東京教区ニュース第213号

2004年06月01日

多様性は教会の宝
恒例のインターナショナルデー

悪天候にもかかわらず、沢山の人たちがカテドラルに集った 5月の風が吹きはじめると恒例となったインターナショナルデーがやってくる。 今年も青葉若葉が茂る5月16日に東京カテドラル聖マリア大聖堂に約3,000人が集い、 盛大に行なわれた。

今年のテーマは 「マリアさまとともに平和を祈る」。
午後1時よりミサが行なわれ、 十字架を先頭に司祭団が入堂。 司式は英語によって進められ、 開祭の歌はタガログ語、 あわれみの賛歌は中国語というように、 韓国、 スペイン、 フランス、 インドネシア、 ……と11か国にも及ぶ言葉でミサは行なわれた。

栄光の賛歌では民族衣装に身を包んだ韓国の信徒たちの見事な踊り。 「心を一つに、 魂を一つに」 というテーマでのパントマイムは、 軽やかな創作ダンスによるもの。 参加者全員が心と魂を一つにして神への賛美を捧げた。

聖体拝領後に教皇大使のメッセージが朗読された。 エンブローズ・デ・パオリ大司教は 「インターナショナルデーも年々盛んになり、 沢山の実りをもたらしています。 多様性があり、 皆で一つになることで、 それぞれが喜びに満たされます。 感謝のうちに神に捧げることができました。 力を合わせて作り上げた今日のミサと祈りは日常生活に生きるでしょう」 と述べられた。

ワールドバザーではカテドラル構内に20以上のテントが張られにぎわった。 店頭にはお国自慢の料理が並ぶ。 春巻き、 餃子、 チャパティ、 ナン、 チヂミ、 バーベキュー、 ボルシチ、 チョリソウ等々。 どの店もあふれんばかりの人であった。

ケルンホールと関口教会の信徒会館では、 民芸品販売や国際カラオケが行なわれ、 多くの人が立ち寄る盛況ぶりであった。

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「第1回 みんなの集い」 を開催
千葉中央宣教協力体で

千葉中央宣教協力体協議会は4月25日 (日) 協力体発足1周年にあわせ 「第1回みんなの集い」 を開催した。 会場となった聖母マリア幼稚園は千葉市郊外の若葉の木々に囲まれた中にあり、 参加者はその爽やかな自然のなかで実りある交流と祈りの一日をもつことができた。

「みんなの集い」 は千葉寺、 東金、 西千葉、 茂原の共同体から子供たち45名を含む200名を超える参加者を得て、 午前10時の小林世話人司祭による講話から始まり (写真)、 その後昼食をはさんで午後2時まで8つの分科会で5つのテーマについて分ち合いを行なった。 日頃は共同体ごとに行なわれている宣教活動や福祉活動をどうすれば有機的に連携し、 広げていくことができるか、 参加者は自分たちの体験を交えながらの熱の入った分ち合いとなった。 「外国からの兄弟姉妹と共に考えよう」 のグループでは日本語がよく分からない母親と日本語しかわからない子供との親子関係の問題で、 「みんな、 どうしてるの?」 と真剣に問いかける姿がみられた。

講話のなかで、 小林神父は 「イエス様は、 『悔い改めて、 福音を信じよ』 と言われた。 悔い改めてとは 『変わる』 ということです。 他人を変えるのでなく、 先ず自分が変わらなければ」 と参加者に先ず自分たちの殻から出るよう説かれました。

2時過ぎから、 参加者全員が芝生の上で共同体の全司祭共同司式による感謝のミサに参加した。 説教のなかで、 ジョー神父は 「イエス様は身体が墓のなかにあるときでさえ、 古聖所に下って死者たちを慰めたのに、 千葉の信者たちは身体も魂も墓に入ったままだ。 みんながイエス様を愛しているのなら、 今日の集いは何千人もの信者であふれたはずなのに。 みんな、 イエス様より自分を愛している、 『今日は教会でミサがないから行かないですむ』 と。 イエス様はペトロに問うたように私たちにも問いかけている。 『あなたは私を愛しているか。 あなたは何よりも私を愛しているか。』 皆さん自信を持って、 勇気を出してキリストを知らない人々のところに出かけていきなさい」 と励ましの言葉を述べられた。 この日のミサ献金はミヤンマーの教会のために。

分ち合いの内容は事務局でまとめられ、 今後の具体的な活動の糧として活用される。
岩崎 勝 (千葉寺)

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エッファタ

「全世界に行って、 福音を伝えなさい」 とキリストは11人の弟子たちに使命を与えた。 この言葉に促されて、 使徒たちは宣教活動にチャレンジした。 しかし、 私は、 彼らがその使命に向かって具体的に動き出す前に、 まずは福音体験した罪びとたちや女性たちのところへ行って、 「伝えるべき福音が何であるか」 を学ぼうとしたのではないかと考える者である ▲新約聖書のどこにも、 使徒たちが、 「福音を体験した人々のところに行った」 とは記されていないが、 彼らはきっとそうしたに違いない。 というのは、 もし、 そうしなければ、 彼らは福音のすばらしさについて確信を得ることができなかっただろうと思うからである ▲なにしろ彼らは、 最後まで誰が自分たちの中で一番偉いかと議論したり、 十字架のもとから逃げ去ってしまったり、 ユダヤ人を恐れて隠れ続けたりした男たちである。 復活したキリストに包まれて、 彼らなりの福音体験をしているが、 福音書を読む限り、 彼らが、 小さな人々の辛さや悲しさや、 そうした人々にキリストとの出会いがどんなに大きな喜びをもたらしたかを、 理解していたとは思えない ▲その宣教が多くの人々を引き寄せることができたのは、 彼らが福音体験した人々の人生に謙虚に耳を傾けたからに違いない。 実りある福音宣教のためには現代の宣教者たちも、 神学の教科書だけではなく、 一般信徒の福音体験からもっともっと学ばなければならないのではなかろうか。 (MK)

信仰宣言で口語訳の使用を

今年の2月、 「使徒信条」 「ニケア・コンスタンチノープル信条」 の口語訳が日本カトリック司教団によって認可された。

ミサで使用しやすいよう同信条を印刷したものが、 このほど各聖堂共同体 (小教区) に配布された。

2月の臨時司教総会で (限られた範囲での) 使用が認められたミサ典礼書改定案の式次第の中では、 ミサ中の信仰宣言として 「使徒信条」 と 「ニケア・コンスタンチノープル信条」 だけを用いることになった。 現時点では 「洗礼式のときの信仰宣言」 を引き続き使用できるが、 将来的には使わないという方向にあると言える。

