お知らせ

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東京教区ニュース第161号

1999年04月01日

目次

  • 祈りと喜びのうちに 東京教区に助祭誕生!!
    終身助祭 今井康雄さん
    助祭 荒川博行さん
  • 終身助祭に関する教書をお読み下さい
  • CTIC 東京国際センター通信
  • ことばに触れ…ことばがつなぐ…
    '99ちば聖書展6月開催
  • 東京教区司祭人事異動 (3月7日付)
  • 東京教区生涯養成委員会主催
    第5回小教区を支える信徒のための研修会
  • -蛇のように賢く、 鳩のように素直な心で-
    千葉の風土に、 キリストの息吹を
    東京大司教区の聖コロンバン会の歴史 (4)
  • シリーズ 揺れる司祭像 (6)
    司祭像の原点
    池尻広幸神父
  • 教皇のCD アバ・パーテル発売中  
  • 生涯養成委員会主催 春の一泊交流会
  • 教会・修道院巡り(66)   
  • わが輩は    
  • 編集部から
  • 1999年 「広報の日」 特別企画
    1998年度日本カトリック映画賞
    授賞式及び上映会
  • VIVID

祈りと喜びのうちに 東京教区に助祭誕生!!
終身助祭 今井康雄さん
助祭 荒川博行さん

3年ぶりに東京教区に助祭が誕生した。 3月7日(日)には、 東京カテドラル聖マリア大聖堂で、 ヘルマン・ヨゼフ今井康雄さんが、 日本で初の終身助祭 (東京教区ニュース160号参照) に叙階され、 3月14日(日)には、 アブラハム荒川博行さんが高円寺教会で助祭に叙階された。 白柳枢機卿は、 終身助祭に助階された今井康雄さんについて、 「日本で初めての役務でモデルがないこと、 信徒と司祭の協力と支援が今後も必要なこと」 を強調し、 「赴任地は関口教会」 と発表した。 今井さんとともにアントニオ神学校で学んだ九里彰 (くのりあきら) 神父と叙階直前の荒川神学生にコメントを寄せてもらった。 

酸いも甘いも……
今井さんの叙階によせて
九里 彰神父 (カルメル会) 

今井さんに最初にお会いしたのは、 瀬田にあるアントニオ神学校でした。 その時の 「ダンディで若々しい方だな」 という印象は、 今も変わっていません。 

前年に大手の商社を2年早めに定年退職され、 白柳枢機卿 (当時は大司教) の推薦で終身助祭となるための勉強にいらしたということを伺いました。 

正直言って 「思い切ったことをされるな」 と内心思いましたが、 それなりの覚悟をされてのことと、 それ以上は触れることもなく、 私が神学校を卒業するまでの2年間を共に過ごさせていただきました。 

毎朝、 クラレチアン会の韓国の神学生フィリポ (一昨年韓国で司祭に叙階されました) と楽しそうに話しながら神学校に通ってくる今井さんの姿が、 私の瞼の裏に焼きついています。 

今井さんは、 その後1年間アントニオ神学校へ通われ、 さらに2年間大司教館の教区事務局で、 また東京大神学校等で研修を続けられ、 このたび終身助祭叙階という主のお恵みをいただくことになりました。 

ご本人はもとより、 陰で今井さんを支えておられた奥様やご家族の方の喜びはひとしおのこととお慶び申し上げます。 

とはいえ、 叙階までの道のりは、 それほど平坦ではなかったのではないでしょうか。 

大手の商社マンとしてイラン、 イタリア、 アメリカと責任ある立場におられた方が、 息子のような年齢の青年と一緒に机を並べ、 それまでとは全く違った分野の勉強をすることは、 楽しい反面、 忍耐と謙遜を絶えず必要とされたことでしょう。 

また終身助祭の制度や養成の方針が日本では未だ確立されていなかったため、 ローマ等の手続きに時間がかかり、 退職されてから叙階まで結果的に6年の歳月が経過することになりました。 前のことに関してもそのことに関しても、 私は今井さんから愚痴めいたことを一切聞いておりません。 

今井さんが終身助祭に関心を持たれたのは、 アメリカで勤務されていた時、 大勢の終身助祭が活躍しているのを目の当たりにし、 第二の人生としてこの道を歩む決意をされたとか……。 

それにしても終身助祭の制度は、 もっと早くから導入されていてもよかったように思います。 司祭の不足がますます深刻化する中、 司祭で教会のすべての問題を処理していくことは、 これからはますます困難になっていくでしょう。 

ご存じのように、 初代教会において助祭 (ディアコノス) がもうけられたのは、 使徒言行録6章にあるように、 信徒の 「食事の世話」、 すなわち、 現実の雑多な生活上の問題を彼らにまかせ、 使徒たちが、 「祈りとみ言葉の奉仕」 すなわち霊的深みから教会を導いていくことに専念するためでした。 

その意味では、 司祭の準備段階としての助祭ではなく、 本来の助祭が、 現代に復活したことは、 大いに喜ぶべきことでしょう。 日本の教会に今井さんに続く助祭がこれから何人も誕生することを願っています。 

ともあれ、 終身助祭の活躍は、 教会が文字通り 「信徒の教会」 となっていくためにも、 また、 日本の教会が文化的に真に受容されていくためにも、 望まれることではないでしょうか。 

主任司祭の助け手として、 信徒の現実生活の種々の問題を、 信徒の立場で見ていくことによって、 私たちの信仰生活が、 地に足のついたものとなっていくことが期待されます。 その意味でも、 「酸いも甘いも噛み分ける」 という表現がありますが、 豊富な人生経験を積まれた今井さんは、 終身助祭として、 まさにうってつけだと思います。 

今井さん、 終身助祭叙階ほんとうにおめでとうございます。 主と共に歩んでいきましょう。 

助祭叙階を前にして
東京教区神学科3年
荒川博行

神学院に入学して早くも5年が経ち、 今回、 助祭叙階の恵みをいただくことになりました。 叙階を直前にして、 教会から与えられる役務に比べて、 自分自身がそれに追いつくのだろうかと緊張気味です。 高性能のパソコンを前にして、 その能力を引き出せないまま、 ほこりをかぶらせないようにがんばろうといったところでしょうか。 

さて、 司祭養成を受けた神学院での今学期最後の試験は、 「司祭職の神学 (旧叙階論)」 で、 これが難物でした。 なぜなら 「司祭とは何か」 という永遠の問いを授業で考えたのですが、 突き詰めるほどにこの問いは深まり、 ありきたりの答えは意味を失ってしまうからです。 

