お知らせ

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東京教区ニュース第173号

2000年06月01日

信徒の読後座談会 司祭の本音を聴いて、司祭の本質を語る
「揺れる司祭像」の連載を終えて

一昨年(1998年)の10月から13回にわたり、連載コラムとして、「揺れる司祭像」を掲載してきた。司祭が自分の司祭職について語るので、読者にとって意外な発見があったようだ。
3年前の司祭研修会で、司祭の使命とあり方がとりあげられ、「何が司祭本来の使命なのか」ということについて話し合われた。ある神父は、「ミサおよび秘跡を行うことにある」と言い、ある神父は、「人との関わり、特に、小さい人々との関わり」を強調した。結果的に、司祭によっては、司祭像もかなり違うことがわかった。

今回の連載でも、相違点と共通点が鮮明に出ていたような気がする。そこで、読者である信徒の方々に集まっていただき、読後の感想をも含めて、信徒の目に映った司祭像を語っていただいた。連載と合わせて、感想をお寄せくだされば幸いである。(西川哲彌神父)

本日は、お忙しいところをお集まりくださいましてありがとうございます。
まずは、率直に記事全体の感想をお聞かせいただきたいと思います。

橋本宗明さん(徳田教会)

端的に言って、二面に分かれると思います。
つまり、司祭職を生きるということで悪戦苦闘している姿と、司祭職のある部分に安住して、ガードを固めている姿です。
私としては、前者の姿にエールを送りたいと思いますが、後者の姿を見ることも少なくないので、複雑な気持ちです。

吉田千賀子さん(高円寺教会)

このシリーズを通して読んでみて、神父様方の本音が伝わってきたような気がします。
意外な感じもしましたが、ほっとしたところもあります。
どこかで、神父様は特別な人ということが根強く残っていますので、読んでいて、私たちと同じなんだという印象を受けたことがうれしいです。
同じ弱さを共有し、弱さの中に神様の働きを見ることは、とても大切なことだと思います。

赤窄晃さん(五井教会)

私も吉田さんと同様、司祭の実像を見せていただき、ほっとした気持ちです。
司祭は、自ずと神に近い人なので、少々の迷いはふりはらって、迷いなく生きておられるのかなと思っていました。
しかし、書いておられることを読むと、そこには、迷いも弱さもたくさんあって、その中からキリスト様を選んで、進んでおられるのだということがわかりました。安心しました。
私は、体験的に、司祭の癒す能力を信じています。強調しすぎてはいけないけれど、やはり、司祭は、神様の力を、必要としている人に注ぐのが役割で、その能力も与えられていると思っています。

ところで、皆様は、司祭の本質はどこにあると考えておられますか。

吉田 古い言い方かもしれませんが、私はやはり、ミサにあると思います。
私は最近、大きい病気をして、今やっと、これくらい体力を回復したところなのですが、退院して初めてのミサが忘れられません。
ミサに参加して、み言葉に聞き入り、ご聖体をいただくということがこんなに嬉しいことかと、ただただ涙でした。
司祭が、心をこめてミサをささげるということは、やはり司祭の本質だし、それを通して信徒はキリストをいただき、神に触れるのだと思います。
神父様方も、そのことをしっかり心にとめていただきたいと思います。
病気を得てから、初めてわかったということも驚きでした。
神様のなさることには、決して無駄がないとあらためて確認しました。
少しくどいようですが、神父様方に、司祭の役割の大きさをわかってもらいたいです。
そして、そういう意味で、自信を持って、司祭職を果たしていただきたいと思います。
言葉の上手さとか、なめらかな態度とかいうのは、二の次だと思います。
司祭が迷ったり、自己不信におちいることも当然だと思います。
しかし、その大半は、信徒によく見せようとか、うまくやってやろうとかと、いった世界だと思います。
むしろ、神様から託されたことに目を向けて、その期待に応えることに心を傾けていただきたいと思います。

橋本 司祭の役割は、時代によって変わってきます。
それは、求めに応えるという奉仕職の側面があるからです。
しかし、時代を越えて変わらない部分もあります。それは、大きく言って2つだと思います。
ひとつは、ミサを捧げる権限、もうひとつは、罪をゆるす権限です。この2つは教会の本質にもかかわっています。
あえて、もうひとつをあげるならば、司祭の独身制です。
ともかく、神の呼びかけに応えて、独身を決意するということ、しかもそれを一生貫くということは、すさまじいことだと思います。
最近、終身助祭制度の復活とか、妻帯司祭の見直しとかが出ていますが、それはあくまで、教会のふところの深さを示すだけであって、司祭の独身制は、そんなことでくずれるものではないと思います。
たいしたことではないような言い方がされていますが、神の声(ボケーション)に応えて一生を棒にふるということは、やはり、キリストへの愛、人々への愛なしにはできないことだと思います。
日常生活ではジーパン、祭儀にあってはスータン、この2つを着こなすことの緊張感は、時代を越えて、司祭を支えてきたものであり、これからもずっと続いていくものであると思います。
司祭を生きるということは、揺れを積み重ねていくということだと思います。

赤窄 司祭について話すとき、忘れてはならないのは、信徒の果たす部分だと思います。
召命についても同様で、神父様に魅力がないから召し出しが少ないとか言う人がありますが、少し違うのではないかと考えています。
むしろ、親の責任というべきだと思います。もちろん、親だけの責任だとは言いません。根本的には、本人の問題だからです。
司祭を生かすのも、殺すのも、また、司祭を育てるのも、無気力にさせるのも、信徒次第だと思います。
なんでもかんでも、つい、司祭のせいにしてしまいがちです。
確かに、司祭によって教会の雰囲気も、布教のやり方も違ってきます。
しかし、司祭の人柄とか、やり方がどうであれ、信徒がどう応えていくかで、物事は決まってきます。
もっと、信徒が育っていかなければならないし、もっと信徒がやる気にならなければならないと思います。
教会の本質は、神様のなさることをどれだけ、忠実に手伝うかというところにあると思います。
この点では、司祭も信徒も同じです。誰のせいとかという議論をしていたら、共倒れになるのがおちです。
司祭は信徒を助け、信徒は司祭を助け、ともどもに神様のみ旨を手伝うということではないでしょうか。

