お知らせ

お知らせ

東京教区ニュース第195号

2002年08月01日

特集 座談会 再編成プロジェクトチーム書簡 「福音的使命を生きる」 を読んで

「新しい一歩」 が出されてちょうど1年、 多くの説明会、 公聴会がもたれ、 さらに各地域協力体、 小教区での議論が重ねられ、 それを集大成した形で、 「福音的使命を生きる」 が再編成プロジェクトチームから出された。 序文 (二面掲載) の中で岡田武夫大司教は、 「これは案であり修正の可能性を残している」 と言いながら、 とりあえず来年の四月から、 第1段階である 「聖堂共同体」 「宣教協力体」 構想を実行していくと明言している。 10月27日 (日) の教区集会での意見を受け、 岡田大司教が教区長として再編成案を確定するまで、 なるべく多くの信徒、 修道者、 司祭が、 「福音的使命を生きる」 を読んで、 意見を寄せてほしいとも呼びかけている。 書簡が出されて間もない7月7日 (日)、 午後六時から、 1つのグループとして指名されている四つの教会 (赤堤・世田谷・初台・松原) の信徒と司祭に、 世田谷教会に集まってもらい、 率直な感想とともに、 新たな宣教共同体に寄せる期待などを話し合っていただいた。

kn195-1-1m

よくできている文書

―率直な感想を聞かせてください。

渡辺光章さん (世田谷教会)

この文書は、 ミッションを見直し、 宣教を推進していくための組織改変構想としては、 誠によくできていると思います。

この文書に対しては、 誰も反対できないでしょう。 大司教さまの意欲も評価できます。

しかし、 どうしてもひっかかるのは、 組織を変えれば宣教が進むか、 という点です。 信徒が霊的な糧を得るためにもっと大切なことが書かれていないのが残念でなりません。

佐久間彪師 (世田谷教会)

ずっと考えていたのですが、 教会の霊性を、 どのように位置づけているのかという疑問が残ります。

これから先々のことを考えると、 かなり思い切った改革をしていかなければならないだろう、 ということも分かるような気もします。

しかし、 教会は日々生きていく信徒や修道者、 司祭が、 ミサを中心にして、 霊性にふれて生かされる場である、 ということを最優先に考えていただきたいと思います。

このままでは、 とにかく改革断行ありきといった印象を受けています。

大塚敬介さん (初台教会)

改革が、 組織の改革に終始しているきらいがあります。

組織は、 必ず財政の裏付けを伴うものですから、 組織の改革は、 財政の改革と連動します。

率直なところ、 主眼は財政改革かな、 と思ったりもします。 となると、 順序が逆な感じがします。 まず信仰、 次に組織や財政というのが教会の順序というものではないでしょうか。

もうすでに、 スタートしている

菅沼美智子さん (初台教会)

この前の教会委員連合会 (6月30日・五面参照) で、 幸田和生神父さまが、 「今回の改革は、 教会の 『廃藩置県』 だと思ってください」 とおっしゃった。

それを聞いて、 今までもやもやしていたものがすっきりしたような感じがしております。 何なのだろうと思っていたことも、 やっと見えてきた感じです。

しかも、 すでにスタートしているということなので、 ああそうかと思いました。

大司教さまの 「教会は常に新しく生まれ変わらなければなりません」 「できるところから始めましょう」 という気持ちが伝わってきます。

中山雅弘さん (世田谷教会)

私は会社を経営していますので、 社会の流れや、 小さなニーズに敏感に反応していくことの大切さは分かっています。

また、 時代の流れに沿った改革の必要性も分かります。

今の今、 どの組織も生き残りをかけて、 血のにじむような改革を行っています。

教会も例外ではないのかもしれませんが、 決して一緒にしてはならないと思います。 そんなにしてまで改革しなければならない必要性が感じられません。

もっと多くの方々の意見を聞いてもらいたいと思います。

古賀俊志しゅんじさん (世田谷教会)

先ほど、 どなたかがおっしゃいましたが、 この文書に悪いところはいっさいありません。 反論の余地が、 どこにも見出せないくらいの完璧な文書です。

かといって、 何かが伝わってくるかといえば、 そうではありません。 論理の正しさと、 ついていける文書とは違うと思いました。

有無を言わせないほど思いつめて進める改革とは、 いったい何なのだろうと思います。 何か、 文書に出ていないところに改革の動機があるのかな、 と思いたいくらいです。 私の勉強不足なのでしょうか。

一般信徒の意識から、 あまりにも離れていないか

滝島恵一郎さん (赤堤教会)

私は以前、 ブロックとか宣教司牧評議会で、 教区のお手伝いをさせていただいておりました。

そのころなら、 こういう文書に出会っても、 なんとも感じなかったと思います。

むしろ、 どんどん進めるべきだと思ったに違いありません。

しかし、 そういう立場からしばらく離れていて、 久しぶりにこういう文書を手にし、 これが一般の信徒の意識とどんなにかけ離れているかを思い知らされました。

正直言って、 もっともっと信徒の意見を入れるべきだと思います。

バラバラの教区を、 司教さまの意向が隅々にまで伝わるように変えていきたい、 ということはわかりますが、 無理をしているような気がしてなりません。

でも、 これを進めていけば、 否応なしに外に出て行くことになるし、 意識改革の手助けになるのかもしれません。

佐藤吉昭さん (赤堤教会)

たしか、 この改革の出発点は、 司祭の高齢化と召命の減少だったと思います。

それなら改革も仕方がないかなと思っていたら、 今回の文書にはそれが出ていません。

その代わり、 「福音的使命を生きること」 が出てきました。 どうして変わってしまったのでしょうか。 目的が変わったのでしょうか。 それとも目的がなくなってしまったのでしょうか。 変わることそのものが目的になってしまうとすれば、 空しいと思います。

それから、 若い人が寄りつかなくなった教会は、 先がないとか書かれていますが、 長年、 青年会をやってきた経験から、 青年が来なくなったから、 もう教会の先はないというのは、 言い過ぎだし、 今教会は、 青年たちに見捨てられてはいないと思います。

塩谷隆さん (松原教会)

この文書を読んで感じるのは、 司教さまの変革への熱意です。

東京教区内でも割合恵まれた環境にいるこの地域の信徒にとっても、 他地域、 他教会のさまざまな情報は、 必要だと思います。

そういう情報に耳を傾けられること、 そして改革に対する信徒一人ひとりの意識改革が、 何よりも不可欠だと思います。

根本はミサのこと

ボーガルト師 (松原教会)

