お知らせ
東京教区ニュース第216号
2004年09月01日
目次
平和旬間
関心をもって共感して! 鎌仲監督が熱く語る
今年の平和旬間(8月6日〜15日)に東京教区では2つの催しが行なわれた。8月7日には千鳥ケ淵戦没者墓苑にて「第31回平和祈願祭」が、14日には東京カテドラル聖マリア大聖堂、ケルンホールなどを会場にして「平和を考え、平和を祈る」集いがそれぞれ開催され合わせて千人以上の人たちが参加した。
8月14日にケルンホールとカテドラルを会場に行なわれた「平和を考え、平和を祈る」集いでは、森住卓氏の写真展と鎌仲ひとみ監督作品「ヒバクシャ」の上映と講演が注目を集めた。
鎌仲監督はイラクでの体験を語り、劣化ウラン弾による放射能被爆と経済制裁によって、60万人もの人たちが死んでいる事実を報告。
わたしたちは核についてなにも知らされていないこと、それ以上に無関心なことが問題だと指摘。「怒りや憎しみの連鎖を消すことができない最大の原因は世界が無関心だから」ということを強調した。知ること、そして今も戦火にさらされている人たちの苦しみ悲しみに共感することが大事だと語った。
平和を願うミサ
引き続き平和を願うミサが捧げられ、司式の岡田武夫大司教は「世界の現実を見るとき、平和のために働くのは容易なことではない。イエスさまは十字架と復活によって真の平和をもたらされた。イエスさまに倣ってわたしたちも自分の十字架を担う必要がある。悪との戦いは十字架を担うことにほかならない。十字架によって平和をもたらされた主イエスに従うという決意を新にいたしましょう」と呼びかけられた。
雨の中での平和祈願祭
8月7日午後5時半より千鳥ケ淵戦没者墓苑において「平和祈願祭」が行なわれ、雨にもかかわらず約600人が集い世界の平和を願って祈りが捧げられた。
司式を担当した社会福音部の小宇佐敬二神父は司教団が発表した平和旬間メッセージ「子どもと向き合おう」を紹介しながら、子どもの目線から平和について語り、平和を実現するための教会の役割を訴えた。
こちらから詳しくご覧になれます。
>>> 8月7日 第31回 2004年平和祈願祭
>>> 8月14日 「平和を考え 平和を祈る」ミサと映画・写真展
大司教がメッセージ
着座記念ミサで岡田武夫大司教は9月5日に東京カテドラル聖マリア大聖堂にて着座記念ミサを行ったが、これに合わせてメッセージを発表した。メッセージの内容は2部から成っている。
(一)優先課題の進捗状況
1. 教会の福音的使命にたずさわる信徒の養成
2. 外国人の司牧と困難を抱えた外国人へのサポート
3. 心の病や心の傷を負った人々へのサポート。
(二)教区本部今後の課題
1. 宣教協力体について
2. 優先課題への取り組み
3. カテドラル構内のこれから。
メッセージの詳細は各聖堂共同体に配布されるが、教区ニュースでは2回に分けて掲載(下記参照)。また、教区のホームページでも見ることができる。
大司教メッセージ(上)
2000年9月3日、東京大司教に着座したわたくしは前任者・白柳誠一枢機卿から受け継いだ課題を実行に移すために、2001年6月25日、大司教メッセージ『新しい一歩 -21世紀の福音宣教に向けての小教区再編成-』を発表しました。これを受けて再編成プロジェクトチームは2002年6月29日、『福音的使命を生きる -新しい一歩のための提案-』をわたくしに答申しました。多くの時間を使ったさまざまな討議・話し合いなど(『教区集会』も行なわれた)を経て2003年4月20日、復活祭の日、22の宣教協力体を正式に発足させました。また教区本部の改組を行ない、新たに法人事務部、宣教司牧部、社会福音部、広報部を設置し、それぞれ部長を任命いたしました。さらにまた2004年1月17日には、長らく解散状態であった教区の宣教司牧評議会を新たに発足させることができました。『福音的使命を生きる -新しい一歩のための提案-』で示された、教区として取り組むべき3つの優先課題についてはそれぞれに担当司祭を任命し、この担当司祭を軸として優先課題への取り組みを行なっております。
本日はこの機会に3つの優先課題への取り組みの状況について皆様に申し上げます。
『福音的使命を生きる -新しい一歩のための提案-』にあった3つの優先課題とは
(一)教会の福音的使命にたずさわる信徒の養成
(二)外国人の司牧と困難を抱えた外国人へのサポート
(三)心の病や心の傷を負った人々へのサポートです。
一 いわゆる「信徒養成」について
「教会の福音的使命にたずさわる信徒の養成」という課題については、その基本的な考え方を、宣教司牧評議会や司祭評議会で検討していただいている段階です。大きな目標として、教会に集うすべての人(信徒・求道者・修道者・司教・司祭・助祭)の霊的成長ということを目指していきますが、その基礎となるものは、小グループでの分かち合いや小共同体づくりであると考えています。この基礎の上に、宣教協力体・聖堂共同体の成長のためのプログラムや共同体の奉仕者のためのプログラムをつくっていくことになります。
これらのプログラムは一朝一夕にできるものではなく、常に研究中という部分もありますが、少しずつでも具体的なプログラムを提案していくことを今後の課題としています。
二 外国人司牧と困難を抱えた外国人へのサポート
カトリック東京国際センター(CTIC)を中心に、各宣教協力体・聖堂共同体、関連諸機関と協力しながら活動しています。
困難を抱えた外国人のサポートについては、3センター(目黒、亀戸、千葉)でそれぞれ相談・支援活動を実施し、一年間の延べ相談者数は2,000件、相談者の国籍も20ケ国を超えました。相談内容も在留手続(ビザ)、結婚・離婚、労働、医療、福祉、子どもの教育、事件・事故等、日常生活のあらゆる分野に及び、最近では難民認定者、難民認定申請者の相談も増えてきました。また、通訳・翻訳活動、入国管理局や警察に拘留されている人々への面会訪問も大切な活動です。
司牧活動としては、教区内での外国語の典礼・司牧サービスの提供、外国人信徒のための信仰教育テキスト・パンフレットの出版、共同体作りと司牧担当者のネットワーク化等の活動を行なっています。また、外国人司牧をより充実させるために、移住・移動者の司牧のために設立され、外国人司牧に関して長い経験を有する「スカラブリーニ宣教会」よりブラジル人、フィリピン人の2人の司祭を招聘しました。彼らの協力を仰ぎながら、
今後ともより細やかな司牧活動を行なっていきたいと考えています。
三 「心のケア」への取り組み
「心のケア」の担当司祭が任命され、公表されただけで、さまざまな相談、訴えが担当司祭に寄せられています。相談者は、精神疾患を負っている「当事者」、またその「家族」からのものが圧倒的に多く、医療につながっていないケース、医療不信のケースが目につきます。この事実からも、「心のケア」がいかに深刻な課題であるかが察せられます。
今年の2月から「心のケア検討委員会」が6回にわたって開かれました。この過程で、教会を構成しているわたしたち自身が病んでいること、そして本来あるべき教会の「癒しのシステム」がよく機能していないことが改めて意識されてきました。これから「教会がしなければならないこと」「教会だからできること」「教会にしかできないこと」をしっかりと見極めていくことが大切であると考えます。
人は一体どこで自分の「精神の問題」「心の問題」を安心して話せるでしょうか。なかなかそのような場所が見つからないというのが現状です。それだけに当事者や家族は閉ざされた世界の中でより大きな苦しみを担うことになります。これから、教会という集いの場が、当事者にとっても家族にとっても、「安全で安心できる場」として確保できるようになることを目指します。
緊急、重篤な状況に適切に対応するためには、優れた専門性が必要です。教区としての取り組みの中で、このような専門性をもった機関を知っておくこと、そことの関係性を確保しておくこと、つまり、ネットワークをつくることと情報センター的な役割を果たすことも大切です。
