お知らせ

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東京教区ニュース第165号

1999年08月01日

目次

特集 結婚50年
信仰に支えられて味わう人生の喜び

生きていくことは決して容易なことではない。 人生の山や谷の中で信仰も試され、 鍛えられる。 そして信仰に筋金が入っていく。
今月は2組の夫婦に登場していただいて、 お2人の歩いてこられた道、 キリストとの出会い、 信じることの喜びを語っていただいた。 お話はいずれも編集長がご自宅をお訪ねして伺ったものである。

まさかの結婚
佐藤久孝さん (79歳) 敏子さん (78歳) 夫妻 (関口教会所属)

― お2人のご結婚はいつでしたか。

敏子 はい。 私たちは、 昭和21年に式を挙げました。 この家が式場でした。 何もない時代でした。 ごく身内の方々に集まっていただいての式でした。 (そのときの写真を示しながら) 花嫁衣装は姉のおさがりで、 ありあわせのものをそろえて祝っていただきました。

― 結婚されてから何かが変わりましたか。

敏子 はい。 大きな変化です。 主人にはリューマチの母がいたのです。 結婚前に、 そのことは聞かされていたのですが、 まさか、 一人では起き上がることもできないほどだとは想像もしませんでした。
戦争中は、 お手伝いさんや介護の方がいたのですが、 結婚してからは私 (敏子) が、 ひたすら母の面倒をみることになったのです。
リューマチの痛さはなった者にしかわからないもので、 母も、 もっていきどころのない辛さを私にぶつけていたのでしょう。
それはそれはキチンとした方でした。 ほぼ寝たままの状態でありながら、 箪笥や倉庫の中を知り尽くしているというような方でした。

― 大変だったでしょう。

敏子 はい。 まさにつきっきりの状態が20数年続きました。
はじめは、 どうしていいのかわからないという辛さも加わって、 身の置きどころもない感じでした。 しかしながら、 慣れというものは恐ろしいもので、 母が私の身体の一部のようになってゆきました。 ですから、 「大変でしょう、 大変でしょう」 と言われる程には大変ではなくなっていきました。

― ご主人はいかがでしたか。

久孝 はい。 私は大手の製紙会社の営業をやっていましたので、 朝家を出たら、 10時、 11時に帰宅するといった生活で、 母のこと、 家のことは、 妻にまかせっきりでした。
お世辞ぬきに、 私が社会で働けたのはひとえに妻のおかげです。

― とび出したいと思われたこともあったでしょう。

敏子 はい。 ある時、 あまりに辛いので、 主人に 「私はここを出ていきます」 と言ったことがあります。 そうしたら、 主人が 「どうか俺をおいていかないでくれ」 と言ったのです。 その時、 はっと思いました。 私一人で母を支えているのではなく、 主人と二人で支えていたのだと気づかされたのです。
主人は、 ほんとはいろんなチャンスが与えられ、 立身栄達の道も開かれていたのです。 しかし母のために全てを棒にふって、 地道な生き方を選んだのです。
今日こうやって二人が信仰の道を歩んでいけるのも、 主人の生き方のたまものであり、 母のおかげだと思っています。 母も、 最期ははっきりと 「ありがとう」 と言ってくれました。 そのひと言で全てが報われました。

カリタスの家にさそわれて

― 信仰に導かれるキッカケは?

敏子 20数年前のことです。 新聞の広告を見ていたら、 「カリタスの家、 ボランティア募集」 というのが入ってきました。
何かしたいと思っていたところでしたので、 早速出かけてみました。 それが、 カテドラルの構内に足を踏み入れる第一歩だったのです。 そこで広瀬桜子さんと出会い、 グイグイと引き込まれました。
気がついたら洗礼を受けていました。 授けてくださったのは浜尾司教様でした。
私は、 出身学校が仏英和女子学院 (現在の白百合女子学園) でしたので、 教会とは無関係ではありませんでした。
しかしきっかけは、 何げない一枚の新聞広告だったのです。 神様は、 思いがけない道を用意してくださるのだと思います。

― ご主人は?

久孝 私の受洗はごく最近です。 そうですね。 1994年4月でしたかしら、 今から5年前ということになりましょうか。
会社を停年退職して、 割と悠々自適な生活をしておりました。 ただ問題は、 妻が出かけるときでした。 私一人では何も出来ないので、 妻が出かける時は、 私も一緒に行かせていただくようにしていました。
幸い、 教会というところはなんとかなるもので、 邪魔にならないようにそっとついて行っておりました。
ある時、 婦人会の旅行で佐渡に行きました。 森司教様 (当時はまだ森神父様でした) がご一緒でした。 その旅で初めてお話しする機会に恵まれました。
その後 「佐藤さん、 勉強を始められたらいかがですか」 と勧められ、 司教様のお話をうかがうようになったのです。
受洗は一年後の春でした。

― 洗礼を受けて何が変わりましたか。

久孝 そうですね。 心がゆったりして来ましたね。 とにかく神様はよくよくご存じで、 しかも面倒見がよくていらっしゃいますので、 全部おまかせして安心という気持ちです。 こういう気持ちは初めてですね。 そんなに悟りの境地に達しているわけではありませんが、 なんとなく心がなごやかで、 不安がありません。 いいですねー。

― 奥さんはいかがですか。

敏子 私も似たような気持ちです。 今までわからなかったことが一つひとつ明らかになっていくような感じです。
多分、 神様が与えてくださる恵みだと思います。 私も決して悟ったわけではありませんが、 一つひとつ感謝、 感謝です。

― ありがとうございました。

子だくさんに恵まれて
森田實歳みとしさん (80歳) 智子さん (77歳) 夫妻 (徳田教会所属)

― ずいぶん年輪を重ねたお家ですね。

實歳 はい。 45年程たちましたかね。 幸い、 当時としてはいい材料を使って建てられておりますので、 ここで6人の子が育ち巣立ってゆきましたが、 今だにビクともしておりません。 後で2階をつけ加えたので1階が押しつぶされそうな感じになりましたが、 まだ充分に使えると思います。 いささか古びて参りましたが。

― 子だくさんというと?

