東京教区ニュース第52号

1985年03月01日

3月21日 プログラム

9・00 受付開始。
10・00 開会。
10・05 議長団選出。
10・10 活動報告。
10・50 基調演説。
11・20 組織検討合同委報告。
12・00 昼食。
13・00 「福音宣教」分科会。
15・00 予算決算。全体会議。
16・30 閉会。

’85代議員会 新組織で宣教体制 何をすべきか7テーマ

教区は3月21日(春分の日)午前10時から、カテドラルで1985年度の代議員会を開く。今回のおもな議題は(1)司祭評・布司協合同教区組織検討委員会の結果の報告・承認と(2)福音宣教の進め方についての分科会。組織の検討結果に関しては84年度の代議員会で中間報告があり、代議員会、布司協を大司教の諮問機関とすることが明らかになったが、なお検討を重ねた結果、このほど「教区組織改善の骨子」を作成した。森・一弘司教がこれについて旨趣説明を行ない、新組織を成立させたいとしている。分科会では、司教団が「日本の教会の基本方針」として福音宣教を打ち出したのに応え、教区規模で取り組むこととしたため、その進め方について話し合う。なお、口頭での活動報告は難民問題についてだけである。

日本カトリック司教団は、1984年春の総会で「日本の教会の基本方針と優先課題」として福音宣教を打ち出したが、東京教区でもこれをうけ、本年度の代議員会の主要議題にかかげて、教区レベルで取り組むこととした。
代議員会では分科会を設け、福音宣教の進め方について自由討論をする。その主題の選定のために、「私たちは何をすべきか、私たちに何ができるか」などの視点に基づいて各ブロックから意見をきき、それらを材料に布司協で審議した結果、別掲のような7つのテーマがきまった。この何れかに希望優先ではいり、発題者の提言のあと互いに話し合うが、ブロックからのナマのこえも参考にして、前もって準備することが望まれる。

ナマのこえ

【霊性の面から】
(1)宣教のための共同祈願をつくるなどして、祈る運動を起せ。
(2)ミサに真剣に-が基礎。聖霊や聖母に対する信心を深めよ。
(3)黙想会、練成会、聖書研究会などによって聖徳を高めよ。
【行動の面から】
(1)宣教のしおり、チラシ等を配ったり、新聞折り込みする。
(2)ミッション・スクールやカトリック幼稚園出身者を媒体に。
(3)七・五・三、書き初め、七夕等に、近隣の人を教会に招く。
(4)ビル街にセンターを造り、友人を引っぱって行けるように。
(5)教会は、社会にとって駆け込み寺的なものにならねばダメ。
(6)主婦の、わかち合い、福祉を伴う宣教を。母親たちの会も。
(7)韓国政府は民衆を圧迫、教会は民衆側に立つ。それが魅力。
(8)司教団の掛け声も結構だが地道にやって来た所もある。関心や声援に冷淡すぎなかったか?

大司教の話

今の日本には信仰の自由がある。人々は物質的に恵まれてはいるが、思想的には空白で、一方、精神的なものへの憧がれもある。福音を宣るチャンスではないか。他人のことを考える姿勢もあらわれてきたし、キリスト教の優れていることにも気づき始めている。しかし教会にはいろうとする人は多くない。韓国の教会を見よ!急激に発展した。日本に時が与えられるのはいつか?何が妨げなのか、どのようにして取り除くか、何をどうしたらよいかを話し合おう。

3機関を見直し新教会法と整合

教区の組織運営に関する再検討は、1983年7月に発足した、司祭評と布司協の代表からなる、「教区組織検討合同委員会」、「同委員会内小委員会」で行なわれてきた。まず1983年11月、合同委員会は(1)組織検討の結果は85年度の代議員会に提案することとし、84年度の代議員会では中間報告を行なう(2)代議員会、布司協の性格はこれまで不明確さがあったが、新教会法の趣旨にそい、大司教の諮問機関とする(3)現行組織をどう見ているかについて、司祭には司祭評が、一番考えねばならぬ立場にあるブロック会議員には布司協が、それぞれアンケートを行なう-ことをきめた。そのアンケートの結果をもとに作った改善の大綱について、合同委員会内小委員会、司祭評、布司協などでも数回審議を重ねた結果、検討合同委員会はこのほど別掲のような「改善の骨子」をまとめた。
簡単な経緯やアンケートの分析の内容要約は、同委員会の活動報告の中でも述べられているが(1)代議員会、布司協、ブロック会議の3機関は、性格や任務を新たに規定して存続させる(2)新教会法との整合性を考慮に入れる(3)とくにブロック会議への司祭の出の悪さ(4)その打開策も兼ねたブロック司祭団の結成(5)教会委員制度とのかかわり-などは繰り返し論議された。とくに「教会委員」では最後までもめ、布司協では、「骨子」のブロック会議構成のところに名称を入れることで落着したが、趣旨説明の際には、十分納得のゆくような解説が望まれている。
構成員の任期の明示を-との意見も出たが、特に改めるべきものでもなく、各々が自主的に決めることもあり得るため、明示は見送ることにした。
また(1)ブロック司祭団の結成はあくまでも!未知数である(2)教区組織というからには、司祭評、教会委連、修女連にも触れないと誤解を生ずる-などの声もきく。しかし検討される組織とはいうまでもなく「教区組織(布司協関係)」(本紙82年10月10日号掲載)のことである。

