お知らせ

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東京教区ニュース第273号

2010年06月01日

司祭生活50年 今、感じていることは?

召命のきっかけ・教会の変革の時の体験・伝えておきたいこと

教皇ベネディクト16世の呼びかけで、 昨年6月に始まった 「司祭年」 も締めくくりの時が近づいてきた。 この 「司祭年」 に司祭叙階の節目の年を迎えた方たちがいる。 まさか司祭叙階の時には、 「司祭年」 と節目の時が重なるなどと思ってもいなかったであろうが、 神様の粋な計らいを、 感じているのかもしれない。

司祭叙階50年の金祝を迎えた4人の司祭に感想を寄せてもらった。 彼らの司祭生活は、 第2バチカン公会議による教会の刷新、 家族や社会、 経済などの様々な分野における大きな変化の中で営まれてきたわけでもある。 彼らが激動の時代に司祭職を生きてきたことに敬意を表し、 その声に耳を傾けたい。

「司祭年」 の閉年ミサ、 彼らの金祝を東京教区として称える 「聖ペトロ・パウロ使徒」 のミサの案内が2面に掲載されているので、 ご一覧を。

井上洋治神父 (東京教区)

井上洋治神父

「リジューのテレーズとの出会い」

「あなたがたは、 人を再び恐れに陥らせ、 奴隷とする霊を受けたのではなく、 神の子とする霊を受けたのです。 この霊によって、 わたしたちは “アバ お父さん”と叫んでいます」 (フランシスコ会聖書研究所訳文)

この言葉は、 使徒パウロの 「ローマの信徒への手紙」 8章に載っているものですが、 イエスさまのお祈りは、 いつもこのアッバ (アバでも同じことです) という言葉で始まっていたといわれています。 アッバというのは、 イエスさまが日常話しておられたアラマイ語という言葉で、 本来は、 お父さんの腕に抱かれている赤チャンが、 その父親に呼びかける言葉だといわれています。

「司祭叙階50年」 という大きなお恵みをいただけた私が、 今、 しみじみと感動と感謝の思いにとらわれているのは、 アッバが私たち一人一人の人生を、 かけがえないものとして大切にしてくださっており、 赤子を抱く父親のようなまなざしでいつも見守っていてくださるのだという感動です。 アッバは、 ご自分のみわざを行なわれるため、 私たち一人一人をご自分の作品としてお選びくださったのであり (「エフェソの信徒への手紙」)、 私たちの人生は、 自分を表現するものではなく、 アッバがご自分のわざをおこなわれる 「場」 なのだということなのです。

学生時代、 人生は広く真っ暗な原子の海に漂ただよっていて、 因果律いんがりつという重い鎖にしばりあげられ、 死刑台に押し上げられていくものでしかない、 という苦しい思いにとらわれていた私は、 キリスト教の門をくぐろうとしても 「旧約聖書」 の 「モーセ五書」 に書かれている神ヤーウェの恐ろしさに、 とてもくぐれなかったのです。 この間違っている 「恐ろしい神」 のイメージを、 私から根本的に取り除くために、 アッバがお会わせ下さった方が 「リジューの聖テレーズ」 だったのです。

聖女の境地を、 ほんの少しでも自分で体得したいと願った私は、 フランスの修道院にわたり、 テレーズの宣教師に宛てた手紙などに感動し、 次第に 「何としても、 一人でも多くの日本の方に真のイエスの福音の安らぎを伝える司祭になりたい。 それが私の役割だ」 と確信するようになり、 日本に帰国し、 司祭にしていただいたのでした。

故白柳枢機卿様の許可で、 私が始めた 「風の家運動」 の根底には、 しっかりと聖テレーズの求道性が流れていると思っています。

後藤文雄神父 (神言会)

後藤文雄神父

「支えられて50年」

教会の敷居をはじめてまたいだのは、 1948年1月のことでした。 そして5月にはもう受洗ですから、 にわか仕立ての信者です。

初聖体の時、 願い事があったらするようにと誰かに勧められ、 思いつきで 「司祭にしてください」 とお願いしてしまいました。 思いつめての願いではなく、 あこがれからだったように思いました。 18歳の時のことです。

この年の夏休みに岐阜県の多治見修道院に10日ほど泊まりに出かけました。 はじめて味わったマーマレードに魅せられ、 毎日なめられるのならここも悪くはないと思いました。

1年半の迷いの後、 神学院に入る決意をしました。 父からは勘当の宣告を受けました。

入ってみてうんざりしたのは規則ばかり、 それに厳しい沈黙、 自由の無さ、 おまけにラテン語の詰め込み授業には辟易へきえきとしました。 「ここを出よう」 と何遍思ったことでしょう。 しかし勘当された身では行くところもありません。 だからひたすら我慢(がまん)だけでした。

叙階後25年までの間に、 級友3名がこの道から離脱しました。 大きなショックでした。 私も方向転換するなら今だ、 と思ってしまいました。

ところが身動きできない事情がありました。 1981年からカンボジア難民の子ども8名を引き取り、 共同生活をしていたのです。 私のもとで、 子どもたちも安心して学業に励んでいました。

燃える情熱をもって司祭職を猪突猛進(ちょとつもうしん)していたわけではなく、 子どもたちに対する責任感から、 そこに踏みとどまっていたのです。

帰る家がない、 そして私を束縛していた8名の子どもたち、 こうした事の中に神さまの聖なる邪魔が入って私をこの道に今日まで留めおかれたのだと思います。

とうとう金祝までもちました。 我ながらよくぞ50年もったものと感謝しています。

今は隠退の身ですが、 日曜日のお手伝い、 聖書講座担当や、 他に出向いてお手伝いしています。 それに年2回、 カンボジアに出かけ、 小学校建設に精を出しています。 また人身売買に泣く少女たちを救出したり、 貧困から進学できない生徒に援助を差し伸べたりもしています。

ヘンリー・ナウエンの言葉が今の私の指針となっています。

「真に問うべきは、 『どのように生きればわたしの死が他の人にとって実り多いものとなるだろうか』 ということです。」 (ヘンリー・ナウエン著 「わが家への道」 工藤信夫訳 出版・あめんどう)

スインゲドー・ヤン神父 ( 淳心会 )

スインゲドー・ヤン神父

「キリスト教二千年の歴史から見れば」

今年は 「司祭年」 の締めくくりの年であるとともに、 自分が司祭に叙階されて50年の祝いを迎えた年でもある。 当然のことながら、 この機会を利用して 「司祭職」 を振り返ってみることは私にとって重要な意味を持っている。

50年といえば、 それは短いものなのか、 それとも長いものなのか、 よくわからない。 両方であるような気がする。 しかし考えれば考えるほど、 それは私自身のことを指しているよりも、 まず第一に私がこの50年を生きてきた環境と関係する事柄であると思う。 一言で言えば、 私は今までどのような世界で司祭職を果たしてきたのか、 これこそが顧みるべき核心ではないだろうか。

