東京教区ニュース第97号

1992年11月01日

全教区民の参加を
白柳大司教 第2回全国会議にむけてメッセージを発表

第2回福音宣教推進全国会議 (第2回全国会議・NICE・2) の課題、 会期等は、 6月30日から開催された定例司教総会で審議・決定され、 課題発表にともない司教団メッセージも発表された。 (関連2・6面) 白柳大司教は、 この第2回全国会議にむけて全教区民の参加を呼びかけるメッセージを、 10月4日付で発表した。 

                    ☆            ☆

ご存じのように第2回福音宣教推進全国会議 (ナイス2) が、 来年10月2 1日から24日まで、 長崎で開かれます。 あと1年後に迫ったこの機会に東京教区のみなさんに、 もう一度ナイス2について述べたいと思います。 

なんらかの方法でナイス2に参加してください。 

ナイスは、 日本の教会の福音宣教を推進する道を探し求めて、 信徒、 修道者、 司祭、 司教たちが、 ともに祈り、 ともに考え、 ともに話し合う会議であると同時に、 日本の教会を刷新するムーブメント (運動) でもあるのです。 実際の会議は、 限られた各教区からの代表者によって行われますが、 日本のすべての信徒 (神の民) が参加することなしには、 日本の教会全体の刷新運動とはならないのです。 

(1) 祈りによって参加してください。 

聖霊の導きによって始められ、 進められているナイスの流れにとって、 祈りは不可欠のものです。 仕事に追われている信徒、 教育や社会福祉の現場で働かれている方はもちろん、 特に静かに神と語り合っておられる観想者、 病床で病と闘っている病傷者のみなさんに、 ナイス2の成功を願ってお祈りしてくださるよう、 心からお願いいたします。 

2) ナイスに関する記事を読んでください。 

ナイスの流れは、 第二バチカン公会議を源流とし、 その後のシノドスや日本の司教団の文章をとおして知ることができます。 ナイスを直接取り扱った文章も数多く書かれています。 是非、 本や雑誌に取り上げられているナイスに関する記事に目をとおしていただきたいと思います。 

(3) 話し合い、 分かち合いに参加してください。 

各小教区、 各修道院では、 できるだけ多くの話し合い、 分かち合いの場を作っていただきたいのです。 いろいろなグループの集いで、 ナイス2の課題を取り上げていただきたいと思います。 多くの教区民がナイス2の課題をめぐって、 痛みを分かち合い、 喜びを共感し合って欲しいと思います。 

(4) ご意見、 ご提言をお寄せください。 

ナイス2の課題 『家庭』 が、 日本の福音宣教推進のために取り上げられたのは、 ナイス1の課題が 『開かれた教会』 であったと同様、 信仰が実生活から遊離している現実を乗り越えようとするものです。 そして個々人と信仰共同体の回心によって、 日本社会に働きかけ、 キリスト教的価値観を社会に植えつけ、 根づかせるためなのです。 どうぞナイス2へのご意見、 ご提言がありましたら左記にお寄せください。 ナイス2へのみなさまの関心が高められ、 その関わりをとおして東京教区の教会が刷新の恵みを受けることができますよう、 みなさまのお祈りをお願いいたします。 みなさまの上に神の祝福がありますように。 お問い合わせなどは左記にお願いいたします。 

1992年10月4日

NICE・2の成功のための祈り

恵みゆたかな神よ

あなたは 教会がすべての人の救いの秘跡となり

キリストのわざを 世の終わりまで伝えることを

望まれました。 

日本の教会も

あなたの望みにこたえることができますように

光と力を注いでください。 

福音に出会う恵みを与えられたわたしたちが

重荷と労苦を背負うすべての人びとと ともに

キリストから与えられた喜びと希望を分かちあい

あなたに向かって歩んでいくことができますように。 

わたしたちの主イエス・キリストによって アーメン

〔参考図書〕 

森一弘講話集 

『今、 ナイスの意味を問う』  定価800円 (送料別) 森一弘著 女子パウロ会発行 

第2回福音宣教推進全国会議に向かっての 『分かち合いノート』 定価350円 (送料別) 

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上智社会事業団出版部発行『話し合いノート』定価350円 (送料別) 