改善の骨子

Ⅰ、新教会法がすでに1983年11月より施行されている現状から、組織の見直しは新教会法との整合性を考慮すべきである。新教会法の根底にある新しい理念をとらえ、過去10年の実績を踏まえながら、将来の発展に寄与することができる組織・機構をつくりあげなければならない。
「すべてのキリスト信者は、それぞれの固有の身分に応じて聖なる生活をおくり、教会が発展し、またますます聖なるものになるよう力を尽さなければならない。」
(第210条)
「キリスト信者には、各人の学識、固有の才能、地位に応じて、教会の善に関する自己の意見を教会の聖なる牧者に表明する権利、更には時として義務がある。更にまた、信仰と道徳に反しない限り、また教会の牧者に対する尊敬心をいだきつつ、共通善及び人間の尊厳を考慮しながら、その意見を他のキリスト信者に表明する権利と義務が同様にある。」
(第212条)
「各教区では、司牧的事情がそれをすすめるなら、司牧評議会が設立されること。司牧評議会の任務は、教区における司牧的事柄に関することを、司教の権威の下で、調査し、研究し、それらよりでる具体的結論を提案することである。」
(第511条)
Ⅱ、これまでの代議員会・布教司牧協議会・ブロック会議という3機関は、名称の変更や運営の改善をはかるとともに、性格や任務を新たに規定し、新教会法と整合させる。
A、教区代議員会は、教区総会と改称する。
【性格】
大司教を中心に全教区民の協力をはかる機関。
【任務】
1、福音宣教の進め方について、教区民相互の意見交換を行ない、大司教を中心にした全教区民の一致と協力をはかる。
2、教区予算・決算の報告を受ける。
【構成】
小教区などブロック会議の構成母体をはじめ、使徒職団体など広く教区内から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。
【開催】
原則として年1回開催する。
B、布教司牧協議会は、宣教司牧評議会と改称する。
【性格】
宣教、司牧に関する大司教の諮問機関。
【任務】
1、宣教、司牧に関する大司教の諮問に答える。
2、ブロック会議や使徒職団体などからの意見を受け、教区の宣教、司牧活動の発展をはかるため立案具申する。
【構成】
各ブロック会議から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。大司教はこの他、使徒職団体などから別に任命することがある。
【開催】
原則として年6回開催する。
C、ブロック会議。
【性格】
ブロック会議構成母体間の連絡、協力機関。
【任務】
1、宣教、司牧活動に関する各母体間の連絡、協力をはかる。
2、各母体と宣教司牧評議会とをつなぐ。
【構成・開催】
司祭、修道者、信徒で構成する。その構成の仕方、開催方法については各ブロック会議がそれぞれ決定し、事務局に報告する。なお、小教区の、信徒のブロック会議員のうち1名は、教会委員から選ばれることが望ましい。(各ブロック会議は10年を越える歴史の中で、各地域に根ざした独自のものをつくりあげてきた。このことは尊重されるべきである。)
▽この他、教区運営委員会は、宣教司牧評議会運営委員会と改め、評議会の議案の整理を行なう機関とする。
Ⅲ、組織改善の要の1つは、ブロック会議をはじめとする各機関への司祭の参加の問題である。司祭の参加が極めて少ないブロック会議が存在する現状を打開するため、(1)ブロック会議が司祭、修道者、信徒で構成されることを改めて確認し、(2)司祭の参加の仕方については、ブロック司祭団と関連させて、各ブロック会議がそれぞれ独自にきめることとした。
(ブロック司祭団の結成についてはいま司祭評議会で検討されている。)
Ⅳ、新機関への移行について。
【宣教司牧評議会】
1985年1月〜2月に現行規定によって従来通りの方法で推せんされた布教司牧協議会員について、3月の代議員会の新組織成立後、大司教から改めて宣教司牧評議会員としての任命が行なわれ、4月に宣教司牧評議会が発足する。
【ブロック会議】
1985年1月に現行規定によるブロック会議が発足する。このブロック会議で、新規定に基づくブロック会議の構成、開催について、やがて成立するブロック司祭団と関連させ検討し、各ブロックそれぞれ構成、開催を決定して新ブロック会議に移行する。
【教区総会】
議案、、出席者の数など、これまでの代議員会のように、総会までにきめられ、事務局より通知される。 以上

(組織検討合同委員会)

分科会テーマ

1、地域社会への教会のかかわり  葛飾・杉田稔師
2、祈り・典礼と宣教の結びつき 柏・岡田武夫師
3、社会生活と信仰の結びつき ACO・太田英雄氏
4、婦人と使徒職 婦人同志会・新谷太佳子氏
5、平和問題への対応  正平協・小川拓郎師
6、「小さい人々」とともに 福祉部・岡由紀子氏
7、教会へ新しく来た人々への対応 関口・阿部泰久氏

