お知らせ

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東京教区ニュース第170号

2000年04月01日

大聖年の恵みを活用するために 巡礼指定教会と免償について

昨年のクリスマスに大聖年の扉が開かれてから2ヵ月あまりがたった。すでにプリント等で、教区内の巡礼指定教会も発表され、そろそろ巡礼も始まっている。聖年の恵みである免償の条件にもなっている巡礼は、中世以来、教会が大切にしてきた伝統である。神の恵みをより深く感じ取るために、安住の地を離れ、慣れない地に身をさらすことは、信仰を深めるため決して悪くない。

昨年12月のはじめ、白柳枢機卿は、「巡礼の勧め」ともいうべき書簡を出し、巡礼と免償についてわかりやすい解説をされた。その中で、特に祈りと巡礼が魂の浄めを深めていくための道であったことを強調されている。以下はその全文である。この書簡の最後に、巡礼指定教会が示されている。

皆様ご存知のように、この大聖年のお祝いには、旧約時代の『ヨベルの年』の精神が生きております。『ヨベルの年』とは、あがないの年といわれ、50年毎に訪れ、自由と解放の年として祝われてきました。この年には、売られた土地は所有者に戻り、奴隷は解放されました。

教皇は、この大聖年にあたって、罪ある私たちにとっても大きな1年となるように訴え、特に、巡礼を呼びかけておられます。巡礼が行われるようになったのは、中世紀にさかのぼるといわれますが、それは、罪を犯し、罪のゆるしを得たものが、聖地に向かって旅をし、その罪によって汚れた魂を浄め、その罪の償いをしようという意図のもとに行われたものです。交通の便の悪い時代にあって、聖地に巡礼することは簡単なことではありません。実にたくさんの乗り越えなければならなかった困難があったことでしょう。粗食に甘んじ、祈りをこめながらの旅は、確かに、魂を浄め、罪の償いの道をひらいたことと思います。教皇は、昔の人々の魂の浄めと、罪の償いとなったこの習慣を尊び、現代の私たちにも巡礼を強く呼びかけられ、全世界の教区長に、その教区内に巡礼教会を指定するようお命じになられました。

これを受けて、私は、司祭評議会と相談し、多くの人々の便宜を考えて、人々が行きやすい教会が巡礼教会となるよう配慮いたしました。この度、それがまとまりましたので、お知らせいたします。現代の巡礼は、交通の便の悪かった中世紀とくらべれば、比較にならないほど楽であることは事実です。しかし、その熱意においては、中世紀の人々に優るとも劣るものであってはならないと思います。

大聖年における巡礼を呼びかけるにあたって、教皇は、魂の浄めと免償を強調されました。これを理解するためには、私たちが犯す罪が何であるかを、もう一度、しっかりと見直す必要があるでしょう。罪は、本質的には愛に背く行為です。神と隣人に背を向け、自らの欲望を優先することです。神と隣人に背を向けたという事実に気づき、ゆるしを願うものにゆるしを与える、それがゆるしの秘跡です。罪を犯したために拒絶され、捨てられても文句のいえない罪人が、もう一度その交わりの中に招き入れられるということは大変大きな恵みです。しかし、罪を犯したものにはまだ二つの課題が残ります。その一つは、欲望にひきずられてしまった魂の汚れです。中世の人々にとっては、祈りと巡礼が魂の浄めを深めていくための道であったのです。

もう一つの課題は、罪の償いです。罪は、愛に背くというだけでなく、秩序を破壊し、周りの人々の人生に多大の迷惑と傷を与えてしまうという側面があります。罪をゆるされるということは、もう一度愛の交わりに受け入れられるということですが、魂が真摯しんしならば、迷惑をかけたことの償いを、しなければならないとの思いが、つきあげてくるものではないでしょうか。しかし、本当のことをいえば、私たち限界のある人間にとって、周りの人々に与えた迷惑や傷を償うことは、非常に難しいというよりも、不可能なことといった方がよいのでしょう。不可能だからといって、償いをしたいという熱意は軽視してよいものではありません。パウロ6世は、免償に関する教書の中で、巡礼等を行って、その罪を償いたいという真実な意志を表すことによって、キリストの恵みによって、その償いもゆるされていくと説明しております。実にそのとおりだと思います。

この大聖年にあたって、信仰の原点に戻り、私たち一人ひとりに、神の子キリストを十字架に付けてしまう罪があるという事実を思い起こし、『ヨベルの年』としての大聖年の恵みを十分に活用してくださるよう、皆様方にお勧めいたします。尚、巡礼指定教会に行き免償を得るためには、前もって、ゆるしの秘跡にあずかり、聖体拝領すること、そして巡礼指定教会においては、定められた祈りをすることが必要です。また巡礼教会を指定するにあたって、次のことをお勧めしたいと思います。ご高齢の方々や病床におられる方々は、巡礼指定教会に赴くことは困難が多いと思います。そのような場合には、家庭や病床で巡礼の精神で祈ることが望ましいと思います。さらに、このような事情、困難のある人々を訪問することは、この人々の中におられるキリストを巡礼することになるのです。(マタイ25・34〜36)

聖年の全免償は、右に述べた霊的条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、定められた祈り)だけでなく、個々人の捧げる犠牲や奉仕によっても頂くことが可能です。すなわち、一日分の嗜好タバコやお酒)、あるいは一食分を断食し、その相応する金額を貧しい人々に捧げること、宗教的社会的性格を持つ事業のため寄付すること、自分の自由な時間を共同体に役立つ諸活動に捧げること、などの自発的な方法により、この大聖年の精神をあらわしていただくことは、望ましいことです。

※免償についての詳細は、「受肉の秘義」二〇〇〇年の大聖年公布の大勅書(ヨハネ・パウロ2世)日本語訳P34「聖年の免償を得るための規定」をご参照ください。

大聖年巡礼指定教会について

東京カテドラル、赤羽教会、秋津教会、あきる野教会、浅草教会、吉祥寺教会、三軒茶屋教会、下井草教会、多摩教会、豊島教会、初台教会、本所教会、目黒教会、師イエズス会(八王子市戸吹町)
千葉地域協力体の中では、月ごとに巡礼指定教会が変ります。
■1月……成田教会 ■2月……五井教会 ■3月……館山教会 ■4月……東金教会 ■5月……西千葉教会 ■6月……佐原教会 ■7月……木更津教会 ■8月……鴨川教会 ■10月……千葉寺教会 ■11月…茂原教会 ■12月…銚子教会