改革の根本に、 ミサのことがあると思います。

日曜日には必ず、 教会でミサが捧げられていくことが前提になっていますが、 世界的に見て、 日曜日に必ずミサがあることは、 かなり贅沢なことです。

南米だって、 アフリカだって、 ヨーロッパでも、 日曜日にミサのない教会がたくさんあります。

日本も近い将来にそうなることでしょう。 それを見越して教会の数を減らすより、 ミサがなくても、 日曜日を 「主の日」 にすることができる方法を考えていかなければなりませんね。

今回の文書を読んで気になるのは、 司祭に意識の変革を迫っている点です。 これだと、 必ずついていけない司祭が出てくるだろうと思います。

結果的に、 かなりの司祭がやる気を失って、 教区を去っていくか、 現場から退いていくだろうと思います。 もっと、 司祭を上手に使っていく道は考えられないでしょうか。

フォールテン師 (初台教会)

組織を変えたら何かが変わると思うのは、 空しい期待だと思います。 あまり大きな期待をしない方がいいと思います。

教会が社会的な問題にまで手を出す時代ではないと思います。

かつては、 国や行政がやっていなかったので、 教会がやりました。 しかし、 今は何でも、 国や行政がやっています。 むしろ、 それをどれだけ使うか、 ということにかかっていると思います。

新しいものを作るよりも、 すでにあるものを上手に使うことが、 これからの課題ではないでしょうか。

それから、 これまでは修道会として、 司教さまに協力して宣教してきましたが、 今度の改革を見ると、 会としての宣教活動はできなくなるような感じがしてならないのですが、 どうなのでしょう。

それにしても、 これまでの地域協力体は、 城西地区としてかなり広い地域でしたが、 今度は4つの教会ですから、 まとまりやすいかもしれません。 できるだけのことをさせていただこうと思っています。

菅沼さん

おっしゃるとおり、 これまでよりまとまりやすいかもしれませんが、 4つの教会はあまりにも個性がありすぎて、 なかなか一緒にというわけにはいかないのではないかと心配です。

でも、 司教さまのおっしゃるとおり、 ささやかながらも、 個性を大切にしながら、 できることから始めたいと思います。

見落としてはならない信徒の霊性のこと

渡辺さん

共同してやっていくことも大切ですが、 もっと大切なことは、 信徒一人ひとりの信仰生活だと思うのです。

仕事や家事に追われる生活の中で、 日曜日は教会でミサに与り、 霊的な糧をいただいて、 自分を見つめ直し、 自己回復を図ることがどんなに大事かということを忘れないでいただきたい。

滝島さん

同感です。 教会が本来の使命、 つまり福音的使命を生きなくなると、 社会から見捨てられてしまう、 だから、 もっと社会のニーズに応えて福音的使命を生きていこうという論理の立て方はよくわかります。

しかしそれは、 あくまで司祭側の論理であって、 信徒を入れて話し合っていけば、 もっと柔軟性のある教会づくりができるのではないでしょうか。

一気にやってしまわないとできないような改革だと、 ついていけない信徒がたくさん出てくるのではないかと心配です。

主日のミサに与ってキリストをいただき、 仲間に会って小さなことを分かち合う、 この単純なことをもっと大切にしながら、 改革を進めていただきたいです。

もっともっと信徒を入れて

大塚さん

私もそう思います。 この1年、 司教さまはいろいろなところへ出かけられ、 多くの信徒の意見を聞き、 いろいろな声に耳を傾けてこられました。

どんな些細なことでもじっと聞いておられる姿に、 いつも感動しておりました。 この司教さまに、 これからの教会の舵取りが任されているのだな、 素晴らしいことだなと思っておりました。 今でもその気持ちは変わりません。

しかし、 今回の改革は、 大丈夫かなと思われてならないのです。

こう決めたからそうしなさいというのではなく、 もっともっと多くの方々、 特に信徒を会議に入れて、 じっくり取り組んではいかが、 と申し上げたいと思います。

古賀さん

同感です。 たとえば 「心のケアセンター」 構想にしても、 社会のニーズだからとか、 教会として何もしないのかということではなく、 現実、 現状がどうなっているかをじっくり見るなら、 そう簡単に 「センター作り」 は、 打ち出せないのではないかと思います。

中山さん プロジェクトチームの神父さま方の見ておられる社会と、 多くの信徒たちが見ている社会にズレがあるかもしれませんね。

ズレがあるのは仕方ないとしても、 この日本の中での教会の立場を、 もっと話し合っていかなければならないと思います。

―本日はお忙しいところをご参集くださり、 貴重な話し合いをしてくださいましてありがとうございました。

座談会の記事を読んで 再編成プロジェクトチーム

今回の座談会の記事をプロジェクトチーム一同で読ませていただきました。

皆さんの率直な反応をお聞かせいただきありがたく思います。 今後の課題として受け止めるべき指摘もあります。 今後時間をかけてこのような疑問や意見にお答えしたいと思います。

ただ、 誤解や思い込みに基づくような発言も見受けられました。 その点については、 この 『教区ニュース』 を読まれる方々に正しい理解をしていただくため、 プロジェクトチームとしてコメントさせていただきます。

「改革の出発点は、 司祭の高齢化と召命の減少だった」という面はないとはいえません。 前教区長の下での宣教司牧評議会で、 そのような具体的な問題の指摘から始めたということがあります。

しかし、 最初から問題はそれだけではありませんでした。 それをきっかけにして、 今の教会が直面している危機を本腰を入れて見つめようとしたのです。

「主眼は財政改革か」 とか、 「文書に出ていないところに改革の動機があるのか」 と受け取られていることはとても残念です。 わたしたちプロジェクトチームは今の教会の行き詰まりを感じています。問題の中心は、 わたしたちの教会がこれまで築き上げてきたものを守ろうとし、 今までのやり方を繰り返すことに慣れ過ぎてしまったこと、 その結果、 今の人々の抱えている問題に的確な答え (福音の救いのメッセージ) を示せなくなっているということです。

こういう現実の中で教会が取るべき道は、 イエス・キリストの生き方に立ち返ることしかないと確信しています。 イエス・キリストという原点を見つめなおすときに、 司教も司祭も、 教区も修道会もみずからの生き方を問われます。 生き方を変えずに、 今までのやり方を少々手直しすればいい、 というわけにはいきません。 その意味で、 この改革には確かに痛みが伴います。

「進め方が強引だ」 というようなニュアンスの発言もいくつか見られますが、 この改革は決して司教と一部の司祭だけで進めているわけではありません。 多くの司祭、 信徒の方々の協力をいただきながら進めています。