地に着いた10年の歩み

布司協

▽教区組織検討合同委員会-84年度代議員会の、森一弘神父(当時)からの組織再検討の中間報告にあった現行組織についてのアンケートは、信徒分(ブロック会議員)の実施と集計に時間がかかり、すでに早く完了していた司祭分と合わせ、その分析ができたのは、夏も過ぎた9月末となった。
分析のおもな内容を要約すると、(1)ブロック会議、布司協、代議員会の3機関について、信徒も司祭も、「互いの話し合いの場として、しかも小教区を超えた全体的な視野と刺激を与えてくれる場として、また小教区を超えて互いに協力し合える場として」共通評価をしている。もし従来の組織を改善するにしても、こうした3機関の性格を育てこそすれ、弱めるものであってはならない。(2)ブロック会議を中心に司祭の出席をより多くすることが、教区の組織活動にいっそう活力をあたえることになろう。
司祭評・布司協合同教区組織検討委は、以上の分析をもとに熱心な検討を繰り返し、84年末に別掲の「教区組織改善の骨子」をようやく作成し終えた。「骨子」の趣旨は次の4点にしぼることができよう。(1)新教会法の根底にある新しい理念をとらえ、小教区を超えて互いに協力してきた過去10年の実績を踏まえて、教区民が大司教を中心に新たな気持で宣教に向って進んでゆける共同体をつくる。(2)宣教・司牧について大司教の諮問に答えるとともに、教区民は教会の使命を果すために積極的に提案し、協力を進める。(3)ブロック会議をはじめ各機関の構成について、司祭・修道者・信徒の3者構成の原則を確認し、協力の実をあげる。(4)ブロック会議は、各地域の独自性を生かし、自主運営をはかる。
成案を得て、合同委はその任務を終了した。
▽平和旬間実行委員会-84年度の計画は前年10月から始められ、2月の布司協には実行案を提出、ほぼ原案通り承認されたため具体化は順調であった。まず旬間内の行事として、平和祈願祭を例年通り8月11日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行なった。
10月28日、上智大10号館講堂で、講演と映画による「平和の集い」を開催した。松竹映画「この子を残して」の木下恵介監督の講演と、同映画の鑑賞を通して平和を考えた。
「戦争体験を正しく伝え、これからの平和を考えるため」の原稿を募集し、文集「平和旬間に想う」を製作した。25編の寄稿と子供達の作文があり、1000部作って女子パウロ会にも販売委託している。その他の活動として、平和旬間で使用するポスターの原画を募集したが、1点しか応募がなかった。次回からお目見得する。85年度については、新任のメンバーで進めることになるが、布司協の要請もあり、旧構成員も手伝う。
▽靖国問題実行委員会-政府は靖国神社「公式」参拝を実現させるために、「閣僚の靖国神社参拝問題に関する懇談会」を発足させ、「公式」参拝が合憲である-と結論づけようとしている。これを阻止するため、6月30日、「靖国神社公式参拝に反対する6・30緊急集会」、8月3日、「同8・3緊急衆議院内集会」、12月7日、「同12・7市民集会」に参加した。
とくに反対署名運動では、日本カトリック正義と平和協議会も呼び掛けに加わっていることから、積極的に協力、布司協-ブロック会議のルートを通して各母体に署名協力を依頼した。
その他(1)靖国国営化阻止2・11東京集会(2)同8・15集会(3)中谷裁判全国活動者会議(3月9日〜10日他)(4)同東京支援会学習会(3月29日)(5)「戦没者追悼の日」を認めない第3回市民集会(4月13日)(6)宗教用語の学習会(8月10日)(7)本所教会の平和祈願有志一同主催の「震災記念堂で祈ろう」(9月1日)(8)講演会「政教分離の理念」(9月30日)(9)日本カトリック正義と平和協議会第10回全国会議(9月22日〜24日)などに参加した。
なお、NCC(日本キリスト教協議会)・靖国神社問題特別委員会、靖国神社問題連絡会議に加盟しているため、例会には必ず出席、同委員会の名で(1)首相・閣僚らが、春・秋季例大祭にあたって靖国神社に参拝しないように(4月12日・10月8日)(2)首相が、新年を迎えるにあたって伊勢神宮、明治神宮、靖国神社に参拝しないよう(12月17日)要請した。
▽「ビジョンの会」小委員会-6月、布教司牧協議会に「東京教区カトリック信者生活情報」略して「東京教区便利帳」を、2年から3年に1度つくることを提案した。先のアンケートの集計の分析および検討の後に、1年余りをかけて出された意見である。
そのねらいは、案内・手引・参考などのつなぎ役を果たし、布教・司牧・社会への新しいカテキズムの要素をも入れたものの編集、発行である。他に四季報としてのミニコミ紙を製作-との話も出たが、これは教区ニュースの充実によって補えるので便利帳一本にしぼった。
ただ、こういうものは特に皆んなで作ることが大切であるため、司祭をも含めて、各ブロックごとにプロジェクト・チームを組むことをも進言した。まずブロックでの審議が先決だ。
編集内容としては(1)初めて教会に来られた方のために(2)信仰生活の充実(洗礼を受ける方、東京教区へ転入された方へ)(3)届出と手続き(冠婚葬祭、維持費・献金・謝礼)(4)家庭生活のお手伝い(共助組合)(5)文化、余暇利用(教会行事、ボランティア活動)(6)小教区(マップガイド)(7)教区の活動(中央機関と組織)(8)その他(修道会、施設紹介)などが案。

