お知らせ
東京教区ニュース第306号
2013年09月01日
目次
東京教区信仰年セミナー 第一回
ミサの信条を学び直す(信仰年にあたって)
宣教司牧評議会は、信仰年にあたり「毎週ミサで唱える信条にもっと親しみを覚え、自分たちの信仰の宣言として心をこめて唱えるために」という目的で、信仰年セミナー(全2回)を企画しました。その第1回目が去る9月7日土曜日、13時半より関口会館のケルンホールで行われました。講師には、司教団の典礼委員であり、日本カトリック神学院院長の白浜満神父(サン・スルピス会)をお迎えし、「ミサの信条を学び直す(信仰年にあたって)」というテーマで講演をしていただきました。
白浜神父は「信条とは何か」、「ミサの中で信条を唱えるということの意味」という二つの柱に沿って、とくに「使徒信条」「ニケア・コンスタンチノープル信条」については、その成立の歴史的な背景と意味をわかりやすくご説明くださいました。
意外だったのは「ニケア・コンスタンチノープル信条」の出だしがもともと公会議では「わたしは信じます」ではなく「わたしたちは信じます」という複数形であったということです。そこに、教会共同体のニュアンスが含まれていた、というのはとても興味深いことでした。
わたしたちは一人ひとり勝手に信じていればよいのではなく、信条を唱えることで「洗礼によって教会共同体の信仰の中に、祈りの中に、その力の中に入れていただいた」という共同体の信仰を思い起こし、洗礼の恵みを確認し、更新しながらミサに与ることが大切であることを学びました。
このセミナーのために、各小教区から寄せられた信条についてのご意見の中に、「どの信条を唱えるべきかとまどう」といったご意見がありました。わたし自身これまで同じ思いを抱いてきましたが、今回の講演で、それぞれの信条が歴史的な背景を持ち、信徒たちによって伝承されてきた大切なものであることを知り、認識が変わりました。そして、ミサの中で便宜的に短いものだけを唱えるのではなく、どの信条も暗唱できるくらい唱え、後の世代にしっかりと伝えていくことは大切な務めであると感じました。
セミナー後半の質疑応答では、白浜神父に加え、岡田武夫大司教、幸田和生司教が並び、参加者から寄せられた質問についての回答がなされました。
この講演の内容は、参加されなかった方々のお手元にお届けできるよう、今後評議会で小冊子にまとめる予定です。求道者や洗礼志願者の方々に、ミサで唱えている信条の大切さを伝えていくために各小教区で小冊子を役立ていただきたいと思います。
第2回は10月26日に行われます。長崎の26聖人記念館の館長、レンゾ・デ・ルカ神父(イエズス会)を講師に迎え、「『信じます』という生き方」というテーマでお話をしていただきます。キリシタン時代の日本の信徒たちがどのように信条を生きたのかというお話と合わせて、わたしたちが信条を信仰生活の中でどのように受け止め、霊的に深めていったらよいのかということを中心に考える、黙想会のような集まりを企画しています。是非ご参加ください。
宣教司牧評議員齋藤みず穂(徳田教会)
信仰年の講座等はVIVID欄もご覧下さい。 (編集部)
喜多見教会 最終ミサ
―85年の歴史を終え、新たな歩みへ―
7月21日の第一ミサの終わりには静けさの内にも深い哀しみが漂いました。第二ミサにはとても多くの方が集まり、岡田武夫大司教の主司式、高木賢一神父、今井康雄助祭、申繁時(しんしげとき)神父(大阪教区)、安次嶺(あじみね)晴実神父の共同司式、また侍者全員が奉仕して最終ミサが始まりました。大司教は説教で、「カトリック教会、喜多見教会には自分たちが担うべき十字架があり、イエスの十字架の意味を深く悟らせてくださるよう、祈りましょう」と呼びかけられました。共同祈願では、「祈り、歌い、泣き、笑い、たくさんの活動を共にした共同体の心は続きます。主の導きのままに力強く歩みだすことができますように」と祈りました。
ミサ後、岡田大司教、礼拝会Sr.豊田管区長、セシリア喜多見幼稚園安藤園長から聖堂の歴史的な話や新たな旅立ちに向けたご挨拶をいただき、主任司祭の安次嶺神父より謝辞が述べられました。終了後、信徒大半の台帳が成城教会に運ばれ、一つの共同体として統合されました。
6月2日には創立85周年記念ミサとコンサートを行い、歴代司祭、先達(せんだつ)と教会に集う者共々に、また長年お世話になった礼拝会の方々に感謝しました。そして、日本初のフレスコ画(長谷川路可(ろか)作)は大和学園に移設され、教会墓地や鐘、備品は成城教会に引き継がれ、教会の守護者であるルルドのマリア様の岩窟は礼拝会に残されることとなりました。神様のお導きにより多数の方々のご協力をいただいて新たな歩みを踏み出すことができ、感謝いたします。
(徳島 巖)
新潟教区のためのお祈りと献金のお礼
東京教区からの祈りと献金に対し、新潟教区長のタルチシオ菊地功司教様からお手紙を頂戴いたしましたので、ご報告させていただきます。
カトリック東京大司教区 岡田武夫大司教様
「新潟教区 新司教館建設特別献金御礼」
十主の平安
このたびは新潟教区司教館建設のために、 束京大司教区の皆様から多大なご寄付、献金を賜り誠にありがとうございました。
私どもの現在の司教館は、 昭和2年頃に今の場所に移築されました。その後、建物の傷みや、昭和39年の新潟地震での被害等で数度の補修、補強工事を行いながら現在に至っております。
しかしながら、建物の老朽化も進み、また耐震診断の結果、極めて耐震性が低いことが判明し、また断熱材等をほとんど使用していない施工で冬場の居住の問題もかかえておりましたので、昨年、新潟教区創立100周年を機に全面建て替えすることを決定し、信徒の皆様に協カをお願いし今年の春から建設に着手いたしました。
おかげさまで、東京大司教区の皆様をはじめ全国の教区・教会、修道院、信徒の皆様からも暖かいご支援をいただき、予想しました時期よりも早く建設資金の目途がたちそうでございます。 また、工事も予定通り進められて今年の11月頃には完成の予定でございます。
皆様の心温かい格別なご協カに感謝申し上げますとともに、主の豊かな祝福をお祈り申し上げます。
教区の皆様に私どもの感謝の気持ちをお伝えいただきたいと思います。 ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
感謝のうちに
2013年8月21日
カトリック新潟教区司教 タルチシオ 菊 地 功
平 和旬間 2013
昨年末以降、安倍政権下において憲法改正にむけての議論が活発となり、自民党改憲草案をもとにした改憲が現実のものになろうとしています。この動きに対して、日本カトリック司教協議会の社会司教委員会から「平和憲法を守り、活かしていくために」という小冊子が今年の4月に発行されました。教会で配布されご覧になった方も多いと思います。このことからもわかるように、日本のカトリック教会は憲法9条の平和主義を柱とした現行の日本国憲法の精神に福音的精神を見出しています。そこで、東京教区の平和旬間の今年のテーマは「平和を実現する人々は幸い―平和憲法と教会の教え―」となりました。今回のこの記事では8月10日に行われた平和旬間委員会企画を報告したいと思います。
<講演会>
例年行われる講演会には市民活動家の高田健(たかだけん)さん(許すな!憲法改悪・市民連絡会代表、9条の会事務局・写真)を招きました。講演のテーマは「いま、憲法が危ない!」。8月10日当日は会場となった麹町教会ヨセフホールが満員となる250名弱の聴衆が参加してくださいました。
この講演会のなかで高田さんは参院選後の改憲への動きと見通しについて、いくつかの報道にみられるトピックスを引き合いに出しながら、非常に丁寧に教えてくださいました。改憲手続きに関しては、参院選によって衆参両院の安定多数を獲得した政権であってもすぐには手続きに踏み出すことが出来ずに時間がかなりかかることが予想されること。しかし、そのなかにあっても解釈改憲が水面下で着々と進行していくことを指摘されました。それは、集団的自衛権の行使の容認の実質化とそれに伴う具体的な有事法案の整備がはじまっていることです。従来の憲法解釈では集団的自衛権の行使は認められていません。そのため、政府の憲法解釈の番人とも形容される内閣法制局長官を異例の交代で替えてしまい、従来の憲法解釈を転換しやすくするための布石を既(すで)に打っていること。法案においては国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案、特定秘密保全法案(仮称)の提出、防衛大綱(たいもう)の改定などがあげられ、集団的自衛権の行使(こうし)にむけた有事法整備(ゆうじほうせいび)が進む見込みであるとの指摘でした。
こうした政治的な見通しの中で、しっかりとした平和への決意をもっていくために戦争を体験した人たちの思いを受け継いでいく必要性をある歌の情景をもって簡単に説明されていました。講演の時には歌それ自体の紹介はありませんでしたが、後日ある方を通してその歌を教えてくださったので紹介します。
「徴兵は命かけても阻(はば)むべし 母 祖母 おみな 牢に満つるとも」
歌の作者は石井百代(いしいももよ)さん。この歌は有事法制が着手された頃、1978年に朝日新聞の歌壇に掲載されたものだそうです。石井さんは1982年に79歳で亡くなられたそうです。戦争を体験した世代のとても強い覚悟が伝わってくる歌です。
<平和巡礼ウォーク&平和を願うミサ>