しかし同時に、 この改革は多数決で是非を問うような性質のものでもありません。 プロジェクトチームの司祭たちは教会の大多数の人がこう考えているからそうしましょう、 というような改革案を考えてきたのではありません。 教会の将来を真剣に考えるならば、 今どうしてもしなければならないことは何か、 を考えて提案しているのです。 この座談会の中でも、 改革への呼びかけに前向きに答えてくださろうとしている発言があり、 励まされます。

地域や教会によって 「温度差」 があるのは確かですが、 多くの信徒の方が、 「今のままではいけない」 と考え、 この改革への期待を寄せてくださっています。

もちろん不安もあるでしょう。 しかし、 だからといって 「変えるよりも今のままがいい」 という姿勢に未来がないことにも多くの方が気づいています。

プロジェクトチームとしては今後もできるかぎり皆さまの声に耳を傾け、 誠実に応えていきたいと思います。 ご意見をお寄せください。

「福音的使命を生きる」 の序文

東京教区の信徒、 修道者、 そして司祭の皆さん
昨年6月25日、 大司教メッセージ 『新しい一歩』 をお送りしてから1年たちました。

この間、 多くの方々が誠実にこの呼びかけに答えてくださいました。 厚く御礼申し上げます。 皆さんからの応答はわたくしの導き、 支えであり励ましです。

このたび再編成プロジェクトチームから 「福音的使命を生きる|新しい一歩のための提案|」 が発表されます。

是非ともこの提案をしっかり受け止め、 その内容をじっくりと検討してください。
この文書の中では 「聖堂共同体・宣教協力体」 の構想が提示されており、 宣教協力体編成案が添付されています。 これは案であり、 修正の可能性を残しています。 皆さんのご意見をお寄せください。

さらなる検討を経て、 最終的には教区司教の責任において、 わたくしが編成案を確定します。

確定した宣教協力体編成案に従って、 2003年4月より、 第1段階として、 宣教協力体が発足することになります。

但し、 第1段階での編成は固定的ではなく、 変更の可能性のある試行的な組み合わせです。
第1段階を経て第二段階へ進めるときに、 宣教協力体を構成する聖堂共同体が確定されます。

なお、 昨年 『新しい一歩』 を発表した後で 「教区集会」 を召集しました。 今年も10月27日(日)に教区集会を開催し、 できるだけ多くの方々と一堂に会して、 この課題を分かち合い、 「福音的使命を生きる」 の提案をよりよいものにしたいと考えています。 

教会は、 常に新しく生まれ変わらなければなりません。 その際帰るべきところ・原点はイエス・キリストです。

イエスは、 苦しみ悩み虐げられ踏みつけにされた人々を大切にされました。

福音をのべ伝えるために赴いたのは、 まず貧しい人々のところです。 イエスはこの人々の友となり、 ともに歩みました。

教会の使命は、 このキリストの使命を生きることです。

救いを求める声は、 今の日本社会、 そしてこの首都圏に満ちています。

わたしたちの教会は、 その声にどう応えているでしょうか。 内輪の問題に忙殺されて、 人々の声には耳をふさいではいないでしょうか。

現代の人々は、 どんな問題をもっているのか、 どんな苦しみ悲しみを抱えているのか。 そこにもっと大きな関心を持つべきです。

皆さん、 イエスのことばと聖霊の導きに信頼して、 ともに歩んでまいりましょう。

イエスは言われました。

「勇気を出しなさい。 わたしは既に世に勝っている」 (ヨハネ16・33)。

「わたしは世の終わりまでいつもあなた方とともにいる」 (マタイ28・20)。

主に信頼して祈りましょう。「どうか主よ、 わたしたち一人ひとりに聖霊を遣わし、 東京教区の刷新のための知恵と理解、 判断と勇気、 神を知る恵み、 神を愛し敬う心をお与え下さい」。

2002年6月29日 東京大司教 ペトロ岡田武夫

教会学校リーダー研修会 「いっしょに遊ぼう」

レクリエーションの実践でちょっと照れくさそうなリーダーたち 教会学校委員会のリーダー研修会が、 6月16日 (日) 東京カテドラルのケルンホールで行われました。 今回のテーマは 「いっしょに遊ぼう!」 というもので、 講師として、 東京都レクリエーション協会から、 中能孝則 (なかよく・たかのり) さんに来ていただきました。

中能さんの親しみやすい人柄が、 会場の雰囲気を明るく和らげていました。

「リーダーとして子どもと向き合っていくためには、 (子どもに) 手間ひまかけることを惜しまないこと、 自分の感性を磨くことが重要である」 とおっしゃっていました。

現代社会において、 子育てにお金をかけ、 必要以上に干渉する傾向はありますが、 それで子どもと丁寧に接することができているとはかぎりません。

一人ひとりに、 手間と時間をたっぷりかけて接するということは、 実はなかなかできていないことではないでしょうか。

「手間ひまかけて」 という言葉に、 中能さんの子どもたちへの深い愛情を感じながら聞いていました。

また、 リーダー自身が感性豊かであることの重要性にも共感しました。

どうやって子どもの豊かな心を育てようかと考えるならば、 まず自分が感性を磨くことを忘れてはいけないのです。

中能さんは、 「すてきな大人やリーダーに出会うことが、 子どもの豊かな心を育むのだ」 とおっしゃっていました。

子どもと向き合っていこうとするならば、 自分の生き方への責任から、 目を背けることはできないのでしょう。

お話の後は、 実際にみんなでレクリエーションをやってみました。 全員で大きな輪を作り、 リズムに合わせて行う簡単な手遊び、 指折りじゃんけん、 チャンピオン、 じゃんけんイス取りゲーム等々。 どれも簡単なルールで、 特別な道具も要らない単純なゲームですが、 会場はかなり白熱していました。

初めは照れくさそうにしていたリーダーたちも、 ゲームが進むにつれてうちとけて、 ホールは歓声で包まれました。 ただのじゃんけんゲームなのに、 ちょっとした工夫でこんなにも楽しめるものかと驚きました。

子どもも大人も、 コミュニケーションが難しい時代です。 こういったアイスブレイク (他者との緊張をとくこと) の知恵を増やしていきたいものです。

私は、 リーダー研修会の参加が3回目となり、 リーダー同士顔を覚えるようになってきたと思います。
ここから教会学校同士の交流や、 協力関係を育てていきましょう。

子どもはリーダー (大人) の人間関係を見て、 人との関係づくりを学ぶのですから。 (立川教会 白井 百合)

kn195-3-1m

上野毛教会 創立50周年を祝う

7月13日 (土) 午前11時から、 世田谷区上野毛にある、 男子跣足カルメル修道会・カトリック上野毛教会で、 創立50周年記念荘厳ミサと祝賀パーティーが行われた。 当日は多数の関係者が集まり、 非常に盛会であった。

