『ラウダート・シ』が目指すゴールに向かって

2021年05月24日

2020年5月24日から始まった「ラウダート・シ特別年」は今年の5月24日で締めくくりを迎えます。しかし、教皇フランシスコが回勅『ラウダート・シ』で掲げた「地球と貧しい人々の叫びへの関心を喚起」する生き方は、この一年間だけに求められるものではありません。

教皇庁の人間開発のための部署では、「エコロジカルな回心(回勅の216項以下)」と「総合的エコロジー(回勅の137項以下)」の二つをキーワードに、「ラウダート・シのゴール(Laudato Si’ Goals – LSGs)」として、7つの目標を定めています。ここにその抄訳をご紹介いたします。
「ラウダート・シ」公式ホームページ内で全文(英語)を読むことができます。

ラウダート・シのゴール「LSGs

1.地球の叫びへの応答(再生可能エネルギーの利用拡大と化石燃料の削減、生物多様性の保護、清潔な水のへのアクセスの保証をめざすこと等)

2.貧しい人々の叫びへの応答(人間を始め、地球上の全てのいのちを、特に、困難な状況に置かれている人々のいのちを守ること等)

3.エコロジカルな経済 (持続可能で倫理的、公正な生産・消費活動を目指すこと等)

4.シンプルなライフスタイルの採用 (資源やエネルギーの節制、使い捨てプラスチックの削減、植物中心の食生活、公共交通機関の利用等)

5.エコロジカルな教育(総合的(インテグラル)なエコロジーの精神に基づいた教育によって、エコロジーの意識と行動を養うこと等)

6.エコロジカルな霊性 (信仰のうちに神の被造物を想い、賛美と感謝、喜びのうちに自然と関わり、被造物を中心とした典礼や祈り、黙想、カテケージスを行うこと等)

7.地域、国、そして国際的なレベルにおいて被造物を大切にするための、共同体への関与と参加型活動の重視(その地域の生態系に根ざした活動を奨励すること等)

抄訳:カトリック東京大司教区広報

・「ラウダート・シ・ムーブメント」公式サイト(英語)
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