お知らせ
東京教区ニュース第53号
1985年04月01日
第11回東京教区広報大会
日時 5月12日(日) 場所 東京カトリック・センター
内容 講演と質疑応答 主催 東京教区広報委員会
10・30 「つっぱりたちと共に」 岡 宏師
13・30 「青年の心理とマスコミ」 東 洋氏
15・00 「広報の日」ミサ(地下聖堂にて)
名称教区総会に最後の代議員会
宣教に信徒の出番 期待される教区新組織
教区は3月21日、カテドラルで1985年度の代議員会を開いた。2年続きのあいにくの天気だったが、出足は意外によく、司祭、修道者、信徒からの代表約300名、布教司牧協議会委員、事務局員などが参加、なかには骨折という負傷にもめげず、車椅子に松葉杖で出席する神父もいた。おもな内容は(1)司祭評・布司協合同教区組織検討委員会の結果の報告・承認と(2)福音宣教の進め方についての分科会。教区組織の検討は2年越しの課題であり、今回の代議員会が結着の場であったが、代議員会を教区総会、布教司牧協議会を宣教司牧評議会と改称、後者の性格を諮問機関とするなど、改善案が了承され、新組織発足の運びとなった。分科会では、全員が7班にわかれ、それぞれのテーマで討論、実践方法をさぐった。口頭での活動報告は難民問題だけ、他は本紙第52号熟読で。決算・予算も無事通過。新機関誕生で最後の代議員会となった。
会議は午前10時、布教司牧協議会議長・津賀佑元、村岡昌和の両名を仮議長とし、祈り、開会の辞ではじまった。そのあと阿部賢晤(下井草)Sr.栗田信子(お告げのフランシスコ姉妹会)の両氏を議長に選び、84年度の活動報告に移ったが、今回は口頭での報告は「難民」だけで、その他については、本紙第52号を熟読することでこれに替えた。
難民問題につき、難民定住推進部の金井久神父は、教区全体の現状を報告、殆んどのブロックが献身的に努力、実践は地道に展開しているとのべた(詳細は本紙第52号参照)。
つづいて白柳大司教が基調演説、「日本の教会の基本方針と優先課題」についてねんごろに説いた。「難民」も「組織」もすべてはこれにつながるものとし、司教団の訴えが全教区に徹底されることを切に望んだ。また宣教は神の業であり、祈りこそ最も大切、祈りの運動をぜひ起してほしいと呼びかけた。
今度の代議員会の1つの焦点である、司祭評・布司協合同教区組織検討委員会の報告・承認では、森司教と津賀佑元、小林章雄の両氏が合同委を代表して登壇、森司教が組織改善の経緯とその骨子を解説した。改善案は、教区民の意思の集約の場である代議員会では、もちろん単に説明されるだけのものではなく、重要課題として審議され、可決されなければならぬものとして、場内は緊張感に満ちた。中には構成員の徹底交替や組織の図式化を求める声も出たが、大した異議もなく、原案にはおおむね好意的であり、改善案は拍手で了承され、ここに新組織の発足を見た。
好評豚汁づき昼食のあと、午後1時からは、7班にわかれ福音宣教の進め方についての分科会で、「私達は何をすべきか、何ができるか」を探った。決算の承認、予算案通過のあと、全体会議では森司教が1日をまとめ、「皆の発言は神の声、今日の体験を教区の明日への希望とし、新しい出発にしたい」と結んだ。こうして最後の代議員会は午後4時半閉会、参加者は春のみぞれの中に散っていった。
1、地域社会への教会のかかわり。
教会が創立100周年などを迎えるに際し、地域社会から祝いや感謝のしるしが全く無いのは淋しい。教会は地球上の総ての人びとが、神と親しく交わるところであるはずなのに。司祭は社会とのかかわりが少なく、教会のまわりの人びととの付き合いに於いては、信徒の足もとにも及ばない。社会の中に信者がそれぞれの位置を得ることを心から願うものである。
とは言え、信者が福音宣教をやるとは思ってもいなかったととまどう人もいる。大変なことだと思う。しかし宣教の証しとして、例えば難民定住の活動などを信徒がやろうとするなら、住んでいる所で横のつながりを大切にし、近隣の人とも話し合って共に進めてゆくことが肝要である。カトリックは冷いということをよく耳にするが、人にそういう印象を与えるのでは協力どころのさわぎではない。
