台風15号 被災地でのボランティア活動は直接自治体へ

2019年09月17日

教区の災害対応チームが現地調査をした結果、9月17日時点では、諸般の事情により東日本大震災のようなボランティアベースを開設しての活動(宿泊の提供もしながらの活動)は行えませんので、ボランティア活動志願の人は各々、直接自治体で登録してもらうことになりました。以下はその報告です。

※上の写真は鴨川教会の屋根です。

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災害対応チームより

2019年9月17日

9月8日~9日の台風によって被害を受けられた方々に、お見舞い申し上げます。

台風15号による停電が起きてから1週間、依然として6万戸で停電が続いています。現地では電気自動車を含む電源車&給水車が見られ、また通電火災(停電復旧後の再通電からの漏電による)も起こっています。被災の状況が把握できてない自治体もあり、被害はさらに増える見込みといわれています。状況が長引き、震災関連死とみられる方も出ています。

教会の損害は教区本部で把握しますが、停電により電話を含む通信機能が不能となり、信徒の皆さんの状態も確認できないでいるという神父様の声もあります。11日には都内在住の方がCJ事務局に、「『南房総地区の被害が大きいが住民が高齢のため対応がままならない」と現地が言っている』と連絡をくださいました。

4月1日に発足したばかりの東京教区災害対応チームとしては、現時点で教会関係という枠を超えて、被災地域にボランティアをつなぎ、関わるという構想を持っています。しかし活動の基本となるカトリック中央協議会・カリタスジャパン(以下CJと表記)の「災害対応マニュアル」が未発刊なので、総務省の関連テキストで机上の研修を始めたばかりでした。

【12日に第1調査】
一部に信号機・トンネル照明の不具合、通信不能の箇所はありましたが、通行できるルートを探し出し、木更津、鋸南、館山を日中に回りました。各自治体の役場を回りましたが、この時点ではボランティア受付前であったことから明確なことはうかがえませんでした。ただ、例えば、行き当たりばったり出会った住民の方の屋根に、応急のブルーシートを張るお手伝いして帰るといった内容でした。しかも道路の電気系統がストップしているため明るいうちにしかできないため時間が限られる、とのことでした。

【16日に第2調査】
千葉の損害の情報が入ってくる中、CJ災害対応マニュアル編集にかかわっている一般社団法人JLMMの2人も加わり、前回時間切れになって回れなかった木更津、鋸南、館山の調査と、役所との話し合いを、鴨川市周辺も加えて行いました。持ち帰った情報の結果、現時点でボランティアは各々自治体の受付に直接向かい、登録してもらうこととし、東日本大震災のようなボランティアベースでの活動(宿泊の提供もしながらの活動)は行えないということになりました。理由は (1) ベース候補の家屋が損傷を受けていること (2) 倒木の伐採や、屋根を修理できる専門職人材を第一に欲していること (3) 信号不能など安全面の不安――です。別の方法も考えていますが、関係各所との調整が要るので、確認の上、後日呼び掛けいたします。

東京から高速道路使用して1時間半高速バス、鉄道再開したという距離の被災地でもありますので、各所のボランティア受付情報を利用してくださればと思います。

今回、通信手段の問題等で報告が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。また、私どもが地理的に知っている地域に先に入ったことなどの事情をご賢察くださいますよう、お願い致します。

なにかありましたら主任神父様経由で連絡いただければ幸いです。