「この仕事さえやっておけば司祭として大丈夫」 あるいは 「こういう活動をするからこそ司祭だ」 というような、 司祭を決める条件や物差しはあまり意味を持たないだけでなく、 司祭職の幅広い可能性を反対に狭めてしまうのです。 

結論からいえば、 「司祭とは何か」 という問いを常に持ち続け、 今、 直面している現状に対して 「いかに在るべきか」 を探ること、 言い換えれば、 より善い方向を指示する大祭司キリストと相談しながら、 その都度ごとに答えを探してゆくことしかできそうにないのです。 自分には大きすぎる課題であることに正直、 恐れを感じてしまいました。 

一方で、 今までお会いすることができた方々の懐かしい顔と嬉しい記憶を叙階前に思い起こしています。 

助祭叙階が神の恵みであると同時に、 この文章を読んで下さっている皆さんから分けていただいた恵みでもあることを痛感しています。 

十分にいたらない私の話を忍耐強く聞いて下さっただけでなく、 終始、 慰めと励ましを与えて下さったからこそ、 召命の灯が立ち消えることはありませんでした。 

皆さんのご好意と信仰に心から感謝しています。 叙階を受けたキリスト者として、 洗礼を受けた時の初心に立ち帰り、 皆さんの中に働いている神に仕えてゆくことができるよう努めて行きたいと思っています。 

助祭は聖職者の仲間入りをするわけですが、 年齢相応の社会的な常識を見失うことなく、 教会から与えられる役務を果たせるように臨む所存です。 

過渡的助祭職の仕事を果たし、 司祭叙階に向けて十分な準備ができるように、 どうぞよろしくお願いします。

 (3月4日記) 

終身助祭に関する教書をお読み下さい

前号 (160号) でお薦めした終身助祭に関する司教教書が出されました。 

「3月7日は、 東京教区にとって記念すべき日です」 という言葉で始まるこの終身助祭教書は、 初の受階者である今井康雄さんの叙階式に間に合わせて発行されました。 

教書には、 『終身助祭-現代社会への神様からの贈り物として-というサブタイトルが付いており、 大司教のこの制度に対する並々ならぬ期待がうかがえます。 

内容は、 7部構成になっており、 歴史的背景と制度再興の流れ、 それに実践的な面での戸惑いなどが簡潔に述べられ、 最後に積極的な協力の要請で締めくくられています。 

大司教が、 繰り返し強調していることが3点あります。 1つは、 この制度は、 第二バチカン公会議が現代教会に必要と認めて再興、 導入されたものであること。 2つ目は、 終身助祭には助祭としての固有な役務があり、 司祭職を補う為のものではないということ。 3つ目は、 この制度は千年近くも休止時期があったので説明や理解の為のモデルがなく、 ひたすら試行錯誤を重ねて育てていかなければならないこと。 その為には信徒及び司祭の協力がどうしても必要。 逆に言えば、 協力と支援がなければこの制度は成り立っていかず育ってもいかないということです。 

これからの教会にとって、 この制度の影響力は決して小さくありません。 教会の奉仕職への新しい召命の門が開かれようとしています。 「第二バチカン公会議がこの制度を再興させたのは、 まさに時のしるしを読み取ったからだろう」 と教書は述べています。 個人でもグループででも是非読んで頂きたい教書です。

(西川哲彌神父)  

CTIC 東京国際センター通信

真冬の寒い日、 CTICとかかわりのあるフィリピン人女性から電話が入った。 近所に住むフィリピン人家族で、 アパートに閉じこもったまま外との接触もなく暮らしている人たちがいるとのことだった。 細かい事情を聞くため、 本人に来所してもらうようお願いして電話を切る。 

数日後、 お母さんと3人の子供たちがフィリピン人の友人に付き添われて来所する。 

Sさん、 フィリピン国籍で29才。 十年前に興業ビザで来日し、 現在はオーバーステイの状態である。 来日直後にフィリピン人男性と知り合い、 一児をもうけるが、 婚姻関係のないまま離別する。 2年前に日本人男性と内縁関係となり、 2人の子供を出産している。 子供は一番上の子が9歳の男の子。 下が1歳と1カ月の女の子である。 

内縁関係の男性が生活の面倒をみてくれているが、 近所に彼の家族が居住しており、 奥さんに発覚するのを恐れてアパートを出られないと言う。 また、 長男には知的な発達遅滞がみられ、 そのことにも心を痛めているようだった。 幼い乳飲み子、 発達障害をもった子供を抱え、 近所をはばかりながらひっそりと暮らしているSさん家族の現実の重さをずしりと感じる。 

面接にはCTICの3人のスタッフが当たる。 通訳を介しながら少しづつ事情を聞いていくが、 知的障害をもった長男が落ち着きをなくすたびにたしなめようとする。 「気にすることはないですよ」 と言ってみても、 長男が騒ぐたびにとがめようとする。 そんなお母さんの敏感さにも、 周囲に遠慮しながら生活している暮らしぶりが伺える。 

面接を通してSさんがCTICに求めた援助は、 (1)長男を学校に通わせること、 (2)内縁関係にある男性に子供を認知してもらい、 子供たちの保険を獲得することの2点だった。 面接に当たったスタッフはSさんのニードを満たすために協力することを約束したが、 同時に、 アパートにこもりきっているSさんを精神的にも、 社会的にも開放し、 より積極的に自身の問題に取り組んでいけるよう励ますことが必要だと判断した。 

Sさんにとって、 オーバーステイという不安定な状態が心の負担になっているので、 何とかビザを獲得していく方法を検討していくことにする。 とはいえ、 ビザの獲得のためには長い時間がかかるので、 Sさんにも事情を十分に説明した。 それでも、 ビザを取得する可能性があることを知って嬉しそうに微笑むSさんを見ながら、 少しずつでも明るさと希望を取り戻してくれればと願わずにはいられない。 

3人の子供たちの出生届けがまだ提出されていないので、 まず出生届けを出し、 Sさんと子供たちの外国人登録を済ますことにする。 その上で、 子供たちの国籍取得、 認知の問題、 さらにSさんのビザについて考えていくことになる。 長男の就学問題については、 現在の状態でも就学可能なので、 並行して手続きを進めていくことにした。 

