お知らせ
東京教区ニュース第236号
2006年09月01日
目次
東アジアの平和を祈る
ミサに500人が参加
平和旬間中 (8月6日~15日)、 各教区ではさまざまな行事や取り組みが行なわれた。 東京教区では六日に平和を願うミサと講演会がカテドラル大聖堂で、 12日には 「世界から見た憲法9条を考える」 集いが、 また13日には千葉地区と多摩地区で平和を願うミサがそれぞれに行なわれた (関連記事)。
2006年の平和旬間の行事として、 8月6日の午後5時より東京カテドラル聖マリア大聖堂において 「平和を願うミサ」 が捧げられ、 500人ほどが参加した。
東アジアにおける平和を願ってのミサは、 日本人だけではなく中国や韓国の人たちも多数参加して行なわれた。 聖歌や共同祈願、 主の祈りには中国語、 韓国語、 英語が取り入れられた。
ミサの司式をした岡田武夫大司教は説教の中で、 アジアに生きる日本、 中国、 韓国の三国の歴史には共通の部分があること、 しかし、 その歴史認識には大きな隔たりがあり、 歴史教育の在り方にも相違があることを指摘。 また、 30年前にローマで勉強していたときに韓国の司祭と出会って、 日韓の歴史には深刻な問題・課題があることを知ったこと、 さらに司教として、 日韓司教懇談会の担当者となり、 10年以上の交流の機会に恵まれたが、 歴史の問題を分かち合う必要を痛感したことを話された。
最後に前教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉を引用し 「平和のために働くことは日常の祈りと行為の積み重ねです。 キリストに倣い、 互いに痛みと苦しみ、 喜びと希望を担い合い、 分かち合って歩んでまいりましょう。 それがキリスト者の平和への道であると信じます。」 と呼びかけられた。
国際緊張なくなる 憲法に平和条項を
12日の午後からは 「世界から見た憲法」 という演題でマイケル・シーゲル神父 (神言会・南山大学総合政策学部助教授) の講演会と分かち合いがカテドラル・ケルンホールで行なわれ、 およそ200人が参加した。
同神父は第二次大戦、 ベトナム戦争、 さらには自身の出身地でもあるオーストラリアがかかわった戦争などを例に安全保障のジレンマについて説明。
「日本は国を守るのに十分な軍事力を持っている。 しかし、 憲法九条があるからこそ、 他の国々に限られた脅威しか与えない。 日本と同じように他の国々も、 憲法に平和条項を盛り込むならば世界の緊張感はなくなる。 日本は憲法を改正するのではなく、 世界中の憲法に平和条項を盛り込むことを広める役割がある」と語った。
祈りのリレーつながる ロス教区からも参加
昨年に引き続き今年も平和旬間中に祈りのリレーが行なわれた。 祈りのリレーには延べ19,957人が参加し、 平和を願う祈りで10日間がつながった。
昨年から始まったこの祈りのリレーは、 平和旬間中の10日間を30分刻みに分け、 参加者に希望時間を申し込んでもらい、 多くの人の祈りで平和旬間をつないでいこうという企画。
申し込みの受け付けは7月より始まった。 当初は出足が遅かったが、 8月2日にはすべての箇所が申し込まれ祈りがつながった。
また、 今年は米国ロサンゼルス教区に出向中の満留功次神父の協力もあり、 同教区からも祈りのリレーへの参加が多数あった。
講演会を開催
ミサに先立ち、 「東アジアの平和のために、 カトリック信者として何ができるか」 というテーマで韓国の歴史教育学者、 李元淳 (イウォンスン) さんの講演会が行なわれた。 音響機器の不備などのため、 聴衆は李さんの言葉を聞き取るのに苦労していた。 しかし、 韓国の学者が日本人を前にして歴史認識の違いなどについて語った意義は大きい。
□■■■平和を願うミサ■■■□
立川教会
8月13日、 立川教会において岡田武夫大司教の司式により 「平和を願うミサ」 が行なわれた。
ミサの中で岡田大司教は 「人は自分の信じた事を心から思い祈ったとき、 神様へと出発します。 そのとき、 神様から勇気をいただき、 祈ったように生きることができるのです。 そして何かを実行しようという思いを感じます。 人は心の平和のためにいつも心がつながっていなければなりません。
1995年、 司教団は 『平和への決意』 を発表しました。 これは 『心の武装解除』であり回心の証として平和への実現に向かって貢献していくという決意を表明したものでありました。 平和を学び、 平和のために力を合わせ、 小さな努力の積み重ねがなくてはなりません。 イエス様と一緒に皆が平和のために働き、 平和を作っていきましょう。」 と力強く語られた。(小塚由利子)
習志野教会
8月13日、 幸田和生司教司式による 「平和を願うミサ」 が行なわれた。 厳しい暑さの中、 聖堂には多くの人が集まった。
幸田司教は、 福音朗読の 「わたしは天から降って来たパンである」 (ヨハネ6・41) というイエスの言葉から説教を始められた。 パンは 「マンナ」 とも呼ばれ、 モーセの時代には日々必要な分だけ神から与えられる食物を意味した。 また、 イエスはガリラヤの群集に、 それぞれ必要な分だけパンを分け与えた。 このようにイエスの目指した世界は、 神の恵みであるパンを人々が平等に分かち合う世界であったが、 現代は必ずしもそのような状態にはない。 残念ながら世界各地で争いが絶えない。 イエスが示したように、 真の平和とは、 神からの恵みを人々が平等に分かち合うことから始まるのではないか。
また、 イエスの増やしたパンが余ったことから、 イエスは神の恵みのパンをその場に居合わせなかった人にも分け与えようとしている。 平和の秘跡であるミサは、 一時的だがイエスの目指した世界が実現する。 わたしたちはミサで受けた神の恵みを、 派遣されていく日常生活で平和のためにいかに生かすか、 またそのような神の恵みをいかに人々に知らせるか、 一人ひとりが祈りつつ考えなければならない。 このように司教は説教され、 信徒たちも平和に対する思いを新たにした。 (泉 雄生 習志野教会)
カテドラルの大改修
献金のご協力を
前号でお知らせしたように東京カテドラル聖マリア大聖堂の大改修工事が2007年に行なわれる。 これにともない岡田武夫大司教は東京教区民に献金の協力を以下のように呼びかけている。
(中略)
「東京カテドラルは、 東京教区のカトリック信者が一つの神の民であることの目に見えるしるしであり、 東京教区という部分教会の在り方、 祈り、 働きを具体的に表す場でもあります。 皆様には是非、 この機会に東京教区の神の民としての連帯とカテドラルの意味をご理解いただきたいと存じます。
ところで、 今回の大改修工事に際して信者の皆様に過大な経済的負担を負わせることはわたくしの望むところではありません。 しかし、 教区としては近い将来対応しなければならない、 高齢司祭の住居建設、 教区本部事務局の施設の充実、 各小教区への支援などのための資金も留保しておかなければなりません。 皆様にも献金をお願いいたしますが、 具体的な改修計画と募金については後ほどあらためて皆様にお知らせいたします。」
⇒大司教メッセージ 『カテドラルの大改修工事について』2006/7/28
⇒大司教メッセージ『東京カテドラル大改修祈りと献金のお願い』2006/9/25
エッファタ