實歳 男の子が3人、 女の子が3人、 計6人です。 別に生み分けたわけでもないのですが、 結果的には半々になりました。
結婚間もなく妻が体調を崩して、 ひょっとしたら子供が出来ないことになるのではということもありましたが、 6人も授かって。 ほんとに子どもは神様からの授かりものだと思います。

― 一人でも育児で悩んでいるお母さんがいるというのに、 6人も育てるということは大変だったでしょう。

智子 はい。 大変でした。 多いから大変だということではなく、 子供を育てるということは、 それなりに大変だということだと思います。

― 簡単にはいえないでしょうが、 ひとつふたつお聞かせくださいませんか。

智子 そうですね。 そのひとつは、 教会のことです。 主人は、 日曜日のミサは絶対に行かせるという方針でした。 どんなことがあっても、 日曜日はミサに行き、 日曜学校に出席するということは守らせたのです。
ところが、 世間というか社会は、 野球とかサッカーとか、 また習い事の発表会とかで日曜日の午前中がつぶれるようになったのです。
どの家庭でもそのことでは苦しみ悩まれたと思います。 うちでは、 主人が日曜日は教会という原則を絶対変えなかったので、 いわば社会に逆らって教会に行かせるということになったのです。
それだけではなく、 家庭での信仰生活を徹底的におこないました。 就寝前の祈りはロザリオを一環唱えるくらいの勢いでした。
母親として、 主人の気持ちはよくわかるのですが、 わけも分からずさせられているような印象を受けていたのです。 子供もだんだんと成長してやらなくなったのですが、 大きくなるに従って教会から離れていくのをみて、 幼い頃の厳しい信仰教育が、 逆に反発を招いたのではないかと思うことがありました。

― やはり父親の役割と母親の役割があるのでしょうか。

智子 はい。 そうですね。 父親としての役割は、 どうしても厳しく叱るということですね。 それを母親がなだめるという役割です。
母親はいつも子供の気持ちも主人の気持ちもわかるという立場に立たされます。 主人に内緒で子供を庇い、 また、 主人に代わって、 主人の言いたいことを、 かみくだいて子供に伝えるということが何度もありました。
今、 子供たちはそれぞれに巣立っていき、 孫が11人います。 孫たちの写真が送られてくるたびに、 成長の早さに驚かされています。
11人のうち3人は洗礼の秘跡に与っています。 洗礼はともかくとして、 それぞれ与えられた条件の中で、 人のために、 自分を与えていくという仕事や行為に専念してもらいたいと思い、 祈っています。

― ところで森田さんは、 三木露風の研究者として斯界では知られた方と聞いておりますが…

實歳 研究者といわれると恥ずかしいのですが、 ひょんなきっかけから、 三木露風を調べ始めたのです。 気がついたら、 30年近くの年月がたっていました。
この度、 文部省の助成金をいただいて、 30余年前に出しました 『三木露風研究-「廃園」 の成立』 の続編というべき 『三木露風研究-象徴と宗教-』 を出させていただきました。 30年あまりの間に書きためて、 やっと日の目を見ることになったわけです。
三木露風は信仰の人です。 露風の書いたもの、 つまり草稿やノートを読んでいて、 何度も心を打たれました。
特にトラピストの教授として函館・当別の修道院に招かれ、 夫婦ともども、 修道者のような生活をしながら、 修道士たちに教えていた頃の露風の文章には鬼気迫る感じのものがあります。 まさに魂の記録です。

(著書は600ページのずっしりした本で、 明治書院から今年の2月20日に出版されたものです。 ちなみに定価は13500円)

― ところで現在の心境はいかがですか。

智子 はい。 3年前に、 胃の全摘手術を受けて、 生活がガラリと変わりました。 身体のことも精神的な面でもです。
主人はそれまでよく食べ、 よく飲み、 よく働くという生活でした。 体重も80キロ以上あり、 まるで相撲取りのようでした。
しかし、 胃を取って20キロ以上も痩せてしまいました。 ともかくよく食べていた人から胃を取ってしまったのですから大変です。 家で食べているうちはいいのですが、 外食したりする時は気をつけなければなりません。

實歳 命拾いをしました。 神様がまだまだとおっしゃって与えてくださった生命だと思っています。 改まってどうしようということでもありませんが、 神に召される日まで、 一日一日を大切に、 神様のご期待に応えるように生きていこうと思っています。

― 本日はどうもありがとうございました。

「聖書100週間」 25周年を迎える

6月19日 (土) 午後2時30分から、 カテドラル構内で、 聖書100週間25周年記念感謝のミサと祝賀会が開かれた。
第一部で、 主宰のマルセル・ルドールズ神父が 「25年の歩み」 を語り、 来賓の張益司教 (韓国・春川教区長)、 フランソワ・ボーマン神父 (台湾)、 ジャン・ルドールズ神父 (フランス) がそれぞれの国での歩みを、 M・クリスチャン神父が将来への期待を語った。
続いて、 第二部、 感謝のミサが、 森一弘司教主司式で捧げられた後、 カトリックセンターに場所を移して、 祝賀会が開催された。
同講座は、 1974年上野教会で始められ、 現在は、 真生会館で行われており、 この九月から新しい講座がスタートする予定。

ミャンマーミチナ教区のドナルド神父を訪ねて
レオ神父のインタビュー

今月はマタタ神父に代わって、 私 (レオ神父) がインタビュアーをつとめます。 さて今回は、 ミャンマーのミチナ教区 (ミャンマー北部カチン州) から、 来日されたドナルド神父様をお訪ねしました。