岡田武夫大司教は 「ロザリオの祈りなどだけでなくミサのなかでの使用に関しても前向きに検討していただければ幸いです」 と述べ、 積極的に用いるようにと呼びかけている。

口語訳 「使徒信条」
口語訳 「ニケア・コンスタンチノープル信条」
(カトリック央協議会のページにそれぞれリンクしております)

代表団ケルンを訪問

司祭評議会にも参加

東京・ケルン友好50周年にあたり、 両教区ではお互いに代表団を送って訪問し合い、 そこで行なわれる記念行事をとおして50年の歩みをふりかえり、 感謝をするとともに、 今後の関係を探っていこうとしている。

3月20日から29日まで、 マイスナー枢機卿をはじめとするケルン教区からの代表団が東京教区を訪れた。 教区の公式行事として、 感謝のミサ、 青年の集い、 聖職者の集いなどが行なわれた (前号既報)。

また、 この時期に合わせてミャンマーからも2人の司教が東京教区を訪れ、 東京・ミャンマーの友好25周年を祝った。 さらに、 東京・ケルン・ミャンマーの司教たちはこの機会に話し合いをもち今後の3教区の連携と協力について検討をした。

5月26日から6月5日までの予定で、 岡田武夫大司教をはじめとする東京教区の代表団がケルン教区を訪問した。

ケルン教区では召命祈願ミサ、 50周年感謝のミサ、 合同堅信式などの記念行事が行なわれた。 また、 同教区の司祭評議会へも出席した (詳細は次号)。

代表団のメンバーは以下のとおり (順不同)。
岡田武夫大司教、 白柳誠一枢機卿、 小宇佐敬二神父、 高木賢一神父、 伊藤幸史神父、 江部純一神父、 加藤豊神父 (以上東京教区)、 ホルリッヒ神父、 ルーメル神父、 モア神父 (以上イエズス会)。

ルルドに記念のプレートが完成

「東京・ケルン友好50周年」 を記念するプレートが完成し、 ケルン週間の感謝のミサ (3月28日) に先立って除幕式と祝別が行なわれた。
プレートはカテドラル構内のルルドの壁面に付けられている(写真)。

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創立75周年記念のミサ 高円寺教会で

高円寺教会 (主任司祭 晴佐久昌英) は昨年、 創立75周年を迎えたが、 記念のミサが5月9日、 同教会出身の岡田武夫大司教を迎え荘厳のうちに行なわれた。

このミサには高円寺教会出身の佐久間彪、 岸忠雄の両神父をはじめ、 歴代の主任司祭、 助任司祭7名も共同司式で加わった。

聖堂を埋めた大勢の信徒たちは、 75年間この地で宣教活動を続けてこられたことを神に感謝し、 そして多くの先人たちのためにも祈り、 これを期にキリスト者として、 さらに社会へ福音を証ししていく決意を新たにしようと祈った。

岡田大司教は 「創立75周年を心からお祝い申し上げます。 この75年の間、 多くの神父様やシスターたちのご尽力があり、 また信徒の努力も合わさり立派な小教区として成長してきました。 これを期に熱意と希望に燃え、 明日の東京教区を支える共同体としてますます発展されることを願っております」 と励まされた。

記念ミサの前後には、 75周年を記念して新調されたオルガンの奉献演奏が同教会信徒の児玉麻里さんによって行なわれ、 美しい旋律が聖堂内に響き渡った。

ミサ後、 庭やホールで親睦の集いが開かれ、 同じ宣教協力体の荻窪、 吉祥寺両教会や多くの小教区からも多数の方々が参加され歓談の輪が広がった (写真)。

高円寺教会では今年の復活祭に84名の新しい仲間が洗礼の恵みをいただき、 共同体はますます活性化し、 教会内外の奉仕活動を行なって、 「社会に福音の光を!」 と努力をしている。

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上野教会も50周年

4月25日、 上野教会 (主任司祭 深水正勝) は、 創立50周年を迎えた。 信徒の高齢化に備え、 聖堂入口へのスロープが完成し、 テープカットでこの日の記念式典は始まった。

ミサは中国センターとの合同で、 日本語と中国語を織り交ぜて進められた (写真下)。 岡田大司教は説教の中で、 「パリ外国宣教会、 ベタニア修道会、 そしてルドールズ神父のことを思い起こします。 神様はこの方々を始め多くの人々をこの地に派遣してくださいました。 五十年間の数々の恵みに感謝しましょう。 今度は、 私たちが復活されたキリストの証人となる番です」 と励まされ、 「苦しみを背負った人たちと共に、 慰めと希望の共同体となることを望み祈ります」 と結ばれた。

記念式で、 シェガレ・オリビエ神父 (パリ外国宣教会) は 「大変な時代を乗り越え維持してくださってありがとう。 生き生きとした共同体に発展し、 喜びと誇りを感じます」 とお祝いの言葉を述べられた。

聖堂で全員の記念撮影の後、 パーティー会場へ。 かつて上野教会で共に働かれた多くの方々が、 喜びのうちに駆けつけ、 あちらこちらで同窓会さながら思い出話に花が咲いていた。
「種をまいてくださったフロジャック神父も天国から参加してくださっているでしょう」 と教会委員長はうれしそうに話されていた。

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第30回 「正義と平和」 全国集会・東京大会

第30回 「正義と平和」 全国集会・東京大会
「もうひとつの世界は可能だ !」
~ 「排除」 から 「共生」 へ ~

今年の秋、 10月9日 (土) ~11日 (月) に 「第30回 『正義と平和』 全国集会」 が東京で行われることになりました。 この大会のテーマを表題のように置き、 広くご参加下さるようにお呼びかけいたします。

今、 わたしたちの地球が、 いのちが危機にみまわれています。 人間世界のみにくい汚れは、 地球全体をも覆いつくそうとしているのです。 戦争、 テロ、 拉致、 監禁、 拷問など、 報復の応酬、 憎しみの連鎖の中で数多くの人々が踏みにじられ、 貧しさや病気に苦しむ人々も後を絶ちません。 さらに、 自然破壊、 環境破壊の嵐が吹き荒れています。 戦争ほど大きな環境破壊はありません。 一部の人間がもてあそぶ豊かな生活の背後で、 自然界は崩壊寸前です。

何がこのような悲劇をもたらしているのでしょう。 何がこのような苦しみを生み出しているのでしょう。 それは人間です。

豊かさ、 便利さ、 快適さを追い求め、 自らの 「力の論理」 でそれを実現しようとしている人間なのです。 まるで、 かのアッシリアの富の神 「バール」 にも似た怪物が、 世界を支配し、 人類を振り回しているかのようです。