数日後、 Sさん家族と教会で待ち合わせ、 区役所の戸籍課、 外国人登録係、 教育委員会でそれぞれ相談し、 必要な手続きを進めていくことにした。 何回か一緒に区役所に足を運び、 出生届けと外国人登録を受け付けてもらう。 長男の就学については、 教育委員会で相談した結果、 養護学校に通うことが彼にとって最適と判断され、 現在、 東京都に入学申し込みをしている。 

一つずつ条件を整備することで、 Sさんも明るくなってきている。 精神的な援助については、 教会のフィリピン人グループの聖書研究会に参加し、 友だちも増えてきているそうだ。 彼女が安心して生活できるようになるためには、 まだまだ多くの問題を解決していかなければならない。 CTICの援助関係がSさん家族を励まし、 自らの手で春の暖かさを抱きとめることができればと願ってやまない。

 (川口 薫) 

ことばに触れ…ことばがつなぐ…
’99ちば聖書展6月開催

’99ちば聖書展実行委員会 (委員長‥日本ナザレン教団千葉教会森稔牧師) は、 6月9日 (水) から14日 (月) に、 千葉そごうで’99ちば聖書展を開催する (入場無料)。 

千葉県で初めてキリスト教全教派が、 一致協力して取り組むもので、 事務局は千葉YMCA。 カトリック教会も全面的に参画し、 幸田和生師 (西千葉教会主任司祭)、 黒坂理喜夫さん (西千葉教会信徒) が実行副委員長を務める。 

展示内容は、 

(1)聖書の成立と翻訳

(2)日本語聖書の歴史

(3)千葉県と聖書

(4)世界の聖書 (約200言語) 

(5)グーテンベルグ印刷機復刻 展示・実演

また、 聖書展の開催期間中会場でセミナーが開催されるほか、 プレセミナー、 こどもの絵画募集等も実施する。 

問合せ先

’99千葉聖書展実行委員会

[事務局] 

〒260-0015

千葉市中央区富士見2-5-15

千葉YMCA千葉センター内 (担当者 三橋和弘) 

Tel.043-222-3811

Fax.043-222-5061

郵便振替

「千葉聖書展事務局」 

00190-8-10233

銀行振込

「千葉聖書展事務局」 

千葉銀行千葉駅前支店

(普) 3226172

東京教区司祭人事異動 (3月7日付)

[修道会・宣教会司祭]

・三河島教会主任司祭 ブリー・ヤン師 (別府サレジオ ハウス院長) 

・初台教会主任司祭 フォールテン・マルセル師 (雪ノ下教会主任

・麹町教会助任司祭 山本襄 治師 (上智学院理事長) 

・碑文谷教会助任司祭 グエン・ミン・ラップ師 (ローマより帰国) 

・瀬田分教会担当司祭 矢澤 律師 (田園調布修道院) 

・葛西教会助任司祭 スタンリー・マイケル師 (アウグスチノ会養成担当者) 

[東京教区終身助祭]

・関口教会付終身助祭 今井 康雄師 (3月7日叙階) (括弧内は旧任地等) 

東京教区生涯養成委員会主催
第5回小教区を支える信徒のための研修会

 「小教区共同体の明日を考えるために」 

対象:小教区共同体で奉仕している方、 及び関心のある方

当講座はすべて、 小教区共同体に責任をもって奉仕しようとする方々が是非知っておい

ていただきたいと願う、 基礎的でかつ実践的なものです。 現在あるいは将来、 教会運営

に責任をもって携わる方々を広く対象としております。 参加者からのご要望にこたえて

今年度は、 春秋の2回、 4週間ずつの開催を企画しました。 

期日:春の研修会 1999年5月8日 (土) ~5月29日 (土) 各土曜日4回

秋の研修会 9月11日 (土) ~10月2日 (土) 各土曜日4回

時間:第1講座 13時30分~14時45分 第2講座 15時~16時15分

(第2講座終了後、 30分程度の茶話会を用意しています。) 

会場:東京大司教区 「ケルンホール」 (カテドラル構内、 関口会館地下1階) 

申込方法:申込用紙に必要事項を記入し、 郵送またはFAXで生涯養成委員会に

郵送先:文京区関口3-16-15 (〒112-0014) 

FAX:03-3944-6677

東京大司教館事務局生涯養成研修会係

受講料:5,000円 (春4回+秋4回、 8回分) 

支払方法:次の郵便振込口座に振込みしてください。 入金を確認次第、 8回分の

受講券をお送りします。 

郵便振込口座:00140-6-769130

口座名義: (宗) 東京教区生涯養成委員会

問合せ先:電話 03-3943-2277 (10~12時、 14~16時、 除土日祭) 時間外はFAXで

*全8回を一人の方が通して受講されることをおすすめします。 なお、 会場に余裕が

ある限り一日だけの参加もお受けしています。 (当日受付、 受講料 1,000円) 

1999年度第5回研修会スケジュール

(1)5/8(土)

