教区の歴史

教区の歴史

2008年 クリスマス・新年のメッセージ

2007年12月12日

カテドラル大改修完成に感謝して

主イエス・キリストのご降誕を祝い、あわせて新しい年を迎える慶びを申し上げます。

2007年は恵みの年でありました。おかげさまでカテドラル外装改修工事が無事に完了しました。皆様のお祈りと献金に厚く御礼申し上げます。2008年は引き続き、内容の面からも、建物の面からも、カテドラルとその構内がよりよくその使命を果たすことができますよう、現状を検討し整備し、さらに改善案の策定をしたい、と考えております。

本年2008年は日本の教会にとって特別な年となります。日本の長崎で、日本の殉教者、ペトロ岐部と187殉教者の列福式が11月24日に行われます。殉教の取次ぎを願いながら日本の福音化のために祈り考え話し合いたいと思います。東京教区としては優先課題である

 (1) 教会の福音的使命にたずさわるすべての信者の霊的成長

 (2) 多国籍教会として東京教区の成長とたがいのサポート

 (3) 心の問題を持った人々とわたしたちの助け合い

という課題の理解を深め、その活動を推進したいと願っています。

昨年は4つの和解と平和のために祈り働きたい、と申し上げました。すなわち「神との平和」「隣人との平和」「自然との平和」「自分との平和」です。本年も同じ課題の実現に努めたいと思います。特にゆるしの秘跡と病者の塗油という教会の恵み泉に多くの人が近づくよう勧め、そのために司教・司祭も工夫し努力したいと思います。

また日々、次の祈りを唱えながらこの精神で、東京教区の使命を遂行していきたいと考えておりますので皆様にもお祈りをお願いいたします。

 

「いつくしみ深い父よ、

東京カテドラル大改修工事完成に感謝して祈ります。

あなたはわたしたち教会をこの世に遣わされ、

わたしたちがすべての人の救いのしるしとなるよう望まれました。

どうかわたしたち東京教区に、現代の荒れ野において悩み苦しむ多くの人々の

いやし、慰め、励まし、希望となって歩む恵みをお与えください。

何よりまずわたしたち自身の間で、互いにいやしと助け、励ましを

分かち合うことができますよう、導いてください。

東京カテドラルを通してあなたの恵み、光が多くの人に現れ伝えられますように。

わたしたちの主イエス・キリストによって、アーメン。」

 

 


 

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