振り返ってみると、 やはり最も目立つのは、 現代の社会は急激に変動している社会であると言えよう。 そこで例えば、 50年前に初めて司祭になった時のその意味づけと、 現在のそれは果たして同じようなものか、 疑問に思わざるを得ない。 結局、 社会の変動は司祭職の意味をも変えたのだろうか。

私たちは特に宗教のことを考えるときに、 その変わらない側面を強調する傾向がある。 聖なる事柄は永遠ではないか。 ところが、 よりダイナミックな立場から見ると、 どうであろうか。 第二バチカン公会議前の司祭像と公会議後の司祭像とは大きく異なっているのではないか。

この50年間、 変化したことは数え切れないほど多い。 社会変動の結果と言っても過言ではなかろう。 そしてその内に 「異質」 との出会いは大きな役割を果たしていることも否めない。 私事で恐縮であるが、 外国出身の宣教師として日本に来て、 日本の文化に出会ってその影響を受けたのであるが、 長年諸宗教間対話に携わった結果、 「多文化的人間」 になったと同時に、 ある程度まで 「他宗教的司祭」 になってきたとも言えよう。

神学上の立場からこの問題を取り上げた場合は、 それがどういう方向へ発展するかは、 今のところ不明ではあるが、 キリスト教の歴史には今まで二千年しかないことを考慮すれば、 私たちはいまだに初代教会のメンバーであり、 これから思いもよらない変化に遭遇するに違いない。 司祭職もこの歴史の中で常にその役割を果たし、 私たち信者は皆それぞれその主人公である。

平川兼夫神父 (コンベンツアル聖フランシスコ修道会)

平川兼夫神父

「神に希望をおき、 賛美をささげる日々はこれからも」 50年前の叙階式を思い出す

今春、 40年ぶりに郷土出身教会から新司祭が誕生するということで長崎教区の司祭叙階式に参列しました。 ただ一人の新司祭叙階式であったにもかかわらず多数の司祭団、 シスター、 信徒たちがカテドラルにおける盛大な式に参列していました。 「あなたはメルキセデクのように永遠の祭司である」 という聖歌隊のラテン語による聖歌を耳にし、 新司祭の初々しい晴れ姿を見つめながら、 ふと50年前の真夏日にローマのある教会において行われた自分の司祭叙階式の時の感動と感激をよみがえらせたものです。

公会議後の混乱と不安、 キリストの望みへの希望

50年の司祭生活で忘れることのできない見聞体験の一つは、 世の中で労働組合が活発化し、 教会の中でも公会議後の刷新運動による大嵐が吹き荒れたことです。 その影響はあまりにも大きく、 いまだその後遺症は残っていると言えるでしょう。 たとえば、 大変悲しく残念なことでしたが、 教区、 修道会を問わず、 相当数の司祭、 修道者、 シスター、 神学生たちがその道を離れ、 信徒たちの中にも教会離れが起きてしまったことです。 そこへ世の中の少子化と高齢化現象が司祭においても進み、 今日に至ってもなお、 後継者養成のための召命促進運動はままならぬ状況にあります。 信徒の方々は、 この先カトリック教会はどうなるのだろうと大きな不安に駆られています。 しかし、 キリストはかつて弟子たちに 「全世界に行って福音を告げ知らせなさい」 と申されて弟子たちとその後継者たち、 すなわちカトリック教会に福音宣教の使命を委ねました。 一見働き手はあまりにも少なすぎると思える状況にあり、 やや悲観的な気持ちになりかねませんが、 しかしキリストご自身が福音宣教を望まれているわけですから、 働き手を必ず遣わしてくださるにちがいないと信仰と信頼のうちに楽天的に希望し、 期待してもよろしいのではないでしょうか。

洗礼の時の約束に立ち返り、 ゆるし合う共同体が宣教につながるカギ

いまひとつは、 聖書の中に出てくる 「良き牧者と羊」 のたとえ話で、 考えさせられるところがあります。 キリストは良き牧者とはどのようなものを指すのか、 またその牧者の声に素直に聞き従う羊たちとはどういうことなのかについて解説なさっているにも関わらず、 キリストに召され、 祭司職と福音宣教の使命を委ねられて、 世の中に送り出されている牧者たちの中に良き牧者としての使命感の欠如から誤解を招き、 きしみを発生させてしまうことがあることも否定できません。 そのため発言力のある羊たち、 すなわち信徒たちや人々の批判にさらされてしまう牧者が出てきていることも事実です。 信徒間においても同じようなことが起こることもあり、 互いに理解や協力、 そしてゆるし合う心が必要になり、 洗礼の時の神に向かって約束したキリストのみ言葉に従って忠実に生きる姿勢を取り戻すことは急を要するでしょう。 そのようになった時こそ、 キリストの共同体であるカトリック教会は偉大な福音宣教の効果を生み出すことができるようになるでしょう。 これからも神に希望をおき、 賛美を捧げる日々になることを大いに期待したいものです。

司祭叙階 ダイヤモンド祝・金祝・銀祝

(東京教区在住の司祭。 カッコ内は所属)

ダイヤモンド祝

ネラン・ジョルジュ神父 (東京教区)、 モラン アンリ・ルイ神父 (ドミニコ会)、 バルバ・ヴィンチェンゾ神父、 コース・ウラジミル神父 (以上イエズス会)

金祝

井上洋治神父 (東京教区)、 スインゲドー・ヤン神父(淳心会)、 プロヴァンシェ・ロジェ神父、 吉山登神父 (以上レデンプトール会)、 平川兼夫神父 (コンベンツアル聖フランシスコ修道会)、 門脇佳吉(かきち)神父、 木村信行神父、 草野純英(すみひで)神父、 マタイス・アンセルモ神父、 ミルワード・ピーター神父、 モール・フランツ ヨゼフ神父 (以上イエズス会)、 後藤文雄神父 (神言会)

銀祝

幸田和生司教 (東京教区)、 久志(ひさし)利津男神父 (長崎教区)、 高山貞美(さだみ)神父 (聖心布教会)、 田中信明神父、 マルティネス・エミリオ神父 (以上ドミニコ会)、 瀬本正之神父 (イエズス会)

司祭の人事異動 (第三次)

岡田武夫大司教は5月1日付けで、 東京教区の司祭人事異動を発表した。 (敬称略 カッコ内は現任務)

《小教区》

山本量太郎 関口教会主任 (小金井教会主任) *就任は5月1日、 同月末日まで現任務を兼務

辻茂 小金井教会小教区管理者 (立川教会主任) *就任は6月1日

《修道会委託小教区》

ダーニョ ヘスース 葛西教会主任 (同教会助任)