第1講座 (13:30~14:45) 講師

教区の組織と小教区の関係 森一弘司教

教区の組織・機構を理解し、 広い視野の下で教区と小教区、 あるいは小教区間の開かれた協力関係を育てる。 

第2講座 (15:00~16:15) 講師

小教区の財務と宗教法人法 山田一次氏

宗教法人法の改正にともない、 小教区ごとの財務報告が必要となってきている。 その現状を考える。 

(2)5/15

教会法における神の民 稲川保明師

教会のメンバーである信徒・修道者・司祭の相互理解を求めて、 それぞれの役割を教会法から学ぶ。 

小教区運営の組織と規約 稲川保明師

小教区ごとに異なる、 運営の組織・規約を、 教会法の立場から考える。 

(3)5/22

現代の青少年理解のために 佐々木裕子氏

青年が教会から離れているのか、 教会が青年から離れているのか。 具体的な青年の声から、 教会の課題を考える。 

国際化する小教区共同体 岩橋淳一師

国籍、 言語、 文化等の異なる多種多様の人々が増加し、 変化する小教区共同体を考える。 

(4)5/29

小教区運営と信徒の責任 門馬邦男師

小教区運営における、 信徒の共同責任が叫ばれて久しい現在、 信徒の責任とその育て方を考える。 

青少年と共に考える シェガレ師

青年が生きている時代と、 彼らがかかえる問題点を明らかにし、 青年に対する教会の役割を、 福音的な視点から考える。 

第1講座 (13:30~14:45) 講師

(1)9/11

小教区制度の歴史と現実 中川 明師

小教区制度の歴史とその目的、 およびその現実を考える。 

第2講座 (15:00~16:15) 講師

小教区制度の明日を考える 中川 明師

小教区制度の歴史を顧みながら、 小教区制度の目指す明日を考える。 

(2)9/18

小教区共同体と地域福祉 森一弘司教師

小教区共同体は、 社会に開かれ、 地域社会への奉仕が求められる。 現状の問題点と、 具体的な活動の機会を考える。 

小教区共同体と地域福祉 事例報告

地域に開かれて活動する小教区共同体の事例を学ぶ。 

(3)9/25

信徒の典礼における奉仕 南雲正晴師

典礼に奉仕する信徒が、 司祭の役割を補助するだけでなく、 信徒自身に典礼を完成させる役割があることを考察する。 

典礼における信徒の役割 幸田和生師

典礼の本質的な意味は何か。 またそのための信徒の役割は何か。 典礼奉仕における司祭と信徒の協力関係の育成のために。 

(4)10/2

司祭からみた現代の信徒 後藤文男師

小教区共同体において、 信徒に課せられる責任とは何か。 司祭との協力、 信徒同士の協力、 信徒の責任のあり方を考える。 

明日への決意 全体討論

この研修会を通して、 感じ、 学び、 気付いたことを分かち合い、 小教区共同体での奉仕における各自の決意などを話し合う。 

*講師のご都合により、 講座の入れ替え、 講師の変更等もあり得ますこと、 予めご了承下さい。 

*10月2日の講座終了後、 一泊の分かち合いを予定しています。 場所、 費用等の詳細は別途ご案内いたします。 

-蛇のように賢く、 鳩のように素直な心で-
千葉の風土に、 キリストの息吹を
東京大司教区の聖コロンバン会の歴史 (4)

私は千葉県に13年間居て、 千葉を出て十年以上戻りませんでした。 

十年余り経て戻って来ました時、 何とあっけにとられました。 千葉県、 特に東京湾側の方が著しく変わってしまっていたからです。 

びっくり仰天して、 今自分が見ているところが私の知っていた千葉と全然違うところだと思いました。 まったく浦島太郎のようでした。 

たとえば、 木更津までの内房本線のところどころには、 海の波が線路のそばまで寄せていて、 当時の長浦の駅のすぐ裏には海岸があったのです。 しかし、 今は見渡す限り海岸が何キロか先まで埋め立てられて、 巨大な工場が建ち並んでいます。 自分がまったく不思議な国に突然輸送されたような気持ちがしました。 

また他の面で、 県内の発展も素晴らしいです。 自家用車の数、 新しい道路、 高速道路、 都市のバイパス、 また急行列車やきれいな電車が走り、 方々に大きい団地ができて、 人々の生活が豊かになったしるしが多い。 

しかし残念なことに、 自分が来日した頃の価値観は、 段々と薄らいでいるような気がします。 人々は忙しくなって、 大げさかも知れませんが、 競争の激しい世の中に生活するためには、 血眼になって働かなければならないぐらいです。 その結果として、 心が紛れ、 自分の魂を失いがちだと思います。 

本当に 「生きる」 

これに関して、 私は黒沢明映画監督が1952年に作った 『生きる』 という映画を思い出すのです。 志村喬が演じている主人公が具合が悪くなって病院で検診を受ける。 診断はガンで、 余命はいくばくもないと知らされます。 ショックでした。 

今までの自分の人生をふり返ってみたことがなかったと気付きました。 残り少ないこれからの人生を有意義に、 一瞬一瞬を楽しむ生き方をしようと思いました。 

たとえば、 今迄しみじみ味あわなかった夕暮れの景色をゆっくり眺めて楽しんだり、 市役所の近くの子供の遊園地のブランコに乗って遊んだりしました。 

しかし、 それより言いたいのは、 彼がヤクザの圧力と恐喝に抵抗して、 最後まで頑張ったことです。 この主人公はすべての人を描いていると思います。 

私たちは恵まれた文化社会の中で生活していますと、 人として大切なシンプルなことを忘れがちになります。 

現代人は金儲けや快楽に夢中になっていて、 根本的で大事なことをゆるがせにします。 先ほど申し上げましたように、 自分の魂を失う心配です。 

『生きる』 という映画の主人公のように、 遅すぎないうちに生き方を考えてみて、 本当に有意義に生きていくことを決めましょう。

(完) 

(ジェラルド・グリフィン神父) 

シリーズ 揺れる司祭像 (6)
司祭像の原点
池尻広幸神父

(麹町教会主任司祭)

自分がなぜイエズス会の司祭の道に入ったかを記してみたい。 

私は、 広島の出身です。 戦後、 疎開先から帰って住み着いた家が道路建設のため、 移転することになり、 その先が、 原爆で破壊され、 再建されることなく放置されたままの神社跡の真前でした。 それは、 子供の私たちにとって、 かっこうの遊び場所でした。 

数年経って、 その遊び場が急に鉄条網を張られて立ち入り禁止になりました。 しばらくしてそこに、 立派な幼稚園が出来上がりました。 私たちの遊び場だった所だし、 遊具の新しい物も沢山あったので、 従来どおり遊んでいるうちに、 話を聞きに来なさいと言われ、 遊ばせてもらっている手前、 断ることも出来ず、 しぶしぶ行ってみると、 話の後に紅茶とクッキーが出ました。 

その話というのが、 カトリックの公教要理だったのです。 そして、 よく見ると小さな聖堂が、 幼稚園のそばにあったのです。 これが、 今の観音町カトリック教会の基です。 

それ以後、 お菓子につられて話に通い、 2年後、 洗礼を受けないかと言われ、 遊ばせてもらっている手前と、 日曜日になると信者の子供たちが我が物顔に、 遊んでいるのに、 洗礼を受けていない私たちは、 何か部外者のような感じがして、 洗礼を受ければあの仲間になれるのだと考え、 受けることにしました。 

洗礼を受けると、 中学生会、 高校生会に入れられました。 その会を指導していたのが、 広島にあるイエズス会修道院の修練者たちでした。 彼らは、 カテキスタと違って、 公教要理の話ばかりでなく、 自主的な話し合いやキリシタン時代の研究など私たちに興味あるものを提供してやらせてくれ、 また遊びなどにも連れて行ってくれました。 

私は、 高校時代から段々と彼らの生き方に興味を抱き始め、 時々彼らが帰るとき、 くっついて修練院に行くようになりました。 彼らと話したり、 遊んでいるうちに昼食時になることがあると、 もう故人になられたが当時修練長であったライフ神父が、 「昼を食べて行きなさい」 と貧乏な私など滅多に食べたことのない肉などを出してくださったこともあります。 