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上智社会事業団出版部発行

教区総会で体験した分かち合いの喜びをブロックで

家庭で育てられる信仰

城東ブロック

城東ブロックでは9月15日、 赤羽星美学園で、 家庭を考える集いパートⅡ 「家庭で育てられる信仰」 の分かち合いが開催された。 

これは昨年、 教区創立百周年記念行事の一環として開いたパートⅠ 「夫婦の対話とカップルパワー」 (既報87号) に続く企画である。 

分かち合いの喜びを参加者に味わってもらい、 小教区において開催が難しいとされるこの種の催しの火つけ役となることがねらいという。 

午前10時半、

森司教のナイス2開催の意義の講話を聞いたあと百名余の参加者は

サブテーマ

(1) 「子どもと共に、 いかに信仰を育てて行くか」 

(2) 「体が不自由な人々と語り共に生きる人生を考える」 

(3) 「もう一度、 家族とは何かを考える」 

(4) 「家庭を支える教会共同体を考える」 

(5)「もう一度、 家族とは何かを考える」 

(6) 「滞日外国人と語り共に生きる家庭を考える」 

(7) 「若者の生きがいと信仰」 

(8) 「難しい話はさておき、 親交 (信仰) を暖めたいと思う者の集い」 

の8グループに分かれ、 午後にかけて話し合った。 

最後の全体会ではグループごとに 「印象に残った話題」 「私たちの決意」 「教会共同体への要望」 の発表があった。 その幾つかを拾ってみると、 (1)(4)が共通して若者たちの信仰を培う教会行事やリーダー研修会を要望。 (2)では、 病人が出たときカテドラルの相談窓口 (カリタスの家) がありがたかったという体験、 身障者と集う催しの要望。 (3)では、 子どもの指導に夫婦のたゆまぬ小さな積み上げを決意、 生き生きとしたミサと親しみやすい教会の雰囲気を要望。 (4)では、 他に 「何でも相談」 活動への各教会参加の呼掛けが。 (5)では、 信者夫婦の間の価値観の相違が話題に上り、 手紙を書くことが相互理解に役立つ発見が話された。 (6)では、 外国人の告解の機会の少なさが浮き彫りに、(7)では若者の絶対数の減少 (教会に来る来ない以前の出生率の問題) が種々の妨げになっているとの鋭い指摘があった。 (8)では、 信者らしい・らしくないとは、 PKO、 受洗後初めて告解した感激、 高齢者の維持費など、 ユニークでかつ信徒の生活に欠かせない話題で盛り上がったという。 (9)ではまた、 滞日外国人援助のための教区として公の機関・基金・情報交換の場を設けてほしいとの要望が出された。 

「難民だより」 の配布、 昨年のカトリック国際センター募金の呼び掛け、 今年はそのインターナショナルデー開催など本紙その他で大きく報じられている。 10数名の話合いの中に、 そのような機関が既にあることを知る人はいなかったのか、 教区側のPR不足か、 情報受け止め側の注意不足か、 複雑な思いだった。 

第2回福音宣教推進全国会議司教団メッセージ

信徒、 修道者、 司祭の皆さま

ちょうど2年前 (1990年8月)、 司教団は、 第2回福音宣教推進全国会議 (以下 「第2回全国会議と略します) のテーマを家庭にし、 皆さまにこのテーマをどのように取り上げたらよいかを考えてくださるようにお願いいたしました。 短い期間であったにもかかわらず、 誠実に討議課題案をお送りいただき、 本当にありがとうございました。 

わたしたち司教は、 このたび開催された司教総会において、 各教区から寄せられた討議課題案をまず真剣に受けとめ、 検討し、 第2回全国会議において、 何を取り上げ何を話し合っていくべきかを協議いたしました。 そして 「家庭の現実から福音宣教のあり方を探る」 ことにいたしました。 

家庭のつながりは、 現代人にとって大きなよりどころであるだけに、 喜びでありますが、 ときには苦しみになっている事実も否定しません。 わたしたちは、 討議課題案から、 現代の家庭が、 さまざまな痛みや苦しみを抱え、 うめき、 きしみ、 切実な叫びをあげていると同時に、 それらを乗り越えて生きようと懸命に努力している姿に改めて気づきました。 

それらの原因となっているのは、 人間のもっているエゴイズムや未熟さであったり、 経済を中心として発展する複雑な日本社会からの重圧であるということが明らかに見えてきました。 わたしたちは、 苦しみ復活したキリストこそが、 このような現状を克服して変えていく力となってくださると信じます。 今も生きておられるキリストは、 わたしたちにどのようななぐさめ、 光、 力、 希望を与えてくださっているのでしょうか。 わたしたちは、 キリストを求め、 わたしたち自信のキリストとのかかわりを見直しながら、 現代人にとって非常に重大な問いかけに取り組んでいきたいと願っております。 

来年の10月21日(木)から24日(日)にかけて長崎教区で開催される第2回全国会議に向けて、 聖霊の導きのうちに話し合い準備してくださいますようお願いいたします。 

そして、 イエス・キリストのお言葉に従って、 御父のみ旨がこの地上で実現されることをともに祈ってまいりましょう。 

函館巡礼と体験学習の旅-生涯養成委員会初の試み-

9月2日午前10時40分、 全日空853便は定刻よりおよそ20分遅れて函館空港に着陸した。 東京教区生涯養成委員会が企画した3日間の 「函館巡礼と体験学習の旅」 が始まる。 

40名のグループ。 東京教区ナイス事務局局長、 塚本伊和男神父を団長に、 生涯養成委員会のスタッフ5名。 そして19の教会から参加した信徒たち、 主な訪問先は3か所。 男子トラピスト修道院、 女子トラピスト修道院、 そして特老ホーム 「旭ヶ岡の家」 。 2つの修道院には巡礼を、 旭ヶ岡の家では日本のモデルケースといわれる老人ホームの実態を知り、 体験をというのがねらい。 だから旅も 「巡礼と体験学習」 と名づけられた。 

函館の空は灰色の雲で覆われていた。 迎えのバスが空港を後にする頃パラパラ降り始めた雨も午後には本降りとなってきた。 男子トラピストではルルドへのローソク行列が予定されていたが、 雨のため中止。 午後7時15分からの修道者方の晩の祈りに参加できたことは皆にとって大きな感激だった。 深い沈黙だけが語っている聖堂内に響く荘重な歌声、 「心が洗われる思いがした」 とあとで何人もの人が話していた。 8時過ぎ、 40人を乗せたバスは日本海岸沿いに暗い夜道をホテルのある湯の川へ向かう。 

9月3日快晴、 旭ヶ岡の家へ。 日本に老人養護施設はたくさんあるのになぜここへ?4月から7月にかけて東京教区生涯養成委員会は 「第二の人生を豊かに」 というテーマで養成コースを開いた。 ここ 「旭ヶ岡の家」 施設長、 パリ外国宣教会のF・グロード師も講師の1人として招かれ、 「老後は人生の仕上げ」 をテーマに話された。 高齢者問題とその対策について新鮮な息吹を感じさせる話しだった。 百聞は一見に強かず。 ホームを訪ねてみては。 スタッフの間でそんな話しがもちあがった。 そしてその熱意が夢のように思えた旅を実現させたのだ。 