イエス様は 「貧しい者の幸い」 を説かれました。 父 (アバ) である神の手の中に、 神の愛する子として身を置くことを示してくださいました。 「人間の力の論理」 を捨て、 「神の子」 として 「神のいのち」 を生きるすべを教えて下さったのです。 今、 地球は人間のこの生き方を求めています。 大地は知っています。 いのちを育む土壌が何であるかを。 それは 「愛」 と 「赦し」 と 「深い共感」。

いのちのため、 地球のため、 小さなものであるわたしたちの力を集め、 「一緒に働こう」 と呼びかけます。 イエス様の道を歩めば、 いのちも地球も新しくなることができるのです。

主の霊がわたしの上におられる。
貧しい人に福音を告げ知らせるために、
主がわたしに油を注がれたからである。
主がわたしを遣わされたのは、
捕らわれている人に解放を、
目の見えない人に視力の回復を告げ、
圧迫されている人を自由にし、
主の恵みの年を告げるためである。
(ルカ4・18-19)

第30回 「正義と平和」 全国集会・東京大会 会長
東京大司教 岡田 武夫

横顔

今秋開催される 「正義と平和」 全国集会・東京大会の事務局長
堤 英明さん

堤さんは学生時代よりボランティア活動をとおして、 主に障害当事者運動にかかわってきた。

大学卒業後、 出版業界に就職するも、 30歳前に再び障害者福祉に身を投じるようになる。
95年より、 立川市内で精神障害者の地域生活を支援するために、 グループホームと作業所を立ち上げ、 事務局長として活動。
都内の精神障害者の居住サービスの業務連絡会である 「東京都精神障害者共同ホーム連絡会」 の代表を務めたことも。

大会のテーマ 「排除」 から 「共生」 へ、 ということについて 「『共生って何ですか?』 と、 突然質問されたことがあります。 私はその場の思いつきで答えてしまいました。 人と人、 国と国とに橋をわたすことが難しい今だから、 御言葉に立ち返り、 見つめ直す必要を感じています。」 とのこと。

徳田教会所属。 1958年生まれの45歳。

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心の問題への取り組み(4)

 「オリーブの会」

2000年に行なわれた 「カトリック障害者連絡協議会」 (カ障連) 高崎大会で、 「精神障害者」 についての分科会が設けられました。 その一年前に 「精神障害者の交流会」 が行なわれ 「オリーブの会」 と名づけられ、 最初の集いが東京で持たれています。 以降、 2か月に1回というペースで集っています。 その後、 福岡、 名古屋、 みちのく (仙台) に、 それぞれ 「オリーブの会」 が生まれています。

「精神障がい」 を身に負うと、 さまざまな苦悩を背負い込みます。 その第一は 「症状」 からくる苦しみでしょう。 多様な症状があります。 恐怖や不安に駆られる。 身動きできないほどの抑うつに苦しむ。 感情のコントロールを失う。 知覚や認識の仕方に、 多くの人との 「ずれ」 を持つ。 突発的な発作で意識を失う。 発作的に通常とは異なった行動をとってしまう。 まだ数多くあります。

このような症状により、 社会生活や日常生活が困難になります。 それは、 経済的にも困窮することにつながります。 人間関係にも影響します。 恐怖や不安のために、 人と関わることが難しくなることも、 多くの人々との間のさまざまな差異が、 偏見や蔑視を生み、 人々の中から排除されてしまうこともあります。 この障がい者は、 経済的にも社会的にも 「貧しい者」 にされていくのです。

さらに、 この症状の苦悩にさいなまれ、 人々の否定的な眼差しの中で、 障がい者自身が自分を 「疎ましい者」 としてしまうことがあります。

この障がいは、 その家族にも大きな困難を投げかけます。 障がいの故に、 家族関係が崩壊していくこともあります。 逆に、 家族の強い絆のゆえに、 家族が苦しみを負うことにもなります。

今、 精神医療は目覚しい進歩をしています。 「治らない」 とされていた障がいが回復することすらあり、 症状のかなりの部分をコントロールできるようになりました。 それにともない、 精神障がい者の社会生活への復帰の道が広がってきています。 だからといって、 多くの人々の理解が開かれたわけではありません。 無理解に基づく根深い偏見や差別があります。 社会制度上の問題も多くあります。 このような状況の中で、 精神障がい者自身による自助グループには大きな意味と力があるかと思います。

自助グループは、 人間性の回復と成長の場となります。 同じような苦しみや痛みを負っている仲間がいるということを通して、 自分自身の存在を認証することができるようになります。 また、 共感のこもった信頼関係を築くことによって、 人間的に成長していくのです。 さらに、 さまざまな体験や情報を交換し合うことによって、 視野が開かれ、 未来が開かれていくことにもつながります。 そこは豊かな癒しの場ともなっていくのです。
「オリーブの会」 は、 ピア・カウンセリングと呼ばれる方式を取り入れた自助グループです。 障がい者自身が、 互いに同じ立場で、 体験を分かち合いながら、 補い合い、 支え合い、 癒しの場を築いていきます。

「東京オリーブの会」 は 「当事者の会」 と平行して、 別室で 「家族の会」 も開いています。 精神障がい者を家族に持つ方であれば参加できます。 「当事者の会」 と 「家族の会」 の間に、 血縁的なつながりがあるわけではありません。 しかし、 ここに 「新しい家族」 が生まれてくるのではないかという思いが弾みます。

このような場を根底から支えているのは、 共有の信仰です。 信仰に基づく一人ひとりの 「霊的成長」 がこの集いの最大の実りなのでしょう。

イエスは 「貧しい者は幸い」 と説かれました。 イエスの集いである教会は、 このような 「苦しむ者の集い」 に、 自分自身のいのちの源流を見ることができるのではないでしょうか。
(社会福音部 小宇佐敬二)


 

カトリック精神障害者の会
「オリーブの会」 講演会

障害を受け入れながら生きる道

講師 塩田 泉 神父 (前橋・あかつきの村在住)
村田 隆泰氏 (よこすか精神障害者地域生活支援センター非常勤講師)

障害や病気を抱えながら生きることは本当に長くて辛い道です。 見た目には分かりにくい精神障害をもちながら、 日々どんなふうに工夫しながら地域のなかでいきていらしゃるか、 司祭という立場、 そして地域支援センターの職員としての立場からお話ししていただきます。

日 時: 6月20日(日) 14:30~16:30 (受付は14:00より)
会 場: 幼きイエス会本部 9階講話室
JR四ツ谷駅麹町口出口左手 徒歩1分
参加費: 500円
定 員: 100名
申し込み先: オリーブの会事務局 電話/ファックス 0426-56-1548
〒192-0046 八王子市明神町1-8-13-207 中原方

主催: 「オリーブの会」

CTIC(カトリック東京国際センター)通信 第82号

いざ、 入管へ!