麹町教会、本郷教会、豊島教会、そして目白駅前の各地点を出発点として、平和を願うミサが執り行われる東京カテドラル関口教会へと有志が平和について考え祈りながら歩いて行きました。夕方の4時頃からの出発とはいえ、茹(う)だるような暑さが一向に引く様子もありませんでした。夏は暑いのが当たり前だとしても、例年にないぐらいの気温に感じられてなりませんでした。大変失礼な言い方になってしまいますが、金祝を迎えられた大倉神父をはじめとして、岡田大司教、幸田司教といった決して若くない方たちが熱中症で倒れることもなく無事に歩きぬかれたのがとても印象的です。平和を願う心に年齢は関係がないことを教えてくれています。巡礼ウォークの有志とあわせてミサの参加者は500名強。ミサの意向は第2次世界大戦で命を犠牲にされたすべての方の追悼を願って捧げられました。少しずつ参加者が増えていることに感謝。
(平和旬間担当司祭 天本 昭好(あまもとあきよし))
神学生合宿
9月2日から4日にかけて、東京教区の神学生3名(泉雄生(ゆう)、伊藤英樹、野口邦大(くにひろ))は、長野県諏訪郡富士見町にある「マリアの家」(マリアの御心会)で、岡田大司教、幸田司教そして養成担当司祭(辻神父、ディン神父、林神父)とともに合宿を行なった。テーマは「自然の中で交わりを深める」。毎年行なわれている神学生合宿は、主に神学院で生活する神学生と、教区という現場で働く司教・司祭たちとの交わりを深めることが目的である。
初日は、三位一体ベネディクト修道院(ベネディクト会)を訪問したあと、大司教による「司教職」に関する講話が行なわれた。教区司祭は、人々への奉仕の他に司教の協力者という重要な任務をもっている。その点で、修道会創立者のカリスマや霊性を追求する修道司祭とは異なる。つまり、教区司祭には司教との深いつながりが特に求められるのだが、大司教はそのような司教と司祭との交わりの重要性を、ご自身の経験を踏まえながら強調された。
2日目は現在新潟教区へ出向している伊藤幸史(こうし)神父(日本カトリック神学院・前副院長)が平日活動しているNPO法人「共働学舎」(長野県北安曇郡小谷村)を訪ねた。共働学舎は、さまざまなハンディをもつ人々が、キリスト教精神に基づきながら、農作業を通して交わりを深める授産施設である。熊除けの鈴の音を大きく響かせながら険しい山道を軽快に歩く伊藤神父を先頭に、普段は大都会東京のコンクリート・ジャングルで奉仕する司教、司祭、そして神学生たちは、息も絶え絶えになりながら山間部にある集落を目指した。
3日目に訪問した「高森草庵(たかもりそうあん)」(ドミニコ会)も自然が豊かであったが、そのような大自然の中で、神の創造の息吹を感じながら、相互の交わりを深めることができた3日間であった。
(神学科1年 泉 雄生)
『信仰年』 ― 信仰年の回勅『信仰の光』
教皇フランシスコは2013年6月29日、回勅『信仰の光』を発布しました。以下にその内容の初めの部分の内容を紹介します。
イエスは言われました。「わたしは光として世にきた、わたしを信じる者が、だれも暗闇のなかにとどまることのないように。」 (ヨハネ12・46)①
信仰とは光、イエス・キリストの光です。人生の旅路を照らし導く光、復活したキリストがもたらす、死から命への道を照らす光、闇の中を歩むわたしたたちを照らす灯火(ともしび)です。信仰は絶えず養われ強められ深められなければなりません。そのために「信仰年」が定められました。
アブラハムは信仰の父と呼ばれます。彼は神の呼びかけに応え、神の約束を信じて、すべてを置いて故郷を後にしました。信仰の人とは、神の忠実を信じ、み手に自らを委(ゆだ)ね、神から力を受ける人です。アブラハムは信仰の人であり、自分の人生は偶然の結果ではなく神からの呼びかけ、神の愛の結果である、と信じました。
他方、出エジプト記は、イスラエルの民の不信仰と偶像崇拝の例を伝えています。モーセがシナイ山からなかなか下りてこないので、民は金の雄牛の偶像を造りそれを礼拝しました。彼らは、隠れている神、み顔をみることができない神の神秘に耐えられなくなったのでした。② 信仰とは本来、直接神を見ることによって神を理解することではありません。信仰とは、神はいつか相応(ふさわ)しい時に自身のみ顔の覆いを脱いでくださる、という神秘を尊重することです。神に信頼しないで、自分自身の働きを世界に中心に置きそれを礼拝するとき、わたしたちは偶像崇拝に陥っています。③
信じるとは、慈しみ深い愛に自分を委ねることです。なぜなら愛である神がいつもわたしたちを受け入れ赦(ゆる)し、わたしたちの人生を支え導き、人類の道筋をまっすぐにしてくださるからです。信仰とはよろこんで、何時(いつ)でも、神の呼びかけに応えて、自分を変え、自分を新しくする、ということを意味しています。
信仰の根拠は何よりイエスの生涯にあります。イエスは、神は愛であり、わたしが信頼してすべてをゆだねることのできる方であることを完全に開示しました。イエスは神の愛の保証となったのです。
わたしたちがキリストの愛に信頼する根拠は、まずキリストの死です。キリストはわたしたちのために死んでくださいました。実に「友のため命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」(ヨハネ15・13)のです。イエスはすべての人のために、自分の敵のためにさえ自分の命をささげました。このキリストの完全な自己贈与のゆえにわたくしは、どんな疑惑にも打ち勝ち、完全に自分をキリストに委ねることができるのです。
またキリストの復活の光に照らされてわたしたちは、神の愛は完全に信頼に値する愛である、ということを信じることができました。復活したキリスト自身が信仰の証人となったのです。復活を通して、イエスは、ご自分がまことの神の子であり、父である神のみ心に従って、十字架を通して死を滅ぼし、その満ち満ちる命を輝かせました。
キリストの受難、死、復活で完全に啓示された愛は、聖霊を通して、日々のわたしたちの営み、人間の現実のなかで生き、働いています。その愛は、わたしたちが日々出会うことのできる愛、世界の中で力強く働き人類の歴史を導いている愛です。
キリストはわたしたちの信仰の対象であるだけでなく、また同時に、わたしたちの信仰の導き手、案内人であります。④ 信仰とはイエスを見つめるだけではなく、イエス自身が物事を見るように、イエスの目で物事をみることでもあります。わたしたちは自分の人生にイエスを受け入れ、人生の旅路においてイエスの愛の道に倣(なら)って歩むのです。
わたしたちが神の愛を信じることができるために神の子はわたしたちと同じ体をとられました。神はわたしたちの歴史に入り、人となられました。それは、わたしたちが、神がこの世界を愛し導いていることをより深くさとるためです。
神を信じる者は、心に注がれる愛である聖霊によって変容されます。「生きているのはもはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。」(ガラテヤ2・20)
①「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩まず、命の光を持つ。」(ヨハネ8・12)このイエスの言葉も合わせて味わいましょう。
② 出エジプト記32章参照。
③ この偶像崇拝の項はもっとも示唆に富んでいます。
④ ヘブライ12・2参照。
岡田 武夫
WYD リオデジャネイロ大会報告
ワールド・ユース・デー(WYD)リオデジャネイロ大会は7月23日(月)から28日(日)にかけて日本からちょうど地球の裏側にあるブラジル・リオデジャネイロで行われました。この度のWYDは南米出身の教皇フランシスコが就任して初めてのものでもあり、また世界で最大のカトリック信徒数を抱えるブラジルでの開催でもあり、大規模なものになると予想されていました。日本巡礼団は昨年より参加募集をはじめ、62名(青年参加者41名〔東京教区参加青年10名〕、司教3名、司祭・修道者・スタッフ18名)で参加してきました。
今回の日本巡礼団のWYDプログラムは、参加者に社会人が多いことを考慮し、本大会だけの参加(本来大会一週間前からDays in the Diocesesというプログラムに参加します)にしました。しかしブラジルに多く住む日系人の共同体が日本巡礼団をサンパウロに招待してくださったので、はじめの二日はサンパウロにて過ごし、盛大な歓迎を受けました。市内観光の他、ブラジル日本移民資料館を見学し、移民の歴史を学ぶことができました。三日目にバスで移動、途中ブラジル最大の巡礼地アパレシーダに寄りながらリオデジャネイロに入りました。
WYDは教皇と聖週間をたどる巡礼プログラムです。23日(火)の夕方、リオのリゾート海岸でもあるコパカバーナ海岸でリオデジャネイロ大司教司式の開会ミサで始まります。また次の日から午前中は司教たちのカテケージスとミサが三日間続きます。午後は二日目にアジアの青年たちとの集い、アジアン・ユース・ギャザリングに参加し、三日目にはすでに到着してはいたのですが、フランシスコ教皇を迎える式典があり、コパカバーナ海岸にて教皇と十字架の道行の祈りをしました。また四日目は教皇とミサをする会場に徒歩で向かう予定でしたが(約15㎞)、悪天候が続いたため会場が使用不可能となり、急遽コパカバーナ海岸で行うことになりました。そのためこの日は両手を広げたイエスさまの像で有名なコルコバードの丘に行くことができました。その晩はコパカバーナ海岸で野宿です。翌日は晴天のなか教皇ミサが行われ、約300万人が参列したと言われています。
