お知らせ

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東京教区ニュース第198号

2002年12月01日

特集 教区の課題を鮮明にして教区集会が滞りなく終了

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10月27日 (日)午後2時から、東京カテドラル聖マリア大聖堂を会場にして、教区集会が開催された。各小教区から数名(5名以内)の代表が集まり、参加者はあわせて420名あまりであった。「小教区の再編成」を中心に、9つの地域協力体の代表が、教区の改革について質疑を行った。各質問の時間が、5分と限定されていたため、多少食い足りない不満が残ったが、全体としては、改革の目的や課題の所在が鮮明となり、来年度の改革元年に向かって、確かな一歩を進めたようだ。(西川哲彌神父)

全文及び当日行われたアンケートの集計はこちらにあります。
https://tokyo.catholic.jp/text/library/saihensei/saihensei.htm

み旨を行うこと、それが目的

集会は、進行役を務めた大倉一美神父(司祭評議会委員・清瀬教会)の開会宣言で始まった。大倉師は、一緒に司会をする伊藤幸史神父(同・浅草教会)を紹介し、さらに今回質問に答える任にあたった「再編成プロジェクトチーム」の4人の司祭を紹介した。幸田和生神父(教区事務局再編成担当)、小宇佐敬二神父(徳田教会)、チェレスティーノ神父(教区事務局長・司教総代理)、立花昌和神父(目黒教会)
の4人である。

それから、岡田武夫大司教については、「本日は聞き役に徹することになっている」こと、「大司教が答えると、それで決まったような印象を与えるからだ」と説明した。ついで、紹介された岡田大司教は、簡単な挨拶をした。「これから東京教区がどう進んでいったらよいのかを、いっしょに考えていきましょう。答は簡単です。それは、神のみ旨を行うことです。この集いの本質は、誰かが何かを答えるというのではなく、み旨を見出すために集まった祈りの集会、というところにあります。豊かな分かち合いを期待しております」。

それから、いよいよ各地域協力体の代表者による質問が始まった。

千葉地域の協力体制は

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大倉師から司会をバトンタッチされた伊藤師は、「質問の順番が東から西へ、つまり千葉地域協力体から多摩地域協力体の方向で進むことになっている」と説明し、千葉地域協力体代表の立川國紀さん(茂原教会)を質問者の席に招いた。

立川さんは、「3つの宣教協力体に分けられた千葉地区が、これからも緊密な連絡を取り合っていくために、『連絡協議会(仮称)』を設けてもかまわないか」と問いただした。

答えるのは立花師、「協力をより緊密に、という目的でグループが作られました。千葉は、小教区の協力の歴史があり、実績もあります。それで小教区が助けられています。この協力体制は、大事にしていくべきだと思います」。

神父さまはちゃんと協力できるのですか

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2番目は、総武地域協力体から、横山友比古さん(潮見教会)が質問に立った。「心や身体に障害を持っている方や、困難な立場にある外国人を支援している現行の活動に、教区としてどうかかわってくださるのでしょうか。またこれから、信徒・司祭が相当協力していかなければなりませんが、司祭方の協力は大丈夫なのでしょうか。さらに質問、このグループの組み合わせの見直しは、いつごろ行われるのでしょうか?」。

答は小宇佐師、「1つ目、独自の活動を展開しながら、いい影響を与え合うという道が考えられます。2つ目、大きな課題です。でも楽観的に考えています。3つ目、具体的には決まっていません。柔軟に対処していくことになると思います」。

裸の王さまにならないように

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次に質問に立ったのは、城東地域協力体代表の上沼友里江さん(赤羽教会)だった。「質問ではないので、お答えいただく必要はありません」と前置きしてから、「今回の教区改革は、どれもついていけないことばかりだけれど、神さまが大司教さまを通して、善きことを行おうとしておられる、と信じて協力していきましょう、という消極的な結論に達しました。どうか、裸の王さまになりませんように願います。この機会に、旧約の預言者エゼキエルの嘆きと警告を贈ります」と言って、エゼキエル書の34章を朗読した。

質問ではないので答は要らないのだろうが、司会者は、立花師にマイクを向けた。立花師は、「改革がどのように進むのか、正直言って不安です。多分皆、不安なのだろうと思います。一番不安なのは、大司教さまかもしれません。でも、ここで何もしないでいるのが、もっと不安だと思います。なかなかうまくいかないところがあっても、その中から希望が生まれてくることを信じています。だから、今度の再編成を通して、司祭と信徒と修道者が、一緒になって進めていけることが一番の希望です」と結んだ。

せっかくの小教区の特性が損なわれないか

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4番目の質問者は、中央地域協力体を代表して立った小林直人さん(神田教会)だった。「私たちは今回の改革に対し、地域協力体としてかなりきめの細かい話し合いをしてきました。皆さんの意見をなるべく多く取り入れるために、ホームページまで用意しました。そこでお聞きしたいのは、グループ分けが、あくまでも案となっていますが、これからどのようなプロセスで最終案が出されるのでしょうか、教えていただきたい。

それから、改革の第2段階への移行のプロセスをどうとらえておられるかを説明していただきたい。さらにお聞きしたいのは、今回のグループ化で、果して、これまで持っていた小教区の特性が生かされるのでしょうか。せっかく長年の歴史で培われてきた小教区の良さが、改革によって大きく損なわれるとしたら、教区全体として、大きな損失になりはしないかと心配です。小教区を減らすことが、教区のアクティビティの低下につながるとするなら、残念でなりません」。

回答者は、チェレスティーノ師だった。「いま出された質問は、最も多い質問でした。最終案については、これから司祭評議会、司祭集会を経て、大司教が責任を持って出すと思います。第2段階への移行については、グループによって多少の差が生じると思います。時間の差だけではなく、内容にも違いが出てくるでしょう。グループ化が、これまでの小教区の良さを損なうのではないかということでしたが、むしろグループの中で、それぞれの共同体の特色が、より強く出てくるのではないでしょうか。

私は、今度の再編成で、教会が減少すると考えていません。むしろ、それぞれの共同体がもっと活性化する、ととらえています。皆さんの努力が汲み取れるよう、より大きく改革を進めてまいりましょう」。ここで、司会の大倉師は休憩を宣言した。