レオ-ドナルド神父様、 今回東京にいらっしゃった主な目的はどのようなものでしょうか。
ドナルド-まず第一に、 長い間援助してくださった東京教区の皆様に御礼を申し上げたいと思います。
日本から私たちミャンマーの教区へ送ってくださった援助が、 神学生をはじめ、 どれ程役に立ったかは、 想像を絶するものがあります。
これは物の援助を通して東京教区の信徒の心が、 ミャンマーに届いたと思っています。
第二に私は、 短い期間ですが、 東京とその近郊にいる数千人のミャンマー人の霊的力になりたいと思います。
もちろん、 何もできません。 しかし、 そばにいるだけで、 支えることができると信じています。 彼らを知ることは、 日本を知ることだとも思っています。
三つ目はミャンマーの若い人たちの教育に少しでも力になりたいと思っています。 それはミャンマーの若い人たちが、 国を離れて教育の機会を探しているからです。 そのためには、 本国にいるよりも東京にいる方が便利なのです。
レオ-神父様はこれまでどんな生活をしておられたのですか。
ドナルド-私は叙階されて3年たって、 ミチナ教区の山の中の小さな小教区の司牧を10年ばかりしていました。
そこは、 ほんとうに何もないところで、 着る物も食べる物も、 本当に貧しいところでした。 道路も車の通るようなものではなく、 物を運ぶために象を使っていました。
10年間の司牧の経験の中で私が痛感したのは、 教育の大切さです。
特にミャンマーの若い人たちを見ていると、 教育の機会を見つけることは、 教会の将来にもかかわることだと思いました。
その時、 司教様は私にフィリピンで教育について考える機会を与えてくださったのです。 私は2年半フィリピンで多くのことを学びました。
レオ-今の日本を見て率直な印象を聞かせてください。
ドナルド-日本人は忙しく働く人たちだと思いました。 話には聞いていましたが、 見てみるとさらに驚きました。
それに人に接する態度がとても丁寧だと思います。 忙しい中でも礼儀を失わない態度はすばらしいと思います。
レオ-神父様のご家族のことを教えてください。
ドナルド-父は23年前に亡くなりましたが、 母は健在でヤンゴンに一人で暮らしています。
兄弟姉妹は7人で、 私は長男です。 一人の兄弟は早く亡くなりましたが、 あとは元気です。
レオ-本日はどうもありがとうございました。 神父様のお働きに神様の祝福をお祈りいたします。

第7回 東京教区集会司式者・聖体奉仕者養成講座
~集会司式者・聖体奉仕者になる人のために~

1999年9月12日(日)~11月14日(日) (9月26日と10月17日を除く 全8回)
主催:東京教区集会司式者・聖体奉仕者養成委員会
【会場】カトリック立川教会ホール

期日 科目と講師 期日 科目と講師
9/12 1. 教会 I 森司教

(1)教会の成立・歴史

(2)現代の教会

(3)質疑応答

10/24 5. 聖書 酒井師

(1)聖書の成立・読み方

(2)イエスの教えと生き方

(3)質疑応答

9/19 2. 典礼 I 南雲師

(1)典礼憲章

(2)集会祭儀

(3)質疑応答

10/31 6. 秘跡と祈り 佐久間師

(1)秘跡の意味

(2)祈りについて

(3)質疑応答

10/3 3. 典礼 II 南雲師

(1)典礼の空間とシンボル

(2)聖歌と朗読

(3)質疑応答

11/7 7. 聖体 佐久間師

(1)聖体の秘跡

(2)聖体の意味

(3)質疑応答

10/10 4. 教会 II 湯沢師

(1)教会憲章

(2)信徒の奉仕職

(3)質疑応答

11/14 8. 実践 小沢師

(1)聖体奉仕に関する実践

(2)演習

(3)質疑応答

教会学校が何をするか?何ができるか?

教会学校リーダー研修会

教区教会学校委員会は、 6月13日 (日)

午後2時から、 信濃町真生会館で、 立川教会主任司祭・岩橋淳一神父 (=写真) を講師に迎え、 「教会学校が何をするか? 何ができるか?」 をテーマに、 リーダー研修会を開催した。 

担当司祭の稲川圭三神父は、 「講師の話を聞いて、 (1)リーダーたちが分かち合い、

(2)リーダーが小教区を越えて知り合い、 まず、 リーダーが手をつなぎ、 良いことなら子どもたちも手をつなごう」と、 スタッフを含めた約100名の参加者に呼びかけた。 

岩橋神父講演 (要旨) 

岩橋神父は、 「日本の教会学校も、 一つの狭い世界で必死になり、 あたかも競馬馬のように、 まっすぐ走っているつもりで、 実は曲がっているのに誰も気がつかないということがある。 今日は、 皆に、

角度を変えて物を見てもらいたいと願っている」 と前置きし、 教皇使徒的書簡

「紀元2000年の到来」とアジア・シノドスについてわかりやすく説明し、 本論に入った。 

リーダーとして必要なことは

(1)イエスが真理であると主張する前に、 どのような意味で、 イエスが道であり、 真理であり、 命であるかを掘り下げ、 アジア諸国の人々にとって、 どのようなイエスが光となるかを見極める必要がある。 

(2)神の国への奉仕のために、 マイノリティー(少数派) として、 他者と共に生きようとしているアジアの教会(例外はフィリピン) にとって、 「神の民」としての教会とか、 「奉仕者」としての教会というイメージが絶対必要である。 

(3)アジアの人々が理解できるように、 「イエス・キリストの救いの中身」を具体的に明示・表現する必要がある。 

(4)他者を説得するためには、 言葉よりも、 力の無い弱い人の立場に立ち、 そのような人々への共感を得ていく宣教姿勢が大切ではないかと思う。 

子どもたちに何を伝えるか?

(1)教条主義になっていないか?例えば、 三位一体、 聖霊、 復活、 贖い、 過越し等……

学ぶことが多すぎるため、 何でも司祭に頼ってしまう。 

(2)知識的展開から脱却していく部分がほしい。 

いつも、 イエスの実像(実物大のイエス) と自分を対峙させることが必要である。 

使徒たちも、 キリストと等身大で付き合い、 変わっていった。 私たちも、 それをしなければいけない。 キリストとの直の出会いを、 自分たちがすることである。 

そうすれば、 キリストを理解し、 キリストを感じることができる。 それが無いと、 子どもに何を教えるか気持ちも乗らない。 

(3)自分がイエスを信じているかどうか? 自分にとって「救い」とは何か? 私に何が出来るか? 自分たちは、 キリストに何を期待するか?