そのように、 イエズス会の修練者と交わっていく中で、 自分もこのような生き方をしたいと思い、 高校卒業と共にイエズス会の志願者になり、 今に至っているわけです。 

最初は、 食べ物につられて、 教会やイエズス会に通ったのですが、 そこにある仲間といることの楽しさや安らぎに惹かれて、 その核になっているものが、 イエスへの信仰であることに気づいたのです。 私の司祭像があるとすればここにその原点があると思う。 

教皇のCD アバ・パーテル発売中  

教皇ヨハネ・パウロ二世による祈りと歌、 説教などを収めたCD 「アバ・パーテル」 が3月25日ソニー・クラシカルより世界で同時発売されました。 

一般紙でも報道されましたのですでに購入され聴いておられる方もおいででしょう。 

来る2000年の大聖年とヨハネ・パウロ二世の教皇在位20年を祝い企画された初めてのCDです。 

白柳誠一枢機卿は、 次のような推薦の言葉を寄せておられます。-このたび、 教皇様のCD 「アバ・パーテル」 が日本で発売されると聞き、 大変うれしく思っています。 今年カトリック教会は紀元2000年を迎える準備として、 「父なる神」 (「アバ・パーテル」) に祈っております。 この時に、 常に世界平和を求め、 祈り、 行動する教皇様の 「父なる神」 への祈りに曲が付けられ、 CDとして出されるということは時宜にかなったことといえるでしょう。 このCDが多くの方々の心を癒し、 愛と平和へ誘うものとなることを願っていますー

生涯養成委員会主催 春の一泊交流会

 講話とミサと分かち合い

「日常における私の信仰生活」

講師 後藤文雄神父

(吉祥寺教会司祭) 

日時 4月17日 13時~

4月18日 12時迄

場所 サンピア多摩

東京都多摩市落合2-31-1

募集人員 40名

参加費 13、000円 (ツイン・一泊夕・朝食付・宿泊費・会場費) 

◆宿泊不要の方は5,000円 (会場費・夕食代) 

申込方法 申込書を郵送又はファックスで左記まだお送り下さい。 

〒112-0041

文京区関口3-16-15

東京教区事務局生涯養成委員会一泊交流会宛

教会・修道院巡り(66)   

『 佐原教会 』

「白百合幼稚園まで!」 

JR佐原駅からタクシーに乗り込む時、 要領の良い人はそう運転手に告げます。 

園児百人、 40年間、 良い評判を保ち続けて来た幼稚園の方が、 地域には良く知られているからです。 

教会は幼稚園の真ん前、 駅から歩いて8,9分です。 

佐原教会は、 土井大司教の招きを受けて戦後来日したばかりの聖コロンバン宣教会が1950年に、 北総のかなめの佐原市に建設しました。 

カテキスタの協力を得て、 ボーイスカウト、 ガールスカウト、 日曜学校、 英語教室、 映写会、 レコード・コンサートなど、 この処女地への涙ぐましい働きかけが記録されています。 5年後には、 手作りの白百合幼稚園が園児13名で開園しました。 

その後、 7人のアイルランド人宣教師に導かれて来ましたが、 1987年に東京教区に移管され、 97年から邦人司祭3人目の杉田稔師が、 今の主任司祭です。 

幼稚園の方は、 66年以来お告げのフランシスコ会に託され、 3人の邦人シスターが地域の信頼を集めています。 

現在のクリーム色の木造の聖堂・司祭館は94年11月、 新築、 祝別されたものです。 

佐原市は、 利根川の水運により、 東北・秋田・蝦夷地と江戸との物資交流の拠点として栄えた街です。 その昔の豊かさは豪華な山車24台が、 今も、 千葉県無形文化財の佐原囃しのもと引き回される夏祭り、 秋祭りに偲ばれます。 

また、 地図の父伊能忠敬の旧宅や記念館、 有形文化財指定の江戸の町家もあります。 

市の人口が過去40年間、 5万前後という数字にもうかがわれる通り、 今の佐原は過去に生きる観光の町です。 

この歴史と伝統を尊重しながら、 主イエスの心を住民に浸透させるのは、 表面的に見れば、 不可能に近いです。 

後に、 成田教会と、 鹿島教会が生まれ、 有力な青年を含む多くの信徒を両教会に譲って、 コマ不足の現状では、 地域への働きかけの難しいのは誰でも認めるところでしょう。 

しかし、 伝統としきたりの町にも、 人間の痛みや、 苦しみには、 事欠きません。 

私達も、 人々の苦しみを他人事でない、 と取り組まれた主キリストと共に動きたいと願っています。 老人の家庭介護に尽している信徒も、 アルコール依存症からの救いを目指すAA運動も生き生きと動いています。 

市民の音楽文化振興に尽くしている信徒も、 その繋がりから、 人々と教会の溝を埋め始めていますし、 白百合幼稚園の卒園児や父兄も、 程度の差こそあれ、 みなカトリック・シンパです。 

人々にキリストの心を植えつけるには、 その運び手の神の民が福音化されていなければなりません。 

教会の保護者、 小さきテレジアの 「小さき道」 を辿りながら、 今、 みことばと典礼の研修に力が入っているのが佐原の神の民なのです。 

〒287-0003

佐原市佐原イ417

TEL&FAX

0478-52-4079

わが輩は    

ペトロである V

ありのままでいいんだよ

この教会の近隣に教会関係の事務所があり、 そこで働いている数人の神父たちが教会に出入りしている。 時々O神父は彼らと一緒に飲みに行ったり食事に出かけているようだ。 「この教会に赴任して色々な神父と友だちになれて良かった。 友人は財産だよね」 と言うO神父にとって、 神父たちとの関わりは、 彼を支え励ます力になっているようだが、 人間というのは複雑なもので、 その関係から悩んだりすることもあるようだ。 

神父たちの中の一人にO神父が陰で 「パンチョさん」 と呼んでいるMという神父がいる。 彼は日本人だが、 口ひげがあるため 「トリオロス・パンチョス」 にちなんで名付けられたのだと言う。 何やらメキシコの歌手グループの名前だそうだ。 パンチョ神父は元気で大変明るく爽やかな人である。 

パンチョ神父の朝は早い。 4時半頃になると教会の庭先を横切り公園の方へ散歩に出かける。 この日課はどんなことがあっても変更されたことはないようだ。 大雪の日でも、 嵐の日でも、 大雨の日でも決して中止にはしない。 O神父もしばらくの間、 彼に刺激されたのか散歩をしていたが、 長く続いたためしがない。 「今日は寒いからな」 とか、 「今日の雨はひどいから」 とか言っては休んでばかりいるので、 結局歩かなくなってしまう。 この冬にも 「1月から、 2月から」 と言っては先送りし、 一日たりとも歩いていないようだ。 

