学入学後しばらくして洗礼を受けました。
結婚後その教会を離れ、 現在は教区の教会で住まいに一番近いところに通っています。 その教会は私の住まいから、 鐘の音が聞こえるほど近くにはありません。 しかし、 今でも日曜日の朝教会に行こうとすると、 幼い頃教会から鐘の音が聞こえて来たときの気持ちがよみがえります。 幼い頃の憧れであった祈りの輪の中に入ることができる喜びに心から感謝して毎日を過ごしています。
教会修道院巡り (150)
聖アウグスチノ修道会 葛西修道院
「いってきまーす」 「いってらっしゃーい」 平日の朝、 教会の近所に住む小学生たちが母親に見送られ、 元気に学校へ出かけていきます。 小聖堂の窓越しに見るこのような風景も今では一日の始まりを刻む鳩時計のようになってきました。
23年前に同潤会通りにあった前身の松江教会からこの中葛西1丁目に移転した頃、 一帯は工場や倉庫、 トラックの駐車場が立ち並ぶ地域だったのが、 今ではすっかり住宅街に様変わりしました。
外国籍の方も増え、 江戸川区の外国人登録数は2万4千人を超えています。 当初十数人で始まった主日の英語ミサも今では100名程になり、 フィリピン人のほかに西葛西を中心に人口が増えているインド人信者の数も増えてきています。 そんな環境にあって、 葛西修道院・教会では聖アウグスチノを守護の聖人として、 聖アウグスチノ修道会の会員が信徒と共に宣教・司牧に励んでいます。
今年は 『福音宣教推進全国会議』 (ナイスⅠから21年、 ナイスⅡから15年ということで) の振り返りが行なわれました。 「開かれた教会づくり」 と 「家庭の現実から福音宣教のあり方を探る」 というテーマで多くの提案が出されてきました。 開かれた教会は、 まず (家庭を核とする) 教会共同体自身がみ言葉によって霊的に豊かにされ、 喜びに満たされていることにその基盤があります。 同時にこの霊的豊かさと喜びは、 閉ざされた内向きの共同体で保ち続けることは難しいものでしょう。 主に派遣され安心して外に出て行くことができるのは、 自分にとって帰る場があり、 そこに自分を支えてくれている共同体があることを知っているからです。
共同体をとおして養われること、 同時に派遣される場での奉仕に身を捧げることの大切さを強調した聖アウグスチノに学びながら、 「いってきまーす」 「いってらっしゃーい」 という親子のやりとりを神様との間で日々続けていけたらと思います。
(柴田弘之 聖アウグスチノ修道会葛西修道院院長)
特集:雑誌 ヴィタル「みんな違っていいじゃないか」
『ヴィタル』 2008年冬号は12月10日 (水) 発行、 定価500円。 今回の特集は 「みんな違っていいじゃないか」。 違う存在であること、 また違った生き方をすることによって肩身の狭い思いをしなければならない今の日本の社会。 特集では、 差別のような問題から、 さまざまな素敵な生き方まで、 人々やその人生の多様性に焦点を当てていきます。 主な寄稿者は崔善愛 (チェ・ソンエ)、 森一弘、 星野正道ほか。 インタビューは奥地圭子。 申し込みは真生会館・ヴィタル編集部まで。 (〒160-0016 新宿区信濃町33 電話03-3351-7121 FAX03-3358-9700 メール info@magazine-vital.net
今月の投稿
「部落差別とは何か」に出席して
部落、 部落差別とは知れば知るほど本当に重く、 難しい問題です。 私は今回の連続講座 (現代の「出エジプト」 教区部落問題委員会主催) に出席して、 自分の心の在り方をつくづく考えさせられました。
10年ほど前、 夫の転勤先の大阪で生まれて初めて、 自分の生活の中で部落、 差別が現代の社会の問題であることを知りました。 それまで育ってきた環境の中にいる限り、 部落は過去の問題であり、 差別は自分には無縁のことだと思っていました。 それが今もなお現実の問題であると知ったときの衝撃は大きく忘れられません。 が、 それでも自分には関係ない別世界のことであると思ったのも事実でした。
今回、 講師の前川修さんのお話をうかがい、 改めて未だにある部落差別の現実を具体的に知りました。 部落差別とは、 理由のない本当に理不尽な差別です。 同じ人間であること、 何一つ変わるところのない人間であることは、 誰もが十分わかっているのだと思います。 それなのに 「部落」 という言葉ひとつで差別が起こるのです。
