菊地大司教

    教区災害対応チームによるオンラインパネルディスカッションが開催

    2020年11月18日

    Webinar20d

     

    東京大司教区には、まだまだ始まったばかりですが、災害対応チームが存在しています。東日本大震災を教訓に、これから起きるであろう災害に備えておくためでもあり、またカリタスジャパンが作成した災害対応マニュアルを実施するためでもありますが、なにぶん初めての挑戦なので、試行錯誤が続いています。

    その中で、今回の新型コロナ感染症の拡大は、自然災害にも匹敵する影響を社会に及ぼし、また教会もその影響を大きく受けていることから、災害対応チームの視点からどういった対応が可能であるのか、模索してきました。

    その一つが、教区ホームページにも掲載している「コロナ対応支援プラットフォーム」と名付けたブログの開設です。詳しくはこちらのリンクからご覧いただき、その上で、このブログを参照していただければと思います(コロナ対応支援プラットフォームはこちらのアドレスです。 http://catholictad.jugem.jp/

    それ以外にも、Facebookにおいて、こちらのリンクで発信をしていますので参照ください。

    Webinar20b

    この災害対応チームでは、教会活動がコロナ禍のために困難を極める中で、さまざまな取り組みを、特にオンラインで行っている事例を紹介しようと、去る11月14日午後1時半から、オンラインでパネルディスカッションを開催しました。

    当日は、教区内で次の方々にパネラーとしてご報告をいただきました。

    A: カトリック西千葉・千葉寺教会
    「リモート聖書講座・主日の福音」 
    福島 一基 神父(西千葉教会・千葉寺教会主任司祭) 田中 修さん(講座受講者 千葉寺教会信徒)

    B: ドン・ボスコ オラトリオ
    「日本語講座にみるベトナム人技能実習生の今」
    田村 宣行 神父(サレジオ会) 春山 ミカエル ラップ 神父(サレジオ会)

    C: カトリック梅田教会 教会学校 「継続が一番」
    藤本 陽子さん(教会学校リーダー) ラメイ アレックさん(教会学校リーダー)

    D: カトリック調布教会 教会学校
    「これからの教会学校の在り方を見つめて」
    荒川 讓二さん(教会学校アニメーター サレジオ会哲学生) 木下 敏孝さん(調布教会教会委員長)
    古川 晴麻さん(教会学校生徒)古川 美帆子さん(教会学校保護者)

    参加して報告くださった皆さんありがとうございました。このパネルディスカッションの様子は録画してありますので、東京教区のホームページから是非ともご覧ください。録画を見ることの出来るリンクはこちらです。また今後もこのようなオンラインパネルディスカッションを開催して、「困難なときにこそ新たな取り組みを」めざして、体験を共有し、教区全体で生かしていくことが出来ればと思います。

    以下、当日のパネルディスカッション冒頭での、私のメッセージです。

    本日は多くの方に、オンラインパネルディスカッションに参加していただき、ありがとうございます。

    カトリック東京大司教区の災害対応チームとしては、新型コロナ感染症は、地震などの災害と変わらない大きな影響を社会に及ぼしていると認識し、感染症が認知された当初から、教会としてどのような対応が出来るのかを模索してきました。

    感染症の拡大は社会全体に大きな影響を及ぼしていますが、教会にもおなじように大きな影響を及ぼしています。社会全体もそうですが、教会も、いのちの危機に直面して、どこに向かえば光が見えるのか分からずに、暗闇の中で彷徨っているような感覚です。

    とりわけ教会は大きな影響を受けています。なんといっても、新型コロナ感染症から身を守るために、密集、密閉、密接といった三つの密を避けることが提唱されていますが、教会はまさしくミサを捧げるためにこの三つの密に満ちあふれているところだからです。たくさんの人が狭い場所に集まって、みんなで聖歌を大きな声で歌ったりするのですから、教会は三つの密と共にあると言っても過言ではありません。それが出来ないとなると、とたんに教会はアイデンティティの危機に直面しました。特にカトリック教会は、集まって聖体祭儀に与り、御聖体を拝領することが重要なのですから、それに困難を感じている今、教会は、いったい自分たちはどうあるべきか、大きな悩みを抱えてしまっています。

    残念ながら、この危機的状況は、すぐには解決しそうにありません。それなりに感染対策には心を配るようになりましたが、それでも以前のような活動に戻ることは当分難しいと思います。

    そんな中で、単に失ったものをどう補充するかという視点だけではなく、与えられている使命、すなわち福音を、「時が良くても悪くも」伝えていく使命から、わたしたちキリスト者は逃れることは出来ません。この困難な中で、どうやったら積極的に福音を伝えていくことが出来るのか。

    そこに21世紀の今、わたしたちにはインターネットという道具があります。それを使って教会は何が出来るのか。それも失ったものを補填する補助的な活動ではなくて、積極的にどう打って出るのか。

    その道を探るために、今回のオンラインパネルディスカッションを企画しました。東京大司教区の災害対応チームとしては初めての試みです。

    「コロナ禍の今、教会(わたしたち)のミッション」。

    コロナ禍の今でも、今だからこそできるミッションが、私たちにはあるのではないでしょうか。
    実際の取り組みに耳を傾け、新たな道を一緒に模索していきたいと思います。

    Webinar20c

     

    報告者は、それぞれの場所からZOOMを使って報告をしていただきました。教区本部の司教執務室を配信の拠点として、担当司祭の豊島神父をはじめ私を含めて5名で、役割を分担し、同時配信いたしました。途中、報告が途切れるといったトラブルもありましたが、司会を担当した教区広報の赤井さんが名司会で切り抜けました。

    今後もこういった企画を続けますので、是非教区の中で挑戦していることを分かち合いたい小教区や団体は、教区本部までご連絡ください。