ホームは函館を一望できる小高い丘の上に建っている。 明るくて清潔、 これが第一印象。 幅の広い廊下と高い天井が広い空間を作り出している。 全面ガラスのドアが多く、 陽光がさんさんと建物の中にまでふりそそいで雰囲気をいっそう明るくしている。 入所者は80数名。 障害を背負ったお年寄りばかり。 杖の助けを借りて歩く人、 車椅子を操りながら移動する人、 みなさっぱりした服装で、 中には着物と羽織りでよそ行き姿に見えるお年寄りさえいる。 寝たきり老人の部屋を覗く。 真っ白なシーツが目に眩しい。 大きなお人形を横において、 しきりに話しかけている。 悲しい光景なのになぜか悲壮感や暗さは伝わってこない。 介護する人たちの表情も明るい。 ここでは1人1人の老人が 「人間」 として大切に扱われている。 そんな実感が胸をつく。 

担当スタッフのきめ細かい事前の準備と旅行中の献身的な働きもあって、 実り豊な旅だった。 実生活に根ざした信仰を深め、 開かれた心で神と他者との交わりを目指すのが生涯養成なら、 この旅もその流れの中でりっぱに使命をはたしている。 そんな思いを胸に帰路についた。 

(Sr. 石野澪子)

ズーム・アップ
高木一雄氏

『カトリック東京教区年表』 がこのほど当大司教区で発行された。 A4版704ページに及ぶこの大作を成し遂げたのは、 藤沢市在住の高木一雄氏 (62歳) 。 

20年来こつこつ収集してきた修道会の記録などを含むカトリック関係の歴史資料をもとに、 朝から晩までこの本にかかりっきりになって3年半。 高木氏のこの努力が同年表となって結実した。 この間違いを許されない歴史年表を見ると、 原稿作成、 校正など大変なご苦労があったのではと思うのだが、 高木氏は 「歴史が好きだから、 苦労も苦労ではありませんよ」 とおおらかに笑う。 

「カトリック新聞」 の徹底的チェック、 国立国会図書館や外務省外交資料館などに足を運ぶこと百回以上だと聞いている。 

「私の苦労よりも、 キリシタン時代、 また、 明治の初め、 まだ日本のこともよく知られていない時代に日本に来て、 宣教に励んだ宣教師の苦労を思うと、 記録を残さずにはいられません。 宣教師の方々はそれでいいかも知れませんが、 信徒の1人として、 名もなく死んでいったままにするのではなく、 何とか記録に残しておきたい、 これが私たちの務めだという気がします」 この熱い思いが、 これまでのかずかずの歴史書出版につながった。 氏の著書は、 『日本・ヴァチカン外交史』『大正・昭和カトリック教会史』『江戸キリシタンの殉教』 など9冊出版されている。 

キリスト教の歴史に取り組んで約40年。 高木氏は、 今、 次の目標である 「奥羽キリシタン史」 の研究・執筆に励んでいる。

課題
家庭の現実から福音宣教のあり方を探る
神のみ旨と共有を求めて現状を見つめる

1、 共感と共有を求めて家族の現状を見つめる

すべての人に愛される神は、 苦しみ叫ぶ人々の声に心を動かされ、 モーセを派遣されました。 (出エジプト記3章参照)。 

その神を思うとき、 わたしたちは、 全国から寄せられた課題案の中ににじみ出ている家族の苦しみや悲しみに共感し、 問題を共有するプロセスの必要を感じます。 全国会議に向けて、 第三者としてではなく、 家族の痛み、 苦しみをお互いに自分のものとして共感し、 家族の抱える問題を共有するように分かち合いましょう。 

なお、 わたしたちが共感すべき問題には、 たとえば、 次のような個々の具体的な姿があります。 

(1)夫と妻 (男と女) 

(2)性

(3)生命の伝達

(4)親と子

(5)信仰の伝達

(6)高齢化する家族

(7)単身者

(8)別居、 離婚

(9)家制度

(10)病人、 障害のある人

(11)弱い立場におかれている (差別されている) 人

(12)国籍の違う人

(13)地域社会とのかかわり

(14)職場 (企業) とのかかわり

(15)学校とのかかわり など

2、 1人ひとりを大切にしておられるキリストとの出会いを深め、

愛の共同体を育てる

わたしたちは、 これらの現実の中に、 1人ひとりを本当に大切にし、 家族共同体を育てて下さるキリストが働いておられると信じます。 キリストは具体的にどのようなメッセージを与え、 どのような力、 希望、 なぐさめをくださっているのでしょうか。 祈り、 聞き、 探しましょう。 

3、 すべての家庭にキリストを伝え、

キリストをあかしする信仰共同体をめざす

キリストの現存と姿に新たにめざめて、 わたしたちは、 信仰共同体のあり方を見直し、 キリストがわたしたちに期待しておられる使命にこたえていきましょう。

たとえば次のような側面から見直していけばどうでしょうか。

(1)信仰共同体 (教区、 小教区、 修道院、 家庭)

の回心と使命の自覚

(2)典礼や儀式その他の刷新

(3)組織、 行政の見直し

(4)仰教育の確立

(5)日本社会とアジア、 世界へのかかわり など

女たちのやさしき反乱
女性と教会委員会講演会

9月19日午後1時から、 上智大学7号館で、 教区の 「女性と教会」 委員会主催の講演会が行われた。 講師は、 京都ノートルダム大学のSr.小久保喜以子、 テーマは、 「女たちのやさしき反乱」 であった。