ある日、 O神父は 「彼のようになれないよな」 とぼそっと言ったことがある。 パンチョ神父だけではなく、 Y神父やG神父と自分を比較しているようだった。 

今年の寒さはひときわ厳しく、 歳をとった私にかなりこたえた。 私が食欲がなく、 元気がないのを敏感に感じたらしく、 O神父が段ボールと発砲スチロールで小さな小屋をつくってくれた。 彼は小屋を造りながら、 ぽつりと 「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ」 と言いながら大きなため息をついた。 有名な詩人の詩のようだ。 

「人と人とを比較することが一番よくない。 人を傷つけることになるから」 と言うのがO神父の口癖だが、 O神父は自分を周りの人たちと比較しているのか、 ここのところ元気がなく、 意識は内面に向かっているようだ。 自分の心の中にある闇を見ているのか、 庭に出て遠くを見つめていることが多くなった。 

人間は何と不思議な生き物だろう。 人と比較して自分を誇ったり、 落ち込んだり。 自分が人を大切にするかどうかではなく、 自分が大切にされているかどうかを気にしながら自分を確かめようとしている。 

ペルシャだから、 シャムだからといって差別するのは人間たちであって、 私たち猫ではない。 猫たちの中には、 強い奴もいれば、 弱い奴もいる。 だからといって私たち猫は互いに比較はしない。 ありのままを受け入れている。 

私はO神父に言いたい。 溜息をついてもいいから、 空を見てごらんよ。 あなたの上に青空が広がっているじゃないか。 庭を見てごらんよ。 寒さの中にも木々がつぼみをつけ、 水仙の花も可憐に咲いているじゃないか。 それに私だって側にいるじゃないか。 ありのままでいいんだよ。 

編集部から

●普段通りの、 変化の少ない、 判で押したような、 毎日の生活。 ややもすれば、 流れるままに、 ついつい、 惰性で過ごしている日々。 

そこに、 「風穴」 が開けられる。 

思ってもみなかった、 考えもしなかった、 突然で、 しかも、 少々、 我が身にこたえるような出来事。 そんな出来事が与えられ、 流れは大きく変ってしまう。 

という訳で、 私にとって、 今年、 お初の 「風穴」 は、 春の人事異動という形で、 開けられることになりました。 

都心から離れることもあって、 「教区ニュース」 の編集作業からも、 撤退です。 

数年間、 慣れ親しんだ生活パターンが、 この春から大きく変ることになるのです。 

開いた 「風穴」 が、 日々の思い煩いで、 すっかり埋まった頃、 見計らったように、 ガツン!と、 再び、 「風穴」 を開けて下さる。 

なんともまぁ、 凄いやり方をなさるものです。 あの方は。 

さて、 穴も開いて、 風通しが良くなったところで、 いっちょ、 大掃除でもしてみることにしましょうか。

(クマ)

●もう一つの春の風。 教区のあちらこちらで叙階式という風の便りが届き、 風に運ばれ出かけると、 そこには、 喜びと感動があります。 

3月13日には聖アントニオ神学院において井之上強さんの司祭叙階と山谷篤さん、 小西広志さんお二人の助祭叙階がありました。 

おめでとうございます

聖堂からあふれ出た人々、 延々と続く聖体拝領。 一人ひとりの顔が輝いています。 

また2月末には、 アウグスチヌス会で二人の終生誓願と一人の初誓願が祝われました。 

この春、 恵みの式に参加して強く感じるのは、 司祭、 修道者をとり囲み、 体中で喜びを表す青年達、 子供達の存在です。 教会に新しい息吹が感じられます。

(幸)

●春は巣立ちの時。 人事異動の時でもあります。 

VIVIDの次号案内でもおわかりのように、 6年間VIVIDを担当して下さった猪熊師が成田教会へ異動となり、 編集作業から退かれます。 

後任は、 ご復活後東京大司教館勤務となる浦野師です。 現在まで浦野師は、 教会・修道院巡りを担当していました。 

これに伴ない、 今年度からVIVIDの原稿の送り先、 締め切り日が変わりますのでご注意下さい。 特に本紙原稿締め切りとVIVID原稿締め切りが同じとなります。 

念のため編集作業日程を記してみましょう。 

■前月の第1木曜日編集会議

■前月司祭月例集会 (最終月曜日) 原稿締め切り、 印刷屋へ

■1週間後一校

■3~5日後二校

■3~5日後最終校正

■1週間後納品・仕分け

■司祭月例集会で各小教区へ配布

■次週日曜日に信徒の皆さんへ

VIVIDに掲載ご希望の場合は、 発行日に注意をしてどうぞお早目にお申込み下さいますように。 (A) 

1999年 「広報の日」 特別企画
1998年度日本カトリック映画賞
授賞式及び上映会

受賞作品 松井久子監督作品 「ユキエ」 

感謝状受賞作品 「ビヨンド・サイエンス」 

日時 6月4日 (金) 午後2時30分 (第1回上映) 

4時15分 (授賞式) 

6時30分 (第2回上映) 

場所 中野区もみじ山文化センター (なかのZERO小ホール) 

入場料 1500円 (優待券1300円、 中学生以下1000円) 

★授賞式後に松井監督を囲んでパーティーがあります。 

(有料、 どなたでも参加できます) 

主催 カトリック映画視聴覚協議会 (OCIC・JAPAN) 

共催 カトリック東京教区広報委員会

VIVID

◆召命を考える一日の祈りの集い

◇日時 4/29 (木) 10:00~16:00 ◇指導者:星野正道師 (カルメル会司祭) ◇対象:女子青年 ◆聖書で祈る ◇日時 6/26 (土) ~6/27 (日) ◇指導者:雨宮慧師 (東京教区司祭)◇対象:女性信徒※上記、 2つの申込み締切りは、 期日5日前まで ◆聖書に親しむ集い―西暦2,000年に向けて― ◇日時 1999年1月より11月まで毎月最終木曜日 14:00~15:30 (4月のみ22日、 7・8月は休み) ◇指導者:Sr.マグダレナT.A. ◇対象:一般信徒 ◇持参品:聖書◆ 「十字架の使徒職」 の集い ◇内容:洗礼による司祭職を生き、 司祭方のために祈る信者の集い◇日時 (1) 毎月 第2金曜日 14:00~15:30 (2) 毎月 第1木曜日 14:00~15:30 ◇指導者:本会会員 ◇対象:信徒・求道者 ◆キリスト教講座 ◇毎週木曜日 10:00~11:30※上記すべて、 問い合せ・申込み先は、 三位一体の聖体宣教女会 「祈りの家」 まで 〒189-0003 東村山市久米川町1-17-5 TEL042-393-3181・FAX042-393-2407

◆聖地イスラエルってどんな国?

