お知らせ

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東京教区ニュース第194号

2002年07月01日

特集 インタビュー「小教区の再編成プロジェクト担当者」幸田和生神父に聞く

2001年6月25日付けで、岡田武夫大司教は「新しい一歩―21世紀の福音宣教に向けての小教区再編成―」を発表した。同年7月22日には教区集会が開かれ、大司教および再編成に関する司祭のプロジェクトチームが直接質問に答え、9月にはその記録が各小教区に届いた。その後、
各地域協力体毎に意見収集が行われ、提言・提案が12月15日、教区本部に提出された。また、司祭集会(11月19〜21日)、司祭月例集会でも話し合いが続けられた。このたび6月29日付けで、「福音的使命を生きる|新しい一歩のための提案」が発表され、各小教区、地域協力体で、
さらなる話し合いが続けられる。今年1月15日付けの東京大司教区司祭人事異動で、幸田和生師(前西千葉教会主任)が、教区本部所属・再編成プロジェクト担当者に任命された。5月18日(土)、着任後1ヶ月になる幸田師に、横山友比古さん(潮見教会)と間野久子さん(西千葉教会)がインタビューした。

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横山

「再編成プロジェクト担当者」とは?

幸田

「小教区の再編成」 を考える司祭のプロジェクトチームが以前からありましたが、皆小教区を担当している司祭なんです。月に1回集まるのがやっとで、ふだんは小教区や他の仕事で忙しくしていますから、会議の時にしか、このことを考えられません。しかしそれではなかなか進んでいかなかったのです。そこで、この問題を継続的に考え、プロジェクトチームの会議を準備し、会議後にはそれを整理し、次につなげる人が必要となりました。「再編成プロジェクト担当者」は、そんな下働きをしているとお考えください。

横山

各地域協力体からの提言、提案に差があったと伺いましたが・・・。

幸田

確かに、地域協力体によって差がありました。地域協力体でなんとか意見をまとめて提出してくださったところもありますし、意見をまとめることができなくて、小教区ごとの意見をただ紙を束ねて送ってくださったところもあります。それが現実なのです。また、「この問題が投げかけられるまで、これまで一度も地域協力体で集まったことがありませんでしたが、とにかく集まって話し合っています」というところもありました。それだけでも、意味のあることなのだと思っています。かつては、「隣の教会がどうしていても関係ない」という意識だったのかもしれませんが、「自分の教会さえよければいい」「自分の教会がうまくやっていればいい」という意識が変わっていくことは大切です。

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間野

今度出るメッセージは、どういうものですか?

幸田

12月に各地域協力体から出された答申・意見を拝見すると、「なぜ小教区の再編成をするのか」ということが、皆さんによく伝わっていないということを感じました。「結局司祭の数の問題じゃないのか」とか。そこで、今回出されるプロジェクトチームの提案では、「小教区の再編成の理由と目的」をもっと明確に示すつもりです。また、「実際どういうことになっていくのか分からなければ、なんとも言えない」という戸惑い・疑問に対しては、「現在考えている具体的なプラン」をできる限り提示したいと思っています。これは決定したものではなく、プロジェクトチームはこういう案を持っているということを教区の皆さんに投げかけようというものです。

間野

私たちは何をしたらいいのですか?

幸田

今回出される提案をもとに、また皆さんで話し合っていただいて、もう一度今の地域協力体ごとに意見を出していただきたいのです。10月27日(日)に教区集会を開く予定です。9月末までに意見をいただき、教区集会では寄せられた意見をもとに、改革案について修正の必要のあるところは修正し、教区として基本的な線を確定していきたいと思っています。11月以降は、グループ化された3〜4つの小教区(「宣教協力体」と呼んでいます)ごとに話し合いながら、来年の4月のスタートに向けて準備していただきたいと思っています。

横山

「80ある小教区を20くらいにする」「どことどこが一緒になるか」ということに議論が集中していて、「何のために」「そこで何をするのか」ということが抜け落ちてしまう傾向があると思いますが、どうでしょう。

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幸田

組織を変えれば何とかなるというわけではなくて、組織と内容の両方を考えなければなりません。確かに今回、組織を変える必要があると考えているのですが、それは中身を変えるためなのです。大切なのは、「今ある小教区を中心とした教会の体制をいかに守っていくか」という発想に立って考えるのか、「教会が教会本来のあるべき姿に近づいていく」ためにこれをやるのか、それをはっきりさせなければなりません。私たちの考えは、教会が本来あるべき姿に近づいていくために、この80小教区がバラバラの、それぞれが自己完結したような教会の姿で、自分たちの小教区を守っていくという体制では、どうしても先へ進めない、というところから出発しています。

横山

「小教区の再編成」は、小教区を中心とした平穏な信仰生活に、どのような影響を与えるのでしょうか?

幸田

いわゆる平穏な信仰生活を壊そうとするのではありませんが、そういう安定した教会に満足している状態には未来がない、というのも現実だと思うのです。今の多くの人々の「救いへの飢え渇き」に応える教会になっていかなければ、将来は見えてきません。今の小教区をつぶすということは当面考えていません。聖堂を中心とした信徒の集いは残ります。しかし、否応なく起こることは、そこに、今までのように一人の司祭が派遣されることはなくなるであろうということです。自分の属している教会(ミサを中心とした信仰共同体)を愛することは変わらないと思いますよ。ただ、今までの小教区のあり方は、どうしても司祭中心でした。信徒の教会への帰属意識の大きな部分は、司祭とのつながりだったのではないでしょうか。そういうところは問い直されると思います。あまりにも司祭中心のあり方は、変わらざるを得ないと考えます。ただ、自分たちの祈りの場(「聖堂共同体」と今度の文書では呼んでいます)を大切にすることは可能です。

横山

なぜ、今のままのような教会に未来がないのですか?

