お知らせ

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東京教区ニュース第274号

2010年07月01日

司祭が牧者としての原点に立ち返るために

まずは休暇・休養の制度の確立から

昨年6月19日から始まった 「司祭年」 が、 6月11日のイエスのみ心の祭日をもって終了した。 東京教区では午後4時から東京カテドラル聖マリア大聖堂で、 岡田武夫大司教、 幸田和生司教、 司祭団と300人近い信徒が 「司祭年閉年ミサ」 をささげた。

岡田大司教のミサの説教の要旨をここに掲載した。 当日の聖書朗読箇所、 現代の状況から司祭職を解き明かし、 司祭の心身の健康のための制度的サポートにも踏み込んだ内容となっている。

アルスの聖なる主任司祭聖ビアンネ帰天150周年を記念する「司祭年」は本日、 6月11日のイエスのみ心の祭日を持って終了します。

聖書朗読箇所からの司祭職

そこで本日わたしたち司教・司祭は、 今日の聖書朗読・福音朗読から牧者である自分たちのあり方を学び、 深く反省したいと思います。

第1朗読エゼキエルの預言において主なる神は、 牧者の務めは 「失われたものを尋ね求め、 追われたものを連れ戻し、 傷ついたものを包み、 弱ったものを強くする」 (34・16) ことを思い起こさせます。 しかし主なる神はエゼキエルを通して、 はイスラエルの牧者を弾劾しています。 そして言われました。 「わたしは彼らのために一人の牧者を起こし、 彼らを牧させる。」(34・23)

わたしたちは今日の福音、 ルカ15章で述べられている羊飼いのうちに、 この預言の成就を見出します。 この羊飼いは、 わたしたち罪人のために死んでくださったイエス・キリストご自身に他なりません。

司祭年を終了するに際して、 わたくしはまず自分の尊い使命を再度自覚します。 そして自分たちの現状、 教会の状況を謙遜に直視し、 心からの反省を行わなければならない、 と思います。

司祭職を取り囲む状況

わたくしは、 率直にいって、 いま教会は非常に厳しい状況に置かれており、 危機的状況にある、 とさえ思います。 昨年来、 司祭による児童性的虐待の事実が公表され、 教皇様も苦しい立場におかれています。 また司祭によるセクシャル・ハラスメント・あるいはパワー・ハラスメントという問題も後を絶ちません。

他方同時にまた、 司祭の高齢化が進み、 病気の司祭、 疲労し消耗している司祭も増えていることも教会にとって大きな課題であります。

司祭の任務遂行にともなう困難、 消費社会からの絶えざる刺激と誘惑、 次々と起こるトラブルと問題、 信徒と軋轢、 司教・司祭同士の理解と協力の問題・・・・・・など、 大きなストレスを抱え、 精神的にも疲れている司祭もおります・・・・・・。 過労とストレスが司祭の健康を損ない、 健全な任務遂行を妨げています。 わたしたち自身が、 司祭の務めを果たすには難しい状況にあるといわなければなりません。 これが東京の司教としての実感であります。

制度的な提案

種々の問題・課題のなかで今回は、 最も基本的な課題である、 司祭の心身の健康ということに焦点を絞りたいと思います。

わたくしはこの課題を司祭評議会からの答申を受けて、 以下のような提案を行ないたいと思います。

司祭の休暇・休養の制度を確立するための3段階。

・第1段階:週休の徹底

・第2段階:年次休暇のための提案

・第3段階:リフレッシュ休暇の可能性の検討

教区本部・小教区 一般会計収支報告

このほど教区本部より、 2009年度の収支決算、 2010年度の収支予算が発表された。

2009年度の教区本部一般会計の経常収支 (企業会計の営業利益、 営業外損益の合計に相当) 実績は、 ▲768万円 (2008年は▲1414万円) と3年連続で経常収支が赤字となった。

2010年度の教区本部の予算は、 経常収支▲1億2745万円で前年予算対比の86%、 前年実績対比で17倍の赤字予算を計上した。 主な原因は、 2009年1月26日の大司教書簡 (教区ニュース2009年5月号№262参照) 「新しい司祭の家」 建設資金に、 一般会計から9000万円を支出するためである。

次に、 2009年度の小教区の一般会計の経常収支実績は、 2億3977万円だった。 収入予算の低めの計上と支出予算が高めに計上してあったことが原因で予算対比では5.4倍と増収のようになっている。 しかし前年実績対比では75%の減収だった。

2010年度の小教区の予算は、 経常収支1億6728万円で、 2009年の予算が低めの経常であったため、 前年予算対比3.8倍となったが、 前年実績対比では70%の大幅減収の予算となった。

本部会計報告の解説(実額は別表参照)

2009年度の教区本部一般会計の経常収入実績は 4億 1883万円でした。 予算対比では、 献金収入実績はほぼ予算通りでした。

前年実績対比では、 小教区負担金 (全収入の約8割を占める) が97%と減少しております。

2009年度の教区本部一般会計の経常支出実績は 4億 2650万円でした。

予算対比で大幅に支出減の原因は、 「新しい司祭の家」 建設資金に 1億円を支出する予算でしたが、 工事の進捗状況から500万円の支出だけとなったことが要因となっています。

前年実績対比では、 助成費が140%、 神学生養成費が209%でしたが、 総額では98%でした。

2010年度の教区本部の経常収入予算は、 経済状況の悪化を考慮し、 他会計からの振替収入を増額することにしましたが、 4億845万円で前年予算対比99%、 前年実績対比98%と共に減収予算を計上しました。 背景には、 本部献金が2007年度をピークに、 毎年1000万円の下降線をたどっている状況があります。 団体個人献金・その他献金も若干の減収予算です。
2010年度の教区本部の経常支出予算は 5億3589万円で、 前年予算対比96%、 前年実績対比としては126%の増額予算を計上しました。

内訳としては、 「新しい司祭の家」 の建築のための水道光熱費が反映され、 助成費が前年予算対比150%、 前年実績対比も112%と共に支出増です。 人件費の増額は新司祭叙階を反映させ、 計上しました。

教区本部経費は、 前年予算に計上したものの実績として支出しなかった 「新しい司祭の家」 の会計への振替支払9000万円を今年度、 計上しました。

小教区会計報告の解説(実額は別表参照)

過去10年間の献金収入金額は、 カテドラル外装の大改修の2007年が収入のピークで、 2009年度はピーク時から9番目 (最少額は2003年度) でした。 2009年度の小教区一般会計の経常収入実績は11億6156万円で、 予算が低めの設定であったため予算対比109%と増収でしたが、 前年実績比は95%で減収でした。 2009年度の献金収入項目では予算対比105%で、 大半の費目は予算を上回りましたが、 月定献金は97%でした。

