大司教

今後の聖体礼拝@東京カテドラル

2020年06月19日

東京カテドラル聖マリア大聖堂では、新型コロナウイル感染症の拡大に伴って公開ミサが中止となった直後から、連日、大聖堂の主祭壇に御聖体を顕示して、聖体礼拝を行ってきました。

構内の師イエズス修道女会のシスター方の協力を得て、顕示する時間は様々な事情から変動しましたが、できる限り継続してきました。感染症の拡大という困難な時期にあって、御聖体に現存される主とともに時間を過ごしながら困難を乗り越えるための祈りをささげ、また東京教区に主ご自身の祝福を願いながら、聖体礼拝を行っています。キリスト教国にあっては、御聖体への理解がある程度期待できるため、今回の事態にあっても、街中に御聖体顕示台をもって繰り出すこともされたという話を聞いていますし、あるアジアの非キリスト教国では、信徒が集中して住んでいる地区でそのような聖体顕示が行われたと承知していますが、やはり日本ではそうはいきません。御聖体への理解が全くない中、信徒もいない中で御聖体を顕示することはできません。そのため、カテドラルで、できる限り聖体を顕示して、聖体礼拝を続けてきました。

6月21日以降は、公開ミサが再開されますので、毎日というわけには行きませんが、(日中もミサが行われたりするため)、しかしせっかく始めた聖体顕示と聖体礼拝ですから、続けたいと思います。幸い、関口教会主任の天本神父様が配慮してくださり、毎週木曜日の午後1時から4時まで、大聖堂の主祭壇で、聖体顕示と聖体礼拝を行うことになりました。

本日はイエスのみこころの祭日です。6月はみこころの月と呼ばれます。あふれんばかりの神のいつくしみは、イエスのみこころからあふれ出てきています。そのいつくしみに信頼しながら、困難の暗闇の中にも光を求めて祈りをささげましょう。

もし日中お時間があれば、木曜日の午後1時から4時、聖体礼拝においでください。静かな大聖堂で、御聖体のうちに現存される主イエスを前に、イエスのみこころの思いに触れながら、そのいつくしみが、わたしたちすべてを包んでくださるように、祈りましょう。

当分の間、この形で継続します。