新(あたらし)直己 田園調布教会協力司祭 (新司祭)

《教区本部関係》

ペラール ピエール 教区本部協力司祭 (パリ外国宣教会管区本部)

《その他》

立花昌和 サバティカル (関口教会主任) *期間は5月1日~来年4月24日

柴田弘之 聖アウグスチノ修道会聖ヨセフ養成の家 (葛西教会主任)

CTICカトリック東京国際センター通信第142号

難民申請者に最低限の生活保障を

庇護申請者、難民の収容の代替案を協議する国際会議(韓国・ソウル)

昨年の難民認定申請者数は、 1、388人。 10年前の6倍です。 2006年から急増しており、 一昨年は、 過去最高の1、599人を記録し、 この傾向は今後も続くと思われます。

しかし、 増加する難民申請者に対して、 サポート体制が追いつかない状態が続いています。 申請中は、 国民健康保険、 生活保護など既存の社会保障にアクセスできず、 原則、 働いて自活することも許されていません。 唯一、 用意されているのが、 外務省が行っている 「難民認定申請者に対する保護措置」 です。 しかし、 予算の関係で、 受給希望者の6人に1人しか支給されていないのが現状です。

その保護費も、 2008年、 申請者の急増で、 予算不足になり支給が一時的に停止される事態となりました。 昨年は 「支給停止は2度と起こさないでほしい」 とのCTICなど、 支援団体から外務省への申し入れに対し、 逆に 「保護費の対象者を限定する」 との方針がだされました。 今まで支給されていた人も含め、 多くの申請者が保護費を受けられないという事態が発生したのです。

CTICにも、 「保護費が支給されなくなり、 家賃が支払えなく、 追い出された」、 「食べ物がありません」、 「医療費がありません」 など、 多く切実な相談が寄せられるようになりました。

この緊急事態にCTIC、 難民支援協会、 アムネスティインターナショナルなどが共同で、 教会、 社会に支援を呼びかけました。 世界的な経済不況にも関わらず、 幸い多くのご支援を頂き、 昨年の5月から9月まで、 372人の難民申請者に約4000万円を支給し、 生活に困窮している難民申請者を支えることができました。 ご支援頂きました方に、 改めて感謝申し上げます。

こうした、 支援団体、 教会、 市民の働きかけもあり、 今年度の保護費予算は、 昨年度の倍額を確保していただくことができました。

しかし、 平均2年かかっている難民認定手続き、 申請者がこれからも増加すると考えられていることからも、 現状の 「外務省の保護費」 制度では、 対応できなく、 新たな対応策を民主党政権に求めています。

難民を収容しないで!

昨年12月末で、 332人の難民申請者が全国の入国管理局、 入国者収容所に収容されています。 CTICは、 品川にある東京入国管理局に週1回、 茨城県牛久市にある、 東日本入国管理センターに月2回、 多くのボランティアの協力で、 面会支援を行っています。

難民申請者を収容することは、 日本政府が批准している難民条約の趣旨に反しています。 国連高等弁務官事務所UNHCRは、 「収容は、 代替手段を取ることのできない例外的な場合に限ってのみ行うべきである」、 「自由の剥奪はくだつが、 公正で、 効率的な難民認定手続きの実施の障害となる」、 「収容は庇ひ護ご申請者への法的助言の付与を妨げ、 難民認定手続きの面談を受ける者に恐怖を感じさせてしまう。 また、 庇護申請者は、 逃れてきた国で既に投獄及び拷問に苦しめられた可能性もある。 したがって、 収容の結果は、 深刻な情緒的・心理的ストレスを生み、 非人道的又は品位を傷つける扱いに相当する」 と見解を示しています。

一時的に収容を解く 「仮放免申請」 がありますが、 手続きに必要な保証人、 保証金 (平均50万円、 上限300万円)、 仮放免後の住居、 生活費などが確保できずに、 多くの難民が申請できずにいます。

4月下旬、 韓国で行われた、 「庇護申請者、 難民の収容の代替案を協議する国際会議」 に出席しました。 韓国外務省、 UNHCRの主催で、 日本、 韓国、 中国、 香港、 オーストラリア、 ニュージーランドの国会議員、 政府代表、 NGO、 国際機関からの参加がありました。

各国の政府、 NGOからの現状報告、 各国の政府、 NGO、 国際機関だけでの協議の場もありました。

多くの国では、 難民申請者、 移住者を収容しない方針が取られ始めています。 是非、 日本でも代替シェルターを実現したいものです。

第三国定住プログラムが始まります!

今年、 9月、 タイの難民キャンプからミヤンマー難民30人が来日する予定です。 アジアで初めての、 第三国定住プログラムが始まります。 迫害国 (ミヤンマー)、 避難国 (タイ) を経由して、 第三国 (日本) への定住プログラムです。 日本で安定した生活には、 市民社会のサポートが不可欠です。 インドシナ難民を広く受け入れた経験のあるカトリック教会に、 難民への支援が期待されています。

毎年6月20日は、 「世界難民の日」 です。 世界中で様々なイベントが行われます。 日本でのテーマは 「ありがとう日本」 です。 日本に庇護を求めてきた難民、 世界中から、 もっともっと 「ありがとう」 といって頂ける様に、 皆様のご支援、 ご協力を引き続きお願いいたします。  副所長 有川憲治

カリタスの家だより 連載 第23回

病院訪問と気づき

病院と患者のはざまで

毎週のようにいろいろな病院を訪問しています。 5ケ月間も入院していた方がいます。 彼はいつも訪問面会に嬉しそうに出迎えてくれます。 長く入院しているだけでかなりのストレスのようです。 入院中の食事がまずいということでトラブルになりそうになったこともあります。 私が退院を決められるわけでもないのに行く度にいつ退院できるかと訊ねられます。 その時はとても辛いです。 そうして病院側のできるだけ早く退院させたい意向と退院したい患者の気持ちが一致してまもなく退院します。 退院後はアパートの一人暮らしが待っているのですが、 毎日のように地元のクリニックのデイケアに通うことになります。 またデイケアに行かないときは介護ヘルパーが訪問します。 手厚い地域のサポートのようにも考えられますがまだまだ一人暮らしの不安は残ります。 病院とアパートの中間点のような施設が望まれていると感じます。

■価値観の多様性とはいえ

ある方はかなり重度な病気を抱えていて入院治療を続けなくてはいけないのですが、 その時は本気で治療するということで入院するのですが、 訪問面会にいくと 「昨日自分から退院しました」 ということが3ケ月の間に2度もありました。 自宅を訪問しても不在のことが多く、 結構自分勝手にというか、 自由奔放に生きている方で、 私の思考回路外にいて、 いつも噛み合わないというズレを感じています。 私の価値観と彼の価値観もだいぶ違うようです。 しかし私自身の価値観を大切に思うなら、 異質な彼の価値観も認める努力をする必要があるのかも知れません。 このことを通して神様もきっと私との噛み合わなさ、 ズレを感じているのにいつも愛して見守っていてくだるのだなと気づかされました。

