お知らせ
東京カテドラル大改修工事について
2007年08月15日
東京教区の信者の皆様
東京カテドラル大改修工事について
+ 主の平和
平和旬間を締めくくる聖母被昇天の祭日にあたり、皆様の上に、そして世界中のすべての人の上に神からの平和がありますようお祈り申し上げます。
わたくしが東京大司教として着座してから、この9月3日で7周年を迎えます。これまでこの重責を果たすことができましたのも、神のいつくしみと皆様のご理解・ご協力のたまものと感謝しております。
さて、カテドラルの大改修工事は、皆様のお祈りと多大なご協力のおかげで無事、順調に進み、工事完了を目前にしております。外見上は以前とあまり変わりなく感じられるかもしれませんが、これまでのような雨水の浸入による下地のサビや、その結果として外壁の一部がはがれるという心配もなくなり、安心してカテドラルを使うことができるようになりました。新たになった大聖堂が、これまで以上に神のいつくしみを伝える場、人々が祈りと賛美をささげる場として生かされるよう願っております。
皆様にお願いした献金も、7月末現在、下記のとおり約1億8千8百万円が教区本部に送られてきています。皆様のご協力に深く感謝申し上げます。今回の募金は今年中に3億円を集めることを目標として行なわれていますので、目標達成までには残り1億1千2百万円ということになりますが、今の時点は各小教区などで献金を集めている最中であると考えており、今後の献金に期待しております。今後ともなおいっそうのご協力をよろしくお願い申し上げます。
これで一段落ということではありますが、カテドラル構内にはまだ多くの課題があります。特に2つの点について皆様のご理解をいただきたいと存じます。
1つは病気の司祭や高齢の引退司祭の住居の問題です。現在カテドラル構内には司祭の家があり、病気・高齢の司祭が6名居住することができますが、すでに満室の状態で、司祭の高齢化を考えると早急に対処しなければなりません。
もう1つは教区本部の建物、すなわち司教館であります。1階部分は戦前からあるレンガ造りですが、現代の教区本部のオフィスとしてはスペースの面でも機能の面でも限界があります。
2階は木造で戦後増設されましたが、老朽化し、傷みも激しく、地震に対しては極めて弱いと指摘されております。ここに司教・司祭が居住していますが、生活の場として極めて不便で不安な状態です。
これらの問題を解決するため、今後10~20年先まで考えながら全体の計画を詰めていきたいと考えております。具体的なプランができましたら皆様にお知らせいたしますが、なにとぞご理解・ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、今回の大改修工事の完了に感謝して下記のとおり記念行事を行います。特にミサの中でともに賛美と感謝をささげることができれば幸いに存じます。
感謝のうちに、皆様の上に神の豊かな祝福を祈りつつ。
東京大司教 ペトロ 岡田武夫
2007年7月31日現在の募金状況
単位(円) | ||
個 人 |
1,281 |
67,412,348 |
合 計 | 1,527 | 188,062,900 |
カテドラル大改修工事完了記念行事
9月30日(日)
14:30 大改修工事報告会(ケルンホールにて)
9月30日(日)
16:00 大改修工事完了記念ミサ(大聖堂にて)
10月12日(金)
19:00 オルガン・コンサート(大聖堂にて)
※ オルガン・コンサートでは自由献金をお願いすることにしておりますが、入場には整理券が必要です。電話またはEメールにてお問い合わせください。
Tel: 03-3941-3029 cathedral@tokyo.catholic.jp