教会は地域社会に出て行くことをやっていない。冷いのは心が宣教に燃えていないためである。自分だけで大きなことをしようと思っても無理だ。地域の中で輪を広げてゆくことが大切である。司祭が医療施設に病人を見舞うとき、病室の全員に祈り文を配って祈ったり、教会に誘ったりしている例もある。
成功例でも失敗例でも、教会は信徒の活動体験を見過すことなく、同じ経験をもつ者の交流から連帯意識を育てて運動を開花させ、活動を組織化させなければなるまい。
(発題者・杉田 稔)
(司会者・渡部栄一)
(書 記・一藤 甫)
2、祈り、典礼と宣教の結びつき。
主日の典礼は、教会の活動が目指す頂点であり、同時にあらゆる力が流れでる泉である。信者の多く集まる時は主日のミサで、ミサの祈りは福音宣教の中心、派遣の原動力である。そのためミサの典礼をよく準備することが肝要である。ミサは単に喜びだけのものではなく、24時間、キリストに合わせて自分をも捧げる心がなければ意味がない。それはミサからミサに帰ることである。信者が「動く教会のポスター」とされるのなら、その時こそミサが宣教のよき力になっていると言えるのではないだろうか。
また共同祈願は、自分が今の社会で、福音の精神を現実にはどこに焦点を合わせるかの示唆となる。それは常に実践し、反省しながらすべての人をキリストにおいて解決してゆく手段の1つである。共同祈願のやり方は教会によって違うが(1)全部独自でやる(2)「聖書と典礼」を使い独自のものを加える(3)「聖書と典礼」だけ(4)子供のミサでは独自のもの-などの型が見られる。演説調はやめた方がよい。
(発題者・岡田 武夫)
(司会者・村岡 昌和)
(書 記・杉田栄次郎)
3、社会生活と信仰の結びつき。
司教団の方針も課題も、実践がなければ絵にかいた餅のようなものであり、それには先ず自らの回心が必要である。私たちが現状から脱皮するにはどうしたらよいだろうか。人びとの中で働いておられる神に協力する広い気持をもつように。また生活の見直しをするように。
狭い考えを捨て互いに手をとりあって皆の中に入り込んでゆき、朱にも交わり、赤くなったときにこそ教会に帰っていやされるのではないか。今まであまり話題にしなかったテーマだけに、参加者の発言はあちらこちらにとんだため、無理にまとめることは避け、それぞれの体験談を話してゆくことにした。
教会は、信徒を社会に押し出して行く配慮が足りないのではないか。この発言をめぐり、教育不足か、指導者不足かなどが話題となった。
教区で集めるいくつかの署名運動の中で、一番むずかしかったのは「靖国神社公式参拝に反対する署名」であった。靖国神社の国家護持や参拝問題について考えの基盤に異なりのあることを示している。また署名の集め方については他を見習うなどして方法を再考しようなどの意見も出た。
社会をよくするためには、わけへだてなくつき合い、手をつなぐことが必要であり、祈りをもって刷新をはかって行こうと結んだ。
(発題者・太田英雄)
(司会者・堀尾卓司)
(書 記・西野良明)
4、婦人と使徒職。
第2バチカン公会議は、信徒の家庭を大切にしている。主婦が家庭で、福音的な生き方に努力しながら悩むこと自体も教会の行為であると思う。学校の父兄会やPTAにおいて、何が一番大切かを考える必要がある。親も子供たちの友情を大切に見守り、親同士も交わりながら、福音的価値をさぐり、伝えてゆこう。マスコミを善いことのために使おうとする人も多くなったが、まだまだ目に余る雑誌やテレビ番組が多い。個人的な働きかけでは力が弱いので、グループや団体の名で意見をのべよう。
個人でする宣教方法もあるけれども、グループで、母親同士が話し合う方法もある。現在の家庭問題や教育問題を、地域の婦人を混じえて話し合いたい。
婦人ならではできない使徒職がいろいろある。女性らしい細やかさ、暖かさ、人の心をなごませる微笑でそれを果そう。
悩んでいる人の話を聞いてあげたり、買物の途中の立ち話しのなかでも、また、道行くひとにほほえんだり、声を掛けたりして、他人に関心を寄せることから始められるのではないか。
若い母親は、子供の教育に当って、キリスト教的な真の価値観を子供たちに伝えなければならない。そのために、独りで考えていては迷うことも多いのでグループになってはどうか?