前年実績対比では、 大半の費目が前年実績を下回り、 前年実績100%超の費目は、 ミサ献金・祭儀献金・聖地への献金・雑収入だけでした。

過去10年間の経常支出金額では、 2005年が支出のピークで、 2009年度は ピーク時から3番目 (最少額は2006年度) でした。 2009年度の小教区一般会計の経常支出実績は、 9億2179万円で、 予算が低めの設定であったため予算対比91%と予算内でしたが、 前年実績対比では103%と支出増でした。
2010年度の小教区の経常収入予算は11億4452万円で前年予算対比108%となっていますが、 経済状況の悪化を考慮した結果か、 前年実績対比では99%と減収予算です。 項目別の前年予算対比では、 献金等収入、 特別献金収入 (その他の特別献金の増額) が主な増収の見込となっています。 しかし、 前年実績対比では、 献金収入が98%で減収、 特別献金収入は197%で増収、 墓地納骨堂収入が51%の減収見込で、 経常収入全体では1704万円の減収予算です。

2010年度の小教区の経常支出予算は9億7724万円で前年予算対比96%となっています。 しかし、 前年実績対比では106%で、 大半の費目が前年実績をオーバーする予算となりました。

■2009年度小教区一般会計収支計算書(PDFファイル)

■2009年度教区本部一般会計収支計算書(PDFファイル)

【法人事務部より】

小教区の財務担当の皆様へ

まず、 各小教区で決算作業をされた財務担当者の方々に、 心から感謝いたします。 12月31日の決算最終日から提出日の1月31日までの1ヶ月という短期間で、 書類作成から決算の承認等まで、 大変お世話になりました。 また、 提出後も法人事務部からの疑問質問に対応していただき、 大変感謝しております。 本部の決算書、 東京教区全体の財産目録 (企業会計の貸借対照表の残高のみを記載した書類) 等と一緒に、 提出期限の4月30日に管轄官庁である文部科学省の文化庁に提出いたしました。

故人の遺志の献金

「○○の遺言で……」 と、 2009年度も教区本部等に遺贈献金をいただきました。 小教区からも、 同様の献金をいただいたと聞いております。 また、 このようなことを明確にされずに、 故人の遺志を献金してくださる方々もいらっしゃるようです。

教区のため、 小教区のため、 神学生のため、 新しい司祭の家建設のために使ってくださいとの故人の方からの献金がありましたので、 この場をお借りして、 ご遺族の方々に心からの感謝を申し上げます。

献金について

教会の献金 (月定献金、 通常献金、 臨時献金、 特別献金) ってなんですか? どのように使われるのですか? と疑問に思われる方は、 是非 『教会の経済をご存知ですか』 というパンフレットをお読みください。 皆様の教会の会計担当の方に聞いていただければ手に入ると思います。 ※在庫がなかったら、 教区の法人事務部へご連絡ください。

会計ソフトについて

教区本部では、 小教区がどのような会計ソフトを使用するかは、 各小教区にお任せしております。 手書き処理、 各種市販の会計ソフト使用、 エクセルによる簡易ソフト使用等、 さまざまの処理方法があります。 市販の会計ソフトを使用したいとご希望のある場合には、 法人事務部にお問合せください。 教区本部では、 会計ソフトとして、 OBCの 「勘定奉行」 を使用しております。 小教区用にアレンジした勘定奉行の廉価版を、 ご希望の小教区に配布し、 ソフトのインストールと使用説明にうかがっております。 一度に多数の小教区に対応することはできませんが、 ご希望のある場合には法人事務部にお電話ください。

法人事務部とは

法人としての教区本部と小教区が直面する事務・財務・会計・労務・法務等に関する様々な処理を3名の職員で対応しています。 また、 幼稚園に関する業務は2名の職員で対応しています。 疑問質問等がありましたら、 連絡ください。

新しい司祭の家

カテドラル構内の再構築の一環として、 現在 「新しい司祭の家」 を建設中で、 完成は11月を予定しております。 教区ニュースの前号に、 内部の写真が掲載されております。 教区としては大規模な工事のため、 数年間の予定で、 信徒の皆様方に献金をお願いしております。 献金の送金方法に関するお問合せは、 教区本部の法人事務部までご連絡ください。

法人事務部 Tel/03-3943-3645 (直通)

平和旬間2010

詳細はこちらのページをご覧下さい

平和旬間2010

平和旬間祈りのリレー

訃報 平原陽一神父

東京教区司祭 パウロ三木 平原陽一神父が、 5月8日 (土) 肺ガンのため、 千葉市 「スマイリングホーム・メディス千葉浜野」 にて帰天した。 66才。

平原神父は1943年 8月14日台湾・新竹生まれ。 1965年12月に荻窪教会で受洗。 1974年10月12日東京カテドラルにて司祭叙階後、 成城、 松戸、 高円寺、 関口、 市川の各教会で助任を務め、 89年より成田教会主任。 以後、 立川教会協力、 田無教会主任、 浅草教会協力を経て、 06年からは安房・上総宣教協力体協力司祭として千葉地域で働いた。 福音を伝えたいという熱い思いを最後の時まで持ち続け、 司祭職を全うした。

最初の司教座聖堂で歴代教区長をしのぶ

6月6日 (日)、 東京教区の最初の司教座聖堂であった築地教会で、 「東京教区歴代教区長追悼ミサと教区の歴史について学ぶ講演会」 が行われました。 ミサは岡田大司教が司式し、 東京教区だけでなく横浜教区の教会からの参列者も含め、 約百人があずかりました。

築地教会では、 2007年に初代教区長ピエール・オズーフ大司教のご親族が来日し、 築地教会を訪問なさったのをきっかけに、 毎年、 同大司教の追悼ミサを行ってきました。 今年は、 「オズーフ大司教だけでなく、 東京教区の発展のためにご尽力くださった歴代の教区長を追悼し、 同時に、 東京教区の歴史について学ぶ機会としたい」 という岡田大司教のご意向で、 追悼ミサと講演会を行う運びとなりました。

ミサの中で岡田大司教は、 「私たちの一人ひとりの中にキリストがいてくださることを信じ、 その光を多くの人に伝えることができるよう、 歴代教区長たちの取り次ぎを願って祈りましょう」 と呼びかけられました。

ミサ後、 藤沢教会の信徒で、 日本の教会の歴史について研究しておられる高木一雄先生に 「東京居留地とカトリック教会の宣教活動」 というテーマで講演していただきました。 キリシタン時代の日本の教会の状況、 パリ・ミッション会の設立と来日の経緯、 築地居留地に入ってからの宣教師の方々の活動など、 詳細な資料をもとに、 大変興味深くお話いただきました。