結局は、 自分とキリストとの関わりが原点である。 

終りに、 岩橋神父は、 分かち合いの導入として、 「例えば、 自分がイエス・キリスト(株) のセールスマンになったと想定して、 何を売るか?誰に売るか?どのように売るかを、 真剣に、 自分だったらどうするか、 考えてみよう」 と提案した。 

岩橋神父の提案を受けて、 参加者たちは、

それぞれ6~7名のグループに分かれて、 真剣に分かち合いを行った。 

五日市霊園をご利用される皆様へ

五日市霊園の玄関より休憩所にいたる坂道は、 現在カトリックあきる野教会建築のために、 一方通行の片側通行となっています。 

また、 当面は工事用の大型車両が、 頻繁に通行しておりますので、 ご注意下さい。 ご不便をおかけしますが、 しばらくの間のご協力をお願いいたします。 

工事期間 2000年4月初旬迄の予定です。 

(休、 祝日は工事は休みとなります) 

カトリックあきる野教会建築委員会

神学院ザビエル祭 中止のお知らせ

このたび、 私ども、 東京カトリック神学院では、 新築のための工事が行われることになりました。 

そのため、 本年度のザビエル祭を中止することになりました。 

毎年、 ザビエル祭を楽しみにしておられる方々には申し訳ありませんが、 事情をお察しの上、 ご了承くださいますよう、 お願いいたします。 

1999年度東京カトリック神学院学生会執行部

会長 川邨 裕明

CTIC 東京国際センター通信

今日は「現在進行形」のお話

「友達に紹介してもらった」 と言いながら、 外国人の女性Aさんが、 CTIC事務所にやって来た。 

オレンジ色の手紙を見せて 「これは何?」 と、 なかなか達者な日本語で尋ねる。 年金手帳だ。 

「あなたはどなた?」 と聞く。 テレビや新聞で大きく報道された 「マージャン店が全焼した事件」 の被害者の妻だという。 

5月23日、

横浜市鶴見区のマージャン店が全焼し7人が焼死、 一人が大やけどを負った事件だ。

店内に居た8人のうちの2人が何かを言い争っていて、 そのうちの一人がガソリンを使って放火した、 というものだ。 

事務所のスタッフ皆がテレビの報道を見ながら、 「随分ひどいことだなぁ」 と言っていたその事件の関係者が相談に来るなんて……。 

Aさんは日本に来て6年。 結婚して1年足らずで、 夫が事故死という不運に見舞われた。 

亡くなった夫のBさんは、 老齢年金を受給していた。 年金についての役所は 「社会保険事務所」 だ。 Bさんの年金は太田社会保険事務所で扱われていた。 

Aさんの問いには 「遺族年金がありそうだ」 答えた。 それを確かめるために、 AさんはCTICスタッフと一緒に、 事務所近くの江東社会保険事務所へ行った。 そして、 「遺族厚生年金を受けることが出来る」 という結論を得た。 

早速、 関係各方面に当たり、 必要な書類、 証書を集めて太田社会保険事務所へ提出。 ようやく遺族厚生年金を受けることができるようになった。 

Aさん自身は、 この年金の問題以外にも、 まだまだ沢山の問題に向かわなければならない。 まず、 ビザだ。 「配偶者ビザ」 の期限が近い。 ここで、 奇妙な状況に直面する。 

「夫を亡くした外国人」 のAさん。

夫との結婚生活は11か月と短く、 子供はいない。 「夫の死亡」 ということで、 「配偶者ビザ」 が予定している条件の基本的な部分が失われてしまった。 

Aさんには同情されることはあっても、 何の責任もないこのケース、 Aさんのビザはいったいどうなるのか。 今、 ビザの関係の専門家に協力を求めている。 

そうこうしているうちに、 今度はBさんの残した幾つかのサラ金の借金の後始末、 あるかないかの遺産、 また、 あまり多くはないが 「生命保険金」 などの問題が解決を迫ってくる。 

借金などのマイナスの遺産を加減すると、 相続財産はあまり多くはなさそうではあるが、 ここでは、 さすがに他の遺族の方々も無関心ではいられず、 「遺産相続」 の問題が浮上する。 

さて、 今、 いちばん悩まされているのが 「生命保険金」 だ。 

これは、 13年前に離婚した前妻が、 結婚している当時から続けていた 「かけ捨ての生命保険」 で、 どういうわけか、 離婚後もずーっと、 自分の銀行口座からの引き落としで払い続けて来たものだ。 

Bさんの死亡によって数百万円の 「生命保険金」 が支払われることになった。 ここで、 問題が浮き上がってきた。 再び、 どういうわけか、 Bさんの死亡によって支払われる保険金の受取人が、 「配偶者」 のままとなっているのだ。 従って、 そのままでは、 Bさんの死亡時の 「配偶者」 であるAさんが金額を受け取れることになる。 

しかし、 ここに問題はないのだろうか。 法律上の問題とは別に、 社会正義、 公正の観点からの問題はないのであろうか。 遺族関係者たちとの話し合いの問題を含め、 CTICではこなしきれず、 否、 そうしない方が良いと考え、 ここは一番、 CTICの協力弁護士の力を借りることにした。 

今後は、 加害者に対する損害賠償請求の問題が出てくる。 加害者が弁償出来る状態にない時は、 どうするか。 おそらく、 最後は 「犯罪被害者等給付金」 の支給を求めてゆくことになるだろう。 

こうして、 「始めは一つの相談」 であったはずのものが、 次から次へと問題が出てきて、 守備範囲がどんどん広がっていき、 ついには、 こなしきれない状態になって、 「仕事地獄に陥る」 というCTICスタイルが確立されてゆくのである。 (渡辺哲郎)

教区教会委員連合会 

99年度総会を開く

東京大司教区教会委員連合会総会が、 6月27日に開かれた。 調布教会の進行で、 お祈りから始まった。 第一部はケルンホールで、

13時30分から15時まで、 森一弘司教が 「終身助祭制度について」 講演。 引き続き第二部の懇親会がカトリックセンターで催され、 白柳誠一枢機卿と森一弘司教の霊名の祝日の祝賀会 =写真下 が設けられ、

16時30分に終了した。 

第二部の祝賀会で、 白柳枢機卿は 「今、 全世界を見回すと喜びも、 希望もないように見えますが、 これは人間が作り出したもの。 叡知と力を合わせれば克服できるものです。 大聖年の準備をしている教会に、 教皇様は 『新しい聖霊降臨、 恵みの時』 と呼びかけています」 と、 霊名の祝日を祝う小教区の教会委員に語りかけた。 

〈6月18日から20日までドイツ・ケルンでG8サミット (主要8カ国首脳会議) が開かれた。

19日には、 『JUBILEE (ジュビリー) 2000』 債務帳消しキャンペーンで、 会議会場を取り囲む形で 「人間の鎖」 がつくられ、

世界各国からの参加者たち5万人が手をつなぎ、 最貧国債務帳消しを訴えた。 =写真上

白柳枢機卿は、

日本から参加したJUBILEE2000債務帳消しキャンペーン実行委員会の共同代表として、 世界各国の教会指導者とともに、 ケルン大聖堂近くの 「人間の鎖」 に参加した〉