2004年は、 サラ (仮名) と息子ジョン (仮名) の在留特別許可 (以下、 在特) の交付を願うための出頭、 という大仕事で始まった。

これは、 教区ニュースNo.207のこの欄で紹介した、 サラと息子ジョン、 サラと結婚した日本人田中 (仮名) と2人の間に授かった男児ヤマト (仮名) 一家のケースの続編である。 偽装結婚、 偽造パスポート、 そして不法入国の事実を告白したサラ。 サラは過去の偽りを訂正し、 これからは真実だけで生活すると決意した。 CTICにも 「真実だけを話す」 と約束してくれたので、 引き続き、 在特取得までの手続きをサポートすることとなった。 昨春のことだった。

在特審査のための必要書類を揃えなおした。 6年間放置してあったジョンの出生登録に、 最も長い時間を要した。 いろいろと複雑な事情を説明して、 多大な手間のかかる作業を経ての書類を交付してもらうために、 頭を下げながらの領事館通いが続いた。 こうして、 ようやく出生登録が完了し、 国籍が確定し、 パスポートが完成したのは、 クリスマスの1週間前のことだった。 サラは 「今までで、 いちばん嬉しいクリスマスプレゼントね。」 と帰りの電車の中で泣いた。

入管への道~それでもまだ遠い~

年が明けて、 出頭日の前日。 「不備はないだろうか。」 と心配性の私は、 幾度も書類を繰った。 そんな様子を見て、 シスターが 「ここまでよくやったわよ。 後はお任せよ。」 と声をかけてくれた。 さらに、 「当日は君と通訳だけで十分だ。」 と言っていた先輩Wが、 「明日は私も 『見守り役』 として同行しよう。 何かの時に役立つように、 車を持っていこう。」 と段取りをしてくれた。 スタッフみんなの応援が嬉しかった。 明日は、 何が起きても大丈夫だ。

こうして迎えた当日。 品川駅で落ち合った後、 サラ一家とともに入管へ向かうバスに乗りこんだ。 「サラさん、 道順を覚えてね。」 と話しているうちに到着。 エレベーターで 「調査第3部門」 へと移動した。 待合室に入り、 窓口で番号札を引いた。 「21」。 サラの番まで、 2~3時間はかかりそうだった。

提出書類の最終確認の作業に入るため、 待合室の長いすに腰を下ろした。 夫田中は、 自宅から2時間半、 ずっと背中に負ぶっていたヤマトを下ろした。 「それでは、 CTICが準備した書類と、 サラさんが持ってきた書類を一つにしましょう。」 と始めたそのとき…。

やっぱり、 事件は起きた!

「たいへん、 お父さん、 バッグないよ!」
サラのバッグがない。 中には、 パスポート、 外国人登録証、 田中の運転免許証が入っていた。 どこに忘れたのだろう・・・記憶の糸をたどった・・・バスの中だ。

すぐに先輩Wがバス会社に連絡をとった。 バッグが見つかり次第、 連絡をくれるという。 しばらくは待つことしかできない。 そこで、 混乱する頭で、 今後の流れを整理した。 どうすべきか。 考えられるパターンは3つ。 (1)21番の前にバッグが見つかる→受付OK。 (2)21番の後にバッグが見つかる→順番を後回しにしてもらう→受付OK。 (3)バッグが見つからない→警察へ→遺失届を出す→領事館へ→パスポートの再発行手続きをする。 よってこの日の受付はダメ。 最悪の事態である(3)は避けたかったが、 どうにもならない。 入管到着から1時間が過ぎていた。

すると、 先輩Wの携帯電話が鳴った。 バス会社からだ。 「ありました。 取りに来てください」。 先輩Wが駐車場に走り、 サラを連れてバッグを引取りに。 車を出したことが、 こんなところで吉と出るとは夢にも思わなかった。

電光掲示板が20番を示した。 次だ。 手元にある書類の確認は終わっていた。 あとはサラとサラのバッグの中身を待つばかりだった。 今度は私の携帯電話が鳴った。 「今、 入管前に到着。 中身は全部無事。 サラが待合室へ駆け込んでいくから。」 と先輩W。 やった。 間に合った。

電光掲示板が 「21」 を示したのは、 サラが、 待合室に涙目で現れてから、 たった5分後だった。

その後のインタビューは順調だった。 隣のテーブルで、 真実を話さないために審査官に厳しく追及される外国人の様子を見て、 「私、 ほんとのことだけ言ったね。 だから怒られないね。」 とサラが小声で言い、 微笑んだ。 私は、 苦笑した。

無事に 「受付」 が終わった、 と安堵したものの・・・。 喜ぶのはまだ早い。 この日は、 やっと 「ビザ取得までの長い道のり」 のスタート地点に立った日。 終わりではなく、 始まりの日だ。 これからも、 まだまだ長い道のりを、 一緒に走り続けることになるのだろう。
CTIC亀戸事務所 H.M

ありがとうございました

東京教区ニュースNo.210号のCTIC通信で 「CTICファミリーの一年生」 をご紹介しましたところ、 数名の読者から 「子どもたちのために使ってください」 とご寄付を頂戴いたしました。 この場をお借りして、 お礼を申しあげます。

【編集部注】都合によりCTIC通信81号の記事の続きは次号の掲載となります。

私にとっての教会 (19)

松隈 康史 (築地教会)

私はこれまで、 6教区の10近い小教区にお世話になりました。 その経験上、 外国人宣教師がいる小教区には以前、 独特の傾向があったように思います。

それは例えば、 フランス人司祭がいる教会では、 信徒の一部に 「フランスの教会こそ本物」 という暗黙の意識があったことです。 おそらく宣教師が一時帰国する際、 その人たちもいっしょに巡礼や観光をする機会に恵まれたからでしょう。

同様にイタリア、 スペインと、 その小教区を誰が担当するかで微妙な雰囲気が漂っていたのですが、 いずれにせよ 「本物の教会」 のありかは日本ではない、 と思われている点で一致していたようです。

そんなものかなと思いながら過ごしていたある日、 私は 「自分が知っている教会とは畢竟ひっきょう、 カトリック教会のほんの一部分であり、 国の違いどころではない」 ということを悟りました。

日本の教会はローマ典礼を用いますが、 カトリック教会には他に、 マロン典礼やメルキト典礼などいわゆる東方典礼に属する諸教会もあり、 かなり多様です。 インドにもシロ・マラバル典礼などを用いる教会があります。