教会は新しく入門した兄弟姉妹、新しく赴任してきた司祭を迎えて、喜びのうちに出発しようとしています。
今日語られたことを心に留め、新しい教会づくりに心を傾けていきましょう。
本日はどうもありがとうございました。

一粒会総会開催される

4月30日(日)午後2時から、東京教区の各教会から80余名が、カテドラル地下聖堂に参集し、2000年度の一粒会総会が開催された。

始めに、白柳誠一枢機卿は、この3年間の大聖年の準備の中で、国内の各地の教会を巡った印象を述べ、その活気と、信徒の中に聖霊の働きを感じたことをしみじみと話した。

また、5月1日の労働者の祝いが、信仰を深める機会となるようにということや、8月に開催されるWYD(ワールド・ユースデー)には、日本から200名の青年が参加するので、その中での召命の期待と、信徒への要望を述べた。

さらに、神学生や司祭にとり、信徒の支えが自覚をもたらすことを強調され、終りに、一粒会運営委員の交替にあたりねぎらいの言葉を述べられた。

続いて行われた議事は、以下の通り。
(1)1999年度活動報告 (辻神父)
○献金総額は、26,207,535円であった。不況のため、前年度に比べ3,500,000円減少した。
東京教区の神学生は、4月30日現在14名である。
○修道会・宣教会の神学生の支援を行った(320万円)。
○一粒会だよりを2回発行した。
(2)2000年度活動方針 (猪熊神父)
○献金目標額を2800万円とする。
○修道会○宣教会神学生支援を行う。
○召命祈願合同ミサを、11月5日(日)東京カテドラル聖マリア大聖堂で行う。
○一粒会だよりを年二回発行する。

続いて、会計報告、一粒会会則の改正、運営委員会活動報告が行われ、参加者の承認を得た。

議事終了後、後藤文雄神父(吉祥寺教会)の講話を聞いた後、各地域協力体から運営委員を選出し、総会は終了した。

(講話の詳細は、6月発行の一粒会だよりに掲載する) (松浦瑞枝)

東京教区生涯養成委員会主催
第6回小教区を支える信徒のための研修会

「新しい千年期の小教区共同体を考える」 その①
東京教区生涯養成委員会主催の第六回「小教区を支える信徒のための研修会」が、5月13日(土)午後1時30分から、東京教区関口会館地下ケルンホールで始まった。この研修会は、同委員会が1995年から、教会(運営)委員を対象にシリーズで、小教区共同体に責任を持って奉仕しようとする信徒にとって、知っておいたほうがよいと思われる基礎的、実践的な内容で、毎年開催しているもの。(第3回からは、対象を教会(運営)委員に限定せず、小教区共同体に奉仕する信徒としている)新しい千年期が始まった今年は、「新しいぶどう酒は、新しい皮袋に」が、テーマとして、提起されている現状を踏まえ、6月24日までの毎土曜日、全7回にわたって行われる。

5月13日 第1講座 教区の組織と小教区 森一弘司教

第1講座は、森司教が、教区の組織・機構を理解し、広い視野で教区と小教区、あるいは小教区間の開かれた協力関係を育てるために、「教区の組織と小教区」について説明した。
第二バチカン公会議後、1987年11月、京都で開かれた福音宣教推進全国会議(NICE1)で、「日本の福音宣教のために、信徒・修道者・司祭・司教が同じテーブルを囲んだことは画期的なことであった」、がしかし、「現実には情報は、司教や司祭に集中する。このため、情報開示の必要性、信徒の養成の必要性の視点から、生涯養成委員会が設立された」と述べ、東京教区のさしせまった課題として提起されている小教区の「統廃合」を、よりよく理解できるように、教区の組織・機構の現状を、①修道会や宣教会と教区との関係②教育・福祉事業と教区との関係③教区の組織すなわち司祭評議会、宣教司牧評議会、地域協力体、諸委員会等にふれながら、詳しく説明した。
(関連:第2回研修会・第2講座『なんのための統廃合か』東京教区ニュース次号掲載予定)

同 第2講座 教会の経済をご存知ですか 事例報告

小教区財政の基礎となる教会維持費について、潮見教会(信徒数約300名、規模の小さな教会の事例)の代表委員の泉氏と、関口教会(信徒数約2500名、大規模教会の事例)の会計担当者の塚本氏が、それぞれの教会の現状を説明した。
潮見教会の泉氏は、「維持費納入世帯は、約90口。
日計表方式を用い、週ごとに、収入/支出項目を日計表に記入し、パソコンを利用し、EXCELにより、日計表から元帳、収支計算書を作成しています。
今後、維持管理費が増加する見こみで、営繕目的積立金を始めました」と述べた。
関口教会の塚本氏は、「維持費納入関係で、処理件数が多いため、コンピューター管理を行っています。前任者が、税理士だったので、自前でソフトを作りました。
維持費納入管理の流れは、教会維持費申込書の提出-維持費納入者の入力-維持費納入袋の作成-維持費納入明細表-科目別仕分け-収支計算書となります。
また、関口会館の維持管理のための積立金を、五年後に(建築後10年)1000万円となるよう、今年度から200万円ずつ積みたてることに決定しました」と報告した。
両教会の報告を聞いて、教区会計室の山田氏は、「どちらの教会も、それぞれ独自なやり方をとっていますが、根本に流れる、教会財政をオープンにして、献金を注意深く管理している点は共通しています。
また、両教会ともパソコンを利用していますが、潮見教会では、誰でも操作できる簡単な方法を用い、関口教会は大きな教会なので、システムを作って効率化をはかっています」と感想を述べ、質疑応答に入った。

教会会計は、複式簿記の手法を取り入れた単式簿記
「教会会計書類の科目の表記手法」についての質問に対して、山田氏は次のように答えた。
「教会会計は、複式簿記ではありませんが、流動資産については、複式簿記手法を取っています。
複式簿記では、左に借方(人件費、消耗品費等の支出)右に貸方(献金等の収入)を置いています」
「維持費袋の印紙税の問題」について