「日本からは50万人の署名が集まりました。 現在の日本でこれだけの人がアフリカの問題について眼を向けてくれました。 この数は小さな数ではありません。

全世界から集められた1700万人の署名を、 主な債権国であるG7 (主要7カ国) に提出しました。」 

「21世紀は共に生きる時代と言われています。 あらゆる分野で対話し、 協力して、 共に生きるということを打ち出していきたい。 小教区でも互いに助け合って神の意向を生きて下さい」 と励ました。 

シリーズ 揺れる司祭像(10)

祈る司祭 戸 村 悦 夫 神 父(板橋教会 主任司祭) 

私は、 「聖フランシスコの会則と小さき兄弟会の細則に従って、 生涯、 いかなるものをも自分のものとすることなく、 従順、 貞潔のうちに福音を生きることを誓います」 と宣立している、 しがない修道司祭である。 

あの誓願宣立の日、 司式者は、 「修道者はいつの世にもちがった人間、 別の人間のように思われたり、 懐疑の目で見られたり、 拒絶されたり、 またあわれみに満ちたまなざしを向けられたりする。 しかし、 『すきに手をかけてから、 うしろを向く者は、 神の国にふさわしくない』 (ルカ9・62)。 

修道者として価値ある人生を生き抜くために、 日々、 自我という十字架を負いながら、 祈りと奉献の精神をもって精進するように……」 と説教した。 

あれから35年、 司祭に叙階されて、

くねくね31年。 

埋もれかかった遠い記憶を掘り起こしても、 これまで全くうしろを振り向いてしまうようなことはなかった。 

「わたしに従いなさい」 (ヨハネ21・19) と仰せになった復活したイエスに、 くびすを返してしまうようなこともなかった。 ただうしろを振り向きたい誘惑にかられたことはあったかもしれない。 

「いかなるものも自分のものとすることなく」 と宣誓し、 ペトロのように、 「わたくしたちはこのとおりいっさいを捨てて、 あなたについて来ました。 いったい、 何をいただくのでしょうか」 (マタイ19・27) と、 意気がったことを言いながら、 異動のときの荷物の多さに愕然となり、 今もって自我も過剰な仕事も捨て切れず、 背負い切れずに右往左往している。 

そんなおろおろしている私に、 「司祭とは?」 という真正面からの問いかけがこの度あった。 全く自信はない。 しかし司祭の生活と使命の基本的要素は、 次の二つではないかとふだんからそう思って、 心がけていることがある。 

そのひとつは、

イエスが使徒と呼ばれる12人を選んだのは、 「ご自分とともにいるためであった」 (マルコ3・15) とあるように、 私たち司祭も、 イエスのうちにまずはとどまるために選ばれたのだという自覚、 そして選ばれた私たちが、 互いの尊敬と一致のうちに真の兄弟のように生きて、 イエスの弟子であることを証しするためであるということである。 

そしてもうひとつは、 祈りとミサの時間に注意を払い、 祈りとていねいに捧げるミサが、 司祭の生活と活動の源泉となるよう努力していることである。 

とはいっても変化が激しく、 たくさんの情報に振り回される今の世の中にあって、 一方では、 現代の期待と挑戦に対して、 司祭としての自分をいつも開かれた状態にしておかなければならないとあわてながら思い、 他方では、 何もかもひとりで処理しなければならない生活を強いられている教会の現状にあって、 特に祈る、 しかも信者と共同で祈る時間が持てずにいらだっている。 

あるとき、 私はそんないらだちの中で、 信者に当り散らしてこう叫んだ。 「祈る時間がない!」。 そうしたらひとりの若い信者が、 そんな私をあわれむかのように近づいてきてこう言った。 「司祭の存在そのものが祈りじゃなかったんですか」 と。 

教会・修道院巡り

(70)

『男子跣足カルメル修道会』

男子跣足カルメル修道会の 「カルメル」 の名は、 イスラエルにあるカルメル山からとられています。 

預言者エリア、 エリシャの物語のなかで、 この名を記憶にとどめている方もいらっしゃることでしょう。 

ここにいつからか、 隠遁者が住みつくようになり、

これが13世紀に修道会として、 教会から認可されるにいたりました。 

カルメル会は、 フランシスコ会の聖フランシスコ、 ドミニコ会の聖ドミニコのような創立者をもちません。 

それで、 カルメル山上に最初の聖堂が建てられたとき、 それを聖母マリアに捧げ、 マリアを自分たちの会の創立者として仰ぎ、 無原罪の聖母の祝日を、 創立者の記念日として祝っていました。 

カルメル会士は、 イエス・キリストにより忠実に従おうとする思いを、 聖母マリアに身を捧げることを通してあらわしました。 

この奉献が、 いつしかカルメル会士の身につけている服を、 「聖母の衣」 と呼ばれるようにし、 スカプラリオの信心の由来となります。 

教会からの認可のしばらく後、 カルメル会は、 イスラエルのイスラエル進出にともない、 会の拠点をヨーロッパへと移し、 托鉢修道会として会を整え、 全ヨーロッパへと会を広げていきます。 

この会が16世紀スペインで、 アヴィラの聖テレジア、 十字架の聖ヨハネのカリスマによって刷新されて、 今日の跣足カルメル修道会が誕生しました。 

日本には、

この会のイタリア・ヴェネツィア管区の司祭6人が、

1951年フランシスコ・ザビエルの祝日に到着しています。 

彼らは中国で宣教活動をしていましたが、 共産革命で追放され、 マカオを経て日本に至った人たちでした。 

当時の名古屋司教から、 彼らは名古屋の一部と石川県をまかされました。 

ただ 「外人」 というだけで敬遠されるなか、 彼らは幼稚園をはじめて地域の信頼を勝ち得、 資金がたまると教会を建設するという形の地道な宣教活動を続けていきます。 

1953年、

今度はイタリア・ミラノ管区から5人の司祭が到着し、 カルメル的修道生活と、 カルメルの日本人召命のため、 東京と宇治を拠点にして、 観想を基盤とした使徒職を展開していきます。 

両管区は、 21年前に合併され、 準管区として今日に至っています。 

現在、 教会9、 修道会5、 幼稚園7、

黙想施設3があります。 

祈りに養われた修道生活を基盤として、 聖霊の導きのもと、 自由な使徒職を、 今後とも続けていきたいと思っています。

(山田裕於神父) 