私たちがびっくりすることは、 カトリックといっても東方典礼の諸教会 (全部ではない) では、 妻帯者も司祭になることです。

数年前、 香港で開かれた一か月間の研修会に参加した中東の神父さんが、 ホームシックになった。 私の友人が冗談のつもりで 「奥さんが懐かしいのか」 と声をかけたら、 「そうだ」 という返事があり、 面食らったそうです。

以来、 私はカトリック教会の幅の広さに感服しています。 日本の教会も多国籍化が進みました。 多様性は教会の宝。 この多様性の本質が日本で豊かに開花するよう、 心から願う毎日です。

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第2回宣教司牧評議会の報告

今年の1月から岡田大司教のもとでの東京教区宣教司牧評議会が始まりました。 この評議会は、 教区長の諮問機関として、 東京教区の宣教司牧活動全体についてさまざまな立場の人の意見を聞く場です。 とくに信徒の声を教区全体の動きに反映させる場として重要な意味を持っています。 21人の評議員のうち、 信徒は14人。 宣教協力体からの推薦に基づいて任命されていますが、 協力体の代表ではなく、 個人として評議会に参加してくださっています。 男女半数ずつで、 フィリピン出身の方も2人います。

3月13日に開催された第2回評議会では、 教区の優先課題の一つ、 いわゆる 「養成」 というテーマについて話し合われました。 このテーマについては、 教区本部宣教司牧部で検討が始まっていますが、 少人数での検討委員会を設ける前に、 より幅広く多くの人の意見を聞く必要があると考え、 宣教司牧評議会や司祭評議会で意見を聞くことにしました。 宣教司牧部から出されたプランは次のようなものです。

この課題を 「養成」 というよりも、 「教会につながるすべての人の霊的成長」 として捉えている。 対象は 「特定の信徒」 だけでなく、 司教・司祭をはじめ、 修道者・信徒・求道者など教会につながるすべての人。 一定の信者像の型にはめるというより、 洗礼を受ける前も受けてからも、 わたしたちがどのように神の子どもとして成長していくか。 人間的にも信仰者としてももっと豊かに生きることのできるような場をわたしたちは必要としている。 そのためには 「小グループ (小共同体)」 で信者同士が聖書のことばや祈りを分かち合い、 互いに支えあいながら成長していくということが中心になる。 それは司祭や修道者などの指導者がいなくても行なえるような集まりであることが必要。 教区としてこのような小グループでの聖書や祈りの会を奨励し、 既存のプログラムを紹介したり、 新しいプログラムを提案していく。 このようなことを 「信徒養成」 と共同体づくりの基本に据える。

このようなプランに対して、 評議員からは、 「霊的 (スピリチュアル)」 や 「成長」 という言葉が適切かどうかについての疑問も出されましたが、 教会活動の中で行事などに忙殺されがちな自分たちにとって本当に大切なテーマであることが共通の感想でもありました。

また、 実際にわたしたちの霊的成長 (あるいは信仰の目覚めや深まり) の体験を分かち合い、 どういう出会いや体験が自分たちを成長させてきたかを振り返りました。 そして、 スピリチュアルなものを見失いかけている日本の社会の中で、 教会が提供しなければならないことがあり、 提供できるはずだ、 というのが参加した評議員の共通の認識だといったらよいでしょう。 現時点での評議会での話し合いは、 具体的なプランの検討というよりも、 お互いの問題意識の分かち合い・共有を目指した話し合いになっています。

今回は少し遅れてしまいましたが、 今後とも宣教司牧評議会で、 どのようなことが話し合われているかを、 教区ニュースで紹介していきます。

なお、 第3回 (5月15日開催) は、 「聖堂共同体・宣教協力体」 の共同体としての成長のためのプログラムについて話し合われる予定です。
(宣教司牧部 幸田和生)

教会・修道院巡り (105)

志村教会

勤労者ヨゼフ志村教会の発足にあたり、 この地は1964年、 ケルン教区出身の板橋教会主任司祭ゲレオン・ゴールドマン神父の呼びかけにこたえてくれた西ドイツ各地の信者の方々、 とくにケルン大司教フリングス枢機卿の特別な援助により購入され、 東京大司教区に寄贈・移管されました。

また、 聖堂、 司祭館などの建設にあたっては、 東京教区で実施されていた 「教会新設献金」 をとおして東京教区の信徒の協力をいただきました。 とくに近隣の小教区の暖かい数々の協力、 献金によります。

志村教会 このように、 内外の信仰における兄弟姉妹に支えられ、 1967年11月8日、 勤労者なる聖ヨゼフに奉献されたる志村小教区として設立され、 1967年、 12月17日、 聖堂、 司祭室、 客室、 応接室、 事務室、 集会室等の、 2階一棟型教会として、 献堂されました。
背もたれのない椅子を並べただけの、 アコーデオンカーテン一つで、 パーティー会場に自由に使い分けられる聖堂?は、 何となく落ち着かず、 祈りの雰囲気に乏しいとは、 誰もが言う。 聖堂らしい聖堂を、 というのが、 この教会の悲願でもある。

徳川泰國神父を初代主任司祭として迎え、 小教区の基礎を築いていただき、 1975年5月、 運営委員会規定による信徒の投票によって選出された委員によって運営されて参りました。

現在の信徒数は約250名です。 東京23区内の教会では最も小さな教会の一つと思われます。
子どもたちのための日曜学校は、 御受難会の山内神学生を中心とし、 若いリーダーたちの熱意と協力によって運営され、 土曜日からのお泊り会、 夏期練成会等、 父母、 教会メンバーの協力を得、 活動しております。

今年、 2月21日には、 森司教司式、 御受難会管区長、 國井修道院長、 他2名、 泉主任司祭の共同司式による、 山内神学生の助祭叙階式を挙行させていただきました。 東京で一番小さな教会での叙階式に、 子どもたちを含め参列者一同多くのお恵みをいただきました。
秋に行なわれる教会のバザーはメンバーの親睦と、 近隣の人々との親睦を目的に、 その時、 その時の援助活動を目標として収入のほとんどを国内外の援助先に送っております。
3年前より、 志村教会は司祭非常住教会となっておりますため、 教会に御用の方々には、 非常に申し訳なく思っております。

教会としてこれからどのような教会になっていったらよいのかを、 信徒皆で考えながら変わっていかなければならないと思っております。

どうぞ皆さまのご協力をお願いいたします。

(木島 誠二)