今回のWYDで特に印象的であったのは、やはりフランシスコ教皇です。写真で見る限り、にこやかな雰囲気な方ですが、歓迎式典・十字架の道行・野宿での晩の祈り・ミサの説教で青年たちにむかって話す言葉は非常に力強く、そして心に残るものがありました。何より参加者がこのWYDを通して豊かな体験ができたことに喜びを感じます。フランシスコ教皇が呼びかけたように、彼らが教会の希望となることを心より願います。
福島 一基(ふくしまかずもと)神父
CTIC カトリック東京国際センター通信 第173号
「権利について教えてください」
CTICではこれまでにも何度か「外国人のための労働法勉強会」を開催しましたが、あまりうまくいったとは言えません。80年から90年代、円高で仕事がいくらでもあった時代には、当事者である外国人が、労災事故にでも遭(あ)わない限り
「労働法」や「労働環境」に興味を持ってくれませんでした。2008年9月のリーマンショック直後には各地の教会を廻りましたが、「雇止(やといど)め」や「不当な解雇」が続いていた時期で、当事者たちは話を聞く余裕がなく、「『解雇』と言われても『はい』『わかりました』と言ってはいけません。」など、「とりあえずの対処法」を伝授するのが精いっぱいでした。
しかし、今回は、フィリピン人グループ側からの望みで「勉強会」が開催されました。参加者は、日本人の配偶者で、日本での暮らしが長く、「永住」の在留資格を持っている人たちを中心に、フィリピンから英語教師として来日している人、その同僚のジャマイカ人、さらに日本人の協力者もおられました。彼らの質問は現在自分たちの置かれている状況に関するものに留まらず、「同じ職場に技能実習生がいますが、彼らの労働時間には決まりがありますか?」「いずれ祖国に帰国する人も、年金に加入しなければならないのですか?」「パートで勤務する人たちは、社会保険や雇用保険に加入できますか?」など、「自分以外の人たちの置かれている立場において、日本の制度がどのようになっているのか」にまで及びました。そして、「私たち外国人は、自分たちの権利について知らなさすぎます。権利について、もっと教えてください」という発言が出たのです。勉強会が終わる時間になっても「次回、続きをやってください」という声があがりました。
その日、たまたま八王子から茂原(もばら)の友人宅に遊びに来ていて勉強会に参加したフィリピン人女性から「八王子でもお願いします」との要請があり、現在、実施に向けて教会とスケジュールを調整しています。また、9月には、成田教会で開催することが決まっています。
80年代後半から、日本人との婚姻を理由に、日本の社会に多くのフィリピン人女性がやってきました。彼女たちは、日本人の夫と暮らし、日本の学校に通う子どもたちを育てる中で、日本の文化を学び、日本人のやり方を見てきました。現在は、小教区でも教会委員会に入り、英語ミサのイニシアティブをとり、英語を話す人たちの世話をするなど、大きな力を発揮しています。今後、彼女たちが、様々な意味で力をつけることで、多くの外国人が日本で生きて行くための力になる、そんな希望を感じた勉強会でした。
(大迫(おおさこ)こずえ)
カトリック東京ボランティアセンター No.17
CTVCが活動を行っている福島市宮代(みやしろ)応急仮設宅にて8月17日(土)「浪江盆踊り」を行いました。去年に続き2回目となる今回も、避難用梯子(はしご)を櫓(ろ)に見立て、入居者の方の歌声と松木町教会ボランティアの生太鼓により、とても賑やかな相馬盆踊りとなりました。
入居者さんによる浪江焼きそばや本場チヂミ、焼き鳥にフランクフルトなどの屋台が並び、子どもコーナーでは、子ども達がヨーヨー釣りや輪投げを楽しみました。
フラダンスの披露や子どもや大人も一緒になってじゃんけんゲーム、スイカ割りなどのアトラクションもあり、特にスイカ割りでは皆さんから指示が飛び、大いに盛り上がりました。
また、今年の盆踊りは福島名物である仮装大会も兼ねて行われ、皆思い思いの仮装をして盆踊りを楽しみました。
今年に入り、入居者の方と協働でイベントの企画、準備、実施を行ってきました。今回も事前の準備から設営、イベント後の片づけまで一緒に行うことができ、皆さんとの関わりも深まってきました。
宮代仮設住宅との関わりも2年になろうとしています。この2年間、浪江の皆さんと一緒に季節を祝いたいとイベントを企画してきました。「ボランティアさんの笑顔を届けてもらうことが本当にうれしい。それによって私たちも元気になるのよ」と言ってくださいます。
これからも、笑顔を届け続けたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。
カリタスの家だより 連載 第56回
みんなの部屋
2013年の新作クリスマスカードです!!
私たち「みんなの部屋」が文京区より委託を受ける地域活動支援センターに移行して、今年で3年目になりました。1978年に東京カリタスの家のボランティア活動によって生まれ、活動室としてカトリックセンターの地下1階で活動を開始して以来、35年の歴史を刻んできたことになります。その間、事業所さんからいただく内職仕事や、自主作業としては編み物・縫い物などの手芸品作り、その他様々な創作活動を経験し、現在の主な作業の一つである、クリスマスカードやイースターカードなどのグリーティングカードを作成するという仕事に巡り合うことができました。みんなの部屋は現在このグリーティングカードと手芸品づくりを2大作業として活動していますが、今回は主にグリーティングカードの紹介をさせて頂きたいと思います。
このグリーティングカード作りは、市販のイラスト等を切(き)り貼(は)りするコラージュから始まり、見よう見まねで作成してきました。しかし現在では、皆でデザイン案を出し合って作っており、購入者の方から「毎年楽しみにしている」「今年もまたカードが素敵になっていますね」など、高い評価を頂くことができるようにまでなりました。そのため、初めて見学にいらっしゃる利用希望者さんには「こんなカードを一人で作るなんて、とても出来ません!」と驚かれてしまうこともあるのですが、実は一枚のカードも、多くの利用者さん・ボランティア・職員の作業の分担で出来上がっています。紙を折る人、型紙を使って材料を切り抜く人、切り紙を貼る人、色を塗る人…みんなの得意分野を持ち寄り、一つ一つのカードを心をこめて作っております。
実はこの「みんなの部屋」という施設名も利用者さんからの発案で、「一人」ではなく「みんな」で活動するという意味が込められています。メンバーは思いやりを持って深い部分でお互いを支えあい、またボランティアは様々なアイデアやそれまでの生活の知恵、技術などを惜しみなく教えてくれています。ここに通うそれぞれがお互いを大切にし、協力しあいながら日々活動しています。
みんなの部屋職員 江川・根本・白石
東京カリタスの家 Tel 03-3943-1726
http://www.tokyo-caritas.org
教区司祭紹介 第37回
ペトロ 岡田 武夫(おかだたけお)大司教
1941年 10 月 24日生まれ
1973年 11 月 3 日司祭叙階
1991年 9 月 16日司教叙階
ご出身は?
岡田:千葉県市原市鶴舞(つるまい)の出身です。鶴舞という所は江戸時代の終わりに浜松藩が移住して開拓して造られた房総半島の中心部山間部の小さな集落です。集落には、陣屋という殿様の邸宅があり、それが後に小学校となりました。また日本語点字の考案者である石川倉次(いしかわくらじ)は鶴舞の人ですが、幼 時に浜松から移住してきたと伝えられています。石川倉次については、3年前の子どものミサで、集まった子どもたちに話したことがあります。
季節になると、文字通り、鶴が舞うような所ですか。
岡田:いいえ、地形が鶴の形をしているところから付けられて地名と聞いています。鶴をみたことはありませんね。
子どもの頃の思い出は?
岡田:敗戦後の日本の田舎で静かな年月を過ごしました。小学生の頃は近所の仲間と遊び暮らして過ごしていました。中学生の頃より本を読むことを好みました。春は桜、夏はお祭り、秋は遠足、柿、青い空、冬は霜柱、コマ回し、雪、炬燵……自然の豊かな環境でした。私の心の原風景です。
信仰との出会いは?
岡田:子どもの頃のことでした。山奥の鶴舞まで外国人の宣教師が車でやってきて聖書を配っていました。宣教のための映画会が催され、イエスの生涯が上映されていた、という記憶があります。
中学生の時に、先生から最後の晩餐の絵の説明を聞き、イエスの物語に強い関心を持ちました。
高校生の時には、英語の先生から聖書を読むように勧められ、読んでみたりしました。
日曜日のラジオ番組で「ルーテル・アワー」という放送があり、通信講座を受講し終了したこともあります。
最後の晩餐の絵の説明で、どんなことを興味深く感じましたか?
岡田:イエスを裏切る弟子の話ではどきどきしました。
「主よ、それはだれのことですか」という場面ですね。
召命のきっかけは?
岡田:東京で大学に入り、御茶の水の教会で洗礼を受け、さらにあとで上智大学の先生、ウイリアム・ジョンストン神父によってカトリックに転会しました。転会式の場には、東京教区の関根英雄(ふさお)神父、小林敬三神父(いずれも当時神学生)が立ち会いました。
わたしの心の中に、子どもの頃から、哲学や神学を勉強したいという気持ちがずっと続いていました。他方、出会った司祭たちから影響を受けて、司祭になりたいという気持ちが強くなりました。
大学を卒業してから一年たち、決心して東京教区へ申し出ました。家族の了解のないままの出発でした。後で父はひどく落胆したと聞きました。申し訳ないことでした。
神学校時代の思い出は?