「幸せになるために何が必要か」 また 「今、 一番欲しいものは何か」 と問われたら、 読者はどう答えるだろうか。 小学生を対象とするとき、 彼らの答えのトップは、 いずれの問いに対しても 「お金であった」 と小学校の教師をしている友人が教えてくれた ▲幸せとお金を結びつける。 それは大人たちの生き様の反映である。 親たちの日々は、 日々の生活費、 住居の購入費、 子どもの教育費、 老後の生活費などなど、 お金との関連なしには語れない。 高度に発展した消費社会・資本主義社会においては、 誕生の瞬間から老後まで人生のほとんどがお金抜きにしては解決されないようになってしまった ▲今や、 人の心もお金で買えるような時代になってしまった、 と言っても過言ではないだろう。 デパートでは貧相な格好をしている者は見向きもされないが、 裕福な雰囲気を漂わせれば、 店員が揉み手をしながら寄ってくる。 「お金で手に入らないものは何もない」 と豪語したH氏には権力者たちまでがすり寄っていった。 H氏は権力も金で買えると錯覚していたのだろうか ▲金だけの人生は精神の空洞化をもたらす。 このままでは個人だけでなく、 日本社会全体が内側から崩壊してしまう。 「たとえ全世界を手に入れても、 自分の命を失ったら何の得があろうか」 とイエスも警告した ▲今の日本社会で何よりも優先されなければならない課題は、 確かな人生観・世界観の確立である。(MK)
人事交流を模索 東京教会管区会議
7月12日~13日、 東京教会管区会議が札幌で開催された。 6教区 (札幌・仙台・新潟・さいたま・東京・横浜) の教区長、 司教総代理、 事務局長ら計20名が集まった。
会議はまず人事交流について、 各教区の現状報告から始まった。 修道会や宣教会の中には、 教区より司祭の高齢化が進んでいるところも少なくない。 地方の小さな小教区から撤退せざるを得なくなるケースなども、 これからますます増えるだろう。
もはや教区司祭の間だけで人事交流を考えていたのでは間に合わない。 また、 全国展開している大きな修道会に対して各教区がバラバラで話し合いをしている現状では、 適切な交流は実現しない。 管区レベルで各教区・修道会・宣教会が一堂に会する場を設け、 各々の事情や構想を率直に話し合って連携を進めていくなど、 新しい取り組みが求められる。
今回の会議では、 こうした人事交流の課題に向けてワーキング・グループを作ることに決めた。 幸田和生補佐司教を中心に林健久神父 (横浜)、 山田宣明神父 (さいたま)、 チェレスティーノ・カヴァニャ神父 (東京) がメンバーとして選ばれた。
また、 新しい宣教を目指す上で、 信徒の養成も欠かせない課題である。 そのためにも、 たとえば外国人と共に行なう共同体づくりのように専門的なノウハウを教える指導者を派遣する、 というような交流は今後もさらに進めることとなった。 信徒養成については来年の会議で継続して話し合われる。
管区合同の司祭研修大会は過去2回、 4年に一度のペースで行なわれており、 次の大会は横浜教区が担当で2008年10月に開くことに決定した。 研修内容は、 来年に事務局長会議を開いて詳細を検討する。(関 光雄)
第9回カ障連の全国大会
皆さまの協力に感謝
7月29日から30日、 日本カトリック障害者連絡協議会 (カ障連) の3年に一度の全国大会が、 東京カテドラルにて開催されました。 北は北海道、 南は鹿児島まで、 ボランティアを含めると約400名の人たちが参集しました。
東京で大会を開くのは12年ぶりということもあって、 参加者の多くは大きな期待を持って集まりました。 大会のテーマは 「人権と信仰~暮らしの中で受け止める」 でした。
1日目の総会の後、 新潟教区の菊地功司教の基調講演で大会は幕を開けました。 世界の災害や紛争が瞬時に忘れ去られる状況の中で、 大切なことは、 忘れられることによって解決する世界のさまざまな 「問題」 があることを知ることであり、 その現実にしっかり目を向けることであると指摘されました。
次に経済面では上位に位置する日本ですが、 人間開発面から考える幸福観では上位には決していないとも話されました。 最後に 「さまざまな問題について自分で考え、 判断する力」 と 「一人ひとりの存在を認め、 生きるようにと励ます態度」 がキリスト者には問われているという話で締めくくられました。
その後 「アジアの障害者との連帯」 から 「近所付き合い」 の10分科会で活発な分かち合いが行なわれました。 その中で 「生と死をどう受け止めるか」 と 「福祉制度と私たち」 の分科会が50名を越える参加者となりました。
2日目は岡田武夫大司教司式による関口教会のミサに参加し、 共にいることの喜びを味わいました。 全体会では前日の分科会の発表が行なわれ、 最後に手話を交えて、 皆で 「アーメン・ハレルヤ」 で散会となりました。
参加者からは 「生きる力をいただいた」 「皆が一つの輪になっていることを実感した」 「皆さんの日常の信仰が体と心で伝わってきた」 等の声が届きました。
今大会開催にあたり、 東京教区の皆様をはじめ、 全国の方々から多くのお祈りと献金をいただきました。 心より感謝申しあげます。 そして3年後の大会は新潟教区に決まったことを報告させていただきます。 (日本カトリック障害者連絡協議会 会長 中原えみ子 実行委員長 橋本宗明)
フィリピン・コミュニティが集う
7月30日、 松戸・小岩・豊四季・市川の各教会からフィリピン人の信者たちが集い、 「私たちは一つ」 をテーマとした催しを市川教会で行ないました。 4つの教会のフィリピン・コミュニティの結束と相互理解の促進を目的としたこの催しは、 これらの教会でミサを行なっているフィリップ神父によって発案されました。
さらに、 バチカン大使館のモンセニョール・レオン・カレンガを招いて英語ミサを務めていただいたことによって、 この催しは特別なものとなりました。 モンセニョールは皆が平和で友情が続くように祈られました。 7つの方言による共同祈願と、 各コミュニティの代表と六本木教会のヒミグ・コウエンジ合唱団の40人からなる聖歌隊の合唱も行なわれました。
ミサの後、 予想以上の220人の人々で教会のホールは溢れておりました。 その場にはフィリピン大使館の代表や他教会からの来賓たちも。 皆さんが各自持参されたフィリピン料理は所狭しというほど、 色とりどりに食卓を美しく飾り立てていました。 集まった人々はお料理をおいしくいただきながら、 各コミュニティによるエンターテーメントなどの余興の数々を楽しみ、 忘れられない一日となりました。(田中アイアン)
CTIC カトリック東京国際センター通信 第105号
移民と難民、 恩恵のひとつのしるし
日本の地における ベトナム難民の統合の過程
定住から安定へ
ベトナム難民がボートピープルとして日本に来はじめたのは1979年からである。 政府をはじめそれぞれ国際機関の援助のおかげで、 また、 各団体や宗教団体のおかげでベトナム難民は日本に迎え入れてもらうことができた。 難民キャンプに入れてもらうことができ、 そこで彼らは健康診断を受け、 定住に必要な手続きをした。
時と共に、 ベトナム人たちは日本社会のそれぞれの置かれた環境の中でさらに立派な仕方で統合していくことを考えることを好んだ。 今では、 まだいくつかの困難があるにもかかわらず、 多くのベトナム人は彼らの生活がより安全であることを感じており、 「自分の生活の面倒は自分で見る」 という、 大体において十分な生活ができるようになっている。 着いたばかりの頃は、 社会の中で感じた物質と精神の混同は彼らにどこか見知らぬところに迷い込んだような印象を与え、 どうやって統合していったらよいのか困惑させた。