もし、 私の身近な人が部落出身であると知ったとき、 私はその人の見方を変えてしまうのではないか、 自分は部落ではない、 あの人とは違うと思ってしまうのではないか。 きっとそう思ってしまう、 そう感じました。 部落差別だけでなく、 あらゆる差別はしてはいけないことです。 頭の中でわかっていても、 知ってしまったことで自分の中に差別が生まれてしまう。 差別の苦しみや辛さは、 差別を受けた人にしか決してわかりません。
今回この講座に出席して、 私にとって部落問題や差別はもう別世界のことではありません。 全ての人と私は同じ人間であることを心から感じられるように、 普通に、 本当に普通に当たり前に差別する側でも、 される側でもない人間になりたいと思いました。 (塚原玲子 目黒教会)
お知らせ
ニューイヤー・オルガンと合唱のコンサート
« Christus heri, hodie, semper » «キリストは昨日、今日、いつも»
オルガン ミケーレ マンガネッリ
合唱団 カペラグレゴリアーナ・ファヴォリ-ト
2009年1月10日 (土)
午後7時開演 (開場18:30)
入場無料(これからのオルガン演奏会維持のために献金をいただけましたら幸いです)
主催 カトリック東京大司教区
問合せ 東京カテドラル聖マリア大聖堂 TEL03-3941-3029
カテドラル献堂記念ミサ
2008年12月8日
午後4時より
主司式 岡田武夫大司教
クリスマスの写真募集
東京教区のホームページでは、 待降節から降誕節の期間、 トップページをクリスマスの画像に模様替えしています。 今年も皆さまからの作品を募集いたします。 クリスマスをイメージする写真がございましたら、 どうぞお送りください。 教会、 修道院、 家庭など撮影対象は自由です。 皆さまより寄せられました作品はスタッフで検討のうえ、 1つを選びトップページの画像として採用いたします (待降節から降誕節の期間のみ)。作品は未発表のものに限ります。 住所・氏名・電話・撮影場所を明記し、 下記へお送りください。 電子メールでも受け付けています。
締切り:12月7日
応募先:〒112-0014文京区関口3-16-15東京大司教館 広報部HP係
E-mail info@tokyo.catholic.jp
〔過去の応募作品〕 https://tokyo.catholic.jp/text/diocese/album.htm
投稿募集
東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。
福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。
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〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京大司教館
東京教区ニュース
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VIVID
黙想会・祈りの集い等
南無アッバのミサ
12/13 (土) 14:00~15:00
幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院聖堂で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅徒歩1分)
司式:井上洋治神父 (東京教区)
問合せ (申込不要):駒沢 Tel/047-362-8570 e-mail: nk3737@yahoo.co.jp
詳細は 「風 (プネウマ)」 編集室 http://www.geocities.jp/kazehensusitsu/index.htm
いやしのためのミサ
12/14 2009/1/11 2/8 (第2日曜日) 14:00~
聖心女子大学聖堂で(渋谷区広尾 4-3-1)
司式:小平正寿神父 (フランシスコ会)、 パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html
いやしのためのミサ 「おかえりミサ」
12/20 (毎月 第 3土曜日) 16:00~
援助修道会聖堂で (新宿区市谷田町 2-22 Tel/03-3269-2405地下鉄南北線・有楽町線 市ヶ谷駅 徒歩 3分)
司式:晴佐久昌英神父 (東京教区)
祈りの集い 「テゼの集い」
12/12 (偶数月第 2金曜日) 19:00~20:30
幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院聖堂で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅徒歩1分 〒102-0085 千代田区六番町 14-4 Tel/03-3261-0825Fax/03-3262-3396)
問合せ:シスター朝日
聖書深読
2009/1/24 (土) 16:30~
メルセス会第4修道院で
内容:聖書深読、 教会の祈り、 夕食を共にしながら分かち合い
対象:祈りたい方どなたでも
問合せ:〒166-0003 杉並区高円寺南5-11-35 メルセス会第4修道院
Tel/03-3315-1550 Fax/03-3315-1587 http://www.mercedarian.com
シスター荒川佳世子
在世フランシスコ会 聖母病院兄弟会例会 *信徒フランシスカンとしての養成・交わり・祈りの場
12/7 (日) 14:30~16:30
聖母病院地下1階母子保健室で
テーマ:訓戒の言葉25 まことの愛徳
霊的補佐:庄司篤神父(フランシスコ会)
対象:どなたでも
費用:自由献金
問合せ:Tel/03-3554-1802 鷹野
※①初参加者は日時変更の確認要 ②1月休み
祈りのひととき
12/17 2009/1/21 2/18 3/18 (毎月 第 3水曜日) 19:30~20:30
マリア会 シャミナード修道院聖堂で(〒102-0071千代田区富士見1-2-43)
どなたでも、 遅刻も、 途中参加も可能
担当:清水一男神父
問合せ:Tel/080-5873-6637シスター小林
祈りへの招き-師イエズス修道女会企画による-
聖体礼拝 -ご聖体を囲んでの祈り
12/10 2009/1/7 (毎月第 2水曜日) 14:00~15:00
典礼センターピエタ 2 F聖堂で
連絡・問合せ:新宿区四谷 1-21-22 典礼センターピエタ Tel/03-3351-2692
神様ブレイク
2009/1/7 (毎月第 3土曜日 12月休み) 14:00~16:00
師イエズス修道女会八王子修道院で
師イエズス修道女会会員と共に主日の福音を深読
連絡・問合せ:八王子市戸吹町1490 師イエズス修道女会 (シスター中川) Tel/042-691-3236
祈りの家企画 -信徒のための黙想会-
12/5 (金) 14:30~12/6 (土) 昼食まで
八王子 祈りの家で (〒192-0001 八王子市戸吹町1490)
指導:山内堅治神父 (聖パウロ会)
申込・問合せ:Tel/042-691-9121祈りの家 (担当 シスター藤村)
若者の集い-出会い・祈り・語り合い- (新企画)
2/15 (日) 10:15~15:30 (麹町教会の10:30ミサに参加)
典礼センターピエタで
対象:30歳までの女性信徒
申込・問合せ:新宿区四ツ谷1-21-22典礼センターピエタ Tel/03-3351-2692 (シスター戸村)
八王子市戸吹町1490 師イエズス修道女会 Tel/042-691-3236 (シスター中川)
ベタニアで祈る-イエスと共に過ごすひととき-
2/20 (土) 2009/1/18 2/8 (日) 14:00~16:00
ベタニア修道女会 聖ベルナデッタ修道院で (中野区江古田 3-15-2 徳田教会 練馬区豊玉中1-39-1の隣)
対象:40歳位までの独身女性信徒
申込・問合せ:聖ベルナデッタ修道院 シスター菊池・松永・国定 Tel/03-3991-3403 Fax/03-3319-1340
e-mail: b-betha@angel.ocn.ne.jp
新年の黙想会
2009/1/11 (日) 15:00~1/12 (月) 16:00
師イエズス修道女会 祈りの家で
テーマ: 「恐れるな、 わたしはあなたと共にいる」
対象:未婚のカトリック女性信徒 奉献生活 (特に在俗会) について関心のある方
指導:山内堅治神父 (聖パウロ修道会)
参加費:¥7,000
申込・問合せ:1/5 (月) まで下記へ
〒160-0011 新宿区若葉1-5 聖パウロ修道会 管区修道院内 聖マリア・アンヌンチアータ会担当者 Tel/03-3351-5135 Fax/03-3351-8606 e-mail:sspprov@sanpaolo.or.jp
参考: http://www.sanpaolo.or.jp/paul/annunziata/index.html
黙想会 -イエス!共に居させて下さい-