「東京カリタスの家」は30年あまりの歴史と経験をもっており、今後の教区の取り組みにそれを生かすことができると考えます。「心のケア」への取り組みについては『東京教区ニュース』で「心の問題への取り組み」として連載しておりますので是非それをご覧ください。
合同ミサと納涼祭 世田谷南宣教協力体
互いの特色を生かして
8月28日(土)、 あいにくの雨。碑文谷教会の広いグランドでの納涼祭は無理。3教会の合同実行委員は、午後2時頃から雨に濡れながら、設営場所の変更に、おおわらわ。着々と準備が進み、4時にはバーベキューの炭おこし。一人目立つ黄色いTシャツの実行委員長、堀内さん(碑文谷)や、野球帽をかぶった現場監督、勝村さん(田園調布)が、四方八方に目を配る。ご婦人たちは、グランドの反対側にある調理場から、下ごしらえした食材を、エッサエッサと運ぶ。これぞ共同作業と、小野委員長(碑文谷)や渡部委員(上野毛)は、ご機嫌。
午後5時。ロロピアナ・アキレ神父(碑文谷主任)、戸村悦夫神父(田園調布主任)、アダミニ神父(上野毛前主任)、共同司式による協力体の合同ミサがはじまる。祭壇奉仕の子供たちも合同。祈りの前に各教会の参加者がそれぞれ手を上げて、お互いに拍手。浴衣姿の子供たちもチョコチョコ。荘厳な中にも、家族的な暖かい気持ちに満たされた一時間であった。
さあ、納涼祭会場へ。張り切って待ちかまえるオッサンやアンちゃんたちの、焼肉、ソーセージ、焼きソバ等々に、行列。これも準備を重ねてきた合同の青年たちがバンドを組んで雰囲気を盛り立てる。
浴衣に着替えてニコニコ顔のロロピアナ神父は、「修道会の固有の色彩を持ったそれぞれの教会が、お互いに特色を活かして協力できている。」と語ってくれた。
(村田淳一)
エッファタ
「金メダル16」。日本人選手が獲得したメダルの数に喜び沸く人々に水を差すつもりは毛頭ないが、メダルを獲得した上位の国々のリストを見るとき、筆者はその喜びの輪に素直に加わることができないのである。というのは、獲得の多い国の順に並べてみると、大半が経済的に豊かな国々だからである。アメリカを筆頭に中国、ロシア、オーストラリア、日本、ドイツ・・・という順になる ▲いずれの国も、その威信発揚の場としてのオリンピックのため膨大な予算を計上している。選手が勤務する企業も、そのイメージ効果と宣伝を狙って支援を惜しまない。選手には生活の心配はない。彼らは、誰に気兼ねすることなく、思う存分練習に専念できる。こうした恵まれた環境があれば、才能は伸び、メダルの数が増えるのは当然である ▲筆者が、こんなことを書くのは、同じ時期にBBCニュースが報道した、スーダンの内戦で難民となった人々の悲惨な姿が心から離れないからである。その数は30万人ともいわれる。祖国を追われ、昼夜歩き続けた人々は、みな痩せこけている。テント暮らしの人々に食べ物は乏しく、子どもたちは骨だらけ。きらびやかな演出に包まれて勝利の喜びに酔う選手やそれを祝福しようと熱狂する観客たちとはまさに正反対の極にある ▲こんなとき筆者は、福音書の金持ちと貧しいラザロのたとえ話を思い起こし、神の心はどちらに開かれていくのか、深刻に考え込んでしまうのである。(MK)
CTIC かめいど 10周年
会場入口正面「展示で見る10年」コーナーの世界地図が参加者を迎えます。CTICに相談に来た人たちの56ヶ国が、きれいに塗り分けられています。CTIC亀戸スタッフの奥山マリルーさんの子、奥山毅志君(小4)の作品です。9月4日(土)江東区総合区民センターで「CTIC亀戸10周年の集い」が開かれました。
1994年9月1日に「CTIC亀戸相談センター」として、下町・亀戸に事務所を構えての10年間の活動。いま、ここで「10年間の相談活動を振り返り、そのまとめをし、これからの10年の活動を展望したい」として「集い」がもたれました。
「集い」はCTIC運営委員長の岡田大司教の挨拶から始まりました。岡田大司教は、大勢の外国人母子へ気さくな分かり易い言葉で語りかけました。
友誼団体と教会関係の皆さんへは、これまでのCTICへの協力に感謝の意を表明されました。そして、CTICスタッフたちにも、日ごろの活動を労う言葉がかけられました。
「CTIC亀戸10周年」を楽しみましょう!と題して、「映像に見、話に聞き、みんなで語り合うCTIC亀戸の10年」が始まりました。10年間のいろいろな活動場面のスライドが映されました。そして、「この子は誰でしょう?」と、何年か前の子供たちの写真がスクリーンに。自分の写真を見て、成長した子も母も「あっ、あれは僕」「こっちは私」。みんな大はしゃぎでした。
勢揃いさせるために世話役が大汗をかく中、前事務局長大原神父愛用の35ミリカメラが「カシャッ!」。無事に100人近くの参加者全員が記念写真に納まりました。
そのあと、何年振りかでの再会という人もあり、「お久しぶりデス!おしゃべりタイム」。そして、川口薫事務局長の「CTICこれからの10年」と題しての閉会の辞で、和やかな「集い」を閉じました。(渡辺哲郎)
パソコン使った会計処理が普及
法人事務部が調査
法人事務部では将来的に小教区の会計事務を統一した方式で処理ができるよう、会計システムの導入を検討している。5月にはアンケートを実施し、各小教区の会計処理方法の実状把握を行なっていたが、このほどその結果がまとまり公表された(対象58小教区、回収率100%)。
アンケートの調査によると
一.ほとんどの小教区では会計の事務は信徒の会計担当者または事務担当者に委ねられており(92%)、現金・預金の照合も週単位または月単位で実施されている。
二.会計処理は「すべて手作業による」が53%、「会計ソフトを使っている」が29%、「その他(混合タイプ)」が17%となっている。
三.会計担当者の担当期間は「1年〜3年」が62%、「4年〜5年」が16%、「5年以上」が22%となっている。
四.小教区でパソコンを「所有している」が83%、会計担当者がパソコンを使って「会計処理ができる」が79%になっている。
以上のことから、ほぼ60%強の小教区の会計担当者は短期間(1〜3年)で交代しており、70%は「全て手作業による」か、または一部パソコンを併用して会計処理を行っているという現状がうかがわれる。
一方、小教区のパソコンの保有も進んでおり(83%が保有)、79%の会計担当者は「パソコンを使って会計処理ができる」と答えているが、実際に会計ソフト(自家製を含め)を使用して会計処理をしているところは29%にとどまっている。
法人事務部としては今後、アンケート結果を参考にしながら小教区での会計システム導入を検討していく模様。なお、決算時に会計監査を実施していないと答えた教会が8教会あった。全教会で監査を実施するようお願いしていく方針。
第30回「正義と平和」全国集会
第30回「正義と平和」全国集会・東京大会
大会テーマ:「もうひとつの世界は可能だ!」-「排除」から「共生」へ-
日時 2004年10月9日(土)〜11日(月)
第1日
10月9日(土) カトリック麹町教会主聖堂
14:00〜 特別講演 「正義と平和のグローバル化:信仰者への課題」
シスター・ナンシー・シルベスター(マリアの無原罪のみ心修道会:米国)
15:30〜17:00 コンサート「ともに生きるいのりうた」
-排除なき世界への願いをこめて-
出演者 新谷のり子 「歌ぐみ はぜの木」と中山武敏(部落問題)
朝霧裕(障害者 シンガーソングライター)
アジア文化研究会の皆さん(韓国音楽)
池末みゆき(ライア奏者)
18:00〜 交流会(申込者のみ)聖ヨゼフホール
第2日
10月10日(日) 東京カテドラル・ケルンホール・教区スペース
10:00〜 主日のミサ 関口教会(カテドラル)
11:30〜 昼食 模擬店などで各自、自由に会食
昼食後、関口会館、カトリックセンターなどの展示やイベント等に自由に参加する。
各分科会ごとのテーマ別プログラムに参加したり、いろいろな展示や映画、ビデオなどを見たり、どこでも自由に見学することができる。
17:00 自由交流
第3日
10月11日(月・祝) ケルンホール・関口教会地下聖堂・教区スペース
9:00 分科会
1.外国人と人権〜在日外国人の叫びに耳を傾けよう!