「難民」主体は小教区に

事務局

【広報部】▽広報委員会-例会は奇数月の第1木曜日に。2月5日、カトリック・センターで、第7回「小教区報担当者の集い」を開く。自由討論では、小教区報の(1)基本的性格(大平健一・洗足)(2)製作にあたっての実務上の問題点(橋本孔作・田園調布)(3)発行の予算(諸岡里子・秋津)について、発題、意見交換、相互助言をした。
5月27日、同センターで第10回東京教区「広報大会」を開く。広報の日のテーマ「マスコミは信仰と文化のかけ橋」の解説(カトリック広報委員会秘書・末津木昇神父)につづき、横川和夫氏(共同通信)が「現場記者が考えること」について発題した。講演は「高度情報化社会とマスコミ」(横浜商科大学教授・前川良博氏)。
9月26〜28日、高松で、全国広報担当者会議「福音をめざした教区広報活動」。
【財政部】▽財政委員会-委員会の例会は、年間10回開かれた。主なる取扱い案件は、昨年に引きつづき、江東区8号埋立地にある蟻の会敷地問題。払い下げは完了したが、ついで転貸先への分譲と蟻の会自体の問題解決に努力中である。
資産運用相互協力制度への新規加入は1教会であったが、運用預託の申込は18件あり、基金残高は10億8500余万円となった。また年度末の決算配当利息は年7.7%。融資は新規1件、完済3件、年度末融資残高は5件、3561万円となった。
教会財務連絡会は、3、7、9、12月の4回開催、中央協議会刷新の実情、ローマからの通常助成金についての対応、また年間に定められている特別献金の再確認などを議題として取り組んだ。
【召命部】▽召命委員会-原則として月1回、例会を開いて召命についての問題を提示し、具体的な対応を模索している状態である。構成員は、男女修道会、宣教会、神学院、司祭評、布司協、事務局から選出されている。
召命部長の交替により、6月から活動方針の再確認をはじめた。そのための資料にと、各修道会、宣教会へむけて、召命活動の現状報告と、召命委員会に何を求めるかという内容のアンケートを行なった。これにもとづき、召命担当者間の交流、情報交換が強く求められていることから、担当者の集いを開催した。
これらの諸活動をふまえながら、これからの召命部の活動を方向づけてゆく所存である。現在の時点で展望されるのは、いま具体的につづけられている、「召命を考える会」の活動を積極的に支援し、協力してゆくこと、召命担当者の集いを、年2回ぐらい開催すること、一粒会だより等の公報活動、さらにその上で、教区全体にわたって、召命の意識、機運をもり上げてゆくということであろう。
▽東京教区一粒会-故岡野利男神父の指導により、次のようなことを行なった。一粒会だよりは6号〜9号と年4回発行、教区内に神学院を設置している修道会を広く紹介しようと、フランシスコ会、サレジオ会、コンベンツアル聖フランシスコ修道会、イエズス会等の訪問記を掲載した。
総会は白柳誠一大司教出席のもと約50名の参加を得て、4月1日、真生会館で、10月14日、東京カトリック神学院で開催され、ネメシェギ、岩橋両神父の講話、院長・佐藤神父の神学院の現況についての話を聴いた。84年度の献金目標額は2500万円と定め、銀行取引口座開設の希望にそって、三菱江戸川、富士四谷の2行に一粒会口座を新設した。また一粒会献金シールを印刷し、各小教区に配布した。
そのほか一粒会だよりに、教区召命部の記事、新司祭のことば、教区司祭一覧表を掲載、85年度方針指向のためには各小教区の一粒会担当者にアンケートを送付して意見をきいた。
(以下1項目布司協関係)
▽障害者問題小委員会-7月8日、小岩教会で第4回「障害者とともに考える集い」を開催した。出席者は約70人。福祉の風土づくりのための映画「あなたの隣りに」を見たあと、グループにわかれて感想、意見などを話し合い、障害者、健常者の互いの交流を図った。話し合いの中では、この集いのプログラムについて、「町で障害者と出合ったとき、何をしたら良いかの講習会、協力のための具体的手段の研修も考えたら」という貴重な意見も出た。
今回からこの集いの企画は、当小委員会と開催ブロック(今回は城東)の合同で行なうことになり、新運営方法が確立された。参加者は初回から70人前後。魅力ある集いに育てたい。
【難民定住推進部】84年度の代議員会では、「難民」を中心テーマとし、各分科会では白熱した討議がなされてこの問題についての認識を深めた。その後、活動の主体である小教区の献身的な努力によって、実践は地道に展開している。
しかし定住希望者が、ある小教区にかたまって集まるという現実もある。諸条件が適しているために生じた結果であるが、これを1小教区独自の力で継続して行なうことは困難であり、他小教区の協力を必要とする。
当推進部としては(1)難民定住推進活動の主体は小教区にあること(2)それが属するブロック内の他の小教区も実情を認識し、活動を応援する仕組みになってゆくこと(3)それを他のブロックにもひろげ、教区全体の活動にしてゆくこと-の3点を現在の目安としており、布司協を通してその徹底をはかっている。
4月には3回にわたる日本語教育入門講座を開き、39教会から約170名の参加を得ることができた。また6月から9月にかけては、12回にわたる日本語教育基礎講座を設け、約50名が出席した。
【教学部】▽要理教育講座-教区立東京要理教育研究所は1984年で満10周年を迎えた。6月3日、白柳誠一大司教のきもいりで記念祝賀会が盛大に開かれ、スタッフの越前嘉六、斎藤浩、斎藤いつ子の3氏に表彰状が授与された。
10周年を記念し、昨年の第10回東京要理教育講座は「日本の精神文化とキリスト教」という公開講座にした。定員100名の受講者は、神道、仏教、儒教、インド思想、日本文学など、各分野の専門家から、日本の文化の底流に流れる精神性について興味深い講話をきくとともに、後期のカトリックの講師の講話に接して、あらためて日本人・キリスト者としての霊性を再確認したようで、実に有意義な講座であった。キリスト者がもっと深く日本の文化を学ぶことが、日本の福音化のために極めて大切な道であることが証明されたといえよう。
