お知らせ
東京教区ニュース第222号
2005年05月01日
目次
- ◇ 荘厳に教皇の追悼ミサ
- ◇ 教区全体の喜び 相次いで叙階式
- ◇ 司祭人事異動 第3次
- ◇ エッファタ
- ◇ 代表者が集まる フィリピン人共同体
- ◇ 社会福音部
- ◇ ケルン大会と連帯 国内版WYDを開催
- ◇ 選任式が行なわれる 4人が祭壇奉仕者に
- ◇ 心の問題への取り組み(13)
- ◇ CTICカトリック東京国際センター通信 第91号
- ◇ 信仰の物語
- ◇ 私にとっての教会(28)
- ◇ 成城教会が献堂50周年
- ◇ 教会・修道院巡り(114)
- ◇ 東京カテドラル聖マリア大聖堂 オルガンリサイタルシリーズ No.2
- ◇ 2005年 「世界広報の日」 特別企画 第29回日本カトリック映画賞 映画と講演の夕べ
- ◇ 第27回教会音楽祭
- ◇ YGT
- ◇ キリーの休日!
- ◇ 投稿募集
- ◇ VIVID
- ◇ 黙想会・祈りの集い等
- ◇ 講座・研修会等
- ◇ ♪音楽会等♪
- ◇ VIVID
荘厳に教皇の追悼ミサ
各界から多数が参列
4月8日、バチカンでの、教皇ヨハネ・パウロⅡ世の葬儀に合わせて、世界各国で追悼ミサが行なわれた。同じこの日、東京カテドラル聖マリア大聖堂では、ローマ法王庁駐日大使館および日本カトリック司教協議会主催による、荘厳な追悼ミサが、岡田武夫大司教の主司式、15人の司教団、100人を超える司祭団の共同司式により、執り行なわれた。
皇陛下のご名代として皇太子殿下、政府代表として杉浦正健官房副長官、谷川秀善外務副大臣が参列されたほか、各国の駐日大使や、各関係者、他宗教の指導者が参列、3,000人を超える信徒と共に、教皇への追悼の祈りを捧げた。
ミサの中で岡田大司教は、「教皇の死を、深い悲しみと共に、同時に深い感銘をもって受け止めた」と静かに語りはじめ、貧しい者、弱い者に常に心を寄せ、和解と平和に身をもって尽くされた教皇の生き方を、単なる思い出とせず、その遺志を引き継いでいくことが、私たちキリスト者の使命ではないかと、力強く呼びかけられた。
ミサの終わりに、ローマ法王庁大使代理のモンセニョール・レオン・カレンガより、参列者へ感謝の言葉が述べられ、続いて追悼の献花へ。
一人ひとり祭壇の前に進み、それぞれの教皇への思いを一輪の花に託し、祈りを捧げた。
(村田淳一)
教区全体の喜び 相次いで叙階式
今年は3月から5月にかけて助祭、司祭、司教の叙階式が続き、教区全体が喜びに包まれている。3月5日には瀬田教会でフランシスコ会の司祭(上原博之)が、同6日にはカテドラルで御受難会の3人の司祭(中村克徳、山内十束、松本一宏)が、また13日にはカテドラルで2人の教区助祭(渡辺泰男、赤岩聰)、コンべンツアル会の助祭(大水恵一)が叙階された。さらに19日には麹町教会でイエズス会の助祭(鈴木伸国)が叙階を受けた。なお、5月8日にはカテドラルで2人の教区司祭(小池亮太、豊島治)の叙階式が予定されている(敬称略)。
教区には2人の助祭
東京教区・赤岩聰、渡辺泰男、コンベンツアル聖フランシスコ修道会・大水恵一、3人の神学生の助祭叙階式が、3月13日、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行なわれた(写真)。
岡田武夫大司教の主司式、幸田和生司教、コンベンツアル聖フランシスコ会管区長・橋口佐五右衛門神父をはじめ、数十人の司祭団の共同司式。3人の家族や友人、1,000人を超える信徒の見守る中で、荘厳なミサ。やがて、助祭候補者の呼び出しと選任の確認、助祭職受諾の表明と従順の約束、恵みを求める連願、叙階の按手と祈り、祭服の着衣、福音書の授与、司教との平和のあいさつ。叙階式は粛々と進められた。
司教の訓話として、岡田大司教は、終身助祭の歴史的な背景、その位置づけ、その役割の重要性について触れられた後、3人に向けて語られた。
「あなたがた3人は、司祭になる道程として、助祭に叙階されました。司祭は司教と共に、福音をのべ伝え、証する任務を持っています。聖パウロが人であるキリスト・イエスを強調しているように、イエスの生き方を身をもって表していってください。」
ケルンホールには祝いの場が設けてあり、3人の若き助祭たちは友人や出身教会の仲間に囲まれて、いつまでも笑顔で動きまわっていた。
司祭人事異動 第3次
岡田武夫大司教は3月26日付で東京教区の司祭の人事異動(第3次)を発表した(かっこ内は前任務)。
小教区人事
豊四季教会助任 中村克徳(なかむら・かつのり 新任 御受難会)
志村教会協力司祭 山内十束(やまうち・とつか 新任 御受難会)
浅草教会協力司祭 オグシメル・レスティトゥト(新任 スカラブリーニ会)
修道会委託小教区
■イエズス会
麹町教会主任 松本紘一 (イエズス会管区長)
教区本部関係
大司教秘書 チェレスティーノ・カヴァニャ(事務局長兼任)
同 今井康雄終身助祭(本部付)
CTIC目黒協力 ミラニ・オルメス(新任 スカラブリーニ会)
転出、その他
池尻広幸(麹町教会主任)サバティカル
エッファタ
イエスの十字架への物語は、イエスを殺そうと決意を固めた指導者たちが、大祭司の家に集まって相談をすることから始まる。ところが、マタイとマルコ福音書は、ユダが裏切り行動に走る直前に、イエスがベタニアのシモンの家を訪ねたというエピソードを挿入している。十字架への歩みが決定的になっていく物語の初めの部分に、なぜ、福音史家は、このエピソードを置いたのだろうか。理由があるはずである▲十字架への道は、イエスを拒もうとする人々の物語でもある。大祭司、ピラト、扇動された群衆、兵士などなど役者が登場し、その醜い姿をさらけ出す度ごとにイエスは孤立し、十字架の上で孤独の死を迎える▲徹底的に人々から拒まれるイエス。その歩みが始まる冒頭にマルコとマタイがシモンの家を訪れるイエスのエピソードを置いた理由は、イエスが孤独ではなかったこと、イエスを喜んで受け入れた人々がいたことを明示するためであったと考えられる。シモンとその仲間たちは、重い皮膚病を患っていたために、ユダヤの共同体から追放されていた。そんな彼らが、社会の強者たちから拒まれるイエスを心から迎え入れるのである▲イエスと小さな人々の交わり、そこに教会の原型がある。福音史家たちは、教会の本質は救いを渇望する小さな人々とイエスとの交わりにあり、司教や司祭のいる所に教会があるのではないことを、示してくれているのではなかろうか。
(MK)
代表者が集まる フィリピン人共同体
3月21日、赤羽教会を会場に、教区内のフィリピン人共同体代表の集まり(GFGC)が開催されました(写真)。