新しい受洗者のうけ入れや、また、目覚めようとしている教会の邪魔をするものがある。それは古い婦人会の強固な体制である。かなりの教会に見られるが、古い体質から脱皮しよう。
(発題者・新谷太佳子)
(司会者・岡田 啓一)
(書 記・沢村記代子)
まず自らの回心を
5、平和問題への対応。
はじめに発題者が「あたらしい憲法のはなし」の、特に平和に関する部分を説明、他国にさきがけて戦争や戦力を放棄し、わが国の将来行くべき道を示した日本国憲法の精神こそ、平和問題について話し合う基本的心構えにすべきだと述べた。これをうけるような形で次のような意見が聞かれた。(1)司教団も憲法を時のしるしとしてとらえている。教皇の平和アピールを待つまでもなく、命をかけても平和に徹せねばならぬ(2)この種の集会に、若者が無関心なのは何故かをも考えねばならぬ(3)平和運動を続かせるためには、子供たちに戦争の恐しさをいろいろな方法で知らせねばならぬ-など。
さらに以下のような発言が続く。核が出現するに至って、戦争の様相は一変した。現代の戦争に関する限り、正戦論などの適用される余地はない。個人間の争いでは、戦うことの正当性が認められる場合があるかも知れぬが話は別である。
とにかく、キリストの福音によれば武器での究極的な解決はないなど、「武器によらぬ」が大勢をしめたが、まさにその時「国が他国から侵略されたら自衛のために武器をもって戦うべきだ。そのためになら改憲にも賛成で、再軍備をも辞さぬ」という勇気ある?発言もあった。
ある企業が平和をおびやかす公害の元になっているなら、闘わねばならぬが、資本主義国である我が国では、企業の恩恵によってこそ妻子を養うことができるので-など、現実と信念の板ばさみの悩み話も出た。今日話されたことすべてについては、どの意見が善し悪しと決めることなく、色々な考えがあるとの認識をこそ収穫とした。
(発題者・小川拓郎)
(司会者・津賀佑元)
(書 記・青木静男)
6、「小さい人々」とともに。
まず司会者が冒頭に挨拶、社会の福音化ということを念頭におき、「小さな人々」に小教区として、また信徒として何ができるかを考え、話し合って欲しい-と述べた。つづいて発題者から、「障害者とは損傷を受けた人、ハンディを負っている人、不自由なところがあって出来ないことのある人」という、WHO(国連世界保健機構)の定義の解説があり、ハンディを取り除くため、小教区ならびに教区レベルでの方策は如何にすべきかが、話し合いの問題として提起された。
そして小教区レベルの方策としては(1)まず教会がこれらの人びとを迎え入れる姿勢が大切である(2)小教区内の障害者、老人の実態を把握することが肝要である(3)「小さい人々」への理解を深めるための一般信徒の教育が急務である(4)教会の建物等の改善を促進することが必要である(5)ミサをはじめ、秘蹟への障害者の完全参加を図ること(6)典礼への積極的関与を促すことも忘れてはならない-などが提案された。
教区レベルの方策としては、(1)小教区の運動への支援(2)福祉等に関する法の研究(3)聖職者の教育(4)カトリックのサービス機関や学校との連携(5)教区福祉部の活動強化-などについて具体的な提言がなされた。
次に、「小さい人々」という表現は聖書の言葉の中にあるけれども正しく理解されるべきだとし、これらの人々に対する具体的な実例が発表された。山谷の人々への宿泊の提供、アルコール中毒者や難民の問題、障害者への協力の在り方も話し合われた。また社会問題との取り組み方、小教区信徒と各活動グループとの交流の欠如やPR不足などについても活発な討議がなされた。最後に、信徒個人として、言うだけでなく、積極的に活動することの必要性、更に発想の転換と共に社会に向かってもっと働きかけて行かねばならないなどが結論として出た。
(発題者・岡由起子)