さらに、「維持費袋の印紙税の問題」については、次のようにくわしく説明した。
「維持費袋の印紙税の問題は、3月初旬、司教から維持費の袋について、税金(印紙税)のトラブルが、プロテスタントの教会で起こり、それについてのシンポジウムが開催されると伺って、中央協の人とともに出席し、その結果、各小教区にお手紙を出しました。
宗教法人の発行する領収書は、金額の如何に問わず、非課税となっております。営業に関しないと考えられ、非課税です。
ところが、維持費の納入袋のように、1月から12月の1年間のものについては、『通年に渡るもの』という表現を用いていますが、1枚ごとの領収書ではなく、受取通帳であるというのが、税務署の見解で、これは印紙税法上、課税文書であるとのことでした。
これに対して、東京教区としては、何らかの対応策を取ろうということになりました。
これについて、お手紙を差し上げ、現場の皆さんに、お手数をかけていると思います。
自分の納めた維持費を、『確かに教会が受け取った』と印がほしいというのは、日本人の通念です。
しかし『印』を押すと、印紙税の課税対象になるので、『印』を押さないでくださいというのが教区の方針です。
捺印をしていなければ、印紙税の課税対象には該当しないというのが、税務署の考え方です。
税金のほとんどは、実質課税ですが、印紙税は、形式課税といって、形式が印紙税の課税対象となる形式だと課税され、教会が公式に受け取った、とわかるような印を袋に押してあれば、形式課税するということです。
教会のゴム印、会計担当者の三文判、日付のゴム印(信徒全員が各自ゴム印を持っているとは考えられないため)等を押さず、相互の信頼関係で、係が納入を確認した時点で、納入月日を手書で記入するという方法を、とっていただきたいと思います」
その他、事務権限の委譲の問題、売店収入献金の処理の問題に関して等、日頃教会の会計実務で奉仕している信徒ならではの質問、意見が続出した。

今後の予定は、以下通り。
なお、同委員会は、全7回を1人の人が通して受講することを勧めているが、会場に余裕のある限り、1日だけの参加も受けている(当日受付、受講料 600円)。
(2)5月22日 ①共同宣教司牧とは (中川明師) ②なんのための統廃合か (森一弘司教)
(3)5月27日 ①教会法における神の民 (チェレスチーノ師) ②小教区を支える信徒 (チェレスチーノ師)
(4)6月3日 ①典礼の基礎知識 (幸田和生師) ②典礼における信徒の役割 (幸田和生師)
(5)6月10日 ①開かれた教会をめざして (エルナンデス修道士) ②共に生きるために (中西由起子氏)
(6)6月17日 ①明日の教会を担う青年 (片山はるひ氏) ②国際化する小教区共同体 (事例報告)
(7)6月24日 ①司祭を育てる信徒 (後藤文雄師) ②東京教区の明日を考える (全体討論)
なお、最終日は、講座終了後、軽食をとりながら交歓会を予定している。

お知らせバスと電車で巡る 江戸切支丹殉教ゆかりの地

A2版十字折り カラー印刷 一部 300円

このリーフレットは1991年、大司教区創立百周年記念事業の一環として発行された、教区内の殉教遺跡巡りの便利な案内書です。既に公式販売は終わっていますが、少し残りがありますので、カテドラル構内スペースセントポールで販売しています。どうぞご利用ください。なお郵送はご容赦ください。 (発行責任者)

本番到来! 大聖年!! 第7回リレー式 祈りと黙想の集い

2000年6月24日(土)~25日(日) 東京カテドラル聖マリア大聖堂
6月24日(土) 15:00 祈りの時・その1 16:00 祈りの時・その2 17:00 祈りの時・その3 18:00 ミサ 森司教司式 20:00 祈りの時・その4(若者と共に) 22:00 祈りの時・その5(修道者と共に)
25日(日) 0:00 深夜のミサ 2:00 祈りの時・その6 3:00 祈りの時・その7 4:00 祈りの時・その8 5:00 早朝のミサ
★夜に参加できない方のために、土曜日の午後にもリレー式の祈りと黙想の時間を設けました。

生涯養成コース研修会
-私たちは「マリア」をどのように理解しているか- その2

「マリア」のシリーズ第3回の4月1日、「プロテスタントからみたマリア」と題して、ルーテル教会の神学的立場で、徳善義和師(ルーテル神学院大学教授)が講演した。

マルチン・ルターと宗教改革の研究者である徳善師だが、ルーテル神学校で宗教改革の神学的発展について講義を始めた頃、第二バチカン公会議が開催されたという。カトリック教会の中に大きな変化が起こり、この流れの中で、同じキリストを信じる者として、立場が違っても共通する部分を見つけていくエキュメニカル運動がすすめられるようになり、身を投じて現在も活躍していると語った。次いで、本題に入り、以下のように説明した。

1、ルターとルーテル教会の信仰と神学の柱は、神の恵みの働きに注目し、「神は恵みにより、キリストにおいて、罪人を救い、義となさる(キリスト中心主義)」。信仰と神学に関わることはすべて、これに従属する。

2、宗教には神の父性性と母性性の二つの側面があると思う。中世のキリスト教では神の父性性が強調され、母性性はマリアに集中し、第二位格のキリストに取って代わる程であったと解釈している。

ルターは、詩編に書かれている義から、「憐れみ深い神」という神の母性性を再発見し、「怒りと裁きの『神の義』から、賜物として義を与え、罪を赦し、義とする『神の義』へ」という理解に進んでいった。

宗教改革で神の母性性が回復されたので、マリアに母性性を求める必要がなくなった。マリアへの信心は消えたが、聖書の中に証されているマリアを否定してはいない。

3、ルターのマリアに対する考えは、ルターの「マグニフィカート講解」とマリアを主題とした80の説教から理解できる。ルターは、マリアの六祝日の内、キリストと関わりのある三祝日を残した。

「マグニフィカート講解」の特徴は、「無であるマリアに対する神の恵みの働き」は人間の救いにとってかけがえがないことにつながるということである。

4、ルーテル教会の信仰実践の中では、キリストの誕生に関わる限りにおいて、マリアの祝日が残されており、聖書日課でも夕祷でも「マグニフィカート」を使用している。

5、信心の実践において違いはあるが、ルーテル教会とカトリック教会の共通する点は、「キリストは神であり人であり(カルケドンの決定)、受肉は現実に起こった神の救いの秘義である」という点と、マリアは「テオトコス(神を産んだ者)」であるということ。従って、マリアは救い主の母として、独特な仕方で教会に属している。『救い主の母』というヨハネ・パウロ二世の回勅は、マリアについてカトリックとプロテスタントの接点を示唆してはいないだろうか。 (鈴木晴代)