経済面から
30年近くが過ぎて、 ベトナム難民たちは今、 大体において高い給料を得ながら十分な生活を送っている。 また、 ベトナム人の持って生まれた勤勉さでもって彼らのうちの何人かは家や土地を購入したり、 個人営業 (レストラン、 乾物販売、 美術品などの輸出入業など) をしたり、 また日本国籍を取った者もいる。
教育面から
父兄たちの奨励のおかげで、 また、 本人の努力のおかげで大勢のベトナム人の若者男女が博士、 技師、 医師の資格を持って大学を卒業している。 また短大卒も多くいる。 現在では、 大学で教授となっている者や、 日本の会社の優秀な専門家になっている者もいる。 また、 ある者はベトナムに進出した日本の会社の支社で支配人となっている。
家族の面から
ベトナムの家族は社会と日々の生活の中で重要な地位を占めている。 今日では、 家庭・家族を大切にするという価値観が脅かされているような環境にもかかわらず、 いくつかのベトナム人家族はパニックに陥りながらも、 この家族の価値はベトナム人の生活の中ではまだ尊重され守られている。
宗教面から
ベトナム人信徒の日本の小教区への参加は司祭方や信徒の方々によって神様から小教区に与えられた祝福のように迎え入れられた。 ベトナム人信徒は現世から来世にまで熱心に自分の宗教を生きるという伝統がある。 そして日本に来ても、 彼らはその伝統を維持している。 彼らは決して日曜日の礼拝をすっぽかすことはない。 聖体に対するあるしきたりのような心を持っている。 また、 特別な仕方での聖母への信心・尊敬の心を持っている。
宗教心を守ることや心の(精神的な)教育のおかげで日本における難民の信徒共同体には召命がたくさんある。 8名 (教区と修道会) の司祭と4名の助祭が日本の教区に貢献している。 そのほかに、 何人かの修道女もいる。 無原罪の聖母会 (1)、 トラピスト会 (14)、 愛徳姉妹会 (2)、 マリアの宣教者フランシスコ修道会 (2)。 各教区にたくさんの司祭志願生がいる。 横浜 (2)、 さいたま (1)、 広島 (1)、 大阪 (1)。 各修道会の志願生として、 コンベンツアル聖フランシスコ会 (5)、 サレジオ会 (7)、 神言会 (4) がいる。
また、 多くの女子修道会志願者がいる (聖体礼拝会、 宮崎カリタス会、 聖母奉献会、 聖母訪問会、 無原罪の聖母会、 病院の聖フランシスコ会、 アシジの聖フランシスコ会、 聖心の布教姉妹会)。 そのほかまだ多くの志願者がいる。 この恵みに神に感謝。
神からの贈り物
これらのことを書きながら、 少しだけ生活の中にあらわれた顕著なことについて述べたいと思う。 人は一人ひとり特別の恵みをいただいている。 それは唯一で、 主が教会や社会に与えた決して取り替えることのできないものである。 そして現代のグローバル化の背景の中で移民と難民は、 信仰の意味で言うなら、 わたしたちに与えられた神からの贈り物である。 もし、 わたしたちが彼らを受け入れるなら、 わたしたちの人格と魂は豊かになり、 祝福を受けるだろう。 もし、 わたしたちが彼らを拒絶するなら、 わたしたちは損害を受け、 判決を受けるだろう。 「私の名のためにこのような一人の子どもを受け入れる者は、 私を受け入れるのである」 (マタイ18・5)。
日本の社会には今までになく生活と労働のために来日した多くの外国人がいる。 国籍、 言語、 皮膚の色、 金持ちか貧乏か、 法律に従うか従わないかにかかわらず、 彼らはわたしたち、 まず第一に教会に与えられた神からの贈り物である。 わたしたちはこの贈り物を必要と感じているだろうか?わたしたちはこの贈り物をどのように受け取っているだろうか。 あるいは、 わたしたちはたくさんの問題や自分の関心事に心をとられて、 この贈り物を前にしてまだ無関心で、 うっかりした態度をとっていないだろうか。
贈り物はすでに渡された。 受けるか受けないかはわたしたち次第である。 わたしたちは自分のとる態度で祝福を受けるか罰を受けるかなのである。
「言 (ことば) は、 自分の民のところへ来たが、 民は受け入れなかった」 (ヨハネ1・11)
(グェン・ヒュー・ヒエン CTIC目黒)
原主水の生涯 (2) 高木一雄
■ 伏見の原主水佐
慶長3年 (1598) 8月18日、 豊臣秀吉が亡くなった。 続いて慶長4年 (1599) 閏3月3日、 豊臣五大老の一人であった加賀国金沢城主前田利家(まえだとしいえ)も亡くなった。 そこで同じ豊臣五大老の一人である徳川家康は、 閏3月13日に伏見の屋敷から指月(しげつ)の岡にある伏見城へと移った。 すでに正月10日には前田利家によって豊臣秀頼(とよとみひでより)が伏見城から大坂城へと移されたからであった。
慶長5年 (1600) 8月1日、 徳川家康が関東出兵中、 伏見城は石田三成(いしだみつなり)や大谷吉継(おおたによしつぐ)に攻められ城を守っていた鳥居元忠(とりいもとただ)は戦死してしまった。 そこで急遽伏見へと引き返した徳川家康は9月15日、 美濃国関が原で石田三成方と戦い勝利を収めてしまった。 そして9月23日には大坂城を接収して9月28日には大坂城西の丸に入ってしまった。 続く翌慶長6年 (1601) 3月23日には新しく木幡山(こわたやま)に築城した伏見城へと入っている。 その間徳川家康は原主水佐を従わせ普請現場を監督していたという。
■ 原主水佐の受洗
慶長5年 (1600) 大坂城西の丸にいた原主水佐は大坂のキリシタン寺でイエズス会ペトロ・モレホン神父から洗礼を受けている。 それは慶長5年 (1600) 9月28日から慶長6年 (1601) 3月23日の間に大坂城にいたからであった。 ちょうど慶長元年 (1596) から慶長8年 (1603) までの8年間、 淀川河口の天満橋近くのキリシタン寺にはペトロ・モレホン神父が日本人修道士2、 3人と常駐していたからであった。 その頃、 大坂市中にはイエズス会のキリシタン寺が2ケ所あり、 借家ではなく立派な建物であったという。 それに市中にはかつては小西行長が設立した病院もあり、 繁昌していたという。
その時代、 大坂市中は豊臣秀頼の支配下にあり、 徳川方とのパイプ役であった奉行片桐且元(かたぎりかつもと)は自分の子供がキリシタン寺の施療院で病気を治してもらっていたため、 宣教師に対しては好意的であった。 それに日本全国にはイエズス会士が109人もいて活躍していたときでもあった。
■ 江戸の原主水佐
慶長8年 (1603) 2月12日、 徳川家康は征夷大将軍に任ぜられ江戸に幕府を開いた。 そのため原主水佐も江戸へ下って御徒歩衆(おかちしゅう)となり1,500石が給され、 与力30人が付属されるようになった。 16歳のときである。 すなわち政治の中心が京・大坂から江戸へ移ったわけであった。
その頃、 すでに慶長4年 (1599) 4月7日、 伊勢国に潜伏していたフランシスコ会ヘロニモ・デ・ヘスス・カストロ神父が徳川家康によって見出され、 許可をもらって江戸八丁堀あたりに 「ロザリオの聖母教会」 を献堂していた。 そして京の信者笹田与右衛門(ささだようえもん)など4人が常駐して活躍していた。