もっと具体的な答を出してください

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10分間の休憩の後、城北地域協力体の七沢純一さん(下井草教会)が質問した。

「質問は、4項目。1つは、宣教協力体の組み合わせについて。組み合わせ第2案を見て非常にびっくりしました。『小教区の要望によって組み合わせを変えました。不自然ではないと思っています』とありますが、どのような要望でしょうか。また不自然ではない根拠は、どこにあるのでしょうか。それから2つ目の質問ですが、岡田大司教さまがおっしゃるナイスはどう総括されているのでしょうか。3つ目は、信徒の養成について、4つ目は心のケアセンターについてです。いずれも表現されるたびに、内容が違う印象を持ちます。概念だけでは物足りません。もっと具体的な中身をお聞きしたいと思います」。

司会者は、幸田師に回答を要請したが、七沢さんは小宇佐師を指名し、2人で答えることになった。組み合わせ第2案について、幸田師は、「出された意見をなるべく取り入れて作ったのが第2案です。不自然といえば、不自然な感じがします。もう一度、きちんと考え直すことにします」と答えた。他の3つの質問に小宇佐師は、これまでの経過を紹介しながら、「前向きに検討させていただきたい」という答え方をした。その答え方に、七沢さんは、「残念ですが答になっていないです」と追加発言をした。質問の中で、「司祭だけの会議で決められている」という指摘に対しては、チェレスティーノ師が、「実は今年の6月、10数名の信徒による再編成懇談会が立ち上げられていて、そこでプロジェクトチームが用意したすべての提案を、大司教とともに検討してきた」と発表した。そして、「この懇談会は、これからプロジェクトチーム以上に活躍するはずだ」と付け加えた。

再編成のキーワードは「協力」

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次は、城南地域協力体の番で、質問者は、碑文谷教会の小野喜一さんだった。小野さんの所属する碑文谷教会は、わりあい大きな教会が3つ集まって、宣教協力体を作ることになっている。基本的には賛成するが、なおも疑問と不安が残るというところからの質問だった。

「現在の小教区は、長年かかって育てられた木のように、それぞれ特色を持っています。このたびの再編成グループ化は、せっかくの持ち味を損なうことになるのではないかと心配です。第2に、新しくできる宣教協力体の運営機関である宣教協力体協議会が、それぞれの聖堂共同体の自主性を大幅に認め、『そのままやってください』ということになれば、現状と何ら変らないということになりはしないでしょうか。3つ目は、東京教区として、宣教協力体を導く強力なガイドラインのようなものを出してくださるということなのでしょうか。それとも、各宣教協力体の自主性に任せるということなのでしょうか。4つ目にお聞きしたいのは、宣教協力体の世話役の司祭のことです。聖堂共同体の宣教司牧だけでも目一杯なのに、それ以上の責務を負わせることになりはしないでしょうか。そもそも、大きな教会をいくつも組み合わせることの他に、何か方法はなかったのでしょうか」。

回答は小宇佐師。「この再編成のキーワードは、協力ということです。お互いを成長させていく協力を目指して、まずはおつきあいからはじめましょう、というのが4月から始まっていく呼びかけです。2番目のことは、相手を認めれば、お互いが豊かになれるということだと思います。その豊かさが、活性化の力になると思います。次に、宣教協力体協議会のあり方のことですが、自主性と、強力なガイドラインの中間です。ゆるやかなガイドラインが出され、お互いが、お互いを活かしあえる関係をつくっていくべきだと思います。世話役司祭のことですが、確かに心配です。そこは、司祭間の協力と、役割り分担で、乗り越えていくしかないと思います」。

なぜそんなに急ぐのか

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7番目は、城西地域協力体からの質問だった。予定では佐久間彪神父(世田谷教会)だったが、体調がすぐれず、代わりに同じ世田谷教会の小林よう子さんが、質問状を代読する形となった。質問は、地域協力体会議で出されたものを箇条書きにし、12項目からなっていた。

質問の要旨は、「なぜそんなに急ぐのか。なぜ一斉ということにこだわるのか。はじめに出された司祭不足ということは、どこにいったのか。司祭だけの会議で、すべてが決められているのは、どういうことか。大司教の指導性は、きちんと保たれているのか。これだけの理解の不一致と、多くの反対を押し切ってまで行う改革の真意はどこにあるのか」というところだった。質問の最後は、「聖霊、聖霊と言うけれど、聖霊は大司教とプロジェクトチームだけに働いていると思っておられるのか」という言葉で締めくくられた。

質問への回答は、チェレスティーノ師だった。「司祭不足については、もう何度も言ったから言わないだけです。召し出しの減少と司祭の高齢化は、紛れもない現実です。司祭のほとんどすべてが現場にいて、教区全体のために働く司祭が少ないのです。いろいろな問題のために働く何人かの能力ある司祭を、大司教が呼ぶ予定になっていますから、これからは、教区本部も充実してくると思います。この改革は、決して急に始めたことではなく、第一回福音宣教推進全国会議(ナイス1)から始まっているのです。大司教のリーダーシップについてですが、プロジェクトチームの集まりには、だいたい大司教さんも出席しているし、すべての提案は大司教さんが目を通して出されていますので、意見の違いはないと思います」。

三つの不安

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8番目は、武蔵野地域協力体から鈴木隆さん(荻窪教会)が質問した。「まず、最初に私たちの基本姿勢を話させていただきます。それは『プロジェクトチームの役割に期待し、大司教さまのリーダーシップを待つ』です。大司教さまに存分に働いていただきたいと思います。とはいえ、若干の不安があることも事実です。

その1つは、進め方の説明が難しく、一般信徒にはいささか難しい歩みになっていないか。2つ目の不安は、『新しい一歩』から『福音的使命を生きる』までのプロセスが見えてこないことです。本部としては充分に説明がなされているつもりなのかも知れませんが、私たちには突然としてしか受け取れないのです。3つ目は、改革のための祈りが足りないことです。もっともっと祈りながら、進めることを希望します。それに、信徒の養成についての展望をお聞きしたいと思います」。