〒158-0093

世田谷区上野毛2-14-15

電話 03-3704-2171

FAX 03-3704-1764

「現代人の目でこれまで語り伝えられてきたカトリックの教えを問い直してみよう」

(その3)

―私たちは、 現代社会の中で「罪と赦し」 をどのように理解しているかー

今回は、 今までの流れの上に立ち、 「罪」にしぼって、 深めていこうという企画を立てました。 

現代社会は途方もなく複雑化し、 罪の様相も変ってきました。 

これらを踏まえて、 「罪」の理解をもう一度改めて学んでみたいと思います。 

広く皆様のご参加をお待ちしております。 

第1回 10月16日 (土)

13時30分~16時30分

「聖書の中の罪」

講師 山本 襄治師(イエズス会) 

第2回 10月30日 (土)

13時30分~16時30分

「十字架による罪のゆるしと救い」 

講師 福田 勤師(フランシスコ会) 

第3回 11月13日 (土) 

13時30分~16時30分

「現代人の罪理解」―救いといやし-

講師 小笠原 優師(横浜教区司祭)

 

◎会場 東京教区関口会館 地下ケルンホール

◎参加費 1500円 (3回通・1回毎600円) 

◎申込・問い合わせ先

〒112―0014

東京都文京区関口3―16―15

東京教区事務局・東京教区 生涯養成委員会生涯養成コース係

電話 03-3943-2277

FAX 03-3944-6677

申し込み用紙に必要事項をご記入の上、 郵送あるいはFAXでお申し込みください。 

参加費は、 当日会場でお支払いください。 

わが輩はペトロである

(11)

老いについて

食欲がなく、 痩せて体毛が茶色に変わった自分の姿にくらべ、 虫や小鳥を狙って、 飛び跳ねるジュニアの若さを見ながら、 最近とみに老いと死について考えることが多くなった。 

この小さな教会の庭で、 生の大半を過ごしてきたことを思うと、 自分の一生は何なのかという思いもないわけではないが、 私はこの小さい世界の中で生きてきたことを決して後悔していない。 

すべてのものは、 土に帰っていくという自然の理 (ことわり) を思えば、 どれ程広く世界を旅しようと、 どれ程多い業績を残そうと、 多かれ少なかれ、 人間だって小さな世界で生きていることに変わりはない。 春から夏に生い茂り、 秋には枯れていく草花や木々と、 幾とせも共に過ごすうちに、 私は土に帰っていくことが、 自然というものの限りない優しさなのだと思えるようになった。 

O神父は 「何だかお前、 随分汚くなったな。 好き嫌いが多いから駄目なんだ。 それに、 猫というのはニャーニャー、 ニャーニャーなくから猫なんだ。 口をぱくぱく開ければいいってもんじゃないぞ。 なく時はちゃんと声を出してなけ」 と口うるさいうえに、 思い込みが強いのも相変わらずだ。 

自分だってお腹が空けば、 無口で不機嫌になるくせに、 なく力もない私の状態が目に入らないのだろうか。 それでも気になるのか、 O神父は食べやすいようにと包丁で餌を細かく切ったり、 柔らかい餌をくれるようになった。 

辛子入りのちくわをぽいっと投げた頃と比べれば格段の進歩だが、 ジュニアにはコショウの効いたビーフジャーキーをあげるなど、 やることに進歩がない。 

この教会にチーちゃんという5歳になる少女がいる。 チーちゃんは日曜日のミサの後に、 必ず裏庭に来ては私に話しかけていた。 

私がまだ元気だった頃は、 人間と関わるのがわずらわしくて、 なるべく接しないようにしていたが、 体力が衰えたこともあり、 チーちゃんが来ても逃げなくなった。 

体毛が茶色に変わり、 痩せて肋骨が浮き出ている私を、 チーちゃんは優しく撫でながら、 「ペトロちゃんかわいい」 と頬ずりをする。 側にいたO神父が 「チーちゃん、 ペトロの首の周りに虫がいっぱいいるよ。 触らない方がいいよ」 と言うと、 チーちゃんは 「だってペトロちゃんがかわいいんだもん」 と頬ずりをやめない。 驚いたような顔をしたO神父は 「ペトロがかわいいのか……」 とポツリと言った。 

その日以来、 O神父は何か感ずるものがあったらしく、 しばしば私の側にしゃがみ込み、 私を撫でるようになった。 私についている虫を見ると、 多少気味悪そうにはするが、 服をパタパタ叩くようなことはしなくなった。 

私は、 優しく私を撫でたり、 餌や寝床に気を使ってくれるO神父に感謝しているが、 目を三角にして 「ニャーニャー、 ニャーニャーとうるさいな」 と怒鳴りながらも、 餌を作ってくれたO神父が好きだ。 

自分勝手で、 脳天気なO神父に腹を立て、 二度と付き合うものかと思ったことは何度もあったが、 私は生の終盤に彼と付き合えたことを感謝している。 

私は友人として心を込めてO神父に言いたい。 「あなたにも土に帰る日が訪れるんだよ。 土に帰ることは優しさなんだよね」 ってね。 

カトリック青年連絡協議会(仮称)の設立にむかって

カトリック中央協議会の青少年委員会が、

1998年2月に解消されたのに伴って、 これまで各地で青少年の担当をしてきた司祭や信徒から、 青少年委員会にかわる全国レベルでの青年ネットワークの必要性の声があがっていました。 

そこで、 これまでに1998年9月 (大阪の聖母女学院香里セミナーハウスで)

と1999年2月 (広島のエリザベト音楽大学西条校舎で)

の2回にわたって、 「カトリック青年連絡協議会 (仮称)」 設立準備のための集まりが行われてきました。 

札幌、 新潟、 浦和、 東京、 横浜、 京都、 広島、 高松、 鹿児島のそれぞれの教区から、 青年司牧に携わる人々の参加があり、 全国レベルの青年の協力関係をどのように築いていけばよいか、 どのような連絡協議会ならば発足できるのかなどについて活発に討議し、 また各地の活動状況などの情報交換もしました。 

参加者たちは、 青年司牧についての情報交換、 交流、 協力の必要性を感じており、 話し合った意見を持ち帰り、 それぞれの場で分かち合い、 取り組むべき課題を明らかにしながら、 次回につなげていこうと確認しあいました。 