昨年の4月、CTICの呼びかけによって準備会が発足し、フィリピン人スタッフを中心に、開催に向けて準備を進めてきました。今回は、岡田武夫大司教をお迎えし、彼らの抱えている問題や悩み、教会に対する期待や要望などを率直に分ち合うことを目的としました。
当日は26の共同体・グループから150人のフィリピン人信徒が集まり、活発な意見交換がなされました。まとめとして、(1)教会ではまだまだお客さんとして扱われることが多いので、もっと積極的に教会活動に参加・貢献していきたい。(2)子どもたちの信仰教育に力を貸していただきたい。(3)信仰、霊性、日本で生活する上でのさまざまな技術・習慣などを学ぶ機会を提供していただきたい、という3点を要望、期待として岡田大司教にお伝えしました。
これを受けて、岡田大司教は、「外国籍信徒の皆さんは、日本の教会になくてはならない存在で、これから一緒に新しい教会を作っていきましょう」と呼びかけられました。
参加者にとって、直接大司教と触れ合い、交流ができたことは、大変貴重な機会となり、感謝のうちに閉会となりました。
社会福音部
「平和への道を」
教皇ヨハネ・パウロ二世の訃報に接しながら、この記事を書いています。さまざまな報道で繰り返し述べられているように、これほどまでに平和を願い平和のために働いた方はいなかったのではないかと感じ入っています。平和に向かう志を貫き通した教皇の姿勢は、誰の目にも分かりやすく、だからこそ、数多くの人の理解と共感を呼んだのではないかと思います。
教皇の訪日は1981年でした。もう24年前のことですが、鮮明な記憶の中にあります。カトリックの信者だけでなく、数多くの日本人に鮮烈な印象を与えました。特に、広島での「平和アピール」は、多くの人々の感銘を呼び、洗礼は受けていなくても、「ヨハネ・パウロ二世フアン」という日本人は少なからずいるかと思います。
今、あらためてこの「平和アピール」を読み返しています。そして、今更ながら、この説得力に満ちた力強いアピールに感動を新たにしています。
「目標は、常に平和でなければなりません。すべてをさしおいて、平和が追求され、平和が保持されねばなりません。過去の過ち、暴力と破壊とに満ちた過去の過ちを、繰り返してはなりません。険しく困難ではありますが、平和への道を歩もうではありませんか。その道こそが、人間の尊厳を尊厳たらしめるものであり、人間の運命を全うさせるものであります。平和への道のみが、平等、正義、隣人愛を遠くの夢ではなく、現実のものとする道なのです。」
「平和」を害するもの、それは暴力や戦争だけではありません。病気や災害や貧困も、さらに人間の尊厳を貶める差別や虐待、自己中心的なイデオロギー、物質主義的な価値観、力による支配の論理、数え上げればきりがないと思いますが、その一つ一つをしっかりと識別し、「非暴力、非服従」という、「愛と赦し」の戦いに向けて、自らを啓発し続けていくことが求められているかと思います。
2005年度東京教区正義と平和委員会 年間プログラム
1/11 (火) 18:30〜 ニコラ・バレで 定例会
2/14 (月) 18:30〜 真生会館で 学習会 「宗教者と平和」 講師 石川勇吉師
3/22 (火) 18:30〜 ニコラ・バレで 定例会
4/11 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会
4/15 (金) 18:30〜 ニコラ・バレで 学習会 「エコロジーと女性神学」 講師:シスター清水靖子
4/29 (金) 13:30〜 ニコラ・バレで 2005年キリスト者メーデー参加 主催:キリスト者メーデー実行委員会 協賛:東京正平委
5/ 9 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会
5/19 (木) 18:30〜 四谷地域会場 (予定) で正平協主催による講演会 演題 「未定」 講師:天木直人 (元駐レバノン国日本国特命全権大使)
5/21 (土) 10:00?17:00 被差別部落跡地墨田・荒川地区を歩く 現地体験学習
6/10 (金) 18:30〜 ニコラ・バレで 講演会 「防衛問題?」 講師:岩島久夫 (国際軍事問題アナリスト)
6/13 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会・学習会 「原発問題と宗教者」 講師未定
7/11 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会・学習会予定 「遺伝子操作について」 講師:ポール・マカッティン
8/6〜15 平和旬間行事参加
9/12 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会
9/23〜25 正平協横浜大会参加
10/11 (火) 18:30〜 ニコラ・バレ(予定)で 定例会
11/14 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会
11月 日時・場所未定 講演会 「アラブとイスラエル」 講師:岡真理 (京都大学人間環境学研究科助教授・元在モロッコ日本国大使館専門調査員)
12/12 (月) 18:30〜 真生会館で 定例会
12月 日時:第3金曜日・場所未定 キリスト者平和ネット主催 「キャロリング・フォー・ピース」 参加
ケルン大会と連帯 国内版WYDを開催
今年の8月15日〜21日にドイツのケルン教区でワールドユースデー(WYD)が開催されるが、同大会に参加できない青年たちで、国内版WYDを行なおうと準備が進められている。
「WYD-SinFUJI」と名づけられたこの催しは、WYDケルン大会と連帯しながら、日本で同大会のテーマ「私たちはイエスを拝みに来ました」を深めることを目指している。日本に在住する外国籍青年の参加を推進しながら、日本の若者とアジアをはじめ世界各国の青年たちが親しく出会い、それぞれの文化的違いやユニークさを実際に体験しつつ、それを超えた信仰における一致を確認するための巡礼プログラムとなっている。
内容としては基調講話、分かち合い、祈り、国際ミサ、フェスティバル(各国の歌、踊りなどを披露)、ゆるしの秘跡など。
国内版WYDは8月26日〜28日まで、山梨県南都留郡の星美ホーム山中林間寮で行なわれる。募集人員は100名程度。費用は12,000円。
参加することができるのは国籍を問わず15〜40歳までの青年信徒、神学生、シスター、司祭。
申し込みは各教区ごとに行なわれる。参加希望者は6月30日までに郵送、ファックス、またはE-mailで申し込むこと。
東京教区の申し込み先は
川口薫神父(CTIC目黒)
〒141-0021品川区上大崎4-6-22
TEL:03-5759-1061
FAX:03-5759-1063
