お知らせ
東京教区ニュース第176号
2000年09月01日
目次
- ◇ 9月3日 着座式 岡田武夫教区長誕生 「主に望みをおく人」をモットーにアジアの中の日本の役割を視野に、「すべての人々にやすらぎとなる」教会へ
- ◇ 司牧センターからの報告
- ◇ 大聖年子どものミサ
- ◇ 2000年 召命祈願の合同ミサ
- ◇ 日本全国から350名が参加
- ◇ 第4回YGT(Youth Gathering in Tokyo) 11月26日(日)、東京カテドラルでフィリピンのラバヤン司教を迎えて開催します。(詳細は次号)
- ◇ 東京教区 福祉の集い ミサと講演会
- ◇ 教会・修道院巡り(80) 『成城教会』
- ◇ 第2回 HIV・エイズ問題講演会
- ◇ 天国のわが輩はペトロである(16)
- ◇ 神学生合宿 at あきる野教会
- ◇ 東京大聖書展のお知らせ
- ◇ 編集部から
- ◇ VIVID
- ◇ VIVID
9月3日 着座式 岡田武夫教区長誕生 「主に望みをおく人」をモットーにアジアの中の日本の役割を視野に、「すべての人々にやすらぎとなる」教会へ
6月12日、ローマ教皇庁から、東京大司教区の新しい大司教として、岡田武夫前浦和司教が任命された。9月3日(日)午後四時から、東京カテドラル聖マリア大聖堂で着座式が行われ、2000人を越える参加者の前で、大司教としての決意を表明した。
大司教は、新しい教会作りの出発点を、1987年の第1回福音宣教推進全国会議の宣言におきたいと語った。「内向きになりがちな姿勢を反省し、すべての人に開かれた教会、競争社会の中で傷つき、弱り、孤立してしまっている人々があたたかく迎えられ、やすらぎを得ることができるような教会に変えていきたい。どうかこの私に力を貸していただきたい」と、呼びかけた。着座式に引き続いてささげられたミサは、聖堂を埋めつくした参加者の喜びが、そのままあふれたもので、まさに東京教区を託す新リーダーにふさわしいものだった。
今年の四旬節に、教皇は、和解と回心のミサをささげ、教会が過去に犯した罪を具体的に取り上げてゆるしを求めた。これは、単に大聖年だからなされたものではなく、その根底から作りかえられていくシンボリックな出来事である。35年前の第二バチカン公会議がやっと自分の足で、歩み始めたしるしと見るべきであろう。アジアの中での日本の教会、日本の社会の中でのカトリック教会をしっかり見据えて、時のしるしに応えていく教会づくりの舵取りが、岡田大司教に求められている。着座式を間近にひかえた岡田大司教を、本紙編集部マタタ神父が訪ね、「今の気持ち」を伺った。
-大司教様、今日はお忙しい中、東京教区ニュースのために時間を割いてくださいましてありがとうございます。また、これからも、東京教区ニュースにさまざまな形で、ご協力くださいますようお願いいたします。まず、東京大司教区の教区長に任命された時のご感想をお聞かせください。
大司教
そうですね。東京教区の大司教に任命された時、とても恐れと不安を感じました。9年前に浦和の司教に任命された時もそうだったのですが、今回はそれ以上に感じました。
-浦和教区の司教に任命される前に、大司教様は、東京教区司祭としてさまざまな活動をされました。なかでも、「福音宣教」の編集長とナイス1(第1回福音宣教推進全国会議)の準備をなさったことが一番思い出されますね。それから、司教となられて、ナイスを活かしながら、社会に開かれた教会という新たな考え方が全国に広がりました。あのナイスの時代に示されたものと、東京大司教の任命を合わせてみて、大司教様はどのように、東京教区の展望を考えていらっしゃるのですか。
大司教
第1回福音宣教推進全国会議は、1987年に行われました。その時、森司教様、岩橋神父様とご一緒に、準備や運営などでお手伝いをさせていただきました。会議の結果、司教団は、「ともに喜びを持って生きよう」というメッセージを出しました。私は、ナイス1の精神に従って歩んでいきたいと思いました。それから四年後、浦和教区の司教に任命されました。浦和教区では、できるかぎり、ナイスの精神と決定を実行しようと思ってきました。このたび、東京で働くようになって、同じ気持ちで、ナイスの種が目標に向かって、開かれた教会となるようにと思っています。
ナイス1の時は、森司教様を中心に、「遊離」という問題を取り上げ、「生活と信仰の遊離」「社会と教会の遊離」ということを分析しながら、「生活から信仰のあり方を見直す」「社会の現実から教会の宣教のあり方を見直そう」という方針で、ナイス1が開催されたのです。私は今も、それは大変適切な判断だと思っています。またその時に、参加者一同の宣言もありました。それは、「すべての人に安らぎ、救い、希望となる共同体を目指します」と述べています。私は、それを前提として、東京教区で働かせていただきたいと思います。傷ついている人、疲れている人、泣いている人、差別されている人にとって、教会が本当に安らぎ、救い、励ましとなるように、教会を変えていかなければならないと思います。そのために共同司牧、教会共同体のあり方などについて、より真剣に考えていかなければなりません。
-それと関連して、大司教様が浦和教区の司教を務めていらっしゃるときに、フィリピンで、日本のODAが起こしたパンパン開発援助問題を具体的に取り上げられましたね。それは、日本の教会を、世界の教会と結び付けようと思われてのことでしょうか。
大司教
力が足りませんでしたが、日本の教会ならびに日本のアジアの中での役割、責任などを考えていかなければならないと痛感しております。フィリピンのパンパン川デルタ開発計画というのは、地元の貧しい人たちが、開発援助計画のために立ち退きを迫られているという問題だったんですね。それで、現地に行って皆さんの話を聞いたり、現場を見たりすると、日本の教会と日本の国民は、多くのアジアの人々がどんな思いで毎日生活しているかを、もっと敏感に知らなければいけないと思いました。
日本という国が、アジアの中でどういう役割があるのか、どういうふうに思われているのかをもっと知らなければいけない、そうして、もっと交流を深めて、アジアの人々の苦しみや、痛みというものをしっかり受けとめる、そうすることによって、日本の教会の存在意義が出てくると思います。そういう意味で、東京教区は、ミャンマーの教会とさまざまな関係をもって交流してきたと思います。
-8月号の東京教区ニュース(1、2面参照)によれば、東京教区は、ナイス1、ナイス2を始めとして、日本の教会の視野で、カトリック教会を生き生きさせようと考えてこられたようですが、司教団は、現在の日本のカトリック教会をどのような方針で導いておられるのですか。
大司教