なお、城西地域協力体では、5月14日に三軒茶屋教会、11月26日に初台教会で集まりがあります。千葉地域協力体では、9月15日に集まります。
城南地域協力体では、10月9日、碑文谷教会で合同ミサを行います。グループで巡礼指定教会を訪問するときには、前もって電話かFAXで、指定教会の都合等を確認しておくことをお勧めいたします。
1999年12月8日  東京大司教区 教区長 白柳誠一枢機卿

金祝・銀祝おめでとうございます

司祭金祝

ネラン ジョルジュ師(東京教区)
オダナヒュー パトリック師(メリノール宣教会)
コックス ミカエル師(スカボロ外国宣教会)
バルバ ヴィンチェンゾ師(イエズス会)
コース ウラジミール師(イエズス会)

司祭銀祝

李源圭師(東京韓人教会)
渡辺幹夫師(カルメル修道会)
小高毅師(フランシスコ会)
ダウニイ ロジャー師(イエズス会)
岩島忠彦師(イエズス会)
ベイル ブライアン師(コロンバン会)

今年度東京教区の新神学生を紹介します

フランシスコ・ザビエル 天本昭好(麻布教会出身)

私は小学四年のときに洗礼を受けてから、今年で、もう30歳になります。今こうして私が司祭職を望み、神学生として教区から受け入れられるまでには、私なりの多くの逡巡があり、時間がかかったように思います。正直に言って、私は父が鬼籍に入るまで、聖書を読んでいても、祈りをしていても、生きるということが自分のなかだけで閉じてしまうようなものでした。生きていくなかで、その意味合いをどこに置くかで、さまざまな生き方があると思います。私は、祈りと聖書を礎に、さまざまな繋がりのなかで、そこにとどまることができるようになりたいと考えるようになりました。私がそれまで得た知識や経験はとるにたらないものですが、ひとりではない私たちが、キリストに向き合う私たちが、少しでもその繋がりを広げていくことができるように努めていきたいと思っています。ガリラヤの家での生活が、私がそれまで気づかなかったこと、目を閉じてしまっていたこと、見えていなかったことを教えていただく生活になるよう、心がけていきたいと思います。

パウロ 高木健次(船橋教会出身)

実は、私は以前にも、少しの間東京教区の神学生だったことがあります。3歳の時に洗礼を受け、幼児洗礼の男の子には馴染み深い経験だと思いますが、教会の中で活躍する神父様の姿に魅力を感じ、司祭を目指したわけです。しかし実際、神学生になってみて感じるのは、自分の信仰の曖昧さ、イエスを身近な者と感じていない自分、ということでした。そういう者が司祭になっても人を導くことは出来ないという思いから、結局辞めました。その後また戻ろうと思うまでに、特別な体験があったという訳ではありません。ただ、この間の出会いなどを通して、自分は親から受けた信仰を離れる決定的な理由がなかったので、教会に留まっているだけだという事実、そしてこの教会の信仰を自分のこととしてどう理解するのかは宿題として残されている、ということを率直に認めようと思うようになりました。今回また司祭を目指すのは、様々な人と出会い、話を聞きながらこの宿題に取り組んでいきたいと思ったからです。このようにわがままな希望を持ちつつ、同級生たちとの那須での生活を楽しみにしているところです。

マリア・フランシスコ (アシジ) 赤岩 聰(北町教会出身)

私が洗礼を受けたのは、小学2年の時で、当時は侍者奉仕をしたり、日曜学校に参加していて、漠然とですが司祭になろうかと考えたりもしました。
しかし、その後は、高校・大学時代には、運動部に所属していたこともあり、時間的余裕があればミサだけには行くという状況になりました。そうした中、部活の休み中に、機会あって聖地巡礼のツアーに参加し、将来のこと等を考え、同行の神父様に相談したところ、司祭になるにしても社会で3〜5年くらい働いてみてから考えてもよいのではないか、とのアドバイスを受け、自分もそう思ったこともあり、社会に出ました。その後、社会人として忙しい日々を漠然と送っていました。そんな時、マザー・テレサの映画を見て、再度将来について深く考えるようになりました。その後、すぐに転勤になり、その先の教会のミサに行きましたが、偶然にもそこでは、毎ミサ司祭召命のお祈りをしており、何故か自分が呼ばれている気がして、いろいろ悩んだ末に司祭を目指そうと決心しました。会社での生活とはガラリと変わりますが、ガリラヤの風かおる丘で、司祭への道の第一歩を踏み出し、頑張っていきたいと思っておりますので、どうかお祈りをお願いいたします。

大聖年の目標は福音宣教 白柳枢機卿教会委員連合会で強調

1月9日(日)午後1時30分から、80教会(分教会も含む)180余人の教会委員が、カテドラル構内に集い、東京大司教区教会委員連合会総会と新年会が開かれた。この会は、教会委員の修養、相互の親睦、各教会の連携を密にすることを目的として、年2回、1月と6月に行われており、今回当番教会は、調布教会であった。(次回から船橋教会)

総会では、稲川保明神父(教区事務局長)が「小教区の統廃合について」講演した。始めに白柳枢機卿は、「大聖年は、恵みの年であり、その大きな目標は、福音宣教である」と述べ、昨年11月、インドで発表された『アジアシノドスについての教書』にふれ、「第一の千年期にイエスの教えは、アジアからヨーロッパに伝わり、第二の千年期には、アフリカ、アメリカに伝わった。第三の千年期は、アジアへ伝える時。イエスはアジア人、救いの歴史はアジアから始まった。教会は伝える権利、義務がある」「キリストの教えを生きることが、人々に愛を伝えることであり、私たちにとって証しを重要視しよう」と挨拶された。さらに、「これから、稲川師が述べる教会の統廃合は、福音宣教のためであり、皆でいっしょに考え、意識化しよう」と強調された。