幸田

一つの例は司祭召命の問題です。独身の若い男性が、生涯独身の司祭職を誓うためには、ものすごいモチベーション(動機付け)が必要です。教会のしていることが非常に意味のあることと感じて、自分の生涯をその教会に賭けて生きようという強烈なモチベーションがないと、やっていけません。今の教会には、そういうものが欠けていると思います。教会全体が、そういう使命感、キリストから派遣されているという意識(今度の提案では「福音的使命」と言っています)を活性化させていかなければ、未来はないと思うのです。今いる方の信仰生活や教会活動を否定しているわけではありませんが。

間野

教会のグループの中に司祭がいなくなると、一般社会のボランティアグループと変わらなくなってしまうのではありませんか?

幸田

来年すぐに、司祭館から司祭がいなくなるわけではありません。ただ、小教区の中のさまざまな集まりで、司祭が行かなければ成立しない集まりは、変だと思います。司祭がいない集まりでも、一般社会のボランティアグループとは何か違って、キリストの心、聖書を中心にやっているのだ、という意識を皆が持つことができればいい。司祭がいれば分かりやすいでしょうが、司祭がいなくても、聖書の言葉、キリストを中心にやっていることを明確にしていけばいいのです。そういう信徒の集まり・グループを、本当に育てていかなければならないと思っています。それぞれの聖堂を中心とした聖堂共同体に司祭が住まないということと、司祭抜きで教会をやっていくということは、同じではありません。カトリック教会は、司祭抜きでは成り立ちません。一番イメージしやすいのはミサだと思いますが、ミサの中で、私たちの小さな集いが世界中の教会の集いとつながり、2000年間の信仰共同体とつながっている、そういう中でキリストの救いの出来事を祝う、これがカトリック教会です。司祭抜き、ミサ抜きの教会は考えられません。そういう意味で、司祭は居続けます。

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間野

意識して、信徒が自立していく必要がありますね。

幸田

かつては司祭がすべてを掌握し、すべてを決めていましたが、だんだんそうではなくなってきていますね。財務や建物管理、行事など、どんどん信徒の方々がしてくださるようになりました。しかし、むしろ、教会の本当の福音的使命に信徒が参加するということが大切です。今までのように、司祭が指導し、世話もしてくれるから、信徒は受身でそれを受けるというのではなく、自分たちが教会の主体的なメンバーであって、自分たちがこの教会を作っているのだ、という意識になっていくことが大切です。自分たちが、教会として、キリストの弟子として、何をしなければならないかを一緒に考えていくことが必要なのです。そこで重要なのは、今までのような意思決定のあり方ではだめだということです。今まで私たちが苦手としてきたことですが、皆がいろいろな意見を出し合い、司祭と信徒が話し合いながら、教会の使命に関する大切なことを決めることができるようにしなければなりません。

間野

司祭が毎日、毎週いらっしゃらない場合の、活動の指導、教育はどうなるのでしょう?

幸田

いろいろな自発的グループ(ボランティア、祈りの会、分かち合い等)は、ある程度自由にやればいいと考えています。その中のあるグループは、司祭が深く関わる必要があるかもしれません。でも司祭はむしろ、新しくできる宣教協力体全体の方向づけに関わると考えたらよいと思います。新しい宣教協力体で、「自分たちの使命は何なのか」「この社会の中で、この地域の中で、自分たちはキリストから派遣された教会、神の民として、一体どういうことに力を入れていったらいいのか」を皆で見いだしていく。その中で、宣教司牧のプランを作る。つまり「自分たちは教会として何をすべきか、キリスト信者の小さな集まりが、この地にあってどういうことができるのか」、そのプランを作ってそれを推進していく。司祭は、そういう宣教司牧のプラン作りに、大切な役割を持つのだろうと思います。

横山

「いくつかの教会がいっしょになって」という言葉に抵抗があって、真意が伝わっていないのではありませんか?

幸田

目指していることは、大きな共同体を作ることではなく、むしろ小さな共同体を作ることです。私たちの信仰生活は、支え合って歩んでいくことが大切です。信仰の面で支え合う信徒の集まり、司祭に依存しない信徒のつながり、集まりがたくさんあればいいと思います。そういう意味では、今の小教区共同体でも大きすぎるでしょう。フィリピンやラテンアメリカでは、キリスト教基礎共同体がありますが、日本では状況がぜんぜん違いますから、同じようには考えられません。日本では、教会の集まりといっても、生活のつながりはほとんどありません。隣近所というわけでもないし、生産活動をともにしているわけでもないので、フィリピンやラテンアメリカのようなわけにはいきません。でも、信徒同士のつながりは絶対に必要です。信徒同士が本気で支え合い、信仰を育て合っていかなければなりません。一方で、今の小教区を超えた宣教協力体での協力を進めることも大切なのです。それは、私たちが一緒に教会の「福音的使命」を見つけ、それを生きるためです。教会は単なる仲良しグループではありません。「使命」や「課題」を共有することが必要だと思います。迫害されている教会では、必死になって自分たちの信仰を守るという明確な「課題」が皆に見えていて、そこで皆がひとつになって頑張ることができるわけです。

あるいは、独裁政権が人権を抑圧しているところでは、教会は「人権を守る」という立場に立ったとき、そこで元気が出てくるわけです。そういうことを見失った教会は、沈滞していきます。今の日本のような、消費主義的な社会にある教会、切羽詰った問題の見えにくい教会は、「使命感」を見いだすことは決して簡単ではありませんが。

間野

私たちの「使命」「課題」を、具体的にお願いします。

幸田

人材、財政等で、一つの小教区ではできないことも「宣教共同体」という形で可能になります。「使命」「課題」は、身近にいて苦しんでいる方々の叫びに応えたい、何とかしたいということから見えてくると思います。教区としてやるべきこともあります。カトリック教会は、滞日外国人の方と近い位置にいるわけですし、深刻な問題を抱えている方、不自由な生活をしていらっしゃる方に接してきました。そういう方々のために、少しでも力になりたいということです。それぞれの教会でもできることがありますが、東京教区全体でも何とかしようということになってきて、CTIC(カトリック東京国際センター)というかたちになっています。この働きは今後も大切にしなければなりません。また、心の病・心の傷を抱えている人とその家族の問題も、身近にいっぱいあります。「小教区で」、「教区で」何ができるかを、真剣に考えたいと思っています。これは、一人の人が善意で関わって何とかなるという問題ではなく、何人かでチームを組んでやる必要があるし、と同時に、専門的な機関とつながる必要もあります。教区に相談センターのようなものを作ることを考えています。今度の提案の中でもはっきり出てきますが、小教区の再編成は、この改革の一面でしかありません。教会が人々の叫びに応えて、人々のニーズに対応できるような教会になるために、一つの小教区ではできないこと、一人の司祭や信徒ではできないことを、教区としてやっていこうということが、もう一つの大切なことなのです。
「新しい一歩」では、教区としての課題は八つでしたが、今度は、しぼりにしぼって次の三つにしてあります。もちろん他の問題も大切ですが、
ここから始めようということです。