第4回

4月15日(土)森一弘司教が「マリアの秘義と祝日」というテーマで話された。要旨は次の通り。

現在、教会が全世界の教会の祝日として定めているマリアに関する祝日は、無原罪のマリア・神の母マリア・神のお告げ・聖母の被昇天の四つ。これは、第二バチカン公会議後の典礼改革で、キリストの神秘に結びついているマリアの秘義として、全世界で普遍的に祝うよう定められた。

1、「神のお告げの祝日」 (3月25日)
この祝日は、四つの中で直接聖書に根拠がある。ルカ1章26~の「喜びなさいマリア」のお告げの場面である。これは、旧約聖書のゼファニヤ3章14~「娘シオンよ喜び叫べ……」からきており、ルカが旧約をもってマリアを理解させようとしたことが解る。当時イスラエルは大国に侵略され、絶望の淵からシオンの娘(母性)に神の救いと希望を託した。この叫びが伝承され、御子を通して、人類の救いがマリアにおいて実現したものと見ることができる。3月25日は、人類にとって決定的瞬間である。

2、「無原罪のマリアの祝日」 (12月8日)
この祝日は、1854年ピオ九世により、マリアの無原罪が布告されたことに基づく。無原罪の教義については、2、3世紀の教父たちにも見られるが、決定づけたのはスコトゥスである。彼の説が一般に受け入れられ、アレキサンダー七世によって公に承認され、それがピオ九世にまで受け継がれていった。

3、「神の母マリアの祝日」 (1月1日)
この祝日は、数年前の典礼改革で、それまでイエスの割礼の祝日であったものをマリアの祝日と定めたもの。「神の母」の教義については論争があり、マリアに生命を与えた父なる神とマリアが生んだ子たる神との矛盾が問題とされた。しかし、エフェゾ会議(431年)で「キリストは、神性と人性が位格的に結合し、神としてのペルソーナが統括している。マリアが生んだ子は、神としてのペルソーナをもったキリストであるから、マリアを神の母と呼んで差支えない」とされた。

4、「聖母の被昇天の祝日」 (8月15日)
この祝日は、1950年ピオ十二世によって「天の栄光にあずかるようにされたことは、神によって啓示された真理」として布告されたものである。歴史的には、四世紀に被昇天の証言が現れ、六世紀にエルサレムの典礼で、八世紀に東方典礼で祝われるようになった。神学的には、マリアの無原罪の教義とも結び付いている。「死は、罪の結果。無原罪のマリアが死から免れるのは当然」「死からの復活で救いが完成するならば、マリアの救いも死からの勝利によって完璧なもの」とする。 (志立 毅)

CTIC いつも進行中

2月18日の改正入管法施行を前に、帰国を急ぐオーバーステイの外国人たちが、十条の入管第二庁舎に列をなした、と聞く。これで、「ことが終わった」ということではなかろう。彼ら外国人の多くが、いろいろな手段・方法で、再び日本に戻っている、というのだから。

さて、CTICの相談活動の内容も、少しずつ変わって来ているようだ。外国人の滞日の年月が長くなり、日本での生活が落ち着いてくるに伴って、「男と女の問題」や「親子の間の問題」についてなど、複雑な問題も起きてきている。

そんな中、友人たちの経験を見聞きして、外国人女性も警戒心を持ち、物事を慎重に考える人たちが増えているようだ。しかし、それでも難しい問題を抱え込んでしまうことも多いようだ。当事者の考えや取り巻く条件が、一転、二転して、CTICも対処に大慌て、といったこともある。そんな例の2つ、3つを紹介しよう。いずれも、オーバーステイの女性が主人公。

その1 相手の男性を信じての付き合いの中で、妊娠した。それを、彼に伝えた時の話の中で、彼が独身ではないことが判った。彼は言う。「いずれ離婚するつもりだ。そうしたらあなたと結婚するから、それまで待ってくれ」と。

女性は、「胎児認知」を求めての相談でCTICへ。彼の理解と了解を得ながら「胎児認知」の実務作業に入ると、今度は、別の問題が出て来た。実は、彼女のパスポートの名前は偽名であった。そこで、この問題を解決するために、あれこれの書類を本国から取り寄せたり、翻訳したりと、まあ、何かと計算外の手間のかかることよ。

その2 これに似たケース:彼女は、彼には妻子があり、自分とは結婚しないことを知っていた。だから、十分に気を付けてはいたのだが、妊娠してしまった。彼は、彼なりに責任を取るつもりで、「中絶してくれ。その費用はすべて自分が持つ。その後も今までどおりの交際を続けたい」と言う。

彼女はCTICへ相談に来た。「私は四十歳。この機を逸すれば、もう子を産むチャンスはない、と思う。だから、どうしても産みたい。彼の世話にはならない。認知してくれなくても良い。自分1人で育てる」と言い切った。そこでCTICは、彼女の意を体して彼と連絡を取り、彼女の考えを伝えた。彼は、小さいながら事業を経営しており、出産費用などの金銭負担はしたが、自分の名前を出すことを拒絶した。彼女もその条件を受け入れて、一区切りとなった。

先般、彼からCTICへ連絡があり、「彼女が家庭裁判所に認知の申し立てをした」と言う。彼女の申し立ての要旨には、当初、彼女がCTICに来た時に話した内容とは大きな開きがあった。

最初の堅い決意はどこへやら…。人の心は揺れるものとは分かっているのだが…。さてさて、これもこの後、どのようになってゆくのやら…。

その3 紆余曲折はあったが、日本人男性と結婚、子供も彼の戸籍に入り、万事、順調に行っていた。あとは、彼女の在留特別許可を申請するところまでこぎつけた。親子3人揃って入管へ行くように、と申請書類を整えて、彼に手渡したのが昨年の9月末日だった。
その後、何の連絡もないので、申請書類の提出、受理など、すべてがうまく行っているものと思っていた。ところが、11月中旬頃、彼女から電話があり、「彼が家に帰って来なくなった。連絡も来ない。まだ、入管に行っていない」と言う。すぐに、彼の居所を探す作業に取りかかる。彼の会社、仕事先、友人、アパート関係者などにあたってみるが、答えは同じ「分からない」。彼が何故出て行ったのか、何故それっきりになっているのか、彼女にも全く心当たりがないという。ある友人の返事は、「俺も彼がどこにいるのか知りたいよ。金を貸してあるんだから」。彼がいなくなった理由に金銭問題が絡んでいるようだ。