稲川師は、「昨年各小教区に配布・実施された『新しい千年期の教会作りに向けてのアンケート』によせられたさまざまな意見の解析は、これからの作業となる」と前置きして、「今回の話において三つの『リ』が視点として大切である」と述べた。
すなわち、
(1)第一番目の「リ」とは、リアリズム(現実感覚):
1.東京教区の歴史から見た現実 2.統計から見た東京教区の小教区の現実 3.司祭の高齢化と召命の減少という現実 4. 過疎化・流動化した都心部の教会の現実
(2)第二番目の「リ」とは、リフレッシュ(聖霊の新しい息吹に導かれて):
1.小教区を担当する司祭人事の刷新の必要性、 2.「私の教会」という意識を捨て、「私たちの教会」という意識改革の必要性
(3)第三番目の「リ」とは:リコンストラクション・リオーガニゼーション(信仰の共同体として、新たに出発していくために)
最後同師は、「教会はいつの時代も初代教会なのである」と述べて講演を締めくくった。また、新年祝賀パーテイーで森司教は、「教区の青年たちの動き(関連5面)、終身助祭制度の応募要綱、東京大聖書展について説明した。

東京教区 司祭人事異動

2月14日付で、左記のように東京大司教区司祭人事異動が発表された。なお、異動は原則として復活祭の後に行われる。

小教区関係

[教区司祭](括弧内は旧任地等)

・高円寺教会 主任司祭 岩崎尚師(豊四季教会主任)
・徳田教会 主任司祭 小宇佐敬二師(神学院モデラトール)
・小金井教会 主任司祭 山本量太郎師(サバティカル)
・豊四季教会 主任司祭 西川哲彌師(徳田教会主任)
・上野教会 主任司祭 深水正勝師 *枢機卿秘書兼務
・小平教会 主任司祭 田中隆弘師 (高円寺教会主任)
・本所教会 主任司祭 吉川 敦師 (小金井教会)
・梅田教会 主任司祭 古賀正典師 (立川教会助任)
・潮見教会 主任司祭 油谷弘幸師(町田教会協力)
・あきる野教会 主任司祭稲川圭三師(西千葉教会助任)
・神田教会 主任司祭 稲川保明師 *教区法務代理兼務
・高円寺教会 協力司祭 市川 裕師(小平教会主任)

[修道会・宣教会司祭]

・下井草教会 主任司祭 マッサ・バウティスタ師(碑文谷教会主任)
・碑文谷教会 主任司祭 ロロ・ピアナアキレ師(管区本部)
・府中教会 主任司祭パスカーレ・ヴィンチェンチォ師(塩山教会主任)
・三河島教会 主任司祭 大槙義弘師(足立教会主任)
・足立教会 主任司祭フェリカニ・アッティリオ師(佐伯教会主任)
・麹町教会 助任司祭 アルフレッド・セゴビア師(第三修練期)
・吉祥寺教会 助任司祭ホセ・ルイス・ロレンツォ師(南山教会助任)
・八王子教会 助任司祭マルコ・アントニオ師(サバティカル)
・立川教会 助任司祭ブランビッラスカ・フェッルッチョ師(日本語研修)
・浅草教会 協力司祭ボイル・ドナルド師(蒲田教会主任代行)
・成田教会 協力司祭エミリオ・フォルトゥル師(仙台中央地区)

役職・その他

・酒井俊雄師 中央協議会 出向(神田教会主任)
・坂倉恵二師 中央協議会出向(あきる野教会主任)
・大原 猛師 国際(相談・司牧)センター所長(潮見教会主任)
・カヴァニア・チェレスティーノ師 大司教区事務局(府中教会主任)
・ヒエンフー師 国際司牧センター付(高円寺教会助任)
・川村听司師 国際司牧センター付(梅田教会主任)
・寺西英夫師 神学院残務・ペトロ館在住 (神学院院長)
・青山和美師 研修・ペトロ館在住 (上野教会主任)
・五十嵐秀和師 病気療養・司祭の家在住(本所教会主任)

終身助祭への道(募集要項)

東京大司教区では、東京教区の状況に合わせて、終身助祭制度を導入することになりました。この終身助祭職の養成は、助祭として、教会の公的役務を果たしていくための制度です。具体的には、小教区において聖書研究会・カテキズムなど助祭として求められている任務を行うこと。また、教区全体の活動における様々な形態の任務につくこともあります。そのために、終身助祭への召命を考えている方が、助祭職に必要な準備を目的とした四年間の司牧的・学問的・霊的養成のプログラムに参加することになります。もし志願期に召命があると教区長が認めるならば、助祭職に叙階されることになります。

1.神学的養成 聖書・神学・秘跡・教会の歴史・典礼・倫理・祈り等
2.宣教・司牧的な養成 共同体における役割を実地体験する。グループ・ダイナミックス、共同体性を重んじるプログラムが含まれる。
3.霊的養成 個人的養成とグループ的養成がある。
4.養成期間(志願期) ・受付期間は、毎年4月1日〜5月31日まで
・10月末までに応募者の適性を判断する ・11月〜3月 終身助祭候補者として認定される前の研修
・4月以降 正式な終身助祭候補者として、上記1.2.3.の養成に入る(神学的養成)・3年間(上記1)
(宣教・司牧的養成)・第3年目より、週末に。第4年目は約六ヵ月、一ヵ所で(上記2)
※推薦司祭が転任した場合:現主任司祭がケアし、前任者・養成委員会と相談しながら行なう。その人をよく知っている複数の司祭の意見を聞く。
5.応募者の条件
○年齢:原則として50歳〜60歳まで
○家族を支えていく経済的基盤を持っていること(教区として家族の経済をみることはできません)
○候補者としての養成が始まる前に退職していること
○仕事を兼務しながら、週末のみ助祭職に携わることはできない(フルタイムで働く)
○配偶者(妻)及び家族が、応募に関して支持していること(原則としてカトリックであること)
6.連絡先終身助祭養成委員会:責任者 森 一弘司教 受付事務担当者:浦野雄二神父(教区事務所)
住所:〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15  電話:03-3943-2301  ファクシミリ:03-3944-8511
※3月19日(日)15時から関口会館2階教区スペースで、志願を考えている方への説明会が開催されます。

CTIC

ある行政機関から、保護した外国人女性の生活相談にのってもらえないかと、連絡が入った。彼女と同国出身のシスターと一緒に、彼女に会いに出かけた。彼女は生まれたばかりの男の子を抱いて不安そうだったが、こちらが自己紹介をし、お手伝いしたいことを伝えると、少し安心した様子である。