今年は、新年早々、東京要理教育学会大会を開くと共に、秋期には「信仰教育のハウツー」について、少人数のセミナー方式で実際的方法を提供したい-と計画中である。
▽使徒職研修コース-今年度は指導司祭選定の都合により、開始の時期を5カ月ずらして9月とした。7グループで始め、参加者は第1班が約20人、その他は12〜16人、と昨年よりも減少しているが、相互の関わりを重視する本コースとしては内容の濃いものとなりやすい状況である。
各グループの進め方は、第1(松原)、第2(亀有)、第6(上野)が殆んど同じで年間10テーマ。1テーマを3回取り扱い、第1回目は問題提起と小グループの話し合い、2回目は講師の話、3回目は再び小グループの話し合いという方法。第3グループは一昨年まで上記と同じだったが、昨年度から中級コース的なテーマを選んだ。それぞれの使徒職の分野で活動している人をよんで話を聴き、質疑応答する中から将来への使徒職の足がかりをつかむことをねらっている。
第4、第5グループは、各期毎に参加者の希望も入れてテーマを選び、話し合いをし、そこに福音の光をあてて、これからの生き方を探る方法をとっている。第7グループは、月1回土曜日の夕刻から黙想の家で1泊し、じっくりみことばを味いながら、それに生かされて隣人と関わる道を探っている。7グループのうち、昼間と夜のクラスが3つづつ、隔週のクラスが昼と夜に1つづつ。平日のグループ6つのうち、5つまでが火曜日というのも偶然の符合。
84年度のコースは7月まで続くので、終了式は7月21日(日)の午後行なう予定。また、10年間に修了した人びとの同窓会の希望が修了者たちから出され、4月14日(日)の午後、カトリックセンター・ホールで開かれる予定。
▽カト高生活動指導者会-「たてまえチャラして、本音を語ろう」というテーマで練成会をひらき、4月以降は麹町教会の別館をおもな場としてグループ活動を行なった。「高校生だけでやれる限りやってみよう」という意欲を引き出せた反面、「粘りづよく活動の意味を深めてゆく」よう指導することが少し弱まってしまった。これは指導者が、若手大学生中心の構成になった影響も考えられる。活動の中では、手話グループが人気があった。
指導者の新旧交替が目立ったが、川村神父を中心に、カト高指導者全国研修会スタッフのグループが再結集でき、「自由で主体的な生き方を求める」基本精神は継がれることになった。
東アジア高校生練成会の準備は、東京と広島の高校生と指導者が中心になってすすめられている。主題は「平和」。85年春の練成会も、テーマを「平和を求めて」とした。今年は、養護施設、市民団体、小教区などとの接触を深めるべく、事務所的機能を充実させたい。
▽教会学校部-春と秋にそれぞれ2回、夏に2泊3日-のリーダー研修会を行なった。春・秋の会では、指導者として、日ごろ教会学校の活動をしてゆくうえでちょっと知っていた方がよい-と思われることを研修しているが、84年度はとくに子供たちに教える秘跡に関することを習った。また、夏の会では、野外活動に焦点を合わせた研鑽を行なった。
▽聖書週間-11月10日から11月24日まで、上智大学キリスト教文化研究所・日本カトリック司教協議会聖書委員会と共催で、聖書講座「キリスト-道といのち-」を開講した。とりあげられた統一テーマが適当であったためか、各講義はそれぞれに関連した内容のものとなり、「道」という主題が旧約・新約を通してどのように展開されたか、その跡をくっきりと見ることのできる興味深いなかみであった。
その意味で高く評価され、大成功であったといえよう。参加者も予想以上に多く、聖書への渇望を改めて示していたが、問題点が全くなかったわけではない。それは、共催という形をとりながら、実際はキリスト教文化研究所に企画から運営までいっさいをまかせてしまわざるを得ず、教区としての取り組みが不充分であったと反省せねばならないことである。
聖書への興味が高まっている現在、教区全体の真剣な対応をもう一度考えるべきであろう。
▽イエズス探究会-錬成会を2回、いずれもラサール研修所で開催した。第11回として5月18日から20日まで。テーマは「イエズスとの出会い」。16の小教区から26名が参加した。第12回は11月16日から18日まで。13の小教区から25名が参加。テーマは「キリストを伝える」で、司教団が福音宣教のための共同体育成を優先課題として決議したのをうけて、取り上げたもの。
本会は、1979年、教学部が男子信徒の生涯教育の場として、第1回錬成会を開催したことにはじまる。以後年2回の割合で実施しており、これまでに参加者は延べ270名に達している。また83年4月には、第1回から第8回までの参加者が一堂に集まる総会も開いた。
参加者の年令層は限定していないが、青・壮年、殊に働き盛りの男子信徒の参加呼びかけに力を入れている。そして日曜信者から脱して、日々、いつ、どこでも、キリスト者として活動できる信徒の養成を目標としている。毎回金曜日の夜から日曜日までの3日間、イエズスとの出会いを集中的に深めることができるよう、聖書の分かち合いを中心としたプログラムも用意されている。
この会の設立以来、御受難修道会のウォード神父をはじめ7名の司祭が参画しているが、現在の担当責任司祭は、荻窪教会主任・泉神父である。司祭がひとりで多数の信徒を指導する型の研修会とは違って、毎回2カ月以上も前から、多数の信徒が司祭とともに準備に取り組んでいるのもこの会の特色である。
85年度の計画としては、第13回を、5月17日から19日まで、東京カトリック神学院で、第14回を、場所は未だ決っていないが、11月29日から12月1日まで、それぞれ実施する予定である。