(1)小教区の宣教司牧を担う信徒の養成
(2)滞日外国人へのケア
(3)心の問題を抱える人のサポート

―最後にひと言
幸田

「使命」とか「課題」という言葉が大げさに聞こえるかもしれませんが、「キリスト信者として、私たちは何をすべきか、何ができるか」
を皆で考えることが大切だということです。

―お忙しいところありがとうございました。

東京教区集会司式者・聖体奉仕者 養成講座に関するお知らせ

東京教区の小教区再編成プロジェクトの進展に伴い、本年度は表記の講座は新規には行いません。来年度以降に関しては、教区再編成の中でどのような対応が一番適切であるか検討することになると思いますので未定です。なお、昨年度中途で全講座を修了していない方のためにのみ、補講をいたします。9月15日〜11月10日(10月27日を除く全8回)を予定しております。

詳細は、所属教会主任司祭宛、連絡いたします。(集会司式者・聖体奉仕者養成委員会)

「女性と教会」委員会主催講演会 「器が変わっても、私が変わらなければ」

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5月11日(土)、東京教区関口会館地下ケルンホールで、「女性と教会」委員会主催の講演会が行われた。これは、昨年の研修会に引続いて、小教区再編成の動きの中で信徒の在り方を女性たちに問いかけ、模索していこうとするものである。参加者は、131名と前回よりもさらに多く、女性信徒の関心の高さを示した。講師の仲野好重先生は、心理学博士・大手前大学教授・生涯教育グループの主宰者として幅広く活躍しておられ、当日は、信徒でありながらも敢えて第三者的な目から、現在の教会について鋭い忌憚のない指摘をしてくださった。

「今日は、磔はりつけにされる覚悟で参りました」との挨拶から始められた講演は、厳しいコメントも多々あったが、心理学者らしい分析と、ユーモアを交えながら語られるお話の底に、温かい人間性と深い信仰が流れており、参加者からはたくさんの共感の声が寄せられた。さらに、仲野先生は1965年のパウロⅥ世のメッセージ(別掲)を紹介して、今こそ信徒一人ひとりが従来のさまざまな枠から解放されて、より一層の精神的成熟をしていくことが、小教区再編成の大きな鍵になることを強調された。質疑応答では、ご自身の祖母の思い出から、じっと見守る愛の大きさについて触れ、働ける人ばかりではなく、さまざまな立場の人々が、兄弟としてつながり合える教会への再出発を求めて、閉会となった。

仲野好重先生の講演 (要旨)

小教区の再編成の中で、東京教区の信徒のうち、約3分の2が女性信徒であると聞いている。

おのずから、女性の役割や担うべき責任は大きいものとなっている。しかし、○○長と名のつくものには男性が就任し、女性は多くの場合、副やサブ、あるいはその周辺の役割に落ち着く。その割には口は出すが、結果の責任は取る立場にない。

人間発達の観点から見て、男性と女性を区別せず、同じ人間として見なくてはならない側面と、男性と女性が異なった発達プロセスを持っていることを認める観点とが必要である。ジェンダー(性)観の違いとして、お互いの関係性や融合性に重きをおく女性の価値観と、独立精神と絶対的基準で物事を推し量ろうとする男性の価値観がある。しかし、これは補完的に働き合わなくてはならない。このような特性を生かし合う共同体作りが必要である。

女性に対するメッセージ

今から約40年前に、パウロⅥ世からメッセージが発せられていたことに、私たちは気づいていたであろうか?特に、この日本社会に生きる女性たち(一般信徒と修道者を含めて)にどのように響き、男性たち(もちろん、一般信徒と司教、司祭、修道者を含む)にどう理解されていたのであろうか? 大変興味深い。そして、このメッセージは、今も生き生きと私たちの胸に迫ってくるはずである。女性として抱擁、養育、受容のイメージを育てていく必要がある。男性と全く同じ発達プロセスを通る必要はないと考える。違っているのでいい、むしろ違っているから素晴らしいのである。一番大切なポイントは、ジェンダーから来る違いが優劣を決定するものではないということ、互いを活かし合う観点を尊重することである。

小教区の再編成は、その共同体を構成する信徒たちに、より一層の精神的成熟を求めるであろう。

私たちの中に、「縄張り意識」はないであろうか?「自分の所属教会さえ安泰であれば安心」といった自教会中心的主義、「神父様にお任せしておけば大丈夫」という、一見主任司祭を尊重したような言い方に見える、無責任お気楽主義。教会がすでに、「同類相憐れむ仲良し倶楽部」「特定の変わった人たちのサロン」となっていることに、まだ気がつかないのか?このような一連の幼稚な安心感から一歩踏み出て、私たち一人ひとりが教会となっていく「原点」に戻らなくてはならないのではないか?