2.「地域社会と野宿者」
3.宗教者として平和を考える
4.民族差別の克服-さいたま大会を継続して-
5.えん罪と死刑制度
6.私たちの暮らしを地産地消に生きるには…地球を創造する オルタナティブについて
7.「差別に向き合う子どもたちの心」同和教育・人権教育の目指すもの〜抑圧と支配からの解放と自由への教育
8.「家族神話とDV(親密な関係で起こる暴力)」当事者の話を含めたシンポジュウム
9.「神の民」としての教会-第2バチカン公会議の示す 参加型教会を考え行動する-
10.障害がなぜ「恵み」なのか?-障害者の今日的課題-
11.95年「平和への決意」を振り返りつつ2005年へ-教会の戦争責任と靖国問題-
12.「イラク戦争まで続く-戦争と性暴力」
13.青年たちの集い 松浦悟郎司教を囲んで大いに語り合おう
12:00 派遣のミサ(ケルンホール)
*「正義と平和」全国集会・東京大会 事務局
〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15 東京大司教館
TEL.03-5940-5284(直通)月曜〜木曜 9:00〜17:00
FAX.03-5940-5285(専用)
携帯080-5508-9302(事務局長)9:00〜21:00
E‐mail: taikai@tokyo.catholic.jp
大会実行委員会委員長 大倉一美
事務局長 堤 英明
管区会議の報告
2004年度東京教会管区会議は、7月14日〜15日に木更津市内で開催され、新潟教区長に任命されたばかりの菊地被選出司教も出席され、計16名が集まった。
議題は一、各教区の現状報告・情報交換。 二、管区内での司祭の派遣について(自由討議)。三、11月8日〜10日に開催される「東京教会管区司祭大会2004」の確認。四、集会祭儀司式に関しての管区の話し合いの報告の四点である。
議題四、については昨年の管区会議で、各教区の代表者からなるワーキンググループをもって話し合ってほしいということになり、会議が開かれ、その結果が報告された(本紙No.205 2003年8月号参照)。結論は、管区としてガイドラインを提示するのは現時点では無理であるが、この結果を今後の管区会議に生かしていくこととなった。「集会祭儀司式や聖体奉仕は各主任司祭のもとで働くのであることを、各教区で司教は周知してほしい」との梅村司教の指摘があった。
議題三、の管区司祭大会は「共生の時代を考える」のテーマで開催される。今回は特にイスラムについて理解を深めるために、久山宗彦氏(カリタス女子短大学長)の講演と分科会が予定されている。大会のねらいは「管区司祭の交流と親睦をはかること」である。岡田大司教もよく折にふれ話されているとおり大司教区としての責任ある立場からも東京教区からは特に大勢の参加者が望まれる。
管区会議も会を重ね、各教区の窮状や叫びが聞こえてくる。現状をよりよい方向に変えていくために、どのような解決策や打開策、また協力ができるのか。これからも情報交換に努め、いっそうの協力や場合によっては司祭の派遣・交流が急務となっているように思われる。
(江部純一)
心の問題への取り組み(7)
「出前」お引き受けいたします
先日、ある聖堂共同体にお話しに伺いました。目の前にある精神科クリニックから、多くの患者さんたちが求道者としてやって来ます。どうやらこの医師は患者さんに目の前のカトリック教会へ行くことを積極的に勧めているようです。善意に満ちている主任司祭は彼らを精一杯受け入れています。今年の復活祭には30人を越える受洗者がいましたが、このクリニックと関わりのある人が数多くいました。
そう言えばかつてこの主任司祭から相談を受けたことがありました。「『洗礼を受ければ、病気が治る』と思い入れ、奇跡を期待している人が多いのですが、それでも洗礼を授けて良いものか、不安があります」。
「洗礼が治癒につながるような奇跡はめったにないと思いますが、そのような方が教会共同体に受け入れられることによって病状が回復に向かうことは多いにあり得ます。医師もそれを期待しているのではないでしょうか。」という答えをした記憶があります。
この司祭に篤い信望を寄せている信徒たちは、司祭が大きな負担を一人で背負って倒れてしまうのではないかと気遣い心配しています。「どうすれば良いか」その対策の話し合いの場に招かれたのです。
その教会の「福祉部」の方々「受付係」の方々、多くの方々が話し合いに集まりました。中にはさまざまな専門性を持っている方もいます。外科医も心理学を学んでいる方もいます。今日出席できませんでしたがと、精神科医も信徒としています。これだけのメンバーがいて熱意があって善意があって、なお充分に動けずにいるのはなぜだろうと考えさせられました。
欠けていたものが一つだけあったのでしょう。それは、わたしたちの霊性に基づいて話し合い、問題を共有し合い、解決の道筋を整えていくことだったのでしょう。そして、その話し合いの場が今設けられたということです。
それぞれがそれぞれの立場で抱えている心配や悩みを出し合いました。例えば「受付係」の人は、明らかにそのクリニックから来たと思える精神障がい者を主任司祭につないで良いものか、「主任司祭の負担を増やすだけのことではないか」と悩んでいるのです。「受付係はつなぐことが役割なのだから、つなぐしかないでしょう。受け入れるかどうかは司祭が判断することです」。「それにしても、司祭だけが受け皿ということにも問題があるのでは」。
話し合うこと、それだけで自分が心配していることが自分ひとりで抱え込むものではないことが解かってきたかと思います。さらに、「共有する問題」の意識も深まっていきます。「訪れてくる精神障がい者への理解と対応」という辺りから、「自分たちの聖堂共同体がどのような姿になっていったら良いのか。」という「キリストの共同体」の本質を目指すところにまで深まりました。
「対応」の中で再確認されたことは、「人は誰でもさまざまなケアの手を必要としている」ということ、さらに「人は誰でも、それぞれの仕方で人をケアできる手を持っている」ということです。そして「関わることを通して学び成長していくことができる」ことの大切さの認識も深められたのではないかと思います。
はじめ、それほど深い知識を必要とするわけではありませんが、パニックを起こしている人に対して、パニックに陥らないだけの知識と経験は必要だと思います。あとはイエス様が示されたように、その人の「神の子としての尊厳」を大切にし、誠意をもって関わることです。それによって「当事者」にどのようなケアが必要なのか教えていただくことができます。さらに、自分ひとりで抱え込まないために、また、関わりの適当な距離を保つために、グループを作り、ケアの展望と関わりのルールを共有することが必要でしょう。
この教会にも、このような「心のケア・グループ」が生まれたそうです。
(社会福音部 小宇佐敬二)
CTIC カトリック東京国際センター通信 第85号
一学期が終わりました
7月21日。かめいど事務所には次々とファックスが届きます。終業式の日恒例の『事務所風景』です。送られてくるのはCTICファミリーの子供たちの成績表。ファックスの前後には子供から「こんなに頑張ったよ」「一日も休まなかったよ」そんな報告の電話が入ります。また、母子家庭の外国人の母親たちからは、「成績表に何が書いてあるの?読んで下さい」という要請の電話が続きます。さらに、「国語が弱いみたいだけれど、どうすればいいのかしら」そんな相談につながり、「塾はどこにあるの?」「月謝はどのくらい?」「『公文式』と『学研』はどう違うの?」という質問に発展し、最後は入塾手続きのため、スタッフが走り回ることになるのです。
まりあちゃんの皆勤賞
これまでに、何度か「CTIC通信」に登場した病弱のまりあちゃん。いくつもの病院を回り、成長の遅れと虚弱の原因を突き止め、治療を始めたばかりのときに入学式を迎えたため、「他の子と一緒に学校生活が送れるだろうか」と心配していました。そんな私たちを見返すかのような、大ニュースが届きました。「まりあが皆勤賞をもらいました」。
この受賞は、CTICスタッフにとっては、二重の意味がありました。虚弱で、少し障害のあるまりあちゃんは、一人で通学することが難しく、母親のアンナさん(フィリピン国籍)が、送り迎えをしなければなりません。また、授業内容によっては、学校の要請に従って、まりあちゃんに付き添います。プールの時間にはアンナさんも一緒に入り、まりあちゃんを補助します。まりあちゃんの「皆勤賞」は、まりあちゃんの頑張りはもちろんのこと、他に2人の子供を持ち、夜中までパートの仕事をしているアンナさんの人一倍の努力が勝ち取ったものなのです。外国人『親子』を支援するCTICにとって、最高のプレゼントでした。
