宣教司牧方針

2020年12月29日

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2017 年12月16日に東京大司教として着座して以来、東京大司教区における宣教司牧方針を定めようと努めてまいりました。信徒数にしても組織にしても、また内包する修道会の数や諸施設の規模や数にしても、大変大きな教区ですので、そこにはさまざまな課題が存在いたします。東京都と千葉県では、それぞれの都県内でも、地域によって直面する課題は異なります。ましてや現在のコロナ禍です。小教区が直面する宣教の現実は異なっていますし、信徒の方々が感じておられる課題にも大きな幅があります。そういった諸点を包括しながら、宣教司牧方針を定めることは、難しい課題でありました。教区の方針が、わたし個人の考えや興味に基づいた方針では意味がありません。そこで、多くの方の意見を伺いながら識別を深め、検討を進めることにしたのはご存じの通りです。教会には聖霊が働いていることを信じていますから、ご意見は個人ではなく、教会の共同体で検討していただきました。「二人三人がわたしの名のもとに集まっているところに、わたしもいる」と言う主の言葉を信じ、共同体にこそ聖霊が豊かに働いていると信じるていますから、共同体での識別の道を歩みたいと考えました。同時に、その頃にちょうど行われた青年のためのシノドスで、教皇様が複数で分かち合いながら共に道を歩んでいくシノドス的方法を強調されたことにも示唆を受けました。

さまざまな意見をいただき、それに基づいて識別を深め、最終的に、このたび完成させることが出来、23ページほどの文書となりました。作業は予定よりも時間がかかってしまいました。19年の教皇訪日、さらには今年のコロナ禍で、一年ほど予定より遅れてしまいましたが、多くの方のご協力で、やっと形にすることが出来ました。宣教方針は基本的に大枠を示しているだけです。物足りなく感じられるかも知れません。大枠ですのでその中で方向性を一つにして、具体的な現場での適応は、それぞれの共同体で、これから話し合っていただきたいと思いますし、また教区のさまざまな組織や委員会で取り上げて深めていく課題も多々あります。これから徐々に、具体的な方策を探っていきたいと思います。どうか皆様にあっては、単に協力ではなく、一緒にこの道を歩んでいってくださるようにお願い申し上げます。(「週刊大司教 第九回」メッセージ冒頭文より)