日本人の夫と知り合ったのは5年前、彼女の国であった。当時夫は、商用で日本との間を行き来していた。幸せになろうという彼の言葉を信じて結婚、程なく、子どもができた。その間も、夫は日本との間を行き来していた。娘が3歳の時、夫の進めるままに来日を決意する。初めての外国、夢がふくらんだ。しかし、来日した日本は、ちょうどバブル崩壊の時期、夫の事業もその影響で倒産してしまった。

その後、パチンコに明け暮れる夫。初めての外国暮らしに加え、家計は苦しく、3人の子育てを続けながら、パートの仕事に出かけた。一生懸命働いたお金は、夫のパチンコ代へとかわった。冷蔵庫の中はマヨネーズだけの日々も多かった。いよいよ生活に困窮すると夫の実家に無心をしに行かざるをえず、来日前に描いていた夢が崩れていった。義理の両親は70歳を越え、夫の前妻の子も養育していた。

今回、相談された一つに、「買い物の仕方を教えてほしい」とあった。来日して5年間、めったに現金を持ったことがないという。買い物に行くのは、いつも夫。たまに一緒に行くときも、支払いは夫がしていたという。パートの賃金も、給料日に夫が会社に取りに来たという。管理された生活だった。来日して間もない頃から、暴力も始まった。初めての国、右も左も分からず、言葉も分からず、友人もなく、3人の子供の育児・家事に追われ、誰かに相談するということすら考えも及ばなかったという。昨年末、些細なことから夫に頭を強打され、無我夢中で隣人に助けを求めた。血だらけの彼女をみて、その隣人は警察に通報し、緊急入院となった。4人目の子を身ごもっており、臨月だった。行政機関より一時保護の措置がとられたが、身重の彼女には三人の子どもの養育は無理と判断され、児童相談所預かりとなった。しかし、夫の強引さから、2人は夫に引き取られ、今も夫が養育している。保護された施設で、不安の中、男子を出産した。今の彼女の夢は、後の子供を引き取って母国で暮らすことだ。そのための第一歩を歩き始めた。今回のケースで、彼女はビザを持っていたので、幸いに行政の手厚い保護を受けることができた。CTICに相談にくる同様なケースでは、ビザがないことが多い。

話は変わるが、昨年9月、強制送還覚悟で、21人の超過滞在者が、東京入管へ在留特別許可を求めて出頭した。従来の入管行政では、日本人と何らかの血縁関係があれば、在留特別許可が個別のケースを審査し、発給されてきた。今回の出頭者は、外国人カップルとその子供たちであった。従来の申請では考えられない早さで審査され、二家族に関して、月初旬、処分が出された。処分基準は明らかにされなかったが、子供が高校生の家族には許可が下り、2歳の子どもをもつ家族には不許可処分が下り、収容所に拘置された。28万人いるといわれる超過滞在者には、ある意味では朗報といえるが、CTICに相談にくる超過滞在の外国人カップルの子供の多くは、まだ幼いため、彼らにとって厳しい処分が下されたと思う。

いわゆる先進諸国は、過去の植民地時代の道義的責任はあるかもしれないが、多くの移民、外国人労働者を受け入れることによって、経済・文化を成熟させてきた、島国日本は「特別」、が果たしていつまで続くのだろうか。
(CTIC相談員有川憲治)

明日の教会を目指して教会から神父が消える日?

大聖年幕開け目前の12月4日・5日(土・日)サンピア多摩に森司教を迎え、一泊交流会が開催された。偶然、東京教区ニュース11月号「新しい千年期の教会作りに向けて」及び12月号「司祭研修会報告・新しいぶどう酒は新しい皮袋に」と視点を合わせたようなテーマで、お話、分かち合い、質問、ロール・プレイ、ミサを通し、五十一名の参加者各自が、自己認識を深めた。

一泊交流会は開会の祈りでスタートしました。冒頭、「司祭がいなくなる日があるか、決してそういうことはない」、理由は、1.「信仰の中心にいる大祭司キリストは永遠である」2.「すべての信徒は神と人との仲介者として、司祭職を持つ、役務者としての司祭(神父)は、時代、地域によって増減する」と森司教は明言されました。

70年代初期、日本には宣教師・外国人司祭が1900人、日本人司祭が400人いました。20年後、日本人司祭は増加しましたが、宣教師は半数に減り、多くが70歳以上の高齢に。以後の司祭召命は激減し、ここ数年召命者を出していない小教区もあります。

第1回ナイス(福音宣教推進全国会議)で「小教区制度を抜本的に見直すべき」との提言があり、責任者の森司教は若い司祭を集め、研修会やアンケート、ドイツやフランスへ視察旅行を実施。ケルン教区ではすでに召命の減少を見越し、7つほどの小教区を1つの小教区にまとめ、他に小さな地域共同体を作り、司祭、シスター、終身助祭のチームで対応する実験的小教区を作っていました。パリでは、一歩郊外に出ると、1人の主任司祭が17ぐらいの小教区を掛け持ちしていましたが、パリ市内だけで11の信徒養成機関があり、こうした状況を支える信徒を早くから育て宣教司牧に協力、しかし、女性の参加を容認するにはかなりの時間を要しました。

日本でも司祭の減少で、徐々に信徒中心の集会司式をしている教会が出始め、信徒の成長を感じます。東京教区も、小教区の統廃合という問題に真っ正面から向かわざるを得ないという結論を出し、アンケートを実施、教会のイメージや期待度などを表に出し現実に目覚めていくというステップを踏み、自覚を促しています。社会と遊離した天上志向型の小教区から脱皮し、より前向きなビジョン、第二バチカン公会議の精神「世界に開かれた教会」へ。

キリストの出発点は人との関わりであり、「カトリック教会は地域の人々の声に耳を傾け、外の現実に動かされていくよう、司祭も信徒も意識の転換と自覚をもち、司教・司祭・信徒という縦の関係から、共にテーブルを囲む関係、役割の分担が必要。
1.問題意識を信徒同志で共有できるか?
2.明日の教会作りのためにどういうことができるか?
皆さんで分かち合っていただきたい」と、2時間50分にわたる話しを結ばれました。分かち合いは、2時間という時間の経過を忘れさせるほど熱心に進められ、各グループごとに司教への質問をまとめ、提出しました。

夕食後、終身助祭制度、女性の司祭登用、小教区の統廃合と同時に教区数の見直し、司祭の妻帯、ネオカテクメナートやオプスデイの活動内容、といった質問に、率直に答えられた司教と信徒の和やかな交流が印象的でした。