講演会終了後には信徒会館ホールで茶話会が行われ、 岡田大司教、 高木先生を交え、 楽しい時間を過ごし、 閉会となりました。

台湾から司祭団来日

日本の教会から学ぶ 外国人司牧のあり方

教皇庁大使館 聖堂

台湾の花蓮(ホアリエン)教区の曾建次(ツォン・キンジ)補佐司教が司祭年記念の行事として訪日を企画して、 原住民司祭巡礼団23人を率いて5月17日から21日まで来日し、 さいたま、 東京、 横浜の3教区を訪問した。 30代、 40代を中心とする原住民司祭巡礼団は3教区の外国人司牧などの取り組みを視察した。

今回の訪日のきっかけは、 昨年12月に開かれた原住民の司祭たちの交流会で、 宣教や司牧の課題を分かち合うとともに司祭年の記念として日本巡礼の提案があったことだ。 それで、 曾司教は友人であるカトリック新聞社の松隈康史氏に打診し、 松隈氏の立てた企画を、 さいたま、 東京、 横浜の3教区が受け入れ、 実現にこぎつけた次第である。

一行は5月18日にさいたま教区を、 翌日は横浜教区を訪問し、 20日には東京教区の諸施設を訪問した。

まずカトリック東京国際センター (CTIC) で、 同センター職員からの説明を受けた。 続いて東京カテドラル聖マリア大聖堂に移動。 岡田武夫大司教や幸田和生補佐司教の歓迎を受け、 事務局長のチェレスティーノ・カヴァニャ神父から同教区の歴史と現状を聞いた。

麹町教会では曾司教と面識のある日本の司祭、 信徒らが集まった。 また、 駐日教皇庁大使館や上智大学も訪れた。

曾司教は 「受け入れてくださった3教区に本当に感謝します」 と流ちょうな日本語で語った。 「日本はアジアの先進国。 教会による外国人司牧の姿勢を私たちも学ぶべき」 と感想を述べ、 「今回の巡礼で原住民神父たちの団結も強まったでしょう」 とも話していた。

原住民司祭巡礼団の通訳を託され、 司祭たちと行動を共にできたことは、 20余年前に台湾を離れ、 母国の原住民司祭と接する機会があまりなかった私にとって大きな恵みでした。

来日した神父様たちを見て感じたのは 「とても有能な司祭たちだ」 ということです。 特に教皇庁大使館で、 教皇大使のボッターリ・デ・カステッロ大司教と流ちょうなイタリア語や英語で自由に話す司祭も多く、 大使の嬉しそうな笑顔を見て、 台湾の教会の将来には希望があると感じました。  (イエズス会中国センター 朱 春瑟)

教区合同堅信式

19小教区から98名の参加者

CTICカトリック東京国際センター通信第143号

20組に1組は国際結婚 ー彼らのかかえる悩みはー

最近 「ダーリンは外国人」 という映画が上映されましたが、 統計によると日本の婚姻数全体に占める国際結婚の割合は約5%となり20組に1組は国際結婚という時代になりました。 国際結婚の増加に伴いその子どもの数も増えています。

今や信徒の半数が外国人信徒となった日本のカトリック教会を見ても国際結婚の子どもや移住してきた外国人夫婦の子ども達がたくさんいます。 彼らは親から母国文化の影響を受けつつ日本文化の中で育ちます。 ダブルあるいはマルチカルチャー (多文化) に生きる子ども達なのです。

教会の中に外国人が増え多文化共生の教会作りが課題となる中、 母国文化と日本文化の両方を理解できる彼らの存在は、 大きな可能性を持った存在だと感じるのですが、 彼らの中には様々な困難を抱え厳しい現実の中で生きている子どもが少なくありません。

日本で生活するのに必要なビザがなく、 いつ入国管理局に捕まるか怯(おび)え、 昼間でも家中のカーテンを閉めたまま、 隠れるように生活し、 必要な行政サービスも受けられずにいる家族の子ども。 在留資格がないため健康保険に入れず風邪でおなかが痛くなっても、 虫歯で歯が痛くても治療せずに我慢している子ども。 オーバーステイの親が入国管理局に収容され、 子どもは児童相談所に保護され親と一緒に生活できないでいる子ども。 ドメスティックバイオレンスや離婚等両親の問題で心に傷を負いながら、 両親の離婚後、 母子で生活し、 日本語ができず技術を持たない母親が限られた仕事を探しながら、 厳しい経済状況の中でおなかを空かして暮らしている子ども。

日本に移住しに来たばかりで日本語ができないため、 学校での授業についていけず、 学習意欲をなくしてしまっている子ども。 親が日本語を読めないため、 学校に提出すべきものを期限までに用意できず、 先生から叱責されて、 小さくなっている子ども。 言葉のギャップや文化の違いから友達とのコミュニケーションがうまくいかずいじめに遭い不登校になっていく子ども。

朝から夜中まで仕事をしている両親に感謝しながらも日本語や日本文化を理解できず日本に適応できない親を疎ましく思ってしまう子ども。

そんな現実を生きている彼らの中には、 外国にルーツを持っていることに誇りが持てず、 外国籍であることや親が外国人であることを隠そうとする子ども達もいるのです。

今年1月、 フィリピン人信徒が多く在籍する梅田教会の荒川神父様から、 教会学校に来ているダブルの子ども達のニーズにあったプログラムを始めたいので手伝ってほしいとの依頼があり、 神父様指導のもと、 教会学校リーダーとともに準備を進め、 4月からダブルの子ども達のためのサポートプログラムがスタートしました。 このプログラムは、 子ども達が、 ダブルであるという神様からいただいた賜物の豊かさと可能性に気づき、 ダブルであることに自信を持ち、 ダブルであることを生かしながら教会や社会で活躍していってほしいという願いを持って企画されました。 活動内容は 『Everyone is special―みんなちがってみんないい』 を合い言葉に 『家族』 ・ 『友達』 ・ 『自分』 に焦点を当て、 自分のルーツを知り、 違う文化の友とのコミュニケーションを学び、 自分の将来を展望するワークショップ形式の年間プログラムです。 まだ、 始まったばかりのプログラムでリーダー達と試行錯誤の繰り返しですが、 子ども達は皆、 体験型のグループ活動を楽しみながら学んでいます。

CTICではダブルの子ども達が抱える困難な状況を少しでも軽減できるようサポートしながら、 将来の多文化共生の教会を担う子ども達の信仰を深め育てていくお手伝いができればと考えています。

カリタスの家だより 第24回

○ カリタスの家が設立された昭和44年当時、 都内には既に考えられる福祉活動のあらゆる分野にカトリックの施設や機関が活発に活動していた。 開設に関わった白柳枢機卿、 ビッター神父 (イエズス会) と4名のボランティアたちの幾度もの話合いと関係者からのヒアリング等を経て、 最終的に目指したのが 「家族福祉」 機関としての独自性であった。 東京に住むすべての人々とその家族について関心をもち、 個々の家族が調和ある家族関係を回復、 維持、 増進することができるよう、 すべての住民によって行われる地域協同体づくりをめざした家族サービス機関であった。