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合同の堅信式 千葉中央宣教協力体で

5月16日 (日) 1時半、 茂原教会が仕立てたバスが46人を乗せて到着。 小雨けぶる静かな住宅街のいっかくにたたずむ西千葉教会に、 熱気が満ちあふれる。 受堅者は、 西千葉・38人、 千葉寺・6人、 東金・6人、 茂原・18人。 合計68人に代父母や、 祝う家族友人たちで、 座席が埋まってしまう。 庭に集まった祭壇奉仕の子供たち、 大きな子は緊張気味に静かに、 小さな子はわくわく瞳を輝かせてはしゃぐ。

2時、 岡田大司教の主司式、 小林敬三神父 (西千葉)、 ジョー・ブロデリック神父 (千葉寺。 東金も兼ねる)、 マイケル・スカリ―神父 (茂原)、 共同司式によるミサ・堅信式が荘厳にとりおこなわれた。 岡田大司教は、 その日の福音書の、 初代教会の困難を乗り越えた姿にふれられ、 「自分をみつめて、 正しいこと、 美しいこと、 本当のこと、 を知り、 現代の困難を乗り越えて、 教会をしっかりと支え、 発展させて下さい。」 と、 励まされた。

大司教や神父を囲んでの懇親会場では、 西千葉の婦人たちがにこやかにサービス。 飯山教会委員長や世話役さんたちも、 自然体で肩に力を入れたようすはない。 地区協議会の時代から養ってきた暖かい結びつきを、 協力体に発展させ、 実績を積み重ねてきた自信。 今後の取組にも夢がたくさん。 受堅者の多くは、 中学生や高校生。 サポート役の若者のことば、 「飲み会なら、 青年が30人くらいは集リますよ」。 希望がいっぱい。

聴衆魅了する音色 新オルガン披露演奏会

ほぼ4年の歳月をかけて完成した、 念願のパイプオルガンの披露演奏会が、5月8日に開催された。

教皇庁大使・アンブローズ・デ・パオリ大司教や、 イタリアのマリオ・ボブァ大使など、 18人の来賓と1,200人の聴衆が席を埋め、 当日入場希望者を丁重にお断りする光景も。

岡田大司教の 「首都圏の人々のやすらぎの場に、 神をたたえ、 賛美の歌をともに」 との願い、 JSバッハの 「いざ来たれ、 異邦人の救い主よ」 の調べが流れはじめ、 静かに聴衆の胸にしみて行く。 チェレスティーノ神父の説明 「できるだけ自然の音に近いものを」、 パスクィーニの 「かっこうのスケルツォによるトッカータ」、 聴衆は緑の森にくつろぐかのように、 小鳥のさえずりに耳を澄ます。 46ストップスの大オルガンらしい重厚さや、 きらびやかな響きに酔い、 JSバッハの 「目覚めよ、 と呼ぶ声あり」 から終曲へ向かう。

演奏者の希望で、 途中の拍手や休憩なし、 静寂の内にオルガンの音色だけが、 静かに時に深く聖堂を満たす70分であった。

オルガンビルダーは、 イタリアのエンリコ・マショーニ兄弟。

演奏は、 オルガン選定当初から芸術コンサルタントとして尽力された、 ミラノ国際音楽院教授のロレンツォ・ギエルミ氏。

秋にリサイタル予定

詳しくはこちらのページをご覧下さい >>> 「オルガン演奏会のご案内」

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シリーズ カテドラル紹介

オルガン(3)

オルガンのギリシア語organon(ラテン語ではorganum)は、 「道具」 「器具」 を意味するようですが、 カテドラルの新しいオルガンは手鍵盤が3つと足鍵盤、 ストップ(音色を変える装置)は46、 パイプの数は3,130本となり、 単なる器具を遥かに超えるものです。 オルガンの音色はパイプの数とストップの組み合わせで千変万化、 あらゆる表現や表情付けが可能で、 現代の大オーケストラにも匹敵する、 まさに 「交響」、 音色の組み合わせの妙、 楽器中の楽器です。

教会堂とくにカテドラルに設置されたオルガンは、 典礼・ミサに奉仕するものです。 「黙示録」 を読むと、 天上の音楽、 神とともにある音楽の宴の様子をイメージします。 それも色彩感あふれる豊かな音色と、 大勢の信者がともに声を合わせて歌いひとつになって神を賛美する光景が目に浮かびます。 イタリア・マショーニ社の制作によるこのオルガンは、 清澄感あふれる、 典礼にふさわしいものとなりましょう。 このオルガンの伴奏によって、 より豊かな典礼奉仕をすることができることを切に願っています。
(江部 純一)

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「外国人と共につくる教会」 市川教会で講演会

4月17日 (土)、 市川教会 (主任司祭 大原猛) で、 アドルフォ・ニコラス神父 (CTICめぐろ所長) を迎え講演会 「外国人と共につくる教会」 が開かれた。 これは、 市川教会福音宣教部が 「21世紀の教会を創る」 というテーマで企画した講演会の第3回である。

この連続講演会は、 教会が抱える課題を知り、 現代社会における宣教とは何かを問うことを主眼としている。

今回の講演会には、 京葉宣教協力体の教会および習志野教会などから、 90名ほどの参加があった。

ニコラス神父は、 まず、 教会は自らの将来を計画できない。 つまり、 教会は現在の社会がどう動いているかに即して対応していくものであると定義した。 教会にとって移住・移動者の増加という現象は避けて通ることのできない課題であると呼びかけた。
在日外国人数は、 日本の人口の1.6%に過ぎないが、 教会での比率は、 ほぼ50%に達している。 これからの教会は外国人なしでは成り立たないと言える。 そのため、 システムの変換が求められる。

外国人の存在は日本の教会に大きく貢献することになるだろう。 それは、 「貧しい人を教会の中心に置く」 ことの具体的な実践につながるからである。 貧しい人は飾らない生き方を私たちに示し、 社会が人間性を回復するために貢献するだろう。 また、 私たちが移住者の側に立つとき、 日本社会がどのような社会かが見えてくる。 そして、 彼らは私たちもまた、 真理である神を求め旅をする移住者であることを思い出させてくれる。

移住者とかかわることは、 簡単ではない。 現実を正しく把握すること、 偏見から自由になること、 そして移住者の置かれている状況を理解し、 移住者の中に働く聖霊の声に耳を傾けることが求められている。

講演の終わりに、 ニコラス神父は 「将来の日本の教会のモデルはない。 大切なことは、 日本にふさわしい教会を創造することである。 これからがチャレンジ。 私たちの文化の門、 教会の門、 心の門を開き心の中に働く聖霊に忠実であるよう祈りましょう」 と呼びかけ、 話を結んだ。

お知らせ

第5回講演会

テーマ:「平和を実現する人びと (教会) は幸い」 (マタイ5章9節)
講師:松浦悟郎司教 (日本カトリック正義と平和協議会委員長 大阪教区補佐司教)
日時:6月19日 (土) 14時~16時
於:市川教会

第1回講演会

「教会における男女の協働」 講師 Sr.弘田しずえ (ベリス・メルセス宣教修道女会) のお話をまとめた小冊子を実費でおわけいたします。

連絡先:市川教会 TEL047-322-5488

おしらせ

東京カテドラル聖マリア大聖堂
オルガン・メディテーション~晩の祈りとオルガン音楽~

6月11日 (金) 午後7:00~7:50
オルガン演奏 青田絹江
入場無料 (自由献金)
主催 東京カテドラル聖マリア大聖堂
TEL:03-3941-3029 (9:00-12:00/13:00-17:00)

カトリック中央協議会広報部推薦
映画 「あしがらさん」 大好評につき追加上映決定!