私たちに出来ること

・「みんな違っていて当たり前」という前提を忘れないこと。
・今までの「カトリック信者一くくり論」からの脱却。カトリック信者が一まとめになると思っていること自体が、思い上がりであり、幻想。
・縄張り意識と戦おう。縄張りは、いろいろな事から出てくる。例えば、年齢グループ、その教会での所属年数、委員会などの経験の有無、信者・信者でない区別、主任司祭との精神的親しさなどなど。
・問題が生じたら、すぐに神父に言いつけて、それで解決を図るのは止めよう。これは精神的に幼稚な人のすることであり、大人として、もう少し成熟した解決法を。
・一つの小教区に色々なグループがあってよいのではないか。同じ「女性と教会」という委員会があったとしても、複数の存在を認める。共存と協働を学ぶいい機会である。
・縦の組織にこだわりすぎて、横のつながりを作るのが下手。未熟な組織は、すぐに縦の組織を求める。なぜなら、そのほうが分かりやすくて楽だから。上からのお達しを手を広げて待っていてすむから。しかし、その構成員たちが成熟すると、横のつながりを育てるようになる。つまり、お互いを対等なパートナーとみなし、長所・短所を知った上で、補完的に働こうと努力するから。
・パウロⅥ世のメッセージを思い起こす必要がある。今、平和の作り人として、リーダーシップを取らなくてはならないのは、女性である。
・聖書に出てくる女性たちを見よ。彼女らの特徴は、聖母マリアに最も顕著に見られるように、「たじろがない、動揺しない、熟考する、信じきる、真っ直ぐ進み出る、肝心な時にはっきりものを言う、捨て身になる」といった共通点がたくさん見られる。キリスト者として生きるということは、「どう転んでもそれをよしとする」決意をしたということではなかったか? 少なくとも、その努力をする決意表明をしたということであろう。

さいごに

現在のカトリック教会は、残念ながら、魅力のない、独りよがりの、独善的な人々が多く集まる場のように感じる。ごくたまに教会に出かけていくと、癒しを求めてくる人たち(本当に心が病んでいる人も多い)と、自分のことを品行方正なクリスチャンだと思い込んでしまっている人たちに数多く出会う。そして、「来なければよかった」と後悔する。「いや、私はキリストに会いに来たのだから」と言い訳を見つけて、自分を納得させようとする。そして、こんな自分の中にも、病んでいる、閉じている自分を見つけて、愕然とする。

魅力ある場所、魅力ある人たちというのは、ついつい行きたくなってしまうもの、会いたくなってしまうものだ。教会に行かなくても、キリストには会える。いやむしろ、教会に行けば行くほど、キリストが見えなくなる。日常の生活や、全く教会とは関係のない活動を通して、キリスト的に生きている人に出会うことが多々ある。勇気づけられ、励まされ、癒される。そして、またその場に行きたくなる。またその人に会いたくなる。教会とは、少なくとも初期の教会は、命をかけてでも行きたい場所であり、何があっても会いたい兄弟たちだったのだろうと思う。価値観が多様化する中で、またさまざまな癒しの選択肢がある中で、「命をかけてでも集いたい、共に会したい、会って賛美したい」ものとなれるだろうか?そのためには、今、私たちの心の中にある、「当たり前」「こうあるべき」という考えを壊す必要がある。これも、神父がしてくださることでは決してない。待っていても何も起こらない。私たち自身が教会だから、私たち自身の手で改修、改築、あるいは解体、新築をしなくてはならない。当たり前のようにいただき過ぎた安心感は、私たちを幼児退行させた。今度は、必死になって、私たちの教会を探し出す時である。明日からではなく、今日この時から。
(阿部 祐子)

女性に対するメッセージ (抄) 教皇パウロⅥ世 (1965・12・8)

……あなた方女性は、人類という大家族の半数を占めています。教会は、女性の地位を高め、女性を解放したこと、また幾世紀をも通じて、男女がそれぞれ異なりながらも本質的に平等である点を明らかにしてきたことを誇りにしています。
今や……女性が、社会において今まで一度も達せられなかったほどの影響力・実力を持つときがすでに始まっています。人類全体が大きな変動にゆさぶられている現在、福音の精神に満たされた女性は、人類を破滅から救うために力強く働くことができるのです。
……あなた方は新しい生命の神秘を身をもって知ります。あなた方は死による別離の悲しみを慰めます。技術の発達は、人間らしさを失わせる危険を持っています。そのような(技術時代の)人間に、血を通わせるのがあなた方の責任です。そして特に、人類の将来を考えてください。人間の手が、一瞬の狂気によって、人類の文明全体を破壊しそうになるのを押し止めてください。
……あなた方の子供たちに祖先からの良い伝統を伝えると同時に、予測しがたい未来に対して子供たちを準備してください。
……社会の至るところで、(人々は)あなた方の援助を待っています。
……あなた方は真理を、甘美なものやさしいもの、近づきやすいものに変えるすべを知っています。……世界中の女性のみなさん、キリスト教徒であるなしにかかわらず、この歴史の重大な転機に当たって、人類の命は、あなた方の手にゆだねられているのです。世界の平和を救うのはあなた方なのです……。

司教さんは本気(まじ)っす! 応えるのはYOU !

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6月2日 (日) 午後1時30分から、 四谷・麹町(聖イグナチオ) 教会で、 第7回YGT (Youth Gathering in
Tokyo)が開催された。テーマは「司教さんは本ま気じっす!応えるのはYou!」、100人近くの参加者のうち半数は初めての参加者であった。また、ミャンマーのドナルド神父と10数人の青年たちの参加もみられた。岡田武夫大司教は、当日のパンフレット(「YGT参加者の皆さんへ」)で、「YGTは司教と青年の出会いと対話の場です。司教は皆さんと話し合いたいと願っています。これはそのための大切な機会です。司教としていま何を考えているか、青年の皆さんに何を伝えたいか、精一杯努めます。皆さんもそれに応えて、皆さんの声をわたしまで直接ひびかせてください。(後略)」と呼びかけた。

本紙YGTコーナーでお伝えしたとおり、 今年はYGTの原点に帰った企画が行われた。

Gathering Time

司教と青年たちが語り合う時間で、今回は二人の参加者による語りかけとそれを受けての岡田大司教のお話、そして少人数(5〜6人ずつ、16グループ)に分かれての分かち合いを行った。

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初めに、漆野うるしの亜紀子さん(麹町教会)が、「小学校からカトリック校に在籍、大学を卒業してから神を求めるようになり、昨年受洗するに至った」経緯と「現在、利潤を追求している企業で生きる私と神を求める自分との矛盾」「信仰を育てるための肥料が信者のつながりであること」を語った。

