教区の歴史
永代働く人の家祝別式によせてメッセージ
2009年12月23日
新装成った、東京の永代にある働く人の家の祝別式にあたりメッセージを送ります。12月23日の祝別式、おめでとうございます。心から皆さんにお祝い申し上げます。
わたしは繰り返し語ってきました。大都会は現代の荒れ野であり、荒れ野にはオアシスがなければならない、と。ペラール神父様はこのわたしの言葉に耳を傾け、さらに賛同してくださいました。これはわたしにとって大きな励ましです。神父様はいま現代の荒れ野である首都圏にオアシスを建設中です。これはすばらしい働きです。今度祝別される東京永代の働く人の家は荒れ野で悩み苦しむ多くの人の憩い、慰め、励まし、オアシスになると期待しております。
オアシスではわたしたちは安心してともに過ごすことができます。そこで互いに受け入れあい、新たな力と希望をいただきます。偉大な力に守られ導かれていると感じます。神の霊の働きがあると感じます。預言者イザヤも言っています。
ついに、我々の上に
霊が高い天から注がれる。
荒れ野は園となり
園は森と見なされる。
そのとき、荒れ野に公平が宿り
園に正義が住まう。
正義が造りだすものは平和であり
正義が生み出すものは
とこしえに安らかな信頼である。(イザヤ32・15-17)
新しくなった永代の働く人の家が荒れ野の園となり、神の霊が豊かに注がれますように、働く人の家が多くの人のいのちを守り育む恵の泉となり、公平、正義、平和、やすらぎと信頼の宿るオアシスとなりますように、願い祈ります。
2009年12月23日