今の日本の教会は、多国籍化しています。アジアの人々だけでなく、いろいろな国から、さまざまな目的で、人々が日本にやってきて生活しています。この人たちにとって、教会が本当に救い、助けにならなければならないと思います。私たち日本人は、今までは閉鎖的で、外国から来た方に対して冷たい、という傾向がありました。でも、日本のカトリック教会は、そもそも国際的な団体なので、もっと交流を深め、それぞれの文化を尊重して、素晴らしい教会に成長していくと思います。そういう意味で、教会は国籍の違う人たちとの理解と交流を深めるステーションです。
1993年のナイス2では、日本の家庭の現実に向けて、キリストの福音の光をもたらすためには、どうしたらよいかを話し合いました。日本に来ている外国人の家庭の現状も、非常に難しいです。家庭そのものは、何かというと、森司教様は「人間がお互いに支え合い、助け合うもっとも基本的な共同体」であると述べています。しかし、それは、現実に壊れており、崩れているのです。この現実に対して、教会が、苦しんでいる人、悩んでいる人、孤独な人の結び目となり、ネットワークを通じて、人々に生きる喜びを分かち合う共同体になっていかなければなりません。特に、大都市とその周辺に住んでいる人々は、大変大きなストレスを抱えて、厳しい競争社会の中で孤独を強いられています。傷つき、倒れている人たち同士の助け合うネットワークを作ると同時に、教会が社会に開かれていくことが大切です。
今年の四旬節の第一主日に、教皇様が聖ペトロ大聖堂で、「和解と赦し」を宣言され、歴史的な2000年間の罪、過ちの告白をしました。今までの教会は、人々に真理を教える教会であり、それは、間違いではありませんが、教会は、間違える人々の集まりでもあるし、倒れている人々にとって、救いとなる共同体とならなければならないと思っております。
これからの私たちの教会は、迷っている人たちがキリストとともに歩もうとする共同体として、誰でも自分の生きる場所を、見つけることができるようなものとなる必要があります。そういう観点で、教会の典礼、教え、公教要理、教育を見直す必要もあります。疲れている人、傷ついている人、障害を持っている人、 病気を持っている人が、神に近づきやすい教会が求められています。これは、本来の教会のあり方なのです。
-私の大司教様の印象は、弱い立場におかれている人々に、関心を示す司教様です。つい最近、目黒教会に東京教区の国際司牧センターが開設されました。大司教様は、これからの東京教区の司牧方針をどう考えていらっしゃいますか。
大司教
まだ、具体的なことはわかりませんが、すでに司祭評議会で、森司教様を中心に進めてこられた、今の小教区のあり方を改善するという方向をしっかりと受けとめております。それを完成させたいと思っています。今の「教区」「小教区」という枠組みは、見直す必要があると考えています。今の小教区は、縦の線は強くて、横のつながりが弱いと思います。従って、今の小教区の役割をもっと越えて、司祭、信徒がもっと協力し、一致できる小教区の在り方をめざしたいと思います。
-東京教区は、日本の教会の宣教方針に尽くしてきた教区といわれますが、これからの宣教のあり方、マス・メディアとIT革命における若者への宣教について、大司教様はどう思われますか。
大司教
私はそういう手段をおおいに活用すべきだと思います。東京教区も、もっとインターネットや、ホームページなどを活用して、福音宣教をしていきたいと思います。先のことはわかりませんが、今私たちは、活用できるよい手段をどんどん使ったほうがよいと思います。
司教団のコミュニケーションのためには、東京教区というよりも、東京教会管区(札幌、仙台、浦和、横浜、新潟、東京)というレベルで考えています。6つの教区が東京教会管区で、東京教会管区会が毎年開かれています。そこで今まで進められてきた課題があります。例えば、司牧の面で、移住労働者、東京周辺に滞在する外国籍の方のために、共通の司牧ガイドラインの必要性を感じて、教区の代表の司祭が1年間一緒に取り組み、編集、作成しました。それは大変だったと思います。この6つの教区がもっと具体的につながっていくために、人材面でも、財政面でも、協力しあう必要があるのではないかと思います。教区の間の違いあるいは、格差が非常に大きいです。
司祭が高齢化していくことは、どこの教区でも同じですが、司祭の後継者の神学生が不足しているのは、深刻な問題だし、何年も神学生がいなかった教区もあります。司祭養成についても、もっと一緒に考えていかなくてはなりません。
日本の教会について思うことがいろいろあります。もっと、教区の壁を越えて、司教たちが一緒に力を合わせていくようにしたいと思います。今東京教区では、小教区の壁を越えて、小教区が協力するよう取り組んでいますが、教区と教区、管区と管区の間の理解と協力を進めていきたいと思います。私は、違う教区の司教を経験するわけですが、教区の壁は厚いと感じています。教区を超えて話し合ったり、協力するのが難しい環境というか、雰囲気があります。日本の教会の課題として、ナイスの振り返りをし、どこがよかったのか、悪かったのか、これからどうしたらよいかを見て、これからの日本の教会の歩みを定めていかなければならないと思いますが、そういうことができません。
-東京教区で今関心の高い、小教区を超えた活動、いわゆる統廃合についてお聞かせください。
大司教
基本的に、私は賛成です。統廃合については、ゆっくり話し合いたいと思っています。単に、司祭が足りないから教会を整備して、少なくしようということではなく、教会の使命に立ち返り、小教区の陥っている弊害、なわばり主義とか、主任司祭間の連絡、協力の困難さなどいろいろありますが、小教区の具体的なあり方をもう一度考えたいと思います。
それはもともと、ナイス1の提案だったんです。小教区は、人々のよりどころ、ステーションというのが語源だと聞いていますが、私たちは地上を旅する寄留の民であり、お互いの助け合いの基地が、小教区の役割だと思います。助けを必要としている人のセンター、ステーションです。教会で働く司祭にはいろいろな人がいて、いろいろな能力、カリスマがあり、小教区以外のいろいろな分野で働く司祭の活動も認められ、評価されるような教区にしていきたいと思います。主任司祭が替わると、まったく変わってしまって、継続性がないという問題があったのですが、共通の目標を定めて、それが引き継がれ発展されるような計画も立てていきたいです。
-日本は多くの宗教が平和的に共存している数少ない国です。日本の司教団が取り上げ、アジアシノドスでも取り上げられてきましたが、キリスト教以外の信仰、信徒との関わりについて、どのようにお考えですか。
大司教