これに対して会場から、企業で働く50代の男性が、「自分もかつて、キリストに忠実であろうとして、自分が見えなくなったが、5〜6年したら両立するようになった。企業良心とキリストは相反しない。会社の中で話し合うことと、教会で話し合う場の必要性を感じる」と発言した。

岡田大司教は、「教会はいままで企業で働く人に対するケアが足りなかった。社会のただなかで地の塩、世の光として生きることは大変。世界は絶えず新たにされなければならない。神の望みに近づくために、力を合わせなければならない」「企業の中で、また信徒の中での話し合い、分かち合いの必要性を感じる」「生活の中で、信仰を生きることは大変。原則は教会が示せるが、皆で悩みや課題を分かち合うことが必要で、ネットワークも必要となってくる」「現実の中で誠実に生きることが大切である」「私たちは神によって創られ、神のはからいで生きている。どんな時でも神は救ってくださる」などと語った。

次に福原将之さん(関口教会・求道者)が、神を求めるようになったきっかけとエキュメニカル・ユース・イベントでの体験を語り、「今は受洗したいと思うが、父母や大学の友だちにそれをどう伝えたらよいか分からず苦しんでいる」と現在の心境を述べた。

岡田大司教は、「職場で宗教の話はタブーであり、信仰告白ができないのはなぜなんだろう。信じているなら、それを自分なりに表現できると思うが…」「カトリックに対しても、マイナスの評価があることを感じる。信者であることを、言葉や生活で一生懸命証しなさい。ペトロの手紙にも、聞く人がいれば、説明するように準備しなさいと書いてある」「どういう風に自分の信仰を表現、伝達するか、自分にできることを考えよう」「信じることと理解することは異なる。これからの人生の中で、親友が一番大事な人なら話した方がよい。問題は周りより、自分の問題である」と答えた。

岡田大司教も加わっての2回にわたる分かち合いは、30分では物足りないくらい盛り上がった。

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2回にわたるGathering Timeの後は、マリア中聖堂で岡田大司教司式によるミサ、ヨゼフホールでの食事を取りながらの交流会が行われ、6時間にわたる第7回YGTは閉会した。なお、第8回YGTは、11月4日(月・祝)、東京カテドラル構内で開催される予定。

CTIC カトリック東京国際センター

教区ニュース192号に、CTIC亀戸の渡辺が、「総合的な相談・支援センターへとならざるを得なくなっています」と書きました。

私もCTICで働かせていただいて、今年で丸10年になり、私たちの仕事内容の変化を感じています。単に結婚、離婚、ビザということだけでなく、それにまつわる問題も複雑化してきています。総合的な相談・支援へとなりつつあるということは、新規の相談者に加え、「リピーター」が増えていることも原因でしょう。

例えば「CTICファミリー」とでもいうべき、母子家庭の相談と支援の必要性が増え、それは何年も続くつきあいになっていきます。保育園、小学校、中学校の入園・入学のこと、住居、仕事、人づき合いがうまくいっているかなど、生活上のあらゆる問題に関係していきます。いろいろな手続きも手伝わなければなりません。家族の生活のプランを立てる相談も含め、やらなければならないことが広がっていきそうです。

つい最近のことですが、都内のある病院から、緊急の相談を受けました。「一人の中国人男性Aさん(26歳)は、来院した時に『末期ガン、余命3週間』と診断された。親元に返してあげたい。手伝ってほしい」ということでした。私たちは、「求められる費用負担」のことを考え、「どうしようかなあ」と思いました。しかし、「今まさに、命燃え尽きようとしている人のお役に立つのならば」と考え、人道上の問題として、できるだけのお手伝いをすることにしました。情報を集め、入管や大使館との交渉に入りました。翌日はスタッフが病院に行き、飛行機で帰国するに際しての付き添い医師や車のこと、さらにはお金のことなどを打ち合わせました。

一方事務所では、緊急に重病人を乗せる航空券の入手に汗だく。夕方には何とか目鼻をつけました。しかし、まだ不確定なことがいっぱい。

3日目、彼の病状では飛行機に乗れるのは明日まで。何としてでも飛行機に乗せてあげなければ。ビザなし、保険なし、お金なしのAさんの治療費は誰が負担するのか。付き添いの医師の分も含めて、航空賃はどうするのか。スタッフは今日も一日奔走。

5月17日、CTICのスタッフが運転する車で、Aさん、医師、通訳、そして3日間奔走したスタッフが成田に向かいました。Aさんは、航空会社の人たちの気配りと計らいを受けながら、無事飛行機に乗り、深夜目的地に着きました。

もうひとつ。都内のある病院の医事課から、一人のフィリピン女性Bさんと、その家族の総合的な相談がきました。去年の夏、難病「全身性エリテマトーデス」(SLE)発病、現在も入院中。4人の子どもは無国籍。彼女は4人の子どもの父親(日本人)と10年以上も同棲。それならば、結婚すればよいのに……

しかし、そのための書類を本国から取り寄せてまたびっくり。Bさんは18年前に結婚していたのです。フィリピンでは、原則的には、「離婚」はありません。結婚無効宣言の手続きしかないのです。Bさんの「独身」を実現するのはなかなか難しいことですが、子どもたちのためにも、何とかがんばってほしいものです。Bさんの夫には、4人の子どもを認知することを勧めました。4人は、彼の戸籍に書き込まれましたが、国籍はフィリピンです。彼が保証人となって、入管に在留特別許可申請の手続きを出しました。しかし、問題はこれだけではありません。病院の支払い、日常生活のことなどが山積みです。年上の二人は小学校に、年下の二人が保育園に通っていますが、病気になると父親は仕事を休まなければなりません。このご時世、子どもの病気のたびに仕事を休んでいては、いつ首にされるかわかりません。私はBさんに、「しばらく4人の子どもを児童相談所の施設にお願いしてはどうか」と提案しています。子どもたちの健康も心配です。父親の作る食事はバランスに欠けるし、長い間のことなので、発育にも悪い影響が出ないとよいのですが。
(林 香枝子)

私にとっての教会 (3)

教会とは 「祈りの場」 西依文子 (町田教会)