ところが慶長6年 (1601) 閏11月2日には駿河町から出火した火災により焼けてしまった。 記録によると 「江戸市中一宇も残らず」 としてある。 それからまもなく、 3人のフランシスコ会士が江戸へ来て修道院、 同宿養成所、 施療院などを設立し信者が1,500人ほどになっていた。(高木一雄 キリスト教史研究家)
神学生合宿
同じ「時」を過ごす
今回が初参加だった僕としては、 すべてが新鮮で恵み豊かな合宿になった。
例年、 神学院の夏休み後半に行なわれている 「教区神学生合宿」 が、 今年も8月29日~31日の日程で、 伊豆大島にある大島教会で行なわれた。
メンバーは幸田和生補佐司教をはじめとし、 養成担当司祭である小林祥二神父、 辻茂神父、 宮下良平神父、 晴佐久昌英神父。 神学生は神学科四年の天本昭好助祭、 高木健次助祭、 門間直輝助祭。 神学科一年の伊藤淳、 田中昇、 倉田厚。 哲学科一年大西勇史の合計12名。
まず、 このメンバーを見て分かっていただけるだろうか。 入学してわずか3ケ月余りの僕の胃の痛くなるような思いを。 神学院の先輩に囲まれるだけでも僕はまだピリリとしてしまうのに、 そのうえ大先輩が5名も。 もうピリリどころではないな、 というのが合宿前夜の僕だった。
しかし、 そんな前夜の不安や緊張は少なくとも初日の夜には無くなっていた。 毎朝のミサ、 食事、 奉仕、 聖書の分かち合い、 自由行動の時間に至るまで、 島時間なのか聖霊の働きなのか非常に穏やかな時を過ごすことができたように思う。
そして忘れてはならないのが大島教会の方々とのバーベキュー。 総勢15名を越える方々がそれぞれ差し入れ持参で集まり豪華でにぎやかなバーベキューとなった。 僕はその中にいた中学1年生の男の子と食事そっちのけで話し込んでしまった。 彼からは何かに憧れることの素晴らしさ、 そしてそれが生み出す無限の可能性について教えられた気がする。
合宿全体としてはお互いを知るという意味において、 補佐司教の言われた 「同じ時を過ごすこと」 の重要性を実感できる充実した合宿になったように思う。
(哲学科1年 大西勇史)
私にとっての教会(42)
鎭目 稔 (成城教会)
まかれた種は…
私は信者である両親の希望により幼い頃に洗礼を受け、 特に小学生のころまでは毎日曜に家族でミサに与り、 教会のスカウト活動にも参加しました。 教育もカトリックの価値観がすべての中心にあるという点で矛盾のない一貫した環境に育ちました。
しかし、 少年時代からミサで特に真剣に祈ったことはなく、 中学以降は次第に教会と距離をおくようになり、 クリスマスやイースター、 あとは何かの折にミサに与る程度の、 教会とはつかず離れず、 ある種気楽な関係に落ち着きました。
その後、 長かった学生生活の終わりごろ、 現在勤めているカトリックの女子校で国語教師を募集していることをあるシスターに教えられ、 これも何かの縁だろうと迷うことなく応募して現在に至るわけですが、 信者であることにより負わねばならない責任はあるにせよ、 根本的には居心地のよい環境で教師生活を続けてきました。
しかし、 あるとき校長に宗教科の教員免許を取るよう命じられ、 かなりの葛藤の日々を送ることになりました。 宗教的な知識は学べば人に伝えられますが、 自分自身のあり方でキリストの教えを示すのには全く無理があるからです。 それでも仕事ですから五年かけて免許を取り、 宗教の授業も担当することになりました。 多分、 抵抗する私に対するシスターの 「あなたはまだ本当の神に出会ってないんじゃない?」 という言葉に動かされたのだと思います。
教え始めて気が付いたのは、 自分があまりにも教会の事に無知で無関心であったことです。 結婚後子どもたちと一緒に受洗した妻のほうがよっぽど教会に関わっていたのです。 それで授業のため、 また好奇心もあり、 一念発起して教会に足を向けることにしました。
このように私と教会との関わりは、 自然の成りゆきのように進んできたのです。 まかれた種はいつか芽を出すものなのです。
教会・修道院巡り(128)
吉祥寺教会
吉祥寺教会の歴史は、 昭和10年 (1935) に神言修道会のゲマインダ、 グドルフ両神父が、 西荻窪に民家を借りて東京における宣教活動を開始したことから始まる。 昭和24年 (1949) までは、 高円寺教会の分教会としての位置づけであったが、 同年2月、 東京大司教により吉祥寺教会として正式に認可され、 現在の場所に小教区として独立した。 当時、 中央線沿線には高円寺教会以西、 八王子教会に至るまで教会がなく、 吉祥寺に小教区が誕生したことは人々に大きな喜びをもたらした。 当初の信徒数は約600名であったが、 現在は5,000名を超す。
★
吉祥寺教会の組織は、 6名の司祭団、 教会委員会を中心に、 それを連合委員会が取り囲む。 連合委員会は自発的な信徒の活動グループの連合体で、 約20のグループが所属している。 ヨゼフ会 (壮年会)、 マリア会 (婦人会)、 若葉の会 (青年会)、 日曜学校などの他に、 吉祥寺教会独自のグループとしては、 吉祥寺教会にゆかりのある、 海外で活躍する司祭、 修道者、 信徒を支援する 「サコム」 がある。 ボーイスカウト、 ガールスカウトの活動も活発で、 1946年に設立という伝統を持ち、 国内でも有数の規模を誇る団として発展してきている。
★
主日のミサは6回行なわれるが、 それぞれのミサに約150~250名が参加する。 ある意味ではミサごとに小教区が一つある格好だ。 5,000名を超す信徒が帰属意識を持って教会活動に参加できるようにするにはどうすればいいか?吉祥寺教会の苦労はそこにある。 連合委員会の各グループへの参加を積極的に呼びかけ、 グループの活動を盛り上げる。 教会バザーを 「みんなの広場」 という呼び名で開催し、 グループごとや個々人の出会いと交流の場を提供する。 また、 新たな取り組みとして、 地区割り活動の導入を検討している。
★
宮崎主任司祭の 「武蔵野市御殿山に吉祥寺教会はあるが、 吉祥寺教会に御殿山はあるか?」 との問いかけに応えて、 「地域に開かれた共同体」 を目指す吉祥寺教会の挑戦は続く。(田所 功)
2006年 召命祈願のための合同ミサ
日時 2006年11月12日 (日) 午後2時
場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂
主司式 岡田武夫大司教
ミサ終了後、 関口会館ケルンホールで東京教区および各修道会の神学生を囲んで、 懇親のパーティーを開きますので、 皆さまご自由にご参加ください。
主催 東京教区一粒会
投稿募集
東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。 福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。 「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。 文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、 あらかじめご了承ください。
〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京大司教館
東京教区ニュース
FAX (03-3944-8511)、
電子メールinfo@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。
VIVID
黙想会・祈りの集い等
