これまで何度か申し上げてきたように、 「シノドスヘの歩み」とは 「提言をまとめ、提出すること」ではありません。 特に 「教会をこのように改革したい（してほしい）」という組織論は 「シノドス的」ではありません。

そもそも、 何らかの結論を出すことはシノドスの目的ではありません。 分かち合うこと、 特に聴くこと、 耳を傾けることこそがシノドス的教会のあり方です。 今年の 「世界宣教の日」のテーマが 「聞きなさい！」であることはそれを強く示唆しています。
そのため、 教区シノドス担当者の小西神父様はじめ、 教区シノドスチー ムでは、 小グループでの分かち合いを度々勧めてまいりました。 しかし 「 どのようにすればいいのか分からない」という声も聞かれます。 そのため、 教区シノドスチームでは 「『ともに旅する教会』をめざして 10の問いかけのためのハンドブック」を作成いたしました。

このハンドブックは、 教皇庁シノドス事務局から提示された 「シノドス準備文書」にある10の設問をもとに作成された分かち合いのためのハンドブックです。 設問に基づき、 わたしたちの今日に適応できるように、 いくつかの分かち合いのための問いかけを作りました。皆さんの集いの中でこのハンドブックを活用しながら、 「聴く教会」、「ともに歩む教会」を体験してください。

※ハンドブックのPDF版はこちらからダウンロードできます。