60年代初頭の新原町田(町田)駅の周辺には、小田急線と交差して走る町田街道に沿って、国鉄(JR)原町田駅の方向に繁華街が開けていました。その町田街道を外れて、ほどなく原町田(町田)教会がありました。周囲には大きな建物も何もなく、新築されたばかりの教会は、ひと際目立っていました。

それまで修道会付きの教会しか知らなかった幼い私の目には、小さな新しい教会は新鮮に映りました。信者の数もごく少なく、一家族が抜ければそれだけミサが寂しくなる、といった状況でした。先ごろ教会の建物は新しくなり、駅からの道筋も趣を一変しましたが、そこをたどる私の思いは、昔とあまり変わっていないような気がします。

若き日、どうも教会に馴染みきれなかった私は、教会の人たちから少し身を離して過ごしましたが、私にとって教会は「祈りの場」でした。日常に埋没し、迷ったり悩んだりした時、弱い自分を神様の前にさらし、神様からいただいた命を見つめなおす場でした。まだ年端もいかない私と真剣に向かい合い、厳しい指摘をしてくださった神父様もありました。祖母と両親を神の手に委ねたのも、子どもを育てたのも、この教会でした。

人は時に何かにとらわれ、がんじがらめになることがあります。そんな時に教会が、神様にとってかけがえのない自分の命を思い出し、解放の喜びを見出せる場となればいいと思います。教会が個々の喜びをその礎としていけば、神のみ国がそこにあることでしょう。

私にとっての教会 石川直敬(五井教会)

神父様やブラザーが二人3人と連れ立って、庭の同じところを行ったりきたりしていたのを思い出す。再編成で、そのような光景を目にすることができたらと思う。

子どものキャンプ、ボーイスカウト、共同体練成会、エンカウンター等の活動が協力して計画できるのも、枠を広げた共同体で容易になる。定年後、何か仕えたいと思っている人も、教会を基地、ベースキャンプとして考えれば、地震時の支援、高齢者の支援の体制作り、土曜学校、ホームページ作りなどで集い、知恵を出し合うことができる。

小教区では、何を計画するにも、「神父の承認」は、「委員会の許可」は、とブレーキがかかりがち。仲間が大勢いて知り合い、学ぶことにより、今まで経験した傾聴、討議方式とか、教会の各種セミナーで学んできたことを出し合い、実生活と信仰を結び付けたい。そろそろ身辺整理をして、同窓会、会社の関わりより教会としたい。

日曜日のミサに集い、ミサ後、今何が必要とされているかを話し合うグループ、ロザリオのグループと、種々のグループが活動できる。ミサに長時間かけて出てくる人も、昔の長崎の信者のことを思えば、かえって素晴らしい出会いにあえる可能性にかけられる。困っている人、外国の方々、高齢者との関わりも、ネットワークが広がれば、対処できる体制が取れる。分かち合いで多くの気付きがあり、出会いがあり、愛されている自分を差し出していきたい。奥さんには、極楽トンボといわれるが…。

東京教区福祉委員会

昨年から今年にかけて3名の新しいメンバーが増え、委員会に新風が吹き込まれました。こんなことで、神さまを持ち出したら怒られるかもしれませんが、神さまの配慮を感じる今日この頃です。

その一人は、田村浩子さんです。おっとりしておられるようで、細かいところにきちんと気を配っておられ、何事も任せて安心といった方です。決して無理をしない人柄だけれど、やるべきことはちゃんとやる、といった大胆さも併せ持っておられます。今年は会計を引き受けてくださり、皆がお世話になっています。

もう一人は、岩垂和彦さんです。教区がまだブロック制度で動いていたとき、長く委員をして頑張ってこられ、今は平和旬間等で貢献しておられます。鋭く物事の本質を見ておられるので、何かにぶつかった時など、適切な判断をしてくださいます。いるだけで安心という方です。

3人目が峰(みね)福祉委員会の話をしたいと思います。委員会は現在、18名のメンバーで構成されています。その中に3人の司祭が含まれています。隔月に定期の会合を持ち、何か行事があると、臨時の集まりを持っていますから、結局大体、月に一回は集まることになります。たかが月に一回とはいえ、いろいろなことが重なって、毎回全員出席というわけにはいかず、通常は8〜9人の出席者で会が進められています。司祭メンバーは任命ですから、任期がきたら交代しますが、他の委員さんたちは、もう何年もメンバーとして会を支えています。ですから、誰かいい人はいないかな、というのが共通の願いでした。そんな願いが天に届いたのか毅さんです。とても若く、はつらつとして、会を盛り上げてくださいます。この方のおかげで、委員会の雰囲気ががらりと変わりました。多分これからの委員会を担っていく方なのでしょう。ちなみに、6月13日(木)の「福祉職員の集い」は、峰さんのリードで進められました。
(西川 哲彌神父)

おことわり

「教会・修道院巡り」はお休みします。

2002年 平和祈願祭(第29回)

8月10日(土) 午後5時30分 平和を祈るミサ 光の行列

ーーーー 千鳥ヶ淵戦没者墓苑 ーーーー
(地下鉄東西線九段下駅下車 徒歩10分)
カトリック東京大司教区平和旬間委員会

編集部から

大司教書簡「新しい一歩」が出されて丸々一年経った。長いような短いような一年だった。理解を深めるための集会や、説明会が数多く持たれた。何をどう変えていこうとされるのか、総論は理解できても、各論では今ひとつ、伝わってこないきらいはあった。が、教区改革に対する大司教の不退転の決意の程は伝わってきていた。そして6月末、プロジェクトチームが、大司教の意図するところを、具体的にあらわす文書を発表してくれた。「福音的使命を生きる|新しい一歩のための提案」がそれである。「新しい一歩が前編なら、これは後編にあたる。あわせて読み直されることをお勧めする。(西川)

VIVID

黙想会・祈りの集い等

マリアの御心会より 祈りのご案内

下記日時マリアの御心会で(JR信濃町駅下車 徒歩2分)申込み:〒160-0012 新宿区南元町6-2 マリアの御心会
黙想係 Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089 e-mail: fcm@ceres.dti.ne.jp