(司会者・山口英一)
(書 記・田中昌子)
7、教会へ新しく来た人々への対応。
各母体が置かれた環境や人的構成の差異が課題への対応に反映し、平均的視野での取り組みには遺憾に思われる点もあったが、出された意見や方法についてはおおむね好意的であった。
関口教会が行なったアンケートからは、若者がキリスト教を知りたくて、自らの意志で教会を訪ねる場合の多いことがわかったが、同時に教会案内の充実を望んでいることも明らかになった。案内書の作成は、小規模母体になじまないとする声もあったが、とにかく同教会が問答形式の案内書を出したことは周知の快挙といえよう。
新来訪者が持つ教会への不安感やミサの違和感をまず拭うべしとするのは全員の共通項で、実践可能として次のようなものが挙げられた(1)来訪の多い降誕祭時を利用して接近を図れ(2)奉献、共同祈願への参加に道を構ずべし(3)初詣や七五三に一工夫あって然るべし-など。また信徒名簿の作成時、未信者の家族全員を網羅して接触に備えている所もある。あるいは未信者配偶者を会合に誘う、青年会が一般人をメンバーに迎えて活動中という報告も。とにかく声を掛ける-ということを長年やってきたというのも範である。
聖体拝領が未信者に不公平の感を抱かせぬよう、祭壇前で祝福を受け得る旨の誘導を。信者かどうかの判別には、案内、受付係にベテランを置くこと。
新来訪者への対応とはちょっと違うが、移動信徒への配慮にも話しが及んだ。それは長崎などからの上京信徒が、淋しさの余り他を求めて離反してゆく実情の切々たる訴えを誘った。
(発題者・阿部 泰久)
(司会者・福川 正三)
(書 記・小林又三郎)
増す自立教会
【決算解説】
<収入>▽小教区負担金-本部献金(3)(26,261,767円)本来の負担金(75,518,937円)。本来の負担金(15%分)が予算どおりであったことを感謝▽その他の献金-平和祈願祭(275,128円)広報献金「東京教区ニュースのためになど」(403,880円)。
<支出>▽活動費-ほぼ予算通り▽教学部-教会学校部(2,100,000円)カト高生活動指導者会(2,000,000円)使徒職研修コース(200,000円)イエズス探求会(100,000円)要理教育講座(800,000円)。聖書週間が上智大学との共催になり、予算50万円が不要となったので20万円増ですむ▽館山教会、アル中対策委-特別の事情で大幅に減額したが、85年度では復元する見込み▽司祭給与-助成金(24,770,170円)他(26,280,000円)▽小教区等補助金-自立できる教会が増えたため、大幅に減る▽狛江土地-借地料、租税▽修繕補助金-84年度は各教会とも自前ででき、補助の要請はなかった▽司祭給与-4月まで9人、後に10人となり、年末にまた減って、延人数で予算より少なくなったため減額した▽職員給与-「司祭の家」がほとんど全館使用されるようになり、その係としてシスター1名を加えたため増額した▽支出合計-約1千万円弱の減額。
【一粒会支出解説】
▽運営基本分担金-<予算>新入生6名、在学生10名▽入学金・授業料-<予算>1人当り新入生(800,000円)在学生(536,500円)▽個人費-<予算>学事費(545,600円)厚生費(1,027,200円)図書費(600,000円)を含む<決算>図書費(300,000円)を含む▽ペトロ会-聖座献金▽一粒会費-一粒会だより発行等。
新3機関誕生まで 森司教
今からおよそ10数年まえ、東京教区大会で、代議員会、布教司牧協議会、ブロック会議などの組織がきまり、今日まで運営されてきた。それは第2バチカン公会議の精神に息吹かれたものであり、教区全体に大きな役割を果たして、それなりの功績を残した。しかし一方では、ここ数年来、教会とそれを取り巻く社会状況の変化に適応し、新しい福音宣教の実践に向かうために、組織の吟味と再検討が求められるようになっていた。
