教区の歴史
「教区集会」に向かって 提案と質問のまとめ
2001年07月19日
2001年7月19日 、大量に手紙、ファクス、e-mailで寄せられた文書を事務局が教区集会の準備のためにまとめました。投稿者名は省略。
「新しい一歩」 7月22日の教区集会に向かって 提案
再編成
- 再編成より、今後教会のあるべき姿を強調する。統廃合ではなく、融合化と連帯化を意識する。
- 京都教区・大阪教区の前例を検証し、情報を取り入れる。
- 時間をかけて進めてほしい。
- 司祭と同数の信徒をプロジェクトチームに加える。それによって発想・構想の幅が広がる。 アンケートによって、信徒の推薦・立候補ができるよう望む。小教区にもプロジェクトチームを作るようお願いしたい。
- プロジェクトチームから派遣された司祭が説明をする必要がある。
地域の分け方
- 従来の組織(地域協力体、小教区)にとらわれない再編成。
- 大司教様が考えていることをどうぞ、大胆に実行ください。ただし、統廃合と共同司牧は段階的に行って。
- 地域協力体の特性を見極めつつ、20の新しい地域を決めるのに慎重に、よく話し合ってから。
- モデルケースを設け、問題点を抽出しながら進める。
- テストケースとして自分の教会を使っていただきたい。
- 地域協力体は、大司教の決意表明に沿った再編成の内容を表していない。それに適った新しい名前がほしい。(地域協力体は、もともと小教区の上部組織ではないので、戸惑いを感じる)。しかし同時に、せっかく作り上げてきた地域協力体の枠組みを全く壊してしまうのはもったいない。
- 信徒の年齢別構成(地域協力体別または全信徒)を調べることによって、今後の宣教方針が明らかになる。
- 主日のミサの平均出席人数を把握し、考慮してグループ化する。維持費・活動費用のため。
- 具体的なグループ分けの提案。
- 現地域協力体の枠ではなく、鉄道沿線(通勤通学・買い物等)に基づいたグループ分けを望む。
- 自宅に近い教会に自由に所属する。特に都県境の居住者。
司祭
- 司祭が教会に居住することを望まない(雑事・独善・独断化)。
- 信者数の多い所に司祭を多く派遣するほかに、広い地域協力体に若い司祭を多く派遣する。体力的な面からも。
- 女性司祭、司祭の妻帯。
- 世話人司祭のほかに、信徒が調整役を担うことができる。
司祭と信徒の養成
- 信徒と司祭の生涯教育の強化。
- 司祭養成学校を再編成し、宣教者(司教・司祭・修道者・信徒)全員が生涯学ふことができる神学院を設ける。
- 日本人の生活と信仰・霊的体験に基づいた日本の神学を構築する。西洋の神学の紹介・導入ではなく。
- 聖体奉仕者・典礼委員・カテキスタ等の養成。
- 終身助祭、集会司式・聖体奉仕者の養成と積極的実施。
- 一粒会を再検討する。
財政や事務
- 財政に関して、独立採算制をやめる。教会間格差・不平等をなくすため。
- 会計・事務処理の改革を望む。
- 教会維持費は、信徒数や地域の状況に応じて一括して集め、必要に応じて新しい共同体に配分する。
- パソコンを使った中央での情報管理、会計処理、事務処理(洗礼台帳その他)
- 外郭団体(YMCAのように)を作り、収益事業を行い、教会に還流させる。
- ホームページを有効活用する(地域協力体単位)。討議に使う。そのために、スタッフを充実させる。パソコン等が使えない高齢者のために、地域グループごとに密に声かけを行う。
修道会との関係
- 修道会の位置づけを明確に。大司教と各修道会管区長との連絡を密に。
宣教の強化
- 司祭が必要なとき(儀式でも、相談でも)、誰でもアクセスできるコールセンターを設けてそこから司祭の手配をする。
- こころと生活の相談者を教区として養成する
- 「結婚式」や「観光」目的の人たちを受け入れることができるようにする。
協力
- 信徒の司祭への協力体制を確立する。
- 新しい地域協力体単位で協力体制を築くことが必要。
- 信徒のもっているタレントを活用する(登録し、必要な時に諮問し、力になってもらう)。
- (パソコン、社会情勢、金融、経理、税務、不動産、法律、等々)。
- 再編成のため、みんなの話し合いや分かち合いを深める。
霊的刷新
- 教会内部を刷新し、霊に導かれて祈る共同体へと成長することを目指す。そのために、聖書によるいのり(Lectio Divina)が行われるよう推進する。
建物
- 歴史的建造物に関する教区としての指針が必要。
幼稚園
- 幼稚園の使命を見直し、必要なものとして残すなら、説明が必要であり、そこから理解を求めることもできる。法人化の検討も。
日本全体の教区再編成
- 日本の教区を3つにして、助け合いを深めて、司教にもっと自由な働きをさせる。
- 教区同士の人材や財政の交流
- 教区の再編も含めて、日本全体で考えるときである。
「新しい一歩」 7月22日の教区集会に向かって 質問
再編成
- 再編成の具体的な進め方や時期。
- 指摘されている現在の問題点は、教区や小教区の組織や運営の面から出てきたことなのか。
- 長期ビジョンがほしい。スケジュールはどのようになっているか。
- 教会運営上の一定の方針に関して、基準やルールが新たに設けられるのか。
- 小教区としての存続が難しい(都心の)教会でも、幼稚園の存続はできないものか。
地域の分け方
- 新しい地域協力体と小教区の関係について
- 地域協力体を20程度に分けるという具体的根拠は何か。
- 地域協力体の分割だけを考えていくのか。それとも現地域協力体の枠を越えた再編成も検討する余地があるのか(総武地域松戸・市川と千葉地域の習志野との関係等)。
- 再編成に当たっては、信徒数、地域特性(教会間の距離)のいずれに重点が置かれるのか。
司祭
- 司祭の居住地(拠点教会だけ?)
- 司祭はどこに定住するのか。居住施設はあるのか。問題点はないのか。
- 各地域に司祭館をひとつにして、そこから各教会に出勤。
- 世話人司祭の選任はどうなりますか
- 世話人司祭は過渡的存在か。将来も存置されるのなら、主任司祭とはどのような関係になるのか。
- 司祭の召命を増やすためにどのように実行してきたか。召命について書かれていないのはなぜか。
- 司祭が定住していない教会(聖堂)で主日のミサが行われる場合、謝礼・交通費等の負担をどうするのか。
司祭と信徒の養成
- 信徒の自立が期待されるが、信徒に何が求められているのか(明確でない)。
財政や事務
- 会計処理・事務処理はどのような形になるのか。修道会や教区の司祭管理はどのようにするのか。
修道会との関係
- 修道会の教会は、小教区の再編成や地域協力体にどのように組み込まれるのか。
- 修道会、宣教会等異なる母体からなる教会を一つの小教区に統合することで懸念される問題、特に財政上の問題はないのか。
宣教の強化
- 専門問題のために、各地域に一人司祭を置く?それとも教区レベルで専門チーム?
協力
- 司祭間のチームワークがうまく取れるだろうか。
- 司祭どうしの協力ができるのか。また、グループ化によって、無気か無責任にならないか。
その他
- 小教区統合による、墓地の管理・権利はどのようになるのか。