翌日のロールプレイは、役割を演じる人、観察する人、それぞれの立場で、再度自分の意識を確認する作業の中で、参加者の本音が表出しました。
ミサでは「主の望まれることは必ず実現する」というお説教に、一同祈りを合わせ喜びに満たされ散会しました。
(伊藤啓子)

教会一致(エキュメニカル)祈祷会開かれる

1月23日(日)、紀元2000年のキリスト教一致祈祷会が成城教会において開かれた。カトリックからルイ、ボーガルト、デーキン、フォーテン、シュナイダー、塩田の各神父が出席した。プロテスタント側は堀光雄、高橋、津田、堀雅子の各牧師が出席した。説教は堀光雄師が担当し、「私たちは一つの教会である。神が一つにしてくださる」旨の力強い内容であった。終了後の交流会においては、故・北森嘉蔵牧師を偲びながら、エキュメニカル運動の前進を誓い合った。出席者は120名余を数えた。
(世田谷教会百瀬和男)

今月は「揺れる司祭像」休みます。

Y.G.T.って何?(YouthGathering inTokyo) 東京教区・青年たちの新しい動き

「司教様 教えてくれ!」というキャッチフレーズのもと、第1回Y.G.T.(YouthGatheringinTokyoの略称、坂上千恵実行委員長)が、昨年、5月9日(日)麹町教会で白柳枢機卿、森司教を迎えて開催された。第2回は、韓国の金寿換(キム・スファン)枢機卿を迎え、11月21日(日)カテドラル構内で行われた。(テーマ:「私たちに出来ることは・・・?〜日本・アジア・キリスト〜」)

Y.G.T.の実行委員長の坂上千恵さん(麹町教会)、副委員長の竹田治比古(はるひこ)さん(小金井教会)、三浦幸(さち)さん(立川教会)、実行委員会顧問の宮下良平神父(東京教区青少年委員会担当司祭)と田中次生神父(サレジオ会青少年司牧委員会)に、Y.G.T.の目的、成り立ち、今後の予定等を聞いた。

Y.G.T.は、どんな集いですか。

Y.G.T.は、教区レベルの青年の集まりで、すこしかたいが、若者をひきつけるような集いを目指しています。Y.G.T.の基本テーマに、「ミサに秘められた宝を探す」というものがあります。私たちキリスト者にとって一番の基本・根幹であるミサ、その宝に本当に気づいているのか?それを、司教によるカテケージス(福音の音を響かせる)やグループごとの分かち合い、そして一人ひとりの出会いによって発見したいと思っています。

2回の集いを終えて、感想を聞かせてください。

●小教区の活動に携わっている若者が出てこないと意味がない。日曜日ではなく、勤労感謝の日等にやったらどうか?
●参加した人が勇気づけられる集いにしたい。
●Y.G.T.の好きなところは、ミサを大事にしているところ。
●Y.G.T.が他の集まりと違うところは、若者だけでないところ。真生会館で青年、司祭、司教が同じテーブルで話し合って準備したことが宝となった。
●今後の課題は呼びかけの仕方。
●Y.G.T.は小教区で種を蒔く可能性を持つ若者の集まり、強いカラーはなくても、強いしんを持っているような集いにしたい。 (順不同)

今後の予定は?

5月28日(日)に麹町教会、11月26日(日)にカテドラル構内で開催予定。

教会・修道院巡り(75)  立川教会

東京の西に広がる多摩地域のなかほどに、立川は位置しています。JR中央線の快速電車で新宿から約40分、青梅線や南武線の始発駅となる立川駅の南口から徒歩で10分ほどのところ、多摩都市モノレールが頭上を走る南口大通りから東側に入った住宅街の一隅に立川教会はあります。一方通行の道路に面している左側に駐車場、右側に2階建ての司祭館兼信徒会館と、大きなくすの木が真ん中に植わっている小さな広場があり、その奥の敷地いっぱいに、6年前に建て替えた近代的な聖堂が建っています。

1947年(昭22)1月に、国立町の信徒の家の一室を借り、表に「八王子カトリック教会国立分教会」の看板を掲げ、毎月第1日曜日にミサが捧げられたのが始まりです。このミサに集まった信徒は13世帯の二十数名でした。その後、当時の八王子教会の西田佐市主任司祭と先達たちの並々ならぬ努力と熱意が実を結び、八王子教会から独立した小教区として、1954年(昭29)6月6日に立川市錦町に呱々の声をあげました。守護の聖人には、ちょうど立川教会の献堂式の一週間前に列聖された、「ご聖体の教皇」といわれた聖ピオ10世をいただきました。この名前をいただいた教会としては、世界で2番目だそうです。

翌年にはセントメリー保育園を開設し、保育事業を通して、地域社会に奉仕する「開かれた教会」として歩み続けてきましたが、聖堂の建て替えの時に閉園いたしました。現在は、保育園の建物を改築して、司祭館兼信徒会館として利用しています。

教会の基礎を固められた初代の塚本金明主任司祭を始め、歴代の主任司祭・助任司祭の尽力と恩恵によって、数多くの聖職者が輩出されました。多摩ブロック時代には、事務局教会として、また、その立地から青少年の活動拠点の1つとして、多くの青少年の育成にも関わってきました。今でもフィリピンでの体験学習などを通して地域の教会との交流を深めています。

立川教会は、新しい聖歌の練習が盛んです。また、教会学校の充実に伴い、月1回の子供ミサや聖劇付のクリスマス子供ミサを行っています。その他、軽食サービスを、日曜日の10時のミサ後に信徒会館ホールで実施し、互いの懇親を深める場となっています。これらの奉仕グループは、老人ホームの奉仕を始めとして、多くのグループを構成し、それぞれの地道な活動をとおして、「開かれた教会」を支える原動力となって、教会の運営に関わっています。教会の行事や、各種グループの活動の場所の1つとして、国立地区に立川教会国立集会所があります。

現在の立川小教区地域の人口は約50万人で、立川教会所属の信徒数は約1,300名、約640世帯です。人と人との関わりを深め、心のかよう教会運営によって、より新しい教会に向って準備を進めています。
(及川信幸)