e-mail:akk-0427@ctic.jp
選任式が行なわれる 4人が祭壇奉仕者に
神学生にとって希望に向けた大切な節目となる、朗読奉仕者、祭壇奉仕者の選任式が、3月20日、東京カテドラル聖マリア大聖堂で行なわれた(写真)。
岡田武夫大司教、幸田和生補佐司教司式の荘厳なミサの中で門間直輝(東京教区)、吉田圭介(パウロ会)、今泉健(カルメル会)、新直己(フランシスコ会)の四人の神学生が、祭壇奉仕者に選任された。
幸田司教は、「聖体奉仕者の原語は、アポリトゥス。これは、従者、従う者という意味です。キリストに従う者として、イエスの思いを伝えていって欲しい。祭壇に上り司祭を助けたり、聖体奉仕をする典礼の場だけでなく、特に弱い人に心を向けて、日々キリストに従う者を証していってください。今日の受難の主日は、キリストの弟子たちや、枝をふって迎えた人々が、やがてキリストを裏切ったことを、思い起こさせます。そばに居続けるとは、と問われる日です。4人がそばに居続ける教会を表すことができますように」と暖かく語られた。
司祭叙階式のご案内
5月8日 主の昇天) 14時
東京カテドラル聖マリア大聖堂
〜叙階予定者〜
小池亮太 助祭(東京教区)
豊島 治 助祭(東京教区)
*当日は公共交通機関をご利用ください。
心の問題への取り組み(13)
「経過と課題」より(2)
過日、この欄でも書きました「司教、司祭たちの心の癒し」が、教会が癒しと安らぎの場となっていくための重要な課題であることは、「心のケア検討委員会」でも、何度も取り上げられました。司祭は、教会の集いの中で「核」となる役割を担っています。「集い」の中で、司祭の役割がどのようなものなのかという論議は充分に尽くす必要がありますが、この現実を受け止め、「司祭たちの課題」を乗り越えていく道を確立することは必須でしょう。
1月の司祭の集りで、「米国で起こった問題」の報告がありました。米国のカトリック教会を根底から揺るがしているスキャンダルを、「対岸の火事」と眺めているわけにはいかないでしょう。教会の規模が違うので、問題の現れ方は異なってくるでしょうが、質的には、日本の教会も同じような構造を持っています。いつ、此岸のものとして燃え上がってもおかしくありません。課題は深刻であり、真剣に受け止める必要があります。
米国の教会の問題の根底に、司祭たちの「依存症」の問題があったと聞きました。深刻な問題として「アルコール依存症」の問題があり、それを乗り越えていくために、「司祭たちのAA」などの自助グループが数多く生まれ、乗り越えていく展望が見えてきました。次の課題として、「司祭たちの私的蓄財」、つまり「金や物に対する嗜癖しへき」の問題が取り上げられようとした矢先、「司祭による児童に対する性的虐待」のスキャンダルが暴露されたようです。
この問題で、犯罪者である個々の司祭の罪責が問われるのは当然です。それと同時に、その犯罪を人事異動などによってうやむやにし、結果として被害を拡大してしまった司教の責任が問われました。教会への信頼は失墜し、教区は莫大な賠償金のため、財政的にも破綻してしまったのです。
かつて教会は、司祭たちの抱えるさまざまな問題を乗り越えていく伝統的なシステムを持っていたと思います。司祭はそれぞれ「霊的指導司祭」を持ち、「告解」を行ない、指導を受けていたようです。黙想や集会にもかなりきっちりしたシステムがあり、司祭同士の交わり、仲間意識や所属意識も、もっとはっきりとしていたように伺います。このような伝統的なシステムにも、それなりの可否はあるでしょうが、少なくともこのような伝統的システムが機能しなくなってきているのだと思います。
私見に偏るかもしれませんが、教会だけでなく、社会全体が「伝統的な癒しのシステム」の機能麻痺に陥っているように思います。
現代社会はすさまじい勢いで変化しています。科学技術の進歩により、人間が自分の手では制御できないほどの莫大なエネルギーを手にしました。それが、社会的な価値観をも揺るがしています。戦争や事故など人的災害は、すさまじい破壊力を持っています。人間性そのものがずたずたにされていくこの状況を前に、恐怖、不信、不安など、さまざまなストレスやトラウマが人間社会の中に蓄積されているのではないでしょうか。この変化の過激な速さに、旧来の「癒しのシステム」はついていけないのです。心にさまざまな障がいを負い、負担を担い、死をも選び取ってしまう人が激増しているのは、このような状況の目に見える現われなのではないかと感じます。
司祭は人々の苦悩に間近に接する位置にいます。それだけに、「苦しみの二次被爆」を受けやすいでしょう。その傷が癒やされないまま蓄積されたら、これも痛々しいことです。
教会が「安らぎと癒しの場」として、時代にかなったシステムを見い出すことができれば、このような社会状況に道を見い出すことになるのではないでしょうか。
(社会福音部小宇佐敬二)
福祉の集い テーマ -しあわせを求めて(II)―
日時 6月11日(土)13時〜16時30分(受付開始12時30分)
場所 麹町教会(聖イグナチオ) ヨセフホール
講師 小宇佐敬二(東京教区「心のケア」担当司祭)
13時 講話(講話後10分休憩)
14時 分かち合い
15時30分 ミサ
主催 東京教区福祉委員会
CTICカトリック東京国際センター通信 第91号
Mさんの帰国
Oさんの訪問
11月の末の寒い日に「こんにちは」と入って来たのは、赤い頬に、長い黒髪の「素朴」を絵に描いたような中国人のお嬢さん。とても20歳には見えない。「Oです。よろしくお願いします。」あいさつの声の大きさも、スタッフ一同の笑いを誘った。
彼女の父親Mさんは13年前、ブローカーに大金を借金して、インドネシアの偽造パスポートで日本に入国した。中国には仕事がなく、食べる物にも不自由していたからだと言う。以来、建設現場で働きながら家族に仕送りを続け、中国では小さな家を建て、昨年には日本語学校の高額な学費を支払って長女のOさんを「留学生」として呼び寄せた。来年には大学に進学させ、日本で就職させ、そのとき、帰国するつもりだったらしい。しかし、数日前、建築現場で脳溢血で倒れ、都立K病院に運び込まれてしまった。病院の説明では、Mさんの意識が戻る可能性はほとんどないと言う。
今後の生活費、医療費の支払い、Mさんの病状が安定した時期での帰国の準備など、問題は山積されている。何をどうすればいいのか皆目分からず立ち尽くすOさんに、病院のケースワーカーがCTICを紹介し、来所の運びとなった。
帰国に向けて
日本語はかなり上達しているものの、正確な話し合いをしなければならないので、通訳としてイエズス会中国センターのスタッフに入ってもらった。そこで分かったのが、Oさんも幼い頃、共産党下でカトリック信仰を守っていた祖母に連れられ、地下教会に通っていたということだった。CTICおよび中国センターがカトリック教会のものであることは、Oさんに大きな安心を与えたようである。