その後の活動から学んだことは、 専門家が援助を試みても必ずしも常に彼らの問題解決に有効な働きかけとはなりえないという事。 そこで問題解決に協力して関わっていくことができるボランティアを発見 (養成) し、 来談者の必要に即応できる体制を整え、 「いつでも自分はカリタスの家から目をかけられて保護され、 支えられているのだといった経験を実感として受け取ることができるような関係を持つこと」 に努めた。 サンダルで気軽に来談者の家庭を訪問し、 声をかけ耳を傾けるボランティアの支援と専門家の限られた援助方法とを組み合わせることで有効な援助活動となることが分かってきたのである。 今日のカリタス方式と呼べる 「担当ボランティアとボランティア・コーディネーターのチームワーク」 がこうした背景から生まれた。

○ 気軽にしかも継続するには 「時間」 の問題は大きい。 近くに住むボランティア開拓が必須である。 またカリタスの家が大切にしていることは、 来談者とボランティアとの 「人格的ふれ合い」 を通してそこに新しいカリタスの家 (父なる神の共同体) が創造されていくという信念である。 ボランティア活動は相手の支援であるだけでなく、 関わり・交わりを通して周囲や地域にカリタス共同体が創られる。

○ 生活拠点から遥か遠い病院でSさんは旅立った。 家族から見放された彼の最期の数年は、 病院・施設を転々とした。 行く先々の訪問をKボランティアは欠かさなかった。 心身の重症化と会話不能になった頃、 若いボランティアが明るい空気を運んでくれたらと隣接地域でボランティア開拓。 片言ながらも 「主の祈り」 や 「めでたし」 を共に唱えてくれるミッションスクール学生が応じた。 ボランティアの継続的な訪問は病院側にも好感をもたらし協力的な姿勢を感じた。 新しい共同体の誕生を実感した事例である。  (Sr米田 綾子)

東京教区主催こころのセミナー

「来年も」の声にこたえ・・・

写真は第2回(6/5開催)のもの

5月8日 (土) 東京教区主催「こころのセミナー」第一回「うつ病のこと」が四谷・雙葉学園講堂にて開かれ、 約250名が参加した。

同セミナーは教区の優先課題である 「心の問題」 の一つの取り組みとして去年行われたが、 教会で心の病に向き合ったセミナーとして関心を集め、 継続を期待する声も多く寄せられた。 そのため岡田武夫大司教、 幸田和生補佐司教を始めとするスタッフは、 今年も開催の準備を進めてきた。

第一部は井貫正彦氏 (法学士・精神科医) による講話。 第二部は 「教会で何ができるかを一緒に考えるため (幸田司教)」 に、 すでに教会で具体的な取り組みをしている経験者たちによるパネルディスカッション。 (全3回とも) 今回、 第一回はパネリストとして、 星野正道神父 (東京教区) と、 麹町教会 「心の相談室」 西浦加代子氏が参加した。

井貫氏は信者であり、 自身も精神科を受診し、 教会に救われた経験をもつ。 参加者からは 「医者としての立場だけでなく、 信者として、 教会の一員としての立場についても言及されているところに、 底辺の共有部分を感じてよかった。」 との声が聞かれた。

要望の多い、 さらに踏み込んだ内容の講座として、 教区関係で行われている 「カリタスの家」、 「真生会館」 の各講座も紹介された。 教区としては啓発、 問題提起をする役割をしばらく続けていく予定。 これをうけて、 各小教区、 共同体での具体的な取り組みを期待している。 第2回は6月5日 「自殺 (自死) のこと」、 最終回は7月10日 「統合失調症のこと」 午後3時より同講堂にて。

教区司祭紹介 第6回

ミカエル 市川 裕神父

1924年6月11日生まれ
1952年12月22日司祭叙階

戦時下で育ちながら 「喜びの道」 へ
薬商を営む両親の5人兄弟姉妹の次男として東京で生まれ5歳で受洗。 子ども時代は、 日々戦時色が濃くなり上海事変・満州事変と続く中で育つ。 小神学校への召命には、 「喜びの道」 を歩みたいと応え、 兄より先に入学。 中学校時代は盧溝橋(ろこうきょう)事件・真珠湾攻撃からついに第二次世界大戦に突入。 最終学期は授業が一日もなく、 戦時下ゆえ神学生としては一番勉強できない時代に遭遇し、 大学進学の資格がとれないまま上智大学神学部の聴講生として学ぶ。

神学生から戦地の軍人へ
1944年、 20歳のクリスマス前に関町の神学校に赤紙が届く。 直ちに日本海から玄界灘を超えて朝鮮半島を北上し、 満州の瀋陽から万里の長城に到着。 その後南京、 九江、 南省に赴き、 終戦まで約9ケ月間兵役に従事した。 アジア諸国が次々にヨーロッパの植民地になっていった時代で、 戦争に負ければ日本もそうなるからと、 皆が戦争に立ち向かうのは当然と思っていた。 死ぬ覚悟で赴いた戦地から幸いに帰国できた。 国の力の小さな歯車の小部品として中国に連れていかれて、 人間の尊厳など全く省みられない残酷さを体験した。 東京に着いたら焼け野原で司教館だけが残っていた。 その後戦地の悪条件での生活の影響で肺炎になり慈生会病院に入院。 今度は病気と闘う生活を余儀なくされた。

生き残ったもののミッションへ
1952年のクリスマス前、 人々がようやく戦後の復興に向かい始めたころ、 麻布教会で当時の駐日ローマ教皇庁大使マキシミリアン・ド・フルステンベルグ大司教より叙階。 その後、 当時はカマボコ兵舎の高円寺教会で助任司祭として働く。 続いて今田健美神父が府中墓地の聖堂を運んで建てた世田谷教会で助任司祭、 次は清瀬教会の初代の主任司祭になった。 当時清瀬に住む人々は、 現金ではなく結核菌をもつ人が多かったので自転車で病人訪問をして廻った。 次は関町教会の主任となり、 自動車に変わる。