〒190-0022 立川市錦町2-8-10 ℡.042-522-4265 Fax.042-522-1475

東京教区生涯養成委員会主催 第6回小教区を支える信徒のための研修会 「新しい千年期の小教区共同体を考える」

対象:小教区共同体で奉仕している方、及び関心のある方
新しい千年期がはじまり、東京教区も新しく変わろうとしています。「新しいぶどう酒は、新しい皮袋に」が、さしせまったテーマとして提起されています。小教区を支える信徒の方々が、是非この研修会に参加し、教区からの問題提起について、共に考えていただきたいと思います。多くの方々の参加をお待ちしております。なお今年度は、春に七回連続の講座として開催致します。

期日:5月13日(土)〜6月24日(土)各土曜日7回
時間:第1講座 13時30分〜14時45分  第2講座 15時〜16時15分(第2講座終了後、30分程度の茶話会を用意しています)
会場:東京大司教区「ケルンホール」(カテドラル構内、関口会館地下1階)
申込方法:申込み用紙に必要事項を記入し、郵送またはFAXで生涯養成委員会に
郵送先:文京区関口3-16-15(〒112-0014)東京大司教館事務局 FAX:03-3944-6677生涯養成研修会係
受講料:5,000円(7回分) 支払方法:次の郵便振込口座に振込みしてください。入金を確認次第7回分の受講券をお送りします。
郵便振込口座:00140-6-769130 口座名義:(宗)東京教区 生涯養成委員会
問合せ先:電話 03-3943-2277(10〜12時、14時〜16時、除土日祭)時間外はFAXで。
*全7回を1人の方が通して受講することをおすすめします。なお、会場に余裕がある限り、1日だけの参加もお受けしています。(当日受付 受講料1,000円)

天国のわが輩はペトロである(13) O神父の離島ミッション珍道中 3

20年間に、数度のミサしかなかったことに責任を感じたのか、O神父は「必ず復活祭にはミサができるように努力します」とシスターJに固く約束したが、どんなに決意してもすぐ忘れるO神父の性格を知らないシスターは、素直に喜び、彼らを阿古港まで送った。

阿古の連絡船事務所には、若い職員が手持ちぶさたに座っている。ケンちゃんが「連絡船は出ますか」と尋ねると、職員は首をかしげながら「どうですかね。波が4メーターくらいありますから、五分五分かな。午後1時には分かります」と言った。するとケンちゃんは唐突に「ところで、三宅島には何人くらいのフィリピン人がいるの。スナックで働いている人は多いのかな?」と聞いた。職員は予期せぬ質問に目を白黒させ「少しは知っていますが…」と口ごもった。どこの店に何人いるのか、店の名前は何かをケンちゃんはしつこく聞き出した。一通り聞き終わると「だけど、いろんなパブに行っているんだね。お兄さんも好きだね」と言ってにやっと笑った。若者はどぎまぎし顔を赤らめている。O神父はあわててケンちゃんの袖をひいた。

待つこと1時間。幸いというか不幸というか船は出航することになった。乗船客はケンちゃんとO神父の2人だけだ。81トンという『エビネ丸』に乗り込んだ2人は、ギョッとして立ちすくんでいる。トイレ横の棚に幾つもの洗面器やバケツが置いてあり、ビニール袋が座席にぶら下がっていたからだ。奄美の海育ちだから、多少の波は平気だと豪語していたケンちゃんの顔は、心なしか青ざめている。湾を出ると波は激しさを増し、船体はぎしぎし音を立てて木の葉のように揺れ出した。船底が海面を叩く「ガツン」という音が不気味だ。ケンちゃんは沈没への不安を吹き飛ばそうと、船を覆う巨大な波に向かって「ウオー」とか「そらー」と訳の分からぬ奇声を張り上げている。O神父は祈るように頭を両手で抱えうずくまり、声を出すことさえできないようだ。三宅島から御蔵島まで約1時間。「Oさんまだ半分も来ていないよ」と言うケンちゃんの声が情けない。御蔵島には湾がなく桟橋が荒海に無防備に突き出ていた。桟橋に上がったケンちゃんは「フウー」という溜息をつき「やっぱり不吉だ。生きて帰れるのかな」とぼそっと言った。

民宿にはフィリピン人女性のマリアが4歳と2歳の女の子を連れて迎えに来ていた。周囲を切り立った崖で囲まれた御蔵島は、平坦な場所がほとんどなく、長さ1キロにみたない道の周辺に宅地があり、彼女の家はその道のはずれにあった。

様々な思いが去来したのか、ミサの間中彼女の目から涙がポロポロとこぼれ落ちていた。心配そうに母親にしがみつく4歳の娘に「お母さんはね、悲しくて泣いているんじゃないの。嬉しくて泣いているのよ。本当に嬉しくて嬉しくて…」と言って、マリアはむせび泣いた。O神父も目を真っ赤にしている。私は、怒るに早く泣くにも早いO神父の単純さが好きだ。「来て良かった」という思いはケンちゃんも同じだったに違いない。マリアは「私ひとりのためにこんな所まで来てくれて…ごめんなさい。でもありがとう」と感謝と謝罪を何度も繰り返した。

マリアさん恐縮することはないよ。感謝すべきなのはO神父とケンちゃんのほうだよ。あなたの人生に触れたことで、彼らの顔に爽やかな笑みが輝いているじゃないか。ケンちゃん、ミッションというものは「不吉」なのではなく「喜び」の知らせなんだよ。
(つづく)

東京教区生涯養成委員会・ 生涯養成コース 「私たちはマリアをどう理解しているか」

聖書の中のマリア 3月4日・福田勤(フランシスコ会司祭)/第二バチカン公会議からのマリア理解 18日・川村信三(イエズス会司祭)/プロテスタントからみたマリア 4月1日・徳善義和(ルーテル学院大学教授)/マリアの祝日の奥義 15日・森一弘補佐司教。土曜日午後1時■分、東京カテドラル関口会館要申し込み。 ■03-3943-2277 ■03-3944-6677

編集部から

人事異動の季節である。今年は、予告どおりというべきか、割と大きな異動となった。一昨年の司祭研修会のテーマが、「司祭の人事異動と東京教区の宣教ビジョン」だった。そこで、すでに、司祭の中から司祭代表として人事異動に助言できる人事委員会のようなシステムが必要だという意見が出され、その実現を司教が約束した。その約束は、昨年人事委員の選挙という形で実行された。今年の人事は、その第一歩といえる。それに、人事に先だって、大司教は、小教区の司祭任期を6年厳守と宣言した。教区改革の重い動輪が少しばかり動いた感じがする。これから小教区の見直しも俎上に上るだろう。東京教区大会、ナイス第1、ナイス第2で語られ学んできたことがやっと日の目をみる。み旨が行われんことを。
(西川)