Mさんの病状が安定し、帰国できるのは2月末と思われるので、それまでに、中国大使館でパスポートに代わる書類を作り、入国管理局で事情説明を行なって出国の許可をもらわなければならない。
職場での脳溢血だったので、その前後の労働情況によっては「労災保険」が適用される可能性もあるので、労働安全衛生センターの力を借りて、その可能性を探ってみる。
生活費については、OさんのためにMさんの同僚が現場で「無記名募金」を行なって集めてくれたお金で当分の間は凌ぎ、その間にアルバイトを探すこと。節約のため、現在のアパートは引き払い、友人のところに身を寄せること。また、勉強については、できる限り続けて3月の卒業を目指すことを決定した。
帰国の場合、横になったままになるので、座席4席の確保、そのための旅費の調達も問題となる。
病院を訪問すると、Mさんはベッドに横たわり、酸素と点滴の管を付けられて眠っていた。大きな手とその爪が黒くつぶれているのが、これまで続けてきた重労働を物語っているようだった。
奇跡的な回復
中国の家族親族も不安なのだろう。Oさんに頻繁に電話が入り、「父親を大切にしていない」「日本の病院ではだめだ」。「借金を作ってくれるな。親戚は助けないぞ」という思いやりのない言葉が投げかけられた。中国センターのスタッフが、何度も仲裁に入り、家族の理解を得るよう努めた。また、Oさんの悩みを聞いて支え続けた。
これらの準備が着々と進むなかで、Mさんの病状は奇跡的な回復を見せた。1月始めには言葉への反応が見られ、末には意識が戻り、2月に入るといくらか言葉を話すようになり、2月下旬には椅子に座れるようになり、食事ができるようになり、リハビリも始まった。そして、3月、Oさんの卒業式の頃には、車椅子でなら10時間近い旅にも耐えられると診断された。多くの座席の確保と高額の旅費の問題は、Mさんの頑張りで解消された。
結局、労災の認定は受けられず、医療費380万円は、毎月1,000円を中国から仕送りするという、現実不可能な(支払い終了は317年後)約束を病院と交わした。今回のMさんの病気で、家族が負わなければならなくなったものは大きい。今後、新たに家族の誰かが外国に行き、地下で働くことになるのだろうか。
善意の人々に支えられて
Oさんは、帰国の日、空港で「この4ヶ月近くの日々は、価値観が180度変わる体験だった。」と中国センターのスタッフに話した。CTICを紹介し、会うと声をかけて励ましてくれた都立K病院のケースワーカーの方々。日本語が十分でないMさんに、優しく話しかけてくれた看護師さん達。「医療費の心配より、お父さんの病状が大事」と言ってくれた担当医。Mさんが倒れてから半月近く、毎日仕事の後にMさんの病院を訪問してくれた建築現場の仲間たち。夜遅くに、病院から駅までOさんが一人で歩くのを心配して、毎日駅まで送ってくれたMさんの会社の責任者。帰国の旅費を準備してくれた上野教会とイエズス会中国センターの信徒の皆さん。帰国の日、早朝に空港に向かうため、前日から上野教会に泊り込んで車の運転をしてくれた吉祥寺教会のKさん。介護用品の費用にと寄付をくださったAさん、Gさん。労働災害の可能性を探ってくれた「労働安全衛生センター」のUさん。寂しいクリスマス、お正月を心配して、お菓子やプレゼントを準備してくれた人たち。そして、中国センターとCTICのスタッフのこと。
それらを振り返りながら、「自分のことだけ、経済だけが最優先される現代中国で育った私に、たくさんのことを考えさせてくれました。将来は何か人のためになる仕事がしたいと思います。自分にもそんな可能性があることが嬉しいです」と、初めて事務所を訪れたときと同じ素朴な笑顔で語ってくれた。
今後、より豊かな生き方を選んで行ってくれることを祈って止まない。
(亀戸相談員 大迫こずえ)
信仰の物語
内観との出合い
この数年、大人になりきれない自分、対人関係をうまく築けない自分に思い悩んでいました。カウンセリング、サイコ催眠、EA(アルコール依存症のグループから派生した集まりで、感情・情緒に問題を持ち、生きづらさを感じている人たちの自助グループ)などに参加して自分を変えたいと思っていました。
そのような中で「内観」に出合いました。内観は故吉本伊信氏の「見調べ」という、飲まず食わずで行なわれる浄土宗の厳しい修行の中から生まれたものです。宗教色を取り除いた自己発見法で、心理療法や刑務所の矯正教育の一環としても幅広く活用され、企業の人材教育としても取り上げられています。
昨年の9月、大阪の藤原神父のもとでカトリック集中内観を体験しました。与えられた部屋の隅に屏風を置いて座り、ほぼ一時間ごとに先生が回って来られるまで、ただひたすら生まれてから現在までの自己を反省します。まず、母に対して「していただいた事」、「して返した事」、「ご迷惑をかけた事」の3項目について、検察官のごとく厳しく、嘘偽りのない自分を見つめなおしていく作業です。
自分の姿を知る
これまで、「人や環境のせいにしてきた自分の姿」がはっきりわかりました。生きていく中で起こるさまざまな問題の多くは、自分自身の習慣、価値観などが引き起こしているのだということに気がつきました。
母への思いから始まった多くの誤った考え、偏りの心、こだわりの心、囚われの心が、自分の生きづらさにつながり、それが体にまで影響を与え、悲鳴をあげていたのです。
小学校低学年からの喘息、中学2年のときのネフローゼ症候群、成人してからの腰痛や椎間板ヘルニアなど、すべてかたくなな心が体に歪みを与えていたことを知りました。
素直に真実の声を聞き、自分のしてきたことをパズルのように敷き詰めていくと、どうしようもない自分に行き当たります。そしてそのことを認めることによって変容していくようです。本当の自分、胆の据わった自分がいることがはっきりわかりました。自分が変わるように、ポジティブな言葉(ありがとう、愛してるよ、素敵、うれしい)を自分にかけていこうと思います。
腹の底から
内観をとおして、本当の「全告解」ができたのではないかと思いました。頭だけの、口先だけの「ごめんなさい」ではない、腹の底からズドンと身にこたえる懺悔であったのでしょう。シンプルに「ありがとう」「ごめんなさい」と言えるような自分になりたいというのが究極の目標です。
これからも内観を続けたいです。
井戸田健二 49歳
豊島教会所属
募集
あなたの「信仰の物語」をお聞かせください。
1,000字程度にまとめ、教区ニュース編集部あてにお送りください。あなたの名前、年齢、所属教会、連絡先を書いてください。匿名を希望される方はその旨を明記してください。 (編集部)
