お知らせ

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2026年復活祭 菊地功枢機卿メッセージ

2026年04月04日

2026年復活祭 菊地功枢機卿メッセージ

主イエスの復活は、新しいいのちの始まりであり、永遠のいのちへとわたしたちを導く、御父の愛の勝利のお祝いです。いのちを生きる希望のお祝いです。

皆様、主イエスの御復活、おめでとうございます。

この復活祭、または復活節に、各地の教会で洗礼を受けられるみなさん、おめでとうございます。皆さんを迎え入れる教会共同体と心を合わせ、喜びのうちに皆さんをお迎えいたします。

2020年に始まった感染症によるいのちの危機以来、世界は常にいのちの危機に直面しています。この時期に始まったウクライナやガザでの紛争状態は解決することなく、いまでも多くの人が暴力にさらされいのちの危機に心安まることのない毎日を過ごしておられます。加えて現時点でも、米国やイスラエルによるイラン攻撃によって始まった戦争状態は終結せず、さらに多くのいのちが危機に直面させられています。いのちに対する暴力は絶望を生み出し、いのちを生きる希望を奪い去ります。

十字架における受難と死を通じて新しいいのちへと復活された主は、わたしたちが同じ新しいいのちのうちに生きるようにと招きながら、ともに歩んでくださいます。復活された主イエスは、わたしたちの希望であるキリストです。しかしながら世界は、その招きに応えようともせずに神に背を向け、絶望を生み出し続けています。

教皇様は先日の受難の主日のミサ説教で、「〈平和の君であるイエス〉―これがわたしたちの神です。この神は、戦争を拒絶します。戦争を正当化するためにいかなるものをも用いることができません。戦争を行う者の祈りには耳を傾けず、そのような祈りを拒絶してこういわれます。『どれほど祈りを繰り返しても、決して聞かない。お前たちの血にまみれた手を』(イザ1・15)」と力強く宣言されました。

今年の復活祭にあたり、わたしたちも教皇様と心を合わせ、復活の主、栄光の神である主イエスに導かれながら、声を大にして政治のリーダーたちに呼びかけたいと思います。「神は愛です。あわれみを持ってください。武器を捨ててください。あなた方が兄弟であることを思いだしてください」

同時に、東京教区にとっては、姉妹教会であるミャンマーの皆さんのことも忘れないようにしたいと思います。すべての命が守られるよう祈りましょう。

復活祭にあたり、互いに支え合い、ともに歩む中で絆を深め、いのちを生きる希望を心に抱き、その希望を一人でも多くの人に届ける者となる決意を新たにいたしましょう。いのちの与え主である神の平和が、この世界を支配するように、祈り呼びかけ続けましょう。