ホセ君の夏休み
8月のある日、「あかねが東京に来ているのであいさつに行っていいですか」と、ホセ君からの電話が入りました。今年の3月、突然事務所に現れた、流暢な津軽弁を話す、長身で歌手の平井堅にそっくりなペルー人男性、それがホセ君です。
8年間の結婚生活にピリオドを打ち、7年間暮らしていた青森県に一人娘のあかねちゃんを残し、上京して間もない頃でした。「離婚したので『日本人の配偶者』の在留資格がなくなります。でも、娘のあかねの住む日本を離れることはできません。日本で生活できるよう在留資格の変更手続きを手伝って下さい。」それが、ホセ君からの相談でした。あかねちゃんも、「もしお父さんが日本にいられないなら、私が法務大臣に頼みに行く」と泣いていました。「こんな親子を離れ離れにはできない」祈るような気持ちで、ホセ君の友人と共に、入管へのアピールの準備に奔走しました。青森でサッカー・スクールのコーチをしていたホセ君は、当時の父兄や生徒に信頼されていました。彼らから多くの『上申書』が提出されたことが幸いしてか、5月に在留資格の変更が認められ、日本で生活が続けられることになりました。
事務所に現れた小学校4年生のあかねちゃんは、「昨日は、富士急ハイランドに行ったよ。今日は朝から浅草と上野。これから、水道橋の読売ランドに行くの」と満面の笑顔でこの3日間の楽しかった思い出を聞かせてくれました。その間にも、笑いあったり、言い争ったり、からかいあったりする2人。たった4日間の2人の大事な夏休みの時間を使って、CTICスタッフに会いに来てくれた二人。永遠にお互いを思い合う親子でいてくれることを願っています。
2学期が始まりました。CTICファミリーにとっても、スタッフにとっても、変わらない「重い日常」の再開です。クリスマスの頃には、「よかった」と言える知らせが届くよう、お互い「日常」を大切に積み上げて行きましょう。
(亀戸スタッフ 大迫こずえ)
私にとっての教会 (22)
帰るべき「私の家」 桜井光代(赤堤教会)
私は現在48歳、独身。独身主義者ではなかったが、こうなった。福岡のカトリック校で受洗。洗礼はスタートラインのはずだったがゴールだと勘違いし、受洗直後から息切れ状態。だが、まだ余力も残り、ある修道会に入りたく門をたたくが断られた。
その後、米国系企業に勤務し、福岡から東京へ転勤。そのあたりから教会離れ。仕事上で学問の裏付けの必要性を感じ大学に入り直し、そこに生き甲斐を見い出し、やがて国際政治経済学部国際経営学5年一貫博士課程の大学院に合格したものの、体調を壊し進学の機会を逸した。すでに仕事も辞めており、目標を喪失し、すべてがドン底。この事が教会へ戻る一つの転機となった。
20数年のブランク後、教会へ戻った浦島太郎的放蕩息子としては、若き日に教会に足を踏み入れた頃の感傷やロマンティシズムを削ぎ落とし、客観的・冷静に教会を眺めると種々の発見があった。
大雑把に言うと、教会は個人の信仰の場のみに留まるだけでなく、将来の教会のあるべき姿を見据える視座が信者個々人に求められ、開かれた教会へ移行する役割を皆が担っているということ。
温故知新の上で、現代なりの転換が必要なのではないかと考え発言する幾分批判精神旺盛な私は、プロテスタントに行ったほうがよいのかなあ、と疎外感を感じたとき、スウィドラー教授に「カトリックに留まっていなさい。そこでできる事を発信しなさい」との励ましの言葉は嬉しく涙した。
私にとっての教会とは、共同体であると同時に、帰ってきた放蕩息子のように、帰るべき「私の家」なのだ。朝、ミサにあずかりご聖体をいただき、会社に向ってお聖堂を出発するときの掛け声は「レッツ・ゴー、ジーザス!」なのだ。「私の家」からキリストと一緒に出かけるのだ。聖櫃に留まらせないで共に社会で働くのだ。
神様、ずっと見守っていてね!そして、また一緒にあなたの家に帰ろうね。
交差点
神様のお示し
おばさまと身近にお会いしなかったら、私は心の中で自分の日常を大変な毎日と感じながら生活していたことでしょう。
4月のある日、暮れかかる頃でした。実家の玄関を入りかけて何気なく振り返ると、黒のお着物を召したお向かいのおばさまの姿が目に入りました。おばさまの周りにパーッと光があたっていました。
今年の初め、道でお会いしたとき、「お母様、いかがですか」とお聞きくださったので、「もう4年になります」と訴えたのです。おばさまはひとこと「みんな歳をとれば同じですよ」とおっしゃいました。私はハッとしました。
おばさまは、ご近所でも評判の仲のよいご夫婦だったおじさまが交通事故で半身不随になられた後、24年間、草花を育てる楽しみ以外のすべての時間を、お一人で、しかもおじさまのお望みで自宅でのお世話にあててこられたのです。
その夕暮れに私が見たのは、おじさまのお通夜にお出かけになるおばさまの姿でした。私どもより前の世代の方、あの戦争を越えていらした方たちには、ご自分の大変さを決して口に出さない強さとか、凛とした姿勢がおありになる。神様はおばさまに与えた光で、そのことを私にお示しになったのです。
その後、おばさまは前と少しもお変わりなく、毎朝早くからお玄関前の落ち葉を静かに掃いていらっしゃいました。やはり、神様がおそばで見守っていらっしゃる、と思いました。
矢島喜志世(62) 神田教会
【訂正とお詫び】
本紙215号4面の「交差点」の記事のなかで「平和をつくり出す宗教者ネット」の発足が2004年4月となっていますが2002年4月の誤りでした。訂正してお詫びいたします。
訃報
水谷九郎神父が帰天
8月26日、アロイジオ水谷九郎神父が老衰のため築地教会にて帰天した。享年97歳。水谷神父は1907年(明治40年)広島県呉市生まれ。1949年に司祭に叙階され、浅草教会、真生会館、喜多見教会、本郷教会、築地教会などを歴任。1989年に引退し築地教会に居住していた。
教会・修道院巡り(108)
『豊田教会』
豊田教会は、都心から西に35キロメートル、日野市・JR中央線の豊田駅北口から北に向かって徒歩で約8分、多摩平団地の一角にあります。
豊田教会は、敷地面積でいえば東京教区の中で最も小さな教会で、信者在籍人数は約300名です。
昭和34年頃、豊田駅北側に多摩平団地ができた折、団地周辺の教会で特別の使命を担うものとして、当時の白柳大司教のご英断で豊田教会が誕生しました。
教会設立の際、初代主任司祭井上洋治神父が、この小さな教会にふさわしく、日本26聖人の中から最年少の聖ルドビコ茨木を保護の聖人として選んで下さいました。
昭和30年代、首都圏の画期的なベッドタウンとして開発された多摩平団地が50年近くを経た現在、「多摩平の森」という新しい団地名称で建て替え計画が進行中です。日野駅や豊田駅周辺には、大型マンションの建設が軒並み進んでいます。
豊田教会を多角的に支援していただいたラ・サール会本部と研修施設が取り壊され、跡地に新しいマンションの建設が進んでいます。
平成初期に、豊田教会は立川教会との共同司牧と呼ばれる形態を経験した小教区であります。このときの貴重な体験を今後に生かしながら、
新しい時の変化に敏感に対応していくことが豊田教会のこれからの使命です。
豊田教会は、多摩西宣教協力体の一員として、八王子教会および高幡教会と綿密な連携を取りながら、家庭的な雰囲気を維持しつつ、地域住民に開かれた小さな教会として福音宣教活動を行なっています。
豊田教会の主任司祭は小林祥二神父で、高幡教会の主任司祭を兼任され、豊田教会に籍を置いて、週の前半は豊田教会、後半は高幡教会で、大変忙しく地域の宣教活動に汗を流されています。
豊田教会は今後とも引き続いて、小規模共同体の長所と利点を生かしながら地域住民に積極的に働きかけ、時の流れにまかせて、地域住民と共生・共栄できる道を歩んで行く所存です。
豊田教会での主日のミサは、毎週日曜日の11時からで、水曜日のミサは第1、2、3、4水曜日の10時からです。聖書を読む会合・マルコの会は、毎月第3火曜日です。
教会建物の3階が司祭室で、2階が聖堂、1階が集会所です。近くへお出かけの際は、ぜひ豊田教会へお立ち寄り下さい。
(田島勝彦)
お知らせ
東京教区「子どものミサ」
日時:10月24日(日) 午後2時
場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂
テーマ:「沖に漕ぎだして 網を降ろしなさい」-イエスさまは きみに呼びかける-
内容:福音を劇で演じてあらわします。ミサ後に、屋外でレクリエーション、交流の時間があります。
問い合わせ:稲川圭三神父
あきる野教会 TEL・FAX 042-596-1261
青梅教会 TEL 0428-22-4895 FAX 0428-22-4100
主催:東京教区教会学校委員会
召命祈願のための合同ミサ
日時 11月14日(日)午後2時