私にとっての教会(28)
山本 敏(84歳) (高円寺教会)
私が初めて「神様」という言葉を聞いたのは、入園した教会の幼稚園でした。それから、専門学校もプロテスタントの学校で、毎日の礼拝と聖書を少し勉強しました。
結婚して、子どもたちが通った幼稚園もプロテスタントの教会で、私はそこで受洗しました。
しかし、主人が炭鉱の技師でしたので、九州、北海道と炭鉱街での生活が長く、教会から遠のいてしまいました。夜には一日を反省し、明日の平穏を祈る毎日でした。
1958年に東京に定住することになりました。娘3人が光塩女子学院にお世話になり、シスターのお導きで受洗させていただきました。
私もクリスマスや復活祭のときに教会に伺うようになったのをきっかけに、主日のミサにも与らせていただくようになりました。そして神父様のお話を毎週お聞きしているうちに、どうしてもこの教会で子どもたちと一緒にお祈りしたいと思うようになりました。1991年6月にカトリック教会に転会いたしました。
歳をとってからのことで、何もわからない、また、できない老婆を教会の皆さまがとても暖かく迎えてくださり、教会に行くのが楽しみでした。
昨年の夏、私は思いもよらない病巣が発見され、入院、手術ということになり、神父様に病者の塗油とお祈りをしていただき、数人の皆さまも一緒に祈ってくださいました。
幸い2週間余りで退院でき、初めての外出がちょうどマリア祭でした。教会の皆さまが、早く退院できたことを喜んでくださいました。
高円寺教会は私にとりましては、たくさんの兄弟姉妹がいてくださる父の家でございます。
成城教会が献堂50周年
4月3日、成城教会(主任司祭 ブランビッラスカ・フェッルッチョ)では献堂50周年の祝いが行なわれ、歴代の主任司祭や同教会とかかわりのあった司祭、修道者、信徒、また近隣の教会からも多くの人が駆けつけ喜びを分かち合った。
教会・修道院巡り(114)
赤堤教会
戦争の余燼がまだあちこちに残っていた1949年、その前年に中国から引き揚げてきたケベック外国宣教会の3人の司祭によって、赤堤教会の活動が始まりました。遠藤周作氏の小説にも出てくる、玉電松原駅の埃っぽい道の竹薮の先の荒れ果てた庭の中の日本家屋が最初の教会でした。
背が高く結核後にもかかわらず活動されたブーレ神父、漢字に詳しく美声のパラン神父、若い金髪のブレン神父方が、赤堤で最初のミサを捧げ、マリア幼稚園を開き、ボーイスカウト活動を始めました。
そのころ、毎週日曜日、50人ぐらいの信者と20人のボーイスカウトが、幼稚園の質素な狭い講堂に集まってミサにあずかっていました。その後ガールスカウトも結成され、教会、幼稚園、ボーイスカウト、ガールスカウトの4つの団体は協力し合って小教区共同体を発展させてきました。
御聖堂を建設するために教会が1960年から始めたバザーは、最初の収益は5万円でした。1963年、幼稚園とボーイスカウトが加わった最初の合同バザーの日は、あのケネディー大統領の暗殺の日11月22日、日本時間の11月23日でした。その後ガールスカウトも加わって4団体合同バザーとなって、この近隣地域では最大規模のバザーとなりました。昨年からは、世田谷ファミリー宣教協力体の同じメンバー、お隣の松原教会と、お互いバザーの手伝いをし合っています。
1967年に念願の御聖堂が完成しました。典礼暦の最後の主日は、王であるキリストの主日で、赤堤教会の保護者の主日でもあります。また御聖堂はケベックの司祭たち、とくにカロン神父により設計されました。明るいカナダの雰囲気が伝わってきます。
ロワゼール、ベランジュ、デュポン神父を経て、現在デロシュ主任司祭のもと、281世帯、489人の信者が、家庭的な共同体の中で信仰生活を送っています。信徒会は、第二バチカン公会議の開かれた教会の精神を基礎にして、司祭と信徒、修道者が共に共同責任を持って歩もうと、司祭と信徒の役割分担、委員特に会長、副会長職の任期制等、東京教区のナイス2の先進的提案を取り入れた信徒会規約を持っています。
赤堤教会の土曜学校は、リーダーの方々やシスター方のおかげでとても活発です。今年は50人以上の子供たちが楽しく集まってきています。またフィリピンのミンダナオ島のカガヤン・デ・オロの子供たちへの支援を、いろいろな活動を通じて行なっています。同じ街に住む未信者の音楽家の人たちが御聖堂で演奏するチャリティーコンサートもその一つで、25回を数えるまでになりました。
教会の庭は、ベンサン神父、ラベ神父が丹精こめた花々が咲きみだれています。赤いクリスマスのイルミネーションが光り輝く大きなもみの木と、復活祭のころにそれは素晴らしく咲きそろう何本もの桜の大木は、経堂、赤堤、桜上水、松沢の名物になりました。
ヨハネ・パウロ2世の教えを胸に、白柳枢機卿、岡田大司教、森司教、デロシュ主任司祭と共に、赤堤教会は信徒の霊性を高めつつ、日本の教会の一員であるという意識を持って、より一層地域に開かれたカトリック教会を目ざしていきたいと願っています。
(滝島恵一郎)
東京カテドラル聖マリア大聖堂 オルガンリサイタルシリーズ No.2
オルガンリサイタルシリーズ No.2 パオロ・クリヴェッラロ
5月27日(金) 午後7時開演 (午後6時半開場)
第1部 マニフィカト(マリアの賛歌)
第2部 ルネサンスから20世紀までのイタリア音楽
入場料 3,000円 (全席自由)
詳しくはこちらをご覧下さい。
■お問い合わせ
東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所
03-3941-3029 (9:00-12:00/13:00-17:00)
E‐mail: diocese@tokyo.catholic.jp
2005年 「世界広報の日」 特別企画 第29回日本カトリック映画賞 映画と講演の夕べ
ライファーズ 〜終身刑を超えて〜
「人間は復活することができる」
悪と罪の圧倒的な力の中で懸命に前途再生を目指す犯罪者の姿
監督 坂上香 制作 「Lifers」 映画支援プロジェクト
6月9日 (木) なかのZERO小ホール (JR中野駅 徒歩8分)
18:00〜 授賞式・上映(18:15〜) 「ライファーズ」(95分)
19:50〜20:00 休憩
20:00〜 講演 坂上香監督 (終了予定 20:45)
大人 当日1,500円 (前売り1,300円)
大学生以下 1,000円
車椅子・障がい者 1,000円
前売り券発売所
チケットぴあ (全国) 0570-02-9999
スペースセントポール (東京関口教会内) 03-3941-4971
聖イグナチオ教会案内所 (東京) 03-3230-3509
サンパウロ四谷書店 (東京) 03-3357-8642
主催:カトリックメディア協議会(SIGNIS〔旧OCIC〕・JAPAN)
