教区の歴史
新パイプオルガン計画 ~進捗状況(3)~
2007年05月10日
2003年3月 パイプを製作するための合金版の準備が始まりました。
250℃の錫と鉛の合金を滑走式容器に入れ、溶解台の上で延ばして合金板を作る。
溶けた合金の入った滑走式容器が溶解台を滑ると直ぐに合金は固まり、厚さ3ミリ長さ5メートルの板が出来上がる。最も長いパイプ(16フィート)の製作に使う。 金属が均等に固まるためには、温度を正確に保ち、一定の速度で冷ますことが大切。
合金板を動かす前に台をきれいに掃除する。板1枚は70-80Kgの重さ。
板は大きな旋盤に載せられ、正確な厚さになるまで削られる。ストップ(音栓)によって、パイプになる板の厚さは異なる。
調律師が指示した大きさにカットしてから、手作業で板を磨き、完成させる。