癒しのためのミサ 「おかえりミサ」
10/21 (毎月 第 3土曜日) 16:00~
援助修道会聖堂で
(新宿区市谷田町 2-22 Tel/03-3269-2405地下鉄南北線・有楽町線 市ヶ谷駅下車徒歩3分)
司式:晴佐久昌英神父 (東京教区)
いやしのためのミサ
10/8 (第 2日曜日) 14:00~
聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾 4-3-1)
司式:小平正寿神父 (フランシスコ会)、 パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html (9月休み)
カルメル会特別黙想会
11/10 (金) 20:00~11/12 (日) 16:00
カルメル会聖テレジア修道院で
テーマ:「神の現存を生きるエリザベット」カルメル会入会前までの生き方
指導:シスター伊従信子 (ノートルダム・ド・ヴィ)
参加費:¥12,000
申込み・問合せ:〒158-0093 世田谷区上野毛 2-14-25 カルメル会聖テレジア修道会
ブラザー原 Tel/03-5706-7355 Fax/03-3704-1764
e-mail: mokusou@carmel-monastery.jp
祈りと学び マリア-知り、 愛し、 倣う-
10/14 11/11 12/9 (毎月2土曜日) 10:00~12:00
汚れなきマリア修道会 町田修道院で (〒194-0032町田市本町田 3050-1)
担当:シスター小林幾久子
申込み:初めての方はシスター小林へ
Tel/042-483-3525 Fax/042-480-3881
e-mail: fmi-kk@netty.ne.jp
http://marianist.netty.ne.jp/
祈りの集い 「テゼの集い」
10/13 (偶数月第 2金曜日) 19:00~20:30
幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院聖堂で
(JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車徒歩1分
〒102-0085 千代田区六番町14-4 Tel/03-3261-0825 Fax/03-3262-3396)
問合せ:シスター朝日
祈りへの招き -師イエズス修道女会企画による-
若者の集い
12/17 (待降節第 3主日) 10:00~15:00
典礼センターピエタで
出会いのとき
対象:35歳までの女子カトリック信徒
参加無料
連絡・問合せ:新宿区四谷 1-21-22 典礼センターピエタ
Tel/03-3351-2692 (シスター戸村)
八王子市戸吹町1490 師イエズス修道女会
Tel/042-691-3236 (シスター寺田)
※10:00典礼センターピエタに集合し麹町 (聖イグナチオ) 教会ミサに参加
聖体礼拝
10/11 11/8 (毎月第2水曜日) 14:00~15:00
典礼センターピエタ 2 F聖堂で
ご聖体を囲んでの祈り
連絡・問合せ:新宿区四谷 1-21-22 典礼センターピエタ Tel/03-3351-2692
神様ブレイク
10/21 11/18 (毎月第 3土曜日) 14:00~16:00
師イエズス修道女会八王子修道院で
師イエズス修道女会会員と共に主日の福音を深読
連絡・問合せ:八王子市戸吹町1490 (シスター寺田) Tel/042-691-3236
第4回 青年男女の黙想会
10/7 (土) 18:00~ 10/9 (月) 15:00
御聖体の宣教クララ会 軽井沢修道院で
テーマ:「今、 わたしにできること」
指導:山口雅稔神父 (コンベンツアル聖フランシスコ会)
対象:40歳位までの独身信徒
参加費:¥5,000 (当日支払)
詳細・申込み:〒154-0015 世田谷区桜新町 1-27-7 御聖体の宣教クララ修道会
担当:シスター石塚 Tel/03-3429-4823 シスター小松 Fax/03-3420-0394
e-mail: sr_teresa@hotmail.com
「メモリアル・サービス」
11/11 (土) 13:30~16:00 (受付13:00)
ニコラ・バレ 9階 で (JR四ツ谷駅 麹町口改札を出て左手茶色のビル)
内容:亡き人を偲ぶ音楽と祈りのつどい
参加費:一般¥1,500 会員¥1,000 学生¥500
事前の申込み不要
問合せ:「東京・生と死を考える会」 事務局
〒160-0004 新宿区四谷 1-22-1 清水ビル2階1号室
Tel/03-3357-5780 Fax/03-3357-5793
事務局開設時間:月・火・木 10:00~16:00
祈りの集い案内
10/28、11/25、12/23、2007/1/27(第4土曜日) 16:30~21:00
メルセス会第四修道院で
内容:聖書深読・教会の祈り・夕食を共にしながら分かち合い
対象:祈りたい方はどなたでも
問合せ:〒166-0003 杉並区高円寺南 5-11-35 メルセス会第四修道院
Tel/03-3315-1550 シスター松田延代
信徒のための黙想会
10/28 (土) 16:00~10/29 (日) 16:00
汚れなきマリア修道会 町田修道院 (黙想の家)で
テーマ:「おめでとう、 恵まれた方、 主があなたと共におられる」
指導:朝山宗路神父 (マリア会)
参加費:¥5,500
申込み:10/21 (土) まで下記へ
汚れなきマリア修道会 シスター高尾
〒194-0032 町田市本町田 3050-1 Tel/042-722-6301 Fax/042-725-6317
御言葉と祈りの集い
10/28 (土) 10/29 (日) 各9:00~16:00 (1日参加も可)
六本木フランシスカン チャペルセンターで
指導:裏辻洋二神父 (イエズス会)
参加費:¥2,000/日
持参品:聖書、 弁当
連絡:Tel/048-254-6075 長谷川浩太郎・美智子
在世フランシスコ会 聖母病院兄弟会例会
*信徒フランシスカンとしての養成・交わり・祈りの場
10/15 (日) 14:30~16:30 聖母病院地下1階母子保健室で
テーマ:聖フランシスコの訓戒の言葉17謙遜な神のしもべ-解説と分かち合い
霊的補佐:福田誠二神父 (フランシスコ会)
費用:自由献金
対象:どなたでも
問合せ:Tel/03-3554-1802 鷹野
備考:初参加者は日時変更の有無確認要
聖書で祈る個人指導の黙想会
11/3 (金) 18:00 ~11/5 (日) 16:00
聖母の園研修・黙想の家で (横浜市戸塚区原宿町4-35-2)
対象:自分の道を探している35歳位までの独身女性
ヘルパー:村上芳隆神父 (フランシスコ会)、 FMMシスターズ
持ち物:新旧約聖書 (会場にも有)、 筆記用具、 洗面用具
費用:¥4,000 (当日支払)
締切日:10/27 (金)
申込み・問合せ:〒154-0024 世田谷区三軒茶屋 2-40-4
マリアの宣教者フランシスコ修道会三軒茶屋修道院
Tel/03-3795-4856 e-mail:keikofmmj@yahoo.co.jp
シスター金澤景子
一日黙想会-イエスのまなざし-
11/19 (日) 10:00~16:00
ノートルダム調布修道院で
対象:20~30代の未婚女性
指導:英 隆一朗神父 (イエズス会)
参加費:¥1,000
申込み・問合せ:〒182-0034 調布市下石原 3-55-1
コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会
Tel/0424-82-2012 Fax/0424-82-2163
e-mail:prayer3551cnd@hotmail.com
担当:シスター池田洋子・山本三千子
締切り:11/18 (土)
第16回 グレゴリオ聖歌・ラテン語による荘厳司教ミサ
10/28 (土) 東京カテドラル聖マリア大聖堂で
14:00開場
14:40 諸聖人の連願
15:00~16:45 ミサ 「すべての死者のために」
司式:白柳誠一枢機卿
共同司式:デ・カステルロ大司教 (ローマ教皇庁駐日大使) 他
対象:どなたでも (女性信徒はベールの着用を勧めます)
※ミサ後ケルンホールで懇親会 (参加費¥500)
主催:カトリック・アクション同志会
問合せ:当会事務局 Tel・Fax/03-3337-0815 (秋山) または 0466-27-9779 (赤羽根)
グレゴリオ聖歌による 「聖母マリアのミサ」
10/21 (土) 14:00~15:00
カトリック田園調布教会 大聖堂で
(大田区田園調布 3-43-1 東急東横線・目黒線 多摩川駅下車徒歩 5分 Tel/03-3721-7271)
司式:濱田了神父 (カトリック板橋教会)
自由献金
主催:カトリック田園調布教会 グレゴリオ聖歌研究会
講座・研修会等
ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等
下記の申込み・問合せ:
〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所
Tel・Fax/03-3806-9877
執務時間:火・木・土 14:00~16:00
4会場での勉強会
全会場同一条件
時間:13:30~15:00
指導:泉富士男神父(東京教区)
会費:¥500程度 申込み不要
10/3 (火) 立川教会で
10/17 (火) 三軒茶屋教会で
10/18 (水) 成城教会で
10/20 (金) 高輪教会で
聖書通読講話会
以下いずれも (土) 13:30~15:00
サンパウロ東京宣教センターで (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車 Tel/03-3357-7651)
対象:会員外もふるってご参加を
世話人:浜端 Tel/042-623-1469
10/7 テーマ:イスラームの日常生活 指導:泉富士男神父(東京教区)
11/4 テーマ:パウロの教会と苦労話 指導:鈴木信一神父(パウロ会)
パッチワーク・キルト同好会
10/12 (木) 11:00~15:00 ビ・モンタント事務所で
ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます。 会員外もふるってご参加を
世話人:宮木 Tel/042-575-2335
気軽に聖書を読む会
10/27 (金) 13:30~15:30
幼きイエス会修道院で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
会費:¥1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読み信仰を深めたい人、
時代背景を含め旧約聖書をさらに理解したい人
世話人:納 (おさめ) Tel/03-3445-6180
シニアは語る
10/4 11/1 (水) 13:30~15:00
初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅下車Tel/03-3466-0361)
指導:吉山登神父 (レデンプトール会)
対象:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、 主体的な生き方とは何かを語る勉強会
(テキスト:「老いは恵み」)
世話人:吉井 Tel/03-3352-4055
月例散策会
10/11 (水) 10:30
集合場所:中央線三鷹駅改札口
行先:吉祥寺教会と中近東文化センター附属博物館 (入館有料)
世話人:田垣 Tel/03-3999-1209
なごみ短歌同好会
10/28 (土) 10:30~14:30
八王子教会2F和室で
世話人:富永 Tel/042-674-6230
アルフォンス・デーケン神父のキリスト教入門
秋期講座のお知らせ
10/11~2007/1/28 (毎週水曜日)
昼クラス:13:00~14:30
ニコラ・バレ9階会議室で (JR四ツ谷駅麹町口より徒歩1分 )
夜クラス:18:00~19:30
麹町 (聖イグナチオ) 教会信徒会館3階アルペホールで
(JR四ツ谷駅麹町口徒歩1分)
講師:アルフォンス・デーケン神父 (イエズス会)
参加無料
いつでも自由に参加可 (1回のみの参加も可)
問合せ:Fax/03-3845-1882 秘書木村まで
詳細はホームページ:デーケン神父のキリスト教入門講座
http://members3.jcom.home.ne.jp/deeken-class/ 参照
「風編集室」 主催の講座
下記いずれも
会場:幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院 1階で
(JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車徒歩1分)
講師:山根道公氏 (ノートルダム清心女子大学助教授)
会費:各¥2,000 (当日支払・学生半額)
申込不要
問合せ:風編集室〒700-0808 岡山県岡山市大和町 1-13-1 Tel・Fax/086-227-5665
詳細は 「風の家」 機関紙 「風 (プネウマ)」
ホームページ http://www.geocities.jp/kazehensusitsu/index.htm 参照
聖書講座
10/14 11/18 (土) 13:30~15:00
テーマ:井上洋治神父の 「わが師イエスの生涯」 に学ぶ
遠藤周作文学講座
10/14 11/18 12/16 (土) 15:20~17:50
テキスト:前期の代表作 「海と毒薬」 を中心に
信徒の月例会
-新要理書 「カトリック教会の教え」 を学ぶ-
10/21 (土) 14:00~ (16:00主日のミサ)
カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 アルペホールで
テーマ: 「生きる指針、 隣人愛」
指導:岩島忠彦神父 (イエズス会)
申込み不要
問合せ:Tel/03-3263-4584
「カトリック教会の教え」 を学ぶ会
10/7 11/4 12/2 (土) 14:00~16:00
ケルンホールで (東京カテドラル敷地内関口会館 B1F)
指導:岡田武夫大司教
テキスト:「カトリック教会の教え」 (カトリック中央協議会刊 2003)、 聖書
参加費:¥500/回 (資料、 会場費等 当日支払)
対象:どなたでも
申込み不要
問合せ:北文京宣教協力体 「学びの会」 実行委員会
赤羽 (飯野) Tel/03-3901-2902 本郷 (中本) Tel/03-3941-5916
関口 (久守) Tel/03-3619-9488 (南部) Tel/03-3984-4063
朗読を学びませんか!