課題は次のとおりです。 

(1)全国レベルでの情報交換と交流・協力

(2)全国の青年と青年に関わる人への働きかけ

(3)国際的な青年活動とのつながり

(4)各教区の司教への説明と協力のお願い

(5)運営資金について

次回は神奈川県が会場となり、

9月24日から26日にわたって、

第3回目の話し合いが行われます。 

これまでの2回の話し合いには、 東京教区からも東京教区青少年委員会の宮下良平神父をはじめ、 青年活動に関わる信徒が参加しています。 

このような全国のネットワークの動きがあることを知っていただき、 参加、 協力、 ご意見をくださる方は左記のあて先に送ってください。 よろしくお願い致します。

(援助修道会 原 敬子) 

連絡先:〒160-0016

新宿区信濃町33 真生会館

カトリック学生センター

「カトリック青年連絡協議会 (仮称) 設立準備会」 宛

電話 03-3351-7121

編集部から

●今月は2組の元気のいいご夫婦に登場していただきました。 

いずれも喜寿を越えておられ、 高齢者に属しているはずですが、 実際には、 人生これからという意欲に満ちておられました。 

明るく、 希望にあふれ、 前向きであり、 プラス思考をとっておられました。 印象を一言で表すなら 「若いなー」 という言葉につきます。 

●学校は、 夏休みに入りました。 

昨日の新聞によると、 企業も、

今年は平均11日の夏期休暇が取れるとかで、

昨年より平均3日ほど長くなっているそうです。 このところ毎年、 夏休みの休暇が長くなったと報道されています。 

「休みの長いのはかえって困る。 どう過ごしていいかわからない。 だいたい、 休暇は金がかかってしょうがない」 というお父さんの声がでていました。 同じ年代の方なのでよくわかります。 どうして暇をつぶせばいいのか、 慣れない休暇にとまどう世代なのです。 

●ところで、 教区ニュースは8月がお休みです。 そのかわり、

9月の末に9月・10月合併号が出ます。 合併号の一面は、 夏休みの行事の特集です。 今年は、 夏休みの練成会・キャンプ・お泊まり会等の食事にスポットを当てて見ようと思っています。 

時代とともに変わっていく夏の教会学校の行事を、 食の面から、 その変化の様子を特集します。 楽しみにしていてください。

(西川) 

●猫のペトロは、 とても人気者です。 切りぬいてとっているという声をよくうかがいます。 

また、 「著者は誰か」、 「ペトロはどこの教会に住んでいるのだろう」 などと、 皆さん、 あれこれ想像をしていらっしゃるようです。 

残念ながら、 夏休み明けの次号で、 「わが輩はペトロである」 は、 最終回を迎えます。 果たして、 著者は、 明かされるのでしょうか。 

●VIVIDに情報掲載を希望される場合は、 各教会への配布予定日、 原稿〆切日にくれぐれもご注意下さい。 

せっかくの集いが、 教区ニュースの配布日には終わってしまうので、 掲載できないことがあり、 とても残念に思っています。

(A) 

VIVID

◆江戸最初のミサ400年・江戸鳥越殉教者記念ミサ

◇日時 8/22 (日) 10時 ◇場所 浅草教会〒111-0053 台東区浅草橋5-20-5 Tel 03-3851-4009 Fax 03-3851-7002 (地下鉄日比谷線秋葉原1番出口 JR秋葉原駅昭和通り出口)

◆教育心理学におけるPRH(人格と人間関係) セッションのお知らせ

▼ 「私の子どもたちをもっとよく知るために」

◇日時 8/19 (木) 9:00 ~ 8/20 (金) 15:00◇場所 鎌倉市津550 聖母訪問会シャローム◇対象 子どもの教育において、 子どもの体験していることを知り理解したいと望む、 または直面する困難を観る必要を感じている両親・保母・指導員等 ◇参加費 \7,250 (宿泊、 食事、 教材を含む) ▼ 「愛情ある人間関係」◇日時 8/24 (火) 16:30 ~ 8/30 (月) 朝食まで ◇場所 仙台市青葉区芋沢青の木257-1ドミニコの家 ◇対象 自分の人間関係を正しく把握し、 より良い人間関係を生きたいと望む人なら誰でも ◇参加費 \32,100〈宿泊、 食事、 教材など) ◇指導 金井町枝 (PRAインターナショナル公認) ◇申込み・問合せ 8/5 (木) までに 〒114-0034 北区上十条5ー34-13 金井町枝まで Tel・Fax 03-3906-5109

◆講演会のご案内

◇テーマ 「社会でカトリックはどう生きるか」 ◇日時 9/12 (日) 13:30 ◇講師 荒井佐■子 (世カ連副会長) ◇場所 カトリック立川教会国立集会所 ◇交通手段 JR中央線国立駅下車徒歩20分 ◇参加費 \500 (要予約) ◇問合せ・予約申込み先 042-536-7688 辻または 042-575-9756 井崎

◆あけぼの講演会のお知らせ

◇日時 9/23 (木) 13:30 ~ 15:00 ( 12:00 ~ 16:00 「ふれあい広場」 展示即売コーナー・喫茶コーナーなど) ◇講師 新谷のり子さん (お話と歌)◇テーマ 「平和といのちへの思い・・・」 ◇入場チケット \1,000 ◇場所 聖パウロ女子修道会◇交通手段 地下鉄千代田線 「乃木坂駅」 下車1番出口より徒歩5分 ◇チケット取扱所 イグナチオ案内所/スペース・セントポール/サンパウロ/教文館3階キリスト教部/横浜高島屋セント・ポールコーナー ◇問合せ先 〒107-0052港区赤坂8-12-42 聖パウロ女子修道会 「月刊あけぼの」 普及部 Tel 03-3479-1448 (担当:中島/草川)

◆グレゴリオ聖歌による荘厳司教ミサ

〈白柳枢機卿がラテン語で司式)

◇日時 10/16 (土) 15:00 ~ 16:30 (ミサ開始前14:40 ~ 15:00 聖母連願など) ◇場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂 ◇主司式 白柳誠一枢機卿 共同司式 教区・修道会の司祭数名 ◇対象 参加自由〈参加者には、 受付で、 ラテン語・日本語・英語を併記した楽譜付のミサ典礼冊子を配布しますが、 献金などよろしくご協力願います) ◇主催 カトリック・アクション同志会 ◇問合せ先 小田部胤明〈同会副会長) 〒151-0053 渋谷区代々木2-23-1-532 小田部法律事務所 Tel 03-3379-7161/Fax 03-3379-6550