森一弘司教あいさつ

担当司教である森一弘司教は、 「この委員会はナイス1の諸提案をうけて、 東京教区の重点課題の1つとして発足したが、 男性の委員は私1人だった」 と前置きをした後 「当委員会の基本的なポリシーは、 男性と女性のよきパートナーシップの確立であり、 男性と女性のかかわり方の現実を直視し、 どのようなかかわり方がよいのかを模索していく。 そのことが第2回ナイスのテーマを考えていくうえでも有意義であると思う」 と述べた。 

Sr.小久保講演 

「反乱というタイトルをつけたのは、 ごく平凡な事で、 男性の視点をおしつけられたことを我慢しないで、 女性の視点を持つようにするという意味である」 と述べた後、 教会の女性に対する姿勢、 男性の視点、 女性の視点、 等にふれた。 

自身がアメリカで一緒に学んだ2人の修道女との体験、 フィリピン、 ミンダナオでの原住民のなかでの7ヶ月に及ぶ共同生活を踏まえた体験を通して、 

「一番大事なのは人間の尊厳であり、 小さな人々の中に豊かな交わりがあることを学んだ」

と語った。

また 「フェミニズムとは、 女性の立場から女性の目で世界を見、 女性の心で物事を感じる。 つまり女性の生き方そのものである」 と述べ、 「男性も一緒に横のつながりのある関係が男性にとっても喜びとなる」 と結んで講演を終えた。 

分かち合い

講演後、 37名の参加者は、 4つのグループに分かれ、 分かち合いを行った。 

各グループで出た意見を拾ってみる。 

-女性は、 影の部分で社会を支えてきたのであって、 それを女性差別と受け止めなくてもよいではないか。 

-今、 女性が非常に幸せな部分を生きる時代になってきた。 教育も望めばどんな高等教育も受けられる時代である。 しかし、 そういう時代を生きている中にあっても男女の性差の壁は厚い。 家庭における夫と妻との関係においても同様である。 

福音的パートナーシップを達成するためにも、 自分の考えを相手にも伝えることが必要。 そういう人間関係を家庭においても、 職場においてもいろいろな場所で達成していく。 

そういうところに、 女性・男性という性差を越えた人間という1つの大きな枠組の中で捕らえられるのではないか。 

-私は女性だ、 私は女性だから、 あなたがたは男性だから…と肩をいからせる姿勢をまったくなくして、 むしろありのままの自分で、 女性が女らしく生きる時に人間の原点にかえったときにはじめて女性とか男性の壁が崩れていくのではないか。 

-働くこと=自立というような経済的なことを評価する考え方が家庭でも社会でも重視されていて、 人間と人間の交わりを大切にする時間がほとんど働くことによって失われてきている。 人間と人間の関係を大事にするということが印象に残った。 

-自分が差別されていることに30年間気がついていなかった。 最近働き出して、 これはおかしいのではないかと気がついた。 気がついたことは非常に大切である。 

- (男性からの発言) 差別している側は自分が差別していることに気がつかない。 だから教えてもらわないといけない。 

この日の出席者のうち、 男性は2~3人、 スタッフにも森司教と晴佐久神父だけ、 というように女性だけが集まって差別感を述べているだけではなく、 講師の主張するように男性も一緒に横のつながりのある関係が確立されるように努力することが今後の課題であろう。 

教会、それはあなただ
第2回千葉ブロック信徒の養成コース始まる

千葉ブロックの第2回信徒の生涯養成コースが、 市原市の五井教会を会場にして、 11月1日から開催された。 今回のテーマは、 「教会、 それはあなただ-信徒の責任と自覚に基づいた教会共同体作り」 。 今回のコースの開始にあたっては、 第1回目である前回の経験を色々と参考にした。 

第1回コースの評価

さて、 第1回目のコース参加者に書いてもらったアンケートの回答によると、 コース全体に対する評価は、 大多数が、 「よかった」 、 「再度開催して欲しい」 というものだった。 また、 「日頃、 何気なく送っている教会生活に対する理解が深まった」 等の感想が寄せられた。 スタッフとして端から見ていると、 参加者のうち、 かなりの人々が最初、 このコースというものが何か講演会のようなもので、 参加者は、 講師の話をただ聞いていればよいと思っていたのに、 分かち合いで、 一人ひとりの主体的な参加が求められることが分かって、 戸惑っている様子が見受けられた。 

しかし、 回を重ねて、 分かち合いの意味と方法に対する理解が深まるに連れて、 活発で、 本当の意味での信仰の分かち合いが行われていることを実感することができた。 それで、 この分かち合いを今回も継続し、 内容を深めて行きたいと思う。 

テーマとメインタイトル

ところで、 テーマは、 前回が、 「教会の典礼」 で、 いわば、 信仰生活及び、 教会生活の源泉に焦点が当てられていたのに対して、 今回は、 教会の典礼によって、 養われた信徒が、 如何に教会共同体の形成のために貢献出来るかという点に焦点が当てられていて、 そして、 その場が、 それぞれ設定された各回のテーマであるという構成になっている。 また、 メインタイトルの 「教会、 それはあなただ」 については、 「教会」 という言葉の聖書的背景には、 いつも 「神によって呼ばれること、 神によって呼び集められた者の集い」 というような意味合いが、 こめられている。 そのような伝統から言えば、 「教会、 それはあなただ」 という表現は新約の教会の設立者であり、 今も生きて共に歩んで下さる 「キリスト」 から、 信者1人ひとりに向けられた言葉であり、 期待であると理解できると思う。 「主・キリスト」 からそのように呼び掛けられている 「このわたし」 が 「他のわたし」 と手を携え、 「わたしたち」 となって、 「キリストのからだ」 である教会を築いていくために、 どのような貢献ができるのかを学ぶことを今回は、 目指している。 