日時:6月5日(土) ~6月11日(金) 午後8時15分より
劇場:ポレポレ東中野 (TEL03-3371-0088)
交通:JR東中野駅下車
当日料金:一般 1,500円、 18才以下 1,000円
「4月の上映には多くのカトリック教会の皆様にご協力いただき、 その温かな賛同の輪が広がり、 再上映のご要望や昼間の時間は観にいけなくて残念という方の声にも応えるために時間帯を変えて追加上映が決定いたしました。 是非、 ご観賞くださいますようご案内申し上げます。」
問い合わせ連絡先 090-4959-0652/04-7153-4892 (岩田)

投稿募集

東京教区ニュースでは、 今年より読者の皆さまからの投稿を受け付けます。
福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、 写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください (未発表のものに限ります)。
「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。
文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、 あらかじめご了承ください。
〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京大司教館 東京教区ニュース
FAX (03-3944-8511)、
電子メール info@tokyo.catholic.jp でも受け付けています。

訃 報

教区広報委員として長い間ご活躍くださったマリア・モニカ安藤昭子さんが5月17日に帰天された。 享年63歳。

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VIVID

黙想会・祈りの集い等

いやしのためのミサ

6/13(第2日曜)14:00~
聖心女子大学聖堂で(渋谷区広尾4-3-1)
司式:小平正寿神父(フランシスコ会)
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
詳細は http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html

通勤・通学黙想会
―静かな夕べを過ごしませんか?―

6/18(金)20:00~6/19(土)10:00(毎月第3金曜日~翌朝)
マリア会、シャミナード修道院で
(〒102-0071千代田区富士見1-2-43 Tel/03-3261-2965 Fax/03-3261-8612)
テーマ:あなたはわたしを誰だと言うか(ルカ9.18~24)
費用:1回\1,000(当日徴収)
申込み・問合せ:開催日の1週間前までに下記へ
シスター小林Tel/042-722-6301 Fax/042-725-6317
e-mail: fmi-kk@netty.ne.jp
備考:夕食後に集合、朝食準備あり、禁酒、禁煙 マリアニスト黙想チーム

一日黙想会

6/6(日)10:00~16:00
ノートルダム調布修道院で
指導:英 隆一朗神父(イエズス会)
テーマ:イエスのみ心を味わう
対象: 20~30代の未婚女性
参加費:\1,000
持参品:聖書、筆記具
申込み・問合せ:〒182-0034調布市下石原3-55-1コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会
Tel/0424-82-2012 Fax/0424-82-0760
申込み締切:6/5(土)
担当:シスター池田洋子 シスター山本三千子

マリアの御心会よりご案内

下記いずれも、マリアの御心会で(JR信濃町駅下車徒歩2分 〒160-0012 新宿区南元町6-2)
問合せ・申込み:Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089
e-mail: midorif@jca.apc.org

来て、見なさい」プログラム

6/27(日)10:00~16:30 (ミサ有)
上石神井黙想の家で
テーマ:「霊操による祈りの一日」
指導:瀬本正之神父(イエズス会)
対象:結婚、修道生活、独身生活を選定したい20~30歳代の独身女性
費用:1,700(昼食、会場費)

下記の会場:マリアの御心会(JR信濃町駅下車徒歩2分 〒160-0012 新宿区南元町6-2)
対象:どなたでも

祈りの集い 6/12(土)18:00~20:00 テーマ:ほたる
聖書で祈る 毎週金曜日18:00~20:00 旧約聖書(民数記)
信仰入門 毎週火曜日

祈りと分かち合いの集い -いのちのパン-
* 7steps による、祈りのわかちあい

6/17(木)18:30~20:30
マリアの宣教者フランシスコ修道会 東京第二修道院で
対象:40歳位までの独身女性
参加無料
持ち物:聖書
連絡先:シスター村松 e-mail: josephin45naoko@hotmail.com

Tel/03-3709- 6771 Fax/03-3709-6633
〒158-0095 世田谷区瀬田4-16-2
申込み期限:6/16(水)

師イエズス修道女会より

 <時>を祈る

毎月第1木曜日18:00~20:00
典礼センターピエタ 2F聖堂で
(〒160-0004新宿区四谷1-21-22 Tel/03-3351-2692 Fax/03-3351-3426)
6/3 キリストの聖体…ひとつになろう
7/1 神のことば…共に歩む道しるべ

 神様ブレイク(祈りの集い)

土曜日の午後のひと時、ちょっと肩の力をぬいて神様ブレイクしてみませんか?
毎月第3土曜日14:00~16:00
6/19 年間第12主日の福音を読み黙想
7/17 年間第16主日の福音を読み黙想
師イエズス修道女会八王子修道院で
(〒192-0001八王子市戸吹町1490 Tel/0426-91-3236)
参加無料 聖書持参
担当:シスター平松

講座・研修会等

特別聖書講座のご案内
聖書研究-主日の福音朗読より-

6/3、7/1(木)13:30~ 神田教会で
講師:稲川保明神父(神田教会主任司祭)
参加費:\500
主催:東京教区アレルヤ会
問合せ:会長 森脇友紀子 Tel/03-3447-2231

「岡田大司教霊名のお祝い会」のご案内

6/22(火)13:30~16:00
ミサ:東京カテドラル聖マリア大聖堂
お祝い会:関口会館ケルンホールで
参加費:\2,000(当日支払い)
主催:東京教区アレルヤ会
問合せ:会長 森脇友紀子 Tel/03-3447-2231

テイヤール読書研究会

6/8(火)19:00~20:00
6/22(火)18:00~19:00
松原教会で(京王線・井の頭線 明大前駅下車徒歩3分)
テーマ:「地球の上でささげるミサ」
講師:美田稔氏(テイヤール翻訳家)
参加無料
教材:当方で用意 申し込み不要
問合せ:Tel・Fax/03-3332-8866 竹田誠二