12/12 (金) 18:00~12/14 (日) 15:00
※12/13 (土) 9:00 からの参加も可
汚れなきマリア会 町田修道院で
テーマ:本物の自分を目指して
指導:W・キッペス神父 (レデンプトール会・スピチュアルセンター所長)
費用:¥20,000 連絡:上坂佑子Tel・Fax/0467-53-4466
1日黙想会 -イエスのみ心を味わう-
2009/1/18 (日) 10:00~16:00
ノートルダム調布修道院で
指導:竹内修一神父 (イエズス会)
対象:20~30歳代の未婚女性
参加費:¥1,000
締切り:1/17 (土)
申込・問合せ:〒182-0034 調布市下石原 3-55-1 コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会 Tel/0424-82-2012 Fax/0424-82-2163 e-mail:prayer3551cnd@hotmail.com 担当:シスター池田洋子
聖パウロの回心のミサ -使徒パウロ生誕2000年 パウロ年にちなんで-
2009/1/25 (日) 15:30~ 麹町教会で
司式:岡田武夫大司教
問合せ:シスター行宗豊子 聖パウロ女子修道会 (女子パウロ会) e-mail: XLD07202@nifty.com Tel/03-3479-3943 Fax/03-3479-3944
主催:聖パウロ修道会 聖パウロ女子修道会 師イエズス修道女会
講座・研修会
テイヤール・ド・シャルダン研究読書会
12/2 12/16 2009/1/20 (火) 19:00~20:00 (12/16は18:00~19:00)
カトリック松原教会で (京王線・井の頭線 明大前駅徒歩5分)
テーマ:「人間の未来-人類行動~人類の道」
講師:美田稔氏 (テイヤール翻訳家)
教材:当方で用意 (テイヤールの『人間の未来』 みすず書房 ある方は持参)
参加無料 申込不要
問合せ:Tel・Fax/03-3332-8866 竹田誠二
信徒の月例会 -新要理書 「カトリック教会の教え」 を学ぶ-
12/20 (土) 14:00~ (16:00主日のミサ)
カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 アルペホールで
テーマ:クリスマスの秘儀-ご託身、 この世を生かす信仰
指導:岩島忠彦神父(イエズス会)
申込不要
問合せ:Tel/03-3263-4584
カルメル イエスとの出会いの道
以下いずれも カトリック上野毛教会 信徒会館で (世田谷区上野毛2-14-25 東急大井町線上野毛駅 徒歩6分)
担当:中川博道神父 (カルメル修道会)どなたでも いつからでも参加可能
問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail: carmel-reisei@hotmail.co.jp
キリストとの親しさ-出会いの神学-
〈朝クラス〉12/9 2009/1/13 2/24 3/10 (火) 10:30~12:00
〈夜クラス〉12/12 2009/1/9 2/27 3/13 (金) 19:15~20:45
カルメルの霊性に親しむ -カルメルの霊性をとおしてイエスとの出会いの道を探す-
〈朝クラス〉12/16 2009/1/20 2/17 3/24 (火) 10:30~12:00
〈夜クラス〉11/28 12/19 2009/1/23 2/20 (金) 19:15~20:45
〈黙想会〉3/19 (木) 20:00~3/21 (土) 17:00
ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等
下記の申込み・問合せ:〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所
執務時間:木 14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877
5会場での勉強会
全会場同一条件 13:30~15:00
指導:泉富士男神父(東京教区)
会費:¥500程度 申込不要
12/2 1/6 (火) 立川教会で
12/9 (火) ビ・モンタント東京事務所で
12/16 (火) 三軒茶屋教会で
※ 高輪教会、 成城教会は休み
聖書通読講話会
以下いずれも 土曜日 13:30~15:00