夫が父親が、いつ帰ってくるのかも知れない中での、不安一杯の生活を送る母と子。こうなると、再び三たび、この母子の生活にまで関わっての手伝いが始まる。予測外のことに振り回されながら、あれやこれやの活動が続く。これもCTICなのだ…と自らに言い聞かせながら。(林香枝子)

YGTとわたし

皆様、はじめまして。YGT実行委員2年目を迎えました三浦幸です。ただ今、上智大学で神学を学んでいます。

今回は、会議がありませんでしたので、会議内容をお伝えすることができないため、勝手ながら、“YGTとわたし”と題して、個人的な思いを述べさせて頂くことをお許し下さいませ。

私は自由学園という学校で8年間を過ごした後、大学に入り直しました。そして、忙しく1年目が過ぎ、2年生は少しゆっくりしようかな、と思っていた矢先に、当時同じ神学部4年生だった「はらけい」(援助修道会)の「さっちゃん、やらない?」の一言に捕まってしまいました。

私をスカウトした理由が、まだ大学2年生だから、この先活動できる時間が長く残されているから、とのことでした。

何をやるのか分からず、「私でいいのかしら?」と不安を抱えつつ、お断りするのも悪いようでしたし、特に活動もしていませんでしたので、これも神様のお導きかもしれないと思い、「よろしくお願いします」とお返事しました。

初めの数ケ月は、お互いに知らないことも多く、大丈夫かな、という印象でしたが、ある日を境に皆がつながりました。

仲間になれたんだなと感じました。私の緊張も皆が少しずつ解かしてくれました。
会議では森司教さん、神父さん、シスター、いわゆる大人の方々も、私たち学生や若い社会人も、同じ土俵に立って話し合うことができます。

実は、第1回YGTを終えた後、私は自分の力の足りなさを痛感し、他の人たちの熱意に対して申し訳ないと思い、実行委員を辞退しようかと考えていました。

そんな私を「一緒に頑張ろうよ!」と引っ張ってくれました。仲間に育てられていることに感謝する日々です!1年2回だけのYGTですが、そこに集う青年や、縁の下の力持ちになって下さる教会の方や、神父さん、シスター方等など、大勢の仲間たちと出会うことができます。

初めて会った人とも、1日を通して、お互いに自分を素直にさらけ出せるようになり、暖かい交流が生まれるんですね!
イエス・キリストが私たちと一緒にいて下さるからです!
次回7月9日の第3回YGT『愛とゆるしと祈りだもん』に、神様の名のもとに、多くの人が集まれることを祈っています。 (三浦幸)

久富師 木更津検察審査員に選定

久富達雄師(館山教会主任)は、4月24日付けで、木更津検察審査員に選定された。任期は、平成12年5月1日から10月31日までの6ヵ月間。

検察審査員とは

検察審査会は、選挙権を有する一般国民の中から「くじ」で選ばれた11人の検察審査員が、国民を代表して、検察官が事件を起訴しなかったこと(不起訴処分という)の良否を審査する制度。
検察審査会は、全国の地方裁判所と主な地方裁判所支部の所在地に設けられており、その数は全国で201。
これら審査員、補充員の任期は6ヵ月で、その間、月に1回ないし2回、審査会議が開催される。

東京教区 生涯養成委員会主催 一泊交流会のお知らせ

「豊かな人間関係を築く」 -自分を知り、他者を知る-
講師 有田モト子先生 (青山学院大学・東京聖書学 院講師、臨床心理士・学校 心理士)
日時 7月1日16時30分~2日16時
会場 聖霊修道院マリア館 東京都小金井市桜町2-1-43 TEL.042-381-8001
募集人員 30名
参加費 6000円(個室、1泊3食・宿泊費を含む。洗面用具、寝巻 等は持参の事)
申込方法 申し込み用紙に必要事項をご記入の上、郵送またはFAXで下記まで。
◎先着順。定員になり次第、締め切り。
〒112-0014 文京区関口3-16-15 東京教区事務局 生涯養成委員会一泊交流会係 TEL.03-3944-6677
◎申し込みをされた方に、振り込み用紙をお送りします。入金が確認された時点で参加者とさせていただきます。
問合先 東京教区事務所 TEL.03-3943-2277(10~12時、14~16時、土日祭日を除く)

あきる野教会 献堂の喜びを皆さまとともに

4年前の春、司祭1人、廃屋1軒から出発した教会は、4月2日に献堂式を迎えるまで、土地も建物も備品もなく、五日市霊園の集会所を借りて、ミサを行う小さな教会(現在信徒数191人)であった。
教会の建築は、「建物」ではなく、キリストへの信仰と、人の集まりなどの中身にあることを確認しながらの4年間となった。約1000件の個人や団体との出会い、献金や寄付物品、励ましの言葉や祈り、教区の熱意に支えられて、中身が豊かにされてきた。
これからは、①墓前教会、②自然に囲まれた教会、③手作りの教会、④東京教区の教会、と四本の柱となるビジョンが、建物や人を通して具体的にされようとしている。現在、全国から寄せられた備品類の整理が順調に進み、子どもたちが宿泊できるよう準備を進めている。あきる野の豊かな自然の中で、皆さまと出会えることを楽しみにしている。

教会・修道院巡り(78) 『イエスの小さい姉妹の友愛会』

新宿御苑に隣接しているため、繁華街の近くにもかかわらず、静かな空間が作り出されている界隈の一隅に、イエスの小さい姉妹の友愛会本部の建物があります。

周囲の家と変わらぬ、ごくありふれた家。1部屋にご聖体が安置され、イエスのまわりに数人の姉妹たちが集まって住みます。

昼間はそれぞれ仕事に出かけ、仕事仲間の日々の労苦を分かち合いますが、いつも戸口は開放され、誰でもが迎えられます。

イエスの小さい姉妹の友愛会は、1939年にアルジェリアのサハラ砂漠で、シャルル・ド・フーコーの精神を受け継ぎ、小さい姉妹マドレーヌによって、イスラム教徒の遊牧民の中で創立されました。