岡田:大変な激動の時代、大学紛争で授業のできない状況がありました。第二バチカン公会議閉幕直後で、教会は大きな変革を迎え、神学院も大きな変動を経験しました。
一時期、授業は一切休講となり、われわれは自分で先生に頼んで講義をしてもらいました。バリケードに入り込んで帰ってこない神学生も出るし、大変な状況でした。哲学院の生活は一時野放し状態となりました。多くの神学生が去っていきました。
一緒に入学した同期生は21名、仙台の平賀徹夫司教、東京教区の小林祥二神父などが同期です。
司祭叙階式当日の何か思い出は?
岡田:司祭叙階は1973年11月3日、わたしを含め4人一緒の叙階式でした。叙階式の当日、必死でゆるしの秘跡のゆるしの言葉をラテン語で暗記したことを思い出します。先日引越しの際、荷物を整理していたら、叙階式の案内状が出てきました。ちょうど40年前です。
現代社会に今最も伝えたいメッセージは?
岡田:「心に太陽を!」 この現実を、希望をもって歩みましょう。
東日本大震災に際して日本カトリック司教協議会が出した声明に、そのことを表わすことばがあります。
「わたしたちキリスト者には、何よりも神から求められる生き方、つまり『単純質素な生活、祈りの精神、すべての人々に対する愛、とくに小さく貧しい人々への愛、従順、謙遜、離脱、自己犠牲』などによって、福音の真正なあかしを立てる務めがあります。」
教皇フランシスコの言葉と重なる部分がありそうですが、どう思われますか?「時のしるし」でしょうか。
岡田:そうですね。同じです。でもこの言葉は、教皇パウロ六世の『福音宣教』からの引用です。
好きな聖書の箇所・言葉は?
岡田:「主に望みをおく人は新たな力を得/鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない」(イザヤ40・31)
冒頭の「主に望みをおく人」という言葉は、私の司教職のモットーとして選んだ言葉でもあります。
「あなたは存在するものすべてを愛し、お造りになったものを何一つ嫌われない。憎んでおられるのなら、造られなかったはずだ。
あなたがお望みにならないのに存続し、あなたが呼び出されないのに存在するものが果たしてあるだろうか。
命を愛される主よ、すべてはあなたのもの、あなたはすべてをいとおしまれる」(知恵の書11・24-26)
誰でも存在する者には意味があり、神のお望みによって生まれて来たので、という信仰が大切、生きる力を与える聖句だと思います。また困難に遭遇しても、前途に望みを置いて、忍耐して、勇気を持って、乗り切る力をいただきます。
教区本部会計報告 2012 年度
教区本部事務局法人事務部より、「2012年度の教区本部と小教区の一般会計収支計算書」 、及び、「ペトロの家会計」を発表させて頂きます。
【教区本部の一般会計】
教区本部の一般会計の経常収入は4億4千万円弱、経常支出が4億2千万円強で、経常収支が1千19万円の黒字になりました。経常収支は、単独で見た場合、2005年以降、赤字の連続でしたが、7年振りに赤字を脱却しました。しかし経常収支が黒字となった主な原因は、資産運用等の他会計から入金した振替金によります。
経常収入では、小教区から頂きました小教区負担金、教区立幼稚園負担金等が前年を若干下回りましたが、教区祭儀献金、先に記載した他会計からの振替金が増加した結果、経常収入は前年比約3千987万円増収の4億4千万円弱でした。
経常支出では、中央協議会等への分担金、司祭給与等の人件費、教区本部の経費が若干減少しましたが、活動費、助成費、神学生養成費が増加し、前年比約1千380万円弱の支出増加の4億2千万円強でした。
教区本部の財務収入は2億6千万円、財務支出は2億4千万円弱で、財務収支は2千164万円の黒字でした。財務収支の内、立替金・仮払金・預り金・仮受金等は、期間の違いはありますが、発生したものはいずれ精算されますので、記載は省略します。
財務収入では、スポットで投資有価証券の売却収入が4千万円弱あった結果、前年比、約8千400万円弱の増収で2億6千万円でした。
財務支出では、空調設備更新が1千743万円と若干の構築物の支出があり、前年比約6千418万円の増加で、2億4千万円弱となりました。
経常収支と財務収支いずれも、2012年度はスポット要因で黒字になりましたが、継続的な要因ではありません。
【小教区の一般会計】
小教区の一般会計(含む霊園会計)の経常収入は12億2千万円強、経常支出は8億8千万円弱のため、経常収収支は3億4千763万円の黒字になりました。
経常収入では、ミサ献金・臨時献金・墓地納骨堂献金・教区助成金収入・墓地永代使用料・墓地納骨堂管理料収入・改葬料収入等が前年比増の772万9千円でした。月定献金・祭儀献金・建築営繕積立献金・特別献金収入・埋葬料収入・補助金収入・保険料収入・繰入金収入・受取利息は前年比を271万6千円下回りました。その結果、経常収入は前年比5千13万円の増収で12億2千万円強でした。
経常支出では、司祭給与・所定福利費・退職金・水道光熱費・小額備品費・消耗品費・賃借料・渉外費・旅費交通費・カウント料・福利厚生費・租税公課が、前年比増409万4千円でした。
しかし、祭儀費・諸活動費・寄付援助金・本部献金・保守管理費・園芸費・職員給与・通信運搬費・保険料・会議費・自動車諸費・支払手数料・繰入金支出・支払利息・雑費は前年比を下回り8千639万円減でした。
その結果、経常支出は前年比4千545万円減額の8億8千万円弱となりました。
財務収入では、相互扶助貯蓄制度・建設積立特定預金・営繕修繕引当特定預金・退職給与引当特定預金・預り金・その他借入金収入・預かり保証金が前年比増464万9千円でした。
その他特定預金・仮払金・立替金・預け金・仮受金・相互扶助借入金は前年比を183万4千円下回りました。
その結果、財務収入は前年比684万5千円増で1億7千万円でした。
財務支出では、前年比増が8千414万円でしたが前年比減が8千419万円でしたので、財務支出合計としては前年比6万円減の4億3千万円でした。
【ペトロの家会計】
ペトロの家会計の経常収入は3千万円強、経常支出は1千404万円のため、経常収支は1千918万円の繰越金が生じました。
経常収入では、皆様方からいただいた団体個人献金、他の会計からの振替入金、入居されている司祭方からの共益費負担分等の収入で、合計3千万円強の収入がありました。
経常支出では、水道光熱費・保守管理費・委託費(家政婦等)・消耗品費等が主な支出で、合計1千404万円でした。
ペトロの家会計は、2011年に立ち上げたばかりでしたので、神父様方のお世話をする職員の人件費は、教区本部の一般会計に組み込んでいましたから、ペトロの家会計の経常収支は、外面的には、繰越金が生じる結果となりました。
しかし、2013年度からは、等身大の運営の在り方を知るために、職員の人件費、建築資金を借入れした返済額、及び返済残高をペトロの家の会計に組み込みます。(入居司祭の負担、教区本部一般会計からの繰り入れ、ペトロの家後援会への寄付等でまかなってまいります)
そのために、来年度から、4千万円強の会計予算になる見込みです。
AOS 東 京(カトリック船員司牧)
「海賊にハイジャックされて、仲間が人質になっているんです…。」
東京港に定期的にやってくる船に、普段通りの訪船をしていた時に聞いたニュース。乗組員たちとは長年の付き合いで、常に様々な関わりがある。
この船の姉妹船で、エジプト―イラン間を航行している船がソマリア沖で被害に遭ったと言う。人質になっている20人のスリランカ人、シリア人、フィリピン人船員たちも、東京港で何度も会っていた。
何でも、海賊にはルールブックがあり、身代金が目当てであるため、船員たちに対しては、傷つけたり殺してはいけない等、いくつかの掟が箇条書きになっているらしい。ただ、全員が一つの部屋に入れられていて、自由がなく、食べ物や、水にも限りがあるため、長期間の拘束は心配だとの話。たとえ身代金のために人質の命は大事にすると言っても、最近では麻薬やテロリストも絡(から)んで、ソマリア海賊の狂暴化もしばしば取り沙汰されている。驚きとショックで落ち着かない日々だったが、2ヶ月が過ぎた頃、全員が無事に解放され、家族のもとに帰国したという何よりの知らせが入った。会社や関係団体の水面下での交渉と多額のお金が、当の海賊かあるいはその裏の人物に支払われたらしい。
とりあえずの解決をほっと喜んだのも束(つか)の間(ま)、2ヶ月も経たないある日訪船すると、なんとあの時人質となっていたはずの船員たちが、もう復帰していた! あのような事件に遭うと当然、ストレスと、トラウマにより二度と航海に出たくないと、本人はもとより、家族が会社に懇願するケースが多々ある。せめて長期の有給休暇や、心身共にカウンセリングを受ける充分な費用と相応(ふさわ)しい医療機関が優遇されてしかるべき、との私たちの要求と理想は崩れた。船主側にとっては船員の不足、船員にとっては働いて家族を養わなければならない本人の必要性など、現実は厳しい。
疲労感や、諦めの表情を浮かべながら、まるで映画を見ているような毎日だったという2ヶ月間の恐怖を語ってくれた。