場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂
主司式 岡田武夫大司教
関口教会聖歌隊が中心になって聖歌を歌います。各教会の皆さまも共に歌いましょう。聖歌奉仕をしてくださる方は聖歌隊席においでください(どなたでも)。
主催 東京教区一粒会
教区神学生が合宿
台風のおかげで充実した話し合い
例年、神学院の夏休みに行なわれている「教区神学生合宿」が8月27日(金)〜9月1日(水)の日程で、大島教会とあきる野教会にて行なわれました。台風16号の影響による、日程変更などハプニングの多い合宿でしたが、それゆえに感じることができた恵みに感謝。
メンバーは、東京教区神学生9人、岡田大司教、養成担当司祭6人の総勢16人でした。
前半は、大島教会にて神学生のみで過ごし、後半はあきる野教会へ移動して、大司教、養成担当司祭と合流しました。
台風の影響で当初予定していたサイクリングや大島教会の方々とのバーベキューなどは中止となりました。しかし、そのおかげでほとんどの時間を兄弟と共に過ごし、親睦を深め、個々人と出会いなおす良い機会となりました。
台風の影響で、主日のミサが中止となったため、神学生が司式、祭壇、朗読奉仕させていただき、大島教会の方々と、みことばの祭儀を行なうことができました。祭儀のあとにおにぎりやお菓子を食べながら交流する時間を持つことができ、大島教会ならではの雰囲気を楽しませて頂きました。あきる野教会へ移動してからの、後半は「宣教協力体の現状と展望」についての話し合いを持ちました。
江部神父から東京教区との比較検討の観点でケルン教区訪問の報告を受けました。それを土台として、小グループにわかれ話し合いの時間を持ちました。
印象的だったのは、「各自の信仰のセンス」についての話でした。行事中心になりがちな教会において、何が中心であるのか?それはイエス・キリストにほかならず、ミサと祈りがその中心にあり、司祭、神学生は真にそれを生きなければならない。この本質を忘れて、宣教協力体はありえないのだという点。地域の連帯が聖堂共同体となり宣教協力体となっていく。人と人が出会い交わり、教会となっていく。この変革の時期においてキリストの教会の本質を思い起こすことの大切さを再確認することができました。
神学生、養成担当、大司教と異色の面々でお風呂につかり、食卓を共にしながらの和やかな懇談は深夜に及びました。
最終日には岡田大司教から、3つの優先課題と着座記念ミサの先取り、そして神学生への想いを講話していただきました。
講話の中心には、教会のスタート地点はどういったものか?それはイエスの周囲に集まった、うちくだかれた人、さげすまれた人、そしてその癒しである。このことがありました。われわれ神学生に対しても、各々の特色を生かして協働することや、さまざまなことを体験し成長しつづけること。そして、祈り、交わり、捧げる司祭にと熱のこもったメッセージをくださいました。
最後に、合宿場所を提供してくださった大島教会、あきる野教会の方々、そして合宿の機会を与えてくださった教区の方々にこの場をお借りして深く感謝いたします。
(哲学科1年 倉田 厚)
ケルン訪問記録(上)
5月26日より6月8日まで友好50周年を記念してケルン教区への訪問が行なわれた。実にさまざまなスケジュールをこなしてきたメンバーをねぎらって紹介したい。訪問日程と内容は以下のとおり(編集部)。
【メンバー】
岡田武夫大司教 白柳誠一枢機卿 高木賢一神父 伊藤幸史神父 加藤豊神父 小宇佐敬二神父 江部純一神父 ジャン・クロード・ホレリッシュ神父 クラウス・ルーメル神父 フランツ・ヨーゼフ・モール神父
【訪問内容】 写真 アルバム1、アルバム2(ケルン教区報より)
5月26日
13:00 成田発 JL407
18:00 フランクフルト着
20:00
ケルン着ICE
マイスナー枢機卿ご一行出迎え。
大聖堂にて祈り。
ケルン教区の歴代の大司教、枢機卿の墓参。
5月27日
午前 カテドラル建物の見学と説明(内部、地下墓所、屋根)
17:00 プレスとの会見(ドームフォーラム)
19:00 公式歓迎夕食会(マテルヌスハウス)。
5月28日
08:30
教区事務所にて講義。教区の概要説明。教区機構、課題と抱えている問題点など(カトリック人口減、少子高齢化、ムスリム人口増など)
10:00 「ドームラジオ」(教区放送局)見学と説明
11:00 宮崎カリタス修道女会訪問。
15:30 ボンに移動。ボン・ミュンスター見学。city-pastralatBonn見学と説明(2ケ所)
17:30 教区神学院(アルベルティーヌム)訪問。
18:00 晩の祈り(神学生とともに 岡田大司教説教)
20:00 アルベルティーヌム(教区神学院)とネオカテクメナート神学院、両神学生との会見・質疑。
5月29日
10:00 外国人司牧センター(聖マルティン教会)訪問と説明。
13:30 召命の集い(ケルン・東京の現代の青年が共同体と召命をどのように体験しているか)インタヴューとディスカッション(ウルスラ・ギムナジウム)。
15:00 巡礼と祈り(聖クニベルト教会、聖ウルスラ教会、聖ゲレオン教会)
18:30 カテドラルにて合同堅信式ミサ(岡田大司教あいさつ)日本からの巡礼団参列(4グループ)。聖歌隊日本語聖歌、受堅者7名(巡礼参加者3名、ドイツ在住日本人4名)。
5月30日
10:00 聖霊降臨の主日ミサ(岡田大司教説教)日本からの巡礼団参列(4グループ)。
12:30 友好50周年公式行事(マテルヌスハウス)。教区図書館「日本のキリスト教」展オープニングセレモニー。
5月31日
08:30 ノイスへ移動
10:00 ノイス・キリヌス・ミュンスターにてミサ(白柳枢機卿司式、ルーメル神父説教)。
14:30 フルスにて、当地の行事(祭り)に参列
17:00 ネビゲスに移動
18:00 聖マリア聖堂にて晩の祈り。ボーイスカウトとの会見・食事。
(次号に続く)
特別寄稿
江戸を中心とした日本カトリック教会 復活の歴史(1)
高木一雄
アヘン戦争の発端
18世紀後半、インドを植民地化したイギリスは清国にも市場を開拓した。ところが、絶えず赤字に悩まされたためインドから大量のアヘンを持ち込んでしまった。それが清国人の嗜好に合ったためか朝野に広がり、今度は清国から大量の銀が流失してしまった。
道光18年(1838) 3月、清国皇帝にアヘン厳禁が上奏され、5月5日「禁煙章程」39ケ条が発布された。だが、効果は上がらないため11月15日、皇帝は欽差大臣に林則徐を任命して広州へ派遣するとした。道光19年(1839)1月25日、彼は広東に到着した。そこで外国商館からインド産のアヘン2万箱を没収し、4月22日から5月15日までの間焼却処分してしまった。その上、12月には広州を封鎖してしまった。
道光20年(1840)4月、今度はイギリス船が広州を封鎖して11月3日には珠江内の川鼻でイギリス艦隊が攻撃を開始してしまった。いわゆるアヘン戦争の始まりであり林則徐も解任されてしまった。
アヘン戦争の終結
道光20年(1840)9月定海で「川鼻草約」が議定された。だが、翌道光21年(1841)2月清国はイギリスに対して宣戦布告したが、4月には「広州和約」が成立した。
その結果、イギリスは道光22年(1842)7月24日「江寧条約」を結び、続く道光23年(1843)8月15日「五口通商附粘善後条款」を結び、広東、廈門、福州、寧波、上海など5港を開かせてしまった。代わってアメリカ合衆国も道光24年(1844)5月18日「五口通商章程」を結び、やがては清国を極東最大の市場にするのであった。
フランスの市場開拓
ローマ・カトリック教会を代表するフランスは過去万暦11年(1583)以来、イエズス会マテオ・リッチ神父により広東省肇慶に修道院が設立され、万暦17年(1589)には広東省韶州にも設立され、万暦23年(1595)にも江西省南昌に修道院が設立されていた。そしてラザリスト会、フランシスコ会、ドミニコ会などの活躍もみたが、とりわけ雍正元年(1723)から120年間に及ぶ禁教令によって多くの宣教師や信徒が殺され教会財産などが没収されてしまった。いわゆるそれら保障問題があって交渉が長引いていたわけであった。
結局、道光24年(1844)9月13日、布教権や教会・墓地などの不動産取得権などが盛り込まれた「五口貿易章程」が結ばれた。
日本への布教準備
天保14年(1843)マカオで商議中のフランス国全権公使テオドーヌ・ド・ラグルネは交渉が長引く中に極東の島国日本にも関心を寄せ、将来日本の市場開拓のため、また布教準備として日本語習得のためマカオ駐在のパリ外国宣教会会計部長ナポレオン・フランソワ・リボア神父に司祭の琉球滞在を進言した。