記念荘厳ミサは、 主司式岡田武夫大司教、 共同司式森一弘司教らによりとり行われ、 説教では、 教区司教総代理のチェレスティーノ神父が、 「カルメル会の、 自己のすべてを捨てて神のみに仕えることの、 特に現代の世相における重要さ」 を強調した。

ミサ後、 聖堂外の広場に張られた大テント内に会場を移し、 祝賀パーティーが開かれた。
カルメル会の中川管区長の挨拶のあと、 岡田大司教が 「現在東京教区では、 新しい改革の時を迎えている。 その中にあって、 カルメル会が長い間にわたって育て培ってきた高い霊性が果す役割は大変に大きく、 非常に期待している」 と挨拶した。

続いて森司教が、 自身のカルメル会との関わりを通しての思い出の数々を、 感謝の気持を込めて切々と話され、 今後のいっそうの活動を祈る心で、 乾杯の音頭をとられた。

CTIC

毎年、 6千組のフィリピン人女性と日本人男性のカップルが誕生しています!

1994年、 フィリピン政府が、 エンターテイナーとして国を出る女性の条件を厳しくしました。

96年には、 日本の入国管理局が、 ビザ取得により厳格な資格を要求するようになりました。 その結果、 フィリピン女性と日本人との結婚が増えているようです。

91年には、 5万6千人のフィリピン女性がエンターテイナーとして日本に入国したのに対して、 5年後の96年には、1万8千人に減少しています。

反対に、 フィリピン人女性と日本人男性との結婚は増えてきました。 統計が取られ始めた92年には、 5千771組、95年の7千188組を最高に、 毎年約6千組で推移しています。

国際結婚で渡航する前に、 彼女たちは、 フィリピン国内で講習を受けなければなりません。 このプログラムの関係者は、 「受講者の中のたとえ一人でも、 『私は他のフィリピン人が受けたみたいなひどい仕打ちを絶対にされたくない』 と言ったとしたら、 私たちがこの講習をやっている意味があります」 と語っています。

来日した新婚フィリピン女性が、 文化や価値観の違いから、 直面するさまざまな問題があります。 夫や舅・姑とのコミュニケーションギャップ、 家庭内暴力、 ホームシック、 また、 貧しい国から来ていることまたは水商売で働いていたという理由で、 夫から見下げられてしまうこと、 等々。

また故国では、 家族が、 彼女たちが送るいくばくかの仕送りに期待し、 依存している現実もあります。

お互いの価値観、 家族観をよく理解できないまま結婚するために、 離婚にいたるケースも増えています。

彼女たちが困難に陥るまえに、 なんとか手助けできないかと感じています。 在日フィリピン大使館と協力して、 来日間もないフィリピン人女性のためのセミナーを計画しています。
その内容は以下の通りです。

*2つの文化の結婚(異国文化の相手との結婚)から来るチャレンジに適応するため。
* 「どのように感じ」、 「どのようにふるまい」、 「どのように他人に理解してもらえるか」 がわからない時にあじわう、 非常に深い喪失感に対処するため。
*同じような状況にある仲間のフィリピン女性たちに会い、 交流し、 関係を持ち、 支持グループを発展させて、 「一致」 (pagkakaisa) と 「苦しいときにお互いに助け合う」 (pagdadamayan) という、 フィリピン文化にある価値を呼び起すため。
*日本の文化を知って理解し、 どのようにして二つの文化の間に生きるかを探る。
*責任の取れる自主的決定をする技術を学ぶこと。
*危機を処理するに際しての感情の強さと成熟さを身につけること。

今年も、 約6千組のフィリピン女性と日本人男性のカップルが誕生します。
彼・彼女らの存在が、 本来国際結婚がもつ文化的豊かさの中で歩んでいけるように、 見守ってくださいますよう、 お願いいたします。
(CTICスタッフ アグネス ガッパタン)

第29回 2002年 平和祈願祭

平和を祈るミサ光の行列

日時 : 8月10日午後5時30分
場所 : 千鳥ケ淵戦没者墓苑 (地下鉄東西線九段下駅下車徒歩10分)
カトリック東京大司教区平和旬間委員会

福祉コーナー

東京教区福祉職員の集い

手前味噌になってはいけませんが、 今年の教区福祉職員の集いは、 予想以上に充実していたと思います。

岡田武夫大司教の講話も、 3施設の現場報告も、 午後の分科会も手ごたえが感じられました。

午前10時から始まって、 昼食をはさんで午後4時過ぎまでの数時間が、 あっという間にたってしまったような感じがします。 これは自分だけの印象ではなく、 参加者に書いていただいたアンケートに、 同じ印象がいくつも書かれていますので、 分かります。

岡田大司教は、 人間の基本的人権が全てに優先することを説かれ、 福祉の原点をキリストに置いて話されました。

東京教区の教区長として、 キリストの精神が反映されるような教会作りを目指して改革を進めていくことを宣言されました。

最後に、 人間の基本的人権を守ることが、 国家の義務、 と書かれたドイツ共和国基本法 (憲法) を紹介し、 公権力の存在根拠が公共善にあることを分かりやすく説明されました。

これは、 「カトリックの精神とはなにか」 という質問に間接的に答えることになり、 カトリック施設のアイデンティティを求める参加者にとって、 何よりのプレゼントになったと思います。

次のプログラムである3施設の現場報告は、 一つひとつ感動的でした。 病院、 養護施設、 老人ホームと、 現場で患者さん、 育ち盛りの子どもたち、 お年寄りの方々に接している方でないと話せないものでした。

病院報告で、 高齢化に伴う法制改革が、 結果的に弱い立場の人を切り捨てることになりはしないかという指摘があって、 はっとさせられました。

それから、 「私はいらない子、 生まれてこなければよかったんだ」 と思い込んでいる子に、 「神さまにとって、 いらない子は一人としていないのよ。 あなたはかけがえのない子なの」 と話して、 「人間の本当の親は神さま」 と、 話し続けているという報告に、 時代を超えた真理を教えられたような気がしました。
(西川哲彌神父)

kn195-5-1m

教区教会委員連合会 総会開かれる

6月30日 (日) 午後1時30分から、 カテドラル構内で、 教区教会委員連合会総会が開かれた (当番教会潮見教会)。 参加者は180名であった。

まず、 岡田武夫大司教が、 「2001年6月に 『新しい一歩』 を出した。 今年度の 『福音的使命を生きる』 については、 プロジェクトチームが、 6月29日付で発表した。