すべての宗教には、何らかの啓示があり、私たちが気づかない、すばらしい教えがあると信じています。他の宗教をも尊重していきたいと思っていますが、具体的には教義の論議をするということではなく、人類共通の基本的問題に、宗教者として力を合わせて取り組むことが、カトリック教会にとっても大事だと思います。平和、差別をなくすための努力、環境問題などたくさんあると思います。すべての人に重要な問題を他の宗教の人と取り上げたい。特に差別の問題、日本の社会に昔からある難しい問題、部落差別の問題に、もっと取り組んでいかなければならないと思います。差別は、人間の心の中にあります。
-最後に、何か皆さんにおっしゃりたいことはありますか。
大司教
この力のない私が、大司教に就任するにあたり、浦和教区の時と同じ「主に望みをおく人」をモットーとしたいと思っております。イザヤ書40章です。主なる神に希望を持ちながら、私たちを通して神は働いてくださる。神はいろいろな人との交わりを通して、働いてくださる。私のような者が、大司教になる意味を常々考えています。私自身はたいしたことはできませんが、皆さんと一緒にいろいろな問題に取り組み、人と人を一つに結ぶというか、人と人との溝を埋め、壁をなくし、ともに歩んでいきたいと思っております。
岡田大司教の紋章
主に望みをおく人は、あらたな力を得、鷲のように翼を張って上る。 走って弱ることなく、歩いても疲れない。(新共同訳/イザヤ40.31)
司牧センターからの報告
司牧センターのスタッフは、6人のシスター、4人の司祭、一人の女性信徒宣教者で構成され、国籍もフィリピン、スペイン、韓国、ベトナム、日本と多様である。また、それぞれスタッフの経歴も、中南米でのミッショナリー、学校の教師、神学の教師、老人ホームでの介護者などと多彩であり、魅力的でもある。
シスターたちは数の上でも、力強さの上でも、司祭たちを上回り、男女の性差のこと、教会制度や司祭の在り方などに話が及ぶと、司祭たちの旗色は圧倒的に悪くなる。しかし、朗らかで優しい人柄のシスター、司祭が多いせいか、いつもCTICには笑いが溢れている。
ベトナム人司祭のヒエン神父は、朝食を食べないし、食事の量も少ない。にもかかわらず、どこからエネルギーが出るのかと思われるほど、彼は精力的に活動している。日曜日は東京教区、横浜教区、浦和教区の何れかの小教区へ、ベトナム人共同体のために、ミサに出かけ、最終の日曜日は神戸に出かける。平日、日中はCTICで働き、夜はベトナム人の家庭を訪問して、いろいろな相談を受けている。「あまり食べないのに、どこから力が出るの」と聞くと、「だって小さいだから」と言って笑った。1982年6月、ヒエン神父はローマで司祭に叙階された。彼はローマのグレゴリアン大学で社会学を勉強するかたわら、カリタス・ジャパンの依頼で、84年から86年にかけ、年に3ヶ月ほど日本に在留しているベトナム人の司牧のために働いた。その時代には、日本に在住するベトナム人司祭がいなかったからである。1987年、白柳大司教は、日本在留のベトナム人司牧のために、東京教区司祭として働くように要請した。毎日元気よく東奔西走している彼の姿は大きく見える。
司牧センターが、目黒教会の旧幼稚園の2階に開設されたのは、今年5月のことである。CTICは、相談センターを亀戸に、司牧センターを目黒に置いて活動することになった。元々、CTICは、1990年に、東京教区創立百周年(1991年)の記念事業として、外国籍信徒の司牧を中心とする、センターとして設立された。しかし、外国籍信徒の増加が急激であったことや、外国籍信徒司牧が、まったく未経験の分野であったために、司牧センターの取り組みは、遅々として進まなかった。むしろ小教区から、CTICに寄せられる相談は、賃金未払いや、解雇などの労働問題や病気、出産、ビザなどの人権や生活上の問題が多かった。そのため、CTICは、生活相談に足を下ろしながら、同時に司祭研修会、司教司牧教書の準備、「東京教区外国籍信徒の実態調査」、司牧懇談会の定期的集会、研修会などに取り組んできたが、外国籍信徒司牧の具体的なプログラムを作成し、教区に提案していくためには、専門的な司牧センターの設立が急務であった。前教区長の白柳枢機卿、森司教の強い支援と目黒教会の司祭、信徒の協力のおかげで、大聖年にあたる記念すべきこの年に開設することになったのである。
司牧センターが始まってから4ヶ月、仕事はまだ軌道に乗っているとは言えないが、少しずつ形になりはじめている。今まで、各小教区に任せていた、幼児洗礼の在り方を整理し、来年初めまでには、具体的な手引を教区に提案し、外国籍信徒の第二世代(子どもたち)の抱えている問題についても取り組む予定である。
次の機会には、センターの具体的な取り組みについて紹介できればと思っている。山積みしている課題を一つひとつ解決するためには、各小教区、外国籍信徒共同体とCTICとの緊密な連携が必要ではないだろうか。
(大原 猛神父)
大聖年子どものミサ
◇日時 10月15日(日)14時〜17時
◇場所 東京カテドラル構内
◇内容 ミサ レクリエーション 交流
◇主催 東京教区教会学校委員会
★毎月1回、子どもミサに 向けて準備のミーティングをしています。
一緒に働いてくださる方は、ご連絡ください。
問合せ先 〒190-0142 あきる野市伊奈1 カトリックあきる野教会 稲川圭三神父 ℡.Fax 042-596-1261
2000年 召命祈願の合同ミサ
◇日時 11月5日(日)16時
◇場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂
◇司式 岡田大司教 17時より神学院、修道会の神学生を交え、懇親パーティーを開きます。皆さんのご参加を、お待ちしています。
◇主催 東京大司教区一粒会
日本全国から350名が参加
公式団体A
「御言葉は人となり私達の間に宿られた(ヨハネ1:14)」このテーマのもと、8月15日から8月20日まで、第15回World Youth Day(世界青年大会=WYD)が、酷暑の中ローマで開催されました。日本からは、350名近い人が、さまざまなグループから参加し、中でも森司教を団長とする公式団体A(11日出発で、各教区からの参加者のグループ)には、東京教区から神父5名、シスター四名を含む計38名が参加しました。
15日の開会式を迎える前に、私たちAグループは、シエナ教区に滞在し、教区の皆さんからの温かい歓迎を受けました。到着した日の夜は、市の体育館で歓迎フェスティバルが開かれ、私たちも浴衣に着替えて「炭坑節」を披露しました。(写真左)シエナ教区のカテドラルでは、森司教司式のイタリア語のミサにもあずかることができました。
8月14日の早朝、特別列車で、3時間かけてローマへ移動し、ローマで公式団体Bの人たちと合流しました。8月15日(聖母被昇天の祭日)の午後、サン・ピエトロ広場での開会式によって、WYDは幕を開けました。身動き一つとれない程、広場は、何十万人もの若者で埋め尽くされていましたが、そこに教皇が到着された時のあの歓声と熱気を忘れることができません。世界中の若者たちが、神様のもとで一つになった瞬間だったと思います。