また見ず知らずの方の善意の移植を受けて、 とても厳しい治療のため入院している方がいます。 訪問するたびに彼は、 見ず知らず方の 「善意」 に報いるために生き続けて、 元気になったら他の方の役に立つことがしたいと言っています。 彼の必死な生き方に私は大きな勇気をいただいています。  (岩田鐵夫)

新しい司祭の家 進捗状況

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現在の状況 4/26撮影

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4/29 施行業者による内覧説明会

教区司祭紹介 第5回

使徒ヨハネ 澤田和夫神父

1919年12月9日生まれ
1951年12月21日司祭叙階

家庭

澤田和夫神父

澤田神父はどのような家庭環境の中、 お育ちになったのか、 まず伺った。
「元々は鳥取の漁村の出で、 外交官となった父の三男坊として生まれました。 第一次大戦が終結して間もない頃だったので、 平和を願って 『和夫』 と名付けたと聞いています。 母は、 鹿児島出身という背景もあったからか、 若い頃からサンモール雙葉のシスターの所へ出入りしていて、 既にクリスチャンでした。 ですから私も生まれて間もなく、 麻布教会でツルペン神父様 (パリ外国宣教会) から洗礼を受けました。 洗礼名は使徒ヨハネ。 麻布の洗礼台帳には 『洗礼者ヨハネ』 で載っているのだそうですが、 私は母親に 「お前の霊名は使徒ヨハネだよ」 と教えられてきたので、 今でも 『使徒』 を用いています (笑)。

子供の頃は、 父の仕事の関係で、 ほとんど外国住まいでした。 アメリカ駐在の日本大使館で父が仕事をしていた時、 バチカン大使館におられたマレラ神父様 (後に大司教・駐日大使) と懇意にさせていただき、 小さかった私は、 マレラ師に野球のグラブをもらったことを憶えています。

日本に戻ったのは中学2年の時。 すでに日本は戦争に向かって歩み始めていました。」

司祭への道

そのような世相の中、 なぜ司祭になろうと思われたのだろうか。
「学生時代、 昔に起きた 『華厳の滝投身(けごんのたきとうしん)』 の出来事を知り、 戦時下ということも相まって、 「人間は神様からいただいた命を、 簡単に投げ出してはならない」 と強く思うようになりました。 そこで学校の先生に、 「キリスト教で教えている命の大切さを、 授業で話してください」 と直談判(じかだんぱん)しましたが、 「授業で 『余談』 はできない」 と却下(きゃっか)され、 「それならば自分が伝えるしかない」 と考えました。 それが司祭召命の第一歩だったかもしれません。

軍に招集された時、 「銃剣で人は刺したくない」 と思い、 海軍に入りました。 終戦間際のこと、 『敗戦』 は誰の目にも明らかでしたから、 「戦争が終わったら何をする」 と、 海軍の仲間内で話し合うようになりました。 あるとき仲間の一人が、 「俺は戦争が終わったら、 北海道で百姓になる。 お前も一緒に行かないか」 と言うので、 既にイエス様に従うことを決めていた私は、 「冗談じゃない。 俺は 『練馬の黙想の家』 に行くんだ」 と宣言しました。

終戦時、 占領軍受け入れの通訳をしていましたが、 その後、 ついに念願の 『黙想の家』 へ。 しかしそれも束の間、 土井大司教様 (当時) とどんな取り決めがあったのか、 黙想の家の神父様に、 「お前はローマに行くんだ」 と言われ、 有無を言わさずローマの神学校に行くことになりました。 まず横浜から船でサンフランシスコへ。 宿泊させてもらったメリノール会の神父様に、 背広をいただきました。 そのとき私は海軍の軍服を着ていたのです。 次に汽車でニューヨーク。 そこから船で大西洋を渡り、 北フランスに降り立ちました。 更に汽車でスイスを横断し、 ついにローマへ。 ウルバノの神学校に到着したとき、 インド人とタイ人の神学生が 「よく来たなぁー」 と言って出迎えてくれました。 あの二人、 いまどうしてるかなぁー。

司祭叙階は昭和26年。 サン・ピエトロの地下聖堂で叙階されました。 初ミサのとき、 やはりローマで勉強していた濱尾神学生 (故濱尾枢機卿) が侍者をしてくれました。」

聖母への思い

ところで、 澤田神父といえばマリア様。 『あめのきさき』 は、 ほとんど澤田師のテーマソングになっている。 なぜマリア様なのか、 伺った。
「ローマで生活していた寄宿舎、 コレジオ・ウルバノには、 今もあると思うのですが、 『マリア祭壇』 があり、 私は毎日、 マリア像の前で祈っていました。 それには理由があります。 神学生になったとき、 「自分はもう 『出家』 の身だから、 生みの母はいない。 それならば信仰の母を持とう」 と思い、 イエス様が 「ごらんなさい、 あなたの母です」 とおっしゃったマリア様を、 私の母としたのです。

ですからマリア様は、 もちろん信じるすべての者の母ですが、 私の 『お母さん』 なのです。 お母さんを愛し、 敬うのは当然のことです。」

若者に望むこと

澤田神父は御歳90。 しかし現在も協力司祭として、 高円寺教会で司牧に当たっておられる。 若い世代とも積極的に交流する澤田師。 教会の若者に望むことは。
「繰り返しになりますが、 私は戦争体験等から、 「神様からもらった命の尊さを伝えなければ」 と思い、 神父になりました。 その思いは今も変わりません。 現代の若者たちは、 神様がくださった命がいかに尊いものか、 あまり考えていないように感じます。 教会の若者には、 イエス様が教えられた 『命の尊さ』 を、 同世代の人たちに向けてもっともっと伝えてほしいと思います。」

信徒の方々とともに
「信徒のみなさんとともにいたい。 絶え間なく触れ合っていたい。 いまの私の願いはそれだけです。」

最後に、 「小教区生活に満足していますか」 と尋ねると、

「信徒のみなさんが、 私に満足してくれていますかねぇー。 心配。 あァ、 イエス様、 助けてー!」

とお笑いになった。

世界で活躍する日本人宣教者(5) 

-ブラジル-

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海外宣教を語る際にどうしても触れなければならない国、 それがブラジルです。 昨年の6月の時点で、 日本から派遣されている宣教者は最多の48人に上ります。 そのうち司祭・修道士が8人、 シスターが38人、 それに信徒宣教者が2名です。 その他に現地で召命を受け、 日系人のために司牧・宣教に携わっている聖職者が74名もおられます。