第二バチカン公会議のいぶき
白柳大司教の勧めにより、 第二バチカン公会議後のアジアの教会の司牧刷新のためにフィリピンにイエズス会が創設した、 東南アジア司牧センター (EAPI) の第6期生として、 アジアと太平洋地域で宣教活動をする司祭・修道者80名と7ヶ月間共同生活をしながら祈りと研修生活をした。 太平洋戦争で日本軍と戦った国々の宣教師たちと机を並べ、 同じ釜の飯を食べ、 信仰を分かち合いながら学べたのは、 神様からの特別な贈り物であった。 その後は成城教会の主任で、 青年がよく集まり共に過ごした時代だった。 次は関口の大司教館に移り、 白柳大司教の元、 第一回福音推進全国会議(NICE)の事務局で働く。 この会議の課題は 「開かれた教会づくり」 で、 これからの教会が信徒と司祭の共催で、 社会に対して福音的使命を果たすために、 現状を分析し、 聖霊の光をあて、 弱い立場に置かれた人びとと 「ともに」 「喜び」 をもって具体的にかかわっていこうとするもので、 現在の課題の先駆けとなった。 その後浅草教会の主任司祭、 小平教会の主任司祭、 高円寺教会協力司祭を継続的に務めた。

キリストの兵士として歩む道
以上、 市川裕神父様が走馬灯のごとく語られた戦後からの司牧生活通算61年間は、 ひたすら小教区のために働かれ、 キリストの兵士として走りぬかれた長い道のりで、 「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、 目標を目ざして一心に走っているのです。」 (フィリピ人への手紙3章14節) のように、 険しい情勢の中を 「喜びの道」 に変えつつ進まれたゆたかな旅であった。 今も関口教会の協力司祭として歩まれる日々は続く。

世界で活躍する日本人宣教者(6) 

- チャド-

今回はアフリカのチャドという国を取り上げます。 サハラ砂漠の中央部に位置するこの国は北半分がサハラ砂漠の中に入り、 南半分がサバンナ地帯となっています。 国はリビア、 スーダンなど6カ国に囲まれた内陸国で、 カメルーンとの国境沿いにチャド湖という大きな湖があります。

この国にも30年ほど前から日本人のシスターたちが現地の人たちと一緒に生活し、 福音宣教、 女性の社会的地位の向上、 生活条件の改善などに尽くしています。 その修道会はショファイュの幼きイエズス修道会で、 現在6名が現地にいます。 この修道会のフランス、 カナダからの姉妹たちとも協力して、 この活動を続けています。

チャドは、 1960年フランスから独立した当時から南部キリスト教勢力と北部イスラム勢力の対立という大きな政治的問題を抱え、 それに加えて、 国の東側はスーダンのダルフール地域に接しているため、 多くの難民がチャドに流れ込み、 社会的混乱を大きくしています。 2008年2月には反政府勢力が首都ンジャメナまで侵攻してきたため、 そこで活動していたシスターたちは、 フランスの軍用機でガボン経由、 フランスへ脱出しました。 そしてひと月後、 情勢が収まるのを見届け、 現地に戻りました。 ンジャメナの南方350キロほどのライ教区のライやギダリで活動していたシスターたちは、 この間も現地を離れませんでした。

この国は世界の最貧国の一つであり、 生活条件の厳しさは想像を絶するものがあります。 昨年3月にSr有薗(ありぞの)からいただいた便りに、 「今日から春、 何となく嬉しく聞こえますが、 現実として2・3日前からこちらは室内で40℃という暑さになって参りました」 と書いてありました。 また、 最近帰国されたSr脇山は、 もう80を超えるお歳ですが、 2年前の講演会で次のように話されました。 「日本とは気候、 風土が違い、 確かに困難はある。 しかし人間って本当に強いなと、 度々感じている。 その一つ、 井戸水をポンプで汲み上げて、 使っているが、 乾季になったある時、 水が臭くなった。 井戸のフタを取ったら、 中に蛙が一杯で、 もう死んでいるのもいた。 またある時は、 蛇口をひねっても水が出ない。 おかしいと思ったら小さな蛙が出てきたことも。 そんな水を毎日使いながら、 だれも病気にならず、 人間は強いものだと自信を持った。」

最後に、 今世紀に入り2人のシスターがチャドで命を捧げられたことを付記します。 一人は2002年4月に体調を崩して急死されたSr永瀬小夜子で、 15年近くンジャメナで活動を続けておられました。 もう一人は援助修道会のSr二条あかねで、 現地での活動はまだ1年半でしたが、 不運な交通事故に遭われて、 昨年の2月に帰天されました。 お二人とも現地の方々から惜しまれて、 葬儀には2千人を超す人々がシスターに感謝の祈りを捧げました。

第41回 ジュリア祭

今年のジュリア祭は、 5月8日より9日にかけて、 神津島で開催された。 参加者70名弱、 最も参加者の多かった頃の10分の1という状況である。 カトリック教会の現状を反映しているのか、 関心の無さなのか、 41回も続けば避けることのできない現実なのか、 関係者 (教会側) の努力不足なのか、 それぞれに当てはまっているのだろうが、 ジュリア祭に信仰の宝が隠されていることを痛感したのが、 今回の感想である。

7日夜の客船で出発した参加者と8日朝出発の高速船での参加者が合流し、 8日の午後一時半よりミサが行なわれた。 照りつける陽射しのもと、 日陰にはさわやかな風が吹き抜ける中での野外ミサであった。 ミサを待ち望んでいたジュリアの姿を、 それぞれが思い起こしながらのひと時であった。

夕方には 「日韓親善芸能大会」 が行なわれ、 ジュリアのふるさと、 韓国舞踊が東京韓国学校舞踊部の生徒たちによって披露されたり、 島の子供たちの踊り、 島の芸能保存会の方たちによる太鼓や舞踊、 「埼玉コリア21」 という市民団体によるパフォーマンスなどが集まった人々を楽しませた。

夕食後には、 ローソクを手に参加者が集まり、 ロザリオの祈りと光の行列が行なわれた。 目を天に向けると、 そこには星空が広がり、 空を見上げる参加者の姿が見受けられた。

翌朝は 「復活節第六主日」 のミサが行なわれ、 港でお別れ会が催された。 島の方たちが餅つきを準備され、 つきあがった餅が手際よくふるまわれた。 参加者は客船と高速船に分かれて島を後にした。

神津島の自然は変わらずに美しく、 神津島の人々は参加者の数にかかわらず、 いつもあたたかく参加者を迎えてくれる。 実行委員会は全力投球で準備と催行にあたっている。 島での滞在時間は短いが、 ゆったりと流れていく。 そんな中で、 教会もなく、 信徒もいない神津島で、 ミサがささげられるという場に居合わせるのは、 実に不思議なことであった。

お知らせ

東京教区 こころのセミナー 2010

心を病む人々とともに歩む教会共同体を目指し、 心の病気への理解を深めるための研修会

第2回 「自殺 (自死) のこと」 6月5日 (土)

第3回 「統合失調症のこと」 7月10日 (土)

各回とも、 講演/パネルディスカッション (教会での対応について) の2部構成

会場 : 雙葉学園 講堂

東京都千代田区六番町14-1 (JR、 東京メトロ四ッ谷駅下車徒歩2分)