サンパウロ東京宣教センターで (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651)
対象:会員外もふるって参加を
世話人:浜端 Tel/042-623-1469
12/6 テーマ:「預言者エゼキエル」 指導:泉富士男神父 (東京教区)
1/10 テーマ:「パウロの手紙」 指導:鈴木信一神父 (パウロ会)
パッチワーク・キルト同好会
12/11 (木) 11:00~15:00
ビ・モンタント東京事務所で ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます。
会員外もふるって参加を
世話人:宮木Tel/042-575-2335
気軽に聖書を読む会
12/12 (金) 13:30~15:30
幼きイエス会修道院で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
会費:¥1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読み信仰を深めたい人、 時代背景を含め旧約聖書をさらに理解したい人
世話人:伊沢 Tel/03-3300-8449
シニアは語る
12/3 1/7 (水) 13:30~15:00
初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
内容:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、主体的な生き方とは何かを語る勉強会 (テキスト:「老いの輝き」)
世話人:吉井 Tel/03-3352-4055
月例散策会
12/10 (水) 10:30
JR両国駅西口改札口集合
行先:旧安田庭園と吉良邸跡および両国地域周辺
世話人:田垣 Tel/03-3999-1209
気楽に絵を描く会
12/3 12/17 1/7 (水) 13:30~17:00
ビ・モンタント東京事務所で
指導:池田道明先生 (カトリック美術展に参加 Tel/03-3892-5412)
水彩・パステル・絵手紙等
会費:¥1,000/月 (画材自己負担)
世話人:野村 Tel/03-3394-5778
なごみ短歌同好会
12/20 (土) 10:00~12:00
八王子教会2F和室で
世話人:高根 Tel/042-665-4692
シリーズ 音楽からみたフランシスカン霊性
以下いずれも 四谷サン・パウロ宣教センター 4階聖パウロ記念チャペルで
(新宿区四谷1-21-9 Tel/03-3357-7651 JR四ツ谷駅四谷口より三栄通りを入り徒歩2~3分の右側)
講師:杉本ゆり氏 (聖グレゴリオの家・宗教音楽研究所勤務)
受講料:¥1,000/各講座 (当日支払)
申込:e-mail:yuri-francesca@nifty.com Tel・Fax/0422-32-6074
フランシスコ会とラウダ No5-聖フランシスコ賛歌-
11/17 (月) 10:30~12:30、11/22 (土) 13:30~15:30 (両日同じ内容 どちらかに参加)
定員:各30名 (定員次第締切)
フランシスコ会とラウダ No6-受胎告知とクリスマスのラウダ-
11/29 (土) 12/1 (月) 13:30~15:30 (両日同じ内容 どちらかに参加)
定員:各30名 (定員次第締切)
フランシスコ会典礼音楽について
12/8 (月) 13:30~15:30、1/10(土) 10:00~12:00(両日同じ内容 どちらかに参加)
連続セミナー 「社会に響く、 教会の声~カトリック教会の考え、 社会問題について」
以下いずれも
月曜日18:45~20:15
カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 信徒会館 3階アルペホールで (JR・地下鉄四ツ谷駅3分)
講師:各回ともイエズス会会員
参加無料
問合せ:イエズス会社会司牧センターTel/03-3359-7655
共催:麹町(聖イグナチオ)教会 イエズス会社会司牧センター
(3) 12/15 講師:小暮康久 「働く人々の現状-外国人労働者と非正規雇用」
(4) 1/19 講師:ビセンテ ボネット ヨハネ・パウロ2世回勅 『働くことについて』
(5) 2/16 講師:ホセ ヨンパルト 「死刑制度で社会は良くなるか」
(6) 3/16 講師:ビセンテ ボネット 教会の声 「死の文化」・「いのちの文化」