翌16日には、聖ペトロ大聖堂の「聖年の扉」を通過する儀式がありました。祈りのうちに、扉を通り抜けるための順番を待ちました。素晴らしい喜びの体験でした。その余韻の残る午後は、1班10人のグループに分かれて、ローマ市内の巡礼、FABC(アジア司教協議会)主催のアジアの若者の集いなど、班ごとの自由行動を楽しみました。
19日には、教皇ミサに参加する会場までの約10キロメートルを、寝袋をかついで歩き、その夜は野宿をしました。猛暑の中でのプログラムでしたが、翌日のミサでの教皇の笑顔と力強いお言葉で、その苦しみは、吹っ飛んでしまいました。200万人もの人々と共に与かったミサは、感激そのものでした。「新しい千年紀の聖人になってください」という教皇のメッセージを、参加者一人ひとりが味わいながら、興奮覚めやらぬまま、WYDは閉会しました。私たちAグループは、22日に帰国の途につき、巡礼を終えました。
今回の巡礼で得たことは一生の宝になると思います。中でもAグループは、全国からの若者たちが、教区を越えて集まり、また、東京教区からの参加者も、日本では1、2回しか会ったことが無い人がほとんどでしたが、互いに助け合い、理解し合いながら楽しく11日間を過ごせました。これからは、この巡礼で体験したことを、教区の皆さん、特に同世代の人たちと分かち合い、活かしていきたいと思っています。ちなみに、Aグループの中では、東京の参加人数が最も多かったせいか、一番盛り上がっていました。
最後になりましたが、私たちのこの巡礼をさまざまなところから支え、協力して下さり、またお祈り下さった東京教区の皆さまに心から感謝致します。本当にありがとうございました。
(麹町教会 坂上千恵)
公式団体B
公式団体Bには、8月15日(ローマでの開会式)の前に、各地で様々な巡礼を行うグループがありました。ここでは、「イタリア隊」と「フランス・キャンプ組」の動きをご紹介します。
川村信三神父率いる「イタリア隊」は、イタリアの六つの地点から、ローマを目指して巡礼するHORIZON2000という、イエズス会の企画に参加し、ナポリからローマを目指して(約300人の国際グループに所属、六つのグループに分かれる)、日本人、フランス人、イギリス人そしてリーダーチームのイタリア人が共に歩きました。8月6日にナポリへ入り、教会や修道院への巡礼、黙想、祈りと分かち合い、ミサ、歓迎会など貴重な体験をしました。ポッツゥオリ、サンタ・マリア・カプア、カセルタ、カッシーノ、カサマリ、スビアコなどを経て、その後、いよいよローマへ入ります。
一方、片山はるひ先生率いる「フランス・キャンプ組」は、南仏アヴィニヨン近くのヴナスクという、村で行われた国際キャンプ(世界各国から約600人の青年が参加)に、1週間参加してからローマへ入りました。キャンプ場にひしめく、軍隊用テントでの寝袋生活、自然の中での祈り、各国語でのミサと出会い…普段味わうことのできない、苦しくそして輝いた一週間でした。ローマでのWYDの後、フランス組はアシジ、フィレンツェを巡礼し、フィレンツェのドゥオモの前で、マニフィカトを大合唱して世界中へ派遣されました。
この巡礼のためにご協力下さった方々に、心から感謝致します。
(麹町教会 本田まり)
次回は、森司教と松浦司教によるカテケジスの内容などを報告させていただきます。
第4回YGT(Youth Gathering in Tokyo) 11月26日(日)、東京カテドラルでフィリピンのラバヤン司教を迎えて開催します。(詳細は次号)
東京教区 福祉の集い ミサと講演会
◇日時 12月2日(土) 13時 ミサ 司式 岡田大司教 14時 講演会 講師 岡田大司教 「イエス・キリストの心」 16時 茶話会 17時 解散
◇場所 関口教会地下1F ケルンホール
◇主催 東京教区福祉委員会
※問合せ 東京教区事務局 03-3943-2277 「福祉の集い」窓口まで
教会・修道院巡り(80) 『成城教会』
教会誕生と聖堂献堂式
「便利なところに宣教の根拠地を」という熱い思いが実り、1953年11月8日、世田谷区成城町171番地に、喜多見教会出張所が設置された。これは、アメリカ合衆国ボストン市のクッシング大司教から、1万ドルの寄付が土井大司教に送られ、土井大司教がこの寄付を成城教会設立基金として、配慮されたためである。
喜多見教会出張所設置と共に、聖堂建設委員会が発足した。資金の関係から、当初木造の聖堂を計画したが、将来性を考えて鉄筋コンクリートの聖堂に決定した。聖堂の設計は、早稲田大学の今井謙次教授が担当した。今井教授は、大越神父から『聖堂は聖タデオに捧げられる。聖タデオは目立たない聖人であった』と聞き、「外観は平凡で、内部は聖タデオのお心を清らかに伝えるものでありたい」との構想のもとに設計した。
外部はコンクリートの打ちっぱなし、祭壇部の7つの星のステンドグラスと、祭壇前のアーチなどが先生の苦心作で、聖堂の特徴でもある。聖堂建設資金の不足から、初代教会委員長の佐藤裕雄氏を中心に、信徒全員がバザー、音楽会、雑貨売り、廃品回収などに積極的に参加した。特に聖堂屋根の瓦献金は子供たちも含めて「1人1枚」を目標に、みんなの努力で完成した。
出張所の設置から1年半、1955年3月21日、土井大司教他、教区から65名の司祭を迎えて、聖タデオに捧げた成城教会の献堂式が荘厳かつ盛大に行われた。そして間もなく献堂50周年を迎えようとしている。
鐘の鳴る町
東京世田谷区の学園地区として知られる成城の町では、毎日曜日の朝ごとに、晴朗で清らかに澄んだ鐘の音がひびき渡る。日本のお寺の梵鐘は、一種トボケたようでいて、ひと突きごとに胸に沁みる余韻しょうじょうたるいいものだが、成城の鐘はドイツ製の銘品で、明るく多層的であり、多重音のポリフォニックなものだ。この鐘は、モーツアルトを専門とし、成城教会のメンバーであった音楽家、属啓成氏が亡き母の記念として、西ドイツライン河畔にある世界一の鐘の鋳造技術につくらせ、教会に寄贈された。そして今日もこれからも、日曜日のミサを告げるであろう。
献堂50年を目指して[教会施設]
1968年11月3日、ルルド像完成、1978年10月、鉄筋コンクリート二階建信徒会館完成、1985年11月、司祭館完成、1999年9月、聖堂補修、会館に車椅子用エレベーター設置
[子供たちの育成]
1958年4月、類似幼稚園として文化教室を開設、1961年5月、ボーイスカウト、1966年、ガールスカウトが発足、そのほか教会学校もある。
[教会組織]
1975年12月、「教会運営規則」が制定され、運営委員会が、すでに300回以上、開催されている。教会の広報となる「月報成城」は、現在423号である。主任司祭は、初代が大越菊次郎師、二代目鈴木一郎師、三代目市川裕師、四代目井手雄太郎師、五代目が現、ルイ師である。「人にやさしくみんなでわかちあえる教会」を目指している。 (文責:野口憲男)