10/31、11/7、11/14、11/21、11/28、12/5、12/12、12/19 (火) 18:30~20:30
お茶の水 クリスチャン・センターで (JRお茶の水駅 お茶ノ水橋口徒歩2分)
対象:ミサにおける聖書朗読、 テープサービス、
家庭や教会学校の子どもたちに絵本や本を読んであげたい等の方
講師:森川靄子 (あいこ) 氏 (元NHKアナウンサー、 NHK放送研修センター)
参加費:8回 ¥22,400 (当日支払 資料代込み)
申込み:住所・氏名・Tel/Faxを記載してFax/03-3470-2772 へ
ぶどうの枝 担当:須藤
講演会-家庭と社会を生かす夫婦の関わり方を
一緒に学びませんか!-
10/14 (土) 14:00~16:30 (開場 13:30)
津田沼サンペディックホールで (JR津田沼駅 南口からダイエー方向に徒歩5分)
講師:ロバート・ディターズ神父 (上智大学名誉教授)、 二組の夫婦
参加費:¥1,300 (当日¥1,500 夫婦 2人で¥2,000当日¥2,500)
申込み:1) Fax、 Eメール、 郵送で申込み後、 10/14を明記して下記へ
郵便振替 口座番号:00180-9-426281
加入者名:ソフィアヒューマンセンター
「払込受領証」 が入場券
2) 当日会場でも受付け可
問合せ:ソフィアヒューマンセンター
〒273-0004 船橋市南本町 5-5 共栄ビル2階
Tel/047-410-1610 (木・金・土10:00~18:00) Fax/047-410-1620
e-mail: kokoro@sofia-human.com
主催:心の相談室 ソフィアヒューマンセンター
エンカウンターの案内
下記いずれも 集合19:00 終了予定 17:00
指導:ダナン・マリー神父 (フランシスカン・チャペルセンター六本木)
問合せ・申込み:〒106-0032 港区六本木 4-2-37
フランシスカン・チャペルセンター
Tel/03-3401-2141 Fax/03-3401-2142 e-mail: donfires@hotmail.com
SE (セルフ・エンカウンター)
一人で参加
10/20 (金) ~10/22 (日) (9月予定が変更)
サレジアン シスターズ 山中修道院で
(山梨県南都留郡山中湖村山中 233 新宿西口より 高速バス ¥2,000 2時間10分)
参加費:¥12,000
SADE (青年のエンカウンター)
12/26 (火)~12/28 (木)
六本木フランシスカン・チャペルセンターで
参加費:¥10,000
臨床パストラルケア 第 9回 全国大会
11/11 (土) 12:45~11/12 (日) 15:30
福岡市中央区渡辺通 2-1-82 電気ビルで
テーマ:個人の内面的 (スピリチュアル) パワー
基調講演:島薗進 (東京大学教授)
講演:小田博志 (北海道大学助教授)
鈴木育三 (社会福祉法人新生会 理事)
萩原優 (聖マリアンナ医科大学客員教授)
W.キッペス (臨床パストラルケア教育研修センター所長)
参加費:2日間 ¥10,000 (会員¥9,000)
問合せ:第 9回全国大会実行委員会 事務局長 井口憲一郎
Tel/0942-32-4873 Fax/0942-32-3586
参加受付:(株)オフィステイクワン 第9回デスク 担当:武田高典
Tel/052-930-6145 Fax/052-930-6146
徳田教会バザー
10/22 (日) 11:15~15:00
徳田教会敷地内で (練馬区豊玉中 1-39-1)
内容:フリーマーケット、 献品雑貨販売、 模擬店その他
目的:徳田教会信徒、 近隣地区教会、 地域住民などとの交流
問合せ:紀谷 Tel/03-3993-2364
桜町聖ヨハネ祭
10/8 (日) 10:30~15:00
桜町病院構内で (小金井市)
内容:バザー、 医療・介護相談、 高齢者施設見学ほか
収益は桜町病院改築のために使用
問合せ:Tel/042-384-4403
主催:桜町聖ヨハネ祭実行委員会
後援:小金井市
ボランティアのための日本語教授法
講座無料説明会
10/5 (木) 19:00~20:00
早稲田奉仕園 セミナーハウス 1Fで (地下鉄東西線早稲田駅下車徒歩5分)
内容:10/19 開講の 「地域で生かそう!すぐに役立つ日本語教授法」
日本語ボランティア養成講座の概要を紹介
講師:後藤隆夫氏 (東京日本語研究会代表)
定員:先着 20人 (要予約)
申込み:Eメール・電話で下記へ
問合せ:財団法人 早稲田奉仕園 語学講座担当
Tel/03-3205-5403 Fax/03-3205-5413
e-mail: program@hoshien.or.jp
詳細は http://www.hoshien.or.jp/class/h-japanese.html
♪ 音楽会等♪
聖アンセルモ・チャリティーコンサート
目黒教会献堂50周年/聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊創立20周年記念
グレゴリオ聖歌と声明 (しょうみょう) の夕べ
~平和への祈り 真言宗とともに~
11/11 (土) 19:00 開演 (18:30 開場)
カトリック目黒教会聖堂で
出演:聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊、 迦陵頻伽声明研究会 (真言宗豊山派僧侶10名)
フルート勝俣敬二 他
曲目:ベネディクト修道院長の祝日のミサ固有唱 (グレゴリオ聖歌)、
フルートと朗読による 「マザー・テレサ書簡集 平和をもたらす為に」、
上堂 (吸螺)、 奠供 (四智梵語)、 唄 (云何唄) 他
入場料:大人¥2,000 小中高生¥1,000
問合せ:チャペルコンサート・プロジェクト
Tel/0120-03-2574 e-mail: chapel-concert-project@m6.dion.ne.jp
追悼コンサート-高田三郎没後 6周年を迎えて
典礼聖歌による 「賛歌と復活徹夜祭」
10/21 (土) 15:00~
カトリック麹町 (聖イグナチオ) 教会主聖堂で
(千代田区麹町6-5-1 JR中央線・地下鉄丸の内線 四谷駅前)
主催主演:イグナチオ教会テレジア聖歌隊