午後3時-午後5時45分 (開場午後2時30分) 入場無料

講師 :井貫正彦 (精神科医・法学士)

主催 : カトリック東京大司教区  「こころのセミナー」 委員会

共催 : カトリック麹町教会 心の相談室

お問合せ先 : 東京教区本部事務局 ℡ 03-3943-2301 (担当:関口)

(会場である雙葉学園への直接のお問い合せはお断りします)

投稿募集

東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。

福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。

「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。

文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、 あらかじめご了承ください。

〒112-0014文京区関口3-16-15 東京教区事務局 東京教区ニュース係
FAX(03-3944-8511)
電子メール:vivid@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。

VIVID

黙想会・祈りの集い等

子どもたちの夏期練成会

8/18 (水) 11:00 集合~8/20 (金) 昼

聖パウロ修道会・箱根修行所で (集合場所:四谷サンパウロ新宿区四谷1-2)

参加費:7,000円

対象:小学4年生~中学生男子

締切:8/8

担当:聖パウロ修道会Fr.山口輝男

問合せ:〒160-0011 新宿区若葉 1-5
Tel/090-8583-4141 Fax/03-3351-8606
e-mail:ssp-voc@sanpaolo.or.jp

神のうちの真のいのち -祈りの集い・東京-

7/3 8/7 (土) 14:30~15:30

四谷サンパウロ東京宣教センター4F 聖パウロ記念チャペルで

内容:ロザリオほかの祈り

ゆるしの秘跡とミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父 (イエズス会)

問合せ:Tel/090-1107-8250 (菅原)

入場自由、 無料

神のうちの真のいのち -証しの集い-

7/17 (土) 14:00~17:00

麹町教会横 岐部ホール4F 404号室で

講話:ハンス・エンデルレ、 菅原悟

ミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父 (イエズス会)

問合せ:Tel/03-3352-2481 (エンデルレ書店) Tel/090-1107-8250 (菅原)

入場自由、 無料

南無アッバのミサ

9/11 10/9 11/13 (土) 14:00~15:00

幼きイエス会 (ニコラ・バレ) 修道院聖堂で (JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅徒歩 1分)

司式:井上洋治神父(東京教区)

申込不要 問合せ:駒沢 Tel/047-362-8570 e-mail:

nk3737@yahoo.co.jp

詳細は 「風(プネウマ)」

http://www.geocities.jp/kazehensusitsu/index.htm

「南無アッバミサ」 スタッフより

http://namuabba.blog116.fc2.com/

ファティマの初土

7/3 (土) (毎月第1土曜日) 13:00~15:00

世田谷聖母幼稚園・大聖堂(2F)で (地下鉄半蔵門線東急田園都市線 桜新町駅北口 徒歩8分)

内容:ミサ、 ロザリオ、 赦しの秘跡、 聖体賛美 静かに祈りたい方どなたも参加可

司式:ペトロ神父 (フランシスコ・カプチン会)

持ち物:ロザリオ、上履き (スリッパ) 自由献金

問合せ:新垣 Tel/042-525-4817 e-mail:

aragaki@sage.ocn.ne.jp

※8月のミサの場所は未定。 要問合せ。

祈りの集い

以下共通 無原罪聖母宣教女会 東京修道院で (世田谷区深沢 8-13-16 地下鉄半蔵門線 桜新町駅下車 徒歩10分) 問合せ:e-mail:

dtmic2008@yahoo.co.jpTel/048-573-3745
Sr.アナ、 Sr.守山

■祈りの日 -召命を考えている若者のために

毎月第4日曜日 10:00~16:00

■召命黙想会

11/6 (土) ~ 7日 (日)

■一日召命黙想会

2011/2/11 (金・祝日)

いやしのためのミサ

7/11 10/10 11/14 (第2日曜日 8月、 9月は無し) 14:00~

聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾 4-3-1)

司式:小平正寿神父 (フランシスコ会) パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)

問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940  詳細は

http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html

祈りへのおさそい 

リフレッシュ -涼風と静けさをあじわう-

7/23 (金) 18:00 ~ 7/25 (日) 15:00

メルセス会日野修道院別館で

祈りたい方はどなたでも

指導:シスター渡辺多賀子 (メルセス会)

費用¥7,000 (全日程不可能な方はご相談ください)

申込締切:7/10 (土)

問合せ・申込先:Tel・Fax/03-5377-1457 (電話の場合は 19:00~21:00) メルセス会第五修道院 シスター渡辺多賀子

祈りの集い

以下共通 マリア会シャミナード修道院聖堂で (〒102-0071 千代田区富士見 1-2-43) 問合せ:Tel/080-5873-6637 シスター小林

http://www.marianist.jp

主のもとに憩う祈りのひととき

7/21~2011/3/16 (毎月第 3水曜日 8月休み) 19:30~20:30

担当:清水一男神父 どなたでも、 遅刻も、 途中参加も可能

召命を考える集い - 人生岐路に立って、 神の呼びかけを識別したい方のため -

7/9~2011/3/11 (毎月第2金曜日 8月は休み) 19:30~20:30

テーマ:聖書を通して 「神の呼びかけと人間の応え」 を学ぶ

対象:カトリック信者 (求道者) で35歳までの未婚の男女、 出来るだけ継続参加の出来る方

担当:マリアニスト男女修道者

申込:必要事項 (1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)メールアドレス (5)所属教会 を記入の上、

Fax/042-480-3881 e-mail:

marianist@marianist.jpSr.小林まで

いやしのためのミサ 「おかえりミサ」

7/17(土) 毎月第 3土曜日 15:00~ 祈り、 16:00~ ミサ

援助修道会聖堂で(新宿区市谷田町 2-22 Tel/03-3269-2405 地下鉄南北線・有楽町線市ヶ谷駅徒歩3分)

司式:晴佐久昌英神父 (東京教区) どなたでも参加可

黙想と祈りの集い-テゼの歌による祈りの集い-

7/7 (水) 10:30~12:00 2カ月に 1回のペースで開催

援助修道会・本部修道院の聖堂で (新宿区市谷田町 2-24、 JR線・都営新宿線市ヶ谷駅より徒歩 7分、 南北線・有楽町線市ヶ谷駅より徒歩 3分) 、 どなたでも、 子供連れの方も参加可

問合せ:Tel/042-576-0623 e-mail:aozora-no-sita@jcom.home.ne.jp大村竜夫

「カルメル山の聖母の荘厳記念」 の典礼へのおさそい

7/16 (金) ミサ 6:30・10:00 晩の祈り(歌) 19:30つづいてミサ

カルメル修道会 上野毛修道院 聖堂 (上野毛教会)で (〒158-0093 世田谷区上野毛 2-14-25、 大井町線上野毛駅下車徒歩 6分)

