菊地大司教

    訃報:ペトロ岡田武夫大司教様

    2020年12月19日

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    東京教区名誉大司教であるペトロ岡田武夫大司教様は、本日、12月18日午後1時22分、頸部食道がんにともなう出血性ショックのため、東京医科歯科大学病院で帰天されました。79歳でした。公式の訃報は東京教区ホームページをご覧ください。(写真上:2014年、新潟の新しい司教館竣工式で)

    岡田大司教様は、今年の初め頃に喉に違和感を覚え、飲み込みに困難があったこともあり病院に行かれ検査したところ、食道にがんが見つかっていました。その後、基本的には住まいとする本郷教会司祭館に在宅のまま、化学療法や放射線治療を受けておられました。残念ながら、がんは進行しておりましたが、大司教様は精力的に文章を書かれ、ブログやFacebookで数日前まで発表されておりました。本日朝、体調不良を訴えられ、その後、自室で吐血されたため救急搬送され、そのまま搬送先の病院で帰天されました。

    体力が衰える中でも、著作を続け、またいろいろな新しい取り組みを考えておられたと伺いました。生涯現役の司祭・司教でありました。(下の写真:東京大司教区アレルヤ会創立50周年総会、2019年)

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    残念ながら、現在のコロナの状況のため、葬儀を通常通りに行うことができません。現在調整中ですが、決まり次第、教区からお知らせします。今年は岡田大司教様はじめ、多くの先輩司祭が旅立たれました。現在の状況のために、それぞれの司祭の働きに対して十分な感謝を示す形での葬儀ができていません。大変申し訳なく思っています。同時に、それぞれの福音宣教へのお働きに、御父が豊かに報いてくださることを信じています。

    わたしが2004年に新潟の司教に任命されたとき、司教叙階式を司式くださったのは岡田大司教様です。その後も東京教会管区の管区大司教として、また司教協議会の会長として、様々な局面でご指導頂きました。感謝です。

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    2017年12月16日にわたしが東京の大司教として着座したミサで、司教牧杖の受け渡しがありました。その場におられた方はご記憶かと思います。満面の笑みでわたしに牧杖を渡され、「菊地司教様、よろしくお願いします」と大きな声で呼びかけられた、あれは予定外でした。当初は、厳かに手渡すはずでしたが、しかしわたしは、あの笑顔と「よろしくお願いします」の声に、大きな励ましを頂きました。(上の写真)

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    教区司教としての責務を離れてからも、ご自分から、司牧の手伝いをしたいと申し出られ、本郷教会の協力司祭として、司牧をお手伝いくださっておりました。同時に、これまで書けなかった本を書きたいとも言われて、取り組んでおられたのですが、残念ながら、病魔がそれを許しませんでした。もう少し時間があっても良かったのにと、心から思います。(上の写真:2014年、教皇様の韓国訪問で、ソウルのミサ会場で)

    岡田大司教様の永遠の安息を祈ります。東京教区がさらに発展するように、教区のすべての人に御父の祝福と守りがあるように、またわたしが司教職を忠実に果たすことができるように、私たちの祈りを御父に取り次いでくださいますように。

    R.I.P.