さらに、 5月から再編成担当司祭として、 幸田和生師に教区本部に来ていただいた。

今後よりよいものにするために、 皆さんの意見をいただき、2003年4月からスタートさせる。 不安もあろうかと思うが、 イエスにより頼み、 力を合わせて実行していきたい」 と挨拶した。

次に、 再編成担当司祭の幸田神父が、 「歩みだそう新しい一歩」 と題して講演行った。

幸田神父は、 「昨年7月には教区集会を開催、 12月には、 地域協力体としてのまとめを教区に提出していただいた。

この度の 『福音的使命を生きる』 は、 改革の意図をさらに明確にし、 もっと具体的な提案をすることを目的とした。

今後、 9月末までに地域協力体で意見をまとめて提出していただき、10月27日 (日)、 教区集会を開催し、 問題を吟味、 確認する。

2003年4月から、 宣教協力体がスタートする」 と説明し、 「この提案のポイントは、 本当にキリストから託された使命を生きるように、 教会の働きを福音の光があたるようにしたいということ」 「身近な問題で、 教会のすぐそこにある優先課題を、 外国人の司牧と困難を抱えた外国人のサポート心の苦しみを抱えている人たちのサポート教会の福音的使命にたずさわる信徒の養成、 の三つに絞った」 と話した。

YGT

第回YGTを終えて

6月2日 (日)、 聖イグナチオ教会 (カトリック麹町教会) で、 東京教区主催の第7回YGT (Youth Gathering in Tokyo) が開催された。

YGTは今年で4年目を迎え、 司教さまと青年たちの対話の場として、 分かち合いやミサ、 交流会を行っている。

第7回YGTは、 「司教さんは本気(マジ)っす!応えるのはYOU!」 というキャッチフレーズのもと、 岡田大司教さまと5名の実行委員、 青年スタッフ、 そして顧問の神父さま、 シスター方が一丸となって、 当日まで準備を進めた。

今回は、 司教さまが青年に語りかける 「カテケージス」 ではなく、 より青年と司教さまが対話できるようなYGTにするために、 漆野さん、 福原さんの2名が、 青年代表として 「今、 思うこと」 を参加者に語りかけた。

それに司教さまが応え、 青年たちにメッセージを送られた。

社会人として、 学生として、 信者として、 信者になろうとする者として…。 Gathering Timeは、 一人ひとりが悩みを分かち合い、 共感する貴重な時間となった。

その後、 YGTがいちばん大切にしている 「ミサ」 が行われ、 「あなた方は地の塩、 世の光」 という言葉の意味を、 一人ひとりが深める時間となった。

最後には、 交流会が行われ、 ワールドカップを元にしたゲームに盛り上がったり、 前回も参加くださったミャンマーのドナルド神父さまがダンスのリーダーをしたりと、 あっという間に楽しい時間が過ぎていった。

「私は私である」、 自分を認め、 誇りに思うことが大切だ、 という力強い岡田大司教さまのメッセージは、 YGTを終えた今でも心に深く残っている。

青年と司教さまが対話をする、 このYGTという集いがこれからも続いていくこと、 そして共にYGTを作ってくれる人たちが、 一人また一人と増えていくことを願ってやまない。
一人の小さな手は何もできなくても、 手と手が集まれば、 何かできる。 そして、 何でもできる。 (麹町教会 日比谷 亜紀子)

教会・修道院巡り (92) 『高輪教会』

高輪教会は、 信徒数約1千400人の共同体です。

この教会では、 幼稚園児と小学生のための日曜学校や、 中学・高校生会などの、 青少年から中高年に至るまで、 幅の広い世代が一つになって活動しています。

また、 土地柄、 在留及び外国からの旅行者も多く、 共に祈り、 交流があるのが特徴です。
歴史的には、 太平洋戦争が終結してまもない頃に遡ります。

バチカン (ローマ) からの緊急要請に応えて、 カナダのスカボロ外国宣教会が、 日本での布教を始めました。

東京の中でも、 比較的被害の少なかった港区高輪の焼け残った一邸宅でミサが捧げられているのを知った近隣の信者が集り始め、 ここから高輪教会が生まれました。

信徒数の増加に伴って現在の地に移り、 古い日本家屋を司祭館として、 1959年に新しく木造の聖堂が献堂されました。

日本の町並に合ったこの教会は人々に愛されてきましたが、 建物の老朽化に伴い、 1989年に、 現在の聖堂に建て替えられました。

1997年には、 中に入っても楽しめるユニークな美しさを持つ、 十字架のモニュメントも完成しました。

1979年に、 当教会は外国宣教会から東京教区に移管され、 現在に至っています。

江戸の大殉教と高輪教会

徳川三代将軍家光は、 キリシタン迫害政策を強化しました。

1623年12月4日、 宣教師を含む信者51名は、 小伝馬町の牢から江戸市中を引き回され、 東海道沿いの札の辻 (現在の田町駅付近) から品川に至る小高い地で、 火刑に処せられました。

中でも、 下総 (千葉) 6万石の臼井城々主の長男、 原主水が、 キリシタンの中心人物であったと記録されています。

原主水モンドは、 駿河城で家康に仕えていましたが、 キリシタンと判り、 手足の腱を切られて追放され、 江戸に潜んでいました。

それでも、 外国人宣教師と協力し、 活動を続けましたが、 密告により捕えられ、 炎の中で神に命を捧げました。

その後数年にわたり、 女性や子供、 キリシタンをかくまった人々をまきこんで、 この地で100名近くの人々が処刑され、 江戸全体では2千名近くの人が処刑されました。 これが江戸の大殉教です。

これらの殉教者を称えて、 聖堂前庭には、 「江戸の殉教者の記念碑」 が建てられています。
高輪教会は、 殉教地に近い教会であることから、「殉教者の元后聖マリア」 に捧げられており、 江戸の殉教者の記念ミサが、 毎年11月下旬に行われています。

財務担当者会議のお知らせ

小教区の財務担当者会議については、 ここ数年開催しておりませんが、 今般下記日程により開催いたしますので、 ご予定くださいますようお願いいたします。

なお、 詳細については、 追ってご連絡いたします。

日時 10月5日 (土) 午後2時~4時分
場所 関口会館 地下 ケルンホール
議題 2003年度予算編成方針について 新しい一歩のための関連する諸問題について その他 以上
東京教区本部会計室

私にとっての教会

聖書にみる 神の家族への招き 斎藤順のぶ子 (麹町教会)