ヨハネ福音書

7/2(火)10:00〜12:00

聖書深読黙想会

7/14(日) 13:00〜16:30 対象:どなたでも

祈りの集い

7/20(土)18:00〜20:00対象:40歳までの男女

「来て、見なさい」プログラム

結婚、修道生活、独身生活を選定したい方
7/28(日)13:00〜16:30 テーマ:「来て、見なさい」 ヨハネ1・39
指導:竹内修一師(イエズス会)対象:20〜30代の未婚女性 費用:¥500 申込み締切:7/25(木)

麦の穂会 祈りの集い

―主よ、私を平和の道具とさせてください―
8/14(水)17:30〜8/18(日)14:00(4泊5日)戸塚
聖母の園 黙想の家で 対象:青年男女 会費:¥25,200 持物:聖書、筆記用具、洗面用具 スタッフ:ブラザー・ホルへ(ラ・サール会)
高木賢一師(東京カトリック神学院)シスター菊池幸江(聖パウロ女子修道会)
主催:麦の穂会(20ほどの修道会在俗会などが協力して、青年たちのための黙想会や交流会を企画・実施し、若者とともに祈るグループ)申込み締切:8/4(日)
申込み・問合せ先:シスター菊池 Tel/03-3479-3941 Fax/03-3479-5198
〒107-0052 港区赤坂8-12-42 聖パウロ女子修道会 ※部分参加については事前に相談のこと。

命黙想会 わたしの愛に留まりなさい

9/21(土)17:00受付〜9/23(月)16:00聖霊修道院マリア館で 指導:静一志師(フランシスコ会)参加費:¥8,000
申込み先:9/10(火)までに下記へ  〒183-0055 府中市府中町3-11-7 福音史家聖ヨハネ布教修道女会 Tel・Fax/042-361-7413(電話受付 22:00まで)シスター三ヶ部、シスター星村

ミサに与り、ヨハネ福音書を読む会

毎月第2土曜(7月は13日)13:30〜 上智大学カトリックセンターで 指導:J.マシア師(上智大学神学部教授、イエズス会司祭)
問合せ先:高橋Tel/0426-44-0703 渡辺 Tel/0424-82-1265

黙想会「イエス、共にいさせてください」

(1) 7/12(金)〜7/14(日) (2) 12/13(金)〜12/15(日)東村山 祈りの家で(〒189-0003東村山市久米川町1-17-6 Tel/042-393-3181 JR武蔵野線 新秋津駅下車 タクシー) 参加費:A (金)夕食〜(日)昼食¥15,500(食事・宿泊13,500+講師料2,000)B
(土)昼食〜(日)昼食 ¥11,800(9,800+2,000)申込み締切:定員になり次第締切 申込み先:上坂 Tel・Fax/0467-53-4466 末吉Tel/0424-92-2749 W・キッペス(担当:西出) 福岡県久留米市津福今町459-10
Tel/0942-31-4834 Fax/0942-31-4835
e-mail: kippes@redemptor.or.jp

祈りの夕べ「旅する子羊の集い」

7/13(土)16:00〜17:30(8月はお休み)カトリック関口教会2F視聴覚室で 指導:シスター中島 対象:祈りたい方はどなたでも 費用:無料 問合せ先:大町 Tel/03-3998-6645 ※翌日に読まれるみ言葉で祈ります

講座・研修会等

カトリック社会問題研究所第39回夏季セミナー

「一神教」文化と日本人のこころ
私たちの信仰宣言を実りあるものとするために
7/20(土・祝)、7/21(日) 真生会館で (JR信濃町駅前)  スケジュール:7/20(土・祝) 8:00
開場 9:00講演①浅見定雄氏(東北学院大名誉教授)「一神教的発想と日本人の宗教心」 11:15講演②久山宗彦氏(カリタス女子短大学長・法政大講師)「アッラーの文化と和の文化の共生を探る」 13:30全員参加の分科会 16:30懇親会 7/21(日)9:00ミサ 10:00講演③西山俊彦師(大阪教区司祭)「キリスト信仰と天皇への思い ―教会の対応から」 13:00分科会報告・全体討論 14:00まとめの講話 オリビエ・シェガレ師(社研担当司祭)
参加費:¥4,000/1日
¥2,000(学生半額)参加費は当日持参 申込み先:社研セミナー事務局 Tel/03-3362-4659 Fax/03-3362-4647 申込み締切:6/30(日)当日申込みも可

ペトロ・ネメシェギ神父(在ハンガリー)訪日記念講演会

(1) 7/23(火)19:00〜20:45 麹町(聖イグナチオ)教会 ヨセフホールで テーマ:司祭叙階50年を振り返って
―東欧から日本へ再び東欧へ― 会費:無料 (2)
7/26(金)19:00〜20:45 麹町(聖イグナチオ)教会 ヨセフホールで テーマ:今、世界は…キリスト教から見たユダヤ教・イスラム教― 会費:無料 主催:イシュテン・エスケゼ会(ハンガリー語・神の道具)(ネメシェギ神父信仰入門講座クラス会)問合せ:宮脇由利 Tel/03-3400-2070(なるべく19時以降に)

第15回「信徒の霊性」研修合宿

―愛と憎しみのはざまで揺らぐ私のゆるしー
8/9(金)15:00〜8/11(日)12:00 富士箱根ランドで(静岡県田方郡函南町桑原苗場1354
Tel/0559-85-2111)会費:¥28,000(当日¥23,000を会場でお支払いください。個室を希望の場合:別途料金2泊で¥6,000)定員:80人(定員になり次第締切) 対象:カトリック信徒、求道者、司祭、修道者 企画担当:森一弘司教と「信徒の霊性」スタッフ 申込み方法:住所・氏名・年齢・性別・電話番号・所属教会を明記し、¥5,000(郵便振替 00140-8-101228
聖パウロ女子修道会、切手でも可)を同封の上、お申し込みください。会場の都合上、キャンセルの場合は返金ができませんので、あらかじめご了承ください。申込み・問合せ先:〒107-0052 東京都港区赤坂8-12-42
Tel/03-3479-3603 Fax/03-3405-7427 女子パウロ会「信徒の霊性」係 シスター清家、シスター田尻

聖地の旅勉強会 聖地イスラエルってどんな国?