まず5、6人の武装した海賊が船を襲撃し、乗り込んで来た。船員たちは縛られて並ばされ、トイレに行くのも許可がいる監視下に置かれ、食事は一日1回だけ。そのうちに50人ほどが一気に乗り込んできて、更に厳しい拘束をし、船内を自由に使い、備蓄の食糧にも手を付け、身代金の交渉をしながら、時が経っていった。そんなある日、海賊同士の諍(いさか)いが発生し、銃の撃ち合いになり、1人が死亡、数人が怪我をした。幸い船員たちは物陰に隠れ無事だったとのこと。地獄のような日々から解放されて、帰宅した時には、痩せ細り、髪も髭(ひげ)も伸び放題の変わり果てた風貌(ふうぼう)に、家族は自分のことが誰なのかわからなかったようだ、とのこと。
国際海事局(IMB)のソマリア海賊事件発生状況の報告によると、5年程前の全盛期に比べ2012年は、297件と、大幅に減少(前年比約32.3%減)している。被害に遭った船員の数も減少し662名(前年比約26%減)、人質に関しても585名(前年比約27%減)となっている。(一方、東南アジア、西アフリカでは増加傾向にあるのだが。)
特記したいのは、このソマリアの減少の背後には、各国海軍や民間武装ガードの採用による海賊対処活動及び各商船による海賊防止対策によるもので、武力によって功を奏しているということだ。無政府状態の国情や民衆の貧困、多国籍企業の搾取や環境破壊、国際社会の関係改善等、海賊発生の原因を根本的に見直し、取り組んだ結果ではなく、バンドエイド ソリューションなのだ。
何が起こるか分からない海上で、極限状態を経験している船員たちの抱えるPTSD(心的外傷後ストレス障害)は、今私たちにとって重い課題となっている。
Sr.岩井美咲(聖心侍女会)
お知らせ
「先生、目が見えるようになりたいのです」
(マルコ10・51)
-あなたの信仰があなたを救った-
10月13日(日) 午後2時半~5時
東京カテドラル関口教会
「聖マリア大聖堂」&前庭にて
札幌教区司教叙階式
ベルナルド 勝谷太治被選司教の叙階式
10月14日(月・体育の日)午後2時~
藤女子大学講堂にて(札幌市北区北一六条西2丁目)
「筝曲(そうきょく)」で捧げるミサ
岡田大司教司祭叙階40周年を祝い、キリシタンの心を辿る
いよいよ「信仰年」の終了も間近にせまりました。キリシタンの時代、グレゴリオ聖歌として歌われていた「使徒信条(クレド)」が、筝曲「六段」と重ねられていることを皆川達夫氏が指摘しております。迫害の時代、ことばにして祈ることのできない「クレド」を筝曲の響きに重ね、祈り続けて来たのではないかと偲ばれます。この度、生田流野坂操壽(のさかそうじゅ)家元の演奏する筝曲「六段」と中世音楽合唱団の歌う「クレド」を重ね、「使徒信条」の祈りの心をさらに深めながら、岡田大司教の司祭叙階四十周年を記念するミサを捧げます。
貴重な内容が溢れる祈りの機会となります。ぜひご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
日時 11月4日(月・振替休日)午後1時30分
場所 東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂
主催 公益財団法人東京カリタスの家
社会福祉法人ぶどうの木ロゴス点字図書館
協賛 アレルヤ会
東京教区合同追悼ミサ
11月3日(日)
東京カテドラル聖マリア大聖堂 14:00
カトリック府中墓地14:00
カトリック五日市霊園 14:00
―― 合同追悼ミサについてのお願い ――
1. 各会場に併設されている駐車場には限りがありますので、会場に行かれる場合には、できるだけ公共機関をご利用ください。
2. 諸事情によってやむを得ず、車で来場される方は、現場の誘導に従ってください。
3. 集まりの目的は追悼ミサですので、その意味を理解し、静寂を保つように心がけてください。
(近年、主旨をわきまえない雰囲気が見られるようになっています。)
*特に、カトリック府中墓地、及び、カトリック五日市霊園では、昨年述べましたように、ボランティアの力量を越える事例が度重なることもあって、交通整理等に、警備会社に警備員の派遣を依頼しました。
また、カトリック五日市霊園では、交通整理と同じ理由から、JR武蔵増戸駅と霊園の間を、地元の業者に委託して、マイクロバス2台で墓参の送迎を行います。
尚、施設近隣の方々にご迷惑がかからないように、合同追悼ミサに参加される方々は、公共のマナーを遵守してください。
教区本部事務局 事務局長 高木 賢一
カトリック教会の青年向けカテキズム
『カトリック教会のカテキズム』同様、「信じる」「祝う」「生きる」「祈る」という4編の構成。難解な用語の使用を可能なかぎり避け、Q&A形式の柔らかな文体で、カトリック教会の教え全般を解説。また、イラストや写真なども随所に挿入され、明るくて楽しいページ構成になっている。
お近くのカトリック書店、またはAmazon、ブックサービスなどオンライン書店にて。
税込定価: 1890円
投稿募集
東京教区ニュースでは、 読者の皆さまからの投稿を受け付けています。
福音的な内容のニュース記事、 エッセイ(いずれも600字以内)、写真、 イラスト、 4コマ漫画などを送ってください
(未発表のものに限ります)。
「投稿」 と明記し、 住所、 氏名、 年齢、 電話番号、 所属教会を必ず書いてください。
文章に関しては、 用語その他で添削することがあります。 また、 投稿されたものについてはお返しいたしませんので、あらかじめご了承ください。
VIVID
「信仰年」
岡田大司教による 「信仰年を生きるカテキズム講座」
10/19(土)(第12回)14:00~15:30
本郷教会聖堂2階レイホールで(JR駒込駅南口南北線1出口徒歩6分)
費用:¥500
教材:「カトリック教会のカテキズム要約」聖書
どなたでも、いつからでも 申込不要
主催:本郷教会 問合せ:Fax/03-3945-9079
e-mail:hongo@biz03.plala.or.jp
岡田大司教とともに学ぶカテキズム (カトリックの教え)
信仰年を生きるカトリック要理公開講座 全10回 ご好評に応え大司教が特別講義をして下さいます。
特講1:10/11(金)
特講2:11/21(木)
18:00~20:00
麹町教会ヨセフホールで
教材:「カトリック教会のカテキズム要約」(各自購入)
参加自由 当日参加も可 自由献金
主催:カトリックアクション同志会 問合せ:秋山Tel/090-4955-9427
カトリック東京大司教区 信仰年「特別講座」
以下共通
開催場所:カトリック・センターおよびカトリック築地教会
講座担当者:猪熊太郎神父および高木賢一神父
(猪熊神父は聖書と要理を軸に、また、高木神父はマルコ福音書の通読を軸に、各々、キリスト教の大枠を学ぶ概論的な勉強会を企画しています)
対象:カトリック教会信徒(求道者の方々が参加くださるのは、歓迎致しますが、洗礼準備の勉強会とは考えないでください)
献金をお願いします
問合せ:Tel/03-3943-2301 高木賢一神父 古川
猪熊太郎神父
毎週木曜日13:00~ カトリック・センターで
毎週土曜日13:00~ 築地教会で
内容:神と人々との関わり -三つの時代と、その特徴を知る-(6/13開講 全35回)
高木賢一神父
第1・3土曜日11:00~ カトリック・センターで
第1・3日曜日13:00~ 築地教会で
内容:マルコ福音書の通読を中心にして(6/15開講 全20回)
東京教区「信仰年」セミナー
「わたしは信じます」~ミサの信条を見つめ直す~
10/26(土)13:30~16:30
関口カテドラル構内ケルンホールで
「信じます」という生き方
講師:レンゾ・デ・ルカ師(長崎日本26聖人記念館・イエズス会)
企画・運営:東京教区宣教司牧評議会
毎週ミサで唱えている信条にもっと親しみを覚え、
自分たちの信仰の宣言として心を込めて唱えられるようにするための学びと黙想の集まりです。
ミサ・祈りの集い・黙想会
グレゴリオ聖歌・ラテン語典礼による荘厳司教ミサ
11/9(土)15:00~16:40
カテドラル関口教会聖マリア大聖堂で
整理券配布:13:00~ 開場:14:00 「聖母の連祷」:14:40~
主司式:岡田武夫大司教
共同司式:教皇大使ジョセフ・チェノットゥ大司教 ほか
ミサの意向:「日本で働く司祭の召命」 ミサ曲:Cum Jubilo(カトリック聖歌集505番) ほか
このミサに与ることにより全免償を受けることができます
女性信徒はベールの着用をおすすめします ミサ後、ケルンホールで司祭との懇談会あり(会費¥700)
主催:カトリックアクション同志会
問合せ:秋山 Tel/03-3337-0815
ベタニアの集い
10/27 11/24(日)14:00~16:30
ベタニア修道女会ゲストハウスで
対象:独身女性信徒(20代~40代)
申込:ベタニア修道女会 聖ベルナデッタ第二修道院(〒165-0022中野区江古田3-15-2)
Tel/03-5318-5676 Fax/03-3387-1533
http://www.sistersofbethany.info/ベタニアの集い 担当シスターまで
聖書深読
10/26(土)16:30~
メルセス会第四修道院で(杉並区高円寺南5-11-35)聖書深読のあと、晩の祈りを共にし、夕食を囲みます
問合せ:メルセス会第四修道院 Tel/03-3315-1550(18:00~21:00)
いやしのためのミサ
10/13 11/10 12/8(第2日曜)14:00~
聖心女子大学聖堂で(渋谷区広尾4-3-1)