数年前、 学習センターで全聖書を通読する機会に恵まれ、 聖書に照らして、 各自の教会について話し合いました。

多くの人から、 教会への批判の声が高く上がり、 私はその声に共感しながら、 聖書にみる教会の成立と歴史、 聖霊の働きによる教会の姿を、 神の家族の一員として、 全ての教会共同体が学び知ることの大切さを、 痛感させられました。

神の国の福音は、 キリストによって伝えられ、 私たちは、 神の救いの神秘である教会の建設のために働く使命を受けました。

教会は、 この世の富・名誉・権力の行使のためにあるのではなく、 神の国のためにこそ存在意義があることを、 教会に集う人々はわかっているはずです。

しかし、 時代の要請に刷新され、 さまざまな人々が集まる教会は、 聖職者中心の管理主義や、 弱い人間の集団の過ちなどによる対立や、 分裂が妨げとなっていることは、 初代教会から今日までの事実です。

これも、 すべての人が聖書を開いて、 キリストの心を学び合い、 痛みを分かち合い、 神のめぐみの深さを知って、 教会のあり方を学ぶ時、 信仰の内に一致への道が開かれるのではないでしょうか。

「神の思いは、 人間の思いを高く超えている」 (イザヤ55・9) ことを知るべきでしょう。

教会の最終目的は、 教会の壁を取り払い、 全人類が神の家族となることです。

まず 「新しい一歩」 として、 「自分の」 教会の壁を低くし、 「隣の」 教会と交わることは、 「全ての」 人々を神の家族へと招くようにと宣べられた、 キリストのメッセージの実践の第一歩といえましょう。

「あなたがたは行って、 全ての民を私の弟子にしなさい……私は世の終わりまで、 いつもあなたがたと共にいる」 (マタイ28・19~20)。

私にとっての教会 竹田誠二 (吉祥寺教会)

「私はあなたがたと共にいる」。 この言葉は教会の原点と思っており、 「互いに愛し合う」 (ヨハネ15・12) というイエスの言葉は、 私のもっている教会のイメージを表しています。
「新しい一歩」 の中には、 教会の組織、 財政面や司牧者の高齢化・減少など、 具体的に取り組まなければならないことが提起されています。

しかし、 今のようなモザイク的な小教区制度は、 今後も、 教区活性化のためにも生かした方がよいのではないかと思います。

私が教会に通い始めたのは、 キリストの教えを学ぶためではなく、 若いとき、 雑誌に連載されていたボーイスカウト活動について読み、 近くにカール・ライツ神父が指導していた吉祥寺教会のグループがあったからです。 そこで、 スカウトを対象にしたミサに初めて出ることができました。

吉祥寺教会は、 交通の便がよく、 修道会(神言会)の教会なので、 司祭の数も多く、 ミサもキリスト教入門講座も多数開かれています。

また、 地域のボーイスカウト指導者の研修の場にもなっていて、 他宗教の指導者たちも出入りしていますし、 井の頭公園に隣接している教会なので、 公園に来る一般の方々に対し、 キリストの存在を知らせる大切な場になっております。

今年度の教会の課題は、 「外に向かって」 です。 各グループ・個人等が、 教会の存在をどのようにアピールするか、 取り組み始めています。

このように、 地域社会に開かれた教会は、 21世紀の福音宣教活動の環境作りには、 欠かせない場ではないかと思っています。

荻窪教会ミサ時間変更のお知らせ

(現行) (9月から)
午前7時15分 → 午前7時30分
午前9時30分 → 午前10時

東京教区集会司式者・聖体奉仕者 養成講座に関するお知らせ

東京教区の小教区再編成プロジェクトの進展に伴い、 本年度は表記の講座は新規には行いません。

来年度以降に関しては、 教区再編成の中でどのような対応が一番適切であるか検討することになると思いますので未定です。

なお、 昨年度中途で全講座を修了していない方のためにのみ、 補講をいたします。9月15日~11月10日 (10月27日を除く全8回) を予定しております。

詳細は、 所属教会主任司祭宛、 連絡いたします。 (集会司式者・聖体奉仕者養成委員会)

VIVID

黙想会・祈りの集い等

夏の高原の黙想会

8/2(金)14:00~8/4(日)14:00 テーマ:「主の家に私は帰り、生涯、そこにとどまるであろう」 富士見高原 マリアの家で(長野県諏訪郡富士見町富士見原の茶屋 JR中央本線 富士見)指導:竹内修一師(イエズス会) 対象:20~30代の未婚女性 定員:15名 参加費:\10,000 申込み締切:7/28(日)申込み先:〒160-0012 新宿区南元町6-2 マリアの御心会 「来て、見なさい」係 Tel/03-3351-0297 Fax/03-3353-8089 e-mail:midori@ica.apc.org

麦の穂会 祈りの集い

―主よ、私を平和の道具とさせてください―
8/14(水)17:30~8/18(日)14:00(4泊5日)戸塚 聖母の園 黙想の家で 対象:青年男女 会費:\25,200 持物:聖書、筆記用具、洗面用具 スタッフ:ブラザー・ホルへ(ラ・サール会) 高木賢一師(東京カトリック神学院) シスター菊池幸江(聖パウロ女子修道会) 主催:麦の穂会(20ほどの修道会在俗会などが協力して、青年たちのための黙想会や交流会を企画・実施し、若者とともに祈るグループ)申込み締切:8/4(日) 申込み・問合せ先:シスター菊池 Tel/03-3479-3941 Fax/03-3479-5198 〒107-0052 港区赤坂8-12-42 聖パウロ女子修道会 ※部分参加については事前に相談のこと。

召命黙想会 わたしの愛に留まりなさい

9/21(土)17:00受付~9/23(月)16:00 聖霊修道院マリア館で 指導:静一志師(フランシスコ会) 参加費:\8,000 申込み先:9/10(火)までに下記へ 〒183-0055 府中市府中町3-11-7 福音史家聖ヨハネ布教修道女会 Tel・Fax/042-362-7413(電話受付 22:00まで)シスター三ヶ部、シスター星村

祈りと分かち合いへのお誘い-seven steps によるBible Sharing

第3回 9/27(金)18:30~20:30 マリアの宣教者フランシスコ修道会 中落合の家で(東京第二修道院3階) 対象:40歳位までの独身女性 費用:無料 持物:聖書 申込み期限:9/24(火)連絡先:シスター村松 〒161-0032新宿区中落合2-4-13 Tel・Fax/03-3952-5782 e-mail:josephin45naoko@hotmail.com

