教区の歴史
ケルンカテドラルにおける堅信式での挨拶
2004年05月29日
(2004年5月29日夕、ケルンのカテドラルでマイスナー枢機卿主司式の堅信式のミサが捧げられ、岡田大司教はミサの閉祭のときに次のように挨拶した。なお岡田大司教はマイスナー枢機卿と一緒にケルン教区の信徒へも堅信の秘跡を授けた)
マイスナー枢機卿様とケルン教区の皆様
本日は皆様とご一緒に堅信の秘跡を授け、ごミサを共に捧げることができましたことを心から感謝いたします。遠く日本からもケルンまで巡礼して、今、堅信を受けられかたがおられます。おめでとうございます。はるばるケルンまでこられてこの大聖堂で多くのケルン教区の皆さんとご一緒にこの秘跡をお受けになりました。大きな恵みであると思います。今日お受けになった聖霊の賜物を生涯大切にし、それぞれの場と環境の中で、キリストの使徒として立派に福音を宣べ伝え証ししてくださるようお願いいたします。
ケルン教区の皆様、わたくしはケルン教区・東京教区友好50周年を祝うため、マイスナー枢機卿様からご招待いただき、ケルン教区を訪問いたしました。この50年の間に賜った数々のご好意、ご支援、お祈りに心から感謝いたします。東京教区も皆様のため、とくに司祭の召命のために心からの祈りを捧げております。
東京とその周辺で生きる人々は多くの困難・問題に直面しております。また現代世界の情勢も大変厳しく、戦争や紛争が絶えません。決して楽観を許さない状況にあります。わたしたち教会が世界平和のために果たす役割にはますます大きくなりました。教会は世界の平和と進歩のために貢献するという使命を与えられています。わたくしはケルンの皆様と力を合わせてアジアの教会、とくにミャンマーの教会との友好関係を深め、できる支援を継続し強化し、その働きを通してこの使命を遂行していく所存です。どうか今後も皆様からのご支援、ご指導、お祈りを切にお願いする次第です。