天保15年(1844)3月11日、清国沿岸遊戈中のフランス印度支那艦隊司令長官ジャン・バプティスト・トーマ・メディエ・セシーユ提督は軍艦アルクメーヌ号艦長フォルニエル・デュプラン大佐に命じてテオドール・フォルカード神父(28歳)と通弁アウグスチノ高を琉球王国の那覇に滞在させた。この時点では琉球政府役人はキリスト教宣教師とは気づいていなかったらしいが、もちろん聖現寺では軟禁状態であったという。
日本代牧の任命
弘化3年(1846)4月7日、ピエール・マリ・ルチュルジュ神父がサビーヌ号で那覇に上陸した。そしてフォルカード神父が2月8日付けで日本代牧に任命されたことを伝えた。そこで閏5月24日、フォルカード神父はマカオへ去ってしまった。
代わって7月25日、マッシュ・アドネ神父が那覇に上陸して滞在するようになった。やがて3人は海岸に近い泊村の天久聖現寺(那覇市上之屋392番地)を宿舎とした。そして6千語からなる「琉仏辞書」を編集していた。
弘化4年(1847)パリ外国宣教会極東支部はマカオから香港へと移った。
日本布教の放棄
嘉永元年(1848)6月1日、マッシュ・アドネ神父は慣れない気候のため亡くなってしまった。そして7月28日には残されたルチュルジュ神父もアウグスチノ高も香港へ引き揚げてしまった。そして日本代牧に任命されたフォルカード司教は嘉永4年(1851)12月11日パリ外国宣教会から去り、中米カリブ海のラ・グアテルペ教区長に就任した。
いわゆるパリ外国宣教会は日本の布教を放棄したわけであり、イエズス会に託そうとした。だが、享保2年(1717)から文化11年(1814)までの約100年間解散させられていたイエズス会も再組織されて36年目であり受け入れなかった。そこでローマ聖座は嘉永5年(1852)、第2代日本教区長に満州代牧区のシャール・エミール・コラン神父を任命した。
日本の開国
嘉永6年(1853)6月3日、アメリカ合衆国遣日特派大使マッシュ・カブライス・ペリー提督は軍艦4隻を率いて相模国浦賀沖に現れた。そして6月9日300人余の兵卒を従えて久里浜に上陸し、第18代アメリカ合衆国大統領ミラード・フィルモアの国書と使節委任状を幕府代理者に渡し、明年回答を求めるとして6月12日帰帆した。
翌嘉永7年(1854)正月14日、再度ペリー提督は軍艦7隻を率いて来航し、さらに江戸湾深く神奈川沖に投錨した。そして2月10日、446人の兵と共に上陸し横浜応接所において談判の結果、3月3日「日本国米利堅合衆国和親条約」全12ケ条に調印した。いわゆる日本は開国させられたわけであったが、キリスト教については何ら成文化されていなかった。
宣教師の琉球再上陸
安政元年(1854)12月25日、日本の開国を知った香港にあるパリ外国宣教会では急遽バルテルミ・ジラール神父、ルイス・テオドール・フューレ神父、メルメ・カション神父の3人と清国人伝道士を商船リオン号で那覇へ向かわせた。
安政2年(1855)正月14日、一行は泊村の聖現寺に入り、安政3年(1856)には天久聖現寺に入った。だが、間もなく久米村松尾に移っている。そして安政4年(1857)3月5日にはピエール・ムニクウ神父も那覇に上陸している。それらはもちろん日本再布教の準備であったが、すでに2年前の嘉永7年(1854)4月27日、第2代日本教区長シャール・エミール・コラン神父は満州小八家子から香港へ向かう途中、盆溝で亡くなってしまった。
安政5ケ国条約
安政3年(1856)7月21日、先の「日米和親条約」に基づき初代駐日アメリカ合衆国総領事に任命されたタウンゼント・ハリスはサン・ゼシント号で伊豆国下田湊に入った。そして8月5日、6人の随員と共に上陸して玉泉寺(下田市柿崎31-6)に駐箚した。その第一の目的は日本との間に関税自主権のない条約を結ぶことであった。
そのため安政4年(1857)12月4日以来、総領事ハリスは江戸蕃所調所において15回に及ぶ通商条約締結の商議を行なった。その結果、安政5年(1858)6月19日「日本国米利堅合衆国修好通商条約」を調印し、それに倣って7月10日「日本和蘭修好通商航海条約」、7月11日「日本国魯西亜国修好通商条約」7月18日「日本国大不列顛国修好通商条約」が締結されている。
いわゆる、それら条約文によると日本国内の7ケ所に居留地を設けキリスト教の教会を建ててもよいということであった。だが、日本人にキリスト教の布教を許すものではなく相変わらず日本国内の城下町、宿場町、そして村々の名主宅前にはキリシタン禁制高札が立てられていた。
(キリスト教史研究家)
小グループのためのプログラム
宣教司牧部では教区が取り組んでいる3つの優先課題のうちの一つ、「教会の福音的使命にたずさわる信徒の養成」を「霊的成長と共同体の成長のためのプログラム作り」と位置づけ、3つの面からプログラムを考え始めている。具体的には(1)小グループのためのプログラム(2)聖堂共同体のためのプログラム(3)共同体の奉仕者のためのプログラム。
7月より、「小グループのためのプログラム」が教区のホームページ上に紹介されている。これは司祭や特別な指導者がいなくても何人かの信徒が、集まって一緒に聖書を読み、祈り、霊的に成長していこうとするための一つの方法として提案されているもの。
内容は毎週日曜日のミサで朗読される福音の箇所を解説してある「福音のヒント」を使いながら聖書の言葉を味わい、分かち合うもの。
どうぞご活用ください。
VIVID
黙想会・祈りの集い等
2004年 召命祈願のための合同ミサ
11/14(日)14:00 東京カテドラル聖マリア大聖堂で
主司式:岡田武夫大司教 ミサ後、ケルンホールで神学生を交え懇親会を行ないます。ご自由にご参加ください。
主催:東京教区一粒会
第14回 グレゴリオ聖歌・ラテン語による荘厳司教ミサ
10/23(土)14:00開場 14:40諸聖人の連願 15:00〜16:45ミサ「聖霊の光を願って」
東京カテドラル聖マリア大聖堂で
主司式:白柳誠一枢機卿
共同司式:デ・パオリ大司教(ローマ教皇庁駐日大使)他
対象:どなたでも(女性信徒はベールの着用を勧めます)
ミサ後カトリックセンターで懇親会(参加費\500)
主催:カトリック・アクション同志会
問合せ:当会事務局Tel・Fax/03-3337-0815(秋山)または0466-27-9779(赤羽根)
いやしのためのミサ
10/10(第2日曜)14:00〜
聖心女子大学聖堂で(渋谷区広尾4-3-1)
司式:小平正寿神父(フランシスコ会)、パウロ・ヤノチンスキー神父(ドミニコ会)
問合せ:羽村Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html
祈りへの招き《四季を祈る》 一泊静養
11/2(火)18:00〜11/3(水)16:00
聖霊会小金井修道院で
指導:神言会司祭、聖霊会会員
対象:カトリック信者青年男女
持参品:聖書、筆記用具、洗面用具
会費:¥2,000
申込み:10/31(日)までに下記へ
〒184-0005小金井市桜町 2-1-43 聖霊修道院
Tel/042-381-8001 Fax/042-388-1780
シスター斉藤
祈りと分かち合いの集い-福音の女性、マリア
*マリアと共に祈る
*ロザリオによる、とりなしの祈り
10/21(木)18:30〜20:30 マリアの宣教者フランシスコ修道会 東京第二修道院で
対象:40歳位までの独身女性
持ち物:ロザリオ
申込み・連絡先:新宿区中落合2-4-13
マリアの宣教者フランシスコ修道会 東京第二修道院
シスター菊地育子 Tel/03-3952-1751 Fax/03-3952-1761 e-mail:mariakikujp@hotmail.com
申込み締切り:10/20(水)
通勤・通学黙想会 -静かな夕べを過ごしませんか?-
10/15(金)20:00〜10/16(土)10:00(毎月第3金曜日〜翌朝)
マリア会、シャミナード修道院で
(〒102-0071千代田区富士見1-2-43 Tel/03-3261-2965 Fax/03-3261-8612)
テーマ:「たえず祈りなさい」
内容:祈り・黙想・分かち合い・・・
対象:キリスト信者・求道者
定員:宿泊者14名、その他に日帰り可能
費用:1回¥1,000(当日徴収)
持ち物:洗面用具・ねまき(聖書、祈りの本は用意あり)
申込み:開催日の1週間前までに下記へ
シスター小林 Tel/042-722-6301 Fax/042-725-6317 e-mail:fmi-kk@netty.ne.jp
備考:夕食を済ませて参加、翌日朝食の準備あり。遅刻、早退自由。禁酒・禁煙
http://marianist.netty.ne.jp/ マリアニスト黙想チーム
祈りの集い
10/23(土)13:30受付 聖ヨハネ修道院で