祈りの集い

9/28(土)13:30~15:30クリスト・ロア宣教修道女会 修練院で(〒202-0015西東京市保谷町4-10-26 西武新宿線 西武柳沢駅北口下車、JR三鷹または吉祥寺駅から関東バス西武柳沢行き 終点下車徒歩10分) 対象:20代~30代のカトリック女性信徒・求道者 問合せ:Tel/0424-65-9097、0424-66-2360
シスター河野、シスターアンナ

祈りの夕べ「旅する子羊の集い」

9/21(土)16:00~17:30(8月はお休み)カトリック関口教会2F視聴覚室で 指導:シスター中島 対象:祈りたい方はどなたでも 費用:無料 問合せ先:大町 Tel/03-3998-6645 ※翌日に読まれるみ言葉で祈ります

第12回荘厳司教ミサ

10/5(土)14:40 聖母連願 15:00 聖母の土曜日のミサ 東京カテドラル聖マリア大聖堂で 司式:白柳誠一枢機卿 共同司式:デ・パオリ大司教(ローマ教皇庁駐日大使)他 対象:どなたでも ※ミサ後カトリックセンターで懇親会もあります(参加費:\500) 主催:カトリック・アクション同志会 問合せ先:当会事務局 Tel・Fax/03-3337-0815

看護・医療関係者のための宿泊黙想会

神の国はキリスト者の原動力ー日々の看護の糧となるためにー
11/2(土)14:00~11/4(月・祝)14:00 東村山市 三位一体の聖体宣教女会 祈りの家で(Tel/042-393-3181 Fax/042-393-2407 JR武蔵野線 「新秋津駅」下車 「久米川駅」行バス乗車「野行」下車徒歩7分、西武新宿線・西武池袋線「所沢駅」下車「清瀬南口」行バス乗車「沢の台」下車 徒歩8分)参加費:\15,000 主催:日本カトリック看護協会(JCNA)東京支部 申込み締切:10/20(日) 申込み先:〒161-8550 新宿区下落合4-16-11 聖母女子短期大学気付日本カトリック看護協会東京支部 「JCNA黙想会」係宛 Tel/03-3950-0171(代) Fax/03-5982-9456

ミカエル市川裕神父様(関口教会協力司祭)の金祝ミサと祝賀会

10/14(月・体育の日)14:00 金祝ミサ(岡田大司教司式) 東京カテドラル聖マリア大聖堂で ミサ終了後 祝賀会 関口会館地下ケルンホールで 問合せ:永島(準備委員)Tel/03-3339-5855

講座・研修会等

キリスト教精神に基づいた生涯学習シリーズ講座

2002年9月~12月期
総合テーマ《人間について考える》
いずれの講座も、真生会館学習センタ-(JR信濃町駅前)で 申込み方法・問合せ先:電話またはハガキ、申込み用紙に、住所・氏名・講座番号・講座名を記入して下記へ、〒160-0016新宿区信濃町33 真生会館学習センター Tel・Fax/03-3351-7123
10周年記念特別講座 現代に生きる
10/12(土)13:30~15:30 講師:辺見庸氏(作家)「アフガンで見たもの、日本の進路、私たちの良心」10/19(土)以下時間同じ 講師:沢光代氏(元逗子市市長)「市民運動と政治参加」 10/26(土) 講師:森一弘師(司教)参加費:3回\3,000(1回 \1,200)
聖書の光の中で
1 初心者のためのキリスト教入門(第2期 第2部)
9/17、9/24、10/1、10/8、10/15、10/22、10/29、11/5 (火)19:00~20:30 講師:森一弘師(司教) 参加費:8回 \4,000
2 二千年の教会史(第5期 第1部)
9/25、10/2、10/9、10/16、10/23、10/30、11/13、11/20、11/27、12/4(水)14:00~15:30 講師:M.クリスチャン師(淳心会司祭) 参加費:10回 \5,000
3 神の愛を信じる人のために! 誰にでも分かるキリストの教え(第1部 午前の部)
9/7、9/14、9/21、9/28、10/5、11/2、11/9、11/16(土)10:30~12:00 講師:平原陽一師(東京教区司祭)参加費:8回 \4,000
4 神の愛を信じる人のために! 誰にでも分かるキリストの教え(第1部 夜間の部)
9/12、9/19、9/26、10/3、10/10、10/17、10/24、10/31、11/7、11/14(木)19:00~20:30 講師:平原陽一師(東京教区司祭)参加費:10回 \5,000
5 マタイ福音書を読む(第2部)
9/5、9/19、10/3、10/17、10/31、11/14、11/28、12/19(木)10:30~12:00 講師:山内堅治師(聖パウロ修道会司祭) 参加費:8回 \6,600
6 出会いを求めて―キリスト前後―(第22部)
9/14、9/21、10/5、11/9、11/16、12/7、12/14(土)10:30~12:00講師:粕谷甲一師(東京教区司祭) 参加費:7回 \5,800
7 旧約の中心テーマと私たちの日常生活との関わり 第5部 メシアへの待望
9/28、10/5、11/2、11/9、11/16、11/30(土)10:30~12:00 講師:シスターマグダレナ T.A. 参加費:6回 \5,000
8 キリスト教入門を教える人のために
9/7、9/28、11/30、12/7、12/14(土)10:30~12:30 講師:森一弘師(司教) 参加費:5回\5,500
現代社会のかかわりの中で
10日本の社会の生命力―日本をここから変えるー
9/28 (土)13:30~15:30 講師:北沢洋子氏(国際問題評論家)北沢洋子・武者小路公秀対談 10/5 (土)13:30~15:30講師:武者小路公秀氏(中部大学高等学術研究所所長) 参加費:2回 \2,500(9/28は \1,700、10/5は \1,200)
11宗教教育
11/30(土)13:30~15:30 講師:溝部脩師(仙台教区司教) 参加費:1回 \1,000
12新カトリック要理書について
12/7(土)13:30~15:30 講師:岩島忠彦師(イエズス会司祭) 参加費:1回\1,000
人と人との絆の中で
13女性学のエチカ
9/7、9/14(土)13:30~15:30 講師:川中なほ子氏(東京純心女子大学講師) 参加費:2回\2,000(1回\1,200)
14深みのある生き方のために―希望を与える言葉―
11/2 (土) 13:30~15:30 講師:B.エドワード師(浅田教会主任司祭) 11/9(土)以下時間同じ 講師:平沢保治氏(全生園自治会会長) 11/16(土)井口貴志氏(家族ウエルビーイング研究所所長)参加費:3回\3,000(1回 \1,200)