回答者として幸田師が指名された。幸田師は、不安の件をおいて、養成について答えた。「これまでの養成講座は、一貫性が無く、せっかく聞いて帰っても役に立たないきらいがありました。これからはきちんとした指針を立てて養成を行っていかなければなりません。そのために、来年度からその指針作りのための委員会を発足させて、集中的に考えていきたいと思います。養成の根本は、小さな単位での共同体信徒同士の支え合いを、教区として手伝うところにあると考えています」。

情報公開の大切さ

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最後の質問は、多摩地域協力体の代表で、八王子教会の吉川靖夫さんだった。吉川さんは、情報公開の大切さを訴え、それを前提として四つの質問をした。「1つは、現在小教区で行われているさまざまな活動を、再編成後も、スムーズに行う活動ガイドラインを早急に作っていただきたい。2つ目は、外国籍信徒との情報交換です。CTICを中心に、情報交換の場が設けられることを願っています。3つ目は、信徒の養成の具体的なプランを出していただきたい。最後に、教会が広範囲な地域に、かなりの距離でちらばっている協力体に対する、教区としての支援プランを示していただきたいと思います」。

それに対する回答者は立花師。「情報公開は、非常に重要なことで、改革の成否にもかかわることだと思います。教区本部の充実化にともなって、ますます進んでくると思います。ガイドラインについては、期待に添うようなものを作ろうとしているところです。外国籍の方々との情報交換ですが、これもこれから大切な課題だと思います。すべては 始めてから出てくる問題を、一つひとつ誠実に解決していくことから始まると思います。

以上で各地域協力体の質問、それに対するプロジェクトチームの回答が終了した。
このあと、大司教が感想を述べた。

岡田大司教の感想

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本日は、この青空のもと貴重な時間を、東京教区のためにお使いいただきまして、ほんとうにありがとうございます。心から御礼申し上げます。わたくしも、皆さまの声に一生懸命耳を傾けました。

わたくしは、聖霊はいつ誰を通して働かれるか、ほんとうに不可思議だと思っております。多くの人々、苦しんでいる人、悩んでいる人、声に出せない人から聖霊のうめきが聞こえてこないだろうか、教会の外にいる人から、聖霊のうめきが聞こえてこないだろうか、そのように思っております。

先ほどの質問のときに、たしか立花神父さんがお答えした場面ですけれど、不安について、立花神父さんは「わたしにも不安があります。そしておそらく司教にも不安があるでしょう」とおっしやいましたが、それを聞いてわたしの心臓は、ますますどきどきとしてきたのであります。正直に申しますと、わたくしは、昨日、今日とかなり重苦しい気持ちで過ごしてまいりました。

そして今朝、お祈りしながら、ごミサを捧げながら、思いは午後2時から、そして黒い雲がむくむくとわたくしの胸に去来しました。でもそういうことは、別に今日始まったことではないのですね。不安の中に自分の支えはなんだろうか、わたくしは、ほんとうに神様のみ心を求めてやっているだろうか、これしかない。皆さまと一緒に、神さまのみ心を求めてやっていきたいと思っております。そして不安の中に、希望をもって、最後の神さまによる完成を信じています。神さまが、最後に完成してくださることを信じています。

わたくしは、自分が非常に非力、無力だと感じておりますので、主に信頼をおく人、希望をおく人として歩みたいと願い、そのようなモットーを司教として選びました。このような司教とおつきあいいただいて、皆さまには申しわけないのですが、どうか、支え助けていただきたい、とお願い申し上げます。

ナイスの総括ということについておっしゃった方がいらっしゃいます。それを言われることは、わたくしにとって非常につらいことで、これも正直に申し上げます。総括と言った場合、いろんなレベルの総括があります。

中川という大阪教区の神父さんがお書きになった、『妖怪の棲む教会』という本があるのですが、そのタイトルに惹かれてお読みになった方もあるかと思います。そこにナイスについても、かなり的をえた批判というか、感想があるように思います。それからわたくし個人としては、ナイスを振り返って何が問題なのか、何がよかったのか、何がなされていないのか、それを整理しないことには、わたくしとしては、司教としてやっていかれないと思って、個人的には拙い文章を書きました。もしよろしかったら、皆さまおひとりおひとりに、お届けしたいと思います。ごらんいただいて、岡田が何を考えているのか、あるいはどういうやつか、どうして信者になったのかそういうことが少しでもお分かりいただけたら、少しはわたくしたちの相互理解が深まるのではないか、と思っています。

そして、司教協議会としての総括ということについて、わたくしは何度も提案いたしました。でもまだその時期にあらず、ということで却下されております。残念であります。東京教区としては、わたくしの責任であります。

就任して2年になります。今この再編成ということで飛びかっておりますが、何もかも一緒にできませんので、ある程度見通しが立ちましたら必ずやこのナイスの総括(総括という言葉が何を指すかですけれども)、ナイスの評価、どこが問題、どこがよかったのか、どこがまだなされていないのか、など一緒に見ていきたいと、これは教区としてやらなければならないと、そのように考えている次第です。

それから、この機会にもうひとつ申し上げたいと思います。わたしたちは今「宣教協力体」「聖堂共同体」という言葉をプロジェクトチームが提示して、皆さんから特に大きな反対がなければ、その用語を採用しようかと思っていますが、ちょっと紛らわしくて、正確にまだなかなか言えない状態です。

それでひとつこういう言葉があるんですね。「宣教共同体」これはどこで出てきたかと言いますと、1984年に日本の司教団は、非常なる決意をもって『基本方針と優先課題』というのを発表したんですね。もうそろそろ20年たつものですが、これがどうなっちゃったの? それこそ、その前にこれがどうなっちゃったのか、という総括をすべきだと思っております。

この基本方針には、2つあります。「できるだけ多くの人を主の食卓に招き、洗礼の恵みを伝える」ということと、「今、わたしたちの住んでいるこの社会の中でイエス様のみ心が行われるようにもっと努力する」というこの2つであります。それを実現するために、3つの優先課題を掲げました。その第1が「教区、小教区を宣教共同体になるように育成する」で、(宣教協力体と聖堂共同体と、ややこしいですけれど)、宣教する共同体になるように、東京教区を、今の小数区を育成しましょう、という司教たちの申し合わせを、それぞれの教区でやってきたと思います。わたくしも、東京数区でやっていきたいと考えております。

