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一粒会について

一粒会について

一粒会について

一粒会(いちりゅうかい)は神学生の養成を援助するための活動です。

1938年に東京大司教に任命された土井辰雄師の司教叙階式に参列した信徒たちの数人が、司祭召命と養成のために「何かをしなくては」と思い立ったのが一粒会発足のきっかけとなりました。その頃、軍国主義の高まりによって外国人宣教師たちに対する迫害や追放など、教会にもさまざまな圧迫があり司祭召命に危機感を抱く信徒が少なからずいたのでした。

当時の一粒会の規則は、司祭召命のために毎日「主祷文(主の祈り)」を一回唱え、祈りのあとに1銭(1円の百分の一)を献金するというものでした。一粒会という名称は「小さな粒を毎日一粒ずつ貯えていく実行、しかも行いを長続きさせるということを考慮に入れての命名」だったそうです。

戦中・戦後、途絶えていた一粒会の活動は1955年頃に復活し、現在に至っています。東京教区の「一粒会」の会員は教区民全員です。会長は菊地功大司教です。神学生養成のために皆さまの心のこもったお祈りと献金のご協力をお願いします。

「一粒会」への献金は各教会で行なっていますが、個人的でも行えます。
下記郵便振替口座か銀行口座をご利用ください。

※ 三菱東京UFJ銀行 江戸川橋支店 店番号060 普通4394587
  「宗教法人カトリック東京大司教区 一粒会 」

カトリック東京大司教 タルチシオ菊地功より

わたしたちは、神から愛されて創造された命を生きる者として、すべての人がそれぞれ独特の使命を与えられています。神に呼ばれているのです。それが「召命」です。

その使命の中には、司祭・修道者への召命もあります。その召命のために祈り、献金することを目的として「一粒会」が結成されました。

神からの呼びかけを感じながらも、一歩を踏み出すことのできない人もおられます。思い巡らしている方もいるでしょう。彼らのためにどうか祈ってください。

また、今、養成を受けている神学生のために、そして養成に携わっている者のためにもお祈りください。神学生の家族を、祈りで支えましょう。

ともに祈りを持って、司祭・修道者への召命を支えて参りましょう。一粒会会員の皆様の祈りと献金に感謝します。

これからも、皆さまの一層のご配慮ご協力をお願いします。

司祭の召し出しを願う祈り

主よ
あなたは御独り子イエスの名によって
過ぎ越しの食事を整えて、
救いのいけにえを捧げ、
言葉と秘跡によって人々を導く司祭職を定めてくださいました。
いつくしみ深い父よ
教会に、あなたのいつくしみと愛に溢れる招きの声を満ちわたらせ、
わたしたちのうちから救いのみ業に奉仕する司祭を数多く召し出してください。
あなたのみ業が司祭によって告げられ、この世界が聖化され、
すべての人が一つの家族、一つの民としてあなたのもとに集まり、
共に栄光を讃えることができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。