このような要求を背景に、1983年の代議員会では、組織の見直しと改善をメイン・テーマとしてかかげ、積極的な検討に着手した。まず布司協を中心とした組織検討委員会が、代議員会での分科会の諸意見をもとに、見直しのための作業を始めた。一方これとは別に、この時期、司祭団も司祭評議会を通して、独自に組織見直しのための勉強会を始めていた。
1983年5月、組織検討委員会は、現場の司祭の意見や経験をきく必要性から、司祭評議会の代表との合同組織検討委員会に発展した。同委員会は、司祭3名、信徒3名による小委員会を設け、まず司祭およびブロック会議員を対象とした組織に対するアンケート調査を提案、合同組織検討委員会の承認を得てこれを実施した。組織に対する司祭および信徒の認識の如何と評価の差をさぐったこの調査の結果は、東京教区ニュース第52号で発表された通りである。
合同組織検討委員会は、1984年度の代議員会で、代議員会と布教司牧協議会の性格を、諮問機関にするという中間報告を行なった。さらに今回の代議員会に向けて、アンケートの分析に基づいた組織改善の作業をつづけた。2年にわたる検討を通してまとまったのが「改善の骨子」(資料・東京教区ニュース第52号掲載)である。
代議員会は、教区総会と名前がかわり、広く福音宣教について、相互の意見交換を行ない、大司教を中心にして全教区民の協力をはかる場となる。布司協も、これからは宣教司牧評議会と改称され、大司教の諮問機関という性格にかわり、宣教、司牧に関する大司教のブレーン的存在となる。またこれまで布司協が決定したものを実行する下部機関として存在していたものは、大司教に直接むすびついた実行機関となる。ブロック会議は、地域の教会が宣教、司牧に関して、地区にあった協力活動ができるよう、構成、開催については各ブロックの自主性に委ねる。司祭の各機関への参加の形は、司祭評で検討中のブロックの司祭団との関連でいずれははっきりしたものになる。
組織を生かすも殺すも、それに参加する人びとの熱意と運営の如何による。新組織に対する協力を心から祈りたい。
改善の骨子(抄)
A、教区代議員会は、教区総会と改称する。
【性格】
大司教を中心に全教区民の協力をはかる機関。
【任務】
1、福音宣教の進め方について、教区民相互の意見交換を行ない、大司教を中心にした全教区民の一致と協力をはかる。
2、教区予算・決算の報告を受ける。
【構成】
小教区などブロック会議の構成母体をはじめ、使徒職団体など広く教区内から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。
【開催】
原則として年1回開催する。
B、布教司牧協議会は、宣教司牧評議会と改称する。
【性格】
宣教、司牧に関する大司教の諮問機関。
【任務】
1、宣教、司牧に関する大司教の諮問に答える。
2、ブロック会議や使徒職団体などからの意見を受け、教区の宣教、司牧活動の発展をはかるため立案具申する。
【構成】
各ブロック会議から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。大司教はこの他、使徒職団体などから別に任命することがある。
【開催】
原則として年6回開催する。
C、ブロック会議。
【性格】
ブロック会議構成母体間の連絡、協力機関。
【任務】
1、宣教、司牧活動に関する各母体間の連絡、協力をはかる。
2、各母体と宣教司牧評議会とをつなぐ。
【構成・開催】
司祭、修道者、信徒で構成する。その構成の仕方、開催方法については各ブロック会議がそれぞれ決定し、事務局に報告する。なお、小教区の、信徒のブロック会議員のうち1名は、教会委員から選ばれることが望ましい。
(組織検討合同委員会)