第2回 HIV・エイズ問題講演会
エイズが問う人間性 =新しい苦しみに共感と支援を=
◇日時 12月3日(日) 13時〜17時
◇会場 東京教区関口会館 地下ケルンホール
◇主催 カトリック中央協議会 HIV諸問題検討特別委員会
◇講師 北山翔子さん 「神様がくれたHIV」(仮題) 横川和夫さん 「タイのエイズ事情」
昨年、日本のカトリック教会としてはじめてHIV・エイズに関する講演会を開催し、大きな反響を呼びました。
第2回目の今回は、医療従事者として働く一方、性交渉によってHIVに感染した自らの体験を語り、講演、啓発活動を行なっている北山翔子さんをお招きします。また、今回は海外リポートとして、八月に訪問したタイのエイズ事情の報告も行ないます。終了後、委員長・押川司教の司式によるミサがあります。是非ご参加下さい。
天国のわが輩はペトロである(16)
快適ってそんなにいいの
今年の夏の暑さは、ことのほか厳しいので、ジュリアもジュニアも、かなり参っているようだ。それでも、私たち野良猫は、冷暖房の効いた部屋にいる飼い猫と違って、暑さにも寒さにも耐えられる知恵を持っているし、吹き抜けていく風のありがたさを知っている。私は、木陰で通り抜けていく風に身を任せ、まどろむのがこの上なく好きだった。ここちよい風を感ずることもなく、エアコンによって外気の気温を上げ、自然も自分たちをも壊し続けている。数年前まで、O神父のS教会には、聖堂にも司祭館にも、エアコンがなかったが、O神父は、「暑い暑い」と言いながらも、エアコンがないことを、格別に苦にしている様子ではなかった。
ある年の夏、O神父の先輩にあたるI神父が、教会を訪ねてきたことがあった。その年も今年と同じように暑かった。I神父は、吹き出てくる汗を拭いながら、食堂でO神父から、麦茶の接待を受けていたが、「この教会で涼しいところはないの。汗が引いたら着替えたいんだけど」と、O神父に言った。O神父は、「そうですね。一番涼しいのは、玄関のところですよ」と言って、椅子を玄関のあがりかまちに置き、「ここは一番風が吹き抜けていくところで、ここで休まれたらいいですよ」と、付け加えた。I神父は、驚いた表情を浮かべたが、何も言わなかった。
数ヶ月後、神父たちの集まりの中でI神父は、「夏にO神父の教会に行ったんだけどね、涼しい所はないかと聞いたら、『ここが涼しいですよ』って、玄関に椅子を置くんだよ。本当にビックリしちゃってね」と話したという。でも、そのO神父も今や、エアコンなしには生きられない人間になっている。ちょっと暑いとすぐにエアコンを入れるし、「暑い、暑い」を連発し、部屋から出ようとしない。以前は、どんなに暑くても、庭に出て樹木や花に水を撒いたり、私たち猫のそばに来ては、何かとちょっかいをかけていたが、今はまったく庭に出ることもなく、ジュリアやジュニアに目もくれない。どうして人間たちは、みな快適さを追い求め続けるのだろうか。それが、人間の豊かさのしるしだとでも、思っているのだろうか。豊かな生活や、快適さを求め続けていけば、小さなことに喜びを感じなくなるし、自然を破壊し、人間自身の心も損なっていくのだと、私は思う。快適さや便利さは、子どもたちの世界を狭くし、息苦しくしていると、S教会で生活しながら、よく思ったものだ。終日ファミコンをしている子どもたちより、貧しい時代に、何もなくても、仲間と遊んでいた子どもたちのほうが、ずっと幸せだったのかもしれない。以前のO神父は、草花を眺めては感激したり、炎天下で水撒きしながら、木陰で渡っていく風を楽しんでいたのに…。
珍しく庭に出てきたO神父は、木陰で寝そべっていたジュニアを見かけると、「ジュニア暑いだろうな。夏でも毛皮だらけだもんな。バリカンで刈り上げてやろうか」と言いながら、つるつるになったジュニアの姿を想像したのか、クスクス笑った。こういう子どもっぽさは相変わらずのようだ。Oさんしっかりしてよ。
神学生合宿 at あきる野教会
毎年、この時期に行われる神学生合宿が、今年も9月5日から六日の1泊2日の日程で行われました。場所は東京教区あきる野教会で、参加者は、岡田大司教をはじめ、東京教区神学生養成担当司祭の吉池師、立花師、伊藤師、浦野師と神学生14人の総勢19人でした。
初日は、お昼前にあきる野教会に集合。空模様はこのところのうだるような暑さが何だったのかと思えるような生憎の雨。当初に予定していた河原でのバーベキューは決行できず、あとには大量の食材が残されました。そこで、急遽、調理場で食材を焼いてバイキング形式の食事にしました。大人数で食べる食事のおいしさからか、それとも単に人数の多さからか、たくさんあった食べ物もまたたくまになくなりました。
昼食後は、9月3日に着座された岡田大司教と、新たに養成担当の任に就かれた伊藤神父と、神学生との顔合わせの意味も含め、大司教を含めた司祭団五名と神学生一人ひとりの5対1の面談となりました。1人当たり約15分の面談でしたが、我々神学性にとっては15分でしたが、司祭団にとっては、15分×14人=3時間30分という非常に長いものとなりました。
面談が終わってからは、晩の祈り、夕食(カレー)となり、その後は希望者全員で檜原村にある温泉に行きました。そこで、貸し切り状態の湯に浸かりながら、初日の疲れを癒しました。帰ってきてからは、寝床につく人、残ったカレーやお菓子を食べたり、お酒を飲みながら夜遅くまで語り合う人等々、三々五々に分かれていきました。
2日目、朝の祈り、ミサの後、朝食、掃除をして、今回の合宿の日程が全て終わり、各々帰路につきました。1泊2日の正味24時間弱ほどの、極めて短い合宿ではありましたが、密度の濃いものとなり、神学生同士、また、大司教はじめ養成担当司祭と神学生の交流も深まったと思います。
最後に、今回の合宿の場所を貸してくださったあきる野教会の方々、また、今回の合宿の機会を与えてくださった全ての方々に、この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。
(哲学科1年 赤岩 聰)
東京大聖書展のお知らせ
東京大聖書展
◇開催期間 11月2日(木)〜19日(日) ◇場所 東京オペラシティ (初台) ◇主な出展物 死海写本、グーテンベルグ42行聖書、バチカン所蔵稀覯本、シャガール聖書画、マザーテレサの聖書、ヘレンケラーの聖書 等 ◇前売券 1000円
◇主催 東京大聖書展実行委員会、日本聖書協会、朝日新聞社 ◇後援 外務省 イスラエル大使館
東京大聖書展プレセミナー
第4回 ◇日時 10月14日(土)14時〜16時 ◇会場 日本聖公会聖パウロ教会 ◇テーマ 聖書と現代〜二十一世紀に向かう人類に示された愛のメッセージ ◇講師 鈴木伶子氏(日本キリスト教協議会〈NCC〜J〉議長)
前売券発売中!!