テーマ:「マリアとともにフィアトに生きる」
対象:未婚の女性信徒
参加費:¥500
持参品:聖書、筆記用具
申込み:10/22(金)までに下記へ
〒184-8511小金井市桜町1-2-20 福音史家聖ヨハネ布教修道女会
Tel/042-383-4117 Fax/042-383-3658 シスター篠原
保健・医療・福祉関係者のための黙想会ご案内
11/20(土)〜11/21(日) 小金井聖霊修道院で
(小金井市桜町2-1-43 Tel/042-381-8001)
テーマ:新しい契約には新しいおきて
指導:ヘネロソ・フローレス神父(イエズス会・上智大学)
参加費:¥10,000(宿泊費・食費含む)
申込締切り:11/10(水)
連絡先:〒161-8550 新宿区下落合4-16-11 聖母大学気付
日本カトリック看護協会東京支部黙想会係宛
Tel/03-3950-0171 Fax/03-5982-9456 e-mail:marie-noriko.i.k@r2.dion.ne.jp
主催:日本カトリック医師会東京支部 日本カトリック看護協会東京支部
軽井沢へのおさそい
下記いずれも 御聖体の宣教クララ修道会軽井沢修道院で
申込み:御聖体の宣教クララ修道会
〒154-0015世田谷区桜新町1-27-7
Tel/03-3429-4823 Fax/03-3420-0394
シスター石塚
第2回青年男女の集い
10/9(土)15:00〜10/10(日)15:00
テーマ:「いのちへのまなざし」
指導:森一弘司教
対象:独身男女信徒(40歳位まで)
費用:¥3,000
申込み締切り:10/5(火)
第9回女性のための黙想会
11/1(月)15:00〜11/3(水)11:00
テーマ:秋風の中でイエスと-あなたの短所を長所に-
指導:星野正道神父
対象:一般女性信徒(年齢不問)
費用:¥15,000(謝礼含む)
申込み締切り:10/26(火)
聖書による個人指導の黙想会
10/15(金)18:00〜10/17(日)17:00
聖母の園研修の家で(横浜市戸塚区原宿4-35-2)
対象:自分の生涯の道を探している18〜35歳位の独身女性
ヘルパー:村上芳隆神父(フランシスコ会)、FMMシスターズ
参加費:¥4,000
持ち物:新旧約聖書(会場にもあり)、筆記用具、タオル他
申込み・連絡先:〒158-0095
世田谷区瀬田4-16-2
マリアの宣教者フランシスコ修道会 シスター村松直子
Tel/03-3709-6771 Fax/03-3709-6633
申込み締切り:10/8(金)
マリアの御心会よりご案内
下記いずれも マリアの御心会で
(JR信濃町駅下車徒歩2分 〒160-0012
新宿区南元町6-2)
問合せ・申込み:Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089
e-mail:midorif@jca.apc.org
「来て、見なさい」プログラム
10/24(日)13:00〜16:30 (ミサなし)
テーマ:「マリアの7つのことば」
指導:マヌエル・エルナンデス師(イエズス会)
対象:結婚、修道生活、独身生活を選定したい20〜30代の独身女性
費用:¥500
聖書で祈る
毎金曜日 18:00〜20:00 旧約聖書(ヨシュア記) 対象:どなたでも
信仰入門
毎火曜日 13:00〜16:00 対象:どなたでも
祈りへの招き
時を祈る
お仕事の終わりに神様と語る静かな時を持ってみませんか。
毎月第1木曜日18:00〜20:00 典礼センターピエタ 2F聖堂で
(新宿区四谷1-21-22 Tel/03-3351-2692)
10/7 「ロザリオの聖母・平和のきずな」
11/4 「諸聖人・永遠のいのち」
神様ブレイク
土曜日の午後のひと時ちょっと肩の力を抜いて神様ブレイクしてみませんか?
師イエズス修道女会会員と共に主日の福音を深読します。
下記土曜日 師イエズス修道女会八王子修道院で
(八王子市戸吹町1490 Tel/0426-91-3236)
担当:
シスター平松
参加無料
10/16 年間第29主日の福音
11/20 王であるキリストの祭日の福音
黙想会のお知らせ
下記いずれも 上野毛聖テレジア修道院(黙想の家)で
(〒158-0093世田谷区上野毛2-14-25)
問合せ・申込み:Tel/03-5706-7355 Fax/03-3704-1764
e-mail:mokusou@carmel-monastery.jp
召命黙想会(男女)
10/29(金)16:00〜10/31(日)16:00
指導:九里彰神父・原修士(カルメル会)
会費:¥10,000
カルメル会特別黙想会
下記会費:¥12,000
10/25(月)20:00〜10/27(水)15:00
指導:新井延和神父(カルメル会) テーマ:希望
11/19(金)20:00〜11/21(日)15:00
指導:シスター伊従信子(ノートルダム・ド・ヴィ) テーマ:テレーズと共に祈る
待降節黙想会
12/3(金)夕食〜12/5(日)15:00
指導:チプリアノ神父(カルメル会)
会費:¥12,000
青年男女のための黙想会 祈りを生きる-キリストの神秘体の中でー
11/6(土)16:00〜11/7(日)16:00
上野毛聖テレジア修道院(黙想)で
指導:九里彰神父・神学生
対象:高校生以上の青年男女(35歳まで)
定員:20名
費用:¥5,500
申込み方法:ハガキ、Fax、Eメールに住所・氏名・年齢・電話番号を記入
申込み・問合せ:〒158-0093世田谷区上野毛2-14-25
Tel/03-5706-7355 Fax/03-3704-1764
e-mail:mokusou@carmel-monastery.jp
カルメル会上野毛聖テレジア修道院(黙想)
祈りの集い「テゼの集い」
10/8(金)19:00〜20:30(偶数月第2金曜日開催)
幼きイエス会(ニコラ・バレ)修道院聖堂で
(JR・地下鉄丸の内線・南北線
四ツ谷駅下車徒歩1分)
〒102-0085千代田区六番町14-4
Tel/03-3261-0825 Fax/03-3262-3396
問合せ:シスター朝日
祈りの集い
11/14(日)10:00〜16:00
ベタニア修道女会
ゲストハウスで(中野区江古田3-15-2)
テーマ:『私の歩む道は』-教会における奉仕の多様さ-
指導:星野正道神父
対象:独身の女性信徒
会費:¥1,000(昼食代含)
申込み・問合せ:ベタニア修道女会
シスター竹原
Tel/03-3228-1133 Fax/03-3228-1134
締切り:11/6(土)
講座・研修会等
マリッジ・エンカウンター(ME)ウィークエンドのご案内
このウィークエンドは、夫婦の関わり、神や身近な人との関わりを、対話をとおして体験的に深めていくためのプログラムです。
対象:夫婦(未洗者を含む)、司祭、修道者
1.11/12(金)〜14(日)吉祥寺 エピファニー館で
2.12/3(金)〜5(日)戸塚 聖母の園・研修黙想の家で
参加希望の方は、下記へ連絡、説明を受けてください。
渡辺彰彦・明美 Tel・Fax/045 -241-0630 e-mail:akiake@lapis.plala.or.jp
http://wwme.at.infoseek.co.jp
テイヤール・ド・シャルダン読書研究会
10/5・10/19・11/2・11/16(火)19:00〜
松原教会で(京王線・井の頭線明大前駅下車徒歩5分)
テーマ:「世界の上でささげるミサ」
講師:美田稔氏(テイヤール翻訳家)
参加無料
教材:当方で用意 申し込み不要
問合せ:Tel・Fax/03-3332-8866 竹田誠二
「カトリック教会の教え」を学ぶ会
12/18(土)14:00〜16:00 関口会館ケルンホールで
講師:岡田武夫大司教
対象:どなたでも
参加費:1回¥500(会場および資料代、当日支払い)
持参品:1.「カトリック教会の教え」(カトリック中央協議会刊
2003)、2.聖書
問合せ:北・文京宣教協力体協議会学びの会実行委員会
飯野Tel/048-281-3370 中本
Tel/03-3827-7629 南部Tel/03-3984-4063
カトリック登り行く人生の会・主催の講座
下記の申込み・問合せ:
〒116-0013荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102
ビ・モンタント東京事務所
勤務時間:火・木・土14:00〜16:00 Tel・Fax/03-3806-9877
5会場での勉強会
全会場同一条件
時間:13:30〜15:00
申込み不要
会費:¥300〜¥500程度
開催日は事務所へ確認要
1.10/5(火)立川教会で 指導:塚本伊和男神父