今月は、紙面割付の関係で、VIVIDの一部が6面になりました。一昨年の秋に行われた教区広報担当者全国会議で、講師(朝日新聞・菅原氏)から、VIVIDの空いたスペースについて、「もったいない、写真でもいれたら」との助言をいただきましたが、編集作業の都合で、カットでうめたりしていました。今月は苦肉の策でこんな形になりました。ご了承ください。また、来月から青年たちのコラム(Y.G.T.)が始まります。お楽しみに。
(A・A)

VIVID

豊島教会チャリティコンサート ―アイルランドからの三人姉妹によるバイオリンとチェロとハープの調べ

◇日時:3/16(木)19:00(開場18:30)◇場所:カトリック豊島教会◇演奏者:アネット・キーリー(チェロ、アイルランド国営放送オーケス トラ)ニコラ・キーリー(バイオリン)、マリア・キーリー(ハープ)◇主催:聖コロンバン会協力者会◇チケット:¥3,000(全席自由)◇問合 せ:豊島教会〒171-0051豊島区長崎1-28-22Tel03-3957-2540Fax03-3957-2081

フランス語で聖書に親しむ会

◇日時:毎週月曜日(4/17開講)18:30〜20:30(他に月1回日曜会有り)◇場所:上智大学内上智会館2階 聖三木図書館◇講師: フロモン師(上智大学教授)◇問合せ:エバンジル会 石田03-3330-7043納谷03-3968-2285

黙想会のお知らせ

◇テーマ『友よ、歩みだそう』―イエス・キリストに学ぶ―◇日時:5/13(土)16:45(受付開始16:00)〜5/14(日)16:00ごろまで〈5/ 12(金)20:00からの2泊のプログラム有〉◇対象:高校生以上の青年男女(35歳まで)◇指導:カルメル会士◇場所:カルメル会上野 毛聖テレジア修道院(黙想)東急大井町線上野毛駅下車徒歩5分◇参加費:一泊¥5,000,二泊¥9,000◇問合せ・申込み:参加ご 希望の方は、住所・氏名・年齢・電話番号・宿泊数を記入のうえ、はがきかFaxで4月17日(月)までに(必着)下記までお申し込み下さ い。折り返し、ご連絡します。〒158-0093世田谷区上野毛2-14-25カルメル修道会東京青年黙想会係 Tel03-3704-2172Fax03-3704-1764

大聖年指定巡礼聖堂について

◇巡礼聖堂:師イエズスにささげられた聖堂〒192-0001八王子市戸吹町1490 師イエズス修道女会◇日時:グループ巡礼の場合 毎日曜日(午前9時から主日のミサ有)、毎木曜日、毎土曜日9:00〜18:00個別巡礼の場合大聖年の全期間9:00〜18:00◇ゆるしの 秘跡:毎日曜日9時ミサ後から12:00、毎水曜日13:30〜15:00◇グループで巡礼される場合、ゆるしの秘跡を希望される場合は、事前 に電話かFaxでご連絡ください◇連絡先:Tel0426-91-3236Fax0426-91-3319◇なお、当聖堂では、聖体礼拝が昼夜を通して行わ れています

黙想会

◇日時:3/23(木)10:30〜12:30◇場所:ミサ東京カテドラル聖マリア大聖堂 黙想会ケルンホール(関口会館地下)◇指導:門馬邦 男師(東京教区司祭、関口教会主任司祭)◇参加費:¥700◆特別聖書講座
〜みことばを生きるために〜
◇日時:■4/6(木)■5/11(木)■6/1(木)■7/6(木)13:30〜15:30◇講師:稲川保明師(東京教区司祭)◇テーマ:「今月の主日 の聖書朗読から」◇場所:東京教区関口会館2F◇参加費:¥500
いずれも◇主催:東京教区カトリック女性同志会◇問合せ:森 脇03-3447-2231滝口03-3844-7066武藤042-378-9377

ザベリオ合唱団出演参加者募集

◇東京カトリック神学院改修工事支援のためのチャリティコンサートを5/14(日)14:30から同聖堂で開催、出演参加者を募集◇練 習:毎月第2・第4日曜日14時から(4月からは毎週)◇場所:聖園幼稚園(カテドラル構内)◇参加希望者には、簡単なオーディション 有り◇問い合わせ:新垣壬敏0425-25-4817

三位一体の聖体宣教女会『祈りの家』講座

召命を考える祈りの集い

◇指導:星野正道師(カルメル会)◇日時:4/29(土)10:00〜17:00◇対象:女子青年

キリスト教講座

◇毎週木曜日10:00〜11:00◇対象:カトリックの教えを学びたい方

大聖年聖書に親しむ集い

◇講師:マグダレナT.A.◇対象:信徒◇テーマ:御父、御子、聖霊との交わり―秘跡を通して―◇日時:毎月最終木曜日14:00〜 15:30(7、8、12月を除く)

十字架の使徒職(司祭のために祈る集い)

◇対象:信徒・求道者◇指導:本会会員◇期日:第1グループ:毎月第2金曜日14:00〜15:30第2グループ:毎月第1木曜日14:00〜 15:30両グループとも、13:30より30分司祭のために、聖体礼拝を捧げます
上記講座のいずれも、場所・問合せは下記まで、〒 189-0003東村山市久米川町1-17-5Tel042-393-3181Fax042-393-2407三位一体の聖体宣教女会

星美学園短期大学公開講座 カトリック教養講座

◇テーマ:「人」って何もの?どこから来て、どこに行く? ◇日時:4/21、5/19、6/16、7/7、9/22(金)10:30〜11:30「美しい日本 語」(9/22のみ我妻多賀子本学教授 )◇10/20、11/17、12/1、1/19、2/2、3/16(金)(3/16のみ高野晴代本学教授)10:30〜 11:30「美しい日本人」◇講師:いずれも成瀬環本学講師◇場所:星美学園短期大学大講義室(北区赤羽台4-2-14)JR「赤羽駅」、地 下鉄南北線「赤羽岩淵駅」下車◇受講料:¥1,600(受講回数にかかわらず)◇申込み方法・問い合わせ先:官製ハガキに◇住所◇氏名◇年齢◇電話番号を明記のうえ、下記まで。後日案内書をお送りします。〒115-8524北区赤羽台4-2-14星美学園短期大学公 開講座係Tel03-3906-0056