つまり、 今回のコースの目標は、 キリストによって教会に呼び集められた信徒こそ、 教会共同体形成の主役であるという信仰の真理を再認識し、 そして、 それを責任をもって果たして行くために、 自分に何が出来るのかを、 同じ信仰の仲間の生の声に耳を傾けながら探る所にある。 

(小沢茂神父) 

現代典礼研修会開かれる

1昨年発足した現代典礼研究会が主催する 「ともにささげるミサ」 研修会が、 9月23日麻布教会で、 予定をこえる85名を集めて開催された。 

土屋吉正師 (イエズス会) はミサを 「神と神の民による継続的な祭儀」 と位置づけ、 特に信徒の 「ことば」 による参加の重要性と、 ミサが感謝の典礼に移っても 「ことば」 の要素は薄まらないこと、 そして準備の重要性などを総括的に説明した。 典礼聖歌388の斉唱のあと、 山本量太郎師 (中央協議会) は4番の歌詞を引用、 復活したキリストが旧約聖書全体を通してご自身について説かれた史実 (ルカ24章) をもとに、 ことばの典礼の意義を解説した。 

教会音楽家の小田賢2氏もまた、 第一朗読と答唱詩編およびアレルヤ唱と福音朗読の密接な関連を、 そして歌詞を大切にした歌唱法を実践的に指導。 

福地幹男師 (イエズス会) は奉献文を中心に、 また叙唱前、 記念唱、 栄唱などを信徒も歌うことによって、 「感謝の典礼」 の感謝と賛美の意義が高められることを実践をまじえて説いた。 

公会議によって改革された現代典礼の精神を1日で学ぶことに無理があるが、 よくポイントを押さえた内容に思えた。 

また会場で販売された参考図書も充実していた。 その内 「ミサがわかる」 (オリエンス宗教研究所発行) は、 侍者の奉仕に悩んでいる小教区にとって、 とても参考になる。

問い合わせは 〒156 世田谷区松原2-28-5

03-5376-1617

現代典礼研究会

徳永瑞子さん再びアフリカへ

「プサマカシ」 という体験記を著した助産婦で、 「ズームアップ」 (本紙85号) でも紹介した徳永瑞子さん (赤羽教会信徒) が、 このたび公衆衛生学研究課程を終了。 アフリカのエイズ蔓延を聞き、 何か手助けができないかと後援者たちと 「アフリカ友の会」 を設立、 中央アフリカ共和国の正式要請を受け、 エイズの(1)予防活動(2)患者のケア(3)孤児養育などのため、 11月再びアフリカへ渡ることになった。 来年はさらに2名が派遣される予定。 

注射器やその他医薬品調達の資金がまだ不足しているという。 

詳しくは  事務所 〒196 昭島市中神町1263-22

0425-46-0668

郵便振替 東京0-658734 「アフリカ友の会」 へ

教会・修道院巡り (20) 『本郷教会』

ペトロ・レイ大司教は、 1923年の関東大震災で被害を受けた小教区の聖堂再建のため、 多大の力を注いだ。 応急の仮聖堂は次第に新築の聖堂に変わっていったが、 同時に、 新しい小教区設立の必要にも迫られ、 築地の土地を分譲して、 本郷、 高円寺、 大森、 麹町に土地を購入した。 

本郷には、 1927年3月29日、 本郷上富士前町にあった旧華族の住居をそのまま、 土地と共に購入した。 レイ大司教は、 将来の日本は学生に負うところが大きいと考え、 学生の多い本郷に土地を物色したのである。 

屋敷は建物の一部を改造して聖堂、 司祭館、 信徒館、 集会所としたが、 レイ大司教自ら手弁当で関口台から本郷に通い、 改造の指図をした。 

本郷教会は1927年6月1日、 東京府知事の教会設立正式許可をもって出発し、 同年12月18日、 聖ペトロの名のもとに誕生した。 築地、 神田、 浅草、 本所、 麻布、 関口についで東京市内、 7番目の教会である。 

レイ大司教は関口台の司教館から本郷に移り、 誕生したばかりの本郷教会の司牧にあたった。 

シャンボン大司教が東京大司教として派遣されると、 レイ大司教は正式に本郷教会の主任となった。 昭和初期の本郷教会の雰囲気は、 主任司祭を中心に一致し、 祈りを大切にして、 家族ぐるみで交わり、 明るく暖かいものであった。 また、 信者の中に田中耕太郎氏をはじめ、 大学関係者が多く、 かれらを取り囲む学生たちで、 若さと教養あふれる雰囲気があった。 

本郷教会は昭和12年まで、 パリミッション会の司教、 神父が交替で司牧にあたっていた。 しかし、 日中戦争が始まると外国に対する日本の世相が険悪となった。 教会が日本人によって運営できるようにシャンボン大司教に代わって土井大司教が邦人で始めての大司教となった。 本郷の教会の主任もパリミッション会から、 邦人司祭へと移行していった。 第二次世界大戦下の本郷教会は、 特別警察官や憲兵の取調べを受けながらも、 落ちついた雰囲気の中でみな一致し、 祈りと家庭的交わりを保ち、 絶えず宣教活動に励んでいた。 

1945年4月14日、 東京大空襲によって、 由緒ある武家屋敷の面影を残した日本家屋の聖堂、 司祭館その他すべては灰塵に帰した。 信者の家庭も多くの被害を受けたが、 互いに助け合い励まし合いながら、 聖堂の再建に努力した。 経済大国日本の都心に位置する本郷教会が、 人々の必要に答える開かれた教会としてますます発展するよう、 その歩みを見守りたい。 