2.10/12(火)事務所で 指導:塚本神父
3.10/19(火)三軒茶屋教会で 指導:塚本神父
4.10/20(水)成城教会で 指導:塚本神父
5.10/15(金)高輪教会で 指導:泉富士男神父
月例散策会
10/13(水)10:30
集合場所:西武新宿線東伏見駅
行き先:武蔵関公園、関町教会 塚本神父同行
気軽に聖書を読む会
10/22(金)14:00〜16:00
幼きイエス会修道院で(JR・地下鉄丸の内線・南北線
四谷駅下車)
テーマ:聖書と文学
指導:吉山登神父
会費:¥1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読んでみたい人、
聖書研究会は堅苦しく思った人、視点を変えて読み更に信仰を深めたい人
世話人:納
パッチワーク・キルト同好会
10/14(木)11:00〜15:00
ビ・モンタント事務所で作品はホスピスの掛け布団カバーを作り社会福祉に役立てます。ふるってご参加下さい。
世話人:宮木
なごみ短歌同好会
10/23(土)10:30〜14:30
八王子教会2F和室で
投稿方法:用紙は自由、自由題3首以内、住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投稿のみは欠席)を明記し、会費¥500(為替同封)とともに下記へ
送付先:〒192-0066八王子市本町16-3八王子教会内「なごみ短歌同好会」
締切り:10/16(土)
別途当日会費:¥1,000(昼食費)
当日の予定:発表・互評、定刻散会
指導:富永松男(元聖霊学園中・高校長)
聖F・ザビエル友ゆう俳句会
10/21(木)11:30〜
神田教会で
投句:季題(運動会、菊、秋一般)通して3句を
住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記し
〒101-0065
千代田区西神田1-1-12神田教会内
「聖F・X俳句会」または下記世話人宛郵送
締切り:10/12(火)必着
会費:当日¥1,000、年会費¥2,000
持参品:筆記用具、天景(¥500以下の品)
運営:選句、食事(準備あり)、披講、互評助言、連絡、散会(結果は作品を全会員に郵送)
世話人:野田栄三 〒177-0042練馬区下石神井6-31-2
会員のためのミサ
毎月15日(原則)は指導司祭(塚本・泉神父)がミサを捧げてくださるので,会員も相互に祈りを捧げる日と致します。
臨床パストラルケア教育研修センター 第7回総会・全国大会
11/13(土)12:45(総会12:00)〜11/14(日)16:00
学士会館で(〒101-8459東京都千代田区神田錦町3-28 Tel/03-3292-5936)
テーマ:「心と魂の(スピリチュアルな)叫びに応えて」
基調講演:「人生の意味―鬱の原因と鬱からの解放、医療とスピリチュアリティ」精神科医の立場から
講師:Dr.ヴェナー・フート、Dr.アルムート・フートご夫妻
分科会:「日常生活における人生の意味と健康、病気」
参加費:会員2日間¥9,000 一般¥10,000 1日のみ参加は問合せ先へ
申込み・振込締切り:11/5(金)
申込み・問合せ:日本旅行名古屋支店 臨床パストラルケアデスク
Tel/052-232-6710 Fax/052-232-6711(武田・岸田)
ホームページでの申込: http://apollon.nta.co.jp/cperc7
主催:臨床パストラルケア教育研修センター
Tel/0942-31-4836 Fax/0942-31-4835
第1回 聖母大学開設記念公開講座
10/30(土)14:00〜16:30
聖母大学講堂で(〒161-8550新宿区下落合4-16-11)
テーマ:愛と真理に開かれた人間-聖母大学の理念と看護教育(仮題)
基調講演:修道女の看護
講師:小玉香津子先生(聖母大学教授)
シンポジウム(各15分):
1.キリスト教における身体とスピリチュアリティ
田畑邦治先生(白百合女子大学教授)
2.聖母大学の理念と歴史
土屋淑子先生(マリアの宣教者フランシスコ修道会)
3.文化を超えた母校の教育
松本和歌子先生(サンフランシスコ在住)
4.実習施設と聖母大学の協力-看護実践能力の向上に向けた聖母病院の支援
長谷川綾子先生(聖母病院看護部長)
質疑応答 問合せ:Tel/03-3950-0171 公開講座係
参加無料
申込み不要
「道の会」聖地の旅 勉強会のお知らせ
10/17(日)14:00〜16:00(主日のミサ有り)
真生会館で(JR信濃町駅1分)
第8回テーマ:【イエスと神殿】「この神殿を壊してみよ。私は三日で建て直して見せる」
講師:鈴木信一神父(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)
会費:¥1,000
対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも
申込み・問合せ: 道の会 井上弘子
〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201 Tel・Fax/03-3379-5571 瀬川眞佐子 Tel・Fax/049-286-6291
e-mail:junrei@michi-no-kai.com URL:http://www.michi-no-kai.com
イコン展のお知らせ
10/5(火)〜10/10(日) 平日10:30〜20:00 日曜12:30〜18:00
ギャラリーエルピスで(中央区銀座4-2-1 Tel/03-3561-2910 地下鉄銀座駅C8、C6出口 JR有楽町駅下車)
♪音楽会等♪
チマッティ神父作曲のオペラ「細川ガラシア」
1.10/8(金)19:00開演
2.10/9(土)15:00開演
東京オペラシティコンサートホールで
出演:遠藤久美子 大橋ゆり 加賀清孝 黒田晋也(いずれも二期会会員) 内藤彰
指揮 東京ニューシティ管弦楽団ほか
料金:S ¥9,000 A ¥7,000
チケット:チケットぴあ ドン・ボスコ社ほか
当日券の問い合せはデュオジャパン Tel/03-5428-0571
バザーとチャリティー・コンサートのご案内<世界に愛をとどけよう!>
10/17(日)
バザー:10:45〜14:00 北町教会、幼稚園で
コンサート:14:30〜16:00 北町教会聖堂で
「アンサンブルの喜び〜クラリネットとピアノ」
出演:(Cl)三界秀美 (Pf)三界晶子
曲目:サンサーンス/クラリネットソナタ 吉松隆/鳥の形をした4つの小品 モーツアルト/きらきら星変奏曲他
目的:対外援助
チケット:¥2,000 小学生:¥1,000 3歳以上:¥300
チケットの申込み:カトリック北町教会 e-mail:kitamati@mba.sphere.ne.jp
Fax/03-3931-1640 郵便振替口座に振込み後チケット郵送
口座番号:00190-8-613451
加入者名:カトリック北町教会
フォコラーレのアーティストグループ ジェン ヴェルデ来日 ミュージカル公演 “First Pages-最初の数ページ-”
11/14(日)14:30開演(13:30開場) 普門館で
11/28(日)14:30開演(13:30開場) 板橋区立文化会館で
入場料(全席指定):S席¥5,000 A席¥3,000 学生席¥1,000
チケット購入方法:郵便局の払込用紙で、郵送手数料¥100を添えて下記口座へ振込み(通信欄にコンサート日、場所、希望席を記入)
郵便振込み口座:00180-2-352663 フォコラーレ会
入金確認次第チケット郵送
問合せ:ジェン ヴェルデ実行委員会 Tel/03-5341-1740 Fax/03-5341-1255
VIVID
★11月号(No.217)は、10月25日(月)発行、11月7日(日)に各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切:9月26日(日)
★12月号(No.218)は、11月29日(月)発行、12月5日(日)に、各教会で配布の予定。
情報掲載希望原稿の〆切:10月24日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたは電子メールで下記住所までお送りください。
〒112-0014東京都文京区関口3-16-15
カトリック東京大司教館 江部純一神父
Tel:03-3943-2301 Fax:03-3944-8511
junichi@tokyo.catholic.jp
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