お知らせ

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教皇、大阪教区と高松教区の統合を発表

2023年08月16日

教皇フランシスコは、ローマ時間8月15日12時(日本時間19時)、大阪教区と高松教区を統合し、新たに大阪・高松大司教区を設立、その初代大司教として前田万葉枢機卿を任命することを発表されました。新しい教区の日本語における正式名称は、後日、大阪教区より発表される予定です。

なお、菊地功大司教は8月15日の「司教の日記」の中で新教区設立について次のように述べています。

「日本の教区の区割りは、20世紀初頭の鉄道網のつながりとその当時の人口分布を優先して決められていますので、21世紀の今では事情が異なる中で、様々な課題が出ております。同時に、社会の人口動態に合わせて、教会の信徒数も移り変わっています。加えて近年、子供の数が社会一般で減少するのに合わせて、司祭召命も少なくなっており、戦後の一時期に叙階された多くの先輩司祭の後を継ぐ若手の司祭が不足しています。様々な事情を勘案して、この数年、大阪教区と高松教区を一緒にすることが検討されてきたと伺っています。司教省の管轄する国では、例えばイタリアのように教区の合併は珍しくありませんが、福音宣教省の管轄する国では、あまり例がないために、福音宣教省も決断をして教皇様に答申をするまで、かなり慎重に検討を重ねてきたと聞いています。」

新しい門出を迎える大阪、高松の信者の皆様のため、そして重責を担われる前田枢機卿様のためにお祈りください。

教皇庁による公示はこちら(英語)
カトリック中央協議会による発表はこちら