2番目は、修道会、宣教会、諸事業体と、具体的な協力体制をしく、というこの課題です。協力というのは、誰でも反対はしないのでしょうが、「具体的な協力」というのはなんでしようか? これは非常に大きな課題です。カトリック教会全体の、それこそローマ聖座でいうべきことだと思いますが、わが東京教区は、中に多くの修道会、宣教会、そしてその人たちが担っているいろいろな学枚や施設などたくさんあります。その修道会の方たちと、われわれ教区は、ほんとうに協力していかなければならない。具体的にやっていかなければならない。

今回の協力体構想につきまして、いろいろな課題があります。わたくしは、修道会の管区長さまなどと、何回も話し合いを重ねてまいりました。そして今、個別にそれぞれの会の方とお会いしています。具体的なこと、それは教区との契約、協定のことであります。場合によっては、会計のことも含まれております。そういうことについて話し合い、合意があればそれを実行していく。これは対等に話し合って決めることですから、いくら司教だからといって、強制したり押し付けたりすることではできませんし、すべきことではないと思っております。この優先課題の2、これを東京教区としてもしっかりやっていきたいと思っております。

それからさらに第2回ナイスのことも、あまり人が言わなくなったのですが、これも総括しなければならないと思っております。これは93年ですね。「家庭の現実から福音宣教のあり方を見直す」ということでやりました。今の家庭はどうなっているか。教会として何をなすべきであろうか。そういうことを話し合ったわけです。非常に示唆にとんだ提案がなされました。その中に、今の家庭が厳しい状況におかれている人々は心の不安におののいている。家庭内暴力などいろいろな問題が浮上している、という事実がこざいます。そういうことについて、東京教区は何もしてこなかったわけではない。ここにあるカリタスの家で、家族のいろいろな問題などを受けてやってまいりました。

今度プロジェクトチームから、人々の心の問題について、教会としてもしっかりやっていきたいという案が出ております。それと、カリタスの家の努力と、どのように相互できるでしょうか。そこから取り組んでいく所存でございます。

最後になりますが、小教区の再編成案、これをどう確定するのかという大切な問題がございます。異論のある部分につきましては、丁寧にご意見を伺い、そして司祭評議会でも話し合い、できるだけ早く、できれば年内に、わたくしとしての決断を皆さんに伝達できるように努める所存でございます。ほんとうにわたくしは、無力でありますけれど、皆さまの支え、祈りによって自分の任務を遂行していきたいと考えています。皆さまから率直に意見を出していただいたので、どう感じておられるか、かなりといっていいのか、少しといっていいのか、わかってきたように思います。わたくしの気持ちもわかっていただき、キャッチボールを繰り返しながら、イエスさまから与えられた使命を一緒に、そしてお互い痛みを担いながら、そして痛みばかりでなく喜びも共にしながら歩んでいきたい、とほんとうに願っております。今日は皆さま、ほんとうにありがとうございました。

東京教区一粒会主催 召命祈願合同ミサ

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11月10日(日)午後4時から、カトリック東京大司教区一粒会(担当:辻茂神父・猪熊太郎神父)が東京カテドラル聖マリア大聖堂で召命祈願の合同ミサを開催した。主司式をした岡田武夫大司教は、参加した東京カトリック神学院を始め宣教会・修道会の神学生、各小教区の一粒会担当の委員たちに対して、ヨハネ・パウロ2世の使徒的勧告「現代の司祭養成」を説明し、「司祭養成には、(1)人間的養成、(2)霊的養成、(3)知的養成、(4)司牧的養成の4つの次元がある。今日は人間的養成にふれる。司祭は、人のかかわりにおいてすぐれた人でなければならない。とりわけ、大都市の中で画一化され、孤立している現代人は、人と人とのつながりに飢えている」「善き牧者、イエス・キリストに近づけるようにみなの祈りと声援を望む」と述べた。

YGT Youth Gathering in Tokyo

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YGTがくれたもの

11月4日、東京カテドラル構内で第8回YGT(Youth Gathering in Tokyo)が行われました。今回のYGTは、「変わった理由を聞かせてよ」をキャッチフレーズに、人生のターニングポイントになったような出来事や経験について、岡田大司教さまと参加者の皆さんと語り合い、分かち合いました。そして、ミサの中では「変わる」というきっかけとして、今までの自分を振り返り、新たに一歩を踏み出せるように、共同回心式が行われました。

このYGTは、私にとっては実行委員の2年間の任期のなかで、最後のYGTでした。私がYGTに出会ったのは、2年前にローマで行なわれたWYD(World Youth Day)がきっかけでした。それまでは所属教会から外に出たことがなく、まして教区のことなど考えたこともなかった私は、WYDで出会った仲間に誘われて、その年の11月に行なわれたYGTに、スタッフとして参加しました。今振り返って考えると、この時の私は、まだYGTのことは何も知らず、ただローマに一緒に行った仲間と再会したい一心でした。

でも、参加してみて初めて、同じ教区の同世代の信者の人と分かち合い、何かしたいけれども、小教区では青年が少ないので満足に活動できない、また教会には青年の居場所がないと感じるなど、同じ思いを抱えた仲間がこんなにもいるのだと気付き、今までただ日曜日に教会に通っていた私のなかに、自分にも何かできるのではないか、信者として何かすべきではないだろうか、という思いが生まれました。

そして、この2年間、実行委員として、今青年が教会に求めているもの、信者として私たち青年ができることは何か、考えてきました。最初、実行委員になりたてのころは、会議についていけず、その内容の奥深さに圧倒されました。テーマ、聖書の箇所、祈願文、何を決めるにしてもなぜそうしたいのか、何を伝えたいのか、何が大切なのか、一つひとつ時間をかけて話し合われました。それは、初めこそただついていくのに必死でしたが、次第に私にとっては自分の信仰を、そして神をゆっくり考えることのできる、今まで体験したことのない時間となっていきました。

