お知らせ

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菊地功大司教、枢機卿に任命

2024年10月07日

菊地功大司教、枢機卿に任命

東京教区の皆様

†主の平和
教皇フランシスコは、ローマ時間10月6日正午(日本時間午後7時)、バチカン・サンピエトロ広場に集まった巡礼者や訪問者に向けての「お告げの祈り」において、タルチシオ菊地功東京大司教を含む21名を枢機卿に任命することを発表なさいました。

菊地大司教の枢機卿任命は東京教区にとっても大きな喜びであり、誇りです。わたしたちの牧者である菊地枢機卿を、父である神様がこれまで以上にお守りくださるよう、皆様のお祈りをお願いいたします。

東京大司教区
補佐司教
アンドレア・レンボ


※菊地枢機卿が自身のブログ「司教の日記」に記した枢機卿任命に際するメッセージの一部を抜粋してご紹介いたします。

驚きました。心の底からこれだけ驚いたのは久しぶりなほどに驚きました。そして困惑しました。枢機卿は単なる名誉職ではなく、教皇様の顧問として果たすべき役割が多々あることを考えると、自分の足りなさばかりが浮かんできます。そもそもわたしはイタリア語が初歩の初歩で、やっと日常会話が理解できる程度です。教皇様とのコミュニケーションには、少なくとも英語の通訳が必要です。

12月8日に親任のための枢機卿会が行われるそうです。それまでどんな準備が必要なのか、見当もつきません。せっかくいまローマにいるのに、正式な通知は何もないですから、すべてニュースで聞いているだけです。

一緒に神言会の会員がもう一人枢機卿に任命されました。セルビアのベオグラードのネメット大司教さんです。以前から存じ上げている兄弟会員です。神言会は来年、創立150年をお祝いします。この150年の歴史の中で、これまで枢機卿は、1967年に帰天された北京の大司教であったトマス田(ティエン)枢機卿様お一人だけでした。今回、二人目と三人目の枢機卿が誕生したことは、神言会にとっての名誉になったかと思います。

また同時に、この任命はわたし個人の名誉ではなくて、日本の教会にとって、また特に東京教区にとって大きな名誉です。加えて、現在その総裁を務めさせていただいている国際カリタスにとっても名誉であると思います。

さらには、今回、次期FABC副会長のフィリピンのパブロ・ダビド司教様も枢機卿任命を受けたことで、FABCにとっても大きな意味を持つ名誉ある任命となったかと思います。

たくさんの皆様からお祝いのメッセージやメールをいただきました。心から感謝申し上げます。繰り返しですが、自分の身に余る役目を仰せつかったと思います。自分の足りなさに身が縮む思いをしています。どうかこれからも皆様のお祈りで支えてくださるように、心からお願い申し上げます。