ベトレヘムとナザレトのイエスのように、人々のさなかに、練り粉の中のパン種のように溶け込み、組織化された事業は持たず、ただ人々と生活条件を共にしながら、友情の絆を結び、神の慈しみの小さなしるしとなろうと努めます。

とりわけ、貧しく苦しい生活を余儀なくされている人々や、社会の埒外(らちがい)に置かれている人々の中で、希望のしるし、暗く冷たい室内にさしこむ、一条のか細い光線のようでありたいと努めるのが、「友情の使徒職」と呼ばれる、小さい姉妹の友愛会の教会における使命です。

それは、皆がひとつになるように、と熱望されたキリストの祈りを生きることで、人々を分けへだてる境界線上に身を置き、階層や国家、民族、信条の相違など、あらゆる隔てを越えて、人々の歩み寄りと和解のために働くことです。

小さい姉妹マドレーヌは、「友愛会の使命を一言で要約するようにと請われたら、ためらわずに、『一致』ともうします」と、言っていますが、「一致」と「普遍性」を、たえず生活において実現しようと努力し、そうすることによって、現実を変容したいと切望するのです。

それはまた、観想的な召命で、特にご聖体に現存する主に対する長い礼拝は、賛美し、感謝し、人々に代わってとりなすと同時に、人々を愛するためのいわば、キリストの心をいただくもので、小さい姉妹たちの使徒職を構成します。

姉妹たちを、最も貧しい人々のために、いわば引き渡されたものとし、食されて人々の力となるご聖体のように、私たちも不完全ではあっても、人々に食され、人々を力づけることができるように、主のあがないのみ業に参加することを望ませます。

友愛会は、イスラムの世界で始まりましたが、まもなく世界中に広がり、さまざまな社会環境、典礼様式、普通の宣教の方法では及びがたい地域に散在している少数民族、森林や草原のインディオや遊牧民、また旅路を住まいとするジプシーと呼ばれる人々や、サーカスで働く人々、縁日興行師、刑務所の中の受刑囚、農業・工場労働者の中に、友愛を求めて入っていきました。

1954年、3人の小さい姉妹がフランスから来日し、東京のある下町のタイヤ工場で働いたのが、日本での活動の始まりでした。

そこから、まだ戦後の復興の進まぬ横浜、福岡のバラックの立ち並ぶ界隈に、また、稚内では、サハリンを前に、沈黙の教会のために祈ろうと、漁師町の生活の中に入りました。
現在、友愛会は、稚内、東京、埼玉、長野、京都、徳島、下関に広がり、人々と生活の諸条件を分かち合いながら、差別に苦しむ人々や、売春の犠牲になっている女性たち、露天商、また、在日朝鮮・韓国人の方々との友愛の絆も深めようと努めています。

教会学校 リーダー研修会

春の研修会では、「ミサ」の恵みに目を向けます。一人でも多くのリーダーが参加して下さい。
◇テーマ「ミサ・この恵み!」
◇日時 6月18日(日) 午後2時~5時
◇講師 沢田和夫神父 -ミサの恵みに生きる-「お供え運んで おみやげ」 講話後、分かち合い
◇場所 東京カテドラル 教区スペース2階
◇参加費 500円(当日)
◇申し込み はがきかFAXで、氏名、 住所、連絡先電話番号、所 属教会を明記の上、左記ま でお申込み下さい。(締め 切り6月11日)
◇申し込み先 〒190-0142 あきる野市伊奈1 カトリックあきる野教会 稲川圭三神父 TEL&FAX 042-596-1261

2000年「広報の日」特別企画

第24回日本カトリック映画賞 授賞式および上映式
今年より『日本カトリックビデオ賞』も新設

◇日 時 6月30日(金) 14:30 上映 (開場14:00) 16:30 授賞式 中江監督講演会
◇場 所 なかのZERO小ホール
◇授賞映画作品『ナビィの恋』中江裕司監督作品 ―60年秘めたるナビィの恋。歌い、踊り、オキナワの風土に溶けていく―
◇入場料 前売り1,300円(中学生以下1,000円)
当日券1,500円 満員の場合は、前売券をお持ちの方を優先させていただきます。

授賞記念パーティー 講演会後、中江監督とともにパーティーを企画
◇時間 18時30分~20時
◇場所 『ガーデンレストラン 二幸』 (大ホール内)
◇参加費 \1,000(当日受付で)
主催:カトリック映画視聴覚協議会(OCIC・JAPAN)
共催:カトリック東京教区広報委員会
問合せ:カトリック中央協議会広報部
TEL03-5632-4431 FAX03-5632-4457

編集部から

◎2月に異動に辞令をいただいてから約100日。やっと、新しい任地に落ち着きました。
結局、引越しとは、住み慣れた所からの巣立ちと、新しい地での巣作りなのですね。今、それを実感しています。
巣立ちとなると、それまで見えなかったものがやたらと見えてきて、片付けと掃除は、やってもやってもきりがありませんでした。
また、新しい地での巣作りも大変です。こう置いてみたり、ああ動かしてみたり、落ちつくまでに何日かかかります。
やがて、落ちつくべき所に落ちついて、一件落着となります。
時は春から初夏に入ろうとしています。さわやかな風が吹いています。 (西川哲弥)
◎「マタタ神父のインタビュー」と「天国のわが輩はペトロである」は、今月は都合により休載します。次号をお楽しみに。

VIVID

2000年信徒使徒職研修コース 第1期(後半分) ―大聖年を迎え福音宣教を見なおす聖霊と私たち-

◇日時とテーマ:毎週火曜日19:00~21:00 ⑤6/6家庭・教育をめぐる価値観とひずみー人間の尊厳・罪への感覚の鈍いこと ⑥6/13罪のゆるしと救い ⑦6/20回心と福音の受容 ⑧6/27救いとよろこびと福音宣教 ⑨7/4新しい福音宣教-大聖年の祈り(3) ◇進め方:提言を聴き、自由に分かち合う ◇提言者:森山勝文神父(吉祥寺教会主任司祭)他司祭、修道者、信徒 ◇参加費:各期\3,000
※問合せ:カトリック吉祥寺教会受付 〒180-0005武蔵野市御殿山1-7-8 Tel0422-44-0181または桝谷 Tel0422-43-3816