離島へ絆の贈り物

【総務部】今年度の報告は、何んといっても岡野神父の帰天の記事なしには書けない。まる17年の間大司教館に勤務、完全といえるほど働き、離婚手続きをはじめ、教区の一切の事務を、病気をおして完うされたことに深い敬意を表わし、永遠の憩いを祈るものである。
さて、この1年間は、ブロック会議、布教司牧協議会、代議員会などを改めて、いっそう宣教・司牧に邁進できるよう努力した。しかし、どのように改善したとしても、各人それぞれの考え方があるので全員一致は望めない。大筋において方針がきまれば、努力しながらそれなりの成果を収めて行くことができよう。
各種の活動はそれぞれの分野で行なわれているので、教区事務局、とくに総務部は、教区内の連絡の仕事を主なものとして今後も存続すると思われる。緊急連絡は、教区電話連絡網で行なうが、さほど急を要しないことは、今まで通り布司協-ブロック会議-母体で行ないたいと思うので、会合には必ず出席して頂きたい。また毎月の最終日曜日に行なわれる司祭月例集会で公表されることもあるので、主任司祭との連絡を密にしてほしい。東京教区が一丸となって福音宣教に励むためにも、「小さな努力」を大切にしたいものである。
【典礼部】▽典礼委員会-前年度に引き続き諸式文の作成を行なったが、1月には合宿までして文案の調整にこぎつけた。現在すでに原稿は完成し、夏頃までに印刷を終え、配布する予定である。
6月10日のカテドラルに於ける合同堅信式に際しては、事前の準備をはじめ、当日の諸事を担当した。受堅者は23教会からの142名であった。
9月30日には、目黒教会ホールで「生きた典礼をめざす集い」を開いた。本年は「家庭における祈り」をテーマとし、4人のパネラーと参加者によって意見発表、質疑応答を行ない、最近困難となってきている家庭の祈りについて、認識をあらたにした。
その他、エキュメニカル運動の一環ともなっている「教会音楽祭」への参加、オルガニスト養成のための個人レッスンなども、前年度に引き続いて行なわれた。
【社会部】▽ビルマ委員会-当委員会は、1979年、ケルン教区の友好25周年にあたり、東京教区もケルンの心をもって他を助けよう-ということで始まったビルマ・デーの運営にあたるものである。
84年度は11月18日がその日であった。夏に来日していたビルマの青年との一問一答をまとめた小冊子を作製し、教区全体に配布、祈りと献金を呼びかけた。12月末日現在、2,634,276円であった。今年は催し物も企画せず案じられたが、献金額は意外に多く、ビルマ・デーの定着を思わせた。
【福祉部】前年度から引き続き協力している-教会用語についての標準的な手話を定め、これを普及するための手引書の作成-については、編集が意外に手間取り、刊行がおくれていたが、このほどようやく編集が終り、2月頃を目標として最後の調整を行なっている。
84年度の特別の活動としては、小教区に対し、小教区レベルで福祉一般および途上国の障害者問題について講演会、勉強会を開催する場合、福祉部としてこれに協力する用意のある旨の呼び掛けをしたことである。
また11月25日に行なわれた関東カトリック障害者の集い開催について後援した。その他、カリタス・ジャパン、カトリック障害者連絡協議会に対する協力、四旬節「愛の募金」についての呼び掛け、配分申請の募集、対象者の選定、配分金の伝達などの業務も例年どおり実施した。

■ブロック

【中央】12年前のスタート当時から、中央ブロックは運営の難しい所とされてきた。麹町や関口などのマンモス教会がある一方、枝川や大島などのミニ教会がある上に、修道会や使徒職団体が多い。これでは信仰は1つでも共通な問題がないのも当然であり、歩調も揃わない。
そんな中央ブロックにとっても、この1年間は課題の多い年であった。難民、教区組織、司教団から提起された宣教-などの諸問題。それらについて、地道に真剣な討議を重ねた。
中央ブロックというものは、教区内に何か事があれば、必ず直接、間接に関わりをもつところである。前記の3つの問題もまた然りである。なかでも熱心に取り組んだのは、組織問題であろうか。ブロック新生の契機が訪れることを期待しながら。
今回は、この地味な中央ブロックがずっと継続してやってきたささやかな活動を紹介して見たい。伊豆七島の大島。この教会もブロックのれっきとしたメンバーである。信者数は40人ぐらい。小笠原までの島々に住む信者は滅多にミサにあずかれない。
最初は、この教会にブロックからわずかな献金をしただけでなく、青年有志が訪問し、さらに島々の信者達にクリスマス・カードを贈った。「本土」からの思いがけない便りに感動し、心のこもった返事もいくつかあった。その後も、ある島の測候所の人から、本土に帰ったという手紙もあった。このような大島教会に対し、教区の助成金は年額せいぜい30万円弱であるから、中央ブロックのささやかなプレゼントも多少役立っていることであろう。しかし、ブロックとしては初心に帰り、もっと心のこもった贈ものにしたいし、いつかはブロックを超えた活動になってほしいと思う。

【城東】地区のニードを吸い上げるためのよりよい運営方法として、地域性の似通った母体同志が4組に分かれ、原則として従来のブロック会議と交互にグループ会合をもつことになった。これまで2回開かれたが、身近な話題が取りあげられたこと、司祭の出席が良いなど、好スタートを切っている。
難民定住に関しては、小岩教会の24名をはじめ、本所・松江・浅草・三河島の各教会で難民を受け入れている。今後の実践として、各母体が互いの状況をよく知り、協力し合えるように、各母体選出の難民定住促進委員が参加する連絡会を、ブロックの音音で開くことを予定している。
その他の活動としては、6月3日、上野教会での「教会一致集会」に積極的に協力、7月8日、小岩教会で、布司協と共催のもとに「障害者とともに考える集い」を開くなど。なお、典礼小委員会による、「カトリック葬儀の解説例集」の発行、同委員会による、10月14日、御受難修道会の国井神父を迎えての「典礼に関する講演会」開催等もあげられる。また、ブロック規模ではなかったが、9月1日、東京都慰霊堂で、「戦争反対」を願っている本所教会「平和祈願」有志一同が、ロザリオを中心に平和のために祈った。