司式:小平正寿神父(フランシスコ会) パウロ・ヤノチンスキー神父(ドミニコ会)
ミサ後個人別祈りの時間帯有
問合せ:羽村 Tel/03-3414-6940
小平師:http://fraludo-ofm.at.webry.info/
ミサ詳細:http://home.a04.itscom.net/ictus/hm.html
いやしのためのミサ 「おかえりミサ」
10/19(土)第3土曜日 15:00~祈り/16:00~ミサ
援助修道会聖堂で(新宿区市谷田町2-22 地下鉄南北線・有楽町線市ヶ谷駅5番出口徒歩3分)
司式:晴佐久昌英神父(東京教区)
どなたでも参加可
問合せ:Tel/03-3269-2405(17:00まで) e-mail:auxijapon@live.jp (件名に「おかえりミサ問合せ」と入れてください)
現代に生きる信仰体験の集い
毎月第2・4土曜日14:00~16:00(2014/3/22まで)
上石神井イエズス会修道院(旧神学院)会議室で
(西武新宿線武蔵関駅徒歩8分・吉祥寺と三鷹駅発バスで武蔵関駅入口降車徒歩10分)
内容:静かに音楽を聴きながらの黙想・分かち合い
担当:イシドロ・リバス神父
問合せ:Tel/03-3594-2184 e-mail:ribas@jesuits.or.jp
グレゴリオ聖歌による「聖マリア最も尊きロザリオの祝日」のミサ
10/12(土)14:00
田園調布教会大聖堂で(〒145-0071大田区田園調布3-43-1)
司式:静一志神父 グレゴリオ聖歌
指揮:上村京子
聖歌:田園調布グレゴリオ聖歌研究会
問合せ:拜郷(はいごう)雅子 Tel・Fax/03-3750-4785
ファチマの初土
11/2(第1土曜日)11:00~13:00
聖パウロ会宣教センター4F聖堂で(JR・地下鉄丸ノ内線・南北線 四谷駅徒歩1分)
司式:ペトロ神父(カプチン・フランシスコ会)
内容:ミサ、ロザリオ、赦しの秘跡、聖体賛美
持ち物:ロザリオ
自由献金 静かに祈りたい方どなたでも
問合せ:Tel/042-525-4817
「イエスの聖テレジア(アヴィラ)おとめ教会博士の荘厳記念の典礼」
10/15(月)ミサ:6:30 10:00 晩の祈り(歌)19:30つづいてミサ
カルメル修道会上野毛修道院聖堂で(上野毛教会 世田谷区上野毛 2-14-25 東急大井町線上野毛駅下車徒歩約6分)
問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp
主催:カルメル修道会上野毛修道院
「スカプラリオ会員のためのミサ」
10/26 11/23 12/28 (第4土曜日)朝 6:30
カルメル修道会聖堂で(上野毛教会 世田谷区上野毛2-14-25東急大井町線上野毛駅徒歩6分)
問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp
聖マリア在俗会主催
「奉献生活を通してわたしが新しく生きる道」
10/27(日)10:30~15:30
聖マリア在俗会東京ハイムで(武蔵野市御殿山1-7-8-509吉祥寺教会敷地内)
指導:宮崎保司神父(神言修道会・吉祥寺教会主任司祭)
対象:独身女性40才位まで
費用:¥1,000(昼食代含む、当日支払い)
申込:10/20(日)まで下記へ 聖マリア在俗会 〒133-0056江戸川区南小岩8-19-6-502
Tel・Fax/03-5693-1740 e-mail:mfmichiko1330@yahoo.co.jp担当 長井美智子
一泊黙想会ご案内
11/9(土)15:00~11/10(日)16:30
無原罪聖母宣教女会で(世田谷区深沢8-13-16)
テーマ:「聴いてみたいな みことばを」パートⅡ 照らされた光で歩もう!!
指導者:平林冬樹神父(イエズス会)
対象:40歳までの独身女性信徒 初めての方でも大歓迎
参加費:¥1,500
申込締切:11/3
問合せ:Tel/03-3701-3295 担当 佐藤
カノッサ会一日静修
11/2(土)9:30~16:30
カノッサ修道女会東京修道院で
対象:独身女性信徒
費用:¥1,000 昼食代含む
申込:10/28(月)まで(〒156-0045世田谷区桜上水2-5-1小田急線経堂駅下車、小田急バス千歳船橋行・桜上水二丁目下車徒歩3分)
担当シスター吉田
問合せ:Tel/03-3302-1078 Fax/03-3302-1248 e-mail:berunoko@hotmail.co.jp
「聖パドレ・ピオのつどい」
10/19 11/16 12/21(土)13:00~16:30(予定)
聖パウロ会 四ッ谷・宣教センター4階聖堂で
指導司祭:ペトロ神父(カプチン・フランシスコ会)
内容:ロザリオ、ごミサ、聖体賛美、他 自由献金
問合せ:聖パドレ・ピオのつどい Tel・Fax/044-567-7526(木下)
聖霊による生活刷新セミナー 初台祈りの集い
11/21までの毎木曜日 13:00~15:00
初台教会2階で
対象:受洗者で原則毎週参加できる方
参加費:¥2,000(全8回)テキスト代¥500
会場費(自由)
申込:会場受付 問
問合せ:井之上 Tel/03-3468-8221 e-mail:hatuinori@yahoo.co.jp (初台教会への問合せはご遠慮を)
聖霊による生活刷新セミナー 四谷祈りの集い
11/17までの毎週日曜日 17:00~19:00(全8回)
サンパウロ宣教センターで
参加費:¥2,000
対象:受洗者で原則毎週参加できる方
申込:直接会場で
問合せ:聖霊による刷新事務所 Tel/03-3357-8138 Fax/03-3357-9504
e-mail:ccrj-hsro@sol.dti.ne.jp
http://www.sol.dti.ne.jp/~hsro/
ローマ典礼の特別形式による歌ミサ
(別称トリエント・ミサ)
10/20 11/17 12/15(日)14:30~ミサ・聖体降福式(13:30開場 14:00よりロザリオの祈り(ラテン語))
聖パウロ修道会若葉修道院で(新宿区若葉1-5)
主催:ウナ・ヴォーチェ・ジャパン
司式:池田敏雄神父(聖パウロ修道会)
どなたでも参加可
詳細:
http://uvj.jp
問合せ:e-mail:info@uvj.jp(修道院への問合せはご遠慮を)
麹町教会初金の祈りの集い ご聖体礼拝と黙想
~聖歌隊の歌を聴きながら~
12/6(偶数月の第1金曜)19:00~20:00
麹町教会主聖堂で(JR・地下鉄四ツ谷駅徒歩1分)
司式:田丸神父
どなたでも参加可
問合せ:麹町教会Tel/03-3263-4584
http://hatsukin.jimdo.com/
聖書の集いとミサ
問合せ:聖母病院パストラルケア室 Tel/03-3951-1111(内線759)
10月ミサ予定
10/9 10/16 10/23 10/30(水)14:30~
聖母病院大聖堂で
司式:バレンタイン・デ・スーザ神父
聖書の集い
13:00~14:15 ミサの前
2階集会室で
どなたでも参加可
「神のうちの真のいのち」祈りの集い・四谷
11/2(土)14:30~16:30
四谷サンパウロ東京宣教センター4F 聖パウロ記念チャペルで
内容:ロザリオその他の祈り、ゆるしの秘跡
ミサ:ハインリヒ・ヨキエル神父(イエズス会)
問合せ:e-mail:info@tlig.jpTel/090-1107-8250 菅原
入場自由、自由献金
カルメル青年黙想会 私は主を見ました
―イエスの福音を伝える―
11/2(土)15:00~11/4(月)16:00
カルメル会聖テレジア修道院で(黙想)(東急大井町線上野毛駅下車)
対象:高校生以上の青年男女(35歳まで)
指導:福田正範神父・他カルメル会士
参加費:一般\10,000 学生\7,000
定員:20名
申込:カルメル会聖テレジア修道院(黙想)青年黙想会係 〒158-0093世田谷区上野毛2-14-25
Tel/03-5706-7355 Fax/03-3704-1789 e-mail:mokusou@carmel-monastery.jp
住所・氏名・性別・年齢・TEL・所属教会名を明記の上、ハガキ・Fax・e-mailの何れかで、10/26(土)まで(必着)
「坐禅の接心」
11/1(金)20:30~11/4(月)13:00
秋川神冥窟で(東京)
1泊¥2,400
泊り込みでの坐禅の合宿 部分参加も可
指導・連絡先:K・リーゼンフーバー(上智大学名誉教授) (〒102-8571千代田区紀尾井町7-1上智大学内 S.J.ハウス)
Tel/03-3238-5124(直通) 5111(伝言) Fax/03-3238-5056 接心の詳細な紹介と解説
http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html
「サダナ」黙想会
―東洋の瞑想とキリスト者の祈り―
以下共通 連絡先:若山美知子 Tel・Fax/03-5802-3844 (不在時:渡辺由子Tel/042-325-7554)
サダナⅠ
10/31(木)9:30~11/3(日)14:00
三位一体聖体宣教女会東京修道院で
指導:ラフォント神父
入門B
11/10(日)9:30~17:00
上石神井黙想の家で
指導:植栗神父
日帰り
11/17(日)9:30~17:00
