「緊急事態宣言解除後の教会活動について」補足

2020年06月04日

5月26日に菊地大司教より公示された「緊急事態宣言解除後の教会活動について」(リンクはこちら)の中に

また高齢・持病(基礎疾患)のある方には、大変申し訳ないのですが、いのちを守ることを優先して、当初の段階では、どうか自宅にとどまってくださるようお願いします。なお法的に高齢者とは、65歳(前期高齢者)以上のかたですが、特に75歳以上の方にあっては、もうしばらくの間は、自宅でお祈りください。

という箇所があります。これに関していくつかお問い合わせを頂いておりますので補足説明いたします。

最もお心にとめていただきたいのは「感染者数」 と「重症化率」は違うということです。たしかに、新型コロナウイルス感染者数だけを見ると、60代以上よりも20代から50代の方が多くなっています。しかし、この年代は感染しても重症化する割合は非常に低く、無症状の感染者も多いと考えられています。

例えば、5月27日の時点では20代の感染者数は2717人ですが、死者も重症者も0人です。同様に30代は感染者数2502人に対し、重症者1名、死者は4名です。

逆に、高齢者は、感染者数こそ若年層より少ないものの、感染した際の重症化リスク、死亡リスクが高くなっています。同じデータによれば70代は感染者数1637名に対し、重症者33名、死者160名、80代以上では感染者数1733名に対し、重症者17名、死者327名と、約2割の方が尊い命を失っています。

このように、新型コロナウイルスは、若年・壮年層にとっては感染したとしても、ほとんどの場合軽症で済みますが、高齢者にとっては命の危機に直結する恐ろしい病気です。

どうか「感染者数」ではなく高齢者の「重症化率」にご注目いただき、大司教公示文書へのご理解の程、よろしくお願いいたします。

文中のデータは「東洋経済ONLINE」が厚生労働省の発表に基づいて作成したグラフを参照しました。グラフのリンクはこちら