「もっと知ろうアジア」第8回勉強会

6/19(土)15:00~17:00
豊島教会 信徒ホールで(地下鉄有楽町線 要町駅、西武線 椎名町下車共に徒歩5分)
講師:深水正勝神父
テーマ:中国の教会の現況
参加費:\500(当日支払い)
主催:豊島教会・正義と福祉委員会
問合せ:Tel/03-3957-2540 Fax/03-3957-2081

カトリック登り行く人生の会・主催の講座

下記の申込み・問合せ:〒116-0013荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102ビ・モンタント東京事務所
勤務時間:火・木・土14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

5会場での勉強会

全会場同一条件、会費:\300~\500程度 申込み不要
時間:13:30~15:00
1.6/1(火)立川教会で 指導:泉富士男神父
2.6/8(火)事務所で 指導:塚本伊和男神父
3.6/15(火)三軒茶屋教会で 指導:泉富士男神父
4.6/23(水)成城教会で 指導:泉富士男神父
5.6/25(金)高輪教会で 指導:泉富士男神父

月例散策会

6/9(水)集合:10:30 地下鉄新宿線 浜町駅改札口
行き先:清澄庭園、本所教会

気軽に聖書を読む会

6/25(金)13:30~15:30
幼きイエス会修道院で(JR・地下鉄丸の内線・南北線 四谷駅下車)
指導:吉山登神父
テーマ:聖書と文学
会費:\1,000/月
対象:退職後もう一度聖書を読んでみたい人、聖書研究会は堅苦しく思った人、視点を変えて読み更に信仰を深めたい人

パッチワーク・キルト同好会

6/17(木)11:00~15:00 ビ・モンタント事務所で
作品はホスピスの掛け布団カバーを作り社会福祉に役立てます。ふるってご参加ください。

第9回なごみ短歌同好会

6/26(土)10:30~14:30 八王子教会2F和室で
投稿方法:用紙は自由、自由題3首以内、住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投稿のみは欠席)を明記し会費\500(為替)同封
送付先:〒192-0066八王子市本町16-3八王子教会内「なごみ短歌同好会」
締切り:6/19(土)
別途当日会費:\1,000(昼食費)
当日の予定:発表・互評、定刻散会
指導:富永松男(元聖霊学園中・高校長)
Tel/0426-74-6230(添削希望者はその旨書けば電話で助言)

カトリック教会の教え」を学ぶ会

6/19、9/25、12/18(土)14:00~16:00
関口会館ケルンホールで
講師:岡田武夫大司教
対象:どなたでも
参加費:1回\500(会場および資料代、当日支払い)
持参品:1.「カトリック教会の教え」(カトリック中央協議会刊 2003)2.聖書
問合せ:北・文京宣教協力体協議会 学びの会実行委員会
飯野 Tel/048-281-3370 中本 Tel/03-3827-7629 南部 Tel/03-3984-4063

講演会

6/30(水)18:45~ カトリック麹町(聖イグナチオ)教会主聖堂で
(千代田区麹町6-5 JR・地下鉄丸の内線・南北線 四谷駅下車)
テーマ:「心の通うインタビュー(放送を通して伝えたいこと)」
講師:山根基世氏(NHKエグゼクティブアナウンサー)
参加無料
問合せ:カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 Tel/03- 3263-4584

学習会「アジアの子どもの未来のために」

2004年度 テーマ 『子どものエンパワーメント、子どもの権利、子どもの参加』
下記予定いずれも 金曜日 18:30~20:00
カトリック麹町(聖イグナチオ)教会 信徒会館1階ホールで
(千代田区麹町6-5 JR・地下鉄丸の内線・南北線 四谷駅下車)
参加無料
問合せ:ESAアジア教育支援の会
Tel/03-5497-2261 e-mail: esa@cb3.so-net.ne.jp
7/ 9 第18回 講師:森田明彦氏(財)日本ユニセフ協会 広報室長
9/10 第19回 講師:片山信彦氏(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン常務理事・事務局長
11/12 第20回 講師:宮下恵氏(特活)国際協力 NGOセンター

「道の会」聖地の旅勉強会のお知らせ

6/13(日)下記時間 真生会館で(JR信濃町駅1分)
会費:\1,000/回
対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも
申込み・問合せ:道の会
井上弘子 〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201 Tel・Fax/03-3379-5571
瀬川真佐子 Tel・Fax/049-286-6291 e-mail:junrei@michi-no-kai.com
URL http://www.michi-no-kai.com

1)【イエスは誰?「あなた方は私を誰だというのか?」】
14:00~16:00(主日のミサ有り)
講師:鈴木信一神父(聖パウロ修道会) 井上弘子(道の会)
2)【キリストの愛に捉えられたパウロ】-特別講演会
11:00~12:30
講師:鈴木信一神父

♪ 音楽会等♪

声楽アンサンブル“リーダーターフェル”ボランティア演奏会

下記いずれも 連絡先:PHS 070-5457-2630 田部Tel・Fax/0424-94-2845
e-mail:jiji@theninjacat.com

第8回 慈生会 ベタニアホームコンサート

6/19(土)14:30 慈生会 ベタニアホーム 1階ホールで
中野区江古田3-15-2 Tel/03-3387-3388)
指揮:山下晋平 他出演者多数
内容:宗教曲、日本の歌、創作曲、合唱、ソロ、フルート他

第9回ヨゼフホーム“30周年式典コンサート”

6/30(水)14:00 聖ヨゼフ聖家族ホーム 1階食堂ホールで
(清瀬市梅園3-14-72 Tel/0424-93-7014)
指揮:山下晋平 他出演者多数
内容:宗教曲、創作曲、日本語の歌、手話合唱、賛美歌 フルート、合唱、手話指導など

「VIVID」

★ 7月号(No.214)は、6月28日(月)発行、7月4日(日)に各教会で配布の予定。情報掲載希望原稿の〆切: 5月23日(日)

★ 8月号(No.215)は、7月26日(月)発行、8月1日(日)に、各教会で配布の予定。情報掲載希望原稿の〆切: 6月27日(日)

必要事項を記入の上、郵便かFAXで下記住所までお送りください。

〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
カトリック東京大司教館 江部純一神父
TEL:03-3943-2301 FAX:03-3944-8511

教区のホームページに 「情報広場」 を新設

東京教区のホームページに「情報広場」が新設されました。 どうぞご利用ください。
カトリック関連の施設や団体主催の行事、 たとえばバザー、 講演会、 コンサート、 黙想会などをお知らせすることができます。 しめきりの都合で教区ニュースの 「VIVID」 に間に合わなかった情報もこちらにどうぞ。
(上部メニューバーの「情報広場」からお入り下さい。)