この2年間、YGTが教えてくれたことはたくさんあるけれど、一番大きいのは、ミサをより身近に感じられるようになったことだと思います。YGTに出会う前は、ミサとは、日曜日に教会で神父さまが行うもので、私は信者だからその時間に与りに行き、決められた祈りを唱え、式次第にそって進んでいくものでした。一つひとつの祈りの言葉の意味も考えず、信仰宣言なども決まった台詞を唱え、私は、いわばミサに与るというよりもミサを「傍観」していたと思います。でも、YGTでは、テーマに沿った聖書を選び、何を祈りたいのかを分かち合い、自分たちの言葉で祈り、ミサを作り上げていきました。例えばミサ曲の意味(アレルヤ唱は福音を迎える歌であることなど)にしても、祈りにしても、今まで考えていなかった私は、その意味を知って、大切さに改めて気付き、台詞ではなく、自分の心からの祈りとして唱えられるようになりました。そして、集った仲間とともに、キリストの食卓を囲み、聖体拝領をとおしてキリストと交わるミサとは、癒し・赦し・回心・一致・派遣であり、喜びだと感じるようになりました。

この思いはきっと、YGTに出会わなければ、感じることもできなかったと思います。YGTは、本当に大切なことに気付かせてくれ、私の信者としての生活を、より一層豊かなものにしてくれました。今回、第8回YGTのテーマは、「変わる」ということでしたが、まさにYGTとの出会いは、私にとって変わるきっかけだったように思います。そしてこの2年間、私が実行委員としてやってこられたのは、私を受け入れてくれた仲間がいたからだと思っています。

今私は、2年間で出会った全ての人に感謝の気持ちで一杯です。毎回「来てよかった!ありがとう」と言ってくれる参加者のみなさん、いつも支え、励ましてくれた現実行委員・OG・OBたち、たくさんのことを教えてくれた顧問の神父・シスター方、毎回参加者約80名分のごはんを作ってくださるYGTの会場の関口教会・麹町教会のおばさまたち、そして、私たちのお父さんのように見守り続けてくださる岡田大司教さま…。本当にありがとうございました。私がこのような人たちに出会えたのも、やはり神のお恵みだと思っています。これから私は信者として、この2年間の思いを忘れずに歩んでいきたいと思います。

(北町教会 小島亜耶)

CTIC カトリック東京国際センター通信 第67号

「船員司牧」 のご紹介

船員司牧は、日本カトリック難民移住移動者委員会の移動者の部門に属する仕事です。私たちの生活を支えている船員たちに関することや、日本の港の現実などについて、以前少し書かせていただいたことがありましたが、まだまだ多くの方々に知られていない活動と思われます。

AOS-東京

船員さんたちに対する司牧は、世界中の港でさまざまな宗教の人々が取り組んでおり、エキュメニカルな働きをしています。カトリック教会では、ApostleshipoftheSea.略してAOSと呼んでいます。日本では、苫小牧、横浜、神戸など、シーメンズクラブを持ち、船員司牧に対して長い歴史を重ねている港がありますが、東京にはこれまで、組織だった活動はなかったといってよいでしょう。

そのために、東京港での可能性を探りながら準備をしていました。少しずつ活動の在り方や方向性も見えてきたために、今年四月から、CTICめぐろに拠点を仮に置かせていただき、大きなサポートを受けながら、AOS-東京として動き始めました。近年、停泊時間は非常に短縮されており、船員たちは、陸上に足をつけて、リラックスする時間などがほとんどありません。この現実を踏まえ、東京ではシーメンズクラブを作るよりも、船を訪問することに力を入れようと考えています。訪船は、AOSの根本であり、活動の土台ともいわれているものです。

AOSの活動

主な仕事を以下に簡単にあげてみます。

・入港した船員たちを歓迎し、地域情報を提供する。必要に応じてアドバイスやカウンセリングを行い、事故を未然に防ぐよう配慮する。
・船上でのミサや祈りを共にする。
・多国語の出版物、雑誌、新聞、書籍の配布。
・国際電話や郵便物の手配。
・教会、買物などへの道案内や車による送迎。
・病気や怪我などで入院中の船員の訪問や、その家族への支援。

船を訪問することにより、私たちは船員たちの住環境を知ることができます。一方、彼らにとって私たち訪船者は、何週間か何ヶ月ぶりかに会う「一般人」なのです。訪船することにより、日常の船上生活や仕事の決まりきったサイクルを一瞬であっても破り、そこに新鮮な空気を送り込むことができます。大切なのは、一人ひとりを心から歓迎するもてなしの心です。彼らのことをよく聴き、相談にのり、理解し、ストレスを和らげ、友情を結ぶことは、AOSの目的と言えます。

AOSマニュアル

私たちは最近、『日本における船員司牧の手引』を作成し、各教会、修道会、宣教会に送らせていただきました。とても小さな冊子ですが、これは基礎的な手引書です。港や船員に関して今まで馴染みのなかった方々には、まず知っていただき、ご理解と、そして何よりもお祈りで支えていただきたいと願っており、またすでに関わっている方々には、さらに活動を深める助けとなるものとして、利用していただきたいと期待し、作成いたしました。

AOSボランティア

現在AOS-東京では、数名の訪船ボランティアの協力を得、主に晴海、台場、大井の各埠頭を訪れています。ボランティアといわれても、なかなかできない場合が多いと思います。でも直接訪船をしなくても、いろいろな関わり方があります。

例えば、広い港の往復のために、車の運転のみによるご協力は、大きな助けとなります。また毎年クリスマスの頃には、毛糸の帽子をプレゼントしていますが、その手編みの帽子作りのご協力も、とてもありがたいものです。常に航海している彼らにとって、一年中使える思い出の帽子となっています。これならできるということがありましたら、皆さまどうぞご一報下さい。

AOS-東京は船出をしたばかりですので、これからさまざまなことが待ち受けていると思います。船員さんたちへのご理解とご支援を心から願っています。

岩井美咲(聖心侍女会)

CTIC千葉
千葉市中央区登戸1-11-18 第2潮ビル302号室
Tel. 043-238-0187
Fax. 043-238-0188
JR千葉駅 徒歩8分、京成千葉駅 徒歩5分

福祉コーナー

教会での高齢者ケアサービスの試み 実践報告を柱に 「福祉の集い」

11月9日(土)ケルンホール(東京教区関口会館地下)で、教区福祉委員会主催の「福祉の集い」が開催された。テーマは、「教会で行われている高齢者サービスの実践報告」で、70名の参加者は、貴重な報告に聞き入っていた。