研修会「私は誰か」

自分の本質を知る、自分の現状を理解する
8/24(土)~8/28(水)福島県郡山市「マルグリッド・ブルジョワセンター」で 費用:研修費(教材含む) \24,000 宿泊費 \4,400/1泊 指導:PRHインターナショナルカレッジ公認教育者 金井町枝 申込み・問合せ先:日本PRH事務局Tel・Fax/03-3701-7680

日本カトリック看護協会 第44回全国大会名古屋大会

10/11(金)~10/12 (土) 参加についての問合せ:東京支部事務局 聖母女子短期大学(東野妙子) Tel/03-3950-0171(代)、e-mail:com-ger@seibo-jcn.ac.jp

ロゴス点字図書館 チャリティ映画会のご案内

9/27(金)18:45~20:30(開場18:00)なかのZERO大ホールで (JR中央線・地下鉄東西線中野駅下車、南口から徒歩7分) 作品:「山の郵便配達」(1999年 中国映画)入場料:\2,000(全館自由) 申込み・問合せ先:〒135-8585 江東区潮見2-10-10 日本カトリック会館内 社会福祉法人ぶどうの木 ロゴス点字図書館 Tel/03-5632-4428 Fax/03-5632-4454

報告会

9/28(土)13:30~16:30 幼きイエス会(ニコラ・バレ)9階講堂で テーマ:①「アフリカ チャドの首都ジャメナとモンゴの町での人々との10年間」 講師:シスター天野洋子(援助修道会)②「チャドと緑のサヘル」 講師:菅川拓也(緑のサヘル)会費:無料 主催:日本カトリック海外宣教者を支援する会
問合せ:Tel/03-5988-8753

講演会のお知らせ「聖書翻訳こぼれ話」

10/5(土)13:30~15:30 カトリック立川教会国立集会所で(国立市富士見台2-37-13)速水敏彦師(日本聖公会司祭)参加費:\1,000申込み締切:9/29(日)申込み先:遠藤 Tel・Fax/042-325-2289

聖地の旅勉強会 聖地イスラエルってどんな国?

―聖書の世界の原風景―
9/16(休日)14:00~16:00 真生会館で(勉強会後ミサ有り) 講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)対象:聖地と聖書に興味がある方ならどなたでも 会費:\1,000/回 以降10/6、11/10、12/8 申込み・問合せ:道の会 井上弘子 〒164-0013 中野区弥生町1-19-1-201 Tel・Fax/03-3379-5571
e-mail:hiroko@mars.dtl.ne.jp 瀬川真佐子 Tel・Fax/049-286-6291

ビ・モンタント:カトリック登り行く人生の会・主催の講座

申込み・問合せ:荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102ビ・モンタント東京支部事務所 勤務時間:火・木・土 14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877

4会場での勉強会
全会場同一条件:時間1時間半 13:30~15:00 申込み不要 会費:\300~500程度
①9/3(火) 事務所で 指導:塚本伊和男師 ②9/24(火)三軒茶屋教会で 指導:塚本伊和男師 ③9/25(水)成城教会で 指導:塚本伊和男師 ④9/20(金)高輪教会で 指導:泉富士男師

第4回なごみ短歌同好会
8/24(土)10:30~14:30 八王子教会 信徒会館2階和室で 投稿:投稿用紙は自由、自由題3首以内、住所・氏名・電話番号・所属教会・投稿のみは欠席と書き、下記まで 〒192-0066八王子市本町16-3 八王子教会内「なごみ短歌同好会」 締切:8/17(土)会費:\500(歌会毎に定額為替を投稿歌に同封が最適) 当日会費:\1,000(昼食費) 当日の予定:発表・互評・定刻散会 指導:富永松男氏(元聖霊学園中・高校長) Tel/0426-74-6230 (添削希望初心者は、投稿歌にその旨書けば電話で助言)

パッチワーク・キルト同好会
9/12(木)11:00~15:00 ビ・モンタント事務所で 作品はホスピスの掛布団カバーを作り、社会福祉に役立てたいと思います。ふるってご参加ください

気軽に聖書を読む会
9/27(金)13:30~16:00 幼きイエス会修道院で(JR四谷駅前、地下鉄丸の内線・南北線四谷駅) 指導:吉山登師 テーマ:聖書と文学 会費:\500/月 対象:退職後、もう一度聖書を読んでみたい人、聖書研究会は堅苦しいと思った人、視点を変えて読み更に信仰を深めたい人
月例散策会
第85回9/11(水)10:30 行き先:チマッティ記念館調布教会 集合場所:京王線調布駅

第34回聖Fザビエル友ゆうクラブ俳句会
10/24(木)11:30~15:30 有料老人ホーム サクラピア成城で 投句:季題 秋一般3句 住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記 〒101-0065 千代田区西神田1-1-12 神田教会内「聖F・X俳句会」または下記係宛 締切:10/14(月)必着 参加資格:不問 会費:当日\1,000 年会費\2,000 持参品:筆記用具、天景(\500以下の品)
運営:選句、食事(準備済)、披講、互評、連絡、散会(結果は作品を全会員に郵送)係:木田英也〒279-0011浦安市美浜1-6-61 Tel・Fax/047-355-7478(有料老人ホームサクラピア成城の詳細問合せは係まで)

秋の巡礼旅行会
10/17(木)~10/19(土)羽田~石見~津和野(乙女峠・マリア聖堂・殉教地・鴎外生家)~萩(萩教会・殉教地・秋吉台)~山口(聖ザビエル記念聖堂・浄瑠璃寺)~羽田 塚本師同伴 費用:\78,000 問合せ:Tel/03-3863-5232 (株)オーケーインターナショナル

編集部から

◎大阪教区の中川明神父さまがお書きになった 「妖怪の棲む教会」 (夢窓庵) を読ませていただいた。

どんな妖怪が棲んでいると、 おっしゃるのかと思って読んでみると、 意外だった。

そこに展開されているのは、 明日の教会への限りない夢と呼びかけだった。

つまり、 病んでいる日本にあって、 行き詰まった教会が、 イエスの原点にたち返って、 神と出会える状況を作り出そうというわけである。 そうでもしないと、 明日の教会はない、 と断言しておられる。

その色濃くただよう危機感は、 そのまま 「福音的使命を生きる」 に共通している。

「このままいったら、 教会は本当にダメになってしまう。 だからなんとかしよう」、 この危機感が教区改革の原動力になっていることに、 信徒はいささかとまどいを感じている。 このズレを埋め合わせる作業が急務かもしれない。 (西川)

◎次号は、 9月末発行の9・合併号です。 VIVID掲載希望の方は、 配布日と原稿の締切にご注意ください。 (A・A)