共催:カトリック東京教区広報部
問い合わせ先:カトリック中央協議会広報
TEL:03-5632-4431
FAX:03-5632-4457
第27回教会音楽祭
6月19日 15:00〜17:00 (開場14:30) 東京カテドラル聖マリア大聖堂
1968年より続けられてきた教会音楽祭は今回で第27回目を迎え、カトリックを担当教派に、新しいオルガンの導入された東京カテドラル聖マリア大聖堂にて催されます。今年のテーマは「新しい人へ-今、十字架をみつめて-」です。わたしたちの身近に、また世界中に存在するさまざまな隔ての壁が取り除かれ、ひとつになることを願いながら、教派を超え歌により賛美と祈りを捧げます。
主催:教会音楽祭実行委員会
参加教派:日本福音ルーテル教会、カンバーランド長老キリスト教会、福音派諸教会有志、日本聖公会、日本基督教団、カトリック教会
詳しくはこちらをごらん下さい。
YGT
第13回 YGT ワールドユースデー・ケルン大会を前にして
6月5日(日)
13:00受付 13:30開始
ケルンホール(カテドラル)
青年の皆さまの参加をお待ちしてます。
主催:YGT実行委員会
キリーの休日!
投稿募集
東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。福音的な内容のニュース記事、エッセイ(いずれも600字以内)、写真、イラスト、4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。「投稿」と明記し、住所、氏名、年齢、電話番号、所属教会を必ず書いてください。文章に関しては、用語その他で添削することがあります。また、投稿されたものについてはお返しいたしませんので、あらかじめご了承ください。
〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京大司教館
東京教区ニュース
FAX :03-3944-8511
電子メール:info@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。
VIVID
黙想会・祈りの集い等
いやしのためのミサ
5/8 (第2日曜) 14:00〜
聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾4-3-1)
司式:小平正寿神父 (フランシスコ会)、 パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)
問合せ:羽村Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html
祈りと分かち合いの集い「私たちの母、 マリア」 *聖体の前で祈るひとときと7stepsによる聖書のわかち合い
5/26 (木) 18:30〜20:30
マリアの宣教者フランシスコ修道会 東京第二修道院で
対象:40歳位までの独身女性
持ち物:聖書
申込み・連絡先:新宿区中落合2-4-13
マリアの宣教者フランシスコ修道会 東京第二修道院
シスター菊地育子
Tel/03-3952-1751 Fax/03-3952-1761
e-mail:mariakikujp@hotmail.com
申込み締切:5/25 (水)
マリアの御心会よりご案内
下記いずれも マリアの御心会で (JR信濃町駅下車徒歩2分 〒160-0012
新宿区南元町6-2) 問合せ・申込み:Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089
E-mail:midorif@jca.apc.org
URL:http://www.meisen.org
「来て、 見なさい」
5/22 (日) 14:00〜17:30(ミサ有り)
テーマ: 「マリアのエリザベト訪問」
指導:瀬本正之神父 (イエズス会)
対象:自分の道を見つけたい、 祈り考えたい方
聖書で祈る(聖書通読)
毎金曜日 18:00〜19:30
旧約聖書通読 (エズラ記)
対象:どなたでも
信仰入門
毎火曜日 18:00〜19:30
対象:どなたでも
祈りへの招き-師イエズス修道女会の企画-
1) 四谷修道院で
(新宿区四谷1-21-22 Tel/03-3351-2692 典礼センターピエタ2F聖堂)
■時を祈る 毎月第1木曜日
「聖体によって生き、 生かされる私たち」…聖体年にあわせたテーマで礼拝とミサ
いずれも18:00〜20:00
・第4回 5/12 「聖体とマリア」 (5月は第2木曜日)
・第5回 6/2 「聖体と教会」
■聖体礼拝 毎月第2水曜日
5/11 6/8 14:00〜15:00
2) 八王子修道院で
参加費:無料
連絡:八王子市戸吹町1490 Tel/0426-91-3236
■神様ブレイク
師イエズス修道女会会員と共に主日の福音を深読
連絡:シスター寺田
・5/21 (土) 14:00〜16:00 三位一体の主日の福音
・6/18 (土) 14:00〜16:00 年間第2主日の福音
■ミサと聖体礼拝
教皇様のご意向に合わせて共に祈りましょう (毎月第3金曜日)
4/15、5/20
11:00ミサ、 昼食(各自持参)
13:30聖体礼拝 (講話あり)
連絡:シスター関口
3) 真生会館で
真生会館聖堂で 聖体年の特別企画 1月〜10月 (7月〜9月は閉館のため休み)
■聖体礼拝
5/14 5/28 10:00〜15:00 (第2および第4土曜日)
*参加希望者は、受け持ち日時を前の月の月末までに下記へ
連絡・問合わせ:八王子市戸吹町1490Tel/0426-91-3236 シスター関口
祈りと学び <10回シリーズ>
4/9 5/14 6/11 7/9 9/10 11/12 12/10 (8・10月は休み)
2006/1/4 2/11 3/11 (毎月第2土曜日)
10:00〜12:00 汚れなきマリア修道会 町田修道院で
(〒194-0032 町田市本町田3050-1 http://marianist.netty.ne.jp/)
テーマ:マリア-教会のすがた-
担当:シスター小林幾久子
申込:開催日の一週間前までにシスター小林へ
Tel/042-722-6301 Fax/042-725-6317 e-mail: fmi-kk@netty.ne.jp
若い人々の黙想会
6/19 (日) 9:45〜16:30
汚れなきマリア修道会 町田祈りの家で
(〒194-0032 町田市本町田3050-1Tel/042-722-6301)
テーマ:居場所をつくろう-ちいさな人のために-
対象:40歳位までの男女指導:清水一男神父 (マリア会)
参加費:¥1,500
