教区の歴史
1/1 2002年 新年のあいさつ
2002年01月01日
[English]
東京教区の皆様へ
2002年新春のお喜びを申し上げます。
昨2001年の東京教区と東京大司教としてのわたくしの歩みに対する教区の皆様のご理解ご協力に対して、こころから感謝申し上げます。『新しい一歩』で述べたこれからの教区の取り組み、特に小教区再編成に関して、昨年7月には急なことではありましたが教区集会を開催し大勢の皆様にお集まりいただきました。それを受けて引き続き各地域協力体で積極的に話し合い、意見、提案、またご批判をいただいたことに厚くお礼申しあげます。去る12月15日までに提出していただきました各地域協力体からのご意見・ご提案を確かに受け取りました。これらの貴重な提言に対して、わたくしはじめ事務局、プロジェクトチームで整理・分析・検討を既に始めております。今後の取り組みに生かしてまいります。
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わたくしが『新しい一歩』の「Ⅳ.小教区の再編成と教区としての宣教司牧の強化」で述べました事柄を具体化していく年がこの2002年です。そのためのプログラムを策定中です。また、修道会との話し合いも始まっており、具体的な提案や要望も出てきております。これらの話し合い、皆さんのご意見に基づいて2003年春に向けて何らかの具体案を早急に発表できるよう努力します。
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わたしたち東京教区は宣教する共同体として、「協力」をモットーに取り組むべき課題をいっそう明確にしながら、福音宣教の働きを推進していきたいと思います。そのためにぜひ全教区の皆さんのお祈りを切にお願いしたいと思います。とくに各主日のミサの共同祈願で祈ってください。観想修道会の皆さんには特別に祈っていただきたいと願っております。
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わたくしは去る12月26日、管区大司教の任務を表すパリウム(教皇が祝福された、白い羊毛で作られた小さいストラのようなもの)を教皇大使エンブローズ・デ・パオリ大司教を介して教皇様より拝受いたしました。東京教会管区(札幌・仙台・新潟・浦和・東京・横浜の六教区で構成される)の大司教として日本の教会に対する責任をも自覚し、誠意を持って任務を遂行する所存です。
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わたしたちがまことの平和を作るための神の道具となり、正義がまっとうされるような社会を築き上げることができますよう、元旦にあたってとくに祈り、聖母マリアの取り次ぎを願いながらこころを新たにして参りたいと存じます。
2002年元旦 神の母聖マリアの祭日に