これらの宣教者を派遣している修道会は、 マリアの宣教者フランシスコ修道会、 イエスのカリタス修道女会、 長崎純心聖母会などを含め10以上に上ります。 シスターたちは福音宣教と同時に、 幼児から中高生にいたる子供たち、 それに障害者の方々の養成・医療・教育、 さらには高齢化している日系人のお世話にいたる広範囲の活動に従事されています。

司祭については、 日伯司牧協会の責任者もされてきた松尾繁詞(しげし)神父や青木勲神父、 ハンセン病の療養所、 薬物依存症患者の受入施設などを運営しておられる佐々木治夫神父、 また長年それぞれの州で広範囲にわたる司牧宣教に尽くされている長山武一神父、 小川満神父などがおられます。

宣教者の数が多いだけでなく、 宣教の歴史も長いのです。 2008年にブラジル移民100周年の記念行事が行われましたが、 日伯司牧の歴史も100周年を記念しました。 それは移民の中に長崎、 佐賀、 福岡などの殉教者の末裔(まつえい)が多く含まれていたからであり、 その人たちのために司祭派遣の強い願いが寄せられていました。 それに応えた最初の司祭が奄美大島で26年にわたり宣教に尽くしておられた中村長八神父でした。

中村神父は長崎五島の出身で、 その時すでに58歳でしたが、 司教や神父を慕う島の信徒の反対を押し切って、 1923年ブラジルに発たれたのです。 そして1940年3月に75歳で帰天されるまで日系人や現地の人々のために働かれました。 「貧しい身なりで毎日徒歩や馬で日本人移住地を訪れる神父の姿を見て、 人々は神父を《生ける聖人》と呼び始めた」 そうです。

亡くなられる2年前には、 貧しい人々に対する献身の活動によってピオ11世教皇から 「グレゴリオ大褒賞(だいほうしょう)」 を授与されました。 そして、 1999年には神父の活動の本拠地であったサンパウロ州マシャードに 「ドミンゴス中村長八神父記念館」 が建てられました。 それと平行して、 日本とブラジルの司教団が協力して神父の列福運動を始められました。 ローマ教皇庁にも列福申請が受理され、 列福調査への道が開かれました。

(写真) 中村神父の生涯を知るための著書: 「ドミンゴス中村長八神父-ブラジル日本移民の使徒-」 ペドロ大西著・水野一訳・日伯司牧協会監修 (問合せ先:海外宣教者を支援する会 TEL 03-5770-8753)

「聖書の集い」 1日セミナー 4月29日

みことばを通して道を求める人とも出会えた一日

春と秋に東京カテドラルで 「聖書の集い」 があると知ったのは、 東京に転入し、 所属教会を決めて少ししてからのことです。 昨秋の集いに初めて参加したのがきっかけで、 4月29日の 「聖書の集い」 にはスタッフに加えて頂き、 準備段階から参加することになりました。

当日は午前中に幸田司教の 「聖書の集いについて」 の講話、 午後は120名余りが14グループに分かれて 「5月2日復活節第5主日の福音」 のわかちあい、 そして全体会とミサでした。

信仰養成を目的として大阪教区が推進する 「わかちあい」 を体験してきた私は、 抵抗なく準備段階から参加できたのですが、 幸田司教の 「聖書の集い」 には、 更に配慮と工夫、 丁寧ていねいな準備があると感じました。 そして他教区から転入した者にとっては 「み言葉をわかちあう・み言葉に与る」 という目的で一致したスタッフの積極的姿勢と明るさに心が和(なご)みました。 声掛けくださった方を通して集いに導かれたことを感謝しています。

この集いは(1)私たちの現実の中で神が共にいてくださることを発見する (2)ともに信仰の道を歩む仲間作り (3)霊的成長 を目指しますが、 「・わかちあう内容は口外しない・支配するのは神の霊・批判、 議論はせず、 質問に答えるという勉強会ではない」 という約束事もあるのです。 だから、 安心して互いを怖おそれずにみ言葉と自分の現実が重なった実感をシェアーできます。 「この集いを自分の共同体でも持ちたい!」 という初参加の方の声が今も響いてきます。   (吉田三紀子)

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東京教区 こころのセミナー 2010

心を病む人々とともに歩む教会共同体を目指し、 心の病気への理解を深めるための研修会

第2回 「自殺 (自死) のこと」 6月5日 (土)

第3回 「統合失調症のこと」 7月10日 (土)

各回とも、 講演/パネルディスカッション (教会での対応について) の2部構成

会場 : 雙葉学園 講堂

東京都千代田区六番町14-1 (JR、 東京メトロ四ッ谷駅下車徒歩2分)

午後3時-午後5時45分 (開場午後2時30分) 入場無料

講師 :井貫正彦 (精神科医・法学士)

主催 : カトリック東京大司教区  「こころのセミナー」 委員会

共催 : カトリック麹町教会 心の相談室

お問合せ先 : 東京教区本部事務局 ℡ 03-3943-2301 (担当:関口)

(会場である雙葉学園への直接のお問い合せはお断りします)


司祭年閉年ミサ

6月11日 午後4時~

東京カテドラル聖マリア大聖堂にて


ペトロ・パウロ聖職者の祝い(司祭金祝銀祝)

6月28日 午前11時~

東京カテドラル聖マリア大聖堂にて

投稿募集

東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。

福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください(未発表のものに限ります)。

「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。

文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、 あらかじめご了承ください。

〒112-0014文京区関口3-16-15 東京教区事務局 東京教区ニュース係
FAX(03-3944-8511)
電子メール:vivid@tokyo.catholic.jpでも受け付けています。

VIVID

黙想会・祈りの集い等

歴代教区長追悼ミサと講演会 (築地教会にて)

6/6 (日) 14:00 追悼ミサ

主司式:岡田武夫大司教

15:15 講演 「東京居留地におけるパリ・ミッション会の宣教活動」

講師:高木一雄氏 16:30 茶話会 問合せ:築地教会 Tel/03-3541-8185

カトリック麹町教会 初金の祈りの集い

聖体礼拝と黙想 ~聖歌隊の歌を聴きながら~

6/4 (偶数月の第1金曜) 19:00~20:00

麹町教会 主聖堂で

司式:ヴィタリ神父

どなたでも参加可

問合せ:麹町教会 (JR・地下鉄四ツ谷駅徒歩 1分) Tel/03-3263-4584

参考URL 
http://homepage2.nifty.com/hatsukin/

いやしと分かち合いのための集い

6/13(日) 15:00

カトリック麹町教会 マリア聖堂

ミサ司式:英隆一朗神父 (イエズス会)

問合せ:Tel/04-7140-5606 北村

いやしのためのミサ

6/13 7/11(第2日曜日) 14:00~

聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾4-3-1)

司式:小平正寿神父 (フランシスコ会)、 パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)