〒113 文京区本駒込5-3-3 3941-5916

ちょっとおたずねします

Q、わたしは教会に通い始めてまだ間もないのですが、 ミサの祭服の色が日によって違うことに気づきました。 どのように使い分けられているのか、 また、 それぞれの色にどのような意味があるのか教えてください。 

A、今回もミサについての教会の公式見解である 『ローマ・ミサ典礼書の総則』 (「総則」) の難しい文章の引用から始めなければならないことをおゆるしください。 「総則」 は、 祭服の色の多様性について、 「祝われる信仰の神秘の特徴や、 典礼暦年の流れにおいて進展していくキリスト教生活の意味を、 外面的にも効果的に表すことを目的としている」 (307番) と述べ、 「祭服の色に関しては伝統的な使い方を守る」 (308番) としたうえで、 その基本線として、 (1)白色は復活節、 降誕節、 多くの祝祭日に、 (2)赤色は主の受難、 聖霊降臨、 使徒と殉教者の祝祭日等に、 (3)緑色は年間に、 (4)紫色は待降節、 四旬節、 死者の記念に用いるよう指示しています。 その他、 黒色を死者のためのミサに、 ばら色を待降節第三主日と四旬節第四主日に用いることもできると付記しています。 「総則」 はこのように、 各色の使い分けについてだけ指示しており、 それぞれの色の典礼上の意味について公式には一切触れていませんが、 中世以降、 白色は祝日的な喜びと栄光そして清らかさ、 赤色は聖霊の働きと殉教の血、 紫色は悔い改め、 黒色は悲しみを表し、 緑色は中間的な色として特別でない期間 (年間) に用いられるというように通常説明されていますので、 あわせて紹介しておきます(『カトリック大事典』 「典礼色」 の項参照)。 祭服の色についてこのように考えるとき、 前提として忘れてはならないことがあります。 それは、 「すべての奉仕者に共通の祭服はアルバである」 (「総則」297番) ということです。 アルバはいうまでもなく 「白」 という意味ですから、 実は白色こそ祭服の最も基本的な色なのです。 

わたしたちは洗礼を受けてキリスト者になったとき、 新しい人となり、 キリストを着る者になったしるしとして、 白い衣を受けました (洗礼式文参照)。 古代の教会には、 祭儀で奉仕するとき、 洗礼時に授与された白衣を持参して着用するような習慣さえあったようです。 現代のわたしたちが教会備付けのアルバ (白衣) を着用するときにも、 自分が洗礼を受けているキリスト者であることの自覚を新たにさせられるのです。 

すべての奉仕者に共通のしるしであるアルバの 「白」 が祭服の基本的な色ですが、 それに加えて、 司祭や助祭がそれぞれの奉仕職のしるしとして身に着けるストラ等の部分に色の変化をもたせることにより、 その日祝われる祭儀の性格、 あるいは典礼暦の移り変わりをも表現できるようになっているのです。 カトリック教会の豊かな伝統に感謝したいと思います。

司祭も全員参加・・・千葉ブロック大会開催

共同体意識を更に強める

1月4日、 青空の下、 久留里カトリック幼稚園を会場にして千葉ブロック大会が開催された。 

☆育ってきた共同体意識を背景に☆

内は西千葉、 千葉寺教会から始まり外は銚子、 館山教会まで内房、 外房の広大な地域に11の教会が散在するのが、 千葉ブロックである。 都内の教会のように車で15分も走れば、 近隣の教会を訪ねることができるというようなわけにいかない。 交通の便は悪く、 日頃近隣の教会と交流し、 共に協力し合うことは容易ではない。 しかも、 伝統が強く宣教司牧が難しい地域でもある。 

そのためか、 逆に司祭たちの間に互いに協力していこうという意識が強く、 ここ数年は各教会の持ち回りで、 2月毎に司祭の集いが行われ、 宣教司牧の充実のための話し合いが行われており、 司祭同士の間には連帯意識が育っている。 

また年々強まってきた連帯意識のもとに、 千葉ブロック会議も明確な目的意識をもって、 マンネリになることなく運営され千葉ブロック共同体の核としての役割を果している。 今回の大会を運営したのは勿論千葉ブロック会議である。 その呼びかけに応じて、

当日は300人近くが参加、 司祭たちも全員出席ということになったのも、 日頃からの積み重ねがあったからである。 

☆ミサの新しい試みに感動。 ☆

大会はミサと共に始まった。 司教協議会の典礼委員会の秘書を努める関根神父 (木更津教会主任) のイニシヤテイブで、 共同司式の司祭たちと信徒たちが心を1つにしてささげられるように、 歌と式次第の随所にさまざまな工夫がなされ、 多くの参加者たちは感動した。 

ミサ後、 近くの久留里城を目指してハイキング。 天守閣の下で見事なパノラマを見ながら昼食。 幼稚園に戻って、 それぞれの教会が作成した教会旗の披露を行った後、 またの再開を願いながら解散。 

尚 千葉ブロック司祭団及び千葉ブロック会議は生涯養成コースを独自に企画。 「教会それはあなただ」 をテーマに、 今秋から来年度にかけて五井教会を会場にして行われる。 

10/5-7
司祭研修会報告
テーマ:現代社会の抱える諸問題これからの司牧形態を考える

今年度の東京教区司祭研修会が、 10月5日から7日にかけて那須塩原のパークホテルで48名の司祭が参加して行われた。 今回の研修の内容は、 「現代家庭の抱える諸問題」 と 「これからの司牧形態をともに考える」 の2つであった。 雨中にもかかわらず各参加者は、 5日の午後3時までに到着し予定通りに研修会が始まった。 