編集部から
新教区長誕生もあって、本紙の刷り色を濃紺に変えました。お気付きいただけたでしょうか。思いなしか写真もクッキリしたような気がします。
変化をもう一つ、来年1、2月号から、本紙の活字を少し大きくします。 多少読みやすくなるかもしれません。楽しみにしてください。
(西川)
VIVID
カトリック小金井教会創設25周年記念「聖書全巻リレー通読会」
◇日時:11/18(土)19:00〜11/24(金)11:00◇場所:カトリック小金井教会◇旧約・新約聖書全巻(旧約続編を除く)を約30分ごとに区分し、二人一組で読みつなぎます。参加希望者はお申込みください◇問合せ先:カトリック小金井教会 〒184-0005小金井市桜町1-2-20Tel042-384-5793/Fax042-384-6592
信徒会館建設のためのバッハオルガンシリーズ②(全3回)
◇日時:10/15(日)13:00開演(約50分)◇場所:カトリック田園調布教会大聖堂(東急東横線多摩川駅徒歩5分)◇曲目:協奏曲イ短調、シュープラー・コラール、パッサカリアハ短調◇解説・演奏:久野将健(聖徳大学講師、田園調布教会オルガニスト)◇主催:カトリック田園調布教会建設委員会◇入場料:自由献金◇問合せ:村山Tel045-941-4924、鎌居Tel03-3715-1481
グレゴリオ聖歌とオルガンのひととき
◇日時:11/5(日)13:00〜14:00◇曲目:グレゴリオ聖歌(死者のためのミサ曲、マニフィカート、聖母賛歌)オルガン(スヴェーリンク、シャイト、ブクステフーデ、JSバッハ他)◇演奏:カトリック田園調布教会グレゴリオ聖歌研究会員、上村京子(指揮)、久野将健(オルガン)◇場所:カトリック田園調布教会大聖堂(東急東横線多摩川駅徒歩5分◇入場料:自由献金◇主催:カトリック田園調布教会グレゴリオ聖歌研究会◇問合せ:大川Tel03-3321-2687久野Tel03-3725-5262
講演会のご案内
◇講師:バレンタイン・デ・スーザ師(イエズス会司祭)◇日時:10/14(土)13:00〜15:00◇場所:麹町(聖イグナチオ)教会ヨセフホール◇テーマ:いのちをたたえる◇協力券:¥1,000(神学生と引退司祭のために)
特別聖書講座〜みことばを生きるために〜
◇講師:稲川保明師(神田教会主任司祭)◇10/5(木)、11/2(木)13:30〜15:30◇場所:神田教会(千代田区西神田1-1-12Tel03-3291-0861)◇参加費:¥500
いずれも◇主催:東京カトリック女性同志会◇問合せ先:森脇Tel03-3447-2231、滝口Tel03-3844-7066、武藤Tel042-378-9377
黙想会のお知らせ
◇テーマ:「私はあなた方を友と呼ぶ」(ヨハネ15章15節)イエスの呼びかけに答えて◇日時:11/3(金)16時(受付開始15時)〜11/5(日)16時ごろまで◇対象:高校生以上の青年男女(35歳まで)◇指導:カルメル会士◇場所:カルメル会上野毛聖テレジア修道院(黙想)東急大井町線上野毛駅下車徒歩5分◇参加費:¥9,500◇問合せ・申込み:参加ご希望の方は、住所・氏名・年齢・電話番号を記入のうえ、はがきかFaxで、10月16日(月)(必着)までに下記へお申し込み下さい。折り返し、ご連絡します。 〒158-0093世田谷区上野毛2-14-25 カルメル修道会 東京青年黙想会係 Tel03-3704-2172/Fax03-3704-1764
聖地イスラエルってどんな国?
聖地の旅準備会のお知らせ 〜大聖年の巡礼にそなえて〜
第7回◇日時:10/1(日)14:00〜16:00◇テーマ:福音のふるさとガリラヤ(2)「神の国は近づいた…」第8回◇日時:11/12(日)14:00〜16:00◇テーマ:神の都エルサレム(3)(勉強会後、希望者のためのミサ有り)◇内容:大聖年、この恵みの年に、真の意味の「巡礼」とは何かを考え、エルサレム、ガリラヤ、荒野、シナイなど地方ごとに歴史、地理、風土を聖書のことば、スライドその他の資料で紹介◇場所:真生会館(JR信濃町駅1分)◇講師:鈴木信一師(聖パウロ修道会)井上弘子(道の会)◇対象:聖地と聖書に興味のある方ならどなたでも◇会費:¥1,000◇申込・問合せ:道の会井上弘子〒164-0013中野区弥生町1-19-1-201Tel/Fax03-3379-5571e.mail:hiroko@mars.dti.ne.jp 瀬川真佐子Tel/Fax0492-86-6291※ユニークな聖地巡礼(ゆっくりとした日程の祈りの旅)を企画しています。体力に自信のない方もご遠慮なくお問い合わせください。
「来て見なさい」プログラム 結婚、修道生活、独身生活を選定したい方
◇テーマ:ご聖体◇指導:エレミア・オルバーク師(イエズス会)◇日時:10/22(日)10:00〜16:30(ミサあり)◇申込み締切:10/19(木)◇場所:マリアの御心会(JR信濃町駅下車徒歩2分)◇対象:20代〜30代の未婚女性◇費用:¥500◇申込み先:〒160-0012新宿区南元町6-2マリアの御心会「来て見なさい」係Tel03-3351-0297/Fax03-3353-8089
若い人々の黙想会
◇テーマ:共生と調和-教会とどうつきあっていこう?-◇日時:11/18(土)18:00〜11/19(日)16:00◇場所:汚れなきマリア修道会町田祈りの家◇対象:青年男女◇指導:清水一男師(マリア会)◇参加費:¥4,000◇申込:11/12(日)までに、電話、Faxで下記へ〒194-0032町田市本町田3050-1Tel042-391-4952Fax042-395-2092 汚れなきマリア修道会Sr.小林幾久子
第42回日本カトリック看護協会全国大会
「いのちに仕える喜び〜2000大聖年、長崎からの新たな出発」
◇日時:10/13(金)13:00〜10/14(土)14:00①◇場所:10/13ホテルニュー長崎◇講演:島本大司教、26聖人殉教者記念館巡礼、体験の分かち合い、懇親会②◇場所:10/14カトリックセンター◇講演:平田国夫氏「ピルと女性」、シンポジウム「いのちに仕える喜び」中村倫明師、金子真介師、Sr.寺本松野、浦上司教座聖堂でミサ◇オプション:巡礼の旅◇参加費:¥15,000(懇親会含む)、オプション巡礼¥17,000、土曜日のみ¥2,000 一般の方も参加できます。◇申込み先:〒851-0035長崎市元船町2-8竹島ビル日本空輸長崎旅行センター Tel095-825-1577/Fax095-820-9969◇主催:日本カトリック看護協会長崎支部◇問合せ:聖フランシスコ病院 Tel095-846-1888/Fax095-845-7600 清水裕子
白百合女子大学講演会