問合せ:羽村Tel/03-3414-6940

詳細は
http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html

いやしのためのミサ 「おかえりミサ」

6/19 (毎月第3土曜日) 15:00~祈り 16:00~ミサ

援助修道会聖堂で (新宿区市谷田町2-22 Tel/03-3269-2405 地下鉄南北線・有楽町線市ヶ谷駅徒歩3分)

司式:晴佐久昌英神父 (東京教区)

どなたでも参加可

ファティマの初土

6/5 (毎月第 1土曜日) 13:00~15:00

世田谷聖母幼稚園・大聖堂 (2F)で (地下鉄半蔵門線東急田園都市線 桜新町駅北口 徒歩8分)

内容:ミサ、 ロザリオ、 赦しの秘跡、 聖体賛美 静かに祈りたい方どなたも参加可

司式:ペトロ神父 (フランシスコ・カプチン会)

持ち物:ロザリオ、 上履き (スリッパ)

自由献金

問合せ:新垣 Tel 042-525-4817 e-mail: aragaki@sage.ocn.ne.jp

「会社帰りの黙想」・「お昼の黙想」

聖書の言葉と黙想の仕方の分かりやすい解説があり、 静かな沈黙のなかで自己を探り、考え、 祈ることができます。 オルガンの演奏もあります。

「会社帰りの黙想」

毎月第 2・ 4火曜日 18:45~20:00

ただし祝日、 8/10休み。 8/24は上智大学内クルトゥルハイム聖堂

「お昼の黙想」

毎月第1・第3火曜日 10:40~11:55

ただし祝日、 8/3、 10/19、 2011/1/4は休み。

場所:麹町教会マリア聖堂 (中聖堂)

指導と連絡先:K.リーゼンフーバー (上智大学名誉教授)

〒102-8571 千代田区紀尾井町 7-1 上智大学内 S.J.ハウス

電話/03-3238-5124(直通)、 5111(伝言)、 Fax/03-3238-5056

http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html

初夏の祈りの集い

6/27 (日) 12:30~17:00

場所:聖パウロ修道会 管区修道院

対象:未婚のカトリック女性信徒 奉献生活 (特に在俗会) について関心のある方

テーマ:「聖パウロとともに」

指導:山内堅治神父 (聖パウロ修道会)

参加無料・昼食持参

申込・問合せ:6/26(土) までに下記へ

〒160-0011 新宿区若葉 1-5 聖パウロ修道会管区修道院内

聖マリア・アンヌンチアータ会担当者

Tel/03-3351-5135 Fax/03-3351-8606 e-mail:sspprov@sanpaolo.or.jp

HP
http://www.sanpaolo.or.jp/paul/annunziata/index.html

聖書深読

6/26 (土) 16:30~

メルセス会第四修道院で (〒166-0003 杉並区高円寺南 5-11-35)

内容:聖書深読、 教会の祈り、 夕食を共にしながら分かち合いどなたでも

問合せ:Tel/03-3315-1550 (18:00~20:00)

http://www.mercedarian.com

主の潔白会主催 「つぐないの一日」

毎月第 1金曜日

10:00~ 東京カテドラルからメリノール宣教会本部へ 「沈黙の行列 (十字架の道行き)」

13:30~ 「つぐないのミサ・聖体顕示」 他

司式:パウロ・ヤノチンスキー神父 (ドミニコ会)

問合せ:Tel・Fax/03-3208-7305 辻

グレゴリオ聖歌でささげる洗者聖ヨハネ誕生の祝日のミサ

6/24 (木) 16:00~

聖心女子大学聖堂で (渋谷区広尾 4-3-1 地下鉄広尾駅下車)

司式:赤波江謙一神父 (パウロ会)

主催:Cantate Domino 問合せ:Tel/0467-24-1715 渡辺

みこころを想うミサ

以下共通 どなたでも参加可能

問い合わせ・詳細は e-mail:japan@emmanuel.infoTel/03-3355-6816

主催:エマヌエル共同体

初金の祈り

6/4 (毎月第 1金曜日) 18:30~

真生会館で (新宿区信濃町 33 Tel/03-3355-6819 JR信濃町徒歩 1分)

司式:裏辻洋二神父 (イエズス会)

祈りの集い

毎週金曜日 19:00~ 真生会館3Fチャペルで

静修のおさそい

-週末のひととき、 修道院で静かな時間を過しませんか!霊的指導も受けられます-

6/12~13 7/10~11 9/11~12 (各回:土曜日17:30~ 日曜日 14:00~)

世田谷区瀬田 4-16-1 聖アントニオ修道院で

対象:男性数名

費用:¥1,500

申込締切:開催日の1週間前 e-mail:retreat@ofm-j.or.jpTel/03-3403-8088

フランシスコ会 村上芳隆神父

祈りの集い

以下共通 マリア会シャミナード修道院 聖堂で (〒102-0071 千代田区富士見 1-2-43)

問合せ:Tel/080-5873-6637 シスター小林 
HP:http://www.marianist.jp/

主のもとに憩う祈りのひととき

6/16 7/21 9/15 10/20 11/17 12/15 2011/1/19 2/16 3/16

担当:清水一男神父 どなたでも、 遅刻も、 途中参加も可能

召命を考える集い

-人生岐路に立って、 神の呼びかけを識別したい方のための集い-

6/11 7/9 9/10 10/8 11/12 12/10 2011/1/14 2/11 3/11 19:30~20:30

対象:カトリック信者 (求道者) で35歳までの未婚の男女 出来るだけ継続参加の出来る方

担当:マリアニスト男女修道者

申込:①氏名 ②住所 ③電話番号 ④メールアドレス ⑤所属教会 をご記入の上、

シスター小林まで Fax/042-480-3881または e-mail:marianist@marianist.jp

ベタニアの集い

7/24 (土) 15:00~7/25 (日) 16:00

ベタニア修道女会 聖ベルナデッタ修道院で (中野区江古田 3-15-2)

対象:45歳位までの独身女性信徒

費用:¥2,000

申込:シスター菊池・國定 Tel/03-3991-3403

黙想会

7/2 (金) 18:00~7/4 (日) 16:00

聖霊会小金井修道院にて

テーマ:「イエスの霊に活かされて」

指導:キッペス神父 (レデンプトール会)

費用: ¥ 20,000

連絡先:Tel/0467-53-4466 7/3 (土) 9:00からの参加も可

召命黙想会 主の招きに応えて-私の歩む道-

6/26 (土) 16:00~27 (日) 16:00

福音史家聖ヨハネ布教修道会小金井修道院で

指導:英隆一朗神父 (イエズス会)

対象:未婚の女性信徒 (40歳位迄)

参加費:¥5,000 持参品:聖書、筆記用具、洗面具申込:6/19 (金) までに 〒184-8511 小金井市桜町 1-2-20 福音史家聖ヨハネ布教修道会 Sr. 中村喜美子 Tel/042-383-8527 Fax/042-383-7492