第1日目の研修は、 ナイスⅡのテーマ 「家庭」 に沿った研修で、 「現代家庭の抱える諸問題」 と題して湯沢擁彦 (やすひこ) 氏 (お茶の水女子大学教授) が講話を行った。 湯沢教授は、 戦後の家族問題を5つの点に分けて話して下さった。 まず戦後を昭和20-35年、 36-48年、 48年以降の3つの時代に分け、 各時代に於ける家族の問題の違いを社会状況、 法制的な面及び各種の統計から導きだした。 次に、 現代の家族が抱えていると思われる不安や心配の種として離婚、 夫婦関係、 未婚の母、 親子関係、 結婚難、 子供の問題、 老人問題などを挙げ、 統計表を使ってそれらの問題を検証しながら教授の見解を述べて下さった。 

2日目は、 湯沢教授が最後の問題点として、 現在の家族問題に対する判断と解決の方向を探る上での注意すべき点を挙げた。 それによれば、 現代は余りにも情報が多すぎ、 その情報に影響されて不安を引き起こしているのでそれを鵜呑みにしないよう指摘した。 それは、 情報が、 常に、 出す側の編集の方針や意図に従って出されているからである。 また、 現代人は知識に頼りすぎて、 識者の意見に動かされ易く、 自分の体験的知識や考えに自信が持てなくなっていることを指摘し、 体験的知恵の大事なことを強調した。 

湯沢教授の講話の後、 講話に対する印象や問題点の分かち合いを4つのグループに分かれて行った。 

共同のミサと昼食の後、 2日目の午後は、 「これからの司牧形態をともに考える」 と題して3人の司祭が、 司祭の高齢化、 減少化対策として近隣小教区のミサの時間調整について、 共同司牧の問題について、 21世紀の教会を信徒の時代と位置付け、 信徒の養成と司祭との協力について発題がなされ、 それぞれについて4つのグループで活発に話合いが行われた。 

3日目は、 将来の司牧の形態と密接な関係をもっている司祭の休暇制度及び研修制度について提案が行われ各グループで制度化する上での様々な問題点についての話合いが行われた。 最後に、 締めくくりとしてミサで共に感謝の祈りを捧げ今回の研修会を終え、 各自帰途についた。 

今回の研修会の中心であった講話は、 家庭や家族の問題点が、 種々の統計表からの指摘で批判もあると思われるが、 なかなか示唆に富む見解も含んでいたことは参加者にとって今後大いに生かすことが出来るのではないかと思う。 

フランシスコの霊性と環境問題
遅ればせながら環境!の会 カトリックネットワーク

9月19日女子パウロ会ホールで、 「フランシスコの霊性と環境問題」 をテーマに、 戸田三千雄師 (フランシスコ会司祭) を迎え、 講話と質疑応答、 情報交換、 提案の時間を持った。 

同師は、 はじめの祈りに最近女子パウロ会より発行された 「フランシスコの祈り」 の一部を引用されキリスト者らしい集りへと導入された。 

アッシジの聖フランシスコは平和を作る人、 自然や動物をいつくしむ人として多くのエピソードを残しているが、 教会は1979年、 ヨハネ・パウロ2世によって、 環境問題にたずさわる人の聖人としてかかげられ、 いつの時代にとっても鏡となる存在であることを語られた。 

また、 大切なこととしてフランシスコの平和活動の根底にあるのはエコロジーでなく、 彼の信仰そのものであって、 神の平和であることが強調された。 

戸田師は、 わかりやすく環境問題とフランシスコの霊性の関係を説明しながら、 現在、 フランシスコの霊性をもとに具体的に環境問題にとりくむ機関を紹介された。 それは、 「フラシスカンズ」 という名称で国連を活動の場として認められている非政府機関 (NGO) である。 この機関が呼び掛けている3つの行動計画(1)神の創造された地球・世界をこの手で救う。 (2)平和をつくるものになろう。 (3)小さい人々の側にたつ。 を具体的に説明され、 また、 「地球サミット92」 で、 この機関が提案した地球の救済を促進する契約」 文を同時に紹介された。 

私たちは、 地球サミットの目標達成を援助するために、 責任ある市民として次のことを誓います。 

★家庭で、 来年もずっと石油と (または) 電気を大事に使います。 

★車の走行距離を、 今年は25%切り詰め、 可能な場所へは徒歩や自転車、 または公共機関を使います。 

★職場でも学校でも、 また住んでいる所でも、 再生利用を組織化して行うことに力を注ぎます。 

★1992年6月5~7日の環境保護安息日に木を10本、 またはできるかぎり多く植え、 自力で成長できるようになるまで、 その世話をします。 

★維持可能な生命を育む環境保護団体や開発団体に対して、 割く時間や寄付する金額を増やします。

★我々の惑星、 地球を救うために、 同じような方策をとって、 哀れな地球にもっと懸念や関心を持ってもらうよう、 政府の当局者に手紙を書きます。 

約1時間半の講話の後、 質疑応答の中で、 戸田師がどのようなきっかけで環境問題にかかわるようになったのか、 また、 最近になるまで、 教会で何故この問題にかかわらなかったのかなど興味深い問いがなされた。 

具体的な日常生活の中で、 合成洗剤を石けんに変えていくことさえ難しい時代にあって、 同師は1人から始めていくことの信念を曲げず、 フランシスコの霊性をもとに福音を告げている。 