「文書伝道」で先駆け

【城西】2カ月に1回、例会を開き、それに基づいて活動している。各回ごとに、小教区、修道院等と会場をもちまわり、開催の場となった教会、学校、修道会などの宣教活動、対外布教活動、内部活動の報告をきいているが、実践熱の高まりを見せている。
難民定住問題では、83年11月、国際救援センターを合同訪問して以来、担当者会での話し合いをはじめとして、扶助者聖母会世田谷修道院に、ベトナム難民家族の住居を建て、職業の世話をし、またそのために拠金をするなど、ブロック全体をあげて応援している。他の修道会、教会でも、この難民援助活動は高まっているようだ。
A・B・C・D各地域グループでも、運営委員の選出、近隣地区との布教面での協力、研修を行なっている。活動には必要な予算をたて、分担金を出しているが、83〜84年の2年間で、約18万円であった。85年には組織作りを終え、「助け合い」「高め合い」の布教活動を進めたいと考えている。
【城南】隔月の会議をできるだけ充実したものにするよう努力してきた。そのために例会の2週間前に運営委員会を開き、議長団と共に議題を整理するようにした。諸報告は極力切りつめ、自由討議とグループ討議に十分な時間を当てて、約40名の会議員が全員発言し、各母体の現状や意見を反映できるように工夫してきた。また事務局は通信網や議事録などに漏れがないよう努力した。そのためか8教会、9修道会の司祭・修道者の出席率もきわめて高い。
宣教小委員会が企画した、7月1日の、ネメシェギ神父による第6回「宣教活動のあり方についての講演と話し合い」を受けて、全員による自由討議を行なった。引き続き、司教団による「日本の教会の基本方針-」の呼びかけに答えてグループ討議を開き、各自の体験に根ざした話し合いをすすめることができた。
85年度の計画として、7月7日、白柳大司教を迎え、ブロック全体の協力によって、福音宣教の体験や提案をパネル・ディスカッション方式で話し合うことを考えている。宣教小委員会が中心となって、具体的な活動に発展させて行くよう、計画をすすめている。
【城北】現在、教区組織についていろいろ検討されているところであるが、当ブロックでは開催ごとに6割以上の出席率を見た。会は布司協の報告を中心にしたもの。始めは代議員会の反省で、分科会の時間がもっとほしいとの意見が多く出た。典礼では、生きた典礼と準秘跡の問題が討議された。一粒会からは、神学生についてのきめの細かい具体的な現状報告をうけ、大へん有意義であった。
また難民定住問題には多くの時間を費ました。その結果として、難民のことが少しづつわかるようになったと思う。例えば就職・住宅の世話を通して起る国民性の違いの問題など。経済面での地味な援助等の活動も盛んになった。中でも、品川の国際援助センターを訪れ、難民との接触をもったことなどが目立った。
下井草教会から出された、インドネシア・ケイ諸島、ラングール神学校および病院の設備資金援助の要請に対しても協力した。6月9日、清瀬教会で、相馬司教を招き、「正義と平和」と題して講演会を開いた。出席者は約100名であったが、半数は仏教信者とプロテスタントでしめられていた。
7月8日、小岩教会で開かれた第4回「障害者とともに考える集い」、8月11日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行なわれた平和祈願祭などには、ブロックとしても積極的に協力、参加した。
【千葉】青少年育成小委員会を設け、中・高生を導くリーダーの養成を目的とした研修会、練成会、指導者会議などを開いた。中学生の夏期練成会としては、県内中学生を対象に、8月7日から10日まで、鴨川教会でキャンプを行なった。参加者約50人。また12月27、8日には、西千葉教会で、千葉ブロック中学生クリスマス会を開催した。参加者約30人。
第10回千葉ブロック大会は、9月9日、聖マリア修道女会を会場に、白柳大司教を迎えて盛大にひらかれた。参加者は約500人。第1部-共同司式ミサ。第2部-大運動会(国立下総療養所グラウンドにて)。また五井教会の献堂式が、10月28日に行なわれたが、県内の教会から多数の司祭、信徒が参列した。
難民問題への取りくみとしては、西千葉教会が、ファン・バン・ミン(ベトナム人)一家の住居、生活用品などの世話をしている。なお日本語基礎講座を受講した同教会の信徒3名によって、日本語講座が始まった。現在、フィリピンとベトナムの人2名が学んでいる。

地域に根ざす独自性

【武蔵野】青少年問題を取り上げ、育成の目標、対象者、費用分担、働き手等についてアンケートを実施中で、それをもとにして、小委員会をつくり、活動に移したいと考えている。宣教に関しては、司教総会の議決に従って、母体で何をしているかの話し合いから始めた。
今までの間接宣教も、直接宣教を前提としたものでなければならない。宣教とは神学や教理を教えることではない。「私のしたことをのべ伝えなさい」とのみ言葉をしっかり受けとめねばならない。今まで教会は、その教育をしてこなかった。
これからでも-訓練が必要である。今までは、教会の門をくぐった人びとをどのように受け入れるかを考えてきたが、これからは、教会の外に出てゆく宣教の実践を目ざさなければならない。具体案を考えている。
【多摩】本年度の活動は、八王子教会において行なわれた拡大ブロック会議と、それに続いて開かれた新年会によって始まった。通常の例会は、新・旧ブロック会議員と教会委員との交流によって、ブロックの活動が全教会的支持と拡がりをもつものになるように-と開かれた。
春には、恒例の夏期中・高生練成会のリーダーのために研修会を行なった。練成会では「自分を知り、友達を知り、キリストを知ろう」をテーマとしてかかげ、御狩野の農家で一週間、作物の植え付け、除草、取り入れ、出荷などの仕事を手つだった。単に自然と親しむという思いを越えた強烈な感動を、参加者一人ひとりに残した。
その他、11月21日から3日間、これも恒例の三夜連続特別講座には、80人の若者が参加。第4冊目の講義録「聖書に出合う」(雨宮 慧著)を出版。12月25日には、中・高生のためのクリスマス・ミサやパーティでにぎわった。