第33回 看護教育充実セミナー - こどもたちと 小児科医をなぜえらんだか…-
12/13 (土) 14:00~16:00
聖母大学講堂で (旧聖母女子短期大学 JR目白駅前よりバス約5分 (江古田、 練馬方面行) 聖母病院入口徒歩2分 西武新宿線下落合駅より徒歩10分 バス-新宿駅西口より14番丸山営業所行き 聖母病院前)
講師:聖路加国際病院 副院長 細谷亮太先生
会費:¥2,000 (学生¥1,000)
申込:往復はがき (連名不可:ひとり一枚) に郵便番号、 住所、 氏名、 電話番号を明記して下記へ (折り返し受講票を送付 先着200名で締切) 〒161-8550 新宿区下落合4-16-11 聖母大学同窓会セミナー係
問合せ:聖母大学同窓会セミナー担当 藤井素子 〒161-8550 新宿区下落合4-16-11 Tel・Fax/03-3954-7145 (同窓会室)
主催:聖母大学同窓会 (氏名住所等の個人情報の使用は当セミナーに限定し終了後廃棄)
レジリエンス 女性のためのこころのCare講座
以下いずれも 金曜日10:00~12:00
2009/1/9 トラウマに対応するツール
2/6喪失とグリーフ (深い悲しみ)
カトリック目黒教会で (JR・地下鉄南北線目黒駅徒歩5分)
講師:中島幸子 (レジリエンス代表、 DVコンサルタント)他
参加費:¥2,000 (資料代含む 金額相談可)
申込不要 ただし託児希望者は1週間前までに要予約
連絡:Tel/03-3402-1089
主催:NPO法人 レジリエンス
朗読を学びませんか!-ミサにおける聖書朗読
1/14 1/21 1/28 2/4 2/18 2/25 3/4 3/11 (水) 13:30~15:30
サンパウロ宣教センターで (四谷 三栄通り)
朗読を深めるための講話:南雲正晴神父 (典礼神学・フランシスコ会)
朗読講師:森川靄子氏 (元NHKアナウンサー)
費用:¥24,000 (当日支払 資料代込み)
問合せ:Tel・Fax/03-3470-2772
申込:住所・氏名・Tel・Faxを記載して Fax/03-3470-2772
ぶどうの枝まで 担当:須藤
講座案内
以下いずれも キリスト・イエズスの宣教会で (江戸川区南小岩6-25-6)
申込・問合せ:シスター ベアトリス Tel・Fax/03-5889-3055
よりよい家庭を求めよう-少人数の8回講座
毎月第 1・3水曜日10:00~12:00
または第 1・3火曜日19:00~21:00
内容:家庭とは-夫婦親子の理解-子どもの成長にあたり自分とは-愛することなど
聖書のこころ-日常生活を深めよう
毎月第1・3木曜日10:00~12:00
または第2・4火曜日19:00~21:00
カテキズム講座
毎週木曜日 (初木・13日除く) 15:00~16:30
聖パウロ会宣教センター4階アルベリオーネルームで
「カトリック教会のカテキズム」第2編キリスト教の神秘を祝う
講師:池田敏雄神父(聖パウロ会)
参加費:¥300/回
問合せ:Tel・Fax/03-3208-7305 辻
純心こどもの国のクリスマス
12/6 (土) 14:00~16:00東京純心女子大学 江角記念講堂で
対象:幼児から大人まで 参加無料
内容:こども文化学科の学生と地域の子ども達の楽しいパフォーマンス
申込:11/25 (火)~12/3 (水) に下記へ
受付時間:平日 8:30~17:00 土曜日8:30~12:00 Tel/042-692-0326 Fax/042-692-5551
※ Faxでの申込は名前 (ふりがな)、 住所、 電話番号を記載し 「純心こどもの国のクリスマス」 係宛へ
♪ 音楽会等♪
オルガンと祈り-待降節とクリスマス-
12/19 (金) 19:00~
カトリック麹町(聖イグナチオ)教会主聖堂で
曲目:フランク パストラーレ メシアン 「主の降誕」 より
オルガン:坂戸真美 (カトリック碑文谷教会オルガニスト)
自由献金
問合せ:カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 Tel/03-3263-4584
e-mail: organ_to_inori@ignatius.gr.jp
http://blogs.yahoo.co.jp/organ_to_inori
オルガンメディテーション -晩の祈りとオルガン音楽-
12/12 (金) 19:00~19:50
東京カテドラル聖マリア大聖堂で
オルガン演奏:松浦光子
入場無料