―大聖年の巡礼の旅にそなえて―

◇日時 4/11・5/9・6/13・7/4・10/3・11/7・12/5 の各日曜日 14:00~16:00 (勉強会後、 希望者のために主日ミサがあります)◇場所 真生会館 (JR 「信濃町駅」 徒歩1分)◇講師:M・ルドールズ師 (パリ外国宣教会)・井上弘子氏 (「道の会」) ◇対象:聖地と聖書に興味がある方なら、 どなたでも ◇内容:大聖年にそなえ、 真の意味での 「巡礼」 を考える。 聖地の歴史・地理・風土を、 スライドなどの資料により紹介する ◇会費1回 \1,000 (9回分一括払い \8,000) ◇申込み・問い合わせ先 〒164-0011 中野区中央2-42-4-103 TEL・FAX03-3369-5044・e-mail:hiroko@mars.dti.ne.jp井上弘子/TEL0492-86-6291瀬川眞佐子

◆高円寺教会・生涯養成講座

「吉山登神父様の聖書に親しむ話」

(旧約聖書から)

◇企画 高円寺教会・生涯養成の会 ◇講師:吉山登師 (レデンプトール会司祭) ◇日時 4/18・5/16・6/20・9/26・10/17・11/21・2000年1/16・2/20 (月の第3日曜日、 9月のみ第4日曜日) 9:30ミサ後、 11:00~12:30 ◇会費一括払い \3,000/1回払い \500 ◇場所・申込み・問合せ先 〒116-0003 杉並区高円寺南2-33-32 カトリック高円寺教会 TEL03-3314-5688・FAX03-3314-8954 (受付時間10:00~16:00) 

◆召命の一日

◇テーマ:神にとって私はだれ? ◇指導者:瀬本正之師 (イエズス会司祭) ◇日時 4/18 (日) 10:00~16:30◇場所 マリアの御心会 (JR 「信濃町駅」 下車徒歩2分) ◇対象:35歳までの未婚女性 ◇定員 12名 ◇会費 \700 ◇申込み締切り 4/16 (金) ◆霊操による祈りの集い ◇指導者:長町裕司師 (イエズス会司祭) ◇日時 4/24 (土) ◇場所 マリアの御心会 (JR 「信濃町駅」 下車徒歩2分) ◇対象:35歳までの青年男女※上記いずれも、 問合せ先 〒160-0012 新宿区南元町6-2 マリアの御心会 TEL03-3351-0297・FAX03-3353-8089・e-mail:fcm@ceres.dti.ne.jp

◆パシー・ビューザンヴァル

少年聖歌隊演奏会

LES PETITS CHANTEURS DE PASSY-BUZENVAL

◇日時 4/22 (木) 18:00開演 ◇場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂 ◇入場料 \2,500 (当日券\3,000) ◇チケット販売:チケット・セゾン、 チケットぴあ、 スペース・セントポール、 サンパウロ ◇主催:ザベリオ合唱団 ◇後援:カトリック東京大司教区、 カトリック新聞社、 東京ラ・サール同窓会 ◇問い合せ先 TEL・FAX042-525-4817新垣まで

◆イエズス会社会司牧センター

アンソレーナさんと“開発”を語ろう

―下からの街作り (新しい分野における“開発”の試みと発展) ―

◇講師:ホルヘ・アンソレーナ氏 (1994年マグサイサイ賞・国際理解部門受賞、 上智大学講師、 日本建築学会員) ◇時間 いずれも水曜日毎回18:30~20:30 ◇日程・内容 (1) 4/14チベット (2) 5/19ネパール (3) 6/16タイ (4) 7/14パキスタン ◇場所 真生会館学習センター ◇交通手段:JR 「信濃町駅」 下車徒歩1分 ◇会費 各回 \1,000 ◇問い合わせ・申込み先・主催 〒162-0054 新宿区河田町7-14 TEL03-3359-7655・FAX03-3358-6233 イエズス会社会司牧センター (担当:川地千代) 

◆豊島教会創立50周年記念

チャリティーコンサート

◇日時 4/16 (金) 18:30開場/19:00開演 ◇場所 豊島教会聖堂 ◇チケット \3,000 (全席自由) ◇演者 ヴァイオリン:齋藤真知亜/オルガン:新山恵理/バス:宇佐美桂一 ◇問合せ先 豊島教会 TEL03-3957-2540/高橋節子 TEL03-3959-0968・FAX03-3959-0991

◆枢機卿様御講話と世カ連報告会

◇日時 4/20 (木) 13:30~16:00 ◇場所 関口会館2階 ◇内容 〔1〕 白柳枢機卿様の御講話 〔2〕 世界カトリック女性団体連盟 (世カ連) 報告会 ◇参加費 \500 ◇対象:どなたでもどうぞ ◇主催:カトリック女性同志会 ◇問合せ先 TEL 03-3447-2231森脇/042-378-9377武藤/03-3844-7066滝口

◆JICE 「現代の生と死を考える」 講座

◇講師:鈴木育三氏 (榛名憩の園園長) /佐々木道人師 (聖路加国際病院チャプレン) /細谷亮太氏 (聖路加国際病院小児科部長) /若林一美氏 (「ちいさな風の会」 代表) ◇期間 4/24 (土) ~7/17 (土) の毎土曜日 (5/1は除く) ◇会場 立教大学内 ◇参加資格 すべての社会人に開放 ◇受講料一般 \20,000・学生\15,000◇申込み締切り 4/17 (土) ◇問合せ先 立教大学キリスト教教育研究所 TEL03-3985-2661

◆フランス語で聖書に親しむ会

◇講師:フロモン師 (上智大学教授) ◇日時 4/12:より開催、 以後、 毎週月曜日 18:30~20:30 ◇場所 上智会館2階 聖三木図書館 (上智大学内) ◇問合せ先 TEL03-3330-7043 石田/TEL042-529-8720 橋村