講座・研修会

カルメル講座

以下共通 上野毛教会 信徒会館で (世田谷区上野毛 2-14-25 東急大井町線上野毛駅下車 徒歩 6分)担当:中川博道神父 (カルメル修道会) どなたでもいつからでも参加可能

問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp

カルメルの霊性に親しむ ―カルメルの霊性をとおして イエスとの出会いの道を探します―

朝のクラス (火曜日) 6/15 7/6 10:30~12:00

夜のクラス (金曜日) 6/18 7/2 19:15~20:45

キリスト教の基本を学ぶ ―洗礼準備のため、 又キリスト教の基本を学びなおすために-

6/11 6/25 7/9 7/23 いずれも金曜日

朝のクラス 10:30~12:00

夜のクラス 19:30~21:00

キリストとの親しさ -出会いの神学-

キリストと出会った人々の姿を 聖書をとおしてたどります

朝のクラス (火曜日) 6/1 10:30~12:00

夜のクラス (金曜日) 6/4 19:15~20:45

フランシスコ会典礼音楽について (4)

-パドヴァの聖アントニオに関する音楽とテキスト-

6/5 (土)・7(月) 10:00~12:00 (両日とも同じ内容。 要予約)

四谷サン・パウロ宣教センター4階聖パウロ記念チャペルで (新宿区四谷 1-21-9 Tel/03-3357-7651)

講師:杉本ゆり

受講料:¥1,000 (当日支払)

申込先:e-mail:yuri-francesca@nifty.comTel・Fax/0422-32-6074

ご聖体のエンカウンター

6/4 (金) 19:00~6/6 (日) 17:00

場所:八王子カーザ・アルベリオーネ

問合せ:Tel/03-3401-2141(ファイヤーズ担当)

e-mail:donfires@hotmail.com
HP:http://homepage3.nifty.com/FIRES/indexyotei.html

講座案内 (8月はお休み)

以下共通 キリスト・イエズスの宣教会で 江戸川区南小岩 6-25-6 (総武線小岩駅 徒歩 7分) シスターベアトリス Tel/Fax:03-5889-3055

「よりよい家庭を求めよう」

少人数の 8回講座

毎月第 1・3木曜日 10:00~12:00

または第 1・ 3 金曜日 19:00~21:00

内容:「家庭とは-夫婦親子の理解-子供の成長段階、 自分とはー愛すること」 など

聖書のこころ -日常生活を深めよう

毎月第 1・ 3月曜日 10:00~12:00 または第 2・ 4 水曜日 19:00~21:00

ようこそ -自分の将来を考えている方-

毎月第 1土曜日 14:00~16:00

聖書朗読と静かに祈ろう

毎月第 3土曜日 14:00~16:00

悩み相談などのご希望の方 いつでもOK

22:00までTELでご連絡ください

「聖歌合唱の会」 で歌いませんか

混声4部でラテン語聖歌、 日本語聖歌の練習。 毎週日曜日 11:30~13:30 高円寺教会主聖堂で 途中からの参加可 教区信徒・未信徒 老若男女を問わず聖歌合唱に興味を持っている方 初心者歓迎

会費:¥300/月 楽譜支給 練習成果の披露はミニコンサートや国際荘厳司教ミサなどでの聖歌奉仕
連絡先: 林:s.hayashi@k5.dion.ne.jp
齋藤:tpsaito1938@willcom.com

土曜アカデミー:「現代思想とキリスト教理解」

場所:岐部ホール 4F 404 (麹町教会敷地内 JR・地下鉄 四ツ谷駅から徒歩 2分程度)

時間:毎回 9:30~12:30プログラム (予定) 6/12 W.ディルタイ (自然と精神;了解と歴史) 6/19 R.オットー (聖なるもの;諸宗教の神学) 7/3 K.バルト (啓示対理性;受肉と恩寵) 7/10 M.シェーラー (直感と人格;価値と愛) 7/24 L.ウィトゲンシュタイン (論理の限界;宗教と言語) 9/4 K.ヤスパース (限界状況と超越;哲学的信仰) 講師:K.リーゼンフーバー (上智大学名誉教授)

連絡先:〒102-8571 千代田区紀尾井町 7-1上智大学内 S.J.ハウス

電話/03-3238-5124(直通) 5111(伝言) FAX/03-3238-5056 
http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html

「キリスト教理解講座」

毎月第 1・ 3・ 5火曜日 18:45~20:30

場所:麹町教会信徒会館 3階アルペホール

講師と連絡先:上記 「土曜アカデミー」と同じ

テイヤール・ド・シャルダン研究読書会

6/1 (火) 19:00~20:00

6/15 (火) 18:00~19:00

松原教会で (京王線・井の頭線 明大前駅徒歩 5分)

テーマ:「人間の未来-人類行動~人類の道、 問題の核心」

講師:美田 稔 (テイヤール翻訳家)

教材:当方で用意 (テイヤール 「人間の未来」 みすず書房ある方は持参)

参加無料 申込不要

問合せ:Tel・Fax/03-3332-8866 竹田

池田敏雄神父 (聖パウロ会) によるカテキズム講座

毎週木曜日 (初木・13日を除く) 15:00~16:30

サンパウロ宣教センター 2階で

テーマ:「カトリック教会のカテキズム」

第 2編キリスト教の神秘を祝う第2部

会費:¥300 (会場費他)/回

問合せ:Tel・Fax/03-3208-7305 辻

臨床パストラル教育研究センター主催

-あなたもスピリチュアルケアワーカーの第 1歩を踏み出してみませんか-

「オリエンテーション・ワークショップ」

6/20 (日) 9:30~16:30

サンパウロ宣教センター(四谷)で

会費:¥2,000 申込:(1)氏名・フリガナ (2)住所 (3)連絡先 (Tel・Fax・メールアドレス) を記入し、 Fax/03-3700-3427 (NPO臨床パストラル教育研究センター事務局) まで

問合せ:Tel/03-3700-3425

ビ・モンタント (登り行く人生の会) の講座等

下記の申込み・問合せ:〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305 ビ・モンタント東京事務所

執務時間:木 14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

5会場での勉強会

全会場同一条件 13:30~15:00

指導:泉富士男神父 (東京教区)

会費:¥500 程度

申込不要

6/1 (火) 立川教会で

7/6(火) 立川教会で 加藤英雄神父(高幡教会)

6/8 (火) ビ・モンタント東京事務所で

6/15 (火) 三軒茶屋教会で

6/18 (金) 高輪教会で

6/23 (水) 成城教会で 安次嶺晴実神父 (喜多見教会)

聖書通読講話会

以下共通 土曜日 13:30~15:00

サンパウロ東京宣教センターで (JR・地下鉄丸の内線・南北線四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651)

