教区の歴史
復活祭メッセージ
2012年04月08日
主の平和が皆さんとともに。
カトリック東京大司教区の皆さん、主のご復活のお喜びを申し上げます。
復活徹夜祭では多くの方々が洗礼をお受けになりました。心からお祝い申し上げます。
皆さんは、キリストの十字架と復活の過ぎ越しの神秘に与かり、古い人に死んで新しい人に生まれ変わりました。古い人とは、罪に支配される罪の奴隷、という意味であり、新しい人とは神の命を受けた人、聖霊によって新たに生まれた人、という意味であります。
使徒パウロの言葉を深く心に刻みましょう。
「わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きることにもなると信じます。」(ローマ6・8)
教会の使命は、主キリストの復活の証人となる、ということです。きょうのミサの第一朗読では、使徒ペトロが力強く主の復活を証言し、イエスが罪と死に打ち勝たれたことを宣言しています。
いま、わたしたち日本の教会は、東日本大震災で苦しむ人々と共に歩んでいます。
願わくは、わたしたち教会が、復活された主キリストから光を受け、キリストの光をもって人々を照らし、人々を慰め励ますことができますように。
そのためにより深い信仰のうちに歩むことができますよう、聖霊の導きを切に祈りましょう。
教皇ベネディクト十六世は第二ヴァチカン公会議開催五十周年を記念して、本年10月11日より始まる『信仰年』を宣言されました。
第二ヴァチカン公会議の精神を学びながら、わたしたちの信仰を深めてくださるよう、聖霊の導きを祈りましょう。
父と子と聖霊の祝福が皆さんの上に豊に注がれますように。
2012年4月8日 復活祭