開始は午後1時、まず岡田武夫大司教の司式によるミサから始まった。岡田大司教は説教で、「教会は、たえず弱い立場の人が入っていける集いでなければならない。また、傷ついた人が癒される場でなければならない」と説いた。さらに、福祉についても、「与える福祉から、共に歩む福祉へと転換していかなければならない」と訴え、参加者の労をねぎらい励ました。

10数分の休憩をおいて、マイクは司会の峰委員に渡され、第2部に入った。まず、2名の講師が紹介された。講師として招かれたのは、亀井栄子さんと井出瑛子さんで、2人ともカトリック三軒茶屋教会所属の信徒である。話は、昨年から教会で行っている高齢者サービス「いきいきサロン」の紹介と実践報告だった。対象は、教会のみならず、地域の高齢者にも向けられている。教会で行うことは、つい教会内に限られてくるものだが、地域にも開かれていることが注目に値する。

この「いきいきサロン」開設にあたっては、日曜日の軽食提供の経験が役に立った。軽食提供は、ちょっとしたきっかけで始まった。それは、会話の場を作ろうという試みだった。こういう試みは、長く続かないものとされているが、3年経った今でも存続している。高齢者へのサービス、つまり、つい引きこもりがちになる高齢者を教会に招いて、楽しく過ごし、食事をいっしょにいただいて、体験を分かち合うというサービスである。

現在のところ、月に1回、それも3時間ほどの規模なので、「デイサービス」とは言えない。「デイサービス」と言えるためには、少なくとも毎週、それに1日5時間の規模が必要とされている。しかしいずれ、2人の試みも「デイサービス」と言われるように展開するに違いない。

講演が終って、亀井さんは気功体操を紹介してくださった。参加者全員が参加しての体操である。椅子に座ったまま、深い呼吸を体全体を使って行うもので、体も心もほぐされたような体験を味わった。あっという間に、予定の4時が来て「集い」は終った。

高齢化は、否応なしに進んでいる。介護保険制度も、3年目を迎えて、軌道に乗ったかのように見える。しかし、制度は常に、ひずみや谷間を生じるものである。それを埋め合わせるためには、人と人がふれ合い、悲しみや喜びを分かち合う機会が不可欠である。「いきいきサロン」のような試みは、これからの福祉にいいヒントを与えてくれるに違いない。
(西川哲彌神父)

投稿

宣教について考える 葛西教会 加藤幸子

今年の四旬節ほど、自分がイエスの十字架によって救われているという認識が、頭だけの理解にとどまっている、はらわたの奥から救われていると感じる理解ではない、と痛烈に、強烈に感じたことはなかった。十字架の道行を唱えて、「私たちは、あなたを礼拝し、讃美します」と祈っていても、感謝しつつ、自分を罪からの安全圏内において、これで天国行きのパスポートを手に入れたような十字架から逃げた態度、冷ややかな態度を自分自身に感じた。復活祭に教会で、信者の方々同士が「おめでとうございます」と言い合っても、私自身の心の中は、どこか虚しく、しかし、イエスさまにこれほど心ひかれているのに、腹の底からの救われた感覚のないことへの悲しみに貫かれていた。

福音宣教がたびたび取り上げられている。教会の内外でもさまざまな活動が行われ、それも福音宣教の一環だと思う。そして、それらの活動に、一生懸命関わってきた。しかし、それを通して見えてきたものは、人間関係の難しさだった。感性も気質も違う人々と、どのように理解し合い、受け入れたらよいのか。そして意外にも、分っていたつもりの自分自身というものが、実はよく分かっていなかった。

このような体験があって、本当に身近な人たちにイエスさまを伝えていくためには、私自身がイエスさまの本当の姿を知り、自分の本当の姿を知り、本当に救われなくてはできない、と確信するに至った。では、どうやってそうなったらよいのか?イエスさまに祈って相談した。同時期に、詩編を使って祈る方法を黙想会で教わった。詩編は、心を耕すのによい祈りだそうだ。この詩編を1日1編、徹底的に神さまに聴く姿勢で祈った。具体的には、詩編の1編を1回ゆっくり唱え、2回目はその中で、どの箇所が今の自分の気持にぴったりくるかを意識しながら唱える。ぴったりするみことばが見つかったら、今度は3回ほどゆっくり間を置きながらそれを唱える。そのみことばに自分の心をのせるつもりで。そうすると、みことばが私の心を神さまのもとへ注ぎだしてくださる。沈黙のうちに沈んでいると、自分の中にある怒りや悲しみ、痛み、不快感、不安、恐怖など、その時のみことばのテーマに従って、その感情が心の中いっぱいに押し寄せてくる。目をそらさずに見つめていると、その感情のものすごいエネルギーに圧倒され、飲み込まれつつ、「イエスさま、助けてください」と懇願し、支えられつつ、溺れて死んだようになっていると、いつしか引潮になり、今まで痛みとともに受け入れていたわが姿を、今度は傷が癒されて、もっと心に余裕のある状態というか、客観的に自分と、そのかかわった人々のあり方が見えてくる。

この一連のプロセスを通してわかってきたのは、今までこれが自分だと思っていた自分は、実はこうありたいと思っていた自分で、実際の自分の姿とは、かなりギャップがあるということだ。もう1つの方法は、福音書の中にイエスさまの本当の姿を見つめていくことだが、毎日福音書を読む根気が私にはなかったので、少なくとも日曜のミサの中で読まれる箇所を、ミサ前、ミサ後、家で雨宮神父さまのアインを頼りに読み、祈っている。

このような祈りの体験があったからかどうかは分からないが、人とのかかわり方が、少しずつ変化してきているような気がする。言われた言葉や態度にすぐ反応したり、判断を下すのではなく、その人の立場やその言動の背景にあるものに、注意が向くようになってきたのだ。活動に追い立てられていた時は、かえって一人ひとりへの配慮が足りなかったし、心の余裕もなかった。地味な作業ではあるが、本当の姿が知らされ、自分へのうぬぼれなしで、イエスさまに本気で手をさしのべて救われようとする心の姿勢なしには、自分の身近な友人や、親、兄弟にイエスさまの本当の姿を伝えることはできないのではないだろうか?