司祭異動

〇関口教会主任代行 酒井俊雄師
〇高円寺教会主任 寺西英夫師
〇喜多見教会主任 山本量太郎師
〇小岩教会主任 マルシャン師
〇成城教会主任 井出雄太郎師
〇多摩教会主任 小宇佐敬二師
〇町田教会主任 大倉一美師
〇関口教会助任 平原陽一師
〇本郷教会助任 関戸順一師
〇築地教会助任 岩子龍男師
〇立川教会助任 泉 安宏師
〇福音宣教推進担当 市川 裕師
〇同 本多清次師
〇JOC全国総指導 大原 猛師
〇真生会館付 坂倉恵二師
〇病気療養 デフレン師

森司教生まる

2月23日(土)2時より東京カテドラルにて森一弘司教叙階式。主司式に駐日教皇大使カルー大司教。司式に白柳大司教、浜尾横浜司教。

教区三機関現行・改善案対照表(代議員会現場資料のため特に大きな活字を使用)

現行(A)

【名称】教区代議員会。
【任務】1、教区民の意思の集約。
2、布教司牧に関する教区運営の基本方針の決定。
3、教区予算・決算の承認。
【構成】現在までのところ、代議員会の形態に応じて毎年変更がある。
(大要は下に同じ)
【会議】定例は年1回。臨時開催可。

改善案(A)

【名称】教区総会。
【性格】大司教を中心に全教区の協力をはかる機関。
【任務】1、福音宣教の進め方について、教区民相互の意見交換を行ない、大司教を中心にした全教区民の一致と協力をはかる。
2、教区予算・決算の報告を受ける。
【構成】小教区などブロック会議の構成母体をはじめ、使徒職団体など広く教区内から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。
【開催】原則として年1回開催する。

現行(B)

【名称】布教司牧協議会。
【任務】1、代議員会で決定された基本方針に基づく布教司牧に関する教区運営事項の審議決定。
2、ブロック会議の活動を推進し、教区レベルでの調整を行なう。
3、代議員会への提案。
【構成】1、各ブロック選出の4名ずつ。
2、教区レベル・全国レベルの性格の強い使徒職団体から選出され、布司協の承認を得た者。
3、その他布司協により補充され得る5名以下の者。
4、司祭評議会メンバーは被選挙権がない。
【会議】2か月に1回を定例とし開催。

改善案(B)

【名称】宣教司牧評議会。
【性格】宣教、司牧に関する大司教の諮問機関。
【任務】1、宣教、司牧に関する大司教の諮問に答える。
2、ブロック会議や使徒職団体などからの意見を受け、教区の宣教、司牧活動の発展をはかるため立案具申する。
【構成】各ブロック会議から推せんされ、大司教から任命された司祭、修道者、信徒で構成する。大司教はこの他、使徒職団体などから別に任命することがある。
【開催】原則として年6回開催する。

現行(C)

【名称】ブロック会議。
【任務】1、(A)ブロック会議は、ブロックと母体とをつなぐ場となり、会議員は布教司牧に関する母体の意見を会議に反映させ、会議の決定を母体に連絡し、その実行を推進する(B)会議員は、各ブロックの独自の布教司牧活動の推進にあたる。
2、(A)ブロック会議は、布司協と母体とをつなぐ場となり、布司協への課題を提出する(B)会議員は、母体に布司協の決定事項を連絡し、その実施の推進にあたる。
【選出】(増員可)1、小教区より、司祭1名、信徒1〜2名。
2、修道院・学校・施設等より、1〜2名、兼任可。
3、使徒職団体より、1〜2名。
【会議】原則として2か月に1回。

改善案(C)

【名称】ブロック会議。
【性格】ブロック会議構成母体間の連絡、協力機関。
【任務】1、宣教、司牧活動に関する各母体間の連絡、協力をはかる。
2、各母体と宣教司牧評議会をつなぐ。
【構成・開催】司祭、修道者、信徒で構成する。その構成の仕方、開催方法については、各ブロック会議がそれぞれ決定し、事務局に報告する。なお、小教区の、信徒のブロック会議員のうち1名は、教会委員から選ばれることが望ましい。

現行(他)

【名称】教区運営委員会。
【任務】1、布司協議題の整理提出。
2、布司協決定の実施責任。
3、教区通常運営の審議、決定。
(緊急な事、布司協にかけるまでもないような事の決定。要事後報告)
4、ブロック会議、小教区などの連絡をはかる。

改善案(他)

【名称】宣教司牧評議会運営委員会。
【性格】評議会の議案の整理を行なう機関。
(注)(1)「現行」は本紙82年10月10日号に掲載のもの、「改善案」は「改善の骨子」による。(2)教区には他に司祭評、教会委連、修女連などがある。