お知らせ

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ケルン大司教ヴェルキ枢機卿からのお見舞い

2024年01月26日

今年の1月1日に発生した能登半島地震と1月2日の航空機衝突事故に際し、ケルン大司教のヴェルキ枢機卿様より菊地大司教宛にお見舞いのメッセージが届いたのでご紹介いたします。

2024年1月8日、ケルンにて
 
親愛なる菊地大司教様、
 
新年早々、日本を襲った大地震のニュースを耳にしました。
 
死者と負傷者の数はまだ公式には明らかになっていませんが、わたしたちはすでにこの自然災害がどれだけ大変な規模かを知っています。今年迎える両教区のパートナーシップ70周年とは別に、皆様にお見舞いを申し上げます。東京大司教区である司牧者である大司教様は、震源地が西日本の能登地方であっても、信者の方々の運命と特別なつながりがあります。ドイツにいるわたしたちにとっては、2011年に福島第一原発を破壊する以上の力を持っていた、恐ろしい津波の記憶がすぐに思い浮かびます。
 
主である神が、このような恐ろしい災害を皆様から、そして日本から遠ざけてくださいますように。東京の羽田空港で航空機が衝突し、5名の方が亡くなられましたが、その航空機が援助を届けるために被災地に向かおうとしていた人たちであったことを考えると、このような偶然はわたしたちの理解を超えています。
 
ドイツ国民は引き続き、日本の動向を憂慮しながら見守っていること、そしてカトリック信者は、犠牲者の方々とその家族とともに、祈りのうちに団結していることをお伝えいたします。
 
もし、東京大司教区や日本の教会で緊急事態が発生したら、わたしたちにお知らせください。この状況における苦痛や痛みを和らげるために私たちにできることがあれば、遠慮なくご連絡ください。
 
たとえそれが簡単ではないことでも、この一年、皆様方がくじけることなく、神様の豊かな祝福に恵まれますようお祈りいたします。
 
祈りのうちに
 
+枢機卿 ライナー・マリア・ヴェルキ
翻訳:カトリック東京大司教区広報