問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp

主催:カルメル修道会 上野毛修道院

祈りの集い-心静かに祈りの時をもちませんか-

7/3 9/4 10/16 11/27 2011/1/29 2/26 3/19 14:00~19:00 (毎月1回 土曜日参加できる日に参加できる時間からでも可)

サレジアン・シスターズ修学院で (〒115-8524 北区赤羽台 4-2-14)

指導司祭:三島心神父 (サレジオ修道会)

内容:祈り、 講話、 ミサ、 夕食

対象:18~30歳までの未婚の女性信徒

参加費:¥500

問合せ:サレジアン・シスターズ修学院 シスター宮澤

Tel/03-3906-0170 Fax/03-3906-1913

在世フランシスコ会一日黙想会―信仰生活の糧―

7/18(日)10:00~16:30

聖母病院地下1階母子保健室で (新宿区中落合 2-5-1 西武新宿線下落合駅下車 北へ徒歩5分)

指導:谷崎新一郎神父 (フランシスコ会)

15:00からのミサはどなたでも 自由献金

持ち物:昼食、 コップ

問合せ:五十嵐 Tel/Fax 03-5999-4544 (聖母病院への問合せはご遠慮を)

聖エジディオ共同体の祈りの集い

7/21 (毎月第3水曜日) 19:30~20:00

麹町教会信徒会館203A室で

申込み不要、 参加無料 8月休み

問合せ Tel/090-4421-1066

ベタニアの集い

7/24 (土) 15:00 ~ 7/25 (日) 16:00

ベタニア修道女会 聖ベルナデッタ修道院で (中野区江古田 3-15-2 徳田教会 練馬区豊玉中 1-39-1の奥)

対象:生き方を求めている独身女性信徒 (45歳位まで)

参加費:¥2,000

申込:Tel/03-3991-3403 聖ベルナデッタ修道院 シスター菊池・國定

講座・研修会

夏期哲学・神学養成講座

― 臨床パストラルケア哲学 ・ 神学養成講座 ―

8/26 (木) 9:00 ~ 9/4 (土) 14:00

日本カトリック神学院・東京キャンパス (〒177-0052 練馬区関町東 2-7-10 西武新宿線武蔵関駅より徒歩8分)

9:00~15:35 (講義) 15:40~17:50 (レポート作成、 翌朝 8:45までに提出) 各日1科目6時限 (9/4は1科目 3時限)

持ち物:「新・旧約聖書」 筆記用具

講義内容:8/26 (木) 食と救い (伊藤幸史)8/27 (金) 旧約聖書Ⅱモーセ五書 (和田幹男)8/28 (土) 新約聖書Ⅰ (湯浅俊治) 8/29 (日) 哲学概論Ⅱ信仰と理性 (大山悟) 8/30 (月) 神学的人間論Ⅰ創造と救い (阿部仲麻呂) 8/31 (火) 霊性神学Ⅱミサと祈り (白浜満) 9/1 (水) 罪と赦し (牧山強美) 9/2 (木) 神論 三位一体論 (阿部仲麻呂) 9/3 (金) 苦と死の意味 (大山悟) 9/4 (土) 絵本といやし (松浦信行) 受講料:全科目 ¥25,000 1科目¥3,000 (9/4は¥1,500)

申込/問合せ:NPO臨床パストラル教育研究センター本部事務局 Tel/03-3700-3425 Fax/03-3700-3427 申込:住所、 氏名、 電話番号、 受講科目、 評価希望の有無、 金額を記入の上、 上記にFAXにて申し込み下さい。 受講料は下記に振り込むか当日支払 (当日支払いの場合はその旨記入)。 振込み後の返金はしない。 郵便振込先:00180-3-25413臨床パストラルケア教育研修センター 締切:6/30 (火) ☆この講座に関する神学院への問い合わせはご遠慮ください。

「聖ドミニコに学ぶ」

7/24(土)13:30~16:00 聖ドミニコ女子修道院 (〒157-0076 世田谷区岡本 1-10-1) 13:30~ 講話15:30~ 夕の祈り(教会の祈り) 講師:Sr.武田教子 対象:関心をお持ちの方 申込:前日までにSr.佐藤まで Tel/03-3709-0021 Fax/03-3709-3630

カルメル講座

以下共通 カトリック上野毛教会 信徒会館で (世田谷区上野毛 2-14-25、 東急大井町線 上野毛駅下車 徒歩 6分)

担当:中川博道神父 (カルメル修道会)

問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp

カルメルの霊性に親しむ

-カルメルの霊性をとおして イエスとの出会いの道を探します-

どなたでも、 いつからでも参加可

朝のクラス (火) 7/6 11/9 10:30~12:00

夜のクラス (金) 7/2 11/12 19:15~20:45

キリスト教の基本を学ぶ

-洗礼準備のため、 また、 キリスト教の基本を学びなおすために-

どなたでも参加可

7/9 (金) 7/23 (金) (朝のクラス) 10:30~12:00  (夜のクラス) 19:30~21:00

コムニオーネ・エ・リベラッツィオーネ

毎週土曜日 19:15~約 1時間~ 1時間半 (18:00の主日ミサ後)

カトリック麹町教会101号室で

内容:School of Community (交わりの学校) -ジュッサーニ神父に従い、 自分の人間としての顔を発見すること、 キリストと出会うこと、 これらを互いに助け合うこと

問合せ:e-mail:

cljapantokyo@gmail.com(担当:富山) 

参加希望者は上記メールアドレスまで。 こちらから追って連絡 (※教会への連絡は不可)

学びの会

10/9 (土) 14:00~15:30

東京カテドラル構内 カトリックセンターホールで

テーマ:いのちを生きる 「ながれるおもい-イエス・キリストとすごした想い出をめぐって」

講師:阿部仲麻呂神父 (サレジオ会 上智大講師)

参加費:¥500 (事前申込不要、 当日支払い)

連絡先:中本千寿子 Tel/03-3827-7629 南部征枝 Tel/03-3984-4063

ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等

下記の申込み・問合せ:〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所

執務時間:木 14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

5会場での勉強会

全会場同一条件 13:30~15:00

指導:泉富士男神父 (東京教区)

会費:¥500 程度 申込不要

7/6 (火) 立川教会で 加藤英雄神父 (高幡教会)

7/13 (火) ビ・モンタント東京事務所で

7/16 (金) 高輪教会で

7/20 (火) 三軒茶屋教会で

7/28 (水) 成城教会で

聖書通読講話会

以下共通 土曜日 13:30~15:00

サンパウロ東京宣教センターで(JR・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651)

対象:会員外もふるって参加を

世話人:浜端 Tel/042-623-1469

7/3 「パウロの手紙」 鈴木信一神父 (パウロ会)