VIVID

黙想会・祈りの集い等

マリアの御心会より 祈りのご案内

下記日時  マリアの御心会で(JR信濃町駅下車 徒歩2分)
申込み:〒160-0012 新宿区南元町6-2 マリアの御心会  黙想係
Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089

ヨハネ福音書

12/3(火)10:00〜12:00

聖書深読黙想会

12/8(日)13:00〜16:30

祈りの集い

12/21(土)18:00〜20:00  対象:40歳までの青年男女

「来て、見なさい」プログラム

結婚、修道生活、独身生活を選定したい方
12/15(日)10:00〜16:30
テーマ:「すべてにおいて、神を見いだす」
指導:ホアン・アイダル師(イエズス会)
対象:20〜30代の未婚女性  費用:¥500  持物:聖書、お弁当

黙想会「自分の道を神様の前で祈ってみませんか」

12/21(土)19:30〜12/23(月)朝食まで
クリスト・ロア修道女会で(西武新宿線 西武柳沢下車、JR三鷹駅から関東バスで、西武柳沢下車 徒歩10分)
指導:瀬本正之師(イエズス会)  費用:¥3,000
申込み・問合せ先:電話かハガキで下記まで
〒202-0015 西東京市保谷町4-10-26  クリスト・ロア修道女会
Tel/0424-65-9097 0424-66-2360
シスター河野紀代子、シスター李アンナ

召命黙想会 主のために共に働きませんか

12/8(日)9:30〜16:00 聖ドミニコ女子修道会で
指導:田中信明師  テーマ:私の道
対象:20代、30代の未婚女性信徒、求道者  参加費:無料
申込み先:世田谷区岡本1-10-1 聖ドミニコ女子修道会
Tel/03-3709-0021 Fax/03-3709-3630

すべての人のための祈りの集い いのちの泉へ

12/21(土)幼子イエスとともに ―クリスマスを迎えるために―
ノートルダム・ド・ヴィで (〒177-0044 練馬区石神井4-32-35 西武新宿線 武蔵関駅北口から徒歩10分、上石神井駅北口から徒歩15分
Tel/03-3594-2247 Fax/03-3594-2254)
講話:伊従信子 片山はるひ(ノートルダム・ド・ヴィ会員)
プログラム:14:00 講話、祈り、お茶&分かち合い 17:30ミサ
参加費: ¥200
申込み:準備の都合上必ず申込みをお願いします。
電話(18:00〜21:30)、Faxまたは郵便で、祈りの集い係まで。お子様とご参加の方は、お子様の年齢・性別もお知らせください。

講座・研修会等

上智大学カトリックセンターからのお知らせ

下記いずれも、問合せ先:上智大学カトリックセンター
Tel/03-3238-4161

講演会

12/2(月)18:00〜 上智大学L号館921室で(JR・地下鉄四谷駅下車)
講師:遠藤順子氏(故遠藤周作氏夫人)
テーマ:「出逢い―日本の文化、そしてキリスト」
参加費:無料
主催:上智大学カトリック学生の会

展示会

「いのちをそっと抱きしめて―阿南慈子さんからのメッセージ」
12/9(月)〜12/20(金)10:00〜17:00
上智大学カトリックセンターロビーで (6号館1F)
入場料:無料

JOCセミナー「働く若者にとって福音とは」

2003年1/11(土)、1/12(日)、1/13(月)
ラ・サール研修所で(日野市日野本町3-3-2)
講師:門脇厚司氏(筑波大学教授)、本間誠一氏(派遣労働ネットワーク事務局)
テーマ:働く若者と共によりよい社会をめざして
主催:カトリック青年労働者連盟協力者チーム
問合せ・申込み:12/20(金)までに 同連盟書記局 Tel/03-3641-6712

ビ・モンタント:カトリック登り行く人生の会・主催の講座

申込み・問合せ:荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102
ビ・モンタント東京支部事務所
勤務時間 火・木・土 14:00〜16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

4会場での勉強会

全会場原則条件:時間1時間半 13:30〜15:00
申込み不要   会費:¥300〜500程度

(1)12/10(火)事務所で 指導:塚本伊和男師
(2)12/17(火)三軒茶屋教会で 指導:泉富士男師
(3)12/11(水)成城教会で 指導:泉富士男師
(4)12/20(金)11:30 高輪教会で 指導:泉富士男師

第87回月例散策会

12/4(水)10:30 都電荒川自然公園駅停留所集合
行き先:荒川自然公園、三河島教会

気軽に聖書を読む会

12/6(金)13:30〜16:00 幼きイエス会修道院で(JR四谷駅前、地下鉄丸の内線・南北線四谷駅)
指導:吉山登師
テーマ:聖書と文学 会費:¥500/月
対象:退職後、もう一度聖書を読んでみたい人、聖書研究会は堅苦しいと思った人、視点を変えて読み更に信仰を深めたい人

パッチワーク・キルト同好会

12/12(木)11:00〜15:00 ビ・モンタント事務所で
作品はホスピスの掛布団カバーを作り、社会福祉に役立てたいと思います。ふるってご参加ください

傾聴についての勉強会

12/10(火)13:30〜15:00 事務所で
テーマ:五感の衰えた老人との対話

第35回聖Fザビエル友ゆうクラブ俳句会

1/9(木)11:30〜15:30 神田教会で
投句:季題 手袋・寒雀・年末年始、冬一般 計3句以内
電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記し、
〒101-0065 千代田区西神田1-1-12 神田教会内「聖F・X俳句会」または下記係 宛
締切:12/28(土)必着
会費:当日¥1,000、年会費:¥2,000
持参:筆記用具、天景(¥500以下の品)
運営:選句、食事(準備済)、披講、互評助言、連絡、散会(結果は作品を全会員に郵送)
問合せ:木田英也 〒279-0011浦安市美浜1-6-611
Tel・Fax/047-355-7478