喜びの大聖年黙想会 ー今年のテーマ「三位一体」

◇日時:6/17(土)9:00~16:00 ◇テーマ:みことばを食べよう ◇指導:沢田和夫師
※場所:浅草教会(〒111-0053台東区浅草橋5-20-5Tel03-3851-4009 Fax03-3851-7009)

聖地イスラエルってどんな国? 聖地の旅準備会のお知らせ ~大聖年の巡礼の旅にそなえて~

第5回 ◇日時:6/11(日)14:00~16:00 ◇テーマ:福音のふるさとガリラヤ(1)人となられたみことばの栄光、神のおん子イエスがその生涯の大部分を過ごされた下ガリラヤ(ナザレ、カナ、タボール山など)を紹介し、福音書にかいま見られるイエスの時代の日常生活にもふれる
第6回 ◇日時:7/9(日)14:00~16:00 ◇テーマ:神の都エルサレム(2)イエスの時代のエルサレムとその周辺、①アインケレム、ベツレヘム、ベタニア、ユダの荒れ野 ②イエスの時代の荘厳な神殿、しかしわたしたちにとっての真の神殿とは? 以降10/1、11/12、12/10の各日曜日14:00~16:00(勉強会後、希望者のためのミサ有り) ◇場所:真生会館(JR信濃町駅1分) ◇講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)、井上弘子(道の会) ◇対象:聖地と聖書に興味のある方ならどなたでも ◇会費:\1,000/回
※申込・問合せ:道の会井上弘子〒164-0013中野区弥生町1-19-1-201Tel/Fax03-3379-5571E-mail hiroko@mars.dti.ne.jp 瀬川真佐子Tel/Fax0492-86-6291 ユニークな聖地巡礼(ゆっくりした日程の祈りの旅)を企画しています。体力に自信のない方もご遠慮なくお問い合わせ下さい。

旧約聖書を読む会

◇講師:前島誠氏 ◇日時:原則毎月第2月曜日(6/12、7/10、8月は休み、9/11)10:30~12:00 ◇場所:真生会館 ◇費用:1回\500
※主催:CWC(キリスト者婦人の集い) 問い合わせ先:0427-41-0089柴崎良子まで

新約聖書ミニ講演会

◇日時:7/10(月)10:30~12:00 ◇テーマ:祈り、その内容と性格-イエスは日常どのように祈ったか-
※講師、会費、その他上記「旧約聖書を読む会」と同じ

聖書を通して人生を考える会

◇講師:後藤文雄師(吉祥寺教会助任司祭) ◇日時:火曜日10:30~12:00(6/27・7/25) ◇場所:真生会館 ◇費用:1回\500
※主催:CWC(キリスト者婦人の集い) 問い合わせ先:03-3642-5629神藤政子まで

白柳枢機卿・森司教ご霊名のお祝い会

◇日時:6/29(木)13:30~16:00 ◇場所:ミサ東京カテドラル聖マリア大聖堂地下聖堂 お祝い会 関口会館地下ケルンホール ◇参加費:\2,000
※申込み:下記問合せ先まで

特別聖書講座~みことばを生きるために~

◇日時:7/6(木)13:30~15:30 ◇講師:稲川保明師(東京教区司祭) ◇テーマ:「今月の主日の聖書朗読から」 ◇場所:東京教区関口会館2F ◇参加費:\500
※上記いずれも 主催:東京教区カトリック女性同志会 問合せ:森脇03-3447-2231、滝口03-3844-7066、武藤042-378-9377

祈りの園 インターネット・ホームページのご案内

http://www.inori-no-sono.com ◇聖書に基づいた話を、毎日、載せ替えています。聖歌や賛美歌、メッセージを音声で聞くことも出来ます。Q&A 信仰に関しての質問にも神父がお答えしています。
※〒277-0044横浜市青葉区もえぎ野6-9リバテイーヒルズ101祈りの園Tel&Fax045-974-0640

第6回(財)青少年福祉センター チャリティー大バザー

◇日時:6/25(日)10:30~15:30 ◇目的:施設出身者の自立援助のためのホームと職業訓練事業援助のため ◇場所:聖心インターナショナルスクール(港区広尾4-3-1) ◇主催:(財)青少年福祉センター後援会
※問合せ:(財)青少年福祉センター(足立区扇1-12-20Tel03-3856-2728、Fax03-3896-1597)

ビ・モンタント:カトリック高齢者会主催の講座

6月の勉強会

①◇日時:6/13(火)13:30~15:00(時間は全会場共通) ◇会場:事務所 ◇指導:塚本伊和男師
②◇日時:6/23(金) ◇会場:高輪教会 ◇指導:泉富士男師
③◇日時:6/20(火) ◇会場:三軒茶屋教会 ◇指導:泉富士男師
④◇日時:6/28(水) ◇会場:成城教会 ◇指導:泉富士男師
※申込み:いずれも不要 会費:\300~500程度

5月の散策会(61回)

◇日時:6/14(水)10:30地下鉄浅草駅切符売り場前集合 ◇行先:隅田公園、本所教会

絵画同好会(新設)

◇日時:6/21(水)13:00~16:30 ◇場所:洗足教会 ◇参加資格:ビ・モンタント会員他どなたでも自由、希望者は当日お出でください ◇内容:水彩、クレヨン、パステル、色鉛筆いずれでも(油は使わない) ◇指導:日塔笑子(カトリック美術会会員・日本美術家連盟会員・元一水会会員) ◇会費:\2,000(含画材料費、光熱水費等)出席の都度(月当り)お納めください ◇年会費:3回目です、初めての方は、他に若干の年会費が必要