◇日時:10/21(土)14:00〜◇テーマ:生命科学現状と問題点◇講師:村上陽一郎氏(国際基督教大学教授)◇場所:白百合女子大学3号館(調布市緑ヶ丘1-25)◇費用:無料 当日直接会場へ◇問合せ:白百合女子大学キリスト教文化研究所 〒182-8525調布市緑ヶ丘1-25Tel03-3326-5050(代表)/Fax03-3326-5413(研究所直通)
聖母女子短期大学同窓会 第17回セミナー
◇日時:11/11(土)14:00〜16:00◇講師:竹中文良氏(日本赤十字看護大学教授)◇演題:ガン患者、家族へのサポートシステムの構築◇会場:聖母女子短期大学 新校舎講堂◇会費:¥2,000(学生¥1,000)◇申込み方法:①往復ハガキ住所・氏名・電話番号明記②FAX住所・氏名・電話番号・FAX番号(職場FAXの場合は部署名)明記、上記①②のいずれかでお申し込みください。折り返しハガキまたはFAXにて受講票を送付します。◇申込み・問合せ先:聖母女子短期大学同窓会セミナー担当吉沢安子まで〒161-8550新宿区下落合4-16-11 Tel/Fax03-3954-7145
星美学園短期大学公開講座(後期)人間文化学科新設記念公開講座
イタリア語イタリア文化コース
◇タイトル:初級イタリア語◇日時:10/7、10/21、10/28、11/4、11/11、11/18、11/25、12/2、12/9、12/16(土)17:30〜18:30◇講師:マルコ・ビオンデイ本学講師、小島順子本学教授◇受講料:全10回¥15,000◇定員:20名
生活・環境(食・住)コース
◇タイトル:イタリア・ブ-リア州の家庭料理◇日時:10/28、11/11、12/2、1/20、2/3(土)14:00〜17:00◇講師:マリア・コスタ本学講師◇受講料:全5回¥15,000(材料費含む)◇定員:36名
生活造形コース
◇タイトル:スカートづくりを楽しむ◇日時:2/9、2/16、2/23、3/2、3/9(金)10:00〜12:00◇講師:小林美枝子本学教授◇受講料:全5回¥6,000◇定員:15名
情報文化コース
◇タイトル:インターネット入門◇日時:12/16(土)13:00〜16:00◇講師:中島千恵子本学専任講師◇受講料:¥1,600◇定員:20名
※いずれも◇場所:星美学園短期大学(北区赤羽台4-2-14JR「赤羽駅」地下鉄南北線「赤羽岩淵駅」下車◇問合せ先:〒115-8524北区赤羽台4-2-14星美学園短期大学公開講座係Tel03-3906-0056/Fax03-5993-1600
グレゴリオ聖歌による荘厳司教ミサ (白柳枢機卿がラテン語で司式)
◇日時:10/14(土)15:00〜16:30(ミサ開始前、14:40〜15:00聖母連願など)◇場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂◇主司式:白柳枢機卿共同司式:教区・修道会司祭数名◇対象:自由参加(参加者には、受付でラテン語、日本語、英語を付記した楽譜付の典礼冊子を配布、献金等のご協力をよろしくお願いします)◇主催:カトリックアクション同志会◇問合せ先:小田部胤明(同会副会長)〒151-0053渋谷区代々木2-23-1-532小田部法律事務所 Tel03-3379-7161/Fax03-3379-6550
信仰刷新セミナーと黙想会
信仰刷新セミナー
◇日時:10/12、10/19、10/26、11/2、11/9、11/16、11/23、11/30(木)連続8回13:00〜15:00◇場所:初台教会地下ホール(渋谷区代々木5-16-3)◇指導司祭:フォールテン師(初台教会主任司祭)他◇テキスト:「新生への門出」◇受講料:¥2,000(当日会場にて、別途テキスト代¥500)
黙想会
◇日時:12/7(木)10:00〜16:00◇場所:同上◇指導司祭:フォールテン師◇参加費:¥1,500(当日会場にて)◇持参品:聖書、昼食
※いずれも◇主催:初台教会祈りの会◇セミナーの申込みと問合せ先:羽村美智Tel03-3414-6940、黙想会は申込み不要 注)初台教会は、大聖年の間、東京教区の巡礼指定教会となっております
映画会のお誘い
◇日時:毎月第2木曜日(8月と12月は除く)13:30〜16:00◇会場:麹町(聖イグナチオ)教会ヨセフホール◇上映作品:10/12「ライフイズビューティフル」、11/9「オーケストラの少女」「聖なるアリアミサ曲」◇主催:聖イグナチオ教会ヤングオールド映画会◇連絡先:高嶺Tel03-3713-8566、筒井Tel048-853-5086
宗教音楽の夕べ〜ペルー日系高齢者のための老人ホーム建設、ミャンマー・リス族の子供たちの寄宿舎建設支援のためのチャリティーコンサート〜
◇日時:10/27(金)19:00(18:30開場)◇会場:東京カテドラル聖マリア大聖堂◇プログラム:第1部オルガン演奏ルイ・ヴィエルムオルガン組曲第3番「ウエストミンスターの鐘」他、第2部リュート独奏ノイジードラー作曲「神よ、私の苦しみを」他、第3部独唱カンタータJSバッハ「まぢかに主いませば」他、アンサンブルグノー「アヴェ・マリア」他◇全自由席:¥2,500◇主催:カトリック関口教会創立100周年記念事業実行委員会◇後援:ローマ教皇庁大使館、(財)日本聖書協会、ペルー大使館、東京教区ミャンマー委員会◇協力:聖ドミニコ学園◇問合せ:大町Tel/Fax03-3998-6645、安藤Tel03-3985-7852/Fax03-3971-7490
旧約聖書を読む会
◇講師:前島誠氏◇日時:原則毎月第2月曜日(10/16、11/13、12/11)10:30〜12:00◇場所:真生会館◇費用:1回¥500◇主催:CWC(キリスト者婦人の集い)◇問合せ先:Tel0427-41-0089柴崎良子まで
聖書を通して人生を考える会
◇講師:後藤文雄師(吉祥寺教会助任司祭)◇日時:毎月1回火曜日(9/19、10/31、11/28、12/19)10:30〜12:00◇場所:真生会館◇費用:1回¥500◇主催:CWC(キリスト者婦人の集い)◇問合せ先:Tel03-3642-5629神崎政子まで
マリッジエンカウンター・ウィークエンド
◇日時:11/10(金)19:30〜11/12(日)18:00◇場所:戸塚聖母の園研修センター事前に説明会有り◇問合せ・申込み先:高木孝・智子Tel/Fax03-3887-2073
祈りの集い-土曜日の午後のひと時、いつも共にいてくださる主の内にじっと私をおいてみませんか
◇テーマ:新しい力をいただいて主とともに歩むための月に一回の”神様ブレイク”
第13回◇日時:10/21(土)14:00〜16:00
第14回◇日時:11/25(土)14:00〜16:00