◆召命黙想会

◇日時 5/14 (金) 17:00受付~5/16 (日) 16:00 ◇場所 鎌倉イエズス会黙想の家 ◇指導者:プラチド・イバニエス師 (イエズス会司祭) ◇対象:20歳~30歳代の未婚女性信徒 ◇費用 \8,000 ◇申込み締切り4/25 (日) までに下記へ ◇問合せ・申込み先 〒184-8511 小金井市桜町1-2-20 福音史家聖ヨハネ布教修道女会 TEL042-383-8527・FAX042-383-7492

(担当:Sr.星村・Sr.西田) 

◆黙想会のご案内

◇テーマ: 『アメイジング・グレイス (驚くべき恵み) 』 ―わたしをさがす父なる神― ◇日時 5/22 (土) 16:45 (16:00受付開始) ~5/23 (日) 16:00頃〈5/21 (金) から2泊のプログラムもあり。 その場合は、 夕食を済ませて20:00に集合〉◇場所 カルメル会上野毛聖テレジア修道院 (東急大井町線 「上野毛駅」 下車 徒歩5分) ◇対象:高校生以上35歳までの青年男女◇指導者:カルメル会士 ◇費用 \5,000 (1泊)・\8,000 (2泊) ◇申込み方法・締切り 参加希望者は、 ハガキかFAXに、 住所・氏名・年齢・電話番号・宿泊数を記入のうえ、 4/28 (水) 必着にて、 下記まで。 こちらより、 折り返し連絡します ◇問合せ・申込み先 〒158-0093 世田谷区上野毛2-14-25 カルメル会修道会 東京青年黙想会係 TEL03-3704-2171・FAX03-3704-1764 (担当:松田) 

◆聖霊による生活刷新セミナー

―もっと身近に神の愛を体験してみませんか―

◇日時 4/18 (日) ~6/6 (日) までの、 毎週日曜日18:00~20:00 ◇場所 上智会館5階会議室 (JR・地下鉄 「四谷駅」 下車、 上智大学構内) ◇参加費用 \2,000 (テキスト代 \500) ◇条件 洗礼を受けていて、 毎週、 参加出来る人 (途中参加は出来ません) ◇申込み 「四谷祈りの集い」 会場にて受付中 (上記の時間・場所にて、 毎週日曜日に開催) ◇問合せ先 聖霊による刷新事務所 (ヒスロ) TEL03-3357-8138・FAX03-3357-9504

◆聖霊の翼にのって 御父のもとに ひとつになろう

―教会内の諸運動・使徒職団体の出会いと交わりと分かち合いのための集い―

◇日時 4/29 (木) 13:00 受付開始/13:30~17:00 集い/~18:00 自由参加のセルフ・サーヴィスの茶話会 ◇場所 白百合女子大学講堂 (京王線 「仙川駅」 下車、 徒歩10分) ◇プログラム 『聖霊の翼にのって』 …1998年聖霊降臨の主日のローマでの出来事/ 『御父のもとに』 …出会い・交わり・分かち合い/ 『ひとつになろう』 …白柳枢機卿を囲んでのミサ ◇対象:どなたでも参加出来ます ◇参加費 無料 ◇主催: 「聖霊の翼にのって 御父のもとに ひとつになろう」 実行委員会 ◇後援:カトリック東京大司教区 ◇問合せ先TEL03-3247-9122・FAX03-3247-9151 (担当:フォコラーレ・小林) 

■キリスト教精神に基づいた

生涯学習シリーズ (1999年4~7月期)■

総合テーマ〈人間について考える〉

〔聖書の光の中で…〕

[1] 祈りへの道-ミサ- ◇水曜日 13:30~15:30▽4/21. 5/12. 26. 6/9. 23 (全5回) ◇講師:関根英雄師 (東京教区司祭) ◇受講料\4,200

[2] 救いの歴史 (旧新約) 第3部 ◇土曜日 10:30~12:00▽4/10. 17. 24. 5/8. 15. 22 (全6回) ◇講師:Sr.マグダレナT.A.氏 (三位一体会) ◇受講料 \5,000

[3] 黙示録 ◇土曜日 10:30~12:00▽5/29. 6/5. 12. 19. 26. 7/3 (全6回) ◇講師:Sr.マグダレナT.A.氏 (三位一体会) ◇受講料\5,000

[4]“出会い”を求めて―キリスト前後― 第12部 ◇土曜日 10:30~12:00▽4/10. 24. 5/8. 22. 6/19. 26. 7/3 (全7回) ◇講師:粕谷甲一師 (東京教区司祭) ◇受講料 \5,800

[5] キリスト教入門を教える人のために 第4期第3部 ◇土曜日 10:30~12:00▽5/15. 22. 29. 6/5. 12. 26 (全6回) ◇講師:森一弘師 (東京教区補佐司教) ◇受講料 \5,000

〔現代社会との関わりの中で…〕

[6] 今の教会のあり方はこれでいいのか ◇土曜日 13:30~15:30 ◇講師:4/17 酒井新二氏 (共同通信社顧問) ▽4/24 大原猛師 (東京教区司祭) ▽5/15 小柳義夫氏 (東京大学理学部教授) ◇受講料 \3,000 (1回 \1,000) 

[7] プロテスタントとカトリックの一致運動―最近のエキュメニカル運動を知る― ◇土曜日 13:30~15:30 (全2回) ◇講師:5/22 徳善義和師 (日本ルーテル神学校長・ルーテル学院大学教授) ▽5/29 高柳俊一師 (上智大学文学部教授◇受講料 2回 \2,000

〔人と人との絆の中で…〕

[8] 祈りの創造的試み ◇土曜日 13:30~15:30 (全3回) ◇講師:6/26 神山純一氏 (作曲家)▽7/3 松本富士男氏 (東海大学大学院文学部教授) ▽7/10 ミカエル・モイズィキェヴィチ (司祭・写真家) ◇受講料 \3,000 (1回 \1,000)

〔聖書100週間〕

[9] ~ [17] 〈ステップ2・4・6・8〉〈聖書奉仕者準備コース〉

※いずれも継続中。 新クラスの開始・参加方法については、 説明会の案内詳細を参照のこと

■いずれの講座も、 場所は 「真生会館学習センター」 (JR信濃町駅前) にて▽申込み方法 電話、 または、 ハガキ・申込用紙に住所・氏名・講座番号・講座名を記入して下記まで▽問い合わせ先 「真生会館 カトリック教会 学習センター」 〒160-0016 新宿区信濃町33 TEL 03-3351-7123■