賛助出演:ピエール・オラトワール・コラーレ アンサンブル・シャローム
問合せ:狩野 (かのう) Tel/080-5530-4503
フランシスカンチャリティーコンサート
-宗教合唱曲で過ごす日曜日の午後-
11/5 (日) 13:00 開演 カトリック田園調布教会 大聖堂で
(大田区田園調布1-37-5 東急東横線・目黒線 田園調布駅下車徒歩8分)
合唱:聖心女子大学聖歌隊
曲目: 典礼聖歌、 グレゴリオ聖歌、 コチャール、 フォーレ、 バッハの宗教合唱曲
入場料: 自由献金 (恵まれない国や地域の支援)
主催:カトリック田園調布教会
問合せ:チャリティーコンサート事務局
Tel/03-3721-7271 e-mail:franciscan_charity@hotmail.co.jp
オルガンの夕べ
10/27 (金) 18:00ミサ後 (18:35頃から約30分)
麹町 (聖イグナチオ) 教会 主聖堂で
演奏:早島万紀子 (新宿文化センターオルガニスト)
入場無料
主催:聖イグナチオ教会オルガン委員会
問合せ:Tel/03-3263-4584
チャリティーコンサート
-心がハッピーになるロックとフレンチジャズ-
10/14 (土) 14:00開演 (13:30開場)
カトリック赤羽教会 信徒会館2階ホールで
(JR赤羽駅東口3分 北区赤羽2-1-12)
出演:山口ブラザーズバンド (コンベンツアル聖フランシスコ会の山口神父参加)
ザ・スウィング・ニグロッツ
入場料:¥1,000
NGO 「カパティ」 NPO 「ヒント」 支援 「フィリピン・セブ島の子供たちへの就学援助および東南アジア、 アフリカへの就学援助と環境プロジェクト支援」
連絡先:Tel/090-8590-9656 (安藤)
フォーレ作曲レクイエム演奏会
11/3 (金・祝) 15:00開演 (14:30 開場)
日本聖公会 聖アンデレ教会で (地下鉄日比谷線神谷町駅)
入場無料
指揮:久松祥三 オルガン:浅井寛子
管弦楽と合唱:アマデイマンドラアンサンブル&合唱団
曲目:第 1部 パーセル:シャコンヌ バッハ:ブランデンブルク協奏曲第 6番 他
第 2部 フォーレ:レクイエム(1893年版に基づくマンドラ合奏編曲版)
問合せ:Tel/070-5543-5117 (久松) e-mail:info@hisamatsu.org
http://homepage3.nifty.com/amadei/amadei/index.html
晴佐久昌英神父主催 クラシックコンサート
3rd Concert 佐藤文雄と愉快な歌姫たち
歌とピアノのコンサート「おさなごのように…」
12/3 (日)
昼公演 14:00開演 (13:30開場) / 夜公演 17:30開演 (17:00開場)
聖パウロ女子修道会 聖堂で
(〒107-0052 港区赤坂 8-12-42 Tel/03-3479-3943
地下鉄千代田線 乃木坂駅 1番出口より徒歩5分)
出演:佐藤文雄 (ピアノ)・澤江衣里 (ソプラノ) 守谷由香 (ソプラノ)
曲目:R.シュトラウス作曲 歌劇 「ナクソス島のアリアドネ」 より 「偉大な王子様」
O.メシアン作曲:「おさなごイエスに注ぐ20のまなざし」 より 他
チケット:前売り券¥2,000 当日券¥2,500
全自由席
チケット取扱い:天使の森 (高円寺教会内) Tel/03-5307-6680
スペースセントポール (関口教会内) Tel/03-3941-4971
麹町 (聖イグナチオ) 教会案内所 Tel/03-3230-3509
問合せ:Tel/03-3414-2130 (留守番電話で対応) e-mail: concert@koenji-catholic.jp
チャリティ コンサート
10/5 (木) 19:30開演 (19:00開場)
サントリー小ホールで
(港区赤坂 1丁目13-1 Tel/03-3505-1001
地下鉄銀座線・南北線 「溜池山王駅」下車13番出口 徒歩7分)
ソプラノ:蒲池悦子 ピアノ:名取典子
http://www.cisj.co.jp/M.cecilia/index.html
曲目:モーツァルト-モテット 踊れ・悦べ・幸いなる魂よ
ドボルザーク-聖書の歌 (詩編より) 他
入場料:¥3,000
全自由席
チケットの問合せ・申込み:Tel/03-5759-1061 Fax/03-5759-1063
CTIC 目黒事務所
チケット発売所:1) スペースセントポール (東京カテドラル内)
2) 麹町 (聖イグナチオ) 教会案内所
3) サンパウロ四ツ谷店
4) ドン・ボスコ社 四ツ谷店
献金先:難民・移民の活動を支援しているカトリック東京国際センター (CTIC)
ペルーの日系老人ホーム手話訳聖書の作成
主催:カーノソフィア
後援:財団法人日本聖書協会 カトリック新聞社 キリスト新聞社
女声合唱団コーロ・コスモス 第7回演奏会
10/14 (土) 14:00 開演 日本大学カザルスホールで
指揮:鈴木茂明 イタリア歌曲アプリーレ他、 高田三郎 典礼聖歌他
入場料:¥2,000 全席自由
問合せ:Tel/048-874-5775 (信夫) 03-3956-8024(佐久間)
http://www.geocities.jp/coro_cosumosu
VIVID
★ 11月号(No.237)は、10月30日(月)発行、11月5日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 9月24日(日)
★ 12月号(No.238)は、11月27日(月)発行、12月3日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 10月22日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。 ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。
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カトリック東京大司教館 立花昌和神父
Tel: 03-3943-2301 Fax: 03-3944-8511
E-mail: tachi@tokyo.catholic.jp