申込み:6/12 (日) まで下記へ
シャーデ事務局 池田真 Tel/03-3783-0509 e-mail:mkti0501@yahoo.co.jp
または 汚れなきマリア修道会シスター小林
Tel/042-391-4952 Fax/042-395-2092 e-mail:fmi-kk@netty.ne.jp
http://marianist.netty.ne.jp/
講座・研修会等
信徒の月例会 -新要理書を学ぶ その1-
下記いずれも カトリック麹町(聖イグナチオ)教会アルペホールで
(JR・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅下車)
毎月第3土曜日14:00〜 (16:00主日のミサ)
申込み不要
問合せ:Tel/03-3263-4584
5/21 「人は何のために生きているのか」
6/18 「神さまを信じることの意味」
CWC (キリスト者婦人の集い) 主催の講座
5/24 (火) 10:30〜12:00 真生会館 第1会議室で 時間:10:30〜12:00
テーマ:「女性の尊厳と使命」 教皇ヨハネ・パウロ二世使徒的書簡
講師:九里彰神父 (カルメル会)
会費:¥500
問合せ:神藤 Tel/03-3642-5629
スピリチュアルケア 1日研修会
5/7 (土) 9:30〜16:30
ニコラバレで (JR四谷駅麹町口・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅徒歩1分)
テーマ:No.11 「チーム医療の中でのスピリチュアルケアの実際」
講師:ワーデマール・キッペス
対象:医療、福祉、介護の従事者、 スピリチュアルケアを初めて学ぶ方、 関心を持つ方どなたでも
受講料:¥5,000 (会員¥4,500)
連絡:Tel・Fax/050-3557-4520
e-mail: h.kizawa@nifty.com (担当:木澤)
次回予定 7/17 (日) 「本物のホスピタルとホスピス」
スピリチュアルケア 1日研修会
「心と魂の叫びに耳を傾けて-なぜ生きているの! なぜ苦しむの!」
6/4 7/16 (土) 10:00〜16:30 (9:30受付開始)
栄光学園 聖堂ホールで
(鎌倉市玉縄4-1-1 JR東海道線 大船駅西口下車 (大船観音口) 徒歩15分またはバスで4分 (清泉女学院行き栄光学園前下車)駐車場なし)
講師:ワーデマール・キッペス臨床パストラルケア教育研修センター所長
会費:¥3,000/回 (昼食各自持参)
定員:70名
申込み・連絡先:
(1)〒248-0033鎌倉市腰越1-2-20 社会福祉法人 聖テレジア会
Tel/0467-31-1360 Fax/0467-32-6330
(2)〒228-0803 相模原市相模大野6-23-17-706 天辰紘子
Tel・Fax/042-765-5179
申込締切:各研修会開催日7日前まで
テキスト: 「スピリチュアルケア」 「ともに生きる・人間関係とコミュニケーション」 W・キッペス著 (テーマ章の予習を勧めます)
主催:一日研修会・鎌倉ブロック実行委員会
「道の会」 聖地の旅 勉強会のお知らせ
下記 1) 2) いずれも真生会館で(JR信濃町駅1分)
対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも
会費:¥1,500/回
申込み・問合せ:道の会 http://www.michi-no-kai.com
井上弘子
〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201 Tel・Fax/03-3379-5571
E-mail: junrei@michi-no-kai.com
瀬川眞佐子 Tel・Fax/049-286-6291
e-mail: junrei@michi-no-kai.com
1) 5/8 (日) 14:00〜16:00 (主日のミサ有)
第4回:ガリラヤ湖とイエスの宣教の始め
講師:鈴木信一神父 (聖パウロ修道会) 井上弘子 (道の会)
2) 5/8 (日) 11:00〜12:30 特別講演会 「パウロの思想とその足跡旅」
講師:鈴木信一神父 (聖パウロ修道会)
赤羽教会 「聖堂公開&バザー」 のご案内
5/22 (日) 10:00〜14:00
交通:JR赤羽駅東口徒歩2分 三井住友銀行隣 地図(mapfan地図)
Tel/03-3901-2902
北区の景観百選にも選ばれている美しいゴシック様式の教会 アウシュビッツ収容所で殉教された聖コルベ神父の御影の前で 「平和の祈り」を捧げにおいでください。模擬店出店あり、 赤羽周辺にお住まいの方に(未信者の方にも)お知らせください。
問合せ:林孝三郎 e-mail: GZK02613@nifty.com
キリスト教的視点に基づく講座 「創造への道」
下記いずれも 白百合女子大学で (京王線仙川駅徒歩10分)
受講資格:年齢性別不問
受講料:A・Bコース4回 ¥4,000 Cコース3回 ¥3,000 1回毎は各コース ¥1,200
申込み・問合せ:白百合女子大学 生涯学習・資格センター
Tel/03-3326-5762・5763 http://www.shirayuri.ac.jp
宗教A
「今を生きるキリストの命-ヨハネ福音書と現代の霊性」
講師:田畑邦治 土曜日14:00〜15:10
A1コース
4/16 イエスの新しい命 (ヨハネ福音書2-4章)
5/21 命・光であるイエス (5-8章)
6/25 あわれみ深い神の子 (9-10章)
7/16 一粒の麦として (11-12章)
A2コース
10/15 新しいおきてと命 (13-16章)
11/19 受難の王 (17-19章)
12/17 肉となったみことば (1章)
1/28 私たちとともにあるイエス (20-21章)
宗教B
「スピリチュアルな旅、 愛への道」
14:00〜15:10 (講話:星野正道)
15:20〜16:10 (ミサ司式:星野正道神父) 土曜日 チャペルで
B1コース
4/23 闇の中の輝く光
5/28 神、 それは愛
6/18 人間の価値
7/9 愛に基づく認識
B2コース
10/8 信頼とは 「だいじょうぶだよ」 ということ
11/26 結果はプロセスに過ぎない
12/10 ゆるすこと
1/14 再生の光
宗教C 「聖書深読」
10:00〜12:00
講師:奥村一郎 有光信子
C1コース 5/14 6/4 7/2 (土)
C2コース 10/1 11/19 12/3(土)
カトリック登り行く人生の会・主催の講座
下記の申込み・問合せ:
〒116-0013荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102ビ・モンタント東京事務所
勤務時間:火・木・土14:00〜16:00
Tel・Fax/03-3806-9877
聖体賛美の集い
10/20 (木) 13:00〜16:00
麹町 (聖イグナチオ) 教会 マリア聖堂および集会室で
説教:幸田和生補佐司教
本年度登り行く会 (VMI) の総会
5/19 (木) 13:00〜 真生会館で
5会場での勉強会
全会場同一条件
時間:13:30〜15:00
申込み不要
会費:¥300〜¥500程度
本年度の新企画、毎勉強会ごとに聖体賛美の聖歌を練習
5/3 (祝) 休み
5/10 (火) 事務所で
指導:塚本伊和男神父
5/17 (火) 三軒茶屋教会で 指導:泉富士男神父
5/18 (水) 成城教会で 指導:塚本神父
5/20 (金) 高輪教会で 指導:泉神父
月例散策会
5/11 (水) 10:30
集合場所:JR国分寺駅改札
行き先:殿ヶ谷戸庭園、 サレジオ学園
指導:塚本神父 Tel/03-3809-0414
パッチワーク・キルト同好会
5/12 (木) 11:00〜15:00
ビ・モンタント事務所で作品はホスピスの掛け布団カバーを作り社会福祉に役立てます。ふるってご参加を
世話人:宮木 Tel/0425-75-2335
気軽に聖書を読む会
5/27 (金) 13:30〜16:00
幼きイエス会修道院で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅下車)
テーマ:聖書と文学
指導:吉山登神父
会費:¥1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読んでみたい人、 聖書研究会は堅苦しく思った人、 視点を変えて読み更に信仰を深めたい人
世話人:納 Tel/03-3445-6180
なごみ短歌同好会
6/25 (土) 10:30〜14:30
八王子教会2F和室で
世話人:富永 Tel/0426-74-6230
第25回アンジェリコ会キリスト教展
5/16 (月) 〜5/21 (土) 11:00〜18:00 (最終日16:00)
薔薇画廊で (中央区銀座7-2-4 松尾ビル 2F Tel/03-3573-1376 JR有楽町駅、 地下鉄銀座駅下車)
♪音楽会等♪
オルガンの夕べ
5/27 (金) 18:00ミサ終了後 (18:35頃から約30分)
麹町 (聖イグナチオ) 教会主聖堂で
オルガン演奏:廣野嗣雄 (東京芸術大学教授)
入場無料
主催:聖イグナチオ教会オルガン委員会
問合せ:Tel/03-3263-4584
オルガンメディテーション 〜晩の祈りとオルガン音楽〜
5/13 (金) 19:00〜19:50
東京カテドラル聖マリア大聖堂で
オルガン演奏:和田純子
入場無料
問合せ:東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所
Tel/03-3941-3029
主催:カトリック東京大司教区
声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」
第41回ボランティア演奏会 特養老人ホーム
第12回マザースホームコンサート
5/8 (日) 14:00開演
社会福祉法人 「マザース」 1階ホールで
東久留米市氷川台2-5-7 Tel/0424-77-7261
e-mail: motherth@isis.ocn.ne.jp
http://www.moth.or.jp
出演:指揮 山下晋平他
合唱:声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」
宗教曲 「Bless the Lord」 わが心 たたえよ主を 創作曲 「古き歌」 他
入場無料
問い合せ:Tel・Fax/0424-94-2845 田部 phs/070-5457-2630
e-mail: jiji@theninjacat.com
邂逅〜東西平和の祈り1千年のめぐり会い〜
グレゴリオ聖歌・聲明・雅楽ジョイントコンサート
以下 主催:「日本・イタリア交流の翼2005」 実行委員会
(委員長:東京大学文学部 西本晃二名誉教授 (元ローマ日本文化会館長兼在イタリア日本大使館公使、 イタリア文学・ルネサンス専門)
入場無料
問合せ:
(1)個人参加者に招待券発行:御友e-mail: mitomo@libero.itへ
(2)ツアー参加者 (席も確保):近畿日本ツーリスト、 三越トラベルへ
(3)実行委員会事務局担当 清水へ
Tel/03-3255-7116
e-mail:koryu-tsubasa@or.knt.co.jp
「日・EU(伊) 市民交流年」「日伊文化協定締結50周年」
5/13 (金)・14 (土) 21:00〜 5/12 (木)
アッシジ市長、 出演者代表等による記者会見)
アッシジ聖フランチェスコ大聖堂上部教会内 (世界遺産) で
出演者:聖フランチェスコ大聖堂聖歌隊 (隊長:マグリーノ神父)
天台聲明衆 (代表:延暦寺即真 (つくま) 大僧正)
東儀秀樹氏 (総合演出も) と雅楽団
アッシジの子供達 (日本より多くの市民がこの企画に参加予定)
■ヴェネツィアにおける企画
「邂逅〜水の都に舞い降りる、 雅の音〜」
5/16 (月) 18:30〜予定
ヴェネツィア (世界遺産) サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会修道院で(サン・マルコ広場を大運河越しに見渡せる、1980・87年ヴェネツィア・サミットの開催地)
出演者:東儀秀樹、 東儀九十九、 東儀雅美、ヴェネツィア児童合唱団(Piccoli Cantori Veneziani/団長マーラ先生)
VIVID
★6月号(No.223)は、5月30日(月)発行、6月3日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切:4月24日(日)
★7月号(No.224)は、6月27日(月)発行、7月3日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切:5月22日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたは電子メールで下記住所までお送りください。
〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
カトリック東京大司教館 立花昌和神父
Tel:03-3943-2301 Fax:03-3944-8511
tachi@tokyo.catholic.jp