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ミャンマーの教会との協力関係
2014年02月06日
東京大司教区は1964年よりドイツのケルン大司教区と姉妹関係を結び、お互いに助け合い、祈り合う関係を保っています。1979年には両大司教区の友好25周年のお祝いが行なわれました。当時の白柳誠一東京大司教(後に枢機卿)は、ケルン教区の精神を学び、ケルン教区の召命のために祈るよう教区の全信者に呼びかけました。来日していたヘフナー枢機卿(当時のケルン教区長)と白柳大司教は、ケルン教区の精神をさらに発展させようと考え、25周年以降は力をあわせてミャンマー(旧ビルマ)の教会を支援することに合意しました。こうして東京大司教区では、毎年11月の第3日曜日を「ミャンマーデー」と定め、ミャンマーの教会のための献金を呼びかけることになったのです。ミャンマーが支援先に選ばれたのは当時ミャンマーが最も貧しい国の一つであり、援助を必要としていたからです。
当時の岡田武夫大司教は2004年1月にミャンマーの教会を訪問し、ミャンマーの司教協議会の総会に出席しました。ミャンマーの司教たちは総会の中で東京教区の「ミャンマーデー」にならって、11月の第3日曜日を「東京デー」とし、ミャンマーの全教会を挙げて東京大司教区のため、とくに司祭・修道者の召命のために祈ることを約束しました。
ミャンマーの教会は50年前の日本の教会と同じように司祭召命が数多く、大神学校は希望に燃えた若い神学生で溢れています。しかし、神学校の建物は志願者を受け入れるには十分な大きさではなく、また老朽化もかなり進んでいます。この問題を解消するためにミャンマーの司教協議会は新しい神学校の建設を進めています。現在、東京教区はケルン教区と協力してミャンマーの神学校建設支援を進めています。
※通常、小教区で皆様にお願いしている「ミャンマーの教会のための献金」は、ミャンマーの神学校の建設と運営のために使われています。
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