※いずれも◇対象:祈りたい方、祈りの体験をしたい方はどなたでも◇担当:師イエズス修道女会シスター◇費用:無料◇場所:八王子市戸吹町1490 師イエズス修道女会八王子修道院
聖書深読黙想会
◇日時:11/5(日)10:00(ミサ)〜16:30◇場所・申込み先:〒160-0012新宿区南元町6-2マリアの御心会 黙想係 Tel03-3351-0297/Fax03-3353-8089◇対象:どなたでも◇会費:¥1,000◇申込み締切:10/13(金)
JAPA VIETNAM設立10周年総会・報告会
◇日時:10/28(土)14:00〜16:30◇内容:ホーチミン市のボランティア活動から、農村で見たボランティア活動、バザー、スライド、パネル展他◇場所:幼きイエス会(JR四谷駅下車3分)◇会費:¥500
ミレニアム記念大れい子バレエ公演
◇日時:10/13(金)19:00、14日(土)18:00◇場所:メルパルク・ホール◇入場券:¥7,000〜¥3,500◇公演作品:「コルベ、その死、その愛」「シャローム、シャローム、アレイヘム」◇問合せ:内田Tel/Fax03-3321-0103、近藤:Tel/Fax03-3321-8448
研究会と黙想会
第32回研究会「私の招かれている道は?」
◇テーマ:自分固有の召命に気付く 結婚、修道召命、独身◇日時:10/7(土)17:30〜10/9(月)15:00◇指導:澤田豊成師(聖パウロ修道会)◇場所:御聖体の宣教クララ会軽井沢修道院◇対象:35歳までの未婚女性信徒◇費用:¥10,000(当日払い)◇申込み:10/4(水)までに下記へ
女性のための黙想会
◇テーマ:大聖年の喜び、許しと回心◇日時:11/1(水)18:00〜11/3(金)14:00◇指導:松井繁美師(フランシスコ会)◇場所:御聖体の宣教クララ会 軽井沢修道院◇対象:一般女性信徒◇費用:¥12,000(当日払い)◇申込み:10/29(日)までに下記へ
※申込みはいずれも、〒154-0015世田谷区桜新町1-27-7御聖体の宣教クララ会担当シスター鴨井
コングレガシオン・ド・ノートルダムよりのご案内
黙想会
◇テーマ:「祈りのうちに神の呼びかけに耳をかたむけませんか」自分の召命を考える◇日時:11/24(金)20:00〜11/26(日)16:00◇対象:20代〜30代未婚の女性信徒◇指導者:シスターシュラッツ、シスター柴田◇参加費:¥4,000(宿泊費、食事等)◇持参品:聖書、筆記用具、洗面具等◇場所:コングレガシオン・ド・ノートルダム調布修道院(〒182-0034東京都調布市下石原3-55)京王線調布駅南口より徒歩15分、タクシー5分(下石原3丁目歩道橋下車)◇申込み:11/22(水)までに下記へ◇申込み先:〒182-0034調布市下石原3-55コングレガシオン・ド・ノートルダムTel0424-82-2012/Fax0424-82-2163 シスター秋山
ビ・モンタント:カトリック高齢者会主催の講座
秋の一日黙想会
◇日時:10/26(木)11:00〜15:00◇場所:カトリック本郷教会◇指導司祭:井手雄太郎師◇申込み:昼食準備の都合上、10/21(土)までに事務所に
10月の勉強会
①◇日時:10/10(火)13:30〜15:00(時間は全会場共通)◇会場:事務所◇指導:塚本伊和男師
②◇日時:10/20(金)◇会場:高輪教会◇指導:泉富士男師
③◇日時:10/17(火)◇会場:三軒茶屋教会◇指導:塚本伊和男師
④◇日時:10/24(火)◇会場:吉祥寺教会◇指導:塚本伊和男師
⑤日時:10/18(水)◇会場:成城教会◇指導:泉富士男師◇申込み:いずれも不要◇会費:¥300〜500程度
第64回散策会
◇日時:10/11(水)10:30JR根岸線石川町駅改札口集合◇行先:港の見える公園、横浜山手教会
第5回絵画同好会
◇日時:10/18(水)13:00〜16:30◇場所:洗足教会◇参加資格:ビ・モンタント会員他どなたでも自由、希望者は当日お出でください◇内容:水彩、クレヨン、パステル、色鉛筆いずれでも(油は使わない)◇指導:日塔笑子(カトリック美術会会員・日本美術家連盟会員・元一水会会員)◇会費:¥2,000(含画材料費、光熱水費等)
パッチワーク・キルト同好会
◇日時:10/12(木)13:30〜15:00◇会場:ビ・モンタント事務所◇参加者:随時募集
気軽に聖書を読む会「聖書と歴史」(新設)
◇指導:吉山登師◇テーマ:聖書と文学◇日時:10/27(金)14:00〜16:00◇場所:幼きイエス会修道院(JR四谷駅前、地下鉄丸の内線・南北線四谷駅)◇会費:¥500/月◇対象:退職後、もう一度聖書を読んでみたかった人、聖書研究会は、堅苦しいと思った人、視点を変えて読み、さらに信仰を深めたい人。
第26回聖ザビエル友ゆうクラブ俳句会 (ビ・モンタント高齢者会参加)
◇句会日時:10/13(金)11:30〜15:30◇会場:カトリック神田教会信徒会館◇兼題:「秋一般」通して3句以内◇投句:住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記、宛先〒101-0065千代田区西神田1-1-12カトリック神田教会内「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」又は下記係宛◇締切:10/2(月)必着◇参加資格:年齢不問◇当日会費:¥1,000◇年会費:¥1,500◇持参するもの:天景(¥500以下の品物)、筆記用具◇運営方法:互選(準備済)・食事(準備済)・互評(気軽に輪番で自由に)・散会(結果は作品集を全会員宛に郵送又は教会メールで)◇問合せ先:木田英也(世話人)〒279-0011浦安市美浜1-6-611Tel/Fax047-355-7478
※以上俳句会以外の◇申込・問合せ先荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102VMI東京支部事務所執務時間火・木・土14:00〜16:00Tel03-3806-9877/Fax03-3806-9897
VIVID
★11月号(No.177)は、10月30日(月)発行11月5日(日)に、各教会で配布の予定 情報掲載希望原稿の〆切:10月1日(日)
★12月号(No.178)は、11月27日(月)発行12月3日(日)に、各教会で配布の予定 情報掲載希望原稿の〆切:11月5日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFAXで下記住所までお送りください。
〒112-0014東京都文京区関口3-16-1 カトリック東京大司教館広報委員会 浦野雄二神父TEL03-3943-2301・FAX03-3944-8511
(VIVID原稿送り先は6面に)