7/10 「創世記」 第6回 (全14回) 泉富士男神父 (東京教区)

パッチワーク・キルト同好会

7/8 (木) 11:00~15:00

ビ・モンタント東京事務所で

ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます

会員外もふるって参加を

世話人:宮木Tel/042-575-2335

シニアは語る

7/7 8/4 (水) 13:30~15:00

初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅)

指導:吉山登神父 (レデンプトール会)

内容:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、主体的な生き方とは何かを語る勉強会 (テキスト:「老いの輝き」)

世話人:吉井 Tel/03-3352-4055

月例散策会

7/14 (水) 10:50

浅草演芸ホール入口集合 (地下鉄銀座線・つくばエキスプレス線浅草駅下車)

行先:浅草演芸ホール (Tel/03-3841-6545)

会費:¥3,000 (弁当とお茶付) 申込:7/10(土)までに世話人へ

世話人:田垣 Tel/03-3999-1209

気軽に絵を描く会

7/7 7/21 8/4(水) 13:30~17:00

ビ・モンタント東京事務所で

指導:池田道明先生 (カトリック美術展に参加 Tel/03-3892-5412)

水彩・パステル・絵手紙等

会費:¥1,000/月 (画材自己負担)

世話人:野村 Tel/03-3394-5778

キリスト教放送局 日本FEBC番組案内

以下共通 インターネット放送

www.febcjp.com(24時間聴取可)
ラジオ放送 AM1566kHz 21:30~22:45 (韓国済州島送信所より毎日 75分間、 日本全国放送)

担当:日本FEBC制作部 長倉崇宣

イエスのこころを訪ねて-福音書の世界-

毎週月曜日 22:15~ 雨宮慧神父 (東京教区)

今、 イエスとは誰なのか -信徒のための神学講座-

毎月第 1金曜日 21:30~ 百瀬文晃神父 (イエズス会)

神からのメッセージ -グレゴリオ聖歌-

毎月第 3~5日曜日 22:20~ 橋本周子氏 (聖グレゴリオの家)

星美学園短期大学 公開講演会

-ダンテとジャンニ・スキッキ 地獄の底の「わたしのお父さん」 -

7/24 (土) 14:00~16:00

星美学園短期大学講義室で (北区赤羽台 4-2-14 JR赤羽駅北改札西口徒歩10分)

講師:白崎容子 (慶応義塾大学文学部教授)

定員:500名 入場無料 申込み不要

主催・問合せ:星美学園短期大学日伊総合研究所 Tel/03-3906-0056

信徒の月例会 「イエス・キリストと父なる神」

7/17 (土) 14:00~ (16:00主日のミサ)

麹町教会アルペホールで

指導:岩島忠彦神父 (イエズス会)

テーマ:イエスはどのようにご自分の福音に目覚められたのか (『福音宣教』 09年5月号)

申込み不要

問合せ:Tel/03-3263-4584

♪ 音楽会等♪

オルガンメディテーション

-晩の祈りとオルガン音楽による瞑想-

7/9 (金) 19:00~19:45

東京カテドラル聖マリア大聖堂で

入場無料

オルガン演奏:浅尾直子

問合せ:東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所 Tel/03-3941-3029

主催:カトリック東京大司教区

聖歌を歌う会 -楽しく歌ってティータイム-

7月より第 1・第 3土曜日 (どちらかだけでも可) 13:00~15:00

歌と教会音楽鑑賞 15:00~16:00ティータイム メトロAIビル6Fで (〒115-0045 北区赤羽 1-54-5 地下鉄南北線 赤羽岩淵駅前、 JR赤羽駅東口 徒歩 8分)

内容:初心者向けに四線譜の歌い方、 ラテン語の発音を解り易く、 時間をかけて本格的に学ぶ (カトリック聖歌、 天使ミサ曲等)

費用:無料 (資料、 楽譜、 お茶付き)

持ち物:筆記用具

申込み:Tel/03-5939-9535 e-mail:

micaera-0109@ymail.plala.or.jp

準備のためなるべく事前に要連絡。

主催:一般社団法人 国際育英文化協会 詳細

http://music.geocities.jp/kokusaiikueibunka/

古楽の喜び~G.J.Werner作曲レクイエム演奏会

7/19 (土) 14:00~ (開場13:30)

日本聖公会聖パウロ教会で (東急東横線 祐天寺駅)

入場無料

指揮:久松祥三 管弦楽:アンサンブルアルマンド合唱:ラウダーテ・ドミヌム合唱団 曲目:モーツアルト:クラリネット五重奏 KV581 G.J. Werner:Requiem ト短調 モーツァルト:Litaniae Laurentanae BMV KV109

問合せ:Tel/070-5543-5117(久松)
e-mail:info@hisamatsu.org
e-mail:http://hisamatsu.org

声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」 ボランティア演奏会

-松が丘シニアプラザホームコンサート-

7/17 (土) 14:00~

松が丘ディサービス1階ホール(中野区松が丘 1-32-10 Tel/03-5380-5761)

出演:指揮 増尾みどり 伴奏:相原志帆子 司会:佐藤牧人 合唱:声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」 曲:Vivaldi「Gloria」 田中理恵子編曲ア・カペラ「椰子の実」他

問合せ:田部 Tel/080-5099-4322 e-mail:jiji.yoshiki@gmail.com

-聖家族聖ヨゼフホームコンサート-

7/25 (日) 14:30~

聖家族聖ヨゼフホーム1階ホール (清瀬市梅園3-14-72 Tel/042-493-7014)

出演:指揮 増尾みどり 伴奏:相原志帆子 司会:田部善樹 創作楽器:「木と音の会」 岩崎真弓他東京支部メンバー 合唱:声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」 曲:Vivaldi「Gloria」 「千の風になって」 創作楽器 「フォーヴォ=弦、 ハープ」 について解説と演奏、 他

問合せ:田部 Tel/080-5099-4322 e-mail:jiji.yoshiki@gmail.com

高橋真珠ヴァイオリンコンサート

7/12 (月) 19:30 (開場19:00)

会場:ソフィアザール・サロン (JR駒込駅東口 徒歩5分)

曲:バッハ 「無伴奏バイオリンのためのPARTITA第一番、 第二番 (シャコンヌ他)、 第三番」 コリリアーノ 「レッドバイオリンカプリス」 他 入場料:¥2,000 (茶・菓子付) 学生割引 (大学生以下) ¥1,500 要予約 予約・問合せ:ソフィアザール・サロン Tel/03-3822-9677

「VIVID」

★8月号(No.275)は、7月26日(月)発行、8月1日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 6月27日(日)

★9・10月号(No.276)は、9月27日(月)発行、10月3日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 8月15日(日)

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