パッチワーク・キルト同好会

◇日時:毎月第2木曜日13:30~15:00 ◇場所:ビ・モンタント事務所 ◇参加者:随時募集

第24回「聖フランシスコ・ザビエル友ゆう

クラブ俳句会」(ビ・モンタント東京支部参加)◇句会日時:7/14(金)11:30~15:30 ◇場所:カトリック神田教会信徒会館 ◇投句:ハガキで ◇兼題:「夏帽子」「鮎、又は蜜豆」「夏、雑詠」通して3句以内 ◇投句先:住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記の上、〒101-0065千代田区西神田1-1-12カトリック神田教会内「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」、または下記係宛 ◇締切り:7/2必着 ◇参加資格:年齢不問 ◇当日会費:\1,000 ◇年会費:\1,500 ◇持参するもの:天景(\500以下の品物)・筆記用具 ◇運営方法:互選(準備済)・食事(当番準備済)・互評(気軽に輪番で自由に)・散会(結果は作品集を全会員宛に郵送又は教会メールで) ◇自選句集第2号を発行予定 ◇問合せ先:木田英也(世話人)〒279-0011千葉県浦安市美浜1-6-611Tel/Fax047-355-7478
※以上俳句以外の申込・問合せ先:荒川区西日暮里1-61-23 リレント西日暮里102 VMI東京支部事務所 執務時間火・木・土14:00~16:00 Tel/Fax03-3806-9877

第13回「信徒の霊性」研修合宿 『信徒の霊性』(森一弘司教著)の再発見 -『信徒の霊性』の本を読んで語り合おう-

◇日時:8/25(金)15時(受付開始14時)~8/27(日)12時(昼食あり) ◇会場:御聖体の宣教クララ会中軽井沢修道院長野県北佐久郡軽井沢町長倉3446-1Tel0267-45-5101 ◇企画:信徒の霊性」スタッフ(顧問森一弘司教:合宿中は不在) ◇対象:カトリック信徒、求道者、司祭、修道者 ◇参加費:\19,000(当日会場でお支払い下さい) ◇定員:50人(定員になり次第締め切り)
◇参加希望者は、事前に『信徒の霊性』の本を読んでおいてください。お持ちでない方はプリントを実費でお送りします。プリント代(送料込み\1,000)を同封してお申し込みください。(切手でも可) ◇申込み方法:住所、氏名、年齢、性別、電話番号、所属教会、プリントの要・不要を明記の上、お申し込みください。追って、案内をお送りします。
※申込み(問合せ)先:〒107-0052港区赤坂8-12-42 Tel03-3479-3603 聖パウロ女子修道会「信徒の霊性」係(担当 清家、田尻)

信徒会館建設のための「チェンバロで奏でる ヨハン・セバスチャン・バッハ」

◇日時:6/17(土)19:00開演(開場18:30) ◇場所:カトリック田園調布教会大聖堂 ◇演奏:ミュラー真衣子(Maiko Meuller) ◇主催:カトリック田園調布教会建設委員会 ◇入場券:\2,000(全席自由) ◇問合せ先:村山Tel045-941-4924、鎌居Tel03-3715-1481※車でのご来場はご遠慮ください。

召命を考える祈りの集い

◇日時:7/20(木)10:00~17:00 ◇指導:星野正道師(カルメル会) ◇対象:女子青年信徒 ◇場所・問合せは下記まで、〒189-0003東村山市久米川町1-17-5 Tel042-393-3181 Fax042-393-2407 三位一体の聖体宣教女会

若い人々の黙想会

◇テーマ:共生と調和ーあなたとわたし、いのちといのちー ◇日時:6/18(日)10:00~16:30 ◇場所:汚れなきマリア修道会町田祈りの家 ◇対象:青年男女 ◇指導:清水一男師(マリア会) ◇参加費:\1,300 ◇申込:6/11(日)までに、電話、Faxで下記へ 〒194-0032町田市本町田3050-1Tel042-391-4952Fax042-395-2092 汚れなきマリア修道会Sr.小林

NGO・HINT主催講演会

◇日時:7/1(土)14:00 ◇テーマ:中央アフリカの現状と課題-青少年の教育を巡って- ◇講師:ムケンゲシャイ・マタタ師(淳心会司祭) ◇場所:真生会館(JR信濃町駅前) ◇参加費:無料 ◇主催:ヒューメイン・インターナショナル・ネットワーク(HINT)
◇問合せ:HINT事務局Tel03-3232-8363(月~土18:00~24:00)Fax03-5272-3040または広報担当山木E-mail:97234005@gakushuin.ac.jp

G.ネラン神父金祝・傘寿を祝う会

◇日時:6/25(日)14:00からミサ・パーティー ◇場所:ミサ東京カテドラル聖マリア大聖堂パーティー東京教区関口会館地下ケルンホールミサのみ参加、パーティーのみ参加(会費:\10,000)も可 ◇問合せ先:「金祝を祝う会」事務局 進藤/飯沼 Tel03-3232-8363 Fax03-5272-3040

祈りの学校

Aコース レクチオ・ディヴィナ (聖なる読書)の基礎(2回コース)

◇日時:①午前の部(水)5/31、6/7 10:30~12:00 ②午後の部(金)6/2、6/9 19:00~20:30 ◇指導:来住英俊神父 ◇場所:みことばの家(御受難会)飯田橋駅下車5分新宿区筑土八幡町2-1Tel03-3260-5915Fax03-3268-9310

「来て見なさい」プログラム 結婚、修道生活、独身生活を選定したい方

◇テーマ:自由とよろこび ◇指導:瀬本正之師(イエズス会) ◇日時:6/18(日)10:00~16:30 ◇場所:マリアの御心会(JR信濃町駅下車 徒歩2分) ◇対象:20代~30代の未婚女性
◇費用:\500(お弁当持参) ◇申込み先:6/15(木)までに下記へ。〒160-0012新宿区南元町6-2マリアの御心会「来て見なさい」係Tel03-3351-0297Fax03-3353-8089

グレゴリオ聖歌講習会

◇日時:7/2(日)13:00~15:00 ◇講師:水嶋良雄氏(エリザベト音楽大学名譽教授) ◇場所:カトリック田園調布教会大聖堂(大田区田園調布3-43-1東急東横線多摩川園駅下車徒歩5分) ◇対象:グレゴリオ聖歌に関心のある方ならどなたでも ◇聴講料:\1,000 ◇主催:カトリック田園調布教会グレゴリオ聖歌研究会 ◇問合せ:久野Tel03-3725-5262、大川Tel03-3321-2687