◆黙想会

祈りのうちに、 神の呼びかけに耳をかたむけませんか

◇テーマ 自分の召命を考える ◇日時 9/24 (金) 20:00 ~ 9/26 (日) 16:00まで ◇対象 20代~30代未婚の女性信徒 ◇指導者 加藤圭師 (サレジオ会) ◇場所 東京都調布市下石原3-55(京王線 調布駅より徒歩15分) ◇参加費 \4,000 (宿泊費、 食事代等) ◇持参品 聖書、 筆記用具、 洗面具等 ◇申込み 9月20日 (月) までに下記へ 〒182-0034 調布市下石原3-55 コングレガシオン・ド・ノートルダム シスター秋山 

Tel 0424-82-2012 Fax 0424-82-2163

◆1999年度

星美学園短期大学公開講座のご案内

〔教養講座〕 「イタリアの家庭料理」

◇講師 Sr.マリア・コスタ氏 (本学講師) ◇日時 (1)10/30(2)11/13(3)12/4(4)1/22(5)2/5(全5回) 土曜日14:00~17:00 ◇定員36名(定員を越えた場合は抽選) ◇受講料 \15,000 (全回分/含材料費等/申込時全納、 返金なし/欠席の場合、 代理者出席可) ◇場所 星美学園短期大学調理実習室 ◇申込み方法 往復はがきに、 住所・氏名・年齢・職業・電話番号を記入の上、 8/23 (月) ~ 9/17 (金) 〔必着〕 までに下記へ ◇問合せ・申込み先 〒115-8524 北区赤羽台4-2-14 星美学園短期大学公開講座係 Tel 03-3906-0056

◆夏の高原の黙想会

◇テーマ 主があなたをお呼びです ◇日時8/20 (金) 14:00 ~ 8/22 (日) 16:00 ◇指導 柳瀬睦男師 (イエズス会) ◇場所 富士見高原・マリアの家 (JR中央本線・富士見駅下車) 長野県諏訪郡富士見町 富士見高原原の茶屋◇対象 女性信徒 (35歳まで) ◇参加費 \10,000◇問合せ・申込先 〒160-0012 新宿区南元町6-2マリアの御心会 中見サツ Tel 03-3351-0297Fax 03-3353-8089

◆第21回「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」(VMI東京支部)

◇句会日時 8/20 (金) 11:30 ~ 15:30 ◇場所カトリック神田教会信徒会館 ◇投句 ハガキで◇兼題 「夕立」・「香水」・「夏雑詠」通して3句以内 ◇投句先 住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠 (投句のみは欠席) を明記の上、 〒101-0065 千代田区西神田1-1-12 カトリック神田教会内 「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」、 または下記係宛 ◇締切り8/10必着 ◇参加資格 年齢不問 ◇当日会費\1,000 ◇年会費 \1,500 ◇持参するもの 天景 (\500以下の品物)・筆記用具 ◇運営方法互選 (準備済)・食事 (当番準備済)・互評 (気軽に輪番で自由に)・散会 (結果は作品集を全会員宛に郵送) ◇問合せ先 木田英也 (世話人) 〒279-0011 千葉県浦安市美浜1-6-611 Tel・Fax 047-355-7478 ※希望者には第20回の作品集をお送りします

◆NCK (日本カテキスタ会)創立30周年 第6回スーパー公開講座

◇メインテーマ 21世紀の福音宣教の担い手となろう ◇日時 9/11(土) 9:30 ~ 9/12(日)14:30 ◇場所 名古屋南山短期大学講堂 ◇講師の発題 「世界の福音宣教のうごきと日本」 (パオリ教皇大使) 「ザビエルの福音宣教と現代」(島本大司教) ◇オープンフォーラムパネリスト:パオリ教皇大使・島本要大司教・粕谷甲一師・相内俊一小樽商科大学教授、 鈴木秀子聖心大学教授・ヴォルペ聖霊短大講師・新松義男仙台教区カテキスタ・真島勝彦NCK会長(司会)・呉佳代子(通訳)・益浦仁弥(通訳) ◇12日 13:0030周年記念ミサ(南山教会) ◇定員 300名 ◇受講料 無料(受講票は必要) ◇宿泊 各自で手配◇昼食持参 ◇申込み締切り 7/31(土) まで必着 ◇申込み方法 往復はがき1通につき、 2名まで住所・氏名を記入の上、 下記NCK事務局までお申し込み下さい。 電話/FAXでも受け付けます。 〒703-8235 岡山市原尾島3丁目9-28-5古澤方NCK事務局 Tel 086-273-2294 Fax086-273-2313

◆墨絵によるキリストの受難

併催 「ジョセフ・ラヴ美の軌跡」 展

◇日時 7/27 (火) ~ 8/1 (日) 10:30~20:00 (最終日12:30~18:00) ◇会場 銀座教会・東京福音会センター (JR有楽町駅徒歩5分、 地下鉄銀座駅徒歩3分) 〒104-0061 中央区銀座4-2-1Tel 03-3561-2910 ◇共催 銀座教会・東京福音会センター、 ジョセフ・ラヴアートギャラリー

■キリスト教精神に基づいた生涯学習シリーズ講座■

◆2000年の教会の歴史

◇講師 M. クリスチャン師 (淳心会) ◇日程第1部 9/28、 10/5、 10/12、 10/19、 10/26、11/2、 11/9、 11/16、 11/30、 12/7 (10回) ◇内容 「初代教会から中世前半まで」 ◇受講料 10回 \5,000 ◇第2部 2000年1月~3月 (10回) 「中世後半からフランス革命まで」 ◇第3部 2000年4月~7月 (10回) 「カトリック教会の宣教師・フランス革命から現代まで」 ◇時間 火曜日14:00~16:00 (講義は15時30分まで) ◇場所 「真生会館学習センター」 (JR信濃町駅前) ◇申込み方法・問合せ先 電話、 または、 ハガキ・申込み用紙に 住所・氏名・講座番号・講座名を記入して下記まで 「真生会館学習センター」 〒160-0016 新宿区信濃町33 Tel 03-3351-7123