援助修道会リヒト宣教室で
指導:植栗神父
青年のための練成会 イエス・キリスト=信仰泉源
11/23(土)13:30~11/24(日)16:00
汚れなきマリア修道会 町田修道院で(〒194-0032町田市本町田3050-1 Tel/042-722-6301)
対象:18歳~35歳の未婚の男女(年齢については相談に応じます)
費用:¥3,000(当日徴収)
定員:15名
締切:11/17(日)
申込:住所、氏名、年齢、所属教会、霊名、メールアドレス、携帯番号を記入の上、ファックス・Eメールのいずれかで
e-mail:marianist@marianist.jpFax/042-480-3881
担当:Sr小林Tel/080-5873-6637
http://www.marianist.jp/
主のもとに憩う祈りのひととき
10/16 11/20 12/18(水)19:30~20:30
マリア会シャミナード修道院聖堂で(〒102-0071千代田区富士見1-2-43)
担当:清水一男神父
内容:聖体の前で沈黙のうちに祈り自分を振り返る
どなたでも参加可 途中参加可
問合せ:Tel/080-5873-6637 シスター小林
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青年男女黙想会(聖ウルスラ修道会)
11/16(土)14:00(13:30受付)~11/17(日)16:00
盛岡シャルトル聖パウロ修道女会黙想の家で
指導:小松史朗神父(仙台教区)
対象:独身青年男女信徒・求道者
費用:¥5,000
申込締切:11/9(土)
申込・問合せ:聖ウルスラ修道会東京修道院(武蔵野市吉祥寺本町4-27-18)
Tel・Fax/0422-56-9889 e-mail:ursuline317@yahoo.co.jp
召命黙想会 -イエスを探し求めて-
11/16(土)9:30~15:00
大阪聖ヨゼフ宣教修道女会 豊玉修道院で(〒176-0014 練馬区豊玉南1-8-3)
対象:修道生活に興味をお持ちの未婚女性
参加費:500円
申込締切:11/10(日)まで
問合せ・申込み:Sr.岸(豊玉修道院)Tel/03-3994-3856
講座・研修会
ペトロ・ネメシェギ神父来日記念講演会
以下共通
麹町教会で
入場無料
問合せ:Tel/0467-22-1492 宮脇
10/25(金)16:00~17:30
第1回 テーマ:福音書にみるイエスのあわれみ
10/30(水)16:00~17:30
第2回 テーマ:イエズス会とローマ教皇たち、パウロⅢ世からフランシスコまで
講座案内(カルメル修道会)
以下共通 上野毛教会信徒会館(世田谷区上野毛2-14-25東急大井町線上野毛駅下車 徒歩6分位)
担当:中川博道神父(カルメル修道会)
対象:どなたでも いつからでも 申込み不要
問合せ:Fax/03-3704-1764 e-mail:carmel-reisei@hotmail.co.jp
「生ける神との出会いを探して」
―霊性神学入門講座 / キリスト教入門講座-
10/11 10/25 11/8 11/22 12/6 12/20(金)
朝のクラス 10:30~12:00
夜のクラス 19:30~21:00
「カルメルの霊性に親しむ」
-カルメルの霊性をとおしてイエスとの出会いの道を探します-
10/18 11/15 12/13(金)
朝のクラス10:30~12:00
夜のクラス19:15~20:45
信徒の月例会
カトリックの信仰「聖霊・聖なる教会・永遠の命を信じます」
10/19(土)14:00~(16:00主日のミサ)
麹町教会アルぺホールで
テーマ:教会が辿った道 ①箱舟教会から二つの剣へ
指導:岩島忠彦神父(イエズス会)
問合せ:Tel/03-3263-4584 申込不要
池田神父によるカテキズム講座
毎週木曜日(初金の前日と13日は除く)14:30~16:30
サンパウロ宣教センター2階で
指導:池田敏雄神父(聖パウロ会)
内容:「カトリック教会のカテキズム」第3編 キリストと一致して生きる
費用:¥300/1回(会場費・茶菓子代)・他
問合せ:Tel/090-5449-2054 辻
テイヤール・ド・シャルダン研究読書会
10/19(土)14:00~15:00
吉祥寺教会で(中央線・井の頭線吉祥寺駅ロンロン側西口より徒歩5分)
テーマ:「科学とキリスト」
講師:美田稔氏(テイヤ-ル翻訳家)
教材:当方で用意(テイヤールの「科学とキリスト」ある方は持参)
参加無料 申込不要
問合せ:Tel/03-3332-8866 竹田誠二
「沈黙のうちに神を求めてー観想の祈りへの道」
講演と祈りの実践
11/13(水)14:00~16:00
麹町教会岐部ホール3階305号室で
12/11(水)14:00~16:00(ミサ有り)
麹町教会マリア聖堂で(JR・地下鉄丸ノ内線・南北線四ツ谷駅徒歩1分)
※7月から会場変更 座席数50名のみ アビラの聖テレジアの「霊魂の城」の講話後、一緒に沈黙で祈る
指導:九里彰神父(カルメル会管区長)
どなたでも 献金歓迎 申込不要
問合せ:Tel/042-473-6287 篠原(11:00~20:00)
CWC勉強会
11/12(火)12/12(木)10:30~
真生会館1階第1会議室で
テーマ:カルメルの霊性に親しむ「完徳の道」
講師:九里彰神父(カルメル会)
会費:¥700/回
問合せ:Tel/03-3642-5629 神藤
東京生と死を考える会 定例会
10/26(土)13:30~16:00 開場13:00
幼きイエス会で(ニコラ・バレ9階)
講師:小林るつ子(玩具福祉学会理事長・聖徳大学兼任講師・聖隷クリストファー大学非常勤講師)
テーマ:「笑顔が生まれる、玩具療法」
会費:会員¥1,000 一般¥1,500 学生・障がい者と付き添いの方¥500
問合せ:東京生と死を考える会事務局 Tel/03-3357-5780(火・木10:00~16:00) Fax/03-3357-5793
http://homepage2.nifty.com/tokyo_seitosi/
ビ・モンタント(登り行く人生の会)の講座等
下記の申込み・問合せ:ビ・モンタント東京事務所(〒116-0013 荒川区西日暮里 5-27-4 エルアルカサルフジ305)
執務時間:火曜日14:00~16:00 Tel・Fax/03-3806-9877
4会場での勉強会 |
全会場同一条件13:30~15:00 指導:泉富士男神父(東京教区) 会費:¥500程度 申込不要 10/8(火) ビ・モンタント東京事務所で 泉富士男神父(東京教区) 10/15(火)三軒茶屋教会で 10/18(金)高輪教会で 11/5(火) 立川教会で 加藤英雄神父(東京教区) |
聖書通読講話会 |
〔四谷会場〕 以下共通 (土曜日)13:30~15:00 サンパウロ東京宣教センターで(JR・地下鉄丸の内線・南北線 四ツ谷駅 Tel/03-3357-7651) 対象:会員外もふるって参加を 世話人:浜端 Tel/042-623-1469 10/5「民数記」泉富士男神父(東京教区) 11/2「ルカによる福音書」 鈴木信一神父(パウロ会) 〔関口会場〕 10/16 11/6(水)10:30~12:00 「ヨシュア記」泉富士男神父(東京教区) 東京カテドラル関口教会構内カトリックセンターで(地下鉄有楽町線江戸川橋駅) |
パッチワーク・キルト同好会 |
10/10(木)11:00~15:00 ビ・モンタント東京事務所で ホスピスのベッドカバーを作り社会福祉に役立てます 会員外もふるって参加を 世話人:宮木 Tel/042-575-2335 |
月例散策会 |
10/9(水)10:30 JR山手線渋谷駅南口改札口集合 行先:渋谷教会と目黒天空庭園・オーパス夢ひろば散策 世話人:田垣Tel/03-3999-1209 |
気軽に絵を描く会 |
10/16 11/6(水)13:30~17:00 ビ・モンタント東京事務所で 指導:池田道明先生 (カトリック美術展に参加Tel/03-3892-5412)水彩・パステル・絵手紙等 会費:¥1,000/月 (画材自己負担) 世話人:野村 Tel/03-3394-5778 |
イタリア語で聖書を読む
原則的に、毎月第1・3火曜日 18:30~
四ツ谷ニコラバレ修道院で
講師:ジュリアーノ・デルペーロ宣教師 (聖ペトロ・パウロ労働宣教会)
内容:創世記39章 聖書とそれに伴う解説をイタリア語で読み、日本語訳と比較しながら、皆で味わい、分かち合う
問合せ・申込:Tel/080-5414-5123 高島 e-mail:itariaseisho@yahoo.co.jp
ダンテの「神曲・煉獄編」を読む
毎月1回 いずれも水曜日 18:30~
四ツ谷ニコラバレ修道院で
内容:ダンテの書いた原文(イタリア語)を読む 「神曲」の書かれた時代背景や、ダンテの聖書に対する理解をひもとく
講師:ジュリアーノ・デルペーロ宣教師 (聖ペトロ・パウロ労働宣教会)
問合せ・申込:Tel/080-5414-5123 高島 e-mail:kazumi_ginori@hotmail.com
「土曜アカデミー」
下記土曜日の9:30~12:30
岐部ホール4F404で(麹町教会敷地内JR,東京メトロ四ツ谷駅から徒歩2分)
テーマ:超越理解と理性の自己発見―I古代と中世 冬学期プログラム