また、 環境問題に関わっていくことによって人権問題や、 正義と平和に関することがらもよく見えて来ることを語られた。 

5時近くになってからも、 参加者は熱心に質問や意見またはアッピールを交換しあったが、 最後に戸田師からの提案がなされ、 マスメデイアを使ってのとりくみが効果的であることを強調された。 

具体的に新聞への投書、 特に地方紙の地域内問題を訴える箇所への投書や行政の動きをまとめた本 (環境保全課) があるので、 その資料を送ってもらい、 手紙を出して訴えることや、 薬事法の改正への努力などいろいろな方法が紹介され、 キリスト者としての自覚が問われた。 

10月28日は、 同じく環境問題をテーマに、 聖イグナチオ教会地下ホールにおいて、 18時半よりミニフォーラムを行う。 

教区広報担当者全国会議開催

「教区広報担当者全国会議」 が、 10月5日午後より、 10月7日まで、 大分県湯布院の扶助者聖母会研修の家で行われた。 参加者は 「教区報」 を編集している、 信徒、 司祭、 中央協議会広報部のスタッフを入れて31名。 今年のテーマは 「教区報の理論と実際」 で、 2人の講師から指導を受けた。 

6日の午前中までは、 共同通信社の整理部長高橋紘氏が、 「読まれる教区報を作るにはどうしたらよいか」 を、 既刊の教区報から例を引きながら、 具体的に教えた。 続いて産経新聞社整理部長の芝沼隆一氏が 「教区報こうしては?」 を実践をまじえ、 また事例をあげながらわかりやすく説明した。 

教区報の編集を活性化するための研修会は、 今年で12回目である。 

また、 来年度開催される福音宣教推進全国会議 (NICE2) 事務局小田武彦神父は、 テーマを十分理解し、 本会議を取材し報道してほしいと要請した。 

「日本・中米国際セミナー」 に参加して

いわゆる第3世界と言ってもアジアならフィリピン、 タイ、 マレーシア等は新聞に載らないニュースを聞くチャンスもある訳ですが、 中米ニカラグアは遠い所です。 それだけ人々の関心も少なく情報も非常に限られて居ます。 しかしエルサルバドールの中米大学でイエズス会の6人の司祭と大学の賄いの母娘の8人が銃殺された事は私たちが未だ生々しく記憶しているところですし、 又、 南米のカマラ大司教が日本の庭野財団の平和賞を受賞されるため来日された時の彼の言葉に 「私が貧しい人の為に働くと人々は私を聖人だと言います。 けれど何故、 彼らは貧しいのか?と言いますと人々は私を赤だと言います」 と述べておられた事が私には非常に印象的でした。 

ニカラグアの主な産業はコーヒー、 綿花、 砂糖などで、 プランテーションで働く労働者は、 非常に少ない賃金しか得られなくて、 GNPは830ドル、 中米で最低です。 それらの産業から得られる利益は全て地主の手に入り、 彼らはアメリカのフロリダやニューヨークなどで豪華な生活をしていています。 その不在地主の土地を、 働く農民に使わせようとサンディニスタ政権の時代に憲法を改正して実施しましたが、 今また90年代に政権がウノに変わって以来、 旧地主や利権を持っている側の圧力で問題が複雑になって居ます。 

しかしその中で、 人々が他者に支配されるのではなく民主的に自分たち自身で何かをしようと模索している事です。 

例えば大豆食堂です。 蛋白質の不足から来る栄養失調を防ぐため、 大豆を砕き、 小豆のような豆とお米と一緒に炊き、 ストリート・チルドレンや、 妊産婦に無料で提供しています。 これらは教会の基礎共同体の活動です。 ノールウエイのNGOからの資金援助があると言うことでした。 

また、 ごみの山と言うところを見に行きました。 多くの大人たちに混じって子供たちもリサイクルできるものを漁っていました。 その近くのイサベルおばさんの家の庭で、 識字学級が開かれており、

中米大学の2人の女子学生がボランティアとして関わっていまし

た。 今、 地球上ではソ連の崩壊で東西の争いは無くなりました。 しかし南北の経済的格差が益々開いて来ています。 1950年代には北は南の30倍を得ていましたが、 91年の国連調査では北は実に150倍を得ていると言われて居ます。 北に住む私達の責任は重いと思いました。 

(調布教会 斉藤愛子)

お知らせ

訃報

本田美智子修道女 (扶助者聖母会)  9月5日午後1時29分、 川崎市の聖マリアンナ医科大学病院で胃がんのため帰天。 52歳。 

1940年台湾生まれ。 63年初誓願宣立。 その後ローマ留学を経て同会運営の東京・目黒星美学園、 静岡星美学園、 大阪城星学園、 別府明星学園で宗教の教師として女子教育に尽くした。 来春からのフィリピン宣教のため、 今年4月から川崎の修道院でその準備の生活を送っていたが、 病に倒れた。 

青年ネットワーク事務局だより

みのるか廃刊東京教区青年ネットワーク事務局から毎月発行しておりました青年のための情報誌 「みのるか」 は、 今月の10月号で通巻20号を数えますが、 残念ながらこの号をもって廃刊とすることになりました。 御愛読下さっていた方や情報をお寄せくださった方に、 この場をお借りして深く御礼申し上げます。 今後は、 より充実した様ざまな集まりや催しの情報を、 この 「東京教区ニュース」 や 「すくらんぶる (青年の4ページ) 」 を通して皆さんにお届けしようと思っています。 

泊流について

春に行われた 「一泊錬成会」 に引き続いて、 青年ネットワーク主催により、 11月14・15日に 「一泊交流会」 を開催する予定です。 テーマ、 プログラムは現在検討中ですが、 誰もが 「来て良かった」 と心から思えるような集まりを目差して、 打合せを重ねています。