対象:会員外もふるって参加を

世話人:浜端 Tel/042-623-1469

6/5 「創世記」 第5回 (全14回) 泉富士男神父(東京教区)

7/3 「パウロの手紙」 鈴木信一神父 (パウロ会)

パッチワーク・キルト同好会

6/10 (木) 11:00~15:00

ビ・モンタント東京事務所で

ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます

会員外もふるって参加を

世話人:宮木 Tel/042-575-2335

シニアは語る

6/2 7/7 (水) 13:30~15:00

初台教会で (小田急線参宮橋駅、 地下鉄千代田線代々木公園駅)

指導:吉山登神父 (レデンプトール会)

内容:熟年の人たちが人生の真の価値を考え、主体的な生き方とは何かを語る勉強会 (テキスト:「老いの輝き」)

世話人:吉井 Tel/03-3352-4055

月例散策会

6/9 (水) 10:30

京王線調布駅北口改札口集合

行先:調布教会とサレジオ神学校並びにチマッティ資料館

世話人:田垣 Tel/03-3999-1209

気軽に絵を描く会

6/2 6/16 7/7 (水) 13:30~17:00

ビ・モンタント東京事務所で

指導:池田道明先生 (カトリック美術展に参加 Tel/03-3892-5412)

水彩・パステル・絵手紙等

会費:¥1,000/月 (画材自己負担)

世話人:野村 Tel/03-3394-5778

朗読を学びませんか!-ミサにおける聖書朗読-

7/28 8/4 8/11 8/18 8/25 9/1 9/8 9/15 (水) 13:30~15:30

サンパウロ宣教センターで (四谷 三栄通り)

朗読を深めるための講話:南雲正晴神父 (典礼神学・フランシスコ会)

朗読講師:森川靄子氏 (元NHKアナウンサー)

費用:¥24,000 (当日支払 資料代込み)

問合せ:Tel・Fax/03-3470-2772

申込:住所・氏名・Tel・Fax番号を記載して

Fax/03-3470-2772 ぶどうの枝へ 担当:須藤

信徒の月例会 -イエス・キリストと父なる神-

6/19 (土) 14:00 ~ (16:00 主日のミサ)

麹町教会 アルペホールで

指導:岩島忠彦神父 (イエズス会)

テーマ:イエスの母マリア (福音宣教2009年4月号)

申込不要

問合せ:Tel/03-3263-4584

フランシスコ友の会 (第一回)

7/10 (土) 14:00~16:00

アシジの聖フランシスコ宣教修道女会 (足立区東和 4-10-13 Tel/03-3605-4070)

テーマ: 「聖フランシスコと私」

講師:森田貴博 (「フランシスコと生命の会則」 の著者)

対象:フランシスコに関心のある方 (宗教、 性別、 年齢、 国籍を問わずどなたでも)

世話人:アシジの聖フランシスコ宣教修道女会 Sr.山田美智子

キリスト教放送局 日本FEBC番組案内

・毎週月曜日 22:15~ 雨宮慧神父 (東京教区司祭) 「イエスのこころを訪ねて-福音書の世界-」

・毎月第 1金曜日 21:30~ 百瀬文晃神父 (イエズス会) 「今、 イエスとは誰なのか-信徒のための神学講座-」

・毎月第 3~5日曜日 22:20~ 橋本周子氏 (聖グレゴリオの家) 「神からのメッセージ-グレゴリオ聖歌-」

・インターネット放送 
www.febcjp.com(24時間聴取可)

・ラジオ放送 AM1566kHz 21:30~22:45 (韓国済州島送信所より毎日75分間、 日本全国放送) 日本FEBC制作部 長倉崇宣 Tel/0422-52-1566

♪ 音楽会等♪

オルガンと祈り

-Ave Verum Corpus を一緒に歌おう -

6/18 (金) 19:00~ 麹町教会主聖堂で

オルガン:浅井寛子 (麹町教会首席オルガニスト)

曲目:A.ハイラー:「キリストの聖体の祝日」 より《ラウダ・シオン》他

自由献金

問合せ:e-mail:
organ_to_inori@ignatius.gr.jp

http://blogs.yahoo.co.jp/organ_to_inori

オルガンメディテーション

-晩の祈りとオルガン音楽による瞑想-

6/11 (金) 19:00~19:45

東京カテドラル聖マリア大聖堂で

オルガン演奏:三浦はつみ

入場無料

問合せ:東京カテドラル聖マリア大聖堂事務所 Tel/03-3941-3029

主催:カトリック東京大司教区

チャリティーコンサート

-南アフリカのエイズと共に生きる人々のために-

6/20 (日) 14:30 開演 (14:00 開場)

赤堤教会で

入場料:大人 前売 ¥1,000 (当日¥1,500) 高校生以下 前売 ¥500 (当日¥700)

前売券・問合せ:e-mail:southafrica.charity@gmail.com

Fax/03-3328-4636

メール予約は 6/4 (金) 12:00まで

主催:南アチャリティーコンサート実行委員会

共催:アフリカ日本協議会・ニバルレキレ

協賛:赤堤教会信徒会

後援:カリタスジャパン

声楽アンサンブル 「リーダーターフェル」

-第18回ベタニアホームコンサート-

6/27 (日) 14:30開演 (14:00開場)

慈生会 ベタニアホーム 1階ホール (中野区江古田 3-15-2 Tel/03-3387-3388)

出演:指揮 増尾みどり 伴奏:相原志帆子 司会:田部善樹 フルート:佐野健一郎 ピアノ:佐野麻実 合唱:リーダーターフェル

曲:“絆、 愛と慈しみの家(ベタニア)”Sr.木村純子作詞 山下晋平作曲“椰子の実変奏曲”田中理恵子編曲 他

問合せ:Tel・Fax/042-494-2845田部 Tel/080-5099-4322

その他

東星学園中学校高等学校 第1回学校説明会

6/19 (土) 14:00 ~

学校説明・学校見学及び授業・クラブ体験などを行います。(事前に電話等でご一報ください)

清瀬市梅園 3-14-47 (HP:
http://www.tosei.ed.jp)

Tel/042-493-3201 Fax/042-493-3337 E-mail:
chukou@tosei.ed.jp

7/3 (土) 学校見学会 (含公開授業)

なお、 学校見学・入試(転入)相談は随時対応 (要事前連絡)

「VIVID」

★7月号(No.274)は、6月28日(月)発行、7月4日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 5月23日(日)

★8月号(No.275)は、7月26日(月)発行、8月1日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切: 6月27日(日)

必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。 ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。 掲載無料です。

〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
東京教区事務局 浦野雄二神父
Tel:03-3943-2301 Fax:03-3944-8511

e-mail:vivid@tokyo.catholic.jp