VMI(カトリック高齢者会)主催の講座

3月の勉強会

◇日時:3/14(火)◇会場:事務所◇指導:塚本伊和男師 ◇日時:3/21(火)◇会場:吉祥寺教会◇指導:塚本伊和男師◇ 日時:3/28(火)
◇会場:三軒茶屋教会◇指導:泉富士男師◇時間:各会場共通13:30〜15:00◇会費及び申込:不要

大聖年特別企画巡礼旅行会

◇日時:7/17(月)〜19(水)◇行き先:函館、札幌トラピスト修道院・トラピスチヌ修道院、旭ケ丘の家、湯の川温泉、洞爺湖温泉他◇ 同行司祭:塚本師、泉師◇費用:検討中(定員30名)

四旬節の一日黙想会

◇日時:3/23(木)11:00〜15:00◇会場:成城教会◇指導:泉富士男師◇参加費:¥1,500

3月の散策会

◇日時:3/8(水)10:30地下鉄千代田線「代々木公園」駅集合◇行先:代々木公園、初台教会(大聖年巡礼指定教会)◇解散予定: 14時

絵画同好会(新設概要)

◇日時:4月から毎月第3水曜午後3時間予定◇場所:洗足教会◇参加資格:VMI会員他どなたでも自由、希望者は当日おいでくだ さい◇内容:水彩、クレヨン、パステル、色鉛筆いずれでも(油は使わない)◇指導:日塔笑子(カトリック美術会会員・日本美術家連盟 会員・元一水会会員)◇会費:¥2,000(含画材料費、光熱水費等)出席の都度(月当り)お納めください◇年会費:若干

以上いずれ も◇申込・問合せ先:荒川区西日暮里1-61-23リレント西日暮里102VMI東京支部事務所執務時間火・木・土14:00〜16:00Tel/ Fax03-3806-9877

第23回「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」(VMI東京支部参加)

◇句会日時:4/14(金)11:30〜15:30◇場所:カトリック神田教会信徒会館◇投句:ハガキで◇兼題:「春の花」「春の鳥」「春」通じて 3句以内◇投句先:住所・氏名・電話番号・所属教会・出欠(投句のみは欠席)を明記の上、〒101-0065千代田区西神田1-1-12カト リック神田教会内「聖フランシスコ・ザビエル友ゆうクラブ俳句会」、または下記係宛◇締切り:4/2必着◇参加資格:年齢不問◇当日会費¥1,000◇年会費¥1,500◇持参するもの天景(¥500以下の品物)・筆記用具◇運営方法:互選(準備済)・食事(当番準備 済)・互評(気軽に輪番で自由に)・散会(結果は作品集を全会員宛に郵送)◇問合せ先:木田英也(世話人)〒279-0011千葉県浦安 市美浜1-6-611Tel/Fax047-355-7478

土曜日の午後のひと時、いつも共にいてくださる主の内にじっと私をおいてみませんか

◇テーマ:新しい力をいただいて主とともに歩むための月に一回の“神様ブレイク”◇日時:第7回3/25(土)第8回4/15(土)いずれ も14:00〜16:00◇祈りたい方、祈りの体験をしたい方はどなたでも◇担当:師イエズス修道女会シスター◇費用:無料◇場所:八王 子市戸吹町1490師イエズス修道女会八王子修道院◇連絡先:Tel0426-91-3236(シスター加藤)

カトリック高円寺教会 生涯学習講座(8回シリーズ)

◇日時:2000年4/16、5/21、6/18、9/24、10/15、11/19、2001年1/21、2/18(該当月の第3日曜日、但し9月は第4日曜日)9: 30のミサ後10:30〜12:204/16は公開講座(無料)で13:00〜14:30◇テーマ:典礼暦に沿いながら聖書を読みつつ、信仰生活の深ま りを目指す◇講師:時永正夫師(イエズス会)◇場所:カトリック高円寺教会ヴィアンネホール◇会費:年間一括¥3,000、1回毎¥500 ◇主催:カトリック高円寺教会生涯養成の会◇問合せ先:カトリック高円寺教会受付Tel03-3314-5688(10:00〜16:00)〒166-0003 杉並区高円寺南2-33-32
(6面へつづく)

黙想会のご案内

◇日時:4/7(金)10:00〜16:00(15:00からミサ)◇場所:麹町教会マリア中聖堂◇テーマ:四旬節の一日黙想会◇指導:バレンタイ ン・デ・スーザ師(麹町教会助任司祭)◇対象:男女・信徒・未信徒を問わずどなたでも◇会費:¥1,000(昼食代)◇持参品:筆記用具 ◇申込み・問合せ:はがきにて下記まで〒156-0043世田谷区松原2-39-19 山形伸子 Tel03-3328-8800

聖週間前の受難の黙想 東京J.S.バッハ合唱団 第9回定期演奏会(指揮:高橋誠也)

◇年に1回バッハの大曲を歌っている合唱団です。開演前に国井健宏師(御受難会)の解説・黙想があります。◇日時:4/ 9(日)14:45国井師解説15:00開演◇曲目:J.S.バッハ「マタイ受難曲」◇場所:東京文化会館大ホール(上野)◇チケット:全席指定 S席¥4,500A席¥4,000チケットぴあ◇問合せ:金子03-3351-0705坂井田0424-21-7242

声楽アンサンブル”リーダーターフェル” 第14回ボランテイア演奏会

〜木々芽ぐむ憩いの家 聖ヨゼフ第4回ホームコンサート
◇日時:3/25(土)14:30から◇場所:慈生会聖ヨゼフ老人ホーム1階ホール清瀬市梅園3-14-72(西武池袋線清瀬駅南口からバス 上宮下車徒歩5分又は秋津駅下車徒歩15分、JR武蔵野線新秋津駅下車徒歩20分◇参加費:無料◇主催:声楽アンサンブル”リー ダーターフェル”◇共催:社会福祉法人慈生会聖ヨゼフ老人ホーム◇問合せ:辻Tel/Fax03-5984-5277 中江Tel/ Fax03-8020-2124 たなべTel/Fax0424-94-2845