―聖書の世界の原風景―
7/7(日)14:00〜16:00 真生会館で(勉強会後ミサ有り)
講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも 会費:¥1,000/回 以降9/16(休日)、10/6、11/10、12/8 申込み・問合せ:道の会 井上弘子
〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201 Tel・Fax/03-3379-5571 e-mail:
hiroko@mars.dtl.ne.jp  瀬川真佐子 Tel・Fax/049-286-6291 ※8月に「ペトロ神父と共に祈るイスラエル巡礼」を企画しています。体力に自信のない方もご遠慮なくお問い合せください。

沖縄体験学習旅行

9/10(火)〜9/17(火)行き先と内容:沖縄本島、伊江島。米軍基地・沖縄戦跡の視察、見学、戦争体験者・反戦運動家の方々の講話、地元の人々との対話、文化・観光名所の見学等により、未だに多くの問題を抱え続ける沖縄を、肌で感じることができます。参加費:12〜14万円 定員:10〜15人 対象:学生、社会人 申込み締切:8/10(土)
主催:KAPATID(カパティ) 問合せ先:シスター広戸(聖心会)Tel/03-3407-1831 Fax/03-3400-6541原木哲夫Tel・Fax/045-243-6584

ビ・モンタント:カトリック登り行く人生の会・主催の講座

申込み・問合せ:荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102ビ・モンタント東京支部事務所 勤務時間:火・木・土 14:00〜16:00 Tel・Fax/03-3806-9877
4会場での勉強会
全会場同一条件:時間1時間半 13:30〜15:00 申込み不要 会費:¥300〜500程度
(1) 7/9(火) 事務所で 指導:塚本伊和男師 (2) 7/16(火)三軒茶屋教会で 指導:泉富士男師 (3)
7/17(水)成城教会で 指導:塚本伊和男師 (4) 7/19(金)高輪教会で 指導:泉富士男師
第4回なごみ短歌同好会
8/24(土)10:30〜14:30 八王子教会 信徒会館2階和室で 投稿:投稿用紙は自由、自由題3首以内、住所・氏名・電話番号・所属教会・投稿のみは欠席と書き、下記まで 〒192-0066八王子市本町16-3 八王子教会内「なごみ短歌同好会」 締切:8/17(土)会費:¥500(歌会毎に定額為替を投稿歌に同封が最適) 当日会費:¥1,000(昼食費) 当日の予定:発表・互評・定刻散会 指導:富永松男氏(元聖霊学園中・高校長)
Tel/0426-74-6230 (添削希望初心者は投稿歌にその旨書けば電話で助言)
パッチワーク・キルト同好会
7/11(木)11:00〜15:00 ビ・モンタント事務所で 作品はホスピスの掛布団カバーを作り、社会福祉に役立てたいと思います。ふるってご参加ください
気軽に聖書を読む会
7/26(金)13:30〜16:00
幼きイエス会修道院で(JR四谷駅前、地下鉄丸の内線・南北線四谷駅) 指導:吉山登師 テーマ:聖書と文学 会費:¥500/月 対象:退職後、もう一度聖書を読んでみたい人、聖書研究会は堅苦しいと思った人、視点を変えて読み更に信仰を深めたい人
月例散策会
第84回7/10(水)10:30 行き先:後楽園庭園、バチカン教皇庁図書展 集合場所:JR水道橋駅西口集合(参加の方は、日時集合場所を事務所までご確認ください)
第32回聖Fザビエル友ゆうクラブ俳句会
7/18(木)11:30〜15:30 神田教会で 投句:季題 浴衣、花火、夏一般通して3句 住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記 〒101-0065 千代田区西神田1-1-12 神田教会内「聖F・X俳句会」または下記係宛 締切:7/8(月)必着 参加資格:不問 会費:当日¥1,000 年会費¥2,000 持参品:筆記用具、天景(¥500以下の品) 運営:選句、食事(準備済)、披講、互評、連絡、散会(結果は作品を全会員に郵送)係:木田英也 〒279-0011浦安市美浜1-6-611
Tel・Fax/047-355-7478

東京純心女子大学サマーセミナー

下記日時 東京純心女子大学で 問合せ先:東京純心女子大学芸術文化研究センター Tel/0426-92-0326
ミュージックセミナー
8/3(土)〜8/4(日)内容:講義 グレゴリオ聖歌他個人レッスン 声楽・ピアノ・パイプオルガン・作曲ソルフェージュ 費用:4講義 ¥5,000(実技レッスン
¥4,000・ソルフェージュ ¥2,000)
アートセミナー
(1) 8/5(月)10:00〜12:30子ども造形教室「絵巻物をつくろう」(小学生向け)(2)
8/5(月)14:00〜16:30 子ども造形教室「伝言ボードをつくろう」(小学生向け)費用①②各¥2,000 (3)
8/8(木)〜8/12(月)銅版画教室「エッチング・その暗闇と光」(一般向け)費用:¥5,000

♪音楽会等♪

声楽アンサンブル「リーダーターフェル」第25回ボランティア演奏会-星に願いをーチャリティージョイントコンサート

第5回 愛と慈しみの家ベタニアホームコンサート
7/14(日) 14:00 開演  慈生会 ベタニアホーム 1階ホールで(中野区江古田3-15-2
Tel/03-3387-3383)出演:指揮 山下晋平 伴奏 佐野麻美 sop.酒向依都子 alt.辻恵美 ten.鈴木嘉輝bas.後藤敕 合唱 リーダーターフェル 問合せ先:田部Phs/070-5809-7627 Tel・Fax/0424-94-2845
e-mail: yosi-t33@phone.ne.jp

上野毛教会創立50周年記念聖堂音楽会

7/7(日)15:00〜16:30カトリック上野毛教会聖堂で (世田谷区上野毛2-14-25 東急大井町線 上野毛駅徒歩5分)出演:指揮 黒岩英臣 合唱 クール・プリエール 入場料:自由献金 主催:上野毛教会50周年記念委員会 問合せ:渡部 Tel・Fax/03-3724-4870