第6回なごみ短歌同好会

12/14(土)10:30〜14:30 八王子教会2F和室で
投稿方法:投稿用紙は自由、自由題3首以内、住所氏名・電話番号・所属教会・出欠(投稿のみは欠席)を明記し
〒192-0066 八王子市本町16-3 八王子教会内「なごみ短歌同好会」宛
締切:12/7(土)
会費:¥500(為替¥500を投稿歌に同封が最適)
別途当日会費 ¥1,000(当日昼食費)が必要
当日の予定:発表・互評・定刻散会
指導:富永松男(元聖霊学園中・高校長)
Tel/0426-74-6230(添削希望初心者は、その旨書けば電話で助言)

2002聖書リレー朗読会

12/28(土)18:00〜2003年1/1(水) 11:00元旦ミサ前まで
カトリック高幡教会で(京王線または多摩モノレール多摩動物公園駅下車徒歩7分 Tel/042-592-2463)
方法:旧約、新約聖書全60巻を通読、1人10分程度を基本に、何時でも何分でも可
対象:どなたでも
問合せ:聖書リレー朗読の会 宮森 Tel/0426-76-2356

聖地の旅勉強会 聖地イスラエルってどんな国?

下記いずれも、真生会館で
申込み・問合せ:道の会 井上弘子 〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201
Tel・Fax/03-3379-5571  e-mail:hiroko@mars.dtl.ne.jp
瀬川真佐子 Tel・Fax/049-286-6291

12/8(日)14:00〜16:00

「聖地のホットニュースと中東和平の行方」―救いの歴史は今も続く―(勉強会後ミサ有り)
講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)
対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも
会費:¥1,000/回

特別企画「ヘレニズム世界におけるパウロの宣教」第2回(5回シリーズ)

12/8(日)11:00〜12:30
講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)
対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも
会費:¥1,000/回

春原武彦展

1/10(金)〜1/15(水)11:00〜19:00(最終日18:30)
竹川画廊で(中央区銀座7-7-7  Tel/03-3571-0320)
連絡先:(株)アペックス(〒104-0031中央区京橋2-10-1  Tel/03-3535-4448)

♪音楽会等♪

信徒会館建設のための「メサイア・コンサート」

12/7(土)19:00 カトリック田園調布教会で(大田区田園調布3-43-1 東横線・目黒線 多摩川駅徒歩5分)
出演:指揮-辻秀幸、ソプラノ-高橋節子、アルト-酒井理早、テノール-辻裕久、バス-箕輪健、合唱-メサイアを歌う会 管弦楽-ミレニアム バッハアンサンブル
入場料:¥2,000(当日券有り)
主催:田園調布教会建設委員会
問合せ:鎌居 Tel/03-3715-1481 村山 Tel/044-741-3253

第17回ザベリオ合唱団クリスマスコンサート -神学生育成のためのチャリティコンサート-

12/16(月)19:00開演(開場18:30)東京カテドラル聖マリア大聖堂で
入場料:¥2,500(前売り ¥2,000)
主催:ザベリオ合唱団
問合せ:新垣 Tel/042-525-4817

東京純心女子大学クリスマスコンサート

(1)12/13(金)18:30 府中の森芸術劇場ウィーンホールで(府中市浅間町1-2)
(2)12/15(日)14:00 本学江角記念講堂で(八王子市滝山町2-600)

内容:グレゴリオ聖歌・パイプオルガン・声楽・ピアノ他
出演:本学学生他
入場料:無料
主催:東京純心女子大学
後援:府中市教育委員会、八王子市・八王子市教育委員会、東京純心女子大学後援会、東京純心女子短期大学、東京純心女子大学同窓会くぬぎ会
協賛:(株)資生堂、豊田自動車(株)
問合せ:東京純心女子大学 芸術文化研究センター
〒192-0011 八王子市滝山町2-600  Tel/0426-92-0326 Fax/0426-92-5551 佐野

声楽アンサンブル「リーダーターフェル」 第27回ボランティア演奏会―「小さな小さなクリスマス! 第6回ベタニアロビーコンサート」

12/22(日)14:30 慈生会 ベタニアホーム 1階ホールで(中野区江古田3-15-2  Tel/03-3387-3388)
出演:指揮-山下晋平、伴奏-佐野麻美、ソプラノ-鈴木由美子、フルート-吉野真由美、合唱声楽アンサンブル「リーダーターフェル」、司会-安部武彦

風の歌 Part2 ヴォーカルアンサンブルによる「祈り」 キリストご生誕への讃歌(ほめうた)

12/14(土)18:00(17:30開場)第一生命ホールで(都営大江戸線勝どき・トリスタンスクエア)
指揮:片山みゆき 演奏:うたびと「風」の集い
入場料:¥2,000(全席自由)問合せ:大内 Tel/04-7134-4720

チャリティコンサートー二胡のしらべ

12/6(金)19:00 開演 麻布セント・メアリー教会で (港区元麻布3-13-10 地下鉄大江戸線 麻布十番駅より徒歩5分)
演奏:二胡・低胡 小島晶子(しょうこ)、アコースティックギター 川野卓
主催:麻布セント・メアリー教会
チケット:完全予約制 ¥1,000(全額ユニセフへ寄付)
問合せ先:Tel/03-5411-8800 ( 10:00〜20:00無休 )
http://:www.azabu-mary.com

編集部から

5分で訊ねて、5分で答える教区集会。質疑応答にさまざまなドラマがあった。特筆に値するのが立花神父さんの答えだった。「再編成の行く先が心配でならない」という意見に対して、「正直に言えば私も不安なのです。多分みんな不安なのだと思います。もしかしたら大司教さまが一番不安なのではないかと思います」と言い、続けて、「実際に始めてみて、いろいろ困難に出会うでしょうけれども、その中から希望が見えてくることを信じます」と答えた。集会を覆うなんとも言えない不安。この不安の黒雲を突き抜いて、ほっとさせる一条の光を感じた。このような謙虚さこそが、いろいろな困難を乗り越えさせるのだろうと思う。(西川)

東京教区ニュースも、皆さまのご協力とご支援で、来年の3月号で、200号を迎えます。例年1、2月合併号1面は、カラー編集ですが、今回は200号と東京教区の新しい出発を記念し、3月号を、カラー編集に変更させていただきます。(A・A)

おことわり

「私にとっての教会」「教会・修道院巡り」はお休みします。