問合せ:東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所 Tel/03-3941-3029
主催:カトリック東京大司教区
田園調布エクレシアアンサンブル クリスマスコンサート
12/14 (日) 13:30~ カトリック田園調布教会 大聖堂で
曲目:ヘンデル/合奏協奏曲Op.3 ヘンデル 「メサイア」 より御降誕の場面の抜粋 会場のみなさまと歌う、 クリスマスキャロル
自由献金
JLMM アジアのお母さんと子どものためのチャリティコンサート
12/7 (日) 18:30~ (18:00開場)
カトリック高円寺教会聖堂で (JR高円寺駅徒歩15分)
サックスと合唱で奏でるクリスマス音楽の調べ
曲目:ハレルヤ・コーラス パッヘルベルのカノン G線上のアリア ほか
出演:竹内幸枝、 所克頼 (サックス) JLMMハレルヤコーラス隊
入場料:¥1,500
問合せ・チケット販売:Tel/03-5414-5222 (JLMM 日本カトリック信徒宣教者会)
http://www.jlmm.net
クリスマス演奏会 第23回 イタリア音楽の夕べ -クリスマスは希望-
12/10 (水) 18:30開演
イタリア文化会館で (地下鉄九段下駅より徒歩10分 車での来場不可)
出演:カント・イタリアーノ東京
曲目:ジェズ・バンビーノ (幼な児イエズス) 真夜中 (オー・ホーリー・ナイト) ほか
監修・指導:ルチアノ・ベルタニョリオ神父 (イエズス会)
入場料:¥2,000当日券あり
問合せ:Tel/090-5201-5850 西出
東京純心女子大学 クリスマスコンサート
12/14 (日) 14:00開演 (13:30開場)
東京純心女子大学 江角記念講堂で
内容:グレゴリオ聖歌 パイプオルガン 声楽 ピアノ 合唱
出演:本学学生ほか
入場無料
予約不要
問合せ:Tel/042-692-0326 Fax/042-692-5551
主催:東京純心女子大学
声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」 ボランティア演奏会-第3回野島病院デイサービス 「ひまわり」 コンサート-
12/26 (金) 14:15開演
野島病院デイサービス 「ひまわり」 2階ホールで(練馬区豊玉北1-12-16 Tel/03-5999-6355 )
出演指揮・キーボード 山下晋平 ベル:山下奈々 小川玲奈ほか 合唱:リーダーターフェル 曲:G.Holst作曲 「Jupiter」 B.フリース作曲 「モーツアルトの子守唄」 海沼実作曲 「里の秋」 ほか
問合せ:Tel/042-494-2845 田部 Tel/080-5099-4322 e-mail: jiji.yoshiki@gmail.com
クリスマス・チャリティーコンサート -ミャンマーの支援活動のために-
12/13 (土) 18:00~ 目黒教会聖堂で
自由献金
曲目:世界のクリスマスキャロル集 トリオソナタ (テレマン) 黒つぐみ (メシアン) 主の降誕夜半のミサ固有唱 (グレゴリオ聖歌)ほか
出演:目黒教会聖歌隊 聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊
オルガン:目良節子 楠寿美子 米沢陽子 指揮・フルート:勝俣敬二 橋元正美 金谷くるみ他
問合せ:チャぺルコンサート・プロジェクト Tel/0120-03-2574 e-mail: chapel-concert-project@m6.dion.ne.jp
「VIVID」
★1・2月号(No.259)は、12月26日(月)発行、12月30日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 11月23日(日)
★3月号(No.260)は、2月23日(月)発行、3月1日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 1月18日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。掲載無料です。
〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
カトリック東京大司教館 立花昌和神父
Tel: 03-3943-2301 Fax: 03-3944-8511 E-mail: tachi@tokyo.catholic.jp