教区の歴史

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2007年 クリスマス・新年のメッセージ

2006年12月20日

カトリック東京教区のすべての皆さんに主の降誕と新年のお慶びを申し上げます。

2007年は東京カテドラル大改修の年であります。カテドラルと共にわたしたち東京教区の信者も新しく生まれ変わらなければならない、という思いがわたくしの心に強く働いています。わたくしはヨハネ・パウロ二世教皇が宣言された2000年の大聖年の心を持ってこの年を過ごしささげたいと思います。 

一.神との平和

復活された主イエスは弟子たちに現れ「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20・19)と言われ、聖霊をお与えになりました。同じ聖霊をわたしたちは受けて、罪のゆるしを受け、神との和解 をし、神との平和の恵みをいただくことができます。この年、典礼を特に大切にし、またよく祈るように務めましょう。あらためてこの機会にゆるしの秘跡について学びその恵みに与るようお勧めします。また神の愛について黙想してください。そのためにも、ベネディクト十六世教皇の回勅『神は愛』の学びと分かち合いをしてください。 

二.隣人との平和

神への愛は隣人への愛と切り離すことはがきません。「目に見える兄弟を愛さない者は、見えない神を愛することができません。」(一ヨハネ4・20)神との平和は隣人との平和として実を結びます。近くの隣人、遠くの隣人とともに、兄弟としてゆるし合う喜びを味わう年となりますよう切に願っています。 

三.自然との平和

現在の人類の大きな問題のひとつは自然破壊です。わたしたち人類は自然とのつながり、自然の恵みのなかで生存していることにもっとわたしたちは注意を向けるべきです。神はこの世界を創造し、その中に人間を置きました。自然との共生と調和の中で人は神の創造のみ業のすばらしさを賛美し、自然とのつながりの中で自分が生かされていることを知り感謝するのです。 

四.自分との平和

誰にとっても自分自身が最も近い隣人です。わたしたちは自分を受け入れ自分を正しく愛することを学ばなければなりません。 

この「神との平和」「隣人との平和」「自然との平和」「自分との平和」を祈り求めつつ希望をもって「新しい天と新しい地」(黙21・1)へ向かって共に歩んでまいりましょう。2007年が皆さんにとって本当に、平和と希望の年となりますように!

 

 


 

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