予定:「中世:哲学・神学・神秘思想」 (9世紀-15世紀)
初期スコラ学
10/12 ヨハネス・エリウゲナ[「自然」:神と世界の大系](9世紀)
10/19 カンタベリーのアンセルムス[理解を求める信仰](11世紀)
10/26 クレルヴォーのベルナルドゥス[愛の神学:シトー会](12世紀)
講師と連絡先:K・リーゼンフーバー(上智大学名誉教授) (〒102-8571千代田区紀尾井町7-1上智大学内 S.J.ハウス)
Tel/03-3238-5124(直通) 5111(伝言) Fax/03-3238-5056
アカデミーの詳細な紹介と解説
http://www.jesuits.or.jp/~j_riesenhube/index.html
日本カトリック障害者連絡協議会(カ障連)
研修セミナー「神の光の中でともに歩む
―難病者と発達障害者をとおして―」
10/13(日)13:00~16:00(受付12:30~)
幼きイエス会ニコラ・バレ修道院(JR四ツ谷駅麹町口左手すぐ)
テーマ「苦しみを捧げて」
話:篠原三恵子(1990年、筋痛性脳脊髄炎を発症。2005年から寝たきりに近い生活に。病気の正しい認知と患者の社会保障を求めて「慢性疲労症候群をともに考える会」を発足、NPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」となり理事長)
テーマ「発達障害と信仰」
話:吉川康夫(注意欠陥多動性障害AD/HD当事者、神戸大学教育学部数学科卒業。副専攻養護学校教員課程。社会福祉法人白百合学園と児童福祉・障害者福祉・老人福祉にたずさわりながら「脳とこころ」をテーマに研究と療育の実践を続けている。特定非営利法人発達障害児療育センターしらゆりセンター長)
参加無料(献金箱あり)
主催・連絡先:日本カトリック障害者連絡協議会 吉田 Tel/090-1408-1591 Tel/Fax 03-3269-4468
ラウダを歌う会
10/28(月)10:30~12:00
四谷サンパウロ宣教センター4階聖堂で(Tel/03-3357-7651)
参加費:¥1,000
講師:杉本ゆり
対象:キリスト教の歌として中世の単旋律賛歌に興味を持ってくださる方
予約申込:Tel・Fax/0422-32-6074 e-mail:yuri-francesca@nifty.com
曲目:Ave Maria(ラテン聖歌)Da ciel venne(お告げのラウダ)
音楽会
ヴォーカル・アンサンブル カペラ2013/
14シーズン定期公演
ジョスカン・デ・プレ ミサ曲連続演奏会 ミサ《アド・フガム》グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会 10/16(水) 19:15開演(18:45開場)
関口教会聖マリア大聖堂で
18:55~花井哲郎(音楽監督)説明 グレゴリオ聖歌 ミサ固有唱 ジョスカン・デ・プレ ミサ《アド・フガム》ほか
料金:[前売]一般¥4,200 ペア¥7,400 学生¥2,500[当日]一般¥4,700
※全自由席
前売券取扱:スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) Tel/03-3941-4971
サンパウロ(四谷駅前)Tel/03-3357-8642 他
主催・問合せ:フォンス・フローリス
担当:大塚(9:00~18:00)Tel/090-2525-0874 e-mail:otsuka@fonsfloris.com
「祈りのコンサート」
~聖パウロ修道会山内堅冶神父様より聖歌のレクチャーをいただいて~
10/20(日)13:30開場 14:00開演
サンパウロ宣教センター4F聖パウロ記念チャペルで
第1部「み言葉に聴き、み言葉を歌う」パウロの書簡や福音書の言葉より
曲目:希望、絶えず祈りなさい、門をたたきなさい、キリストは生きておられる 他
第2部 歌曲集「歌の花束」~夭折の詩人堀明子『四季の色』より
曲目:おいも、お母さん、夜、月、ABCD 他
レクチャー:山内堅冶神父(聖パウロ修道会)
作曲・ギター:原公一郎 ソプラノ:北村梨里子
入場料:¥2,500
申込・問合せ:
e-mail:ave.maris.stella12@gmail.com
Tel/03-3391-9140 Fax/03-6683-8116(北村)
ホープウィズクラシック
クリスマスチャリティーコンサート
~癒しへの誘い~vol5 荘厳なパイプオルガン、美しい歌とピアノハーモニーが奏でるクリスマス名曲の数々
12/2(月)19:00開演(18:30開場)
東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂で
入場料金:¥4,000
チケット問合せ:ホープウィズチャリティーコンサート事務局Tel/080-6550-4672 ドンボスコ社Tel/03-3351-7041
収益の一部はカリタスジャパンを通じて東日本大震災復興支援のために
出演:高橋薫子(ソプラノ) 小林由香(メゾ・ソプラノ) 樋口達哉(テノール)
立花敏弘(バリトン) 青田絹江(オルガン) 北村晶子(ピアノ・編曲)
曲目:Xマスキャロルメドレー アヴェマリア トッカーターとフーガ 二短調 他
主催・問合せ:ホープウィズチャリティーコンサート実行委員会Tel/090-4169-8196
後援:ドン・ボスコ社、キリスト新聞社、カリタスジャパン
味わい、見よ、主の恵み深さを
―ラウデージによるスペイン音楽の800年―
10/14 15:00 開演
聖母病院聖堂で
内容:スペイン古典礼、ヤコブ典礼写本より、聖母マリアのカンティガス、モンセラート巡礼歌、古トレド聖歌 他
演奏者:ラウデージ東京
指揮・監修 杉本ゆり
問合せ:0422-32-6074(杉本) e-mail:yuri-francesca@nifty.com
聖歌メンバー募集
「グレゴリオ聖歌研究会」メンバー
10/21 11/18 12/2(月)
東久留米市東部地域センター2F音楽室で(東久留米市大門町2-10-5 Tel/042-470-8020)
入会金:¥3,000
月会費:¥3,000 楽譜代(コピー代)別途必要
グレゴリオ聖歌:Ⅰ”Ave Maria” Ⅱ”Ut queant laxis” Ⅲ”Alma Redemptoris Mater”
純正律でうたう練習!うまく出来るようになれば 12/14(土)の第11回定演参加
フォーレレクイエムメンバー
10/8 10/15 11/5 11/12 12/10(火) 12/12(木)GP 本番会場 12/14(土)本番
東久留米市市民ひろば1Fで(赤いGPのステージ)通常は東久留米本町3-3-1 Tel/042-470-7813
GP:豊島区西池袋2-31-3
http://www.jiyu.jp/Tel/03-3971-7535
本番:同上
※トラさん:音大生3年生以上
謝礼:¥10,000~20,000交通費込み
※一般の方:有る程度ソルフェージュ力(りょく)があればベスト
参加費はメンバーと同じ条件
※人数:テナー3名 アルト2名
その他
桜町聖ヨハネ祭
10/13(日)10:30~14:30
小金井教会ヨハネ会構内で(小金井市桜町1-2-20 JR中央線武蔵小金井駅北口で西武バス桜町病院前下車)
新品雑貨、全国修道院のクッキーなど、ビンゴ大会、ミニSLほかの各種イベント、医療相談、介護相談
収益金は東日本大震災支援に寄付
連絡先:桜町聖ヨハネ祭実行委員会事務局 Tel/042-384-4403
聖心女子専門学校【英語科・保育科】学校説明会
10/26 11/9(土)14:00~
聖心女子専門学校講堂で(港区白金4-11-1)
各科の説明、学校紹介のDVD、学校見学、教員・在校生も交えた懇談会
英語科保育科ともに夜の個別相談会は10/21 11/18(月)17:30~
問合せ:Tel/03-3442-8649 e-mail:nfo@sen-sacred-heart.ac.jp
予約不要
http://www.sen-sacred-heart.ac.jp
聖マリアンナ・チャペル・ギャラリーのご案内
開催中11/27まで 10:00~17:00
聖マリアンナ医科大学病院3F小聖堂チャペル・ギャラリーで(〒216-8511 川崎市宮前区菅生2-16-1)
道の光・いのちの言葉書展 山崎絹心(鷺沼教会信徒)
入場無料
問合せ:Tel/090-9687-0480 山野尊行
「VIVID」
★11月号(No.307)は、11月3日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切:9月22日(日)
★12月号(No.308)は、12月1日(日)に各教会で配布予定。
情報掲載希望原稿の〆切:10月20日(日)
必要事項を記入の上、郵便かFaxまたはEメールで下記へお送りください。 ただし、締切り日を過ぎたもの、内容が教区ニュースにふさわしくないと判断されたものについては掲載しないことがありますので、予めご了承ください。 掲載無料です。
〒112-0014 東京都文京区関口3-16-15
東京教区事務局 浦野雄二神父
Tel:03-3943